JP4847963B2 - マルチキャリア受信装置 - Google Patents

マルチキャリア受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4847963B2
JP4847963B2 JP2007538761A JP2007538761A JP4847963B2 JP 4847963 B2 JP4847963 B2 JP 4847963B2 JP 2007538761 A JP2007538761 A JP 2007538761A JP 2007538761 A JP2007538761 A JP 2007538761A JP 4847963 B2 JP4847963 B2 JP 4847963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
code
multicarrier
phase rotation
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007538761A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007040210A1 (ja
Inventor
晋平 藤
泰弘 浜口
秀夫 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007538761A priority Critical patent/JP4847963B2/ja
Publication of JPWO2007040210A1 publication Critical patent/JPWO2007040210A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847963B2 publication Critical patent/JP4847963B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0212Channel estimation of impulse response
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/261Details of reference signals
    • H04L27/2613Structure of the reference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)に代表されるマルチキャリア伝送方式で無線通信を行うセルラシステムにおいて、初期セルサーチやハンドオフ候補となるセル(基地局)のサーチを行う際に、各基地局から到来する信号の電力や伝搬路変動の算出を高速に行う受信装置に関する。
近年、無線通信システムにおける高速性を求めるユーザ数が増加している。高速化・大容量化が実現可能な無線通信方式のひとつとしてOFDMに代表されるマルチキャリア伝送方式が注目されている。
OFDM方式は、数十から数千のキャリアを、理論上干渉の起こらない最小となる周波数間隔に並べ、周波数分割多重で情報信号を並列に伝送する方式である。このOFDM方式は、使用するサブキャリアの数を多くすると、同じ伝送レートのシングルキャリア方式と比較してシンボル時間が長くなるため、マルチパス干渉の影響を受けにくいという利点がある。
このOFDM技術を周波数利用効率に優れた1セル繰り返しセルラシステムに適用したシステムとして、1セル繰り返しOFDM/(TDMA,FDMA)(OFDM/Time Division Multiple Access、Frequency Division Multiple Access)システムがある。これは、セルラシステムの全てのセルにおいて同じ周波数を用いて通信を行い、通信する際の変調方式としてOFDMを、アクセス方式としてTDMA、FDMAを使用するシステムである。
このように、全てのセルで同一周波数を用いるシステムにおいては、複数の基地局から同時に到来する信号を用いて、接続先の基地局の検出(セルサーチ)やハンドオフ候補となる基地局の検出を行う必要があり、そのような状況においては最適な検出を行うことができない可能性がある。
複数の基地局から送信された信号が同時に到来する状況においても、それぞれの受信信号を分離し、各受信信号の電力や伝搬路変動を算出する手法として、下記特許文献1に示すパイロット信号を用いる手法がある。ここで、文献1におけるパイロット信号の送受信方法を図6及び図7を参照しつつ説明する。
図6は、特許文献1における基地局側送信機の構成を示す図である。図6において、符号100はパイロット信号生成部を、符号101及び104はマッピング部、符号102は誤り訂正符号部、符号103はシリアル/パラレル(S/P)変換部、符号105はマルチプレックス部、符号106はIFFT部、符号107はパラレル/シリアル(P/S)変換部、符号108はガードインターバル(GI)挿入部、符号109はデジタル/アナログ(D/A)変換部、符号110は無線送信部、符号111はアンテナ部である。但し、図6においては、用いるサブキャリア数をNとしている。
図6におけるパイロット信号生成部100では、同一振幅及び同一位相に揃えられた各サブキャリアに対して送信機固有の符号ρが乗算される。この符号ρとしては、例えばPN系列等のランダムな符号が用いられる。符号が乗算された各サブキャリアの信号は、マッピング部101においてマッピングされ、このように生成されたパイロット信号はマルチプレックス部105において情報信号と多重される。この情報信号は、誤り訂正符号部102において符号化された後、S/P変換部103を経由しマッピング部104においてマッピングされた信号である。マルチプレックス部105において多重されたパイロット信号と情報信号とは、IFFT部106においてIFFT処理され、時間領域の信号に変換される。そして、P/S変換部107においてパラレル/シリアル変換され、GI挿入部108においてガードインターバルが付加された後、D/A変換部109においてアナログ信号に変換され、無線送信部110において無線送信可能な周波数帯域への周波数変換が行われる。その後、送信信号はアンテナ部111から送信される。
また、図7は特許文献1における端末側受信機構成を示す図である。図7の符号120はアンテナ部であり、符号121は無線受信部、符号122はアナログ/デジタル(A/D)変換部、符号123はOFDMシンボル同期部、符号124はガードインターバル除去部、符号125はS/P変換部、符号126はFFT部、符号127はパイロット抽出部、符号128は符号乗算部、符号129はIFFT部、符号130は時間窓部、符号131はFFT部、符号132は伝搬路補償部、符号133は誤り訂正復号部である。
図6に示す送信機から送信され伝搬路を経由した信号は、図7のアンテナ部120で受信され、無線受信部121でA/D変換が可能な周波数帯域まで周波数が変換される。A/D変換部122でデジタル信号に変換された信号は、同期部123においてOFDMのシンボル同期が取られ、GI除去部124においてガードインターバルが除去される。その後、S/P変換部125を経由して、FFT部126においてサブキャリア毎の信号に分離される。パイロット抽出部127ではパイロット信号と情報信号が分離され、パイロット信号は符号乗算部128へ、情報信号は伝搬路補償部132へそれぞれ送られる。
符号乗算部128へ送られたパイロット信号は、送信側で用いられた符号ρの複素共役(複素共役を絶対値の二乗で正規化した値)がそれぞれのサブキャリアに乗算される。この処理により、受信パイロット信号の周波数応答が得られる。この周波数応答はIFFT部129に送られ、IFFT部129において時間領域の伝搬路変動(インパルス応答)に変換される。そして、時間窓部130において不要な雑音成分等が除去された後、FFT部131において再び周波数応答に変換される。このFFT部131の出力は、情報信号の伝搬路変動を補償するために必要となる周波数領域の伝搬路推定値であるが、時間窓部130において雑音成分を除去しているため、高精度な伝搬路推定値が得られる。このようにして得られた伝搬路推定値を用いて、伝搬路補償部132において情報信号の伝搬路補償が行われ、誤り訂正復号部133において復号され、情報データが再生される。
以上に示した図6、図7の送受信機を用いて、同時に受信される複数の信号の電力や伝搬路変動を算出する場合、それぞれの基地局で異なる符号が使用されることが必要となる。これは、送信側と受信側とで同一の符号を用いる場合には受信信号のインパルス応答が得られるが、送信側と異なる符号が受信側で用いられる場合には、インパルス応答は得られず、時間領域において雑音状に広がるという性質を利用するためである。
この様子を図8に示す。但し、ここでは、3つの基地局A〜C(それぞれ符号ρa、ρb、ρcが使用される。)からそれぞれ到来する信号が受信される際に、受信端末の符号乗算部128においてある一つの符号(ここではρa)の複素共役を乗算し、IFFT部129に入力した際に出力される信号(インパルス応答)の例を示している。まず、基地局Aから送信された符号ρaに対し、受信端末の符号乗算部においてもρaの複素共役を乗算する場合には、図8(a)に示すように、ρaが経由した伝搬路のインパルス応答が算出される。これに対し、図8(b)、(c)に示すように、基地局B、Cから送信された符号ρb、ρcに対し、受信装置の符号乗算部においてρaの複素共役を乗算する場合には、インパルス応答は求まらず雑音状の波形が得られることとなる。
つまり、送信された符号と同一の符号が受信装置の符号乗算部において用いられる場合には、送信された符号が経由した伝搬路のインパルス応答を求めることができるが、送信された符号と異なる符号が受信装置の符号乗算部において用いられる場合には、雑音状の波形しか得られないことになる。したがって、受信信号に複数の符号が混在している場合においても、インパルス応答を算出すべき符号の複素共役を符号乗算部において乗算することにより、所望のインパルス応答のみを算出することができる。
特開平5−75568号公報(通信路の周波数応答の評価と限界判定を備えた時間周波数領域に多重化されたディジタルデータをコヒレント復調するための装置に関する発明である。)
しかしながら、特許文献1に示す構成では、複数の基地局から到来する信号を分離し、それぞれの受信電力や伝搬路変動を算出する場合には、分離したい信号(基地局)の数だけ、受信動作を繰り返し行わなければならないという問題がある。したがって、端末において多くの基地局から到来する信号が受信される場合には、最適な接続先(ハンドオフ先)の基地局を検出するためには要する時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、端末側において接続先の基地局を検出する時間を短くすることである。
本発明の一観点によれば、マルチキャリア伝送システムにおいて、受信した時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する時間-周波数変換部と、周波数領域に変換された受信信号の各サブキャリアに異なる符号をそれぞれ別々に乗算する複数の符号乗算部及び異なる符号が乗算された各サブキャリアに対して異なる位相回転を与える複数の位相回転部と、それぞれ別々の符号乗算及び位相回転を施された受信信号を加算する加算部と、受信信号の加算後に時間領域の信号に変換する周波数‐時間変換部とを備えることを特徴とする受信装置が提供される。
上記受信装置においては、受信信号に対し、送信側で用いられた符号をそれぞれ乗算し、異なる位相回転を与えることにより、各信号のインパルス応答を時間的にずらし分離することができる。従って、複数の受信信号のインパルス応答を一括して算出することができる。
前記周波数‐時間変換部により得られる複数の受信信号のインパルス応答より、各信号の受信信号電力を算出する電力算出部を有することが好ましい。算出された電力に基づいてセルサーチを行うことができる。
前記複数の位相回転部において与えられるそれぞれ異なる位相回転量を、周波数領域における前記時間−周波数変換部の各処理ポイント間の位相回転量の差が一定となり、かつ、前記時間−周波数変換部の全処理ポイントで2πの整数倍の回転となるよう設定することが好ましい。前記複数の位相回転部において与えられる位相回転量を、信号の最大遅延時間に応じた値に設定することが好ましい。信号の最大遅延時間は、システム設計上、想定される最大遅延時間に対応する。また、前記複数の位相回転部において与えられる位相回転量を、前記時間−周波数変換部の全処理ポイントでそれぞれ2π×ガードインターバル長÷有効シンボル長×位相回転部毎に異なる整数値だけ回転するように設定することも可能である。
本発明のOFDM受信装置を用いることにより、複数の送信装置から送信された信号が混在する受信信号から、それぞれの信号が経由した伝搬路のインパルス応答を同時かつ高精度に求めることが可能である。また、複数の基地局から送信される信号を受信し接続すべき基地局を検出するセルサーチやハンドオフを行うといった場合には、接続すべき基地局を高速かつ正確に検出することができるという利点がある。
本発明の実施の形態による受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 符号乗算・位相回転部の詳細な構成例を示す図である。 3つの異なる送信装置からそれぞれ送信されたρa、ρb、ρcが混在した信号を受信する場合に得られるインパルス応答の例を示す図である。 対象とされるフレーム構成例を示す図である。 図4に示すパイロット信号を送信する場合の送信側の装置構成例を示す図である。 特許文献1における基地局側送信機の構成を示す図である。 特許文献1における端末側受信機構成を示す図である。 図8(a)は、ρaが経由した伝搬路のインパルス応答を示す図であり、図8(b)、(c)は、基地局B、Cから送信された符号ρb、ρcに対し、受信装置の符号乗算部においてρaの複素共役を乗算する場合における波形を示す図である。
符号の説明
10…符号乗算・位相回転部、11…加算部、12…電力算出部、13…制御部、14…位相回転補償部、120…アンテナ部、121…無線受信部、122…A/D変換部、123…同期部、124…GI除去部、125…S/P変換部、126…FFT部、127…パイロット抽出部、129…IFFT部、130…時間窓部、131…FFT部、132…伝搬路補償部、133…誤り訂正復号部。
以下、本発明の実施の形態によるOFDM受信技術について図面を参照しつつ説明を行う。
[実施例1]
本発明の実施例1による受信技術は、送信装置(基地局)毎に異なる符号を送信し、受信(端末)側でそれらの信号を同時に受信する場合において、各送信装置(各基地局)から送信された信号が経由する伝搬路のインパルス応答を分離し、同時に算出することができる受信(端末)装置に関するものである。
本実施例における送信側の装置は、図6に示す構成と同じ構成により実現可能である。但し、パイロット信号生成部100において、入力信号と乗算される符号は送信装置毎に異なるものとなる。これは、例えば、ある送信(基地局)装置ではρaの符号を用い、同様の構成を有するその他の送信(基地局)装置ではρbやρcなどのそれぞれ異なる符号を用いることを指す。このような構成を用いることにより、送信(基地局)装置毎に固有のパイロット信号を送信することができる。
図6に示す送信装置と同様の構成を有する複数の送信装置がそれぞれ異なる符号を同時に送信する場合、受信側では複数の送信装置から送信された信号(符号)が混在した信号が受信されることとなる。このような受信信号から各送信装置固有の符号が経由した伝搬路のインパルス応答を同時に算出することができる受信装置の構成例を図1に示す。但し、ここでは3つの異なる符号が経由した伝搬路のインパルス応答を同時に算出できる構成について示している。
図1において、図7と同じ機能ブロックには同じ番号を付している。図1に示すように、本実施例による受信装置は、新たに、符号乗算・位相回転部10及びその後段に加算部11、電力算出部12、制御部13、位相回転補償部14を設けることにより実現できる。
上記送信装置と同様の構成を有する複数の送信装置から送信され伝搬路を経由した信号は、図1のアンテナ部120において受信され、無線受信部121においてA/D変換が可能な周波数帯域まで周波数が変換される。A/D変換部122でデジタル信号に変換された信号は同期部123においてOFDMのシンボル同期が取られ、GI除去部124においてガードインターバルが除去される。その後、S/P変換部125を経由して、FFT部126においてサブキャリア毎の信号に分離される。パイロット抽出部127では、パイロット信号と情報信号とが分離され、パイロット信号は符号乗算・位相回転部10へ、情報信号は伝搬路補償部132へそれぞれ送られる。
符号乗算・位相回転部10に送られたパイロット信号には、符号乗算・位相回転部10において、それぞれの符号との乗算と符号毎に異なる位相回転とが施される。
符号乗算・位相回転部10の詳細な構成を図2に示す。図2に示すように、本実施例による受信装置における符号乗算・位相回転部10には、同時に分離を行う信号と同じ数(ここでは3)の符号乗算部が設けられており、ここで受信パイロット信号と各符号の複素共役との乗算がそれぞれ別々に行われる。この時、乗算を行う符号を特定する情報は制御部13から制御情報として送られるものとする。このように制御部から通知された3つの符号の複素共役を受信パイロット信号にそれぞれ乗算した後、符号乗算・位相回転部10では、符号の複素共役乗算後のパイロット信号に位相回転が施される。
この位相回転部では、例えば、k(k=1,2、…N)番目のサブキャリアにe-j2πMk/N(Mは整数)を乗算することにより、各サブキャリアに連続的な位相回転を与えている。このように、IFFT部のサンプル(IFFT部の処理ポイントまたはサブキャリア)間で連続であり、かつIFFT部の全サンプル(IFFT部の全処理ポイント)で2πMとなるような位相回転を与えることにより、IFFT部129におけるIFFT後の信号をMサンプルほど時間シフトすることができる。
但し、ここでは、符号ρbの複素共役を乗算後の信号に対しては、サブキャリア(IFFT部の処理ポイント)毎にΔθkずつ連続的に回転量を増加させた位相回転値を乗算し、符号ρcの複素共役を乗算された信号に対しては、サブキャリア(IFFT部の処理ポイント)毎にΔθlずつ連続的に回転量を増加させた位相回転値を乗算する。ここで、Δθk=2πk/N、Δθl=2πl/Nを満たす値であり、k、lはそれぞれ1以上の整数で、k≠lである。このような位相回転をそれぞれの符号乗算後の信号に与えることにより、IFFT部129におけるIFFT後に得られるインパルス応答にそれぞれ異なる時間シフトを与えることが可能となり、各符号が経由した伝搬路のインパルス応答を分離して同時に算出することができる。
この位相回転は、図2に示すように、符号乗算部の数3に対して3-1=2、すなわち、少なくとも2つの符号乗算後の信号に対して行えばよい(すなわち、符号ρaの複素共役を乗算された信号のインパルス応答は時間シフトなしでも良い)。この時、それぞれの信号に与える位相回転量は、あらかじめ各受信信号の最大遅延時間等が分かっている場合(システム設計上、想定される最大遅延時間が分かっている場合等)には、それらの伝搬路状況に応じた値が制御部13からの制御信号により指示される。また、それぞれの時間シフト量がガードインターバル長の整数倍と等しくなる(例えば、ρbを乗算した系統ではガードインターバル長×1であり、ρcを乗算した系統ではガードインターバル×2である。)ような位相回転量に固定しておくことにより、遅延波がガードインターバルを超えない通常のOFDM受信環境では、複数のインパルス応答が時間的に重なることで分離できなくなることを防止できる。但し、セルサーチやハンドオフ候補のサーチにおいては、いくつかの基地局から到来する信号のある程度の受信電力を検出することができれば良く、必ずしもインパルス応答の検出に関する精度が高くなくても良い。そこで、セルサーチ等の処理を行う場合には、それぞれの受信信号に与える時間シフト量を短くし(複数のインパルス応答が少々重なってもよい)、所望信号の復調のための伝搬路推定処理を行う場合には、それぞれのインパルス応答が重なることのないよう時間シフト量をガードインターバル長の整数倍となるよう設定してもよい。ここで、時間シフト量をガードインターバル長の整数倍となるよう設定するためには、各サンプルに与える位相回転量を、2π×ガードインターバル長÷有効シンボル長×位相回転部毎に異なる整数値、に設定すればよい。このような値に設定することにより時間領域では、ガードインターバル長に相当するサンプル数×位相回転部毎に異なる整数値、だけ時間シフトすることが可能となり、それぞれのインパルス応答が重ならないようにすることができる。このように、時間シフト量(位相回転量)は固定値ではなく、受信モード(セルサーチやハンドオフ候補のサーチ、通常のパケット受信等)の違いによって異なる値に設定してもよい。
次に、符号乗算・位相回転部10の出力は加算部11に入力され、各符号の複素共役が乗算された周波数領域のパイロット信号が加算された後、IFFT129に送られ、IFFT部129において時間領域の伝搬路変動(インパルス応答)に変換される。先にも述べたように、符号乗算・位相回転部10において符号毎に異なる時間シフト量(周波数領域では位相回転量)を与えているため、加算部11において複数の信号を加算する場合にも、IFFT後には3つの符号が経由した伝搬路のインパルス応答を、それぞれ干渉することなく算出することが可能となる。このように同時に算出された複数の受信信号のインパルス応答について、それぞれの信号毎に各パスの電力を合計する等の処理を電力算出部12において行うことにより、それぞれの受信信号電力等を算出することが可能である。
この時、それぞれの信号について合計するパスの範囲は、符号乗算・位相回転部10においてそれぞれ与えられた位相回転量を基に決めることができる。このようにして得られた各受信信号の電力は、セルサーチやハンドオフの際に基地局選択の基準等に用いることができる。
このように算出された複数のインパルス応答から、所望の基地局(セルサーチにより接続先として選択された基地局や、ハンドオフ候補のサーチ中にもデータ通信を行っている接続中の基地局)の伝搬路変動を算出し情報信号の伝搬路補償を行う場合には、まず時間窓部130において、3つの符号の受信信号から算出されたインパルス応答から必要な符号のインパルス応答のみを抽出し、FFT部131において時間領域の信号から周波数領域の信号へ変換する。この時、所望のインパルス応答のみを抽出するためには、3つの受信信号のインパルス応答が時間的に並んだ信号から所望のインパルス応答のみが得られるよう時間窓をかける必要があるが、この時間窓のタイミングや幅は制御部13から指示されるものとする。また、FFT部131の出力には、符号乗算・位相回転部10において位相回転が与えられているため、位相回転補償部14においてその補償が行われる。但し、位相回転補償部14において各サブキャリアに与えられる位相回転は、FFT部131の出力である3つのインパルス応答の中から時間窓部130において抽出されたインパルス応答に対して与えられた位相回転Δθkを補償する量であるものとする。また、この位相回転補償はFFT部131での処理前の時間領域の信号を時間シフトすることによっても行うことができる。
このように、所望のインパルス応答のタイミングに合わせて時間窓をかけ、所望のインパルス応答のみをFFTし、位相回転の補償を行うことによって得られた伝搬路推定値を用いて、伝搬路補償部132において情報信号の伝搬路補償が行われ、誤り訂正復号部133において復号され、情報データが再生される。
ここで、図3を参照して、3つの異なる送信装置からそれぞれ送信されたρa、ρb、ρcが混在した信号を受信する場合に得られるインパルス応答の例について説明する。但し、説明の便宜上、図3(a)にはρaの複素共役を乗算した信号にIFFT処理を行った場合のインパルス応答を、図3(b)にはρbの複素共役を乗算した信号に位相回転を施した後IFFT処理を行った場合のインパルス応答を、図3(c)にはρcの複素共役を乗算した信号に位相回転を施した後IFFT処理を行った場合のインパルス応答をそれぞれ示し、図3(d)にρa、ρb、ρcが混在した信号を図1の受信装置において受信する場合に得られるインパルス応答(図3(a)、(b)、(c)の和)を示す。まず図3(a)は、ρa、ρb、ρcが混在した受信信号にρaの複素共役を乗算することにより、ρaが経由した伝搬路のインパルス応答のみが算出される様子を示す図である。また、同様に、図3(b)、(c)においても、ρa、ρb、ρcが混在した受信信号にρbまたはρcの複素共役を乗算することにより、ρbまたはρcが経由した伝搬路のインパルス応答のみが算出されているが、ρbの複素共役の乗算結果に対しては位相回転部においてΔθkの位相回転が与えられているため、算出されたインパルス応答がkサンプルほどシフト(点線のインパルス応答から実線のインパルス応答へシフト)しており、図3(c)においてもインパルス応答がlサンプルほどシフト(点線のインパルス応答から実線のインパルス応答へシフト)している。
このように、受信した各サブキャリアに連続的な位相回転を与えることにより、IFFT後のインパルス応答を、あるサンプル数だけシフトさせることができる。このような性質を利用して、図1に示す受信装置では、符号毎に異なる位相回転量を与えることにより、各符号が経由した伝搬路のインパルス応答に異なる時間シフト量を与えることができる。従って、図3(d)に示すように、複数のインパルス応答を分離して同時に算出することが可能となる。また、複数のインパルス応答を並行して算出する場合には、通常、符号乗算後のIFFT部(IFFT部129)が複数個必要となるが、本実施例による受信装置の構成を用いることにより、複数のインパルス応答を求める場合にもIFFT部は1つだけ設ければ良く、回路規模の増大を抑えることができる。
以上に説明したように、本実施例による受信装置を用いることにより、複数の送信装置から送信された信号が混在する受信信号から、それぞれの信号が経由した伝搬路のインパルス応答を同時かつ高精度に求めることが可能であり、複数の基地局から送信される信号を受信し接続すべき基地局を検出するセルサーチやハンドオフを行うといった場合には、接続すべき基地局を高速かつ正確に検出することができる。
また、以上の実施例では、異なる3つの送信装置から同時に送信された信号のインパルス応答を一括して算出できる受信装置について述べたが、セルサーチやハンドオフ等を行わない通常のパケット受信の際には、接続先の基地局から送信された信号のインパルス応答のみ算出できればよく、複数の基地局から送信された信号のインパルス応答を一括して算出する必要はない。
そこで、図1、図2に示す受信装置において、セルサーチやハンドオフを行う際(受信装置全体の電源投入時や受信電力や誤り率が劣化してきた時)にのみ符号乗算・位相回転部10の全ての乗算器を動作させ、通常のパケット受信の際には符号乗算、位相回転を1系統のみ動作させるものとする。この時、残り2系統の乗算、位相回転部の起動や停止は制御部13から指示されるものとする。
このようにすることにより、通常のパケット受信時には他の2系統の符号乗算、位相回転部が動作しないため、消費電力の削減が期待できる。この時には、もちろん、動作させる符号乗算部では接続先の基地局で用いられている符号の複素共役と受信パイロット信号との乗算を行うこととなる。
さらに、通常のパケット受信を行う際に動作させる符号乗算・位相回転部10の系統を、常に図2の最上段の系統に設定しておくことにより、位相回転演算が省略されているため、2段目や3段目の系統のみを動作させる場合と比較して演算の一層の高速化と消費電力の低減とが可能となるという利点がある。
[実施例2]
本発明の実施例2では、1つの送信装置(基地局)から送信されるパイロット信号に乗算されている符号が、フレーム内の幾つかのパイロット信号の送信タイミング毎に周波数方向に巡回される場合に、受信した信号がフレーム内のどのタイミングの信号であるかを高速に検出することができる受信(端末)装置の構成について説明する。
まず、本実施例において対象とされるフレーム構成例について図4を参照しつつ説明を行う。図4に示すように、周波数と時間とを2軸とする2次元座標にフレーム構成例が示されている。図4において、最小の四角は1OFDMシンボル中の1サブキャリアを表しており、白色はパイロット信号、灰色はデータ信号を表している。また、パイロット信号を表す四角に付された括弧内の数字は符号ρのチップ番号を表しており、図4に示すように本実施例ではフレーム中のパイロット信号に用いられる符号がそれぞれの送信タイミング毎に、周波数方向に8チップずつ巡回している。
このようなパイロット信号を送信する場合の送信側の装置構成例を図5に示す。図5においては、図6と同一機能のブロックには同じ符号を付している。図6と図5に示す送信装置では、パイロット信号生成部100内で各サブキャリアに乗算される符号を時間的に巡回する符号格納・シフトレジスタ部20を備えるかどうかという部分が異なっている。図6に示す送信装置では、各サブキャリアに常に同じ符号の同じチップを乗算する構成となっているが、図5に示す実施例2の送信装置では、シフトレジスタによって数チップずつ符号を巡回させることにより、パイロット信号の送信タイミング毎に各サブキャリアに異なるチップを乗算する構成となっている。
図5に示すような送信装置から送信される信号を受信し、受信したパイロット信号を用いて、受信信号がフレーム内のどのタイミングの信号であるかを高速に検出することができる受信(端末)装置は、図1及び図2に示す構成と同じ構成により実現できる。但し、図2の符号乗算・位相回転部10において受信パイロット信号の各サブキャリアと乗算される符号は、送信装置においてパイロット信号の送信タイミング毎に用いられる符号(図4に示すような1つの符号を巡回した符号)であるものとする。このような構成とした場合、パイロット信号に乗算されている符号と完全に一致した符号が乗算された系統からのみ受信信号が経由した伝搬路のインパルス応答が得られ、パイロット信号に乗算されている符号から数チップ巡回された符号(周波数方向にシフトした符号)が乗算された系統からはインパルス応答は得られない。
これより、送信側でフレーム内の各パイロット信号に用いる巡回符号の順番(どのパイロット信号送信タイミングでどれだけ巡回した符号を乗算するか)をあらかじめ決めておけば、受信装置において、受信した信号がフレーム内のどのタイミングの信号かを検出することができる。このような動作により、制御局装置に未接続の端末装置がフレーム同期を行う際に、フレームの先頭を検出する等のタイミング検出を高速に行うことができる。
本発明はOFDM受信装置に利用可能である。

Claims (20)

  1. 異なる符号を乗算されたマルチキャリア信号を1つ以上受信するマルチキャリア受信装置であって、
    受信した信号を周波数領域の信号に変換する時間-周波数変換部と、
    周波数領域に変換された受信信号に前記異なる符号を別々に乗算する複数の符号乗算部と、
    前記複数の符号乗算部による符号乗算後の各信号に異なる位相回転を別々に与える複数の位相回転部と、
    それぞれ別々の符号乗算及び位相回転を施された信号を加算する加算部と、
    前記加算部による加算結果の信号を時間領域の信号に変換する周波数-時間変換部とを備え、
    受信されたマルチキャリア信号がそれぞれ経由した伝搬路のインパルス応答を一括して算出すること
    を特徴とするマルチキャリア受信装置。
  2. 異なる符号を乗算されたマルチキャリア信号を異なるタイミングで受信するマルチキャリア受信装置であって、
    受信した信号を周波数領域の信号に変換する時間-周波数変換部と、
    周波数領域に変換された受信信号に前記異なる符号を別々に乗算する複数の符号乗算部と、
    前記複数の符号乗算部による符号乗算後の各信号に異なる位相回転を別々に与える複数の位相回転部と、
    それぞれ別々の符号乗算及び位相回転を施された信号を加算する加算部と、
    前記加算部による加算結果の信号を時間領域の信号に変換する周波数-時間変換部とを備え、
    前記周波数-時間変換部の出力から信号を受信したタイミングを検出する
    を特徴とするマルチキャリア受信装置。
  3. 前記異なる符号は周期的に周波数方向へ巡回される符号であって、
    前記周波数-時間変換部の出力から受信信号の周期的な位置を検出すること
    を特徴とする請求項2に記載のマルチキャリア受信装置。
  4. 前記符号乗算部をN(Nは2以上の整数)個備える場合に、
    該符号乗算部においてそれぞれ受信信号と乗算される符号はM個の候補の中から選択されたN個((MはN以上の整数))の符号であること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチキャリア受信装置。
  5. 前記符号乗算部をN (Nは2以上の整数)個備える場合に、
    前記複数の位相回転部をN-1だけ有すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチキャリア受信装置。
  6. 前記複数の位相回転部においてそれぞれ与えられる位相回転量を、
    前記周波数−時間変換部における各処理ポイント間の位相回転量の差が一定となり、
    かつ、前記周波数−時間変換部の全処理ポイントで2πの整数倍の回転となるよう設定すること
    を特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のマルチキャリア受信装置。
  7. 前記複数の位相回転部においてそれぞれ与えられる位相回転量を、
    信号の最大遅延時間に応じた値に設定すること
    を特徴とする請求項6に記載のマルチキャリア受信装置。
  8. 前記複数の位相回転部においてそれぞれ与えられる位相回転量を、
    2π×ガードインターバル長÷有効シンボル長×位相回転部毎に異なる整数値だけ回転するように設定すること
    を特徴とする請求項6に記載のマルチキャリア受信装置。
  9. 前記複数の位相回転部においてそれぞれ与えられる位相回転量を、
    受信モードに応じて設定すること
    を特徴とする請求項6に記載のマルチキャリア受信装置。
  10. 前記複数の位相回転部においてそれぞれ与えられる位相回転量を、
    セルサーチやハンドオフ先のサーチを行う場合には小さい値に設定し、
    受信信号の伝搬路推定を行う場合には大きい値に設定すること
    を特徴とする請求項9に記載のマルチキャリア受信装置。
  11. 前記周波数‐時間変換部により得られる1つ以上の伝搬路のインパルス応答より、
    各信号の受信信号電力を算出する電力算出部を有すること
    を特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載のマルチキャリア受信装置。
  12. 前記周波数‐時間変換手段により得られる1つ以上の伝搬路のインパルス応答より、
    復調を行う受信信号が経由した伝搬路のインパルス応答のみを抽出する時間フィルタリング部と、
    該時間フィルタリング部により得られる信号を周波数領域の信号に変換する時間‐周波数変換部と、
    前記復調を行う受信信号に対し前記位相回転部において与えられた位相回転量を補償する位相回転補償部と
    を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のマルチキャリア受信装置。
  13. 前記復調を行う受信信号が経由した伝搬路のインパルス応答を抽出するために用いられる前記時間フィルタリング部における時間フィルタのタイミングは、
    前記位相回転部により与えられた位相回転量から算出すること
    を特徴とする請求項12に記載のマルチキャリア受信装置。
  14. N個の前記符号乗算部及びK(K=N又はK=N-1)個の前記位相回転部のうち、
    L個の符号乗算部及びL’個(L、L‘は整数で、かつ、N>L、K>L’)の位相回転部のみを動作させること
    を特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のマルチキャリア受信装置。
  15. 前記動作させる符号乗算部及び位相回転部の数(L、L’)は、
    受信信号が経由した伝搬路状況に応じて変更すること
    を特徴とする請求項14に記載のマルチキャリア受信装置。
  16. 前記動作させる符号乗算部及び位相回転部の数(L、L’)は、
    予め決められた閾値以上の受信信号電力が得られている場合または予め決められた閾値以下の誤り率が得られている場合にはL=1及びL’=1又はL=1及びL’=0に設定すること
    を特徴とする請求項15に記載のマルチキャリア受信装置。
  17. それぞれ異なる符号を乗算したマルチキャリア信号を送信する複数のマルチキャリア送信装置と、
    請求項1に記載のマルチキャリア受信装置とから構成されること
    を特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  18. 周期的に周波数方向へ巡回された符号を乗算したマルチキャリア信号を送信するマルチキャリア送信装置と、
    請求項2または請求項3に記載のマルチキャリア受信装置とから構成されること
    を特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  19. 異なる符号を乗算されたマルチキャリア信号を1つ以上受信するマルチキャリア受信装置における受信方法であって、
    受信した信号を周波数領域の信号に変換する時間-周波数変換ステップと、
    周波数領域に変換された受信信号に前記異なる符号を別々に乗算する複数の符号乗算ステップと、
    前記複数の符号乗算部による符号乗算後の各信号に異なる位相回転を別々に与える複数の位相回転ステップと、
    それぞれ別々の符号乗算及び位相回転を施された信号を加算する加算ステップと、
    前記加算部による加算結果の信号を時間領域の信号に変換する周波数-時間変換ステップとを備え、
    受信されたマルチキャリア信号がそれぞれ経由した伝搬路のインパルス応答を一括して算出すること
    を特徴とする受信方法。
  20. 周期的に周波数方向へ巡回される符号を乗算されたマルチキャリア信号を受信するマルチキャリア受信装置における受信方法であって、
    受信した信号を周波数領域の信号に変換する時間-周波数変換ステップと、
    周波数領域に変換された受信信号に前記周期的に周波数方向へ巡回される符号の幾つかの巡回結果を別々に乗算する複数の符号乗算ステップと、
    前記複数の符号乗算部による符号乗算後の各信号に異なる位相回転を別々に与える複数の位相回転ステップと、
    それぞれ別々の符号乗算及び位相回転を施された信号を加算する加算ステップと、
    前記加算部による加算結果の信号を時間領域の信号に変換する周波数-時間変換ステップとを備え、
    前記周波数-時間変換部の出力から受信信号の周期的な位置を検出すること
    を特徴とする受信方法。
JP2007538761A 2005-10-05 2006-10-03 マルチキャリア受信装置 Expired - Fee Related JP4847963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007538761A JP4847963B2 (ja) 2005-10-05 2006-10-03 マルチキャリア受信装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005292640 2005-10-05
JP2005292640 2005-10-05
PCT/JP2006/319742 WO2007040210A1 (ja) 2005-10-05 2006-10-03 マルチキャリア受信装置
JP2007538761A JP4847963B2 (ja) 2005-10-05 2006-10-03 マルチキャリア受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007040210A1 JPWO2007040210A1 (ja) 2009-04-16
JP4847963B2 true JP4847963B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=37906251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007538761A Expired - Fee Related JP4847963B2 (ja) 2005-10-05 2006-10-03 マルチキャリア受信装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4847963B2 (ja)
WO (1) WO2007040210A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101312359B (zh) * 2007-05-23 2012-02-29 鼎桥通信技术有限公司 多小区联合信道估计、多小区联合检测装置及方法
EP2187552A4 (en) * 2007-08-28 2012-10-03 Sharp Kk COMMUNICATION APPARATUS
CN101764627B (zh) * 2008-12-26 2014-05-07 株式会社Ntt都科摩 确定上行链路的解调导频序列的方法、终端以及上行链路系统
JP5353304B2 (ja) * 2009-03-03 2013-11-27 日本電気株式会社 信号復調装置及び信号復調方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004266814A (ja) * 2003-02-10 2004-09-24 Mitsubishi Electric Corp 通信装置
JP2004320168A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線受信装置および無線受信方法
WO2004100413A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 復調装置及び復調方法
JP2004538717A (ja) * 2001-08-10 2004-12-24 テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) マルチキャリア送信ダイバーシチ・システムにおけるチャンネル推定

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004538717A (ja) * 2001-08-10 2004-12-24 テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) マルチキャリア送信ダイバーシチ・システムにおけるチャンネル推定
JP2004266814A (ja) * 2003-02-10 2004-09-24 Mitsubishi Electric Corp 通信装置
JP2004320168A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線受信装置および無線受信方法
WO2004100413A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 復調装置及び復調方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007040210A1 (ja) 2007-04-12
JPWO2007040210A1 (ja) 2009-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101536336B (zh) 用于快速小区搜索的方法和装置
JP5236829B2 (ja) 通信装置
CN101917265B (zh) 多载波码分多址系统中的同步
JP4820941B2 (ja) 高速なセル探索の方法および装置
US9065630B1 (en) Systems and methods for detecting secondary synchronization signals in a wireless communication system
US8520748B2 (en) Transmitter, OFDM communication system, and transmission method
KR100715194B1 (ko) 직교 주파수 분할 다중 접속 이동통신 시스템에서 하향링크신호를 송신하는 기지국 장치 및 사용자 단말기의하향링크 초기 동기화 및 셀탐색 장치 및 방법
US8249132B2 (en) Communication terminal and receiving method
WO2007049768A1 (ja) 送信機、通信システム及び送信方法
US8290105B2 (en) Signal reception device and method of signal reception timing detection
CN103813362A (zh) 用于lte系统的联合的小区标识检测和小区测量的方法和移动设备
WO2004075451A1 (ja) マルチキャリア無線通信システム、送信装置および受信装置
JP4847963B2 (ja) マルチキャリア受信装置
US9331846B2 (en) Communication method and reception apparatus
JP3905541B2 (ja) 遅延プロファイル推定装置及び相関器
EP1944891B1 (en) Transmitting/receiving system, transmitting apparatus, and pilot signal multiplexing method used in them
WO2008010283A1 (fr) Appareil de détection de signal
JP4105659B2 (ja) 受信装置および受信回路
KR100658576B1 (ko) 휴대 인터넷 시스템을 위한 셀 탐색 장치 및 방법
JP2009033666A (ja) 無線通信装置、無線送信方法及び無線受信方法
JP2008167304A (ja) 受信機、移動局および基地局
CN101006661A (zh) 用于快速小区搜索的方法和设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees