JP5086624B2 - 潤滑システム - Google Patents
潤滑システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5086624B2 JP5086624B2 JP2006333014A JP2006333014A JP5086624B2 JP 5086624 B2 JP5086624 B2 JP 5086624B2 JP 2006333014 A JP2006333014 A JP 2006333014A JP 2006333014 A JP2006333014 A JP 2006333014A JP 5086624 B2 JP5086624 B2 JP 5086624B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricant
- lubrication
- resin
- foamed
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Lubricants (AREA)
Description
例えば、潤滑油やグリースに、超高分子量ポリオレフィン、またはウレタン樹脂およびその硬化剤を混合し、樹脂の分子間に液状の潤滑成分を保持させて徐々に滲み出る物性を持たせた固形潤滑剤が知られている(特許文献1〜特許文献3参照)。
また、潤滑剤の存在下でポリウレタン原料であるポリオールとジイソシアネートとを潤滑成分中で反応させた自己潤滑性のポリウレタンエラストマーが知られている(特許文献4参照)。
このような固形潤滑剤は、軸受に封入して固化させると、潤滑油を徐々に滲み出させるものであり、これを用いると潤滑油の補充のためのメンテナンスが不要になり、水分の多い厳しい使用環境や強い慣性力の働く環境などでも軸受寿命の長期化に役立てることを狙ったものである。
しかし、固形潤滑剤の強度と充填率は通常、補償的なものであるので、潤滑剤を高充填率で保持することが困難であり、長寿命化を妨げる可能性がある。
そのため、圧縮や屈曲などの外部応力が高い頻度で繰り返し起こるような部位においても簡便に使用可能な固形潤滑剤が求められている。
この固形潤滑剤として、例えば、発泡して連通気孔を形成した柔軟な樹脂に潤滑油を含浸し、その気孔内に潤滑油を保持させた発泡潤滑剤を軸受や等速ジョイントの内部に充填して使用されることが知られている(特許文献5参照)。
このような固形潤滑剤や発泡潤滑剤から余剰に滲み出した潤滑油は、ゴムなどの外装に接すると、その素材を潤滑油やその添加剤が化学的に腐食または劣化するものもある。
また、このような潤滑剤を製造する工程では、潤滑油やグリースを確実に含浸させるために多くの製造工程が必要になり、これでは低コスト化の要求に応えることも困難である。
なお、上記動粘度は、JIS K 2283に基づき測定した値である。また、本発明において「初期潤滑」とは潤滑を必要とする機器の作動開始直後において発泡潤滑剤より潤滑成分が摺動部に滲み出してこない状態から、該機器の作動にともない発泡潤滑剤より潤滑成分が摺動部に滲み出してくるまでの期間における潤滑のことをいう。
また、上記発泡・硬化して多孔質化する樹脂がポリウレタン樹脂であることを特徴とする。
また、上記発泡・硬化して多孔質化する樹脂の連続気泡率が 50%以上であることを特徴とする。
また、上記樹脂の発泡倍率が、1.1 倍〜100 倍であることを特徴とする。
このため、発泡潤滑剤が封入される軸受や自在継手等の摺動部等において初期潤滑から不足することなく継続して潤滑機能を十分に果たすことができる。
また、本発明に用いる発泡潤滑剤において樹脂は、発泡により表面積が大きくなっており、滲み出した余剰の潤滑成分である潤滑油を再び発泡体の気泡内に一時的に保持することもできて滲み出す潤滑油量は安定しており、また樹脂内に潤滑油を保持させるとともに発泡体の気泡内に含浸させることによって非発泡の状態より潤滑油の保持量も多くなる。
また、本発明に用いる発泡潤滑剤は潤滑成分と、樹脂とを含む混合物を発泡・硬化させるだけであるので、特別な設備も不要であり、任意の場所に充填して成形することが可能である。
また、上記混合物の配合成分の配合量をコントロールすることにより発泡潤滑剤の密度を変化させることができる。
発泡・硬化は、樹脂生成時に発泡・硬化させる形式であっても、樹脂に発泡剤を配合して成形時に発泡・硬化させる形式であってもよい。ここで硬化は架橋反応および/または液状物が固体化する現象を意味する。また、ゴム状弾性とは、ゴム弾性を意味するとともに、外力により加えられた変形がその外力を無くすことにより元の形状に復帰することを意味する。
ゴムとしては、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンエラストマー、フッ素ゴム、クロロスルフォンゴムなどの各種ゴムが挙げられる。
また、プラスチックとしては、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド4,6樹脂、ポリアミド6,6樹脂、ポリアミド6T樹脂、ポリアミド9T樹脂などの汎用プラスチックやエンジニアリングプラスチックが挙げられる。
上記樹脂の中で、容易に発泡・硬化して多孔質化するポリウレタン樹脂が好ましい。
活性水素基を有する化合物としては低分子ポリオール、ポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ひまし油系ポリオール等が挙げられる。これらは単独で、または2種類以上の混合物として使用することができる。低分子ポリオールとしては、2価のもの例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、水添ビスフェノールA等、3価以上のもの(3〜8価のもの)例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュークローズ等が挙げられる。
芳香族ジイソシアネートは、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4-トリレンジイソシアネート、2,6-トリレンジイソシアネートおよびその混合物、1,5-ナフチレンジイソシアネート、1,3-フェニレンジイソシアネート、1,4-フェニレンジイソシアネートが挙げられる。
脂肪族または脂環式ジイソシアネートは、例えば、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12-ドデカンジイソシアネート、1,3-シクロブタンジイソシアネート、1,3-シクロヘキサンジイソシアネート、1,4-シクロヘキサンジイソシアネート、イソプロパンジイソシアネート、2,4-ヘキサヒドロトルイレンジイソシアネート、2,6-ヘキサヒドロトルイレンジイソシアネート、1,3-ヘキサヒドロフェニルジイソシアネート、1,4-ヘキサヒドロフェニルジイソシアネート、2,4′パーヒドロジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′-パーヒドロジフェニルメタンジイソシアネートが挙げられる。
ポリイソシアネート化合物としては、4,4′,4″-トリフェニルメタントリイソシアネート、4,6,4′-ジフェニルトリイソシアネート、2,4,4′-ジフェニルエーテルトリイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートが挙げられる。
また、これらイソシアネートの一部をビウレット、アロファネート、カルボジイミド、オキサゾリドン、アミド、イミド等に変性したものが挙げられる。
上記ポリラクトンエステルポリオールはカプロラクトンを開環反応させて得られるポリラクトンエステルポリオールに短鎖ポリオールの存在下、ポリイソシアネートを付加重合させたウレタンプレポリマーが好ましい。
上記ポリエーテルポリオールとしては、アルキレンオキサイドの付加物または開環重合物が挙げられ、これらとポリイソシアネートを付加重合させたウレタンプレポリマーが好ましい。
また、有機金属触媒としてはスタナオクタエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチンメルカプチド、ジブチルチンチオカルボキシレート、ジブチルチンマレエート、ジオクチルチンジメルカプチド、ジオクチルチンチオカルボキシレート、オクテン酸塩などが挙げられる。また、反応のバランスを整えるなどの目的でこれら複数種類を混合して用いてもよい。
潤滑油としては、パラフィン系やナフテン系の鉱油、エステル系合成油、エーテル系合成油、炭化水素系合成油、GTL基油、フッ素油、シリコーン油等が挙げられる。これらは単独でも混合油としても使用できる。
上記発泡・硬化して多孔質化する樹脂と潤滑油が極性などの化学的な相性によって溶解、分散しない場合には、粘度の近い潤滑油を使用することで、物理的に混合しやすくなり、潤滑剤の偏析を防ぐことが可能となる。
モノアミンとしては、オクチルアミン、ドデシルアミン、へキサデシルアミン、オクタデシルアミン、オレイルアミン、アニリン、p-トルイジン、シクロヘキシルアミン等が挙げられる。
上記潤滑成分の配合割合は、混合物全体に対して、1〜90 重量%、好ましくは 5〜80 重量%である。潤滑成分が 1 重量%未満であると、潤滑成分の供給量が少なく発泡潤滑剤としての機能を発揮できず、90 重量%より多いときには固化しなくなる。
樹脂の配合割合は、混合物全体に対して、8〜98 重量%、好ましくは 20〜80 重量%である。8 重量%より少ないときは固化せず、98 重量%より多いときには潤滑成分の供給量が少なく、発泡潤滑剤としての機能を発揮できない。
上記混合物は、市販のシリコーン系整泡剤などの界面活性剤を使用し、各原料分子を均一に分散させておくことが好ましい。また、この整泡剤の種類によって表面張力を制御し、生じる気泡の種類を連続気泡または独立気泡に制御することが可能となる。このような界面活性剤としては陰イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、両性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。
本発明において発泡潤滑剤は、潤滑成分の存在下で樹脂の発泡反応と硬化反応とを同時に行なわせる反応型含浸法を採用することが望ましい。このようにすると潤滑成分を樹脂内部に高充填することが可能となり、その後には潤滑剤を含浸して補充する後含浸工程を省略できる。
これに対して発泡固形体をあらかじめ成形しておき、これに潤滑成分を含浸させる後含浸法だけでは、樹脂内部に十分な量の液体潤滑成分が滲み込まないので、潤滑剤保持力が十分でなく、短時間で潤滑油が放出されて長期的に使用すると潤滑油が供給不足となる場合がある。このため、後含浸工程は、反応型含浸法の補助手段として採用することが好ましい。
(1)発泡硬化した発泡潤滑剤を適当な大きさにカットし、試料Aを得る。試料Aの重量を測定する。
(2)試料Aを 3 時間ソックスレー洗浄(溶剤:石油ベンジン)する。その後 80℃で 2 時間恒温槽に放置し、有機溶剤を完全に乾燥させ、試料Bを得る。試料Bの重量を測定する。
(3)連続気泡率を以下の手順で算出する。
連続気泡率=(1−(試料Bの樹脂重量−試料Aの樹脂重量)/試料Aの潤滑成分重量)×100
なお、試料A、Bの樹脂重量、潤滑成分重量は、試料A、Bの重量に組成の仕込み割合を乗じて算出する。
連続していない独立気泡中に取り込まれた潤滑成分は 3 時間ソックスレー洗浄では外部へ放出されないため試料Bの重量を減少させることがないので、上記の操作で試料Bの重量減少分は連続気泡からの潤滑成分の放出によるものとして連続気泡率が算出できる。
形状が複雑な潤滑対象部材内の任意の部位にも容易に充填することが可能であり、発泡成形体を得るための成形金型や研削工程等も不要であることから、本発明では、混合物を発泡・硬化前に潤滑対象部材内に流し込み、該部材内において発泡・硬化させる方法を採用することが好ましい。該方法を採用することで、製造工程が簡易となり低コスト化が図れる。
潤滑油の具体例としては、上記発泡潤滑剤の潤滑成分として使用できる潤滑油が挙げられる。
また、潤滑システムにおいて潤滑油は、少なくとも潤滑対象部位の摺動部に存在することにより、潤滑システムの初期潤滑に寄与することができる。
実施例1〜実施例4および比較例3〜比較例4に用いる潤滑油A〜潤滑油Cは以下のものを使用した。
潤滑油A:
40℃における動粘度 100 mm2/sec の新日本石油社製タービン100
潤滑油B:
40℃における動粘度 523 mm2/sec の新日本石油社製スーパーオイルN460
潤滑油C:
40℃における動粘度 6.8 mm2/sec の新日本石油社製スーパーオイルN7
最初に、図1に示す、外輪2、内輪1、ケージ6および鋼球5を組み付けた固定式8個ボールジョイントサブアッシー(NTN株式会社製 EBJ82 外径サイズ 72.6 mm )の外輪底部に、表1に示す初期潤滑用潤滑油を 5 g 封入した。次に表1に示す組成のうち(a)、(d)、(e)、(i)を 80℃でよく混合し、次に 120℃で溶解した(b)を加えて素早く混合した。最後に(c)、(h)を投入し撹拌した後、初期潤滑用潤滑油を封入した前述ジョイントに 15.0 g 封入した。数秒後に発泡反応が始まり、100℃に設定した恒温槽で 30 分間放置し硬化させ、ブーツ、シャフトなど他の部区を組み付け、潤滑システムを用いた等速自在継手の試験片を得た。得られた試験片を以下に示す初期特性試験および寿命試験に供し、初期特性の発現状況および寿命時間を測定した。また前述の連続気泡率の算出法に基づき発泡潤滑剤の連続気泡率を測定した。結果を表1に併記する。
目的の初期特性が得られているか評価するために、等速自在継手試験片を以下の条件で実機評価を行なった。試験中に外輪表面温度が 100℃をこえたものは、異常温度上昇として試験打ち切りとした。また、試験後に試験片内部を点検し、摩耗やピーリング等の内部損傷が見られなかったものを可として「○」を、損傷が確認されたものを不可として「×」を記録する。
・トルク 451 N・m
・角度 6 deg
・回転数 580 rpm
・試験時間 1 時間
耐久性の向上についても評価するために、等速自在継手試験片を以下の条件で実機評価を行なった。試験中に外輪表面温度が 100℃をこえたものは、異常温度上昇として試験打ち切りとした。また、規定時間を経た試験後に試験片内部を点検し、異常摩耗や剥離等の内部損傷が見られなかったもの、もしくは内部損傷が見られたが軽微で継続運転可能なものを「○」、損傷が激しく継続運転不可能なものを「×」として記録する。
・トルク 725 N・m
・角度 6 deg
・回転数 230 rpm
・試験時間 150 時間
表1に示す組成のうち(a)、(d)、(e)、(i)を 80℃でよく混合し、次に 120℃で溶解した(b)を加えて素早く混合した。最後に(c)、(h)を投入し撹拌した後、図2に示す、外輪2、内輪1、ケージ6および鋼球5を組み付けた固定式8個ボールジョイントサブアッシー(NTN株式会社製 EBJ82 外径サイズ 72.6 mm )に 18.0 g 封入した。数秒後に発泡反応が始まり、100℃に設定した恒温槽で 30 分間放置し硬化させた。発泡潤滑剤が硬化した後、8ヶ所のケージ窓の鋼球5近傍に表1に示す初期潤滑用潤滑油を注射器にて注入した。その後、ブーツ、シャフトなど他の部区を組み付け、潤滑システムを用いた等速自在継手の試験片を得た。実施例1同様の項目を測定した。結果を表1に併記する。
最初に、図1に示す、外輪2、内輪1、ケージ6および鋼球5を組み付けた固定式8個ボールジョイントサブアッシー(NTN株式会社製 EBJ82 外径サイズ 72.6 mm )の外輪底部に、表1に示す初期潤滑用潤滑油を 5 g 封入した。表1に示す成分量(組成)で、ポリエーテルポリオールにシリコーン系整泡剤、鉱油、アミン系触媒、発泡剤としての水を加え、90℃で加熱しよく撹拌した。これにイソシアネートを加えてよく撹拌した後、初期潤滑用潤滑油を封入した前述ジョイントに 13.0 g 封入した。数秒後に発泡反応が始まり、90℃に設定した恒温槽で 15 分間放置し硬化させ、ブーツ、シャフトなど他の部区を組み付け、潤滑システムを用いた等速自在継手の試験片を得た。実施例1同様の項目を測定した。結果を表1に併記する。
表1に示す組成で実施例2と同様の手順で等速自在継手試験片を作製したが、初期潤滑用潤滑油は封入しなかった。実施例1同様の項目を測定した。結果を表1に併記する。
表1に示す組成で実施例3と同様の手順で等速自在継手試験片を作製したが、初期潤滑用潤滑油は封入しなかった。実施例1同様の項目を測定した。結果を表1に併記する。
表1に示す組成で実施例1と同様の手順で等速自在継手試験片を得た。初期潤滑用潤滑油には、動粘度 6.8 mm2/sec の潤滑油Cを用いた。実施例1同様の項目を測定した。結果を表1に併記する。
表1に示す組成で実施例4と同様の手順で等速自在継手試験片を作製したが、シリコーン系整泡剤は使用しなかった。初期潤滑用潤滑油には、動粘度 523 mm2/sec の潤滑油Bを用いた。実施例1同様の項目を測定した。結果を表1に併記する。
2 外輪
3 内輪側トラック溝
4 外輪側トラック溝
5 鋼球
6 ケージ
7 シャフト
8 ブーツ
9 発泡潤滑剤
10 潤滑油
Claims (5)
- 発泡潤滑剤と潤滑油とが潤滑対象部位に共存する潤滑システムであって、
前記発泡潤滑剤は、発泡・硬化して多孔質化する樹脂内に潤滑成分を含んでなり、該発泡潤滑剤は、前記潤滑成分と、樹脂成分と、硬化剤と、発泡剤とを含む混合物を発泡・硬化させてなり、
前記発泡・硬化して多孔質化する樹脂が、ゴム状弾性を有し、該樹脂内に含まれる前記潤滑成分がゴム状弾性体の変形により滲出性を有するポリウレタン樹脂であり、
前記発泡・硬化して多孔質化する樹脂の連続気泡率が 50%以上であり、
前記潤滑油は 40℃における動粘度が 50 mm2/sec 以上であり、
前記潤滑対象部位の初期潤滑において、少なくとも前記潤滑油が潤滑対象部位の摺動部に存在することを特徴とする潤滑システム。 - 前記発泡剤が、ガスを発生させて発泡させる発泡剤であることを特徴とする請求項1記載の潤滑システム。
- 前記樹脂成分が、分子内にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーであり、前記硬化剤が芳香族ポリアミンであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の潤滑システム。
- 前記潤滑油が、鉱油であることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の潤滑システム。
- 前記樹脂の発泡倍率が、1.1〜100 倍であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項記載の潤滑システム。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006333014A JP5086624B2 (ja) | 2006-12-11 | 2006-12-11 | 潤滑システム |
EP07850382A EP2105491B1 (en) | 2006-12-11 | 2007-12-11 | Lubricating system, bearing utilizing the system, universal joint utilizing the system, and process for production thereof |
US12/448,096 US8333665B2 (en) | 2006-12-11 | 2007-12-11 | Lubricating system, bearing utilizing the system, universal joint utilizing the system, and process for production thereof |
KR1020097014470A KR101475961B1 (ko) | 2006-12-11 | 2007-12-11 | 윤활 시스템, 상기 시스템을 이용한 베어링, 및 상기 시스템을 이용한 유니버설 조인트 및 그 제조방법 |
CN200780045789.0A CN101558142B (zh) | 2006-12-11 | 2007-12-11 | 润滑系统、采用了该系统的轴承以及采用了该系统的万向接头及其制造方法 |
PCT/JP2007/073816 WO2008072607A1 (ja) | 2006-12-11 | 2007-12-11 | 潤滑システム、該システムを用いた軸受、ならびに該システムを用いた自在継手およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006333014A JP5086624B2 (ja) | 2006-12-11 | 2006-12-11 | 潤滑システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008144037A JP2008144037A (ja) | 2008-06-26 |
JP5086624B2 true JP5086624B2 (ja) | 2012-11-28 |
Family
ID=39604575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006333014A Expired - Fee Related JP5086624B2 (ja) | 2006-12-11 | 2006-12-11 | 潤滑システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5086624B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3587613B2 (ja) * | 1995-03-13 | 2004-11-10 | 光洋精工株式会社 | 転がり軸受とその製造方法 |
JPH0942297A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Ntn Corp | 内外輪結合体の潤滑装置 |
JP3629344B2 (ja) * | 1996-11-29 | 2005-03-16 | Ntn株式会社 | 固形潤滑剤充填転がり軸受 |
JPH10274245A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Ntn Corp | 鉄道車両用車軸軸受ユニット |
JP4659415B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2011-03-30 | Ntn株式会社 | 摺動部材および樹脂塗料組成物 |
-
2006
- 2006-12-11 JP JP2006333014A patent/JP5086624B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008144037A (ja) | 2008-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2008001880A1 (fr) | Joint universel et son procédé de fabrication | |
JP2008215418A (ja) | 鉄道車両用車軸軸受 | |
KR101475961B1 (ko) | 윤활 시스템, 상기 시스템을 이용한 베어링, 및 상기 시스템을 이용한 유니버설 조인트 및 그 제조방법 | |
EP1961802A1 (en) | Porous solid lubricant, bearing, and constant velocity universal joint | |
JP4198171B2 (ja) | 等速自在継手 | |
JP5600380B2 (ja) | 潤滑システム | |
JP5346566B2 (ja) | 多孔性固形潤滑剤封入軸受およびその製造方法 | |
JP5107867B2 (ja) | 多孔性固形潤滑剤 | |
WO2009110593A1 (ja) | 潤滑システム、該潤滑システムを用いた自在継手および軸受 | |
JP2008144034A (ja) | 潤滑システム | |
JP2008215419A (ja) | 転がり軸受 | |
JP5288713B2 (ja) | 潤滑システム | |
JP5577008B2 (ja) | 発泡潤滑剤およびその製造方法 | |
JP5288829B2 (ja) | 潤滑システム | |
JP5086624B2 (ja) | 潤滑システム | |
US8629091B2 (en) | Lubricating system and universal joints with the system | |
JP5086623B2 (ja) | 潤滑システム | |
JP2008215417A (ja) | 軸受密封装置 | |
JP2010018734A (ja) | 発泡固形潤滑剤、該潤滑剤を封入した自在継手および軸受 | |
JP4887127B2 (ja) | 発泡潤滑剤封入軸受 | |
JP2008215416A (ja) | 鉄鋼用転がり軸受 | |
JP2008208916A (ja) | 自在継手の製造方法 | |
JP2008032217A (ja) | 自在継手およびその製造方法 | |
JP2008138708A (ja) | 一方向クラッチ | |
JP2008095940A (ja) | 多孔性固形潤滑剤封入軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120522 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120814 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5086624 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |