JPH0856242A - デジタル変調信号のビット誤り率測定装置 - Google Patents

デジタル変調信号のビット誤り率測定装置

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JPH0856242A
JPH0856242A JP6210503A JP21050394A JPH0856242A JP H0856242 A JPH0856242 A JP H0856242A JP 6210503 A JP6210503 A JP 6210503A JP 21050394 A JP21050394 A JP 21050394A JP H0856242 A JPH0856242 A JP H0856242A
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JP6210503A
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Masao Nagano
昌生 長野
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Advantest Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、変調信号の高速復調手段を実現
し、また、BER解析手段を内蔵して、一度にNスロッ
トの連続したPRBSデータを高速に復調して誤り率を
測定すること、及び、小型安価な測定装置を構成するこ
とを目的とする。 【構成】 サンプリング部250のADバッファメモリ
240に、Nスロット以上のデータを一度に取り込める
メモリ容量を設けた測定部20を設け、測定部20から
の復調信号を受けて、ビット誤り率を解析するBER解
析部30を設ける構成手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル変調信号で
あるM16QAM(Multi Subcarrier 16 Quadrature A
mplitude Modulation,M=4)変調、即ち、16値直交振
幅変調のビット誤り率BER(Bit Error Rate)の測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、デジタル変調信号のビッ
ト誤り率BER測定装置は無かった。この為、被測定器
(DUT)である送信機や、中継無線器等に対して、デ
ジタル変調信号の誤り率を試験する為には、外部に信号
発生装置と、受信機とパーソナルコンピュータとを設け
て接続して試験している。即ち、信号発生装置から既知
データをDUT供給してデジタル変調信号を送信出力
し、これを受信機で受けて復調した後パーソナルコンピ
ュータに供給する。パーソナルコンピュータは、復調し
たデータと信号発生装置のデータを比較して、誤りの有
無のチェックと、誤り率の発生割合を求めていた。ま
た、これと並行して、変調精度測定装置で、変調品質を
チェックしてデジタル変調信号の試験手段としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、従
来においては、この種のデジタル変調信号のビット誤り
率BER測定装置は無かった。また、ビット誤り率BE
R測定に際して、使用する受信機の復調特性に依存する
面もあり、正確な測定がしにくい点があり、評価基準と
して利用しにくい点があり、測定器としては実用的では
ない。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、ビット誤り率の単独測定、あるいは、ビット誤り率
測定と変調精度測定の両方を同時に測定する装置を実現
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】第1図は、本発明による第
1の解決手段を示している。上記課題を解決するため
に、本発明の構成では、サンプリング部250のADバ
ッファメモリ240に、Nスロットのデータを一度に取
り込めるメモリ容量を設けた測定部20を設け、測定部
20からの復調信号を受けて、ビット誤り率を解析する
BER解析部30を設ける構成手段にする。これによ
り、連続したNスロット以上のPRBSデータの復調が
できる。即ち、初期同期部740では、連続したNスロ
ットデータの何れか1スロットのみの同期パラメータを
検出することで、他のスロットの同期パラメータ検出の
為の処理時間が不要になることで高速化が実現できる。
また、BER解析部30のサンプリング部250のサン
プリング・クロック221を、1/mにしてサンプリン
グ分解能を下げて測定する手段を追加した構成手段があ
る。これにより、以後の処理時間を大幅に軽減して高速
化できる。
【0006】第2図は、本発明による第2の解決手段を
示している。上記課題を解決するために、本発明の構成
では、変調精度解析装置110からの復調データを受け
て、ビット誤り率を解析するBER解析装置180を設
ける構成手段にする。
【0007】
【作用】実施例1の、BER解析装置180と、表示器
188とにより、変調精度解析装置110から受けた復
調データの誤り率を測定する作用がある。実施例2の場
合、測定部20のサンプリング部250のADバッファ
メモリ240に、Nスロット以上のデータを一度に取り
込める容量を設けることで、連続したNスロット以上の
PRBSデータの復調が実現できる作用がある。実施例
2の場合、測定部20のサンプリング部250のサンプ
リング・クロック221を、1/mに下げることで、以
後の処理時間を1/mから{1/(mの2乗)}に高速
化できる作用がある。実施例2の場合、BER解析部3
0を内蔵することで、外部通信手段が不要となり、ま
た、外部の表示器188の代わりに内部の表示画面11
6と兼用して表示できる。この結果、小型安価な測定装
置を構成できる。実施例2の場合、初期同期部740で
は、連続したNスロットデータの何れか1スロットのみ
の同期パラメータを検出することで、他のスロットの同
期パラメータ検出の為の多大な処理時間を大幅に軽減で
きる作用がある。
【0008】
【実施例】まず最初に、これから、以後の説明で使用す
るデジタル方式MCAシステム標準規格の概要を簡単に
説明する。デジタル通信方式の中の民間業務用移動体通
信システムは、DMCAの変調方式であるM16QAM
が採用されている。このM16QAMは、16QAM信
号を4つの副搬送波(サブキャリア)で同時に送信する
マルチ・キャリア方式である。この通信方式によって、
送信データの伝送速度は、64Kbpsのデータを4K
シンボル/秒の伝送速度にしている。これについての文
献は、財団法人電波システム開発センター発行のデジタ
ル方式MCAシステム標準規格(RCRーSTDー3
2)があり、この文献中には、変調方式や、符号化や、
同期/パイロット挿入や、下り・上りスロットの構成図
や、測定法や、変調精度の定義等の詳細が説明されてい
る。
【0009】情報データは、図12に示すように、16
ビットを単位として符号化して送信する。この16ビッ
トデータは、4ビット4組に分割して、4つのサブキャ
リアch1〜ch4に乗せて伝送する。各サブキャリア
は、ロールオフ=0.2のルート・ナイキスト・フィル
タ(帯域圧縮フィルタ)で帯域を圧縮して、各サブキャ
リアの間隔は4.5KHzにし、この4チャンネルで1
8KHzの帯域を使用している。この4chサブキャリ
アの送信系統図を図13に参考に示す。
【0010】4ビット単位データは、図11に示すよう
に、2ビットのI成分と2ビットのQ成分に分けて、こ
れを直交符号化して16値符号の組み合わせで4ビット
情報を表現している。以後このシンボルのことを理想情
報シンボル(Reference Information Symbol=RIS)
と称す。送信側では、この情報シンボル以外に図15に
示すように、各サブチャンネル毎に所定のシンボル番号
位置に同期シンボルとパイロットシンボルが挿入されて
いる。この理想同期/パイロットシンボル(Reference
Pilot Symbol=RPS)は、図11に示すように振幅値
が一定の√18の値として√18の円周上に配置され、
かつ図14に示すようにシンボル番号毎に規定された位
相角が与えられている。これにより受信側のI成分とQ
成分から同期/パイロットデータと情報データの復調が
可能になっている。通常、受信側で復調した場合には、
情報シンボル(Information Symbol=IS)や同期/パ
イロットシンボル(Pilot Symbol=PS)の位置は、各
理想シンボル点の位置から外れていて誤差を持ってい
る。
【0011】スロット構成は、図15に示すように15
msec時間を基本としていて、下り基本スロットの構
成では、60シンボルで構成していて、この60シンボ
ルの中には、3同期シンボルと7パイロットシンボルと
50情報シンボルとで構成している。また、上り基本ス
ロットの構成では、53シンボルとAGCプリアンブル
とRampで構成していて、この53シンボルの中に
は、3同期シンボルと7パイロットシンボルと43情報
シンボルとで構成している。また、上りサブスロットの
構成では、基本スロットが20シンボルとAGCプリア
ンブルとRampで構成していて、この20シンボルの
中には、3同期シンボルと3パイロットシンボルと14
情報シンボルとで構成している。これらの同期シンボル
とパイロットシンボルは、図14に示すように、スロッ
トの先頭シンボルをシンボル番号1から始まる連続番号
として、個々の同期シンボルとパイロットシンボル番号
毎に位相角度が決められている。またフレーム構成は、
90msecを基本にしていて、6スロットを基本単位
構成している。これは、6チャンネル多重の上り用の時
分割多重接続方式、すなわちTDMA(Time Division
Multiple Acces)で通信する場合に使われる。以上で、
以後の説明で使用する用語やM16QAMの簡単な概要
説明を終える。
【0012】被測定器(DUT)100とは、送信機
や、中継無線器等である。このDUTから予め所定のP
RBS(Psued. Randum Bit Sequence)データにより変
調したM16QAM変調信号を受けて、デジタル変調信
号の誤り率を測定する。
【0013】(実施例1)本発明の実施例1は、変調精
度解析装置110内に、M16QAM変調精度を測定す
る測定部200で復調したデータを受けて、外部に、B
ER解析装置と、表示部を設けて実現する例がある。こ
れについて、図2を参照して以下に説明する。本装置の
システム構成は、図2に示すように、変調精度解析装置
110と、BER解析装置180と、表示器188とで
構成している。
【0014】この変調精度解析装置110は、周波数変
換部111と、測定部200と、表示制御部115と、
表示画面116とで構成している。この変調精度解析装
置110の本体は、例えばスペクトラムアナライザであ
り、これに、スペクトラムアナライザのオプション実装
領域に測定部200を内蔵して構成している例である。
周波数変換部111は、DUT100からの信号を変調
精度解析装置の入力端子で受けて、所定の周波数f20
2=21.42MHzにダウンコンバートした後、この
信号を測定部200に供給する。DUTに与える変調デ
ータは、既知の疑似乱数ビット列であるPRBSパター
ンデータを与える。例えばPN9段のPRBSパターン
や、PN15段のPRBSパターンデータであるが、受
信側での同期を容易とする為に、Nスロットを単位とし
た疑似乱数列の繰り返しパターンを使用する。測定部2
00は、所望の期間の被測定信号をサンプリングした
後、このサンプリングデータを基にして、1スロット情
報の復調と解析を実施する。即ち、変調精度εデータ
や、復調データや、その他の測定結果データを表示制御
部115に供給し、また、復調データをBER解析装置
180に供給する。これを繰り返し実施している。表示
制御部115は、上記データを受けて、DMCA変調精
度の各種表示用に変換した後表示画面116に各種表示
形態に応じて表示する。これにより、変調精度εに関す
る一連の測定と表示を実現している。
【0015】一方、外部に設けたBER解析装置180
は、ビットエラー率を測定解析するものであり、PRB
S復調部182と、BER演算部184と、表示処理部
186とで構成している。測定部200との通信手段
は、例えばRS232C、GPIBインターフェースで
接続されていて、復調データ等の転送を行う。デジタル
変調信号の誤り率の測定は、DUT100側で、予めN
スロットの整数単位で繰り返し発生する所定のPRBS
データにより変調したM16QAM変調信号を受けて、
誤り率を測定する。しかし、変調精度解析装置110が
復調するデータは、1スロット分のデータしか得られな
い。この為、連続したNスロットのデータを復調できな
いが、間欠的に復調した1スロット単位のデータのエラ
ーを解析し、これを多数回例えば100回以上実施し
て、この平均値をエラー率と見なして表示するようにし
て誤り率の測定としている。
【0016】PRBS復調部182は、測定部200か
ら1スロットの復調データ200aを受けて、同期/パ
イロットシンボルを除いた情報データDinの連続したビ
ットストリームデータに変換した後、PRBSの同期位
置を検出する。即ち、PRBS復調部182は、DUT
に与えたPRBSパターンと同一のPRBSパターンの
期待値データDrefを内部で作成し、これと情報データ
Dinとを比較して不一致ビットの割合が所望のエラー発
生率、例えば5%未満となった位置を探し出した後、こ
の1スロット毎の同期位置検出信号PsyncをBER演算
部184に供給する。
【0017】BER演算部184は、間欠的に受信した
1スロット毎の同期位置検出信号Psyncを受けて、復調
データDinと期待値データDrefのビットを比較し、不
一致ビットをエラービットとして検出し、このエラービ
ットのスロット番号やシンボル番号等のアドレス情報
や、全ビット数からエラー率を計算して表示処理部18
6に供給する。表示処理部186は、各種表示形態に応
じた表示データに加工した後、表示器188で表示出力
している。
【0018】次に、BER解析装置180に関連する測
定部200について、データの復調迄の概要動作につい
て、図3を参照して説明する。測定部200の構成は、
図3に示すように、サンプリング部250と、ヒルベル
ト(Hilbert)変換部310と、初期同期部740と、
全シンボル復調/パラメータ推定部400と、変調精度
演算部900と、出力部230と制御部280とで構成
している。
【0019】サンプリング部250は、第2ミキサ20
2と、第1発振器203と、第1LPF(ローパス・フ
ィルタ)210と、AD変換器220と、クロック22
1と、ADバッファメモリ240とで構成している。第
2ミキサ202は、周波数変換部111からの被測定中
間周波数信号f202と第1発振器203の21.2M
Hzの両信号を混合して、220KHzの信号にダウン
コンバートする。この出力信号は、第1LPF210で
不要な高域周波数成分をフィルタした後、AD変換器2
20に供給する。AD変換器220は、制御部280か
らのサンプリング指令により、クロック221の100
8KHzのサンプリング・クロックを受けて、上記信号
を10ビットのワードデータに量子化した後、ADバッ
ファメモリ240に格納保存する。これにより、このA
Dバッファメモリには、1シンボル時間が4KHzであ
るから1008KHz/4KHz=252ワード/シン
ボルの分解能でデータが格納される。ここで、測定に必
要なデータの格納容量は、6スロット時間間隔毎に発生
するTDMA通信信号の場合でも有効な1スロットが確
保できるようにする為に、6スロット時間分以上の格納
容量を持たせておく。以上説明の動作は、回路で実現し
ている。以後の動作は、このメモリに格納されたスロッ
トデータを順次読みだしてソフト的に解析処理してい
る。本例では、この解析処理を高速にする為にDSP
(Digital Signal Processor)を用いている。無論、D
SPの代わりに、他の高速演算するCPU等を使用して
も良い。
【0020】ヒルベルト変換部310は、ADバッファ
メモリ240より読みだした220KHz中間周波数信
号のデジタルデータ240aを直交検波(Quadrant Mod
urate Detector)してI成分とQ成分に変換したIQデ
ータ300aを初期同期部740と全シンボル復調/パ
ラメータ推定部400とに供給する。初期同期部740
は、このIQデータ300aを受けて、キャリア中心周
波数Ωf0と、スロットの同期アドレスdly0を求めて全シ
ンボル復調/パラメータ推定部400に供給する。全シ
ンボル復調/パラメータ推定部400は、この信号を受
けて、内部で複数回推定演算して、変調誤差εが最小と
なる最適パラメータAx、θx、Ωx、σxを求め、かつ、
全シンボルデータを復調して変調精度演算部900に供
給する。
【0021】変調精度演算部900は、このデータを受
けて、変調精度誤差εや各シンボル毎の変調誤差やその
他の情報データを求めて出力部230に供給する。ま
た、前後のアドレスΔdlyを全シンボル復調/パラメー
タ推定部400に供給していて、変調誤差εが最小とな
るスロット先頭アドレスか否かを調べる場合があり、こ
の場合には、スロット先頭アドレスdly0にΔdlyを加算
させて、複数回実施させる。
【0022】出力部230では、これら1スロット情報
の復調と解析結果から各種出力形式に応じたデータに加
工変換した後、表示制御部115と、BER解析装置1
80に供給している。これらの測定全体の制御は、制御
部280が行っている。本測定部200では、1スロッ
ト情報に対して復調と解析を実施している為、BER解
析装置180が必要とする多数スロットに渡る連続した
ビットストリームが得られない。この為、BER解析装
置180では、多数回、例えば100回以上間欠的に得
たデータを受けてからエラー率を求めている。この間欠
的測定である為に、同じエラー率の発生率であっても、
測定のタイミングによっては、エラー率の変動がみられ
る不具合状態が発生する場合がある。
【0023】上記説明のように構成して測定している為
に、必要とする連続したPRBSデータが得られない欠
点がある為に、エラー率測定が正しく測定できない場合
がある。また、1回の測定時間は、数秒間かかり、これ
を多数回実施する必要があり、数分間以上かかってしま
う。この為、DUTの評価を十分実用的な頻度で測定出
来ない難点がある。
【0024】以上で、測定部200のデータ復調迄の概
要動作について説明した。次に、発明と関連する為に、
更に測定部200の各部の個々の詳細内容と動作につい
て、図3と図4(a)、(b)と図5(a)、(b)、
(c)と図6と図7と図8と図9(a)〜(e)と図1
0を参照して以下に説明する。但し、この中で、サンプ
リング部250は、上記の動作概要で容易に理解できる
ので省略する。以下の説明は、変調誤差εが最小となる
ことを主体とする為に実施していて、変調誤差εを精度
良く測定する為に実現している。
【0025】最初に、ヒルベルト変換部310の説明を
する。ヒルベルト変換部310の内部構成は、図4
(a)に示すように、バースト検出部302と、BPF
303と、ヒルベルト変換器304と、IQ保存メモリ
300とで構成している。バースト検出部302は、解
析に必要な連続したスロットのデータ部分を取り出して
次段に出力するものである。ADバッファメモリ240
に格納されている252ワード/シンボル分解能のAD
メモリデータ240aを読み出し、解析に必要な連続し
た2.4スロット時間以上の有効データとして出力す
る。TDMA通信信号の場合には、6スロット時間毎の
時分割の間欠信号である為に、9スロット時間のデータ
の中から解析に必要な有効スロットデータ部分を取り出
して出力する。BPF303は、上記有効スロットデー
タを受けて不用な周波数成分を除去する為帯域フィルタ
した後、ヒルベルト変換器304に供給する。ヒルベル
ト変換器304は、更に内部構成要素として、図4
(b)に示すように、第1周波数311と、90度位相
シフタ312と、第3ミキサ313と、第4ミキサ31
4と、第3LPF315と、第4LPF316によって
構成している。ヒルベルト変換器304は、I/Q情報
を取り出す為に直交検波を行う部分であり、実数部と虚
数部がヒルベルト(Hilbert)変換対である複素数の信
号に変換して出力する。この為に、図4(b)に示すよ
うに、第3ミキサ313は、BPF303からの220
KHzの周波数信号303aと、第1周波数311の2
52KHz信号sinωtを受けて、混合して直交検波
信号に変換して出力する。第3LPF315は、この信
号を受けて高域をフィルタしたI成分(又はQ成分の何
れか)データ315aとして再生出力する。こちら側の
データ315aは、便宜上I成分データと仮定する。他
方、第4ミキサ314は、周波数信号303aと、第1
周波数311の252KHz信号を90度位相シフタ3
12で90度の位相をずらした252KHzコサイン信
号cosωtを受けて、混合して直交検波信号に変換し
て出力する。第4LPF316は、この信号を受けて高
域をフィルタしたQ成分(又はI成分の何れか)信号3
15bとして再生出力する。こちら側の信号315b
は、便宜上Q成分データと仮定する。これらI成分/Q
成分信号は、252KHz−220KHz=32KHz
の中間周波数信号であり、4chのサブキャリア情報を
持つている252ワード/シンボル分解能のデータであ
る。IQ保存メモリ300は、前記ヒルベルト変換器3
04からの両出力信号を受けてメモリに格納する。以
後、初期同期部740と全シンボル復調/パラメータ推
定部400が、このIQデータ300aを読み出して使
用する。
【0026】次に、初期同期部740の説明をする。初
期同期部740では、上記IQ保存メモリ300からI
Qデータ300aを読みだして、キャリア中心周波数Ω
f0と、スロット先頭アドレスdly0を求めて出力する。初
期同期部740の内部構成は、図5(a)に示すよう
に、キャリア中心周波数検出部700と、ch1のIQ
抽出部710と、スロット同期検出部720と、周波数
エラー検出部760とで構成している。まず、概略キャ
リア中心周波数Ωを求める為に、キャリア中心周波数検
出部700は、更に内部構成要素として、図5(b)に
示すように、複素FFT処理702と、トータルパワー
計算部704と、キャリア中心周波数Ω計算部705と
で構成している。概略キャリア中心周波数Ωの概算値の
求め方は、FFT−OBW法によるキャリア周波数の推
定手段を用いて求める。複素FFT処理702は、IQ
保存メモリ300からIQデータ300aを読み出して
周波数スペクトラムに変換する。次に、トータルパワー
計算部704は、この周波数成分の累積スペクトラムを
求めてトータルパワーを求める。次に、キャリア中心周
波数Ω計算部705は、トータルパワーの1/2の点と
なる周波数として概略キャリア中心周波数Ωを求め、こ
れをch1のIQ抽出部710に供給する。
【0027】次に、図5(a)に示すch1のIQ抽出
部710では、上記概略キャリア中心周波数Ω信号と3
2KHzのIQデータ300aを受けて、ch1のIQ
非同期再生データ714aを求める。ch1のIQ抽出
部710は、更に内部構成要素として、図5(c)に示
すように、第5ミキサ712と、ルート・ナイキスト・
フィルタ713と、非同期再生メモリ714とで構成し
ている。ch1のサブキャリア周波数は、f1c=Ω−
6.75KHzから求まる。これから第5ミキサ712
は、この周波数f1cと、32KHzのIQデータ30
0aを受けて、ダウンコンバートしてch1のベースバ
ンド信号に変換した後、次段のルート・ナイキスト・フ
ィルタ713に供給する。ルート・ナイキスト・フィル
タ713は、この信号を受けてフィルタしたch1の再
生データを、非同期再生メモリ714に格納保存する。
このch1非同期再生データ714aは、スロット同期
検出部720と周波数エラー検出部760が読み出して
使用する。
【0028】図5(a)のスロット同期検出部720
は、上記非同期再生データ714aを読みだして、この
中から同期/パイロットシンボル(PS)を検出してス
ロット先頭アドレスdly0を求める。即ち、スロットの同
期位置を検出する。この、スロット先頭アドレスdly0の
検出手段は、第1に同期/パイロットシンボル(RP
S)の大きさ(Magnitude)が常に√18値の円周上に
配置されている点と、第2に決められたシンボル番号位
置に各同期/パイロットシンボル(RPS)が配置され
ている点に着目して検出する。この同期/パイロットシ
ンボル(PS)の検出の説明は、1スロット構成が60
シンボルの下りの基本スロット構成で、その中のサブチ
ャンネル1の場合の例で説明する。この場合の同期/パ
イロットシンボル(PS)番号は、1、2、3、6、1
4、22、30、38、46、54である。最初は、1
スロット分の同期/パイロットシンボル点の振幅値の分
散を求める。この為に、図9(a)に示すように、シン
ボル番号1のアドレス値は、非同期再生メモリ714の
開始アドレスを起点アドレスdlyxとする。次のシンボル
番号2のアドレス値は、252ワード/シンボル単位で
あるから、起点アドレスdlyx+252のアドレス位置と
して求まる。以後同様にして各同期/パイロットシンボ
ル点のアドレス値が求まる。次に、上記の各アドレス値
のシンボルの振幅値は、読みだしたI成分とQ成分のデ
ータから計算で求まる。もし真の基本スロットの先頭シ
ンボルアドレスdly0であれば、これらの振幅値は、図9
(b)に示すベクトル値推移図の720a点のように全
てが√18上の同一振幅値に存在することになり、この
ときの分散は、最小の値を示す。逆に真の基本スロット
の先頭シンボル位置から外れている場合は、図9(c)
に示すベクトル値推移図の720b点のように√18の
位置から離散して存在し、このときの分散は、大きな値
を示すことになる。このことから、真のスロットの先頭
アドレスdly0を求めるには、起点アドレス位置を増加し
ながら分散を求めて、これらの分散データ群の中から分
散が最小となるアドレス位置を求めれば良いことがわか
る。
【0029】本例では、処理時間を軽減する為に、2回
に分けて実施している。すなわち、図9(d)に示す分
散推移図ように、1回目は、アドレスを+9ピッチ毎に
サンプルデータ間隔を間引いて粗く(Coarce)データを
読みだして粗分散を求める。この分散値の中から分散が
最小となるアドレス値720cが求まる。次に、図9
(e)に示す分散推移図ように、2回目は、この分散が
最小となったアドレス値の前後領域720dについての
み、今度は細かく(Fine)分散を求める。この結果、分
散が最も極小となるアドレス値720eが得られる。こ
のアドレス値がスロットの先頭アドレスdly0として求ま
る。これを、周波数エラー検出部760と、全シンボル
復調/パラメータ推定部400に供給する。また、スロ
ット同期が求まった結果、図14の標準規格の各同期/
パイロットシンボル(RPS)毎の公称位相値から、今
まで便宜上のI成分データ315aと便宜上Q成分デー
タ316aが何れであるかが仮の状態であったが、ここ
で判断されて確定する。
【0030】図5(a)の周波数エラー検出部760
は、キャリア中心周波数の誤差周波数値Δfを求めた
後、真のキャリア中心周波数Ωf0を出力する。この為に
は、上記スロット先頭アドレスdly0を受け、非同期再生
メモリ714から同期/パイロットシンボル(PS)の
I成分とQ成分データを読みだして、各々のシンボルの
位相角を計算する。各シンボルの誤差位相データθ
[i]値は、上記計算の位相角と、図14に示す標準規
格の各シンボル(RPS)毎の公称位相角との差から求
まる。これをプロットすると、図10に示すプロット図
が得られる。ここでθ[i]とは、i番目のシンボルの
位相角で、公称位相値からの差分の角度とする。これら
θ[i]のデータは離散している為、位相直線761
は、分散を最小とする計算(最小二乗法)によって求め
る。求めた位相直線761からキャリア中心周波数Ωと
の差、即ちエラー周波数Δfが、Δf=ε[(Δθ/
(t[54]−t[1])]として求まる。これから、
真のキャリア中心周波数Ωf0は、Ω+Δfで求まる。こ
れを、全シンボル復調/パラメータ推定部400に供給
する。
【0031】次に、図3に示す全シンボル復調/パラメ
ータ推定部400を説明する。全シンボル復調/パラメ
ータ推定部400の内部構成は、図6に示すように、全
chの同期IQ初期値復調部401と、初期値抽出部4
02と、最適パラメータ推定部800と、全シンボル復
調部500と、理想データ推定部600とで構成してい
る。全シンボル復調/パラメータ推定部400は、初期
同期部740からのスロット先頭アドレスdly0と、キャ
リア中心周波数Ωf0を受け、IQ保存メモリ300から
IQデータ300aを読みだして、変調精度εが最小と
なるAx、Ωx、Bx、σxを求める。また、変調精度εが
最小となる全chの全シンボルの復調データA[n]、
θ[n]を求める。また、このときの全シンボルの理想
データAr[n]、θr[n]を特定する。これらのデ
ータを変調精度測定部に供給する。ここでnは、全シン
ボル個数とする。
【0032】まず、全シンボル復調/パラメータ推定部
400の各部説明の前に、変調精度εを最小とするパラ
メータの計算式(1)〜(23)を以下に示す。この計
算結果の中で、計算式(14)、(15)、(21)、
(23)は、初期値抽出部402又は、最適パラメータ
推定部800で使用する。
【0033】
【数2】
【0034】
【数3】
【0035】
【数4】
【0036】
【数5】
【0037】
【数6】
【0038】
【数7】 この数2〜数7は、シンボルの最適パラメータの計算式
(1)〜(23)と近似計算の手順を説明している。
【0039】まず、図6に示す全chの同期IQ初期値
復調部401を説明する。全chの同期IQ初期値復調
部401の構成は、図7に示すように、ch1ミキサ4
21と、ch2ミキサ422と、ch3ミキサ423
と、ch4ミキサ424と、ルート・ナイキストフィル
タ431〜434とで構成している。ここでは、スロッ
ト先頭アドレスdly0と、キャリア中心周波数Ωf0を受
け、IQ保存メモリ300からIQデータ300aを読
みだして、4chの各同期/パイロットシンボル(P
S)のI成分とQ成分に変換した後、振幅値Ai[n]
と位相角θi[n]を復調する。
【0040】この為に、ch1では、Ωf0−6.75K
Hzの周波数と、32KHzのIQデータ300aか
ら、ch1ミキサ421でダウンコンバートしてベース
バンドに変換した後ルート・ナイキストフィルタ431
でフィルタする。これにより得たI成分とQ成分データ
から、振幅値Ai[n]と位相角θi[n]を計算して初
期値抽出部402に供給する。同様に、ch2では、Ω
f0−2.25KHzの周波数と、32KHzのIQデー
タ300aから、ch2ミキサ422でダウンコンバー
トしてベースバンドに変換した後ルート・ナイキストフ
ィルタ432でフィルタする。これにより得たI成分と
Q成分データから、振幅値Ai[n]と位相角θi[n]
を計算して初期値抽出部402に供給する。同様に、c
h3では、Ωf0+2.25KHzの周波数と、32KH
zのIQデータ300aから、ch3ミキサ423でダ
ウンコンバートしてベースバンドに変換した後ルート・
ナイキストフィルタ433でフィルタする。これにより
得たI成分とQ成分データから、振幅値Ai[n]と位
相角θi[n]を計算して初期値抽出部402に供給す
る。同様に、ch4では、Ωf0+6.75KHzの周波
数と、32KHzのIQデータ300aから、ch4ミ
キサ424でダウンコンバートしてベースバンドに変換
した後ルート・ナイキストフィルタ434でフィルタす
る。これにより得たI成分とQ成分データから、振幅値
Ai[n]と位相角θi[n]を計算して初期値抽出部4
02に供給する。
【0041】次に、図6に示す初期値抽出部402で
は、上記で求めた各chの同期/パイロットシンボル
(PS)の振幅値Ai[n]と位相角θi[n]を受け
て、計算式(15)、(23)から初期値データAin、
θin、Ωin、σinを求める。ここで、Ainはゲイン定数
であり、同期/パイロットシンボル(PS)が√18上
に配置されていることから求める。θinは初期位相であ
り、図14のシンボル番号1の公称位相値を使用する。
Ωinは、初期キャリア周波数であり、初期値は、初期同
期部740からのキャリア中心周波数Ωf0とする。σin
はバースト・ドループ・ファクタ(Burst Droop Facto
r)で初期値は0とする。これら初期値データは、変調
精度εを最小とする計算の初回のパラメータとして最適
パラメータ推定部800に供給する。
【0042】次に、図6に示す全シンボル復調部500
を説明する。全シンボル復調部500の構成は、図8に
示すように、ch1ミキサ521と、ch2ミキサ52
2と、ch3ミキサ523と、ch4ミキサ524と、
ルート・ナイキストフィルタ531〜534と、ch1
復調メモリ741と、ch2復調メモリ742と、ch
3復調メモリ743と、ch4復調メモリ744で構成
している。全シンボル復調部500は、スロット先頭ア
ドレスdly0と、最適パラメータ推定部800からの復調
周波数関数Ωf(x)を受け、IQ保存メモリ300からI
Qデータ300aを読みだして、4chの全シンボルの
振幅値A[n]と位相角θ[n]を復調して復調メモリ
741〜744に格納する。ここで、各ミキサに与える
復調周波数関数Ωf(x)については、初回実行時のみ、初
期同期部740からのキャリア中心周波数Ωf0を使用す
る。2回目以後は、最適パラメータ推定部800からの
復調周波数関数Ωf(x)を用いて復調する。
【0043】この為に、図8に示すように、ch1で
は、ch1ミキサ521とルート・ナイキストフィルタ
531で再生して求めた振幅値A[n]と位相角θ
[n]をch1復調メモリ741に格納する。同様にし
て、ch2では、ch2ミキサ522とルート・ナイキ
ストフィルタ532で復調してch2復調メモリ742
に格納する。ch3では、ch3ミキサ523とルート
・ナイキストフィルタ533で復調してch3復調メモ
リ743に格納する。ch4では、ch4ミキサ524
とルート・ナイキストフィルタ534で復調してch4
復調メモリ744に格納する。そして、これら復調メモ
リの振幅値A[n]と位相角θ[n]データは、読み出
されて最適パラメータ推定部800と理想データ推定部
600と変調精度演算部900で使用される。
【0044】次に、図6に示す理想データ推定部600
を説明する。理想データ推定部600では、上記の全シ
ンボル復調部500で求めた振幅値A[n]と位相角θ
[n]を使って、基準のシンボル点のどれに対応するか
を判定し又は与える。つまり、情報シンボル(IS)の
場合には、図11に示す16種の基準のシンボル(RI
S)点位置の何れかに最適判定をして判定する。一方、
同期/パイロットシンボル(PS)の場合には、Ar
[n]=√18の公称値を与え、また、θ[n]は、各
シンボル番号に対応した同期/パイロットシンボル(R
PS)の公称位相値を与える。これらで得た理想シンボ
ルデータAr[n]、θr[n]は、最適パラメータ推
定部800と、変調精度演算部900に供給する。ここ
で、この情報シンボル(IS)の最適判定手段は、多値
の変調信号の復調として知られている最尤(さいゆう)
判定方法を使用して判定する。
【0045】次に、図6に示す最適パラメータ推定部8
00を説明する。最適パラメータを推定する為には、複
数回推定して集束させる。最小の変調精度ε値に集束す
る為には、最適パラメータ推定を3回程度繰り返すこと
で集束する。1回目の最適パラメータの推定では、初期
値として初期値抽出部402からの初期値データAin、
θin、Ωin、Bin、σinを使う。これと理想データ推定
部600からの理想データAr[n]、θr[n]と、全
シンボル復調部500からの全chの全シンボルの復調
データ741a〜744aを受けて、変調精度εが最小
となる最適パラメータAx、θx、Ωx、Bx、σxを計算
式(14)、(15)、(21)から求め、また、この
最適パラメータから復調周波数関数Ωf(x)を求めて、全
シンボル復調部500に供給する。ここで、復調周波数
関数Ωf(x)は、ゲイン定数Axと、初期位相θxと、キャ
リア周波数Ωxと、バースト・ドループ・ファクタσxの
パラメータを関数とする32KHz相当の周波数信号で
ある。
【0046】2回目以後の最適パラメータを推定する場
合は、初期値として前回自身が求めた最適パラメータA
x、θx、Ωx、Bx、σxを使う。これと、前回の復調周
波数関数Ωf(x)を全シンボル復調部500に供給して復
調した新たな復調データA[n]、θ[n]を受け、ま
た、新たに理想データ推定部600に供給して特定した
新たな理想データAr[n]、θr[n]を受けて、前回
と同様にして、変調精度εが最小となる新たな最適パラ
メータAx、θx、Ωx、Bx、σxを計算式(14)、
(15)、(21)から求める。また、この最適パラメ
ータから復調周波数関数Ωf(x)を求めて、全シンボル復
調部500に再び供給する。
【0047】この推定を、通常3回繰り返すことで変調
精度εの値は集束する。この結果、変調精度εが最小と
なる最適パラメータAx、θx、Ωx、Bx、σxが最終的
に求まる。これらの最適パラメータを次段の変調精度演
算部900に供給する。
【0048】次に、図6に示す変調精度演算部900
は、本発明とは直接関係ないので詳細説明を省略する。
ここでは、上記理想データ推定部600で特定した理想
データAr[n]、θr[n]と、全シンボル復調部50
0からの各chの全シンボルの復調データA[n]、θ
[n]を受けて、変調誤差計算式31に基づき変調精度
εを求めている。最後に、図3に示す出力部230の説
明をする。出力部230では、これら解析結果の情報か
ら各種出力形式に応じたデータに加工変換した後、表示
制御部115と、BER解析装置180に供給してい
る。これらの測定全体の制御は、制御部280が行って
いる。即ち、出力部230は、変調精度εの値や、理想
データAr[n]、θr[n]や、全シンボルの復調デー
タA[n]、θ[n]の情報データを表示制御部115
に供給して、例えば、ベクトル誤差の振幅・位相波形、
ベクトル誤差のFFT、アイパターン、コンスタレーシ
ョン等の画面表示をする。一方、BER解析装置180
には、全シンボルの復調データA[n]、θ[n]の情
報データを供給している。
【0049】上記説明のように、本実施例は、変調精度
解析装置110と、外部に、BER解析装置と、表示部
を設けて実現した例である。これによって、変調精度誤
差の測定と、ビット誤り率の測定解析を同時測定を実現
した場合である。本実施例では、間欠的な復調手段によ
って1スロット情報を得て、この復調と解析を実施して
いる為、BER解析装置180が必要とする多数スロッ
トに渡る連続したビットストリームは得られない。この
為、多数回実施したデータの合計データを使用してエラ
ー率を求めている。この為、同じエラー率の発生であっ
ても、測定のタイミングによっては、エラー率の変動が
みられる場合がある。また、測定部200は、変調精度
解析の精度を重要視した解析である為に、1回の測定時
間は、数秒間かかり、これを多数回実施する必要があ
る。 (実施例2)本発明の実施例2は、一度にNスロットの
データを高速に復調する、BER解析部を内蔵した例で
ある。これについて、図1を参照して以下に説明する。
本装置のシステム構成は、図1に示すように、周波数変
換部111と、測定部20と、BER解析部30と、表
示制御部40と、表示画面116とで構成している。こ
の装置は、本体に、測定部20と、BER解析部30と
を内蔵した構成である。
【0050】本システムでは、測定形態に対応したモー
ドに切り替えて最適化を実施している。即ち、第1の変
調精度誤差σの解析の場合は、高精度の誤差測定ができ
る通常測定モードで実施する。第2のビットエラー測定
の場合は、高速に処理する高速測定モードで実施する。
第3の変調精度誤差σの解析とビットエラー測定の両方
同時測定の場合は、高精度の誤差測定する通常同時測定
モードと、高速に処理する高速同時測定モードで実施す
る。以下の説明では、第2の高速測定モードの場合にお
ける説明である。図1に示す構成において、周波数変換
部111と、表示画面116は、実施例1と同様であ
る。
【0051】測定部20の高速化手段について説明す
る。測定部20の内部構成要素は、実施例1の測定部2
00と基本的に同じであるが、図3に示すADバッファ
メモリ240の容量を、Nスロット以上のデータを一度
に取り込めるようにする為に、対応したメモリに増設し
ている。Nの値は、例えば16である。更に、測定モー
ドによってサンプリング間隔の分解能を1/2に切り替
える。即ち、クロック221を、1008KHzから5
04KHzにして、252データ/シンボルから126
データ/シンボル分解能にしている。この結果、以後で
処理すべきデータが半減する為に、以後における処理時
間は、実施例1の同一処理内容との比較で、約1/2〜
1/4の時間短縮が可能となる。この場合において、変
調精度誤差σの解析も同時に行う場合では、変調精度の
測定結果は、実施例1の場合よりも測定精度が低下する
欠点がある。
【0052】また、連続したNスロットデータであるこ
とに着目した高速化手段がある。第1に、図3に示す初
期同期部740の高速化手段としては、連続したNスロ
ットデータの中で、中央付近の1スロットデータに対し
てのみスロット同期の検出、即ちキャリア中心周波数Ω
f0と、スロット先頭アドレスdly0を求める。これにより
得られたスロット先頭アドレスdly0から、スロット単位
データ間隔離れたデータ位置が、隣のスロットのスロッ
ト先頭アドレスdly0として容易に得られる。これによ
り、実施例1でN回実施していた初期同期部740の処
理時間が1回で済む為、1/Nに軽減できる。
【0053】第2に、図3に示す変調精度演算部900
と、全シンボル復調/パラメータ推定部400について
も、1つのスロットに対して求めた最適パラメータA
x、θx、Ωx、Bx、σxの中で、Ax、Ωx、Bx、σxは
流用できる為、他の残りのスロットの解析は、θxにつ
いてのみ考慮すれば良く、処理時間を大幅に短縮でき、
ほぼ1/Nに軽減できる。
【0054】第3に、図4に示すバースト検出部302
や、BPF303や、ヒルベルト変換器304の最初の
1スロットを処理する為には、解析に必要な連続した
2.4スロットのデータが必要であったが、他の残りの
スロットの解析では、スロット先頭アドレスdly0が予め
判っているから、1スロット+αの連続データでに対し
て処理すれば良く、これにより処理量が{(1+α)/
2.4}に軽減できる。
【0055】このように、連続したNスロットデータで
あることに着目して、1スロットのみの同期パラメータ
を検出することで、他のスロットの同期パラメータ検出
の多大な処理が不要あるいは大幅に軽減できる。これに
よって、大量のNスロットデータを処理する時間を短縮
できる。
【0056】図1に示す表示制御部40は、実施例1の
変調精度誤差σの測定結果の表示データ20bと、ビッ
トエラー測定結果の表示データ36aとを受けて、測定
形態に対応したデータを表示する。即ち、変調精度誤差
σの測定時は、変調精度誤差σの表示をし、ビットエラ
ー測定時は、ビットエラー表示データ36aを表示す
る。
【0057】一方、図1に示すBER解析部30は、ビ
ットエラー率を測定解析するものであり、PRBS復調
部32と、BER演算部34と、表示処理部36とで構
成していて、ほぼ、実施例1と同様の動作である。PR
BS復調部32は、測定部20から連続したNスロット
以上の復調データ20aを受けて、同期/パイロットシ
ンボルを除いた情報データDinの連続したビットストリ
ームデータからPRBSの同期位置を検出する。即ち、
PRBS復調部32は、DUTに与えたPRBSパター
ンと同一のPRBSパターンの期待値データDrefを内
部で生成し、これと情報データDinとを比較して不一致
ビットの割合が例えば5%未満となった位置を探し出し
て、この同期位置検出信号PsyncをBER演算部34に
供給する。
【0058】BER演算部34は、連続したNスロット
分の情報データDinと期待値データDrefのビットを比
較し、不一致ビットをエラービットとして検出し、この
エラービットのスロット番号やシンボル番号等のアドレ
ス情報や、全ビット数からエラー率を計算して表示処理
部36に供給する。表示処理部36は、各種表示形態に
応じた表示データに加工した後、表示制御部40に供給
している。
【0059】上記説明のように構成することで、必要と
する連続したPRBSデータのエラー率測定が正しく測
定できる。また、1回の測定時間は、数秒間で測定でき
る為、DUTの評価を十分実用的な頻度で測定実施でき
る効果がある。
【0060】上記実施例の説明は、第2の高速測定モー
ドの場合での説明であったが、第3の変調精度誤差σの
解析とビットエラー測定の両方を同時に、高速に処理す
る高速同時測定モードでも同様にして実施できる。この
場合は、変調精度誤差σの解析の精度が少し低下する。
また、上記実施例の説明は、第2の高速測定モードの場
合での説明であったが、第3の変調精度誤差σの解析と
ビットエラー測定の両方を同時の測定の場合は、実施例
1説明のように高精度の誤差測定する通常同時測定モー
ドでも同様にして実施できる。この場合は、測定繰り返
し頻度が少し低下する。
【0061】(応用例)上記実施例の説明では、DUT
100からのデータをPRBSデータを使用する場合で
説明したが、既知の任意のパターンデータでも良く、こ
れに対応した期待値パターンデータをPRBS復調部3
2に用意しておき、これで比較することで、同様にして
測定実施できる。
【0062】上記実施例の説明では、サンプリング部2
50のサンプリング・クロック221を、1/2に切り
替えて使用する説明であったが、変調精度誤差σの解析
を同時に行なわない場合は、更に、サンプリング・クロ
ック221を、1/Kにして、復調データがミスをしな
い程度で使用しても良く、同様にして実施できる。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。実
施例1の、BER解析装置180と、表示器188とに
より、変調精度解析装置110から受けた復調データの
誤り率を測定できる効果がある。実施例2の測定部20
は、連続したNスロット以上のPRBSデータを復調で
きる効果がある。これにより変調したM16QAM変調
信号の本来の正常な誤り率の測定が実現でき、より一層
良好なビット誤りの評価解析ができる。実施例2のBE
R解析部30を内蔵することで、外部通信手段や、外部
の表示器188が不要となり、かつ小型安価な測定装置
を構成できる効果が得られる。
【0064】また、実施例2の場合、連続したNスロッ
トデータの何れか1スロットのみの同期パラメータを検
出することで、他のスロットの同期パラメータ検出の為
の多大な処理時間が不要、あるいは大幅に軽減できる効
果がある。また、実施例2の場合、高速測定モード時に
おいて、サンプリング部250のサンプリング・クロッ
ク221を、1/mに下げて、(252/m)ワード/
シンボル分解能のデータで、以後の演算処理すること
で、処理時間を1/mから{1/(mの2乗)}に高速
化でき、演算処理時間を削減出来る効果がある。また、
実施例2の場合、変調精度誤差σの解析とビットエラー
測定の両方同時測定の場合は、同一の被測定信号で両者
の測定結果が得られる為、変調精度誤差σとビットエラ
ー率の相関関係の比較が、明確に得られる効果もある。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、実施例2の、デジタル変調解析装置
に、ビット誤り率測定機能を内蔵した装置構成図であ
る。
【図2】本発明の、実施例1の、デジタル変調解析装置
に、ビット誤り率測定機能を内蔵した装置構成図であ
る。
【図3】測定部200のデジタル変調解析装置の構成図
である。
【図4】(a)ヒルベルト変換部310の構成図であ
る。 (b)ヒルベルト変換部310のヒルベルト変換器30
4の構成図である。
【図5】(a)初期同期部740の構成図である。 (b)キャリア中心周波数検出部700の構成図であ
る。 (c)ch1のIQ抽出部710の構成図である。
【図6】全シンボル復調/パラメータ推定部400の構
成図である。
【図7】全chの同期IQ初期値復調部401の構成図
である。
【図8】全シンボル復調部500の構成図である。
【図9】(a)非同期再生メモリ714から起点アドレ
スと同期/パイロットシンボル(PS)のアドレスを説
明する図である。 (b)基本スロットに一致した場合のベクトル値推移図
である。 (c)基本スロットから外れた場合のベクトル値推移図
である。 (d)1回目の粗分散を求める場合を説明する分散推移
図である。 (e)2回目の狭い領域を細かく分散を求める場合を説
明する分散推移図である。
【図10】各シンボルの公称位相値を減算した位相デー
タをプロットした図である。
【図11】I成分とQ成分による16のシンボル点と円
周上の同期/パイロットシンボル(PS)を説明する図
である。
【図12】4chサブキャリア周波数を説明する図と、
中心周波数Ωと、IとQ成分のビットストリームとを説
明する図である。
【図13】DMCAの4chサブキャリアの送信系統図
である。
【図14】標準規格のスロット構成と各サブチャンネル
毎の各同期/パイロットシンボルの公称位相値を示す図
である。
【図15】標準規格のスロット構成と各サブチャンネル
毎のシンボル配置を示す図である。
【符号の説明】
20、200 測定部 20b、36a 表示データ 20a、200a、741a、744a 復調データ 30 BER解析部 32、182 PRBS復調部 34、184 BER演算部 36、186 表示処理部 40、115 表示制御部 100 被測定器(DUT) 110 変調精度解析装置 111 周波数変換部 116 表示画面 180 解析装置 188 表示器 202 第2ミキサ 203 第1発振器 210 第1LPF(ローパス・フィルタ) 220 AD変換器 221 クロック 230 出力部 240 ADバッファメモリ 240a、315a データ 250 サンプリング部 280 制御部 300a IQデータ 300 IQ保存メモリ 302 バースト検出部 303 BPF 303a 周波数信号 304 ヒルベルト変換器 310 変換部 311 第1周波数 312 90度位相シフタ 313 第3ミキサ 314 第4ミキサ 315 第3LPF 315b 信号 316 第4LPF 316a 便宜上Q成分データ 400 全シンボル復調/パラメータ推定部 401 同期IQ初期値復調部 402 初期値抽出部 421、521 ch1ミキサ 422、522 ch2ミキサ 423、523 ch3ミキサ 424、524 ch4ミキサ 431、432、433、434、531、534、5
32、533、713 ルート・ナイキストフィルタ 500 全シンボル復調部 600 理想データ推定部 700 キャリア中心周波数検出部 702 複素FFT処理 704 トータルパワー計算部 705 キャリア中心周波数Ω計算部 710 IQ抽出部 712 第5ミキサ 714a 非同期再生データ 714 非同期再生メモリ 720 スロット同期検出部 720c、720e アドレス値 720d 前後領域 740 初期同期部 741、744 復調メモリ 742 ch2復調メモリ 743 ch3復調メモリ 760 周波数エラー検出部 761 位相直線 800 最適パラメータ推定部 900 変調精度演算部 Ωf0 キャリア中心周波数 dly0 スロット先頭アドレス Ain 初期値ゲイン定数 θin 初期値位相角 Ωin 初期値キャリア周波数 Bin 初期値原点オフセット σin 初期値バースト・ドループ・ファク
タ Ai[n] ch1の振幅値(n=シンボル番
号) θi[n] ch1の位相角値(n=シンボル番
号) Ar[n] 理想シンボルの振幅値(n=シンボ
ル番号) θr[n] 理想シンボルの位相角値(n=シン
ボル番号) A[n] 測定振幅値(n=シンボル番号) θ[n] 測定位相角(n=シンボル番号) Ax ゲイン定数 θx 初期位相 Ωx キャリア周波数 Bx 原点オフセット σx バースト・ドループ・ファクタ
【数1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変換部(111)と、測定部とを
    有して、被測定信号であるデジタル変調信号のビット誤
    り率測定において、 サンプリング部(250)のADバッファメモリ(24
    0)に、Nスロットのデータを一度に取り込めるメモリ
    容量を設けた測定部(20)を設け、 測定部(20)からの復調信号を受けて、ビット誤り率
    を解析するBER解析部(30)を設け、 以上を具備していることを特徴としたデジタル変調信号
    のビット誤り率測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の測定部(20)に、 サンプリング部(250)のサンプリング・クロック
    (221)を、1/mにしてサンプリング分解能を下げ
    て測定する手段を設け、 以上を具備していることを特徴としたデジタル変調信号
    のビット誤り率測定装置。
  3. 【請求項3】 変調精度解析装置(110)を有して、
    被測定信号であるデジタル変調信号のビット誤り率測定
    において、 当該変調精度解析装置(110)からの復調データを受
    けて、ビット誤り率を解析するBER解析装置(18
    0)を設け、 以上を具備していることを特徴としたデジタル変調信号
    のビット誤り率測定装置。
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