JP5080122B2 - ホールカッター - Google Patents
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Description
この発明は、ホールカッターにおいてチップ台に対するチップ刃の取着及び交換や位置決めを容易にすることを目的としている。
このホールカッターにおいては、回転軸1に設けた刃筒2の端部外周に複数のチップ台3と複数のチップ取付凹部4とを刃筒2の回転方向Xへ交互に並設し、この各チップ取付凹部4において刃筒2の回転方向Xで相対向する各チップ台3の両側面のうち刃筒2の回転向きXFに対する反対向きXB側の側面である取付面6にチップ刃12を取着して、各チップ刃12を刃筒2の回転方向Xへ互いに間隔をあけて並設している。そのチップ台3の取付面6とそのチップ台3の取付面6に面するチップ刃12の取付面15との間でチップ台3の取付面6に形成した係止凹部9にチップ刃12の取付面15に形成した係止凸部16を係入してチップ刃12をチップ台3に係止した状態で、このチップ刃12をチップ台3に対し雌雄ねじ機構7,22により螺着してチップ刃12の取付面16をチップ台3の取付面6に圧接し、刃筒2の回転向きXFに対する反対向きXBへチップ刃12に生じる力をこれらの取付面6,16により受けるとともに、刃筒2の回転中心線2aの方向Yへチップ刃12に生じる力をこの係止凹部9と係止凸部16との係止により受けるようにした。前記チップ台3の係止凹部9は刃筒2の半径方向Zへ延びて刃筒2の内周面10と外周面11とに開放されている。
前記各チップ刃12の刃部14は、刃筒2の半径方向Zで段差部20,21を介して三分割され、両側の第一分割刃部17及び第三分割刃部19とそれらの分割刃部17,19間の第二分割刃部18とに区画されている。刃筒2の半径方向Zで互いに隣接する第一分割刃部17と第二分割刃部18とにおいては、第一分割刃部17の刃先17cの端部と第二分割刃部18の刃先18aの端部とが刃筒2の回転方向Xで互いに離間するようにそれらの刃先17c,18a間で段差部20を形成している。刃筒2の半径方向Zで互いに隣接する第二分割刃部18と第三分割刃部19とにおいては、第二分割刃部18の刃先18aの端部と第三分割刃部19の刃先19aの端部とが刃筒2の回転方向Xで互いに離間するようにそれらの刃先18a,19a間で段差部21を形成している。この第一分割刃部17と第二分割刃部18との間の段差部20と、この第二分割刃部18と第三分割刃部19との間の段差部21とは、刃筒2の半径方向Zで第二分割刃部18の刃先18aを挟んで互いに並んでいる。請求項6では、各チップ刃12の刃部14をコンパクトにまとめることができる。
図1に示すように、回転軸1と一体に設けられた刃筒2の先端部外周に複数(四箇所)のチップ台3と複数(四箇所)のチップ取付凹部4とが刃筒2の回転方向Xへ90度間隔で交互に並設され、この刃筒2の外周には各チップ取付凹部4から回転軸1側へ延びる溝部5が形成されている。図2に示すように、この各チップ取付凹部4において刃筒2の回転方向Xで相対向する各チップ台3の両側面のうち刃筒2の回転向きXFに対する反対向きXB側の側面である取付面6には、一つの雌ねじ孔7が形成され、この各チップ台3の端面8に対しこの雌ねじ孔7を挟んで刃筒2の回転中心線2aの方向Yで反対側になる部分に係止凹部9が形成されている。この係止凹部9は、刃筒2の半径方向Zへ延びて刃筒2の取付面6と内周面10と外周面11とにそれぞれ開放部6a,10a,11aで開放され、この開放部6aに対向する底面9aと、刃筒2の回転中心線2aの方向Yの両側でこの底面9aから刃筒2の回転方向Xへ開放部6aまで延びる側面9b,9cとを有している。
* チップ台3に対しチップ刃12を簡単な雌雄ねじ機構(雌ねじ孔7及び雄ねじ部材22)により螺着したので、チップ台3に対するチップ刃12の取着及び交換を容易にすることができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ チップ台3の端面8から突出するチップ刃12の刃部14に対し係止部(係止凹部9及び係止凸部16)を挟んで刃筒2の回転中心線2aの方向Yで反対側になる部分で雌雄ねじ機構(雌ねじ孔7及び雄ねじ部材22)を設ける。
Claims (6)
- 回転軸に設けた刃筒の端部外周に複数のチップ台と複数のチップ取付凹部とを刃筒の回転方向へ交互に並設し、この各チップ取付凹部において刃筒の回転方向で相対向する各チップ台の両側面のうち刃筒の回転向きに対する反対向き側の側面である取付面にチップ刃を取着して、各チップ刃を刃筒の回転方向へ互いに間隔をあけて並設したホールカッターにおいて、
そのチップ台の取付面とそのチップ台の取付面に面するチップ刃の取付面との間でチップ台の取付面に形成した係止凹部にチップ刃の取付面に形成した係止凸部を係入してチップ刃をチップ台に係止した状態で、このチップ刃をチップ台に対し雌雄ねじ機構により螺着してチップ刃の取付面をチップ台の取付面に圧接し、刃筒の回転向きに対する反対向きへチップ刃に生じる力をこれらの取付面により受けるとともに、刃筒の回転中心線の方向へチップ刃に生じる力をこの係止凹部と係止凸部との係止により受けるようにし、
前記チップ台の係止凹部は刃筒の半径方向へ延びて刃筒の内周面と外周面とに開放されている
ことを特徴とするホールカッター。 - 前記係止凹部及び係止凸部は、前記刃筒のチップ台の取付面とチップ刃の取付面との間のうち、チップ台の端面から突出するチップ刃の刃部に対し前記雌雄ねじ機構を挟んで刃筒の回転中心線の方向で反対側になる部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のホールカッター。
- 前記雌雄ねじ機構においては、チップ台の取付面に雌ねじ孔を形成するとともに、前記チップ刃にはその取付面へ貫通する支持孔を形成し、その支持孔に挿通した雄ねじ部材をこの雌ねじ孔に螺合してチップ刃をチップ台に締め付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のホールカッター。
- 前記雌雄ねじ機構は一つの雌ねじ孔に対する一つの雄ねじ部材の螺合であって、チップ台の係止凹部に対するチップ刃の係止凸部の係入により、チップ台に対しチップ刃が雌ねじ孔及び雄ねじ部材を中心として回動するのを規制していることを特徴とする請求項3に記載のホールカッター。
- 前記各チップ刃の刃部は刃筒の半径方向で段差部を介して複数の分割刃部に区画されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載のホールカッター。
- 前記各チップ刃の刃部は、刃筒の半径方向で段差部を介して三分割され、両側の第一分割刃部及び第三分割刃部とそれらの分割刃部間の第二分割刃部とに区画され、刃筒の半径方向で互いに隣接する第一分割刃部と第二分割刃部とにおいては、第一分割刃部の刃先の端部と第二分割刃部の刃先の端部とが刃筒の回転方向で互いに離間するようにそれらの刃先間で段差部を形成し、刃筒の半径方向で互いに隣接する第二分割刃部と第三分割刃部とにおいては、第二分割刃部の刃先の端部と第三分割刃部の刃先の端部とが刃筒の回転方向で互いに離間するようにそれらの刃先間で段差部を形成し、この第一分割刃部と第二分割刃部との間の段差部と、この第二分割刃部と第三分割刃部との間の段差部とは、刃筒の半径方向で第二分割刃部の刃先を挟んで互いに並んでいることを特徴とする請求項5に記載のホールカッター。
Priority Applications (1)
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JP2007117365A JP5080122B2 (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | ホールカッター |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007117365A JP5080122B2 (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | ホールカッター |
Publications (2)
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JP2008272852A JP2008272852A (ja) | 2008-11-13 |
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Family
ID=40051481
Family Applications (1)
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JP2007117365A Active JP5080122B2 (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | ホールカッター |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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-
2007
- 2007-04-26 JP JP2007117365A patent/JP5080122B2/ja active Active
Also Published As
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