JP5081091B2 - モーアハウジング - Google Patents

モーアハウジング Download PDF

Info

Publication number
JP5081091B2
JP5081091B2 JP2008199757A JP2008199757A JP5081091B2 JP 5081091 B2 JP5081091 B2 JP 5081091B2 JP 2008199757 A JP2008199757 A JP 2008199757A JP 2008199757 A JP2008199757 A JP 2008199757A JP 5081091 B2 JP5081091 B2 JP 5081091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral wall
housing
housing body
attached
deck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008199757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010035454A (ja
Inventor
和夫 鮫島
彰仁 杉尾
善幸 江崎
弘典 土橋
政治 久禮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2008199757A priority Critical patent/JP5081091B2/ja
Publication of JP2010035454A publication Critical patent/JP2010035454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5081091B2 publication Critical patent/JP5081091B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

本発明は、芝などの草を刈取るために用いられる草刈機に用いられるモーアハウジングの改良に関する。
上記のモーアハウジングにおいては、モーアを走行機体に昇降可能に吊設したり、各種伝動機構等をデッキ部分に固定するために用いられるブラケット類などを、モーアハウジングに取り付けている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−351330号公報(段落〔0022〕,〔0031〕、図1,図3)
上記特許文献1に示す構造のものでは、前記モーアを走行機体に昇降可能に吊設するためのリンク機構の取付ブラケットや、伝動機構の固定用ブラケットなどを、溶接によって取り付けていた。そして、その溶接により取り付けるための各ブラケット毎に、溶接用治具を作成し、個々に固定し、溶接完了後に除去する作業が必要であった。
また、取付ブラケット等の大きさや取付位置が変化したり、モーアハウジング自体の仕様が変化した場合にも、それに応じて個々の溶接用治具を作成する必要があるため、多数の治具が必要とされるものであった。
そして、溶接用治具の台座はモーアデッキよりも大きく、台座を含めた溶接用治具はその大きさも非常に大きなものとなるので、その保管や段取り作業に大きな手間を要するものであった。
本発明の目的は、溶接用治具の使用を不要に、もしくは軽減して、溶接作業の簡素化、及び低コスト化を図る点にある。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために講じた本発明の技術手段は、請求項1に記載のように、ハウジング本体を構成するデッキ部材に対して被取付材を溶接して取り付けるようにしたモーアハウジングであって、
ハウジング本体のデッキ部材に対して被取付材を仮止め可能な仮止め機構を備え、
前記仮止め機構を、前記被取付材側及びハウジング本体側のうちのいずれか一方に形成した差し込み用脚部と、前記差し込み用脚部を係入可能であるように前記ハウジング本体側及び前記被取付材側のうちの他方に形成した位置決め用凹部とによって構成し
前記ハウジング本体は、前記デッキ部材の外周近くで垂下された状態に周壁部分を形成する周壁部材を備え、
前記ハウジング本体の周壁部材は、少なくともその一部が前記ハウジング本体のデッキ部材に対して溶接固定される前記被取付材で構成されていることを特徴とする。
〔作用及び効果〕
上記のように、解決手段1にかかる本発明のモーアハウジングでは、次の作用及び効果を奏する。
すなわち、ハウジング本体のデッキ部材に対して被取付材を仮止め可能な仮止め機構として、被取付材側及びハウジング本体側のうちのいずれか一方に形成した差し込み用脚部と、その差し込み用脚部を係入可能であるように他方のハウジング本体側又は被取付材側に形成された位置決め用凹部とによって構成された構造を採用したものである。
したがって、溶接作業に先立ってデッキ本体に対して被取付部材を仮止めするための治具を必要とせずに溶接作業を行うことができる。また、溶接用治具の台座などの大きな部材の保管や段取り替えの作業も省略することができる。
これによって、ハウジング本体のデッキ部材と被取付部材とを仮止めするための治具を省略でき、治具作成、及び治具取付及び除去作業に要する費用を不要にして、モーアハウジング製作のためのコスト低減を図ることができる。
また、大きな治具及び台座を不要にして、その保管スペースの確保を不要にできるとともに、その保管や段取り作業に要する時間の節約も図ることができる。
そして、予め形成された位置決め用凹部に対して差し込み用脚部を係入することで被取付材の仮止め作業が行え、溶接後は仮止め機構を除去する必要がないので、精度の良い位置決めを短時間で行えるとともに、仮止め機構の撤去作業のための時間も省略してより一層時間的ロスの少ない作業を行うことが可能である。
さらにまた、上述のように予め形成されている位置決め用凹部と差し込み用脚部との係合によって仮止め機構を構成する際に、被取付材毎に位置決め用凹部と差し込み用脚部との対の係入箇所において、対毎に異なる寸法関係に決定しておけば、各被取付材毎の取付間違いを防止するための手段としても利用することができる。
〔解決手段2〕
本発明のモーアハウジングにおける第2の解決手段は、請求項2の記載のように、前記ハウジング本体の周壁部材は、
前記デッキ部材の一部を機体前方側で折り曲げて形成された前方周壁部分と、
前記デッキ部材の一部を機体後方側で折り曲げて形成された後方周壁部分と、
前記デッキ部材とは別部材で構成された湾曲板状の左周壁部分と、
前記デッキ部材とは別部材で構成された円弧状に湾曲した右周壁部分と、を備え、
前記左周壁部分及び前記右周壁部分は、前記ハウジング本体のデッキ部材に対して溶接固定される前記被取付材である点に特徴がある。
〔解決手段3〕
本発明のモーアハウジングにおける第3の解決手段は、請求項3の記載のように、前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材として取付面に対して平行な方向での断面形状がL形であるように屈曲形成され、L形に交差する2辺のそれぞれに差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部形成された被取付材を備え、ハウジング本体側には、前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各差し込み用脚部のそれぞれに対して係入可能な位置決め用凹部、もしくは前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各位置決め用凹部のそれぞれに対して差し込み可能な差し込み用脚部を形成してある点に特徴がある。
〔作用及び効果〕
上記のように、解決手段3にかかる本発明のモーアハウジングでは、前記解決手段1にかかる発明と同等な作用効果の他に、次の作用効果をも奏する。
すなわち、被取付材は取付面に対して平行な方向での断面形状がL形であるように屈曲形成され、L形に交差する2辺のそれぞれに差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部を形成してあり、ハウジング本体側でも、前記差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部に係入可能な位置決め用凹部もしくは差し込み用脚部が、L形に交差する2辺に対向する位置に形成されているので、ハウジング本体の取付面に対して平行な方向での被取付材の横倒れが抑制された状態で取り付けることができる。
したがって、単なる差し込み用脚部と位置決め用凹部との係合でありながら、その位置がL形に交差する方向であるように形成位置を設定するだけで、特別に倒れ防止の手段を要することもなく、簡単な構造で仮止めすることができる。
〔解決手段4〕
本発明のモーアハウジングにおける第4の解決手段は、請求項4の記載のように、被取付材は取付面に対して平行な方向での断面形状が湾曲線状であるように屈曲形成され、この被取付材の前記湾曲線に対する接線が互いに交差するように前記湾曲線上での離れた複数箇所に差し込み用の脚部もしくは位置決め用凹部を形成してあり、ハウジング本体側には、前記被取付材側の各差し込み用脚部のそれぞれに対して係入可能な位置決め用凹部、もしくは前記被取付材側の各位置決め用凹部のそれぞれに対して差し込み可能な差し込み用脚部を形成してある点に特徴がある。
〔作用及び効果〕
上記のように、解決手段4にかかる本発明のモーアハウジングでは、前記解決手段1又は2にかかる発明と同等な作用効果の他に、次の作用効果をも奏する。
すなわち、被取付材は取付面に対して平行な方向での断面形状が湾曲線状であるように屈曲形成され、前記湾曲線に対する接線が互いに交差するように前記湾曲線上での離れた複数箇所に差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部を形成してあり、ハウジング本体側でも、前記差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部に係入可能な位置決め用凹部もしくは差し込み用脚部が、前記湾曲線上での離れた複数箇所に対向する位置に形成されているので、ハウジング本体の取付面に対して平行な方向での被取付材の横倒れが抑制された状態で取り付けることができる。
したがって、単なる差し込み用脚部と位置決め用凹部との係合でありながら、その位置が被取付材の前記湾曲線に対する接線が互いに交差するように前記湾曲線上での離れた複数箇所であるように、形成位置を設定するだけで、特別に倒れ防止の手段を要することもなく、簡単な構造で仮止めすることができる。
〔解決手段5〕
本発明のモーアハウジングにおける第5の解決手段は、請求項5の記載のように、前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材としてハウジング本体の角部を跨いで前記ハウジング本体の角部の両側に位置する2面に対向する2面を備えた被取付材を備え
前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材の前記対向する2面のそれぞれに差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部を形成してあり、ハウジング本体側には、前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各差し込み用脚部のそれぞれに対して係入可能な位置決め用凹部、もしくは前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各位置決め用凹部のそれぞれに対して差し込み可能な差し込み用脚部を形成してあることを特徴とする。
〔作用及び効果〕
上記のように、解決手段5にかかる本発明のモーアハウジングでは、前記解決手段1にかかる発明と同等な作用効果の他に、次の作用効果をも奏する。
すなわち、被取付材はハウジング本体の角部を跨いで、そのハウジング本体の角部の両側に位置する2面に対向する2面を備え、その2面のそれぞれに差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部を形成したものであるから、単なる一つの面上で差し込み係合させる場合に比べて、被取付材の仮止め状態を外れにくい安定した状態に維持し易い利点がある。
本発明のモーアハウジングにおける第6の解決手段は、請求項6の記載のように、前記仮止め機構における差し込み用脚部は、その突出部分の両側に窪み部を備えていることを特徴とする。
〔乗用型草刈機の全体構成〕
図1に、本発明に係るモーアハウジング3を備えたモーアMを装着してある乗用型草刈機の全体側面が、また、図2にその全体平面がそれぞれ示されている。この乗用型草刈機は、機体フレーム10の前端側にキャスタ式の遊転輪に構成された左右一対の前輪11を備え、機体フレーム10の後端側に左右一対の駆動輪で構成された後輪12を備えて走行機体1を構成し、この走行機体1の前後輪間に、バーブレード型のモーアMが昇降自在に吊り下げ支持された、いわゆるミッドマウント仕様に構成されている。
走行機体1の後部にはエンジンボンネット内に水冷式ディーゼルエンジン20を収容した原動部2が、前記機体フレーム10の後側フレーム部分に配備されるとともに、走行機体1の前後中間部位には運転座席13が配備されている。
運転座席13の後部には門形のロプス14が略鉛直に立設固定されている。ロプス14は、その上下中間部位で支点x1周りに後方に折り畳み可能に構成されており、樹木の幹回りの草刈り時にロプス14を折り畳むことで、張出した木の枝にロプス14が引っ掛かることなく作業を行えるように構成されている。
前記機体フレーム10における前側フレーム部分には、運転座席13の足元に位置するステップ15が搭載装着されるとともに、運転座席13の左右にはフェンダ16が配備されている。
伝動系の構造は周知のものであるため詳細な構造の説明は省略するが、エンジン20の出力がカウンターケース21内で走行系と作業系とに分岐され、走行系の動力は図示されない左右一対の静油圧式無段変速装置(HST)に入力され、その変速出力が左右の後輪12に伝達されるようになっている。
左右の後輪12を駆動する静油圧式無段変速装置は、運転座席13の左右両脇に前後揺動操作可能に配備された左右一対の走行レバー17を各別に揺動操作することで、左右の後輪12をそれぞれ独立して無段階に前後進変速するよう構成されていて、図1に示す中立停止の状態から、左右の走行レバー17の同時同方向の操作で直進前後進、左右各別の操作でピボットターン、および、スピンターンを任意に行うことができるようになっている。
そして、作業系の動力は、前記カウンターケース21で分岐された作業系の動力が、カウンターケース21の前面下部に突設された、走行機体1側からの出力軸であるPTO軸22から機体前方に向けて出力され、このPTO軸22及び伝動軸23を介してモーアMにエンジン動力を軸伝達するように構成してある。
〔モーアの構成〕
モーアMは、四連リンク構造のリンク機構18を介して吊り下げ支持された構造となっている。前記リンク機構18は、そのリンク機構18の一部に連結された油圧シリンダ19の伸縮作動によって昇降操作され、モーアMを略平行に昇降作動させるよう構成してある。
図3及び図4に示すように、モーアMは、下向きに開放されたモーアハウジング3の内部に、縦軸心周りに回転駆動される3枚の回転ブレード30L,30C,30Rが、中央の回転ブレード30Cが少し前方に偏位するよう平面視で三角配置されて軸支された構造となっており、走行機体1が直進移動した際に、隣接する回転ブレード30L,30C,30R同士の先端回動軌跡の左右端が部分的に重複して、刈残しの無い草刈が行えるようになっている。
モーアハウジング3は、天板高さが全体的に同高さに設定されたフラットデッキに構成されているとともに、このモーアハウジング3の上面中央位置に、前記PTO軸22から取り出された作業用動力が伝達されるベベルギヤケース31を設けてある。
このベベルギヤケース31では、伝動軸23を介して伝達された水平方向の回転動力を、内部のベベルギヤ機構(図示せず)を介して縦軸回転に変換し、中央の回転ブレード30Cの回転軸32Cに伝達するように構成されている。
前記中央の回転軸32Cと左右の回転ブレード30L,30Rの回転軸32L,32Rとは、それぞれの軸端に設けた伝動プーリ33,33,33にベルト34を巻き掛けて連動され、各回転ブレード30L,30C,30Rが同じ方向(平面視で時計回り)に等速で回転駆動されるようになっている。
モーアハウジング3の周囲には障害物乗り越え用の遊転輪(アンチスキャルプローラ)35,36が配備されており、上方への移動融通をもってリンク機構18に吊り下げ支持されたモーアMが地上の斜面や隆起部などに接近すると、遊転輪35のいずれかが隆起部などに乗り上がることでモーアMが相対的に持ち上げられるように構成されている。これによって、モーアハウジング3が直接に地面に接触して地面を削ることが回避されるようになっている。
〔モーアハウジングの構成〕
モーアハウジング3は、下向き開放形状のハウジング本体4と、このハウジング本体4に溶接固定されるリンク連結用ブラケット50などの被取付材5とを備えて構成されている。
前記ハウジング本体4は、モーアハウジング3の天板部分を構成するように平板状に形成されたデッキ部材40と、そのデッキ部材40の外周近くで垂下された状態に周壁部分を形成する周壁部材41とを備えている。
前記ハウジング本体4の周壁部材41は、図5乃至図9に示すように、デッキ部材40の一部を機体前方側で折り曲げて形成された前方周壁部分41aと、機体後方側で折り曲げて形成された後方周壁部分41bと、別部材で構成された湾曲板状の左周壁部分41cと、別部材で構成された円弧状に湾曲した右周壁部分41dと、前記後方周壁部分41よりも前方側で中央の回転ブレード30Cの外周に沿う湾曲形状の中央周壁部分41eと、その中央周壁部分41eの左端部と前記左周壁部分41cの右端部との間を繋ぐ中間周壁部分41fとで構成されている。
前記ハウジング本体4のデッキ部材40に対して溶接固定される前記被取付材5は、前記リンク機構18のリンク部材18aを連結するためのリンク連結用ブラケット50と、デッキ部材40の周縁部に垂設される周壁部材41のうちで、前記デッキ部材40とは別部材で構成されている左周壁部分41cと、右周壁部分41dと、中央周壁部分41eと、中間周壁部分41f、及びサイドディスチャージ用のガイド部材37を取り付けるための取付体55などで構成されている。
〔仮止め機構の構成〕
そして、ハウジング本体4のデッキ部材40と被取付材5とは、そのデッキ部材40に対する被取付材5の溶接固定に先立って、被取付材5をデッキ部材40に仮止めするための仮止め機構6を備えている。
前記仮止め機構6の一つの種類は、図8に示すように、デッキ部材40側に形成された貫通孔による位置決め用凹部60と、被取付材5としてのリンク連結用ブラケット50の下端側に形成された差し込み用脚部61とで構成されている。
この構造では、被取付材5としてのリンク連結用ブラケット50は、取付面であるデッキ部材40の上面に対して平行な方向での断面形状がL形であるように屈曲形成されている。このL形に交差する2辺のそれぞれに差し込み用脚部61となる下向きの突片61a,61bを形成してある。
そして、前記デッキ部材40の上面側には、前記リンク連結用ブラケット50側の差し込み用脚部61のL形に交差する2辺のそれぞれに形成された下向きの突片61a,61bに対して、それぞれに係入可能な位置決め用凹部60としての貫通孔60a,60bが形成されている。
つまり、この位置決め用凹部60としての貫通孔60a,60bと、差し込み用脚部61としての下向きの突片61a,61bとで上記の仮止め機構6が構成されている。
上記位置決め用凹部60としての貫通孔60a,60bと、差し込み用脚部61としての突片61a,61bとで構成される仮止め機構6と同種の仮止め機構6が、前記デッキ部材40の前縁側に連設された前方周壁部分41aと、被取付材5としての障害物乗り越え用の遊転輪35,36の取付用ブラケット51,52,53,54のうち、進行方向前方側における左右の取付用ブラケット51との間にも設けてある。
前記仮止め機構6の他の一つの種類は、同じく図8、及び図6に示すように、デッキ部材40側に形成された差し込み用脚部61と、被取付材5としての周壁部材41に形成された位置決め用凹部60とによって構成されている。
つまり、デッキ部材40の左右両端側の湾曲した外周縁のうち、左側の外周縁付近では、その左側の外周縁部分に形成された差し込み用脚部61としての突片61c,61dと、左側の外周縁部分に装着される左周壁部分41cの上端側に形成された位置決め用凹部60としての切り欠き60c,60dとによって、デッキ部材40側に形成された差し込み用脚部61と、被取付材5としての周壁部材41側に形成された位置決め用凹部60とが構成されている。
同様に、デッキ部材40の右側の外周縁付近では、その右側の外周縁部分に形成された差し込み用脚部61としての突片61c,61d、及び61eと、右側の外周縁部分に装着される右周壁部分41dの上端側に形成された位置決め用凹部60としての切り欠き60c,60d、及び60eとによって、デッキ部材40側に形成された差し込み用脚部61と、被取付材5としての周壁部材41側に形成された位置決め用凹部60とが構成されている。
前記仮止め機構6のさらに他の種類としては、前記図6、及び図8に示すように、デッキ部材40側と被取付材5としての周壁部材41側とのそれぞれに、差し込み用脚部61と位置決め用凹部60との両方が振り分けられて形成されたものもある。
すなわち、前記右周壁部分41dの左側端部と右側端部とのそれぞれに、差し込み用脚部61としての突片61fと、位置決め用凹部60としての切り欠き60eとが形成されており、これに対向する位置のデッキ部材40に、位置決め用凹部60としての貫通孔60fと差し込み用脚部61としての突片61eとが形成されている。
また、中間周壁部分41fにおいても同様に、差し込み用脚部61としての突片61fと、位置決め用凹部60としての切り欠き60eとが形成されており、これに対向する位置のデッキ部材40に、位置決め用凹部60としての貫通孔60fと差し込み用脚部61としての突片61eとが形成されている。
前記仮止め機構6のさらに他の種類としては、図6及び図7に示すように、デッキ部材40側に設ける位置決め用凹部60と被取付材5としての周壁部材41側に設ける差し込み用脚部61とを次のように構成したものもある。
すなわち、デッキ部材40側に設ける位置決め用凹部60としては、中央の回転ブレード30Cの外周軌跡の円弧に沿った位置に複数個(3箇所)の貫通孔60g,60h,60iが形成され、被取付材5としての周壁部材41側には、中央周壁部分41eの上端側に、円弧状の中央周壁部分41eの湾曲線に対する接線が互いに交差するように、前記湾曲線上での離れた複数箇所(3箇所)に、差し込み用脚部61としての突片61g,61h,61iが形成されている。
前記仮止め機構6のさらに他の種類としては、前記図6、及び図8に示すように、デッキ部材40の上面側で一直線に沿って形成した貫通孔62a,62bによって位置決め用凹部60を形成し、これに対向する差し込み用脚部61を、サイドディスチャージ用のガイド部材37を取り付けるための直線状の取付体55の下面側に設けた突片63a,63bによって構成したものもある。
前記仮止め機構6のさらに他の種類としては、前記図4、及び図8に示すように、デッキ部材40に対して固定される周壁部材41に設けた位置決め用凹部60と、被取付材5としての障害物乗り越え用の遊転輪35,36の取付用ブラケット51,52,53,54のうち、進行方向後方側における左右の取付用ブラケット52に設けた差し込み用脚部61とで構成したものもある。
この構造では、周壁部材41の外面に対して水平方向で直線的に並べて形成した位置決め用凹部60としての貫通孔62a,62bと、その貫通孔62a,62bに対向するように、前記障害物乗り越え用の遊転輪35,36の取付用ブラケット51,52,53,54のうち、進行方向後方側における左右の取付用ブラケット52に水平方向で直線的に並べて設けた突片63a,63bとで構成している。
前記仮止め機構6のさらに他の種類としては、前記図4、及び図8に示すように、デッキ部材40に対して固定される周壁部材41に設けた位置決め用凹部60と、被取付材5としての障害物乗り越え用の遊転輪35,36の取付用ブラケット51,52,53,54のうち、進行方向前方側における中央の取付用ブラケット53に設けた差し込み用脚部61とで構成したものもある。
この構造では、周壁部材41の外面に対して上下方向で直線的に並べて形成した位置決め用凹部60としての貫通孔62a,62bと、その貫通孔62a,62bに対向するように、前記障害物乗り越え用の遊転輪35,36の取付用ブラケット51,52,53,54のうち、進行方向前方側における中央の取付用ブラケット53に上下方向で直線的に並べて設けた突片63a,63bとで構成している。
同様の仮止め機構6は、図示はしないが被取付材5としての障害物乗り越え用の遊転輪35,36の取付用ブラケット51,52,53,54のうち、進行方向後方側における中央の取付用ブラケット54と、周壁部材41のうちの円弧状の中央周壁部分41eとの間にも設けてある。
図9に示すように、上述の仮止め機構6における差し込み用脚部61を構成する各突片61a,61b、及び、61c〜61i、並びに63a,63bは、その突出部分64の両側に窪み部65を備えており、位置決め用凹部60に対する突出部分64の入り込みが精度良く行われ易いように構成されている。
上述の仮止め機構における位置決め用凹部60となる各貫通孔60a,60b,60f,60g,60h,60i、及び62a,62b、並びに切り欠き60c,60d,60eは、それぞれレーザー加工によって形成されている。
また、差し込み用脚部61を構成する各突片61a,61b、及び61c〜61i、並びに突片63a,63bに関しては、レーザー加工もしくは機械加工で構成しているが、このような小さいもので折り曲げ加工も必要な構造であれば、プレス加工によって構成してもよい。
〔別実施形態の1〕
ハウジング本体4を構成するにあたっては、上述の実施形態に示した構造に限らず、図11に示すように構成してもよい。
この構造では、モーアハウジング3の天板部分を構成するように平板状に形成されたデッキ部材40と、そのデッキ部材40の外周近くで垂下された状態に周壁部分を形成する周壁部材41とを備えるにあたり、次のように構成されている。
前記ハウジング本体4の周壁部材41は、図11に示すように、デッキ部材40の一部を下向きに折り曲げて形成された左右一対の前方周壁部分41a,41aと、機体後方側の中央部分で下向きに折り曲げて形成された後方周壁部分41bとを備えたものであるが、これに加えて機体後方側の左右でも、下向きに折り曲げて形成された左右後方周壁部分41b’,41b’を備えている。
そして、デッキ部材40とは別部材からなる周壁部材41は、中央の回転ブレード30Cの外周に沿う湾曲形状の中央周壁部分41eとともに、円弧状に湾曲した右周壁部分41dと、前記中央周壁部分41eの左端部と前記左周壁部分41cの右端部との間を繋ぐ中間周壁部分41fとの全体が、デッキ部材40の下側に隠れた状態に位置している。
前記機体後方側の中央部分で下向きに折り曲げて形成された後方周壁部分41bと、その左右両側の左右後方周壁部分41b’,41b’との間は、平板状の縦壁部分41g,41gで接続してある。
上記構造のハウジング本体4において、デッキ部材40と折り曲げ形成された前方周壁部分41a,41aとの間、及び、デッキ部材40と折り曲げ形成された右後方周壁部分41b’との間では、図10に示すように、L字状に屈曲形成された補強用の被取付材5が装着される。
この補強用の被取付材5とハウジング本体4との仮止め機構6は、デッキ部材40の上面側に形成された位置決め用凹部60としての貫通孔60aと、前方周壁部分41a、及び右後方周壁部分41b’に形成された位置決め用凹部60としての貫通孔60bと、前記補強用の被取付材5の下向き面及び横向き面にそれぞれ形成された差し込み用脚部61としての突片61a,61bとで構成されている。
前記左右両側の左右後方周壁部分41b’,41b’は、中央部分で下向きに折り曲げて形成された後方周壁部分41bと同じ仮止め機構6によってデッキ部材40に仮止めされるように構成してある。
前記平板状の縦壁部分41g,41gは、仮止め箇所が2箇所ではなく1箇所ではあるが、左周壁部分41cが設けられた部分のデッキ部材40と同じ横向きの突片61cを差し込み用脚部61とし、上端側の切り欠き60cを位置決め用凹部60とする仮止め機構6を備えている。
〔別実施形態の2〕
仮止め機構6は、最良の実施形態で説明したように、位置決め凹部60として貫通孔60a,60b,60f,60g,60h,60i、及び62a,62bや、切り欠き60c,60d,60eを形成したものに限らず、貫通しないで底部分を備えた凹部によって構成してもよい。
〔別実施形態の3〕
モーアMの仕様としては、マルチング仕様に構成されたものや、サイドディスチャージ仕様に構成されたもの、あるいはリヤディスチャージ仕様に構成されたものなど、適宜の仕様を選択することができる。
乗用型草刈機の全体側面図 乗用型草刈機の全体平面図 モーア部分を示す平面図 モーア部分を示す上下方向断面図 モーアハウジング部分を示す斜視図 ハウジング本体部分の分解状態を示す斜視図 ハウジング本体部分の組み付け状態を示す斜視図 モーアハウジングの被取付材を外した状態を示す斜視図 差し込み用脚部と位置決め用凹部との組み付け構造を示す断面図 モーアハウジングに対する被取付材の脱着構造を示す断面図 別実施形態におけるハウジング本体部分の展開状態を示す平面図
3 モーアハウジング
4 ハウジング本体
5 被取付材
6 仮止め機構
40 デッキ部材
41 第2軸部
40 デッキ部材
41 周壁部材
41a 前方周壁部分
41b 後方周壁部分
41c 左周壁部分(被取付材)
41d 右周壁部分(被取付材)
50 リンク連結用ブラケット(被取付材)
51 取付用ブラケット(被取付材)
52 取付用ブラケット(被取付材)
53 取付用ブラケット(被取付材)
60 位置決め用凹部
61 差し込み用脚部
65 窪み部
M モーア

Claims (6)

  1. ハウジング本体を構成するデッキ部材に対して被取付材を溶接して取り付けるようにしたモーアハウジングであって、
    ハウジング本体のデッキ部材に対して被取付材を仮止め可能な仮止め機構を備え、
    前記仮止め機構を、前記被取付材側及びハウジング本体側のうちのいずれか一方に形成した差し込み用脚部と、前記差し込み用脚部を係入可能であるように前記ハウジング本体側及び前記被取付材側のうちの他方に形成した位置決め用凹部とによって構成し、
    前記仮止め機構による被取付材の仮止め状態での溶接により、ハウジング本体のデッキ部材に対して被取付材を固定するように構成し
    前記ハウジング本体は、前記デッキ部材の外周近くで垂下された状態に周壁部分を形成する周壁部材を備え、
    前記ハウジング本体の周壁部材は、少なくともその一部が前記ハウジング本体のデッキ部材に対して溶接固定される前記被取付材で構成されていることを特徴とするモーアハウジング。
  2. 前記ハウジング本体の周壁部材は、
    前記デッキ部材の一部を機体前方側で折り曲げて形成された前方周壁部分と、
    前記デッキ部材の一部を機体後方側で折り曲げて形成された後方周壁部分と、
    前記デッキ部材とは別部材で構成された湾曲板状の左周壁部分と、
    前記デッキ部材とは別部材で構成された円弧状に湾曲した右周壁部分と、を備え、
    前記左周壁部分及び前記右周壁部分は、前記ハウジング本体のデッキ部材に対して溶接固定される前記被取付材である請求項1記載のモーアハウジング。
  3. 前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材として取付面に対して平行な方向での断面形状がL形であるように屈曲形成され、L形に交差する2辺のそれぞれに差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部形成された被取付材を備え、ハウジング本体側には、前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各差し込み用脚部のそれぞれに対して係入可能な位置決め用凹部、もしくは前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各位置決め用凹部のそれぞれに対して差し込み可能な差し込み用脚部を形成してある請求項1記載のモーアハウジング。
  4. 被取付材は取付面に対して平行な方向での断面形状が湾曲線状であるように屈曲形成され、この被取付材の前記湾曲線に対する接線が互いに交差するように前記湾曲線上での離れた複数箇所に差し込み用の脚部もしくは位置決め用凹部を形成してあり、
    ハウジング本体側には、前記被取付材側の各差し込み用脚部のそれぞれに対して係入可能な位置決め用凹部、もしくは前記被取付材側の各位置決め用凹部のそれぞれに対して差し込み可能な差し込み用脚部を形成してある請求項1又は2記載のモーアハウジング。
  5. 前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材としてハウジング本体の角部を跨いで前記ハウジング本体の角部の両側に位置する2面に対向する2面を備えた被取付材を備え
    前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材の前記対向する2面のそれぞれに差し込み用脚部もしくは位置決め用凹部を形成してあり、ハウジング本体側には、前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各差し込み用脚部のそれぞれに対して係入可能な位置決め用凹部、もしくは前記ハウジング本体の周壁部材以外の被取付材側の各位置決め用凹部のそれぞれに対して差し込み可能な差し込み用脚部を形成してある請求項1記載のモーアハウジング。
  6. 前記仮止め機構における差し込み用脚部は、その突出部分の両側に窪み部を備えている請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のモーアハウジング。
JP2008199757A 2008-08-01 2008-08-01 モーアハウジング Active JP5081091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199757A JP5081091B2 (ja) 2008-08-01 2008-08-01 モーアハウジング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199757A JP5081091B2 (ja) 2008-08-01 2008-08-01 モーアハウジング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010035454A JP2010035454A (ja) 2010-02-18
JP5081091B2 true JP5081091B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=42008645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008199757A Active JP5081091B2 (ja) 2008-08-01 2008-08-01 モーアハウジング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5081091B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374986U (ja) * 1989-11-24 1991-07-26
JPH07327452A (ja) * 1994-06-08 1995-12-19 Kubota Corp モーア
JPH08261218A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 装置フレーム及びその製造方法
JP3146127B2 (ja) * 1995-04-18 2001-03-12 株式会社クボタ モーアのハウジング構造
JP3860665B2 (ja) * 1998-06-12 2006-12-20 ヤンマー農機株式会社 モア
JP2001191968A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Nissan Motor Co Ltd ワーク接合方法
JP4444063B2 (ja) * 2004-10-15 2010-03-31 株式会社共栄社 マルチングモア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010035454A (ja) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017176153A (ja) 自走草刈機
JP2002036896A (ja) 作業車の動力取り出し部構造
JP2014087326A (ja) 芝刈作業機
JP5081091B2 (ja) モーアハウジング
KR20100085205A (ko) 각도조절이 용이한 복합굴절면 예초장치
CN210695068U (zh) 一种自走式多方位绿篱机
EP2906461B1 (en) Outdoor power equipment hood hinge
JP5027764B2 (ja) 乗用型草刈機
JP5060401B2 (ja) 乗用型草刈機
JP6103907B2 (ja) モーア及びそれを具備する草刈機
JP6598133B1 (ja) 草刈り機及び走行体
JP4126549B2 (ja) 自走式乗用草刈機
JP2008173052A (ja) モアの昇降リンク機構
JP3826101B2 (ja) 自走式歩行型草刈機
JP2000184813A (ja) 草刈機及び刈刃装置
JP3735961B2 (ja) トラクタのオフセットモーア支持構造
US11007963B2 (en) Work vehicle having ROPS
JP2021193902A (ja) 草刈機
JP2003009621A (ja) 草刈機
JP2002153114A (ja) 両面裾刈り機
JP5525265B2 (ja) 草刈機
JP2000342041A (ja) 畦草刈機
JP2006025800A (ja) 草刈機
JPH11103636A (ja) トラクタ用モーア
JP2003000024A (ja) 草刈装置用の回転ブレードおよび草刈装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5081091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150