JP5078586B2 - 電源装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置及びその制御方法に関する。
従来から、電源装置において、電池種類の判別技術が種々提案されている。
図10は、従来例に係る電池判別回路のブロック図である(特許文献1)。
図10において、電池判別回路は、電池1001、比較器1002、制御回路1003、電源装置1004、スイッチ(a)1005、スイッチ(b)1006、負荷回路(a)1007、負荷回路(b)1008を備える。
図11は、図10の電池判別回路の負荷特特性図である。
ニッケル水素電池の場合、制御回路1003によりスイッチ(a)1005を制御し、負荷回路(a)1007をオンすると、負荷回路(a)1007の特性を示す負荷特性(a)上の動作点Aになる。
次に、制御回路1003によりスイッチ(b)1006を制御し、負荷回路(b)1008をオンすると、負荷回路(b)の特性を示す負荷特性(b)上の動作点Cに移る。
従って、負荷回路(a)及び負荷回路(b)を制御した際のニッケル水素電池の出力特性は、動作点A及び動作点Cを通る曲線となる。
同様に、アルカリ電池の場合に、負荷回路(a)及び負荷回路(b)を切り替えた際の特性は、電池の内部抵抗の違いから動作点A及び動作点Bを通る曲線となる。そこで比較器1002の基準電位をVHとして、負荷回路(b)をオンさせた場合の電位を比較することにより、電池の種類を判別することが可能となる。
特許第2982726号
しかしながら、上記従来の構成では電池の内部抵抗が大きく違う場合には有効であるが、図12に示すように、同じ種類の電池でほぼ同等の内部抵抗を持ち、ある期間の放電特性がわずかに異なる2種類の電池を判別することは困難である。
また、所定時間毎に電池電圧を検出し、その放電特性から電池を判別する方法もあるが、撮像装置の動作時の電流値はモードや種々の動作により消費電流が異なる。
即ち、ある動作のときには電圧降下はΔV1であるが、違う動作のときにはΔV2となってしまう等、検出時の電圧降下が一定とならないため、一定負荷での正確な放電特性を得ることが難しい。
その一つの対策として、一定負荷に換算するための補正をかけて電池を推定する技術もあるが、撮像装置の消費電流は細かく変動するため正確に補正することは難しく、特性差の少ない電池を判別することは困難であった。
このように、従来特性の電池と特性を改善された電池とを判別することができない場合には、電池の消耗レベルを設定する電池電圧のデータや電池の使用限度の電圧(使用限界電圧)を設定する電圧のデータはどちらかの特性に合わさざるを得ないため、いくつかの問題が発生する可能性がある。
例えば、従来特性の電池に合わせた設定値とした場合には、せっかく特性が改善された電池を使用しても、撮像装置の動作時間や撮影可能枚数の向上には繋がらない。更には、図12の斜線部に示した部分に電池の残量検出の電圧やカメラ動作を停止する使用限界電圧を設定している場合には、電池の残量不足の表示が早く出てしまう。また、使用限界電圧の検出も早まり、結果的に撮像装置の動作時間や撮影可能枚数が従来特性の電池よりも減ってしまう可能性があった。より具体的には、一般的に電池の使用限界電圧は放電末期の電圧が急激に低下する領域の手前に設定しているので、例えば、旧特性電池の使用限界電圧Vs1は図12に示すようになる。一方、新特性電池の使用限界電圧Vs2は、図12に示すように旧特性電池の使用限界電圧Vs1よりも低く設定することができる。しかし、使用限界電圧Vs1で新特性電池をカメラ動作を停止してしまうと、旧特性電池よりも動作時間が短くなってしまったり、撮影可能枚数が少なくなってしまう。
逆に、新特性電池に合わせた使用限界電圧とした場合には、旧特性電池を使用した場合に、撮像装置の動作が突然止まってしまう可能性があった。
本発明の目的は、機器(例えば、撮像装置)の動作時間を的確に制御することが可能な電源装置及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電源装置は、消費電流が予め設定した電流値であるか否かを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段にて、前記消費電流が前記予め設定した電流値であると判別される際に電池電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段にて検出した前記電池電圧が予め設定した電圧値であるか否かを判別する第2の判別手段と、前記第2の判別手段にて、前記電池電圧が前記予め設定した電圧値であると判別されてからの経過時間を計時する計時手段と、前記計時手段にて予め設定された時間が経過したときに前記電圧検出手段によって検出された電池電圧と前記予め設定した電圧値との差に基づいて前記電池の判別を行う第3の判別手段と、前記第3の判別手段の判別結果に基づいて前記電池の使用限界電圧を切り換える切り換え手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の電源装置の制御方法は、消費電流が予め設定した電流値であるか否かを判別する第1の判別ステップと、前記第1の判別ステップにて、前記電池の消費電流が前記予め設定した電流値であると判別される際に電池電圧を検出する電圧検出ステップと、前記電圧検出ステップにて検出した前記電池電圧が予め設定した電圧値であるか否かを判別する第2の判別ステップと、前記第2の判別ステップにて、前記電池電圧が前記予め設定した電圧値であると判別されてからの経過時間を計時する計時ステップと、前記計時ステップにて予め設定された時間が経過したときに前記電圧検出ステップ似て検出されたと前記予め設定した電圧値との差に基づいて、前記電池の判別を行う第3の判別ステップと、前記第3の判別ステップの判別結果に基づいて前記電池の使用限界電圧を切り換える切り換えステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の電源装置によれば、機器(例えば、撮像装置)の動作時間を的確に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの電源ブロック構成図である。
本デジタルカメラは、システム制御部10と電源部13とを備えている。尚、システム制御部10は、図2のデジタルカメラの全体を制御するシステム制御部でもある。
更に、本デジタルカメラは、電源を供給する電池101、ヒューズ102、スイッチングレギュレータコントローラ103、メインスイッチを含むスイッチ部14またはシステム制御部10からの制御信号のどちらかがHIのときにHIを出力する論理回路104を備える。
また、本デジタルカメラは、電池101から供給される電圧及びスイッチングレギュレータコントローラ103の制御により出力電圧VCC1OUTを発生するためのスイッチングレギュレータ部105を備える。また、本デジタルカメラは、電池101から供給される電流を検出するための電流検出部106を備える。本デジタルカメラは旧特性の電池(第1の電池)と新特性の電池(第2の電池)の両方が使用可能である。
スイッチングレギュレータコントローラ103は、制御部103(a)、電池101の電圧及び電流検出部106からの値をアナログ値からデジタル値に変換するA/D変換部
103(b)を備える。
また、スイッチングレギュレータコントローラ103は、出力電圧VCC1OUTをアナログ値からデジタル値に変換するA/D変換部103(c)、A/D変換部103(c)と基準電圧のデータを比較する比較部103(d)を備える。
また、スイッチングレギュレータコントローラ103は、システム制御部10と通信するための通信インターフェース部(通信I/F)103(e)を備える。また、スイッチングレギュレータコントローラ103は、比較部103(d)の基準電圧のデータを格納するための基準電圧データ部103(f)を備える。
また、スイッチングレギュレータコントローラ103は、出力電圧や位相特性等を設定するためのデータ及びA/D変換部103(b)からのデータを格納するメモリ部103(g)を備える。
また、スイッチングレギュレータコントローラ103は、スイッチングレギュレータコントローラ103内部の各ブロックに必要なクロックを発生するためのクロック発生部103(h)を備える。また、スイッチングレギュレータコントローラ103は、制御部103(a)の制御により自由な負荷電流値を流すことが可能な可変負荷部である可変負荷回路部103(i)を備える。
図2は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラのブロック構成図である。
本デジタルカメラは、以下の要素を備える。
レンズ1は、被写体の光学像を固体撮像素子3に結像させる。絞り・シャッタ2は、シャッタ機能とレンズ1を通った光量を制御するための絞り機能を兼ねている。固体撮像素子3は、レンズ1で結像された被写体光を電気信号として取り込む。
CDS部4は、固体撮像素子3より出力される電気信号のクロックの除去やノイズの軽減を行うための相関二重サンプリングを行う。クランプ回路部5は、CDS部4の出力信号を後述のタイミング発生部8から供給されるクランプパルスのタイミングで所定の基準電圧にクランプする。
A/D変換部6は、クランプ出力の信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。信号処理部7は、表示や記録等をするために所望の形式となるように種々の信号処理や変換を行う。
タイミングパルス発生部8は、固体撮像素子3、CDS部4、クランプ回路部5及びA/D変換部6へ必要なパルスを発生する。光学系駆動部9は、レンズ1や絞り・シャッタ2を駆動する。
上記システム制御部10は、デジタルカメラ全体の制御及び各種演算を行う。表示部11は、信号処理部7からの信号を受けてLCD等に表示する。半導体メモリ等の記録媒体12は、画像データの記録または読み出しを行う。
上記電源部13は、デジタルカメラのすべてのブロックに電源を供給する。上記スイッチ部14のメインスイッチは、デジタルカメラの電源をオン、オフする。
図3は、図2のデジタルカメラによって実行される撮像(撮影)処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図2におけるシステム制御部10の制御の下に実行される。
図3において、まず、スイッチ部14のメインスイッチがオンされると(ステップS301)、電源部13は動作を開始し、メイン電源及びコントロール系の電源を供給する。モードが撮影または再生かを判別し(ステップS302)、撮影モードであれば撮影シーケンスに入る。
再生モードであった場合は再生シーケンスに行き、記録媒体12からデータを一旦信号処理部7に取り込み(ステップS319)、表示のための信号処理を行い、表示部11に画像を表示する(ステップS320)。その後、スイッチ部14がオフされるまで画像を表示し、スイッチ部14がオフされたら(ステップS321)、画像の表示を中止し、電源をオフし、本処理を終了する。
ステップS302の判別において、撮影シーケンスに入った場合は、AFレンズ(レンズ1)をリセット位置まで駆動し(ステップS303)、固体撮像素子3やタイミングパルス発生部8等、撮像系回路の電源をオンする。
システム制御部10の制御により、光学系駆動部9からの信号で絞り・シャッタ2をまず開放にした後(ステップS304)、測光シーケンスに入る。固体撮像素子3を通った信号を、CDS部4で相関二重サンプリングし、クランプ回路部5でOB部をクランプした後、A/D変換部6でA/D変換を行う。
その変換された画像データを、信号処理部7で処理し、更にシステム制御部10に入力し、ここで測光値から露出制御値を演算する(ステップS305)。この演算結果に応じて、システム制御部10は、プログラム線図により、絞り、シャッタスピードを決定し、絞り・シャッタ2を制御する(ステップS306)。
表示モードを確認し(ステップS307)、表示オンのモードであれば表示部11に表示を行い(ステップS308)、そうでない場合は、スイッチ部14のレリーズスイッチの第1のスイッチがオンされるまで待機する。
第1のスイッチがオンされると(ステップS309)、再び測光シーケンスに入り、測光及び演算を行う(ステップS310)。そして、その結果に応じて、システム制御部10は、再度プログラム線図により、絞り、シャッタスピード決定し、再度、絞り・シャッタ2を制御する(ステップS311)。
次に、固体撮像素子3、CDS部4、クランプ部5、A/D変換部6を通った信号から信号処理部7で高周波成分を取り出し、被写体までの距離の演算をシステム制御部10で行う(ステップS312)。
その後、レンズ1を駆動して合焦か否かを判別し(ステップS313)、合焦していないと判別したときは、再びレンズ1を駆動し測距を行う。合焦後、レリーズスイッチの第2のスイッチがオンされるまで待機し、第2のスイッチがオンされたら(ステップS314)、静止画の露光を行う(ステップS315)。
露光が終了すると、固体撮像素子3、CDS部4、クランプ部5、A/D変換部6を通った画像データは、信号処理部7で所望の信号処理が行われ、システム制御部10の制御により、記録媒体12に記録される。
このとき、第2のスイッチが押され続けていた場合は(ステップS316)、表示部11に画像を表示する(ステップS317)。
ステップS316で、始めから第2のスイッチがオフだった場合は、メインスイッチがオフされていなければ(ステップS318)、レリーズスイッチの第1のスイッチが押されるまでのシーケンスを再度行う。そして、レリーズスイッチの第1のスイッチがオンされるまで待機する。メインスイッチがオフされれば、光学ブロックの各メカは所定の位置に戻り、メインの電源を切り、本処理を終了する。
以下、本発明の第1の実施の形態のデジタルカメラの動作について説明する。
まず、スイッチ部14のメインスイッチが押されてからの電源部13の動作を説明する。
メインスイッチが押されると、論理回路104の出力がHIとなることにより、スイッチングレギュレータコントローラ103のCont端子にHI信号が入力される。これにより、スイッチングレギュレータコントローラ103は動作を開始する。
まず、スイッチングレギュレータコントローラ103内部の各ブロックへ電池101から電圧が供給され、クロック発生部(h)103からクロックを供給する。すると、出力電圧VCC1OUTに関する出力電圧等のデータがセットされているメモリ部103(g)から基準電圧データ部103(f)へデータがセットされ、出力電圧VCC1OUTは電圧を出力し始める。
出力電圧VCC1OUTの電圧は負荷側へ出力されるとともに、A/D変換部103(c)に入力され、比較部103(d)で基準電圧データ部103(f)からのデータと比較される。そして出力電圧VCC1OUTが基準電圧になるように、制御部103(a)は、スイッチングレギュレータ部105を制御する。
出力電圧VCC1OUTが基準電圧に達すると、システム制御部10は動作を開始する。そして、システム制御部10は、論理回路104へ出力されるラッチパルスをHIにする。
その後、システム制御部10は、必要なデータをスイッチングレギュレータコントローラ103へ送る。デジタルカメラには何種類もの電圧が必要であるが、メモリ部103(g)には、システム制御部10を動作させるための必要最低限のデータのみを格納する。そして、システム制御部10の動作が確立した後に、通信により必要なタイミングで他の電圧設定のデータをメモリ部103(g)に送信する。
例えば、個体撮像素子3を含む撮像系の電源電圧のデータや、LCD表示のための表示系の電源電圧のデータ等が挙げられる。こうすることにより、メモリ部103(g)の容量を節約することも可能である。
次に、放電特性測定及び電池判別の動作について説明する。
図4は、図1の電源装置のタイミング図、図5は、図1のデジタルカメラにて一定間隔で実行される電池の電圧検出・判別処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図1におけるシステム制御部10の制御の下に実行される。
電源が立ち上がると、システム制御部10の制御により、一定の時間が経過する毎に、電池の電圧検出・判別ルーチンに入る。電池の電圧検出・判別ルーチンに入ると、図4のt41で、システム制御部10は、電流検出部106からの信号によりA/D変換部103(b)を通して現在流れている電池101の消費電流値を検出する(ステップS501)。
そして、その消費電流値から可変負荷回路部103(i)に流す負荷電流値を求める(ステップS502)。そして、図4のt42で、システム制御部10は、通信により制御部103(a)を介して、不足分の電流が可変負荷回路部103(i)に流れるように制御する(ステップS503)。
このときの可変負荷回路部103(i)に流す負荷電流値の求め方を説明する。
テジタルカメラで消費される電流値は常に一定ではなく、そのときの動作状態によって異なってしまう。
そのような状態で電池電圧を測定すると、図6の放電特性の拡大波形図の実線部分でも分かるように、測定のたびに電池の垂下電圧が異なることになり、正確な電池の放電特性を求めることが難しくなる。
そこで、図6の放電特性の拡大波形図の破線部分のような、一定の電流を消費した際の電池電圧を求められるようにする。そのために、電池電圧を検出するときには電池101の消費電流が一定となるように、不足分を可変負荷回路部103(i)に流すようにする。
例えば、図6のt61のときには、電流検出部106からの信号により、A/D変換部103(b)を通して検出した電流値から、電流値Iaに対してΔI(t61)が不足していることをシステム制御部10での演算により求める。
そして、システム制御部10は、制御部103(a)を介して可変負荷回路部103(i)にΔI(t61)の電流を流すように負荷を制御する。
同様に、図6のt62のタイミングではΔI(t62)不足していることが分かるため、可変負荷回路部103(i)にΔI(t62)の電流を流すように負荷を制御すればよい。このように、可変負荷回路部103(i)は、要求される電流を流すことができるようにフレキシブルに負荷を変更することができる構成となっている。
次に、再度、電流検出部106に流れる消費電流を検出し(ステップS504)、電流値Iaであるかどうかを判別する(ステップS505)。ステップS505は、消費電流が所定の電流値Iaであるか否かを判別する第1の判別手段として機能する。
電流値Iaであれば、システム制御部10は、A/D変換部103(b)を通して電池電圧を検出する(ステップS506)。ステップS506は、消費電流が所定の電流値Iaとなったときの電池電圧を検出する電圧検出手段および第1の電圧検出ステップとして機能する。
システム制御部10は、検出した値を一旦、メモリ部103(g)へ格納し、図4のt43で、制御部103(a)を通して可変負荷回路部103(i)に流れる負荷電流を止めるように制御する(ステップS507)。
その後、システム制御部10の制御により、一旦メモリ部103(g)へ格納した電池電圧値をシステム制御部10の中にあるメモリ部へ格納する(ステップS508)。図5に示される電池の電圧検出・判別処理の手順は一定時間間隔で繰り返し実行されるので、システム制御部10の中にあるメモリ部には、この時間間隔ごとの電池電圧値が格納させることとなる。
ステップS505で電流検出部106に流れる電流値が電流値Iaでなかった場合には、ステップS502へ戻り、可変負荷回路部103(i)に流すべき電流値を再度演算し、電流値Iaとなるように、ステップS503以降の処理を再度行う。
次にメモリ部に格納された電池電圧値が予め設定された電圧Vaに到達したかどうかを判断する(ステップS509)。ステップS509で電池電圧値が電圧Vaに到達している場合には、電池電圧が電圧Vaに到達したと判断してからの経過時間をカウントする(ステップS510)。一方、電池電圧値が電圧Vaに到達している場合にはこのフローを終了する。ステップS510は、電池電圧が予め設定した電圧値であると判別されてからの経過時間を計時する計時手段として機能する。
その後、電池電圧が電圧Vaに到達したと判断してからの経過時間が時間Taに到達したかを判別する(ステップS511)。ステップS511は、電池電圧が所定電圧Vaに到達したと判断してから所定の時間Taが経過したか否かを判別する第2の判別手段として機能する。
ここで電圧Vaとは、図7に示すように、旧特性電池と新特性電池の放電特性に違いが現れる起点の電圧値である。また、時間Taとは電圧Vaとなった時刻t71から旧特性電池と新特性電池の放電特性に十分な違いが発生し、電池判別が可能となる時刻t72までの時間である。
時間Taが経過していないと判別した場合には、このルーチンを終了する。ステップS511で時間Taが経過したと判別した場合には、時刻t71(電池電圧が電圧Vaに到達したと判断時間)のときの電池電圧と時刻t72(経過時間Taとなった時間)のときの電池電圧との電圧差ΔVaを求め、予め設定される基準電圧差ΔVa0と比較する(ステップS512)。つまり、ステップS506の電池電圧の検出とステップS508の電池電圧の記憶は複数回行われることになる。ステップS512は、時間Taが経過した場合に電池101の放電特性により電池101の判別を行う第3の判別手段として機能する。
図7のΔVa1のように、基準電圧差ΔVa0よりも小さい場合は、現在使われている電池は旧特性の電池であると判別し(ステップS515)このルーチンを終了する。
図7のΔVa2のように、基準電圧差ΔVa0よりも大きいと判別した場合は、現在使われている電池は新特性の電池であると判別する(ステップS513)。そして、ステップS513の判別結果に基づいて、電池の消耗レベルを設定する電池電圧のデータや電池101の使用限度の電圧(使用限界電圧)を設定する電圧のデータを変更する(ステップS514)。図7の使用限界電圧Vs1(第1の使用限界電圧)は旧特性の電池(第1の電池)の使用限度の電圧で、使用限界電圧Vs2(第2の使用限界電圧)は新特性の電池(第2の電池)の使用限度の電圧である。
これらの設定値は、初期の段階では電池101の特性が分からないため、旧特性の電池に対応した値が設定してある。この値を変更することにより、新特性の電池101にあった設定値となり、適切なタイミングで電池の消耗をユーザーに知らせることが可能となり、また、使用限度の電圧も適切となるため、デジタルカメラの動作時間や撮影可能枚数の向上が可能となる。ステップS514でデータの変更が完了したら、ルーチンを抜けてシーケンスを終了する。
ステップS512での電池101の判別方法は、時刻t72での電池101の降下電圧を見ているが、これは所定電圧Vaを通る時間Ta間の電池101の電圧降下の直線の傾きを比較していることに等しいことは容易に分かる。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラの電源ブロック構成図である。図1と同様の機能部に関しては同じ番号を付してあり説明は省略する。
第2の実施の形態に係るデジタルカメラは、第1の実施の形態に係るデジタルカメラの構成に加え、電池101の取り出しを検出する検出スイッチ107を備えている。
図9は、図8のデジタルカメラによって実行される電池の電圧検出・判別処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図8におけるシステム制御部10の制御の下に実行される。図8において、図5と同様のステップには同じ記号を付してある。
まず、スイッチ部14のメインスイッチが押されてからの電源部13の動作であるが、図5に示す第1の実施の形態と同じであるため説明は省略する。
次に、放電特性測定及び電池判別の動作について説明する。
電源が立ち上がると、システム制御部10の制御により、一定の時間が経過する毎に、電池の電圧検出・判別ルーチンに入る。電池の電圧検出・判別ルーチンに入ると、ます、前回の電池101の電圧検出・判別ルーチン後に電池101の着脱を行われたか否かを判別する(ステップS901)。ステップS901は、電池101の着脱の有無を検出する着脱検出手段として機能する。
電池の着脱を行うためには、電池部を覆っている蓋を開けることになる。デジタルカメラの動作中に蓋を開けると、検出スイッチ107は短絡され、システム制御部10はLOWを検出する。
すると、システム制御部10は、電池101を着脱したことを示す値をシステム制御部10の内部にあるレジスタに記憶する。ステップS901ではそのレジスタを確認する。
ステップS901で電池が着脱されたと判別すると、ステップS902に移行する。ステップS902では、現在設定されている電池101の消耗レベルを設定する電池電圧のデータや電池の使用限度の電圧を設定する電圧のデータが、旧特性の電池のものであるか新特性の電池のものであるかを判別する。
ここで、電圧のデータが、新特性の電池101(第2の電池)のものであると判別した場合には、システム制御部10の制御により、初期の設定値である旧特性の電池に対応した設定値に変更する(ステップS903)。ステップS903は、電池101が着脱されていた場合に旧特性の電池101(第1の電池)の設定値に変更する変更手段として機能する。
これは、装着された電池101がこの段階では新特性のものであるか、旧特性のものであるかが判別できないためである。仮に、新特性電池の設定値において、旧特性の電池でデジタルカメラを動作させた場合、旧特性の電池は、設定値の低電圧まで動作できない特性の電池のため、電池種別の検出前にデジタルカメラが動作できなくなる可能性があるためである。
ステップS901で電池101が着脱されなかったと判別した場合や、ステップS902で旧特性の電池101に対応した設定値になっていた場合には、ステップS501のステップに進む。ステップS501は、電池101が交換されていない場合及び設定値の変更後に電池101の消費電流が所定の電流値Iaであるか否かを判別する第1の判別手段として機能する。
ステップS501以降のステップにおいては、図5のフローチャートと同じであるため、説明は省略する。
このように、電池101が着脱された場合には、初期値である旧特性の電池101に対応する設定値に戻すことにより、より確実な動作をするデジタルカメラを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの電源ブロック構成図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルカメラのブロック構成図である。 図2のデジタルカメラによって実行される撮像(撮影)処理の手順を示すフローチャートである。 図1の電源装置のタイミング図である。 図1の電源装置によって実行される電池の電圧検出・判別処理の手順を示すフローチャートである。 図2のデジタルカメラの放電特性図である。 図2のデジタルカメラの定電力放電特性の比較図である。 本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラの電源ブロック構成図である。 図8の電源装置によって実行される電池の電圧検出・判別処理の手順を示すフローチャートである。 従来例に係る電池判別回路のブロック図である。 図10の電池判別回路の負荷特特性図である。 図10の電池判別回路の定電力放電特性の比較図である。
符号の説明
3 固体撮像素子
10 システム制御部
13 電源部
14 スイッチ部
101 電池
103 スイッチングレギュレータコントローラ
103(a)制御部
103(d) 比較部
103(f) 基準電圧データ部
103(g) メモリ部
103(i) 可変負荷回路部

Claims (5)

  1. 消費電流が予め設定した電流値であるか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段にて、前記消費電流が前記予め設定した電流値であると判別される際に電池電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段にて検出した前記電池電圧が予め設定した電圧値であるか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段にて、前記電池電圧が前記予め設定した電圧値であると判別されてからの経過時間を計時する計時手段と、
    前記計時手段にて予め設定された時間が経過したときに前記電圧検出手段によって検出された電池電圧と前記予め設定した電圧値との差に基づいて前記電池の判別を行う第3の判別手段と、
    前記第3の判別手段の判別結果に基づいて少なくとも前記電池の使用限界電圧を切り換える切り換え手段と、
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記電源装置は第1の使用限界電圧が設定される第1の電池と、前記第1の電池の使用限界電圧より低い第2の使用限界電圧が設定される第2の電池とを使用可能であって、
    電池の着脱を検出する着脱検出手段を備え、
    前記着脱検出手段にて前記電池の着脱を検出した場合には、前記切り換え手段は前記第1の使用限界電圧に前記電池の使用限界電圧を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記消費電流を前記予め設定した電流値となるように負荷を可変する可変負荷部を備えることを特徴とする請求項1または2記載の電源装置。
  4. 前記第3の判別手段は、予め設定された時間が経過したときの電池電圧と前記予め設定した電圧値との差が予め設定した基準電圧差を超えているか否かで前記電池の判別を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電源装置。
  5. 消費電流が予め設定した電流値であるか否かを判別する第1の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップにて、前記電池の消費電流が前記予め設定した電流値であると判別される際に電池電圧を検出する電圧検出ステップと、
    前記電圧検出ステップにて検出した前記電池電圧が予め設定した電圧値であるか否かを判別する第2の判別ステップと、
    前記第2の判別ステップにて、前記電池電圧が前記予め設定した電圧値であると判別されてからの経過時間を計時する計時ステップと、
    前記計時ステップにて予め設定された時間が経過したときに前記電圧検出ステップにて検出されたと前記予め設定した電圧値との差に基づいて、前記電池の判別を行う第3の判別ステップと、
    前記第3の判別ステップの判別結果に基づいて少なくとも前記電池の使用限界電圧を切り換える切り換えステップと、
    を備えることを特徴とする電源装置の制御方法。
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