JP4721434B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関し、特に、顔検出機能を利用してオートフォーカスを行うデジタルカメラなどの撮像装置及びその制御方法に関するものである。
従来より、デジタルカメラに代表される撮像装置において、顔検出機能を利用したオートフォーカス(AF)方法が知られている。このAF方法では、先ず、撮像した画像から人物の顔を検出し、1人の顔を検出した場合にはその顔に、また、複数の顔を検出した場合にはその中から主要被写体と思われる顔を選択し、選択した顔に合焦するように合焦制御を行う。更に、合焦制御を行った対象の顔に合焦表示を行う方法も知られている。
上述したような顔検出機能を利用したAFでは、複数の顔が検出された場合に、ユーザーの意図した人物と異なる顔を選択して合焦制御されてしまうことがあった。また、複数の顔が並んでいるような場合、選択した顔だけではなく、実際には他の人にもピントが合っているのにもかかわらず、カメラが選択した人物にしか合焦表示が出ないため、他の人にピントが合っているか否かの判断ができなかった。
これに対し、複数の測距枠を設定し、それぞれの測距枠での測距結果に基づいて被写体距離及び被写界深度を求め、その被写界深度内にある被写体を被写界深度外にある被写体と区別して表示する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−241067号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、測距枠を等間隔で並べるために必ずしも顔と測距枠が一致しないため、合焦精度に問題があった。また、顔と測距枠を一致させたとしてもコントラスト不足などにより測距できなかった場合には、その顔については合焦表示することができなかった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、画面内に複数の顔が存在する場合に、合焦範囲にある顔をより確実に判定し、その判定結果を表示することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体光学像を電気的な画像信号に変換して出力する撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて、顔の領域を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段により検出された顔の領域のいずれかに対して合焦制御を行う合焦手段と、前記合焦手段により合焦した顔の領域の大きさと、前記顔検出手段により検出された他の顔の領域の大きさに基づいて、該他の顔の領域が合焦範囲内にあるかどうかをそれぞれ判断する判断手段と、前記判断手段により合焦範囲内にあると判断された前記他の顔の領域を示す枠と、前記合焦手段により合焦した顔の領域を示す枠とを、前記撮像手段から出力された画像信号の画像に重畳して表示する表示手段とを有する。
また、撮像装置の本発明の制御方法は、被写体光学像を電気的な画像信号に変換して出力する撮像工程と、前記撮像工程で出力された画像信号に基づいて、顔の領域を検出する顔検出工程と、前記顔検出工程により検出された顔の領域のいずれかに対して合焦制御を行う合焦工程と、前記合焦工程において合焦した顔の領域の大きさと、前記顔検出工程により検出された他の顔の領域の大きさに基づいて、該他の顔の領域が合焦範囲内にあるかどうかをそれぞれ判断する判断工程と、前記合焦工程において合焦した顔の領域を示す枠を、前記撮像工程で出力された画像信号の画像に重畳して表示する第1の表示工程と、前記判断工程で合焦範囲内にあると判断された前記他の顔の領域を示す枠を、前記撮像工程で出力された画像信号の画像に重畳して表示する第2の表示工程とを有する。
本発明によれば、画面内に複数の顔が存在する場合に、合焦範囲にある顔をより確実に判定し、その判定結果を表示することが可能となる。
<第1の実施形態>
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における顔検出機能を用いてオートフォーカスを行うデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図1において、1はフォーカスレンズや絞りなどを含む光学系、3は光学系を介して入射する光学像を電気信号に変換する撮像素子である。4は出力ノイズを除去するCDS回路や非線形増幅回路を備えた前置処理回路、5はA/D変換器、6はメモリコントローラである。A/D変換器5によりデジタル化された電気信号は、メモリコントローラ6を介してメモリ7に格納され、更に信号処理回路8によって画像データに変換されてから記録媒体9に記録される。
また、10は表示部であり、信号処理回路8によって処理された画像データを表示部10に表示する。表示部10を用いて、撮像した画像データを逐次表示することで、電子ビューファインダー(EVF)機能を実現することができる。
11はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの第1ストローク(例えば半押し)によりONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。12はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの第2ストローク(例えば全押し)によりONとなり、露光処理、現像処理、及び記録処理からなる一連の処理の動作開始を指示する。露光処理では、撮像素子3から読み出した画像信号を前置処理回路4、A/D変換器5、メモリコントローラ6を介して画像データをメモリ7に書き込み、更に、信号処理回路8やメモリコントローラ6での演算を用いた現像処理が行われる。更に、記録処理では、現像した画像データを記録媒体9に書き込む。
13は制御部であり、デジタルカメラ全体の処理を制御する。14はフォーカスレンズ駆動回路で、制御部13の制御に応じて光学系1のフォーカスレンズを制御する。
15は顔検出回路であり、撮像素子3により撮影して得られた画像信号から、顔領域を検出する。なお、顔領域を検出する技術としては様々な手法が提案されており、顔の位置およびサイズ情報を取得できればどのような手法を用いてもよく、本願発明は、顔検出の手法により制限されるものではない。例えば、ニュートラルネットワークに代表される学習を用いた方法や、目や鼻と言った物理的形状に特徴のある部位を画像領域からテンプレートマッチングで抽出する手法が知られている。他にも、肌の色や目の形といった画像特徴量を検出し、統計的手法を用いて解析する手法が挙げられる(例えば、特開平10−232934号公報、特開2000−48184号公報を参照)。
16は顔検出回路15により検出された顔の内の1つ(主被写体)を選択して、測距枠を設定する測距枠設定部である。17はAF評価値演算回路であり、フォーカスレンズ駆動回路14を介して光学系1内のフォーカスレンズを所定量ずつ移動しながら複数箇所の測距点においてそれぞれ撮像した画像信号を用いて、画像のコントラストに応じたAF評価値を演算する。
ここで、AF評価値演算回路17によるAF評価値の演算方法の一例について簡単に説明する。先ず、測距枠設定部16によって設定された測距枠内の各ラインの画像データに対して水平方向のバンドパスフィルタを適用する。次に、ライン毎にバンドパス出力信号の絶対値の内、最大のものを選択し、選択したバンドパス出力信号を垂直方向に積分する。このように、水平方向の画像データからコントラストの大きい信号を検出し垂直方向に積分することで、S/N比の高い信号が得られる。この信号がAF評価値であって、合焦状態で最も値が大きくなり、デフォーカス状態になると値が小さくなる。従って、このAF評価値が極大値となるフォーカスレンズの位置を検出し、その位置にフォーカスレンズを動かして撮影を行うことで、合焦した画像を得ることができる。
18は合焦位置決定部であり、AF評価値演算回路17により演算されたAF評価値に基づいて合焦位置を決定後、制御部13に決定した合焦位置を通知する。制御部13は、合焦位置決定部18により決定された合焦位置に基づいて、フォーカスレンズ駆動回路14を介してフォーカスレンズを駆動するように制御する。19は合焦枠表示部であり、測距枠設定部16が選択した顔領域以外の顔領域までの被写体距離を推定し、合焦距離から所定範囲内にある顔領域に合焦枠を表示する。
次に、図2及び図3を参照して、本発明の第1の実施形態における上記構成を有するデジタルカメラの動作について説明する。
図2及び図3は本第1の実施形態のデジタルカメラの主ルーチンのフローチャートである。
図2において、電池交換等の電源投入により、制御部13はフラグや制御変数等を初期化する(ステップS101)。次にステップS102で、制御部13はモード設定状態を検知する。電源OFFに設定されていたならば、ステップS104に進む。ステップS104では、制御部13は、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを内部の不揮発性メモリに記録する。更に、制御部13は、表示部10を含むデジタルカメラ各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、ステップS102に戻る。
また、ステップS102で撮影モードに設定されていたならば、ステップS105に進む。
また、ステップS102で設定モードが電源OFF及び撮影モード以外のその他のモード(例えば、画像再生モード等)に設定されていたならば、制御部13は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS103)、処理を終えたならばステップS102に戻る。ステップS103でのその他のモードにはが含まれる。
ステップS105において、制御部13は、電源の残容量や動作状況がデジタルカメラの動作に問題があるか否かを判断する。問題があるならば(ステップS105でNO)、表示部10等を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS107)、ステップS102に戻る。
一方、電源86に問題が無いならば(ステップS105でYES)、制御部13は記録媒体9の動作状態がデジタルカメラの動作、特に記録媒体9に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断する。問題があるならば(ステップS106でNO)、表示部10等を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS107)、ステップS102に戻る。
記録媒体9の動作状態に問題が無いならば(ステップS106でYES)、表示部10等を用いて画像や音声によりデジタルカメラの各種設定状態の告知を行う(ステップS108)。
ステップS109においては、撮像した画像データを表示部10に逐次表示するスルー表示状態に設定して、図3のステップS110に進む。なお、スルー表示状態に於いては、撮像素子3、前置処理回路4、A/D変換器5、メモリコントローラ6を介して、メモリ7に逐次書き込まれたデータを、メモリコントローラ6、D/A変換器26、信号処理回路8を介して表示部10により逐次表示する。このようにして、電子ビューファインダ(EVF)機能を実現している。
ステップS110において、制御部13はシャッタースイッチSW1(11)が押されたかどうかを判断し、押されていないならば、ステップS102に戻る。シャッタースイッチSW1(11)が押されたならば、ステップS111に進み、顔検出及び合焦表示処理を行う。
ここで、ステップS111において行われる顔検出及び合焦表示処理について、図4を参照して説明する。
まず、ステップS120において、顔検出回路15により顔領域の検出を行う。次にステップS121において、測距枠設定部16は検出した顔領域の1つを選択し、その顔領域の位置に測距枠を設定する。顔領域の選択の方法としては、最も大きい領域を占める顔領域を選んでも良いし、画面の中央に近いものを選んだり、また、顔領域の検出情報に信頼度情報がある場合には信頼度に応じて選択しても良い。また、上記の組み合わせで選択するように構成しても良い。
次にステップS122において、AF評価値演算回路17はステップS121で選択された測距枠内のAF評価値を演算して合焦位置を求め、ステップS123において求められた合焦位置にフォーカスレンズを駆動する。
次に、ステップS124で、合焦位置決定部18はステップS122で測距に用いられた顔領域の他に、合焦表示する顔を判断して合焦表示する。ここでは、顔検出回路15により検出された他の顔領域の距離情報を以下のようにして推定し、各顔領域が被写界深度内に入っているか否かを判定する。
先ず、実際の人の標準の顔サイズ(Lstd)を想定する。像面上で検出した顔領域のサイズをLi(i=0,1,・・・,N)、焦点距離をfとすると、推定距離diは
di =f(1+Lstd/Li)
で求めることができる。このように、顔領域のサイズに基づいてその顔領域までの距離を推定することで、例えばコントラスト不足などにより測距ができないような状況であっても、各顔領域までの距離を推定することが可能となる。
また、合焦距離をdA、許容錯乱円径をδ、光学系のF値をFとすると、dAから深度内に入る後方距離dBおよび前方距離dCは、
dB=dA+FδdA2/(f2−dAFδ)
dC=dA+FδdA2/(f2+dAFδ)
で求められる。
以上より、
dC < di < dB
を満たすdiに対応した顔領域が被写界深度内にあると判定する。合焦位置決定部18は、このようにして被写界深度内にあると判定された顔領域について、その顔領域を示す合焦枠を設定する。合焦枠表示部19は、測距枠設定部16により設定された測距枠及び合焦位置決定部18により設定された合焦枠を、現在表示部10に表示されている画像上に重ねて表示させる。
このように、撮影が実行される前に、測距対象の顔領域と、その顔領域にピントを合わせた場合にほぼ合焦する他の顔領域を示す枠を表示する。これにより、画面内に複数の顔がある場合に、ユーザーはどの顔が被写界深度内にあるか、即ち、ほぼ合焦しているかを知ることが可能になる。従って、例えば、所望の顔が被写界深度内に無い場合に絞りを絞って被写界深度を深くしたり、逆に、特定の人物をより目立たせるために絞りを開くなど、ユーザーはその内容に応じて撮影条件を適宜変更することが可能になる。また、所望の顔が測距対象として選択されなくても、合焦枠がかかっている場合には合焦状態であることが分かるため、ユーザーは安心して撮影処理に進めることができる。
なお、上記例では、測距枠と合焦枠とを同時に表示制御する場合について説明したが、ステップS121で測距枠が設定された時点で先に測距枠を表示するようにしても勿論構わない。
上述したようにして顔検出及び合焦表示処理が終了すると、図3のステップS112に進む。
ステップS112において、制御部13は、測光処理を行って絞り値及びシャッタ時間を決定する。測光の結果、必要であればフラッシュ・フラグをセットし、フラッシュの設定も行う。
測光処理(ステップS112)を終えると、ステップS113に進む。シャッタースイッチSW2(12)が押されずに、さらにシャッタースイッチSW1(11)も解除されたならば(ステップS113、S114で共にOFF)、ステップS102に戻る。シャッタースイッチSW2(12)が押されたならば(ステップS112でON)、ステップS115において撮影処理を実行する。この撮影処理では、撮像素子3、前置処理回路4、A/D変換器5、メモリコントローラ6を介して、メモリ7に撮影した画像データを書き込む。
撮影処理が終了するとステップS116に進み、制御部13は、メモリ7に書き込まれた画像データを読み出して、メモリコントローラ5及び信号処理回路8を用いて各種画像処理を行う現像処理を実行する。更に、画像圧縮処理を行った後、記録媒体9へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する。
記録処理(ステップS116)が終了した際に、制御部13はシャッタースイッチSW2(12)の状態を判断する。シャッタースイッチSW2(12)が押された状態であったならば(ステップS117でON)、ステップS117に戻り、シャッタースイッチSW2(12)が放されるまで、現在の処理を繰り返す。
シャッタースイッチSW2(12)が放されたなら、ステップS141でシャッタースイッチSW1(11)の状態を調べる。シャッタースイッチSW1(11)が押された状態であったならば、制御部13は、ステップS113に戻って次の撮影に備える。シャッタースイッチSW1(11)が放された状態であったならば、制御部13は、一連の撮影動作を終えてステップS102に戻る。
なお、上述した例では、シャッタースイッチSW1(11)ON後に顔検出を行うよう構成したが、シャッタースイッチSW1(11)ONの前にスルー表示用の画像から繰り返し顔検出を行っておくようにしても良い。その場合、シャッタースイッチSW1(11)ON時の最新の顔検出結果を用いるように制御する。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2の実施形態においては、合焦位置検出部18は、上述した第1の実施形態で図4のステップS124で行った合焦する顔領域の判断方法として、異なる方法を用いる。その他の処理及びデジタルカメラの構成は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本第2の実施形態では、ステップS121で選択された測距に用いた顔領域のサイズをLAF、ステップS120で検出した顔領域のサイズをLi(i=0,1,・・・,N)とした場合に、
α< Li/LAF <β
を満たすLiが被写界深度内にあると判定する。即ち、測距に用いた顔領域のサイズに対する比率が一定範囲内にある顔領域を、被写界深度内にあると判定する。なお、被写界深度は、焦点距離やF値に応じて変わるため、α、βは焦点距離やF値に応じて変更するように構成する。具体的には、αは1よりも数%〜十数%低い値、βは1よりも数%〜十数%高い値で、予め統計的手法を用いて各焦点距離やF値に応じて取得した値をデジタルカメラに持たせるようにすればよい。
上記の通り本第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、合焦位置決定部18の演算の負荷を減らすことができるため、スループットを上げることが可能となる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本第3の実施形態においては、合焦位置検出部18は、合焦する顔領域の判断方法として、判断対象となるそれぞれの顔領域のサイズおよび合焦位置を考慮する点で、上述した第1の実施形態とは異なる。その他の処理及びデジタルカメラの構成は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ここで、本第3の実施形態における図3のステップS111において行われる顔検出及び合焦表示処理について、図5を参照して説明する。
まず、ステップS130において、顔検出回路15により顔領域の検出を行う。次にステップS131において、測距枠設定部16は検出した全ての顔領域の位置に測距枠を設定する。
次にステップS132において、AF評価値演算回路17はステップS131で設定された全ての測距枠内のAF評価値を演算してそれぞれの顔領域の合焦位置を求める。そしてステップS133において顔領域の1つを選択し、その顔領域にて求められた合焦位置にフォーカスレンズを駆動する。顔領域の選択方法としては、第1の実施形態と同様の方法でよい。
次に、ステップS134で、合焦位置決定部18はステップS133で選択された顔領域の他に、合焦表示する顔の候補を判断する。ここでは、顔検出回路15により検出された他の顔領域の距離情報を以下のようにして推定し、各顔領域が被写界深度内に入っている候補となり得るか否かを判定する。
ここでは、上述したステップS124において行った、合焦表示する顔の判定と同じ手法を用いて、各顔領域が被写界深度内に入っている候補となり得るか否かを判定する。
ステップS135では、ステップS134にて被写界深度内に入っている候補と判定された顔領域のうち、ステップS132にて合焦位置を求めることができた顔領域を選択する。そして選択された顔領域の合焦位置から被写体距離dxを求め、
dC < dx < dB
を満たすdxに対応した顔領域が被写界深度内にあると判定する。なお、この判定は、光学系のFナンバーをF、許容錯乱円径をδとして、
−Fδ < dx−dA < Fδ
を満たすdxに対応した顔領域が被写界深度内にあると判定してもよい。
ステップS136では、合焦位置決定部18は、このようにして被写界深度内にあると判定された顔領域について、その顔領域を示す合焦枠を設定する。合焦枠表示部19は、測距枠設定部16により設定された測距枠及び合焦位置決定部18により設定された合焦枠を、現在表示部10に表示されている画像上に重ねて表示させる。
なお、本第3の実施形態では検出した全ての顔領域の位置に測距枠を設定したが、そのサイズから被写界深度内に入っている候補となり得る顔領域に対してのみ測距枠を設定しても構わない。
上記の通り本第3の実施形態によれば、合焦する顔領域の判断を行う際に測距結果も用いるため、第1の実施形態に比較して合焦表示の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における主ルーチンの一部を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における主ルーチンの一部を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における顔検出及び合焦表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における顔検出及び合焦表示処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 光学系
3 撮像素子
4 前置処理回路
5 A/D変換器
6 メモリコントローラ
7 メモリ
8 信号処理回路
9 記録媒体
10 表示部
11 シャッタースイッチSW1
12 シャッタースイッチSW2
13 制御部
14 フォーカスレンズ駆動回路
15 顔検出回路
16 測距枠設定部
17 AF評価値演算回路
18 合焦位置決定部
19 合焦枠表示部

Claims (14)

  1. 被写体光学像を電気的な画像信号に変換して出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力された画像信号に基づいて、顔の領域を検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段により検出された顔の領域のいずれかに対して合焦制御を行う合焦手段と、
    前記合焦手段により合焦した顔の領域の大きさと、前記顔検出手段により検出された他の顔の領域の大きさに基づいて、該他の顔の領域が合焦範囲内にあるかどうかをそれぞれ判断する判断手段と、
    前記判断手段により合焦範囲内にあると判断された前記他の顔の領域を示す枠と、前記合焦手段により合焦した顔の領域を示す枠とを、前記撮像手段から出力された画像信号の画像に重畳して表示する表示手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判断手段は、前記合焦手段により合焦した顔の領域の大きさと、前記顔検出手段により検出された他の顔の領域の大きさに基づいて、前記他の顔の領域までの距離をそれぞれ推定し、当該推定した距離が被写界深度内にあるかどうかを判断し、前記被写界深度内にある場合に、対応する前記他の顔の領域が合焦範囲内にあると判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判断手段は、前記被写界深度をレンズの焦点距離及び絞り値に応じて変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記判断手段は、前記合焦した顔の領域の大きさに対する、前記他の顔の領域の大きさが、予め設定された割合内にあるかどうかを判断し、当該予め設定された割合内にある場合に合焦範囲内にあると判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記判断手段は、前記予め設定された割合をレンズの焦点距離と絞り値に応じて変更することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記判断手段は、前記合焦手段により合焦した顔の領域の大きさおよび合焦位置と、前記顔検出手段により検出された他の顔の領域の大きさおよび合焦位置に基づいて、前記他の顔の領域が合焦範囲内にあるかどうかをそれぞれ判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 被写体光学像を電気的な画像信号に変換して出力する撮像工程と、
    前記撮像工程で出力された画像信号に基づいて、顔の領域を検出する顔検出工程と、
    前記顔検出工程により検出された顔の領域のいずれかに対して合焦制御を行う合焦工程と、
    前記合焦工程において合焦した顔の領域の大きさと、前記顔検出工程により検出された他の顔の領域の大きさに基づいて、該他の顔の領域が合焦範囲内にあるかどうかをそれぞれ判断する判断工程と、
    前記合焦工程において合焦した顔の領域を示す枠を、前記撮像工程で出力された画像信号の画像に重畳して表示する第1の表示工程と、
    前記判断工程で合焦範囲内にあると判断された前記他の顔の領域を示す枠を、前記撮像工程で出力された画像信号の画像に重畳して表示する第2の表示工程と
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 前記判断工程は、
    前記合焦工程により合焦した顔の領域の大きさと、前記顔検出工程により検出された他の顔の領域の大きさに基づいて、前記他の顔の領域までの距離をそれぞれ推定する工程と、
    前記推定した距離が被写界深度内にあるかどうかを判断し、前記被写界深度内にある場合に、対応する前記他の顔の領域が合焦範囲内にあると判断する工程と
    を特徴とする請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記判断工程は、前記被写界深度をレンズの焦点距離及び絞り値に応じて変更する工程を更に有することを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記判断工程では、前記合焦した顔の領域の大きさに対する、前記他の顔の領域の大きさが、予め設定された割合内にあるかどうかを判断し、当該予め設定された割合内にある場合に合焦範囲内にあると判断することを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
  11. 前記判断工程は、前記予め設定された割合をレンズの焦点距離と絞り値に応じて変更する工程を有することを特徴とする請求項10に記載の制御方法。
  12. 前記判断工程は、前記合焦した顔の領域の大きさおよび合焦位置と、前記他の顔の領域の大きさおよび合焦位置に基づいて、前記他の顔の領域が合焦範囲内にあるかどうかをそれぞれ判断することを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
  13. 前記第1の表示工程と前記第2の表示工程とを同じタイミングで行うことを特徴とする請求項7乃至12のいずれかに記載の制御方法。
  14. 前記第1の表示工程を前記合焦工程の実施直後に行うことを特徴とする請求項7乃至12のいずれかに記載の制御方法。
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