JP5084996B2 - ガルバノミラー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を反射する反射鏡と、この反射鏡を傾動自在に支持する支持部材とを有するガルバノミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガルバノミラーは、一般に、光磁気ディスクドライブ、追記型ディスクドライブ、相変化型ディスクドライブ、CD−ROM、DVD、光カードなどの光記録媒体に対して情報を記録および/または再生する情報記録再生装置や、光スキャナー、光通信用の光偏向機などの光学装置において、光束を所定の向きに傾ける光学素子支持装置の一部として利用されている。
【0003】
例えば、特開平7−72409号公報には、図11,12に示す如くの小型の光学素子支持装置(以下、従来技術1という)が開示されている。この光学素子支持装置は、振動子30が電極を形成したガラス基板34にスペーサ35を介して取り付けられたものである。振動子30は、厚さ0.3(mm)のシリコンからエッチングにより一体成形された、反射鏡(ミラー)を配置する可動板31と、この可動板31とS字型のスパンバウンド32を介して一体に取り付けられた枠33とからなり、可動板31およびスパンバウンド32の厚みは、20(μm)である。振動子30では、可動板31と、ガラス基板34に形成した電極との間に電圧を印加すると、両者の間に静電力が働き、可動板31がスパンバウンド32を軸として電極に吸引されるために振動する。
【0004】
また特開平7−72409号公報には、図13に示す如くの小型の光学素子支持装置(以下、従来技術2という)も開示されている。この光学素子支持装置において、反射鏡であるミラーは、ガラス基板44に形成したギャップ形成部43に接合するミラー外周部42と、ミラー外周部42から延在させた梁41を介して支持されたギャップ形成部43と非接触のミラー部40とからなり、このミラー部40が可動板の機能を兼ねている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術にはそれぞれ、以下に説明の如くの不都合が生じていた。
【0006】
まず従来技術1では、図11,12に示す如く、反射面となる可動板31の側面にスパンバウンド32を設けているため、可動板31の表面に対して直交する方向(垂線方向)の剛性が低く、この垂線方向に振動しやすい。このため、可動板31の表面で反射された光が平行移動することにより目標位置に対してズレを生じてしまうと言う不都合があった。
【0007】
次に従来技術2では、ミラー部40の反射面に直交する方向(垂線方向)に振動が加わったときにミラー部40の背面がギャップ形成部43に衝突してしまうため、ミラー部40の回転駆動が安定しない。加えて、ミラー部40がギャップ形成部43から離れる方向の規制が無いため、ミラー部40がギャップ形成部43から離間する方向への振動を規制することができない。さらに、梁41はミラー部40の側面に位置してミラー部40の垂線方向に撓みを生じさせるため、剛性がそれほど大きくなく振動しやすかった。このため、従来技術2も、ミラー部40の表面で反射された光が平行移動することにより目標位置に対してズレを生じてしまうと言う不都合があった。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解消するためになされたものであって、反射鏡の反射面に対して垂直な方向の振動を効果的に抑制することができるガルバノミラーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、第1発明に係る、ガルバノミラーは、光を反射する反射鏡と、少なくともこの反射鏡を有する可動部と、この反射鏡を固定部に対して傾動自在に支持する支持部材とを有するガルバノミラーにおいて、前記反射鏡の背面と前記固定部との隙間に、前記可動部と前記固定部とを前記反射鏡の反射面にほぼ垂直方向に一体に連結するとともに前記可動部の振動を抑制させる減衰部材設け、当該減衰部材を、前記固定部に対する前記可動部の傾動中心に配置したことを特徴とするものである。
【0010】
第2発明に係る、ガルバノミラーの減衰構造は、上記第1発明において、前記固定部は前記反射鏡の背面に向かって延在する突起部を有し、前記減衰部材は前記突起部の先端と前記反射鏡の背面とを一体に連結することを特徴とするものである。
【0011】
第3発明に係る、ガルバノミラーの減衰構造は、上記第1発明において、前記支持部材は前記反射鏡の反射面に平行に延在することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づき詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明の第1実施形態であるガルバノミラー100を備えた光路切り替え装置10の作用を概略的に示したシステム図である。また図2は、本発明の第1実施形態であるガルバノミラー100を示す斜視図、図3はガルバノミラー100の分解図、図4はガルバノミラー100の正面図、図5はガルバノミラー100のミラーを内側から示す内部図、図6はガルバノミラー100のホルダ周辺を示す横断面図、図7はガルバノミラー100を示す横断面図、図8はガルバノミラー100を示す縦断面図である。
【0015】
光路切り替え装置10は、図1に示す如く、光通信用伝送信号である光が出射される1本の光ファイバー20と、光ファイバー20からの出射光を反射するガルバノミラー100と、この反射光が入射される複数の光ファイバー21〜29とからなる。光ファイバー20は、その先端に光軸が一致するように配置したレンズ20aを備え、同様に、光ファイバー21〜29は、同一平面上に3段3列の合計9つに配置され、その先端にはそれぞれ、光軸が一致するように配置したレンズ21a〜29aを備える。
【0016】
ガルバノミラー100を構成する反射鏡であるミラー110は、互いに直交する2つの回転軸Ox,Oyの周りに回転自在に後述する支持部材であるばね112(図3参照)によって支持されており、同じく後述の励磁コイルC1,C2に駆動信号(電流)を印加してミラー110を回転軸Ox,Oyの周りで回転させることにより、ミラー110の傾きを自由に設定できるようにしている。
【0017】
このため、光路切り替え装置10は、光ファイバー20から出射される光をレンズ20aで平行光にして、この出射光L1をミラー110の前面(反射面)110fに投射し、この反射面110fからの反射光L2は、上記した駆動信号によってミラー110を回転軸Ox,Oyの周りで回転させることにより、9つのレンズ21a〜29aのうちのいずれか1つを介して9つの光ファイバー21〜29のうちの1本に選択的に入射させる。
【0018】
これにより、光路切り替え装置10は、1本の光ファイバ20から出力された光を9本の光ファイバ21〜29のうちの1本に選択して出力することができる。なお、入射光L1および反射光L2は、ガルバノミラー100のミラー110で偏向する主な光線である。
【0019】
具体的には、ミラー110を回転軸Ox周りに傾けてミラー110での反射光L2を図1に示すX方向に偏向させると共に、ミラー110を回転軸Oy周りに傾けてミラー110での反射光L2を図1に示すY方向に偏向させる。これにより、例えば、ガルバノミラー100は、反射光L2の向きをレンズ21aからレンズ29aに変更して、反射光L2を光ファイバー21から光ファイバー29に入射させることができる。なお、ミラー110は、回転軸Ox周りまたは回転軸Oy周りのいずれか一方のみを傾動させて反射光L2を偏向させてもよい。
【0020】
ここで、本発明の第1の実施形態であるガルバノミラー100を説明する。
【0021】
ガルバノミラー100は、図2に示す如く、ミラー110をハウジング100aの前側開口部に取り付けたマグネットホルダ120の中央部に配置し、ミラー110を、水平方向Xに対して平行な回転軸Oyと、水平方向Xに直交する垂直方向Yに対して平行な回転軸Oxとの周りに回転自在に支持する支持駆動機構と、ミラー110の2つの回転軸Ox,Oy周りの回転変位を検出するために、ミラー110の背面側のハウジング100a内に配して(2次元或いは2方向に対する光を利用した)位置検出装置とを有する。
【0022】
ミラー110は、図2に示す如く、正方形(乃至は長方形)の板形状であり、その表側の反射面110fは、例えば、光通信に用いる主な光の波長1.3(μm)〜1.7(μm)に対して反射率が高くなるようにコーティング膜が施されている。またミラー110の背面110b(図3参照)には、センサ用の光を発生するレーザ140(図3参照)の例えば波長780(nm)に対する反射率が高くなるようにコーティング膜が施されている。さらにミラー110は、四角枠状のミラーホルダ111の中央部にある取り付け凹部111n(図3参照)に収納され、位置決め状態で周囲が接着固定されている。
【0023】
具体的にミラーホルダ111は、図6に示す如く、外側に四角枠状に形成された第一のパーツ111aと、このパーツ111aの内側にほぼ四角枠状に形成される第二のパーツ111bとからなり、このパーツ111bの前面に形成した取り付け凹部111n内にミラー110が収納固定されている。パーツ111bの外側における前後方向のほぼ中央位置にパーツ111aが段差状に形成され、このパーツ111aの段差部と、その前後に隣接するパーツ111bの外周面とで第1のコイルC1および第2のコイルC2を固定保持するコイルホルダの機能を有する。
【0024】
またパーツ111aの外周位置には、図5に示す如く、ほぼ円弧形状にした4本のばね112(112a,112b,112c)が配置され、このばね112の両端は、図3では、ばね112とマグネットホルダ120とが分解して別体で示してあるが、マグネットホルダ120内にインサート成形される。
【0025】
具体的には、図5に示す如く、ミラーホルダ111のパーツ111aと、マグネットホルダ120とがプラスチックで成形される時に、ベリリウム銅の20(μm)の箔をエッチング加工して表面に金メッキされた)4本のばね112の内側部分はミラーホルダ111のパーツ111aに、外側部分はマグネットホルダ120に最初にインサート成形され、その両端が保持される。
【0026】
その次に、ばね112の前後両側に第1のコイルC1と第2のコイルC2とをパーツ111bの成形時にインサート成形することにより、ミラーホルダ111に固定されるミラー110と、ミラーホルダ111の外周面に取り付けられる第1コイルC1と第2コイルC2とは可動部を構成する。
【0027】
さらに詳細に説明すると、4本のばね112は、図5に示すように、ミラーホルダ111の回転軸Oxに近い上面中央および下面中央のそれぞれ2箇所に一端が固定されており、その固定端付近は回転軸Oxに平行となるように変形させた第1の変形部112aを有する。第1の変形部112a付近には、この第1の変形部112aにミラーホルダ111の内部で接続されている半田付け部hが配置され、合計4箇所の半田付け部hに第1のコイルC1および第2のコイルC2の両端末が導電性接着剤にて固定されている。
【0028】
またばね112の他端はマグネットホルダ120の回転軸Oyに近い左右の側面壁でそれぞれ2箇所に固定されており、その他端の固定端付近は回転軸Oyに平行となるように変形させた第2の変形部112bを有する。なお、第2の変形部112bの端部は、マグネットホルダ120の左右側面から突出する長方形状の突出部121内を貫通して、マグネットホルダ120にインサートされているが、このインサート部はマグネットホルダ120内を通り、マグネットホルダ120の外面に突出する4つの端子tに至っている。
【0029】
さらにばね112は、第1の変形部112aと、第2の変形部112bとを連結する連結部112cを有し、この連結部112cは、ミラーホルダ111の4角を取り囲むように配置されている。これら4本の変形部112a、第2の変形部112bおよび連結部112cを有するばね112が本実施形態における支持部材となる。
【0030】
第1の変形部112aおよび半田付け部hと、第2の変形部112bおよび突出部121とには、紫外線硬化のシリコンゲルであるダンパD1,D2が付着するように設けてあり、ばね112の両端部の振動に対するダンピング機能を保持する。
【0031】
マグネットホルダ120は、図3,図4,図6などに示すように、水平方向に着磁された2つのマグネットm1がそれぞれ、ヨーク122を背面に固定し、これらマグネットm1の内側に第1のコイルC1が対向する左右の位置に接着により取り付けられている。これにより、マグネットm1による磁界がその内側に対向配置された第1のコイルC1に作用するような磁気回路を構成する。
【0032】
またマグネットホルダ120は、図3のように、上下方向に着磁された2つのマグネットm2がそれぞれ、ヨーク123を背面に固定し、これらマグネットm2の内側に第2のコイルC2が対向する上下の位置に接着により取り付けられている。
【0033】
これにより、ミラー110、ミラーホルダ111および2つのコイルC1,C2からなる可動部は、支持部材である4本のばね112を介してマグネットホルダ120に対して傾動自在に支持されると共に、4つの端子t(図5参照)にフレキシブルケーブルを半田付けしてフレキシブルケーブルを経て給電することにより、4本のばね112を介して2つのコイルC1,C2に駆動信号を供給して回動させることができる。つまり、ミラー110を、ミラーホルダ111を介して第1コイルC1および第2コイルC2に生じる駆動力に応じた量だけ傾動させることができる。
【0034】
ミラーホルダ111とマグネットホルダ120は、非導電性プラスチック(例えば、チタン酸ウイスカ入りの液晶ポリマー)で成形されている。マグネットホルダ120は、ほぼ四角枠状をしており、例えば、亜鉛ダイキャストで成形されたハウジング100aの前面で開口する取り付け面100fに接着されている。
【0035】
本実施形態において、マグネットホルダ120の背面には、図3に示す如く、プレート130が固定されている。プレート130は、マグネットホルダ120の背面に取り付けられる固定部131と、この固定部131の中央部には、その前面からマグネットホルダ120を貫通してミラー110の背面110bに向かって延在する先端が球面の円筒形をした突起部132を有し、この突起部132の先端には、図6〜8に示す如く、ミラー110の背面110bに接触するダンピング部材(減衰部材)133が設けられている。
【0036】
本実施形態において、プレート130の突起部132は、固定部131の中央部に位置し、この突起部132の周辺をプレート130の外周部131aと4本の細い連結部130bにて連結している。
【0037】
また本実施形態では、マグネットホルダ120の背面にプレート130を固定する際、ミラー110の背面110bと突起部132の先端との間に僅かな隙間Δc(例えば、0.2〜1mm)が生じるようにしてある。これにより、本実施形態のダンピング部材133は、例えば、UV硬化のゲル等からなるダンピング材を隙間Δcに充填したのち硬化させて一体成形されている。
【0038】
上述のように、ミラー110、ミラーホルダ111、第1および第2コイルC1,C2は可動部を構成し、図6に示すように、可動部の重心Gは回転軸Ox上で且つ回転軸Oy上ともなるようにしている。また、可動部の慣性主軸は回転軸Oxと回転軸Oyとに一致している。また、ダンピング部材133は重心Gと回転軸Ox,Oyに極近似した位置に配置されている。
【0039】
また、ばね112は、回転軸Oxと回転軸Oyが構成する平面上に一致するように配置されている。また図5に示す第1の変形部112aは回転軸Oxにほぼ一致する位置に配置され、第2の変形部112bは回転軸Oyにほぼ一致する位置に配置されている。
【0040】
図6に示すように前後に取り付けられた第1のコイルC1と第2のコイルC2との中央位置にばね112を配置するのではなく、ミラー110が配置された第1のコイルC1寄りの位置にばね112を配置して、これにより、ミラー110を含めた重心位置をバランサ無しで、回転軸Ox,Oyに一致させることができるようにしている。
【0041】
なお、図6は、回転軸Oyを含む水平面を示した断面図である。第1のコイルC1には、図6に示す如く、駆動点F1に対して図面の上下方向に沿った力が発生する。このため、第1のコイルC1の両側にある2つの駆動点F1,F1を結ぶ中点Fm1を中心とするトルクが発生する。そして、駆動点F1および中点Fm1を中心とするトルクは、回転軸Oyを含む水平面上にある。
【0042】
第2のコイルC2には、図6の表裏方向の辺に力が発生し、その力は図6の駆動点F2に対して図6の紙面に垂直な上下面に上下方向に発生する。このため、第2のコイルC2の両側にある2つの駆動点F2,F2を結ぶ中点Fm2(図6では、2つの駆動点F2,F2と中点Fm2とは一致している)を中心とするトルクが発生する。なお、図8は、回転軸Oxを含む垂直面を示した断面図であり、この図8から、駆動点F2および中点Fm2を中心とするトルクは、回転軸Oxを含む垂直面上にあることがわかる。
【0043】
つまり、図6に示すように、中点F1(m)を中心とするトルクと、中点Fm2を中心とするトルクとは、重心Gに近い距離となるように形成されている。
【0044】
ハウジング100aは、回転軸Ox,Oy周りの回転に伴うミラー110の傾きを検出するセンサを備える。ハウジング100aは、図3,7に示す如く、センサ用の光源となるレーザ(ダイオード)140をハウジング100aの後端の開口部100bに圧入により固着させている。また、レーザ140の前方には、1/4λ板151を接合したPBS(偏光ビームスプリッタ)152を配し、このPBS152の一側面(接着面)151bをハウジング100aの(一方の)内壁面に接着固定する。
【0045】
さらにハウジング100aは、PBS152の前方にレンズ153を接着固定している。そしてレーザ140によるレーザ光は、PBS152,1/4λ板151,レンズ153を経て、マグネットホルダ120に固定されたプレート130に照射され、このプレート130に形成した突起部132の周囲を通過できる光がレンズホルダ111に保持されたミラー110の裏面110bに入射される。なお、レンズホルダ111の背面側の内壁形状は、円形の開口111bを形成している(図5参照)。
【0046】
さらにハウジング100aは、図7に示す如く、PBS152の側面151bが接着された内壁面と対向する位置を開口し、この開口部分に、投射される光の2方向の光照射中心位置を検出する位置検出センサ(PSD)154を接着固定している。このPSD154は、その受光部154aに投射された光の2方向(X,Y方向)の中心位置を電圧で出力する2次元位置センサである。
【0047】
次に、ガルバノミラー100の作用を説明する。4本のばね112のうちの2本を介して第1のコイルC1に電流を流すと、その左右両側に配置したマグネットm1から受ける磁界により回転軸Oxの周りに回転トルクを発生し、主に第1の変形部112aがねじり変形を受け、可動部を回転軸Oxの周りに傾ける(回動させる)。
【0048】
4本のばね112の他の2本を介して第2のコイルC2に電流を流すと、その上下両側に配置されたマグネットm2から受ける磁界により回転軸Oyの周りに回転トルクを発生し、主に第2の変形部112bがねじり変形を受け、可動部を回転軸Oyの周りに傾ける(回動させる)。
【0049】
レーザ140で発生したレーザ光は、P偏光にてPBS152に入射し、偏光面152aをほとんど100パーセント透過し、1/4λ板151を介して円偏光の光となってレンズ153に入射し、このレンズ153で集光されてミラー110の裏面110bに入射する。この裏面110bにて反射された光は、1/4λ板151を透過して、偏光面が90度回転させられたS偏光となり、このS偏光の光で偏光面154aに入射するため、ここでほとんど100パーセント反射されてPSD154の受光面154aにスポット状に入射する。
【0050】
ミラー110が回転軸Oxの周りで傾くと、受光面154a上の光は図3のX方向(図7では左右方向)に移動し、ミラー110が回転軸Oyの周りで傾くと、受光面154a上の光はY方向(図7では上下方向)に移動するため、PSD154の出力によりミラー110の2方向の傾きを検出できる。
【0051】
従って第1のコイルC1および第2のコイルC2に対して、PSD154からの位置検出信号が所望の値になる駆動信号を供給することにより、可動部と共に、ミラー110(の反射面110b)の傾き角を所望する値に制御することができる。
【0052】
ダンピング部材133は、ミラー110の反射面110fと垂直な方向で、ばね112の剛性が低い方向に配置されている。これにより、4本のばね112の剛性が低い方向であるミラー110の反射面110fと垂直方向の剛性を、ダンピング部材133が、この方向の支持部材となるため、格段に上げることができる。そのため、ミラー110がミラー110の反射面110fと垂直な方向に振動する振幅を小さくすることができ、反射光L2を不必要に変位させることがない。
【0053】
ダンピング部材133は、ミラー110の反射面110fと垂直方向で、その裏面110bの中央に位置し、さらに可動部の回転中心に近い位置に設定してある。これにより、ミラー110を含む可動部がミラー110の反射面110bに垂直方向に外部の振動を受けた場合などに可動部の振動を効果的に抑制することができる。また可動部が回転軸Oxまたは回転軸Oyの周りに回転する時にも、ダンピング部材133が変形を受けるので、この方向の振動も抑制することができる。
【0054】
またダンピング部材133は、可動部の回転中心と近くに配置してある。このため、可動部が傾く時のダンピング部材133の受ける変形量が過度にならず、可動部の動きの感度を大きく低下させることが無い。またダンピング部材133をミラー110の中央部のみに配置したため、その周辺を透過する光により、ミラー110の傾きを検出することができる。
【0055】
ミラー110を2軸周りに傾けるガルバノミラー100において、そのミラー110と一体に構成された2軸方向に傾ける2種類のコイルC1,C2を支持する部材であり、2方向の回転中心を含むばね112をミラー110の反射面110fに垂直な方向に挟むように配置する。このため、コイルC1,C2の駆動トルクの中心が支持部材、回転中心と大きくずれないように設定できる。
【0056】
また2種類のコイルC1,C2を含む可動部の重心位置を回転中心に容易に一致させることができる。このため、ミラー110の傾きの駆動特性において、共振の発生を抑制することができ、サーボ特性を向上させることができる。
【0057】
さらに2方向に傾けるコイルC1,C2を支持部材の両側に配置し、またミラー110の反射面110fに垂直方向に離間させる。このため、2つのコイルC1,C2および、それぞれの磁気回路を構成するマグネットm1,m2を、各々干渉せずに容易に配置することができる。こうした配置により、2つのコイルC1,C2をミラー110の反射面110fに垂直方向に離間させても、支持点とのずれを小さくすることができる。このため、2方向回転用のマグネットm1,m2を容易に配置することができると共に、2方向回転用のマグネットm1,m2の相互の磁気干渉を小さくでき、2つのコイルC1,C2に作用する磁気の乱れを小さくすることができる。
【0058】
本実施形態では、ばね112を4本としたため、2方向に駆動力を発生するコイルC1,C2それぞれの+/−の合計4本の給電ライン(駆動ライン)を兼ねることができる。このため、可動部への給電用のフレキシブルケーブル等が不要となり、ミラー110の支9駆動動作に影響を及ぼさない。
【0059】
また本実施形態では、ばね112の両端にダンパD1,D2を配置したので、ばね112を捻り変形させた場合に発生する振動を有効に抑制することができる。さらにミラー110の傾きセンサを主な光線に対する反射面110fとは裏側の背面側に配置している。このため、傾きセンサが主な光線と干渉しないようにすることができる。
【0060】
本実施形態では、プレート130を用いたが、円筒形の突起部132をレンズ153を固定部として直接、レンズ153の表面に固定することもできる。また予め円筒形に形成したシリコンゴム等のダンピング部材をレンズ153の表面とミラー110の背面110bとを連結配置してもよい。
【0061】
さらに、ミラー110の背面110bを透過面とし、メインの光が反射されるミラー110の反射面110fをセンサに用いた構成にしてもよい。またミラー110の背面110bではなく、レンズ153側のミラーホルダ111またはコイルC2と、ハウジング100aとの間にダンピング部材133を配置してもよい。
【0062】
また本実施形態のようなセンサを用いない場合には、ミラー110の反射面110fの裏側に配したミラーホルダ111の中央部の開口部に壁を設け、この壁にダンピング部材133を配置することができる。
【0063】
ところで、ガルバノミラーのミラー部分は、ホルダを利用すること無く、ミラー部分を直接傾動させる構造であってもよい。
【0064】
次に図9および図10を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。なお本実施形態のガルバノミラー200は、1つの軸周りで回転する構造のものである。
【0065】
図9に示すガルバノミラー200は、シリコン基板を半導体プロセスにてエッチングして、フレーム201と、その中央に四角板状のミラー210と、このミラー210の上辺および下辺の左右方向の中央位置でそれぞれ、上下方向に細く直線状に延在してフレーム201と連結するばね212とを形成したものである。
【0066】
ミラー210の両面には、図10に示す如く、四角形状のコイルC3,C4を電鋳にて形成する。これらのコイルC3,C4の端末は、2本の直線状のばね部212(及びフレーム201)の両面に形成された導電パターン202により、フレーム201に設けた半田付け用のランド203に接続されている。両側のコイルC3,C4が、支持部材であるばね部212とミラー210、ばね部212の中心軸として形成される回転軸Oxを挟むように構成している。
【0067】
フレーム201には、2つのコイルC3,C4それぞれに対向する位置に2つのマグネットm3がフレーム201の切り欠き部に位置決めされた状態で接着固定されている。ミラー210の表面には、例えば、金のコーティング膜を設けて反射率を高めた反射面210fが形成されている。またミラー210の背面にも、センサ用光に対して高い反射率にした金などのコーティング膜が施されている。
【0068】
ミラー210の背面210bには、図10に示す如く、V溝210nがコイルC3の内側に形成されていると共に、その対向する位置にプレート230が配置されている。
【0069】
プレート230は、両端にマグネットm3が固定された固定部231と、この固定部231の中央部に前面からミラー210の背面210bに延在する屋根型の三角断面の突起部232とを有し、この突起部232の先端には、ミラー210の背面210bに形成したV溝210nに接触するダンピング部材(減衰部材)233が設けられている。
【0070】
本実施形態では、第1の実施形態と同様、ミラー210の背面210bにプレート230を固定する際、ミラー210のV溝210nと突起部232の先端との間に僅かな隙間Δc(例えば、0.2〜1mm)が生じるようにしてある。これにより、本実施形態のダンピング部材233も、例えば、UV硬化のゲル等からなるダンピング材を隙間Δcに充填したのち硬化させて一体成形されている。
【0071】
このため、本実施形態によれば、ミラー210の回転軸Ox周りの振動と、ミラー210の反射面210fに垂直方向の振動とを効果的に抑制することができる。また本実施形態では、ミラー210の傾きを調整する回転軸が1軸のみであるため、ダンピング部材233をミラー210の中央に線状に配置してある。
【0072】
さらに本実施形態におけるプレート230には、図9に示す如く、LED(発光ダイオード)241と、その受光面が2分割されたPD(フォトダイオード)242とが配置されている。この場合、LED241から出射した光は背面210bで反射されたのち、分割されたPD242に入射する。このため、このPD242の各出力の差動を取ることによって、ミラー210の回転軸Ox周りの回転量を検出することができる。
【0073】
2つのコイルC1,C2には、図10に示すように、駆動点F3に力が発生し、この駆動力によるトルクの中心は中点Fm3に位置する。つまり、本実施形態のガルバノミラー200は、図10に示す如く、ミラー210と、コイルC3,C4とで構成される可動部の重心Gに回転軸Oxと、トルクの中心Fm3)とが一致する対称的な構造になっている。
【0074】
従って、本実施形態によれば、2つのコイルC3,C4への給電を、ミラー210を支持するばね部212の両面を利用して、4本の給電ラインを2箇所の支持用ばね部212の両面に形成したため、1本の給電ラインをばね部の各面に配置すればよい。このため、ばね部212の幅が狭くても容易に給電ラインを配置することができる。本実施形態においても、ミラー210の反射面210fにおける垂直方向の剛性を高くすると共に振動を効果的に抑制することができる。
【0075】
またフレーム201と可動部とを半導体プロセスにより容易に加工できるため、生産性がよい。また回転軸Oxに対して完全な対称形状であるため、完全(高精度)にバランスが取れた状態に設定することができ、トルクの中心を、重心Gおよび回転中心となる回転軸Oxに一致させるための設定を高精度に行うことができる。上記実施形態では、ダンピング材をミラーの反射面と垂直な方向の支持部材としたが、ナイロン等の柔らかいプラスチック成形品のヒンジ等でもよい。さらに、光通信用に限ることなく、例えば、光記録再生装置のトラッキング装置などにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である減衰構造を有するガルバノミラーを備えた光路切り替え装置のシステム図である。
【図2】 本発明の第1実施形態である減衰構造を備えたガルバノミラーを示す斜視図である。
【図3】 図2の分解図である。
【図4】 図2のガルバノミラーを示す正面図である。
【図5】 図2のガルバノミラーを内側から示す内部図である。
【図6】 図2のガルバノミラーのホルダ周辺を示す横断面図である。
【図7】 図2のガルバノミラーを示す横断面図である。
【図8】 図2のガルバノミラーを示す縦断面図である。
【図9】 本発明の第2実施形態である減衰構造を備えたガルバノミラーを分解した状態で示す斜視図である。
【図10】 図9のガルバノミラーを示す横断面図である。
【図11】 ガルバノミラーの従来例を一部断面にて示す斜視図である。
【図12】 図11のガルバノミラーを示すシステム図である。
【図13】 ガルバノミラーの他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 光路切り替え装置
20 出射側光ファイバー
20a レンズ
21〜29 入射側光ファイバー
21a〜29a レンズ
100 ガルバノミラー
110 ミラー
111 ミラーホルダ
111a 第一のパーツ
111b 第二のパーツ
111n ミラー取り付け用凹部
112 ばね部
112a 第1の変形部
112b 第2の変形部
112c 連結部
120 マグネットホルダ
122,123 ヨーク
130 プレート
131 固定部
131a プレート外周部
131b 連結部
132 突起部
133 減衰部材
140 レーザ
151 1/4λ板
152 PBS(偏光ビームスプリッタ)
153 レンズ
154 PSD(位置検出センサ)
154a 受光部
200 ガルバノミラー
201 フレーム
202 導電パターン
203 半田付け用ランド
210 ミラー
212 ばね部
230 プレート
231 固定部
232 突起部
233 減衰部材
241 LED
242 PD
C1,C2,C3,C4 コイル
m1,m2,m3 マグネット

Claims (3)

  1. 光を反射する反射鏡と、少なくともこの反射鏡を有する可動部と、この反射鏡を固定部に対して傾動自在に支持する支持部材とを有するガルバノミラーにおいて、
    前記反射鏡の背面と前記固定部との隙間に、前記可動部と前記固定部とを前記反射鏡の反射面にほぼ垂直方向に一体に連結するとともに前記可動部の振動を抑制させる減衰部材を設け、当該減衰部材を、前記固定部に対する前記可動部の傾動中心に配置したことを特徴とするガルバノミラー。
  2. 前記固定部は前記反射鏡の背面に向かって延在する突起部を有し、前記減衰部材は前記突起部の先端と前記反射鏡の背面とを一体に連結することを特徴とする請求項1に記載のガルバノミラー。
  3. 前記支持部材は前記反射鏡の反射面に平行に延在することを特徴とする請求項1に記載のガルバノミラー。
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