JP5087623B2 - 測定装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、測定装置およびプログラムに関する。特に本発明は、送信デバイスから出力される直交周波数分割多重変調信号(OFDM変調信号)の電力を測定する測定装置およびプログラムに関する。本出願は、下記の日本出願に関連する。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の一部とする。
1.特願2007−207066 出願日 2007年8月8日
例えばワイヤレスLAN(IEEE802.16e)等の通信規格において、OFDM(直交周波数分割多重)変調方式が採用されている。OFDM変調方式が採用されたOFDM通信装置は、直交周波数分割多重変調信号(以下、OFDM変調信号と呼ぶ。)を送受信する。OFDM通信装置は、送信時においては、送信すべきデータをIFFT(逆高速フーリエ変換)演算をしてOFDM変調信号を生成する。また、OFDM通信装置は、受信時においては、受信したOFDM変調信号に対してFFT(高速フーリエ変換)演算をして、各サブキャリアに変調されていたデータを抽出する。
特開2002−206160号公報
通信装置の送信信号の電力を測定する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、OFDM通信装置の送信電力を測定して、当該OFDM通信装置の特性を測定する場合、OFDM変調信号を長期間サンプリングして平均電力を算出しなければならなかった。
そこで本明細書に含まれる技術革新(イノベーション)の1つの側面においては、上記の課題を解決することのできる測定装置およびプログラムを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本明細書に含まれるイノベーションに関連する第1の側面による測定装置の一つの例によると、送信デバイスから出力される直交周波数分割多重変調信号(OFDM変調信号)の電力を測定する測定装置であって、繰返し期間毎に所定波形を繰り返すOFDM変調信号を送信デバイスから出力させる出力制御部と、送信デバイスにより出力されたOFDM変調信号の、繰返し期間の整数倍に対応する測定期間の電力を測定する電力測定部とを備える測定装置を提供する。
また、本明細書に含まれるイノベーションに関連する第2の側面によるプログラムの一つの例によると、送信デバイスから出力される直交周波数分割多重変調信号(OFDM変調信号)の電力を測定する測定装置として、情報処理装置を機能させるプログラムであって、情報処理装置を、繰返し期間毎に所定波形を繰り返すOFDM変調信号を送信デバイスから出力させる出力制御部と、送信デバイスにより出力されたOFDM変調信号の、繰返し期間の整数倍に対応する測定期間の電力を測定する電力測定部として機能させるを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
図1は、本発明の実施形態に係る試験装置10の構成を被試験送信装置100とともに示す。 図2は、被試験送信装置100から出力されたOFDM変調信号の繰返し期間、および、電力測定部16による電力の測定期間の一例を示す。 図3は、本発明の実施形態に係る出力制御部12が被試験送信装置100から出力されるOFDM変調信号のパイロット信号およびデータ信号の配置の一例を示す。 図4は、OFDMシンボルおよびOFDMシンボルのサンプリング周波数の一例を示す。 図5は、QPSK変調されたデータ信号の直交座標上の信号点および16QAM変調されたデータ信号の直交座標上の信号点を示す。 図6は、本発明の実施形態の変形例に係る試験装置10の構成を被試験キャリア変調装置200とともに示す。 図7は、本発明の実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
符号の説明
10・・・試験装置、12・・・出力制御部、14・・・入力部、16・・・電力測定部、18・・・比較部、30・・・信号発生部、32・・・ダウンコンバータ、34・・・AD変換部、36・・・直交復調部、38・・・信号格納部、40・・・送信部、100・・・被試験送信装置、200・・・被試験キャリア変調装置、1900・・・コンピュータ、2000・・・CPU、2010・・・ROM、2020・・・RAM、2030・・・通信インターフェイス、2040・・・ハードディスクドライブ、2050・・・フレキシブルディスク・ドライブ、2060・・・CD−ROMドライブ、2070・・・入出力チップ、2075・・・グラフィック・コントローラ、2080・・・表示装置
2082・・・ホスト・コントローラ、2084・・・入出力コントローラ、2090・・・フレキシブルディスク、2095・・・CD−ROM
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る試験装置10の構成を被試験送信装置100とともに示す。被試験送信装置100は、本発明に係る送信デバイスの一例である。被試験送信装置100は、OFDM変調方式を採用した送信装置であり、所定周波数のキャリア信号によりOFDM変調信号を直交変調した送信信号を出力する。
試験装置10は、本発明の測定装置の一例である。試験装置10は、被試験送信装置100から出力されるOFDM変調信号の電力を測定し、測定結果に基づき被試験送信装置100の良否を判定する。
試験装置10は、出力制御部12と、入力部14と、電力測定部16と、比較部18とを備える。出力制御部12は、繰返し期間毎に所定波形を繰り返すOFDM変調信号をキャリア信号により変調した送信信号を、被試験送信装置100から出力させる。OFDM変調信号は、一例として、IEEE802.16eに規定された信号であってよい。出力制御部12は、一例として、信号発生部30を有してよい。信号発生部30は、送信データを被試験送信装置100に供給し、送信データが変調された送信信号を被試験送信装置100から出力させる。
入力部14は、被試験送信装置100から出力された、繰返し期間の整数倍に対応する測定期間のOFDM変調信号を入力する。入力部14は、一例として、ダウンコンバータ32と、AD変換部34と、直交復調部36と、信号格納部38とを有してよい。ダウンコンバータ32は、被試験送信装置100から出力された送信信号のキャリア周波数をダウンコンバートする。ダウンコンバータ32は、送信信号をダウンコンバートした結果得られるIF信号を出力する。
AD変換部34は、ダウンコンバータ32により出力されたIF信号をサンプリングしてデジタル化する。なお、AD変換部34は、被試験送信装置100から出力された送信信号をダウンコンバータ32を介さずに直接サンプリングしてデジタル化してもよい。直交復調部36は、AD変換部34によりデジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンド信号(I信号、Q信号)を出力する。
信号格納部38は、直交復調部36から出力されたベースバンド信号を順次に格納する。信号格納部38は、一例として、直交復調部36から出力されたベースバンド信号の各サンプルを、アドレス順に順次に格納する。ここで、信号格納部38は、ベースバンド信号の各サンプルを測定期間分格納する。直交復調部36は、一例として、繰返し期間の整数倍の測定期間分のサンプル数のベースバンド信号を格納してよい。
電力測定部16は、被試験送信装置100により出力されたOFDM変調信号の測定期間の電力を測定する。電力測定部16は、一例として、信号格納部38に格納された測定期間分のサンプル数のベースバンド信号の電力を算出してよい。より具体的には、電力測定部16は、サンプル(n)毎に実数成分(I)の2乗と直交成分(Q)の2乗とを加算した値(I +Q )を算出し、この値を測定期間の全サンプル分総和した総和値(Σ(I +Q ))を電力として算出してよい。さらに、電力測定部16は、一例として、総和値(Σ(I +Q ))を測定期間のサンプル数Nにより除算した平均値(Σ(I +Q )/N)を、電力として算出してよい。
比較部18は、被試験送信装置100から出力されるべきOFDM変調信号の電力の期待値と、電力測定部16により測定された電力とを比較して、被試験送信装置100の良否を判定してよい。このような試験装置10によれば、被試験送信装置100から出力されたOFDM変調信号の電力を短時間に測定することができる。これにより、試験装置10によれば、被試験送信装置100を高速に試験することができる。
図2は、被試験送信装置100から出力されたOFDM変調信号の繰返し期間、および、電力測定部16による電力の測定期間の一例を示す。出力制御部12は、OFDMシンボルの整数倍の繰返し期間毎に同一波形を繰り返すOFDM変調信号を、被試験送信装置100から出力させる。出力制御部12は、例えば図2のAに示すように、3個のOFDMシンボル毎に同一の波形を繰り返すOFDM変調信号を被試験送信装置100から出力させてよい。
また、電力測定時においてはマルチパスの影響を無視することができるので、出力制御部12は、一例として、ガードインターバルを含まないOFDM変調信号を被試験送信装置100から出力させてよい。これにより、試験装置10によれば、より短時間で電力を測定することができる。
電力測定部16は、被試験送信装置100から出力されたOFDM変調信号における、繰返し期間の整数倍の測定期間の電力を測定する。電力測定部16は、例えば図2のBに示すように、繰返し期間(3OFDMシンボルの期間)の整数倍の測定期間の電力を測定してよい。
ここで、被試験送信装置100から出力されたOFDM変調信号は繰返し期間毎に波形が同一となっているので、当該OFDM変調信号のどの位置から測定期間分の信号が抽出された場合であっても、抽出した信号の電力は、同一となる。従って、電力測定部16は、任意の位置から測定期間分の信号を抽出し、抽出した信号の電力を測定してよい。すなわち、電力測定部16は、OFDMシンボルの境界以外の位置から、測定期間分のOFDM変調信号を抽出して、電力を測定することができる。
これにより、電力測定部16によれば、OFDM変調信号のシンボル同期処理を行わずに、当該OFDM変調信号の電力を測定することができる。従って、試験装置10によれば、簡易な構成により、被試験送信装置100から出力されたOFDM変調信号の電力を測定することができる。
図3は、本実施形態に係る出力制御部12が被試験送信装置100から出力されるOFDM変調信号のパイロット信号およびデータ信号の配置の一例を示す。出力制御部12は、サブキャリア方向およびOFDMシンボル方向の信号成分の配置を同一とした期間を繰り返す信号系列をIFFT変換したOFDM変調信号を、被試験送信装置100から出力させる。
OFDM変調信号の各サブキャリアには、パイロット信号およびデータ信号が信号成分として含まれている。パイロット信号は、規格等により予め定められた振幅および位相の信号成分である。パイロット信号は、予め定められたOFDMシンボルの予め定められたサブキャリアに変調される。例えば図3に示す例においては、パイロット信号は、奇数番のOFDMシンボルにおける、1、4、7、10…番目のサブキャリアに出力される。
データ信号は、パイロット信号以外の信号成分であり、例えば、ユーザにより指定された符号に応じた振幅および位相の信号である。データ信号は、一例として、BPSKおよびQPSK等の直交位相変調、または、16QAMおよび64QAM等の直交振幅変調により変調がされた信号であってよい。
ここで、出力制御部12は、一例として、パイロット信号のサブキャリア方向およびOFDMシンボル方向の配置が同一となる期間を、繰返し期間としたOFDM変調信号を、被試験送信装置100から出力させてよい。例えば図3に示す例においては、連続した3個のOFDMシンボルを含む期間を繰返し期間とした場合、各繰返し期間内におけるパイロット信号の配置が同一となる。従って、図3に示す例においては、出力制御部12は、3個のOFDMシンボルを1つの繰返し期間としたOFDM変調信号を、被試験送信装置100から出力させてよい。そして、出力制御部12は、各データ信号の符号の配置を、パイロット信号の配置が同一となる期間(図3に示す例においては3OFDMシンボル期間)毎に同一したOFDM変調信号を、被試験送信装置100から出力させる。
パイロット信号の配置は規格により決まっておりユーザにより変更することはできない。しかしながら、これにより、出力制御部12によれば、ユーザにより変更ができないパイロット信号が含まれていても、繰返し期間毎に所定波形を繰り返すOFDM変調信号を被試験送信装置100から出力させることができる。
図4は、OFDMシンボルおよびOFDMシンボルのサンプリング周波数の一例を示す。OFDMシンボルのサンプリング周波数をfOFDM(例えば、11.2MHz)、OFDM変調信号のFFTポイント数をM(例えば、1024)とした場合、n個(例えば3個)のOFDMシンボル分のOFDM変調信号をサンプリングするには、AD変換部34は、下記式(1)により表される期間Tの間、OFDM変調信号をサンプリングする必要がある。
T=(1/(fOFDM))×M×n(秒)
また、AD変換部34のサンプリング周波数をfとし、AD変換部34がn個のOFDMシンボル分の期間をサンプリングするためのサンプリング回数をmとすれば、下記式(2)が成り立つ。
(1/(fOFDM))×M×n=(1/f)×m …(2)
式(2)は、下記式(3)のように変形できる。
=(fOFDM/M)×(m/n) …(3)
ここで、m/n=Lと置き換えると、式(3)は下記式(4)のように変形できる。
=(fOFDM/M)×L …(4)
式(4)から、AD変換部34は、OFDMシンボルのサンプリング周波数(fOFDM)をFFTポイント数(M)で除算した値に、任意の数(L)を乗じた結果をサンプリング周波数(f)としてよい。そして、信号格納部38は、このサンプリング周波数(f)によりサンプリングされたOFDM変調信号を、サンプリングすべきOFDMシンボルの個数nに任意の数Lを乗じた数(n×L=m)のサンプル数分を格納する。これにより、入力部14によれば、任意の点からサンプリングを開始して、測定期間分のOFDM変調信号を、正確にサンプルすることができる。
さらに、AD変換部34は、一例として、被試験送信装置100から出力されるOFDM変調信号のサンプリング周波数fOFDM)に同期したサンプリングクロック(f)により、OFDM変調信号をサンプルしてよい。これにより、入力部14によれば、被試験送信装置100から出力されたOFDM変調信号を、更に正確に測定期間分サンプルすることができる。
なお、OFDMシンボルのサンプリング周波数fOFDMおよびFFTポイント数Mは、測定対象となる被試験送信装置100が出力するOFDM変調信号の規格により予め定められている。また、nは、繰返し期間に含まれるOFDMシンボルの個数に対応する。すなわち、nは、規格により定められたパイロット信号のサブキャリア方向およびOFDMシンボル方向の配置によって予め定められる。従って、式(3)において調整可能なパラメータは、fおよびmとなる。さらに、AD変換部34に与えられるサンプリング周波数fcの範囲は、例えば発振器の制限等から一定の範囲内となることが好ましい。
そこで、入力部14は、サンプリング周波数fcが一定の範囲内となるようにパラメータmを調整する。そして、信号格納部38は、調整されたm個分のサンプル数のOFDM変調信号を格納してよい。これにより、入力部14によれば、AD変換部34のサンプリング周波数(f)を所定の範囲内とした場合であっても、測定期間分のOFDM変調信号を正確にサンプルすることができる。
図5は、QPSK変調されたデータ信号の直交座標上の信号点および16QAM変調されたデータ信号の直交座標上の信号点を示す。出力制御部12は、直交位相変調により変調されたデータ信号をOFDM変調信号に含めることもできるし、直交振幅変調により変調されたデータ信号をOFDM変調信号に含めることもできる。
直交位相変調により変調されたデータ信号を含んだOFDM変調信号の電力は、理想的には一定となる。直交振幅変調により変調されたデータ信号を含んだOFDM変調信号の電力は、含まれる符号に応じて異なる。
ここで、図5に示した直交座標の第1象限に着目すると、第1象限に含まれる16QAMの4つの信号点の電力の平均値と、第1象限に含まれるQPSKの1つの信号点の電力とが一致することがわかる。従って、出力制御部12は、16QAMにより変調されたデータ信号をOFDM変調信号に含める場合、16QAMにより取り得る複数の信号点を平均的に出現させることにより、QPSKにより変調されたデータ信号を含んだOFDM変調信号の電力と同一とすることができる。
そこで、出力制御部12は、データ信号を直交振幅変調により変調したOFDM変調信号を被試験送信装置100から出力させる場合において、送信すべきOFDM変調信号の繰返し期間の電力を、データ信号を直交位相変調により変調したOFDM変調信号の繰返し期間における電力と略同一とする。そして、比較部18は、電力測定部16により測定された電力と、直交振幅変調によりデータ信号を変調した場合と直交位相変調によりデータ信号を変調した場合とで同一とされた期待電力とを比較する。これにより、比較部18によれば、変調方式に関わらず期待電力を共通とすることができる。従って、比較部18によれば、測定電力と期待電力とを簡易に比較することができる。
さらに、出力制御部12は、繰返し期間に含まれたデータ信号の符号の出現頻度の差が所定範囲内とされたOFDM変調信号を、被試験送信装置100から出力させてよい。出力制御部12は、一例として、繰返し期間に含まれる符号の種類毎(例えばQPSKであれば00、01、10、11毎)の出現頻度の最大値と最小値との差が、予め定められた範囲内とされたOFDM変調信号を、被試験送信装置100から出力させてよい。これにより、出力制御部12によれば、振幅および位相が所定のシンボルに偏ったOFDM変調信号を被試験送信装置100から出力させないことができる。すなわち、これにより、試験装置10によれば、被試験送信装置100の平均的な特性を測定することができる。
図6は、本実施形態の変形例に係る試験装置10の構成を被試験キャリア変調装置200とともに示す。本変形例に係る試験装置10は、図1に示した試験装置10と構成および機能が略同一であるので、図1に示した同一符号の部材と略同一の構成および機能については同一の符号を付け、以下相違点を除き説明を省略する。
本変形例に係る試験装置10は、本発明に係る送信デバイスの一例である被試験キャリア変調装置200を試験する。被試験キャリア変調装置200は、一例として、送信装置の出力段に設けられる直交変調器であってよい。
本変形例において、出力制御部12は、送信部40を更に有する。信号発生部30は、送信データを送信部40に供給する。送信部40は、与えられた送信データをIFFT変換してベースバンド(またはIF信号)のOFDM変更信号を生成し、被試験キャリア変調装置200に与える。そして、送信部40は、ベースバンド(またはIF信号)のOFDM変調信号をキャリア信号により変調した送信信号を、被試験キャリア変調装置200から出力させる。以上のような本変形例に係る試験装置10によれば、送信装置の出力段に設けられる直交変調器の特性を試験することができる。
図7は、本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して、各種の入出力装置、フレキシブルディスク・ドライブ2050等を接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を試験装置10として機能させるプログラムは、出力制御モジュールと、入力モジュールと、電力測定モジュールと、比較モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、出力制御部12、入力部14、電力測定部16および比較部18としてそれぞれ機能させる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVD、CD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク或いはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。

Claims (10)

  1. 送信デバイスから出力される直交周波数分割多重変調信号(OFDM変調信号)の電力を測定する測定装置であって、
    繰返し期間毎に同一波形を繰り返すOFDM変調信号を前記送信デバイスから出力させる出力制御部と、
    前記送信デバイスにより出力された前記OFDM変調信号の、前記繰返し期間の整数倍に対応する測定期間の電力を測定する電力測定部と
    を備える測定装置。
  2. 前記出力制御部は、繰返し期間毎に、サブキャリア方向およびOFDMシンボル方向の信号の配置が同一となる波形を繰り返すOFDM変調信号を前記送信デバイスから出力させる
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記出力制御部は、パイロット信号のサブキャリア方向およびOFDMシンボル方向の配置が同一となる期間を、前記繰返し期間とした前記OFDM変調信号を、前記送信デバイスから出力させる
    請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 前記出力制御部は、パイロット信号以外の信号成分であるデータ信号を直交振幅変調により変調したOFDM変調信号を前記送信デバイスから出力させる場合において、送信すべき前記OFDM変調信号を前記繰返し期間の電力を、前記データ信号を直交位相変調により変調したOFDM変調信号の前記繰返し期間における電力と略同一とする
    請求項に記載の測定装置。
  5. 前記電力測定部により測定された電力と、前記直交振幅変調により前記データ信号を変調した場合と前記直交位相変調により前記データ信号を変調した場合とで同一とされた期待電力とを比較する比較部を更に備える
    請求項に記載の測定装置。
  6. 前記出力制御部は、ガードインターバルを含まない前記OFDM変調信号を前記送信デバイスから出力させる
    請求項1から5の何れか1項に記載の測定装置。
  7. 前記送信デバイスにより出力された前記OFDM変調信号をサンプルし、サンプルしたOFDM変調信号を前記同一波形の周期に対応した測定期間入力する入力部を更に備え、
    前記入力部は、前記OFDM変調信号のOFDMシンボルのサンプリング周波数をFFTポイント数で除算した値に任意の数を乗じたサンプリング周波数により、前記OFDM変調信号をサンプルする
    請求項1から6の何れか1項に記載の測定装置。
  8. 前記入力部は、前記送信デバイスから出力されるOFDM変調信号のサンプリング周波数に同期したサンプリング周波数により、前記OFDM変調信号をサンプルする
    請求項に記載の測定装置。
  9. 前記出力制御部は、前記繰返し期間に含まれたデータ信号の符号の出現頻度の差が所定範囲内とされた前記OFDM変調信号を、前記送信デバイスから出力させる
    請求項1から8の何れか1項に記載の測定装置。
  10. 送信デバイスから出力される直交周波数分割多重変調信号(OFDM変調信号)の電力を測定する測定装置として、情報処理装置を機能させるプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    繰返し期間毎に同一波形を繰り返すOFDM変調信号を前記送信デバイスから出力させる出力制御部と、
    前記送信デバイスにより出力された前記OFDM変調信号の、前記繰返し期間の整数倍に対応する測定期間の電力を測定する電力測定部と
    して機能させるプログラム。
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