JPH05218942A - 携帯無線通信装置 - Google Patents

携帯無線通信装置

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JPH05218942A
JPH05218942A JP4020185A JP2018592A JPH05218942A JP H05218942 A JPH05218942 A JP H05218942A JP 4020185 A JP4020185 A JP 4020185A JP 2018592 A JP2018592 A JP 2018592A JP H05218942 A JPH05218942 A JP H05218942A
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JP
Japan
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battery
voltage
detection
circuit
batteries
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JP4020185A
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Akira Ishikura
明 石倉
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種類の異なった電源用バッテリの切り換え運
用に際して、各種類別の電源用バッテリ毎にその放電特
性の最大限の有効活用を図る。 【構成】 2種類のバッテリ2A,2Bを切り換え接続
可能な装置本体1内に、それぞれ検出対象の電圧値が上
記バッテリ2A,2Bの放電終止電圧と一致する電圧検
出回路14A,14Bを設ける。バッテリ検出回路15
によって、上記バッテリ2A,2Bのいずれが接続され
たかを検出すると共に、その検出結果に応じて切換スイ
ッチ11を制御し、接続中のバッテリ2Aまたは2Bの
いずれかの放電終止電圧を検出対象とする電圧検出回路
14Aまたは14Bを電源制御回路13に接続する。電
源制御回路13は、その接続された電圧検出回路14A
または14Bの検出結果に基づき無線回路12のリセッ
ト制御を行う。バッテリ2Aまたは2Bのいずれが接続
された場合にも、常にその接続されたバッテリ2Aまた
は2Bの放電特性に従った最良の運用ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多種類のバッテリを切
り換えて用いる携帯無線通信装置に係り、詳しくは、各
バッテリをその放電特性に従って最大限有効活用するた
めのバッテリセービング制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、無線電話機等に代表される携帯
無線通信装置では、その動作用電源としてバッテリを用
いている。この動作用電源の運用に関し、この種の従来
装置では、バッテリを切り換え接続できる回路構造を有
するも、用いるバッテリの種類として同種類のものを想
定した回路設計が行われていた。
【0003】図4はこの種の従来の携帯無線通信装置の
構成を示したものであり、装置本体1に設けた外部接続
端子によりバッテリ2を切り換え接続して運用できるよ
うになっていた。この携帯無線通信装置において、図4
に示す如くの態様でバッテリ2を接続した後、電源スイ
ッチ11をONにすることにより給電が開始され、無線
回路12が動作可能状態となる。
【0004】この状態で、電源制御回路13は検出電圧
処理回路14からのリセット制御信号の入力を監視して
おり、当該リセット制御信号の入力を受けたところで上
記無線回路12をリセット状態に制御する。
【0005】ここで、検出電圧処理回路14は電源スイ
ッチ11を通して与えられる給電電圧をA/D変換する
A/D変換回路142と、このA/D変換回路142の
変換出力に基づいてバッテリ2からの給電電圧を監視
し、この電圧値がそのバッテリ2の放電終止電圧まで低
下した時に前記電圧制御回路13にリセット制御信号を
出力するCPU141とから構成されている。
【0006】係る構成によって、この携帯無線通信装置
では、現在接続中のバッテリ2の電圧が放電終止電圧に
達した時に無線回路12の動作を止めることによりバッ
テリセービングを図ることができた。
【0007】ところで、近年、この種の装置の多様な運
用形態をふまえ、例えば、コスト、重量あるいは使用時
間等を条件として、それぞれの条件にふさわしい能力を
持った異なる種類のバッテリ(NiCd蓄電池やリチウ
ム・イオン蓄電池等)を用いることが切望されている。
【0008】係る要望に対して、この種の従来装置は、
種類の異なったバッテリを接続する機構だけはクリアで
きていたものの、これらの種別に応じて効率的なバッテ
リ運用を実現するための配慮が欠けていた。
【0009】すなわち、図4のブロック図からも明らか
であるように、この種の従来装置では、1種類のバッテ
リ2を用いることを前提として、検出電圧処理回路14
で検出する放電終止電圧はそのバッテリ2の放電終止電
圧に一致する1つの固定値として設定されていた。この
ため、放電終止電圧が異なるバッテリが接続された場
合、そのバッテリの本来の放電終止電圧に達する前に給
電停止となったり、逆に、放電終止電圧以上の過放電状
態で運用されることになった。このような運用形態は、
各種のバッテリを最大限に有効活用できなくするばかり
でなく、これらのバッテリの特性自体を劣化させること
にもなった。
【0010】また、この種の装置におけるバッテリの電
圧検出は、上述したバッテリセービングを目的とした無
線回路12のリセット制御のみならず、バッテリの残量
表示への適用も想定して実施されるものである。この点
に関しても、1つの固定された電圧値を検出対象として
いた上記従来装置においては、異なるバッテリが用いら
れた場合に、当該バッテリ毎に正確な残量を表示するこ
とができず、バッテリ交換のための望ましいタイミング
管理が行えなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
携帯無線通信装置によれば、同種類のバッテリの使用の
みを考慮して、一定値の放電終止電圧を検出して無線回
路のリセット制御を行うようにしていたため、放電特性
(特に、放電終止電圧)が異なる各種のバッテリを切り
換え接続して用いる場合に、当該各種バッテリ毎にその
放電特性を最大限に生かした最良の運用ができないばか
りでなく、各種バッテリ毎の正確な残留表示も行えず、
状況に即したふさわしい機能のバッテリを選択的に用い
るという運用方式の実現の障害になるという問題点があ
った。
【0012】本発明はこの問題点を除去し、種類の異な
るバッテリ毎にその放電特性を最大限に生かした最良の
状態で運用できると共に、その正確な残留表示を行うこ
とができ、状況によって異なる種類のバッテリの使用が
望まれた場合における装置運用の効率化に寄与する携帯
無線通信装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この出願の第1の発明
は、少なくとも2種類のバッテリを選択的に接続して動
作可能な携帯無線通信装置において、バッテリの種類に
対応して設けられ、当該種類別にそれぞれ異なる放電終
止電圧を検出する複数の電圧検出手段と、接続されたバ
ッテリの種類を検出するバッテリ検出手段と、該バッテ
リ検出手段の検出結果に基づき、接続中のバッテリの種
類に対応したいずれか1つの電圧検出手段の検出出力を
選択し、該検出出力に基づいて前記携帯無線通信装置の
動作を制御する制御手段とを具備することを特徴とする
ものである。
【0014】また、この出願の第2の発明は、少なくと
も2種類のバッテリを選択的に接続して動作可能な携帯
無線通信装置において、接続されたバッテリの種類を検
出するバッテリ検出手段と、該バッテリ検出手段により
検出されたバッテリの種類に対応してそれぞれ異なる目
標値を設定し、該目標値を対象として接続中のバッテリ
の電圧を検出する目標値可変電圧検出手段と、該目標値
可変電圧検出手段の検出出力に基づき前記携帯無線通信
装置の動作を制御する制御手段とを具備することを特徴
とするものである。
【0015】
【作用】本発明では、接続されたバッテリの種類を検出
し、その検出されたバッテリの種類に応じてそれぞれ異
なる電圧値を基準にした無線回路のリセット制御を行う
ものである。ここで、基準となる電圧値としては、バッ
テリの種類別にその適正な放電終止電圧値が用いられ
る。
【0016】例えば、バッテリAが接続された時には、
このバッテリAがその放電終止電圧Va 以下となった時
に無線回路の動作を止め、バッテリBが用いられた時に
は、このバッテリBがその放電終止電圧Vb 以下となっ
た時点で無線回路の動作を止めるといった制御が行われ
る。
【0017】この本発明の制御によれば、接続中のバッ
テリを、常に、そのバッテリの適正な放電終止電圧まで
有効に稼働させることができ、バッテリの種類が変わる
ことによって、放電終止電圧前に給電が停止したり、放
電終止電圧以上の過放電状態で運用されるということが
なくなる。また、本発明では、バッテリの種類別に、そ
の適正な放電終止電圧を監視しているため、その監視結
果に基づく使用中バッテリの残量表示にも正確を期すこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1(a)は本発明の第1の実施例に
係る携帯無線通信装置の構成を示すブロック図であり、
図4に示した従来装置の各部と同様の機能を果たすもの
には同一の符号を付している。この第1の実施例装置に
おいて、電源スイッチ11と電源制御回路13との間に
は、2つの電圧検出回路14Aと14Bが切換スイッチ
140により切り換え可能に接続されている。
【0019】その他の新規構成として、バッテリ検出回
路15は外部接続端子に接続されるバッテリ2Aまたは
2Bの種類を検出し、その検出結果に応じて前記切換ス
イッチ140の切り換え制御を行うものである。バッテ
リ2Aと2Bは放電特性が異なったものであり、それぞ
れ図1(a)と(b)に示されるように、それら種別の
違いに対応して、各々異なる回路構造を持つ検出用端子
21Aと21Bが備わっている。なお、上記電圧検出回
路14Aと14Bは、それぞれバッテリ2Aと2Bの放
電特性に対応した異なる値の放電終止電圧を検出する機
能構成を有するものである。
【0020】次に、この第1の実施例装置の動作を説明
する。図1(a)において、その携帯無線通信装置を動
作させるには、装置本体1に対してバッテリ2Aまたは
2Bのいずれかを接続した後、電源スイッチ11をON
に操作する。これにより、接続中の例えばバッテリ2A
から電源スイッチ11を通して無線回路12に給電が開
始され、動作可能状態となる。
【0021】この動作可能状態において、電圧検出回路
14Aと14Bは上記バッテリ2Aからの給電電圧を監
視しながら、それぞれの回路毎に異なる目標電圧値(各
々、バッテリ2Aと2Bの放電終止電圧に対応)の検出
を行う。
【0022】一方、バッテリ検出回路15は、上記バッ
テリ2Aが装置本体1に接続された時、その検出用端子
21Aと抵抗16を含む回路における論理レベルの変化
に応じて、この接続中にあるバッテリ2Aの種別を検出
する。そして、その検出結果によって、ここでは、バッ
テリ2Aの放電終止電圧を検出対象とする電圧検出回路
14Aを電源制御回路13に接続すべく切換スイッチ1
40を切り換え制御する。
【0023】例えば、図1(a)と(b)に示すバッテ
リ2Aの検出用端子21Aとバッテリ2Bの検出用端子
21Bの構造によれば、バッテリ2Aが接続された時に
は電源電圧から抵抗16を介した電流路が遮断されるた
めに、バッテリ検出回路15は論理レベル「H」とな
り、これにより接続中のバッテリが2Aであることを認
識できる。逆に、バッテリ2Bが接続された時には上記
電流路が形成されることによってバッテリ検出回路15
が論理レベル「L」となり、これによって接続中のバッ
テリが2Bであることを認識できる。
【0024】この例の場合〔図1(a)参照〕、バッテ
リ検出回路15は、バッテリ2Aが接続中であるとの判
断の基に、電源制御回路13に対し、このバッテリ2A
の放電終止電圧を検出対象とする電圧検出回路14Aを
接続する。これにより、電源制御回路13は、接続中の
バッテリ2Aがその適正な放電終止電圧まで低下したタ
イミングにその旨を電圧検出回路14Aからの検出出力
により認識することができる。従って、その検出出力に
基づき無線回路12のリセット制御を行うことによっ
て、バッテリ2Aの電圧が常にその適正な放電終止電圧
近傍まで低下した時に無線回路12にリセットをかける
ことができ、バッテリ2Aが過放電となるのは勿論、放
電終止電圧未満で放電停止となることも回避できる。
【0025】また、無線回路12の送信部のみ電源供給
断とし、待ち受け状態のみ可能としたり、無線回路12
のみ電源供給断として、制御回路,表示部のみ動作させ
て、充電が必要なことを使用者に知らせるといったこと
も可能である。
【0026】同様に、バッテリ2Bが接続された時に
は、そのことを検出したバッテリ検出回路15の制御に
より、電源制御回路13に対して電圧検出回路14Bの
接続が図られる。ここで、電圧検出回路14Bはバッテ
リ2Bの適正な放電終止電圧を検出対象としている。従
って、電源制御回路13は、その検出出力に基づいて無
線回路12をリセット状態に制御する時、常に、この時
に用いるバッテリ2Bの適正な放電終止電圧を境として
その放電を停止させることができる。
【0027】このように、本発明の第1の実施例装置で
は、装置本体1に対してどの種類のバッテリが接続され
たかを検出し、その種別により、対応する電圧検出回路
の検出結果を用いて無線回路12のリセット制御を行う
ようにしたため、各種類のバッテリ毎にその適正な放電
終止電圧を検出する手段を用意しておくことで、接続す
るバッテリの種別が変わった場合にも、常に、その接続
中のバッテリの放電特性に従った最適なバッテリセービ
ングが可能となる。
【0028】この点に関し、従来は、一定値の放電終止
電圧を検出して無線回路12のリセット制御を行ってい
たため、放電終止電圧の低いバッテリに関してはその放
電特性を有効に使いきることができなかった。また、逆
に、放電終止電圧の高いバッテリに関しては過放電状態
で使用することになり、その機能を低下させる危険が高
かった。
【0029】ここで、例えば、バッテリ2Aとして図6
の(1)に示すような放電特性を持つNiCd蓄電池
(1本)を用い、バッテリ2Bとして同図の(2)に示
すような放電特性を持つリチウム・イオン蓄電池(3本
組)を用いる場合を例にとって、本発明と従来のリセッ
ト制御の違いを検証してみる。
【0030】この図6の例は、特に、放電終止電圧を3
Vとした時に、バッテリ2A〔特性(1)〕はおよそ
5. 8時間使用でき、同様にバッテリ2B〔特性
(2)〕では16. 2時間の使用が可能であることを示
したものである。
【0031】係る放電特性を持つバッテリ2A及び2B
を選択的に使用可能な携帯無線通信装置において、従来
方法に従って単一の放電終止電圧3. 5Vによるリセッ
ト制御を行うものとした時の動作を考える。
【0032】この装置において、バッテリ2Aを用いた
場合、放電終止電圧3. 5Vを検出して無線回路12の
動作を止めたところで、このバッテリ2Aの使用可能時
間の変動はあまり無く、実用上もそれほど問題とはなら
ない。
【0033】しかしながら、この装置において、バッテ
リ2Bを用いた場合、放電終止電圧3. 5Vを検出して
無線回路12にリセットをかけた時は、このバッテリ2
Bの使用可能時間は本来の16. 2時間から11時間程
度にまで大きく短縮されてしまうことになる。これは、
バッテリ2Bの放電特性〔図6の(2)参照〕から見
て、その機能を十分に生かし切れていないことを意味し
ている。
【0034】逆に、バッテリ2Bの放電特性を考慮して
放電終止電圧を3. 0V以下に設定したものとすると、
このバッテリ2Bに関しては、その電圧3. 0V以下を
検出するまで16. 2時間以上の連続使用を保証してそ
の機能を十分に生かしきることができる。反面、バッテ
リ2Aを用いた場合には、電圧3. 0V以下を検出して
リセット制御を行った時点ではそのバッテリ2Aは過放
電状態で運用されることになり、その機能損傷の危険さ
え生じることになる。
【0035】これに対し、上記本発明によれば、この種
のリセット制御に関して、バッテリ2Aと2Bに対して
それぞれの適正な放電終止電圧を検出する手段を個々に
付設することによって、装置本体1にバッテリ2Aが接
続された時には電圧(3. 5V)検出時に、また、バッ
テリ2Bが接続された時には、電圧(3. 0V以下)検
出時にそれぞれ無線回路12に対する給電停止の制御を
行うことができる。
【0036】この制御は、これら2Aと2Bの各バッテ
リ毎にその適正な放電終止電圧を境とするバッテリセー
ビング制御に該当し、それぞれのバッテリ機能の最大限
の有効活用をもたらすものである。
【0037】次に、本発明の別の実施例について説明す
る。図2(a)は本発明の第2の実施例に係る携帯無線
通信装置の構成を示すブロック図であり、電源スイッチ
11,電源制御回路13及びバッテリ検出回路15の間
に検出電圧補正回路14Cが新たに設けられている。
【0038】この検出電圧補正回路14Cは、上記第1
の実施例装置(図1参照)における電圧検出回路14
A,14B及び切換スイッチ140による制御をソフト
的に処理しようとする回路であり、CPU141CとA
/D変換回路142Cとから構成されている。
【0039】この第2の実施例装置も、装置本体1に対
して種類の異なるバッテリ2Aまたは2B〔図2(b)
参照〕を選択的に接続して動作運用できる点は上記第1
の実施例装置と同様である。
【0040】今、例えば、図2(a)に示す如く装置本
体1に対してバッテリ2Bを接続した後、電源スイッチ
11をONにしたものとする。この操作によって、接続
されたバッテリ2Bから電源スイッチ11を通して給電
が開始され、無線回路12が動作可能状態となる。
【0041】この動作可能状態において、検出電圧補正
回路14Cでは、上記バッテリ2Bからの給電電圧をA
/D変換回路142Cでディジタル変換し、その変換出
力を基にCPU141Cがその給電電圧値の変化を監視
している。ここで、CPU141Cは現在接続中のバッ
テリの種別に応じてそれぞれ異なる値の電圧値を対象と
した検出結果を電源制御回路13に出力する処理を行
う。
【0042】この処理に際して、その接続中のバッテリ
がどの種別に相当するかは、バッテリ検出回路15から
与えられる。すなわち、バッテリ検出回路15は、バッ
テリ2Aまたは2Bが装置本体1の外部接続端子に接続
された時に、上記第1の実施例装置と同様の方法によっ
てこの時に接続されているバッテリ2Aまたは2Bの種
別を検出し、その検出結果を上記検出電圧補正回路14
CのCPU141Cに対して出力する。
【0043】その後、CPU141Cは、バッテリ検出
回路15から与えられる上記バッテリ種別判別出力に従
って検出対象の放電終止電圧値を決定し、A/D変換回
路142Cの出力に基づきその対象電圧値を検出した時
に、電源制御回路13に対してその旨の検出信号を出力
する。更に、電源制御回路13は、そのCPU141C
から与えられる検出出力に基づいて無線回路12をリセ
ット状態に制御し、接続中のバッテリのそれ以上の放電
を禁止する。
【0044】この第2の実施例装置においても、検出電
圧補正回路14Cのソフト処理によって、接続中のバッ
テリの種別に応じてその適切な放電終止電圧を検出する
ことができ、この検出結果に基づく無線回路12の動作
停止制御によって、使用中のバッテリ毎にその放電特性
にマッチしたバッテリセービングを実現できる。また、
この第2の実施例装置では、各種類のバッテリ毎にその
放電終止電圧を検出する専用の回路(図1の例における
電圧検出回路14A,14B)を個々に設ける必要はな
く、用いるバッテリの種類が増えた場合にも、回路の構
造を最小限の変更に止めることができる。
【0045】更に、本発明の第1及び第2の実施例装置
のいずれにおいても、接続されたバッテリの種類が異な
る毎にその種類別の放電特性を意識した電圧監視が行わ
れる結果、その監視結果を基にバッテリの残留表示を行
った場合に、操作者に対して現状の正確な動作状態を知
らしめることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯無線
通信装置によれば、バッテリの種類を検出し、そのバッ
テリの種類に応じて検出対象の電圧値を変えながら、常
に接続中のバッテリの適正な放電終止電圧の検出時点に
おいて無線回路のリセット制御を実行するようにしたた
め、種類の異なったバッテリをこれら個々の種別の放電
特性に従って最大限有効活用でき、小型のものが要求さ
れたり、放電時間の長いものが要求されるなどの種々の
状況に際して最適なバッテリを選びながら装置の効率的
運用に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯無線通信装置の第1の実施例
を示すブロック回路図。
【図2】本発明に係る携帯無線通信装置の第2の実施例
を示すブロック回路図。
【図3】本発明に係る携帯無線通信装置の動作用電源と
して用いられる2種類のバッテリの放電特性を示す図。
【図4】この種の従来の携帯無線通信装置の構成を示す
ブロック回路図。
【符号の説明】
1 携帯無線通信装置本体 2,2A,2B 電源用バッテリ 21A,21B 検出用端子 11 電源スイッチ 12 無線回路 13 電源制御回路 14 検出電圧処理回路 14A,14B 電圧検出回路 140 切換スイッチ 14C 検出電圧補正回路 141C CPU 142C A/D変換回路 15 バッテリ検出回路 16 抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類のバッテリを選択的に
    接続して動作可能な携帯無線通信装置において、 バッテリの種類に対応して設けられ、当該種類別にそれ
    ぞれ異なる放電終止電圧を検出する複数の電圧検出手段
    と、 接続されたバッテリの種類を検出するバッテリ検出手段
    と、 該バッテリ検出手段の検出結果に基づき、接続中のバッ
    テリの種類に対応したいずれか1つの電圧検出手段の検
    出出力を選択し、該検出出力に基づいて前記携帯無線通
    信装置の動作を制御する制御手段とを具備することを特
    徴とする携帯無線通信装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2種類のバッテリを選択的に
    接続して動作可能な携帯無線通信装置において、 接続されたバッテリの種類を検出するバッテリ検出手段
    と、 該バッテリ検出手段により検出されたバッテリの種類に
    対応してそれぞれ異なる目標値を設定し、該目標値を対
    象として接続中のバッテリの電圧を検出する目標値可変
    電圧検出手段と、 該目標値可変電圧検出手段の検出出力に基づき前記携帯
    無線通信装置の動作を制御する制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする携帯無線通信装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、無線回路をリセット状態に
    制御するための検出出力を、バッテリの残量報知のため
    に併用することを特徴とする請求項1または2記載の携
    帯無線電話装置。
JP4020185A 1992-02-05 1992-02-05 携帯無線通信装置 Pending JPH05218942A (ja)

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