JP5077478B1 - 焼成装置および無端ベルトの製造方法 - Google Patents

焼成装置および無端ベルトの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5077478B1
JP5077478B1 JP2011273537A JP2011273537A JP5077478B1 JP 5077478 B1 JP5077478 B1 JP 5077478B1 JP 2011273537 A JP2011273537 A JP 2011273537A JP 2011273537 A JP2011273537 A JP 2011273537A JP 5077478 B1 JP5077478 B1 JP 5077478B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core body
high temperature
firing
coating film
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011273537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013124810A (ja
Inventor
知樹 布施
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2011273537A priority Critical patent/JP5077478B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077478B1 publication Critical patent/JP5077478B1/ja
Publication of JP2013124810A publication Critical patent/JP2013124810A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

【課題】塗膜の焼成ムラを抑制するようにした焼成装置を提供する。
【解決手段】円柱状を呈し、外周面に乾燥した塗膜28を保持する芯体12と、芯体12を軸回りに回転させる回転駆動機構50と、芯体12の軸方向の長さ以上の長さを有し、芯体12の軸方向に沿って配置され、塗膜28を焼成温度まで加熱する遠赤外線ヒータ52とを備えるように構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、焼成装置および無端ベルトの製造方法に関する。
特許文献1には、例えば図1に示されるように、外周面に塗膜を保持した円柱状の芯体に350℃(焼成温度)の熱風を当てることで塗膜を焼成する焼成装置(200)が記載されている。しかしながら、この焼成装置では、芯体を回転させることなく単に熱風を塗膜に吹き付ける構成であるため、塗膜をムラ無く焼成することが困難である。
特開2007−216510号公報
本発明は、従来技術に比べ、塗膜の焼成ムラを抑制するようにした焼成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の焼成装置は、円柱状を呈し、外周面に乾燥した塗膜を保持する芯体と、前記芯体を軸回りに回転させる回転手段と、前記芯体の軸方向の長さ以上の長さを有し、前記芯体の軸方向に沿って配置され、前記塗膜を焼成温度まで加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の焼成装置は、さらに、前記加熱手段を内部に有し、内部が外部よりも高温とされる高温室、を備え、前記回転手段は、一端が前記高温室の内部において前記芯体に接続され、他端が前記高温室の壁に形成される貫通溝を通じて前記高温室の外部に延出される回転軸と、前記高温室の外部に配置され、前記回転軸の他端に接続され、前記回転軸を駆動する駆動手段と、を有することを特徴とする。ここで、延出とは、延びた状態で出ていることを意味する。
本発明の請求項1に記載の焼成装置は、前記回転軸は、前記芯体に接続される第1部材と、前記駆動手段に接続される第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に介挿される断熱部材と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の焼成装置は、さらに、前記貫通溝において前記高温室の外部から内部へと流れる気流を発生させる気流発生手段、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の焼成装置は、さらに、複数の前記高温室が連続して並べられて構成される連続炉と、前記連続炉の外部に配置され、前記回転軸を回転可能に支持すると共に、前記高温室が並ぶ方向に移動する移動体と、を備え、前記貫通溝は、前記高温室が並ぶ方向に沿って複数の前記高温室の壁にわたって連続するように形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の焼成装置は、前記加熱手段は、前記移動体が移動する方向とは交差する方向から前記塗膜を加熱するように各高温室の内部に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の焼成装置は、前記芯体は、その軸方向が重力方向を向くように配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の無端ベルトの製造方法は、芯体に塗膜が形成されるように前記芯体に樹脂溶液を塗布する塗布工程と、前記塗布工程によって前記芯体に形成された塗膜を乾燥させる乾燥工程と、前記乾燥工程によって乾燥された塗膜を請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼成装置を用いて焼成する焼成工程と、前記焼成工程によって焼成されることで前記芯体に形成される無端ベルトを前記芯体から取り外す取外工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の焼成装置によれば、芯体を回転させることなく単に熱風を塗膜に吹き付ける場合に比べて、塗膜の焼成ムラを抑制することができる。
本発明の請求項1に記載の焼成装置によれば、高温室の内部において芯体を回転させる駆動手段が高温に晒されるのを抑制することができる。
本発明の請求項1に記載の焼成装置によれば、回転軸を通じて高温室の熱が駆動手段に伝わるのを抑制できる。
本発明の請求項2に記載の焼成装置によれば、高温室の熱気が駆動手段に流れるのを抑制できる。
本発明の請求項3に記載の焼成装置によれば、貫通溝が高温室が並ぶ方向において複数の高温室の壁にわたって連続して形成されていない場合に比べて、移動体の移動により芯体を一の高温室から他の高温室へと容易に移動させることができる。
本発明の請求項4に記載の焼成装置によれば、移動体が移動する方向から加熱手段が塗膜を加熱するように各高温室の内部に配置されている場合に比べて、移動体の移動により芯体を一の高温室から他の高温室へと移動させるに際し、芯体と加熱手段とが干渉するのを抑制することができる。
本発明の請求項5に記載の焼成装置によれば、芯体の軸方向が例えば水平方向を向くように配置されている場合に比べて、簡易な構成の回転手段によって芯体を軸回りに回転させることができる。
本発明の請求項6に記載の無端ベルトの製造方法によれば、塗膜の焼成ムラが抑制された高性能の無端ベルトを製造することができる。
本発明に係る無端ベルトの製造方法の工程順を示す図である。 図1の塗布工程に用いられる塗布装置の構成を示す図である。 図1の乾燥工程に用いられる乾燥装置の構成を示す図である。 図1の焼成工程に用いられる焼成装置の構成を示す上面透過図である。 図4のL5−L5線における断面図である。 図5のパレットトランスファーによる搬送パレットの搬送態様を示す図である。 図5のパレットトランスファーによる搬送パレットの搬送態様を示す図である。
以下、本発明に係る焼成装置および無端ベルトの製造方法の実施形態の一例について、添付の図面を用いて説明する。本発明に係る無端ベルトは、例えば画像形成装置の転写ベルトに使用されるものである。
先ず、無端ベルトの製造方法について説明する。
図1は、無端ベルトの製造方法の工程順を示している。無端ベルトは、塗布工程、乾燥工程、焼成工程および取外工程を経て製造される。以下、各工程について順に説明する。
(塗布工程)
図2は、塗布工程で用いられる塗布装置10の構成を示している。この塗布装置10は、円柱状の芯体12の外周面に樹脂溶液14を塗布する装置である。樹脂溶液14は、樹脂溶液14を貯留するタンク18からポンプ20により供給管22を通じて流下装置16に供給される。芯体12は、軸方向を水平にした状態で回転装置26により軸周り方向(図中の矢印Bで示す方向)に回転される。樹脂溶液14は、流下装置16により芯体に向けて吐出され、芯体12の外周面に付着する。芯体12の外周面に付着した樹脂溶液14は、へら24によって平滑化される。
流下装置16とへら24とは、芯体12の軸方向(図中の矢印Cで示す方向)に移動可能に支持されており、芯体12を予め設定された回転速度で回転させた状態で、流下装置16とへら24とを芯体12の軸方向に移動させつつ樹脂溶液14を吐出する。それにより、芯体12の外周面に螺旋状に樹脂溶液14が付着する。そして、へら24によって付着した樹脂溶液14が平滑化されることで、螺旋状の筋が消滅し、芯体12の外周面には継ぎ目のない塗膜28が形成される。
なお、樹脂溶液14には、ポリイミド樹脂(PI)前駆体および導電性粒子が含まれている。別言すれば、PI前駆体溶液に導電性粒子が分散され、樹脂溶液14とされている。
PI前駆体溶液は、テトラカルボン酸二無水物とジアミン成分を、溶剤中で反応させることによって得られる。各成分の種類は特に制限されないが、芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミン成分とを反応させて得られるものが、皮膜強度の点から好ましい。
芳香族テトラカルボン酸としては、例えば、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,3,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、あるいはこれらのテトラカルボン酸エステル、又は上記各テトラカルボン酸類の混合物等が挙げられる。
芳香族ジアミン成分としては、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノフェニルメタン、ベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン等が挙げられる。
PI前駆体溶液の溶剤としては、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトアミド等の非プロトン系極性溶剤が用いられる。溶液の濃度・粘度等に限定はないが、望ましい溶液の固形分濃度は10質量%以上40質量%以下、粘度は1Pa・s以上100Pa・s以下である。
PI前駆体溶液に分散させる導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ、グラファイト等の炭素系物質、銅、銀、アルミニウム等の金属又は合金、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン等の導電性金属酸化物、チタン酸カリウム等のウィスカー、等が挙げられる。中でも、液中の分散安定性、半導電性の発現性、価格等の観点で、カーボンブラックは特に好ましい。
導電性粒子の分散方法としては、ボールミル、サンドミル(ビーズミル)、ジェットミル(対抗衝突型分散機)等、公知の方法をとることができる。分散助剤として、界面活性剤やレベリング剤等を添加してもよい。導電性粒子の分散濃度は、樹脂成分100部(質量部、以下同様)に対して、10部以上40部以下、特には15部以上35部以下が好ましい。
この実施形態では、具体的に、PI前駆体溶液(商品名:Uワニス、宇部興産製、固形分濃度18%、溶剤はN−メチルピロリドン)100質量部に、カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック4、デグザヒュルス社製)を固形分質量比で22.4%混合し、次いで対向衝突型分散機(株式会社ジーナス製、GeanusPY)により分散させたものを樹脂溶液14とした。
また、芯体12の材質は、加工性や耐久性の面でステンレス鋼が好ましい。芯体12の幅(軸方向の長さ)は、製造するベルト幅以上が必要であるが、端部に生じる無効領域に対する余裕領域を確保するため、製造するベルト幅より、10%乃至40%程度長いことが望ましい。芯体12の外周長は、製造するベルト長と同等か、わずかに大きく設定することが望ましい。
(乾燥工程)
図3は、乾燥工程で用いられる乾燥装置30の構成を示している。乾燥装置30は、乾燥炉32の内部において上方から熱風(加熱された空気)を送り出す熱風発生機34と、芯体12を回転可能に支持する支持台36を備えている。塗布工程において塗膜28が形成された芯体12は、支持台36に水平にして載せられ図示しない駆動装置によって回転される。そして、熱風発生機34から送り出される熱風を芯体12の全長に渡って吹き付け、塗膜28を乾燥させる。なお、熱風発生機34が送り出す熱風の温度は100℃〜200℃の範囲とされる。
(焼成工程)
焼成工程では、乾燥された塗膜28を保持する芯体12を後述の焼成装置40に入れ、300〜350℃程度で、20〜60分間、加熱処理する。それにより、塗膜28のPI前駆体のイミド化反応が起こり、PI樹脂皮膜からなる無端ベルトが形成される。
(取外工程)
焼成工程での焼成処理後、芯体12からPI樹脂皮膜からなる無端ベルトを取り外す。以上により、無端ベルトが製造される。
(焼成装置)
次に、焼成工程で用いられる焼成装置40について説明する。
図4は、焼成工程で用いられる焼成装置40の構成を示す上面透過図である。焼成装置40は、高温室の一例としての焼成炉42が5個連続して配置される連続炉として構成される。各焼成炉42は、芯体12を出し入れするための開口44を両側の側壁に有している。各焼成炉42の開口44はそれぞれ、芯体12の出し入れに連動して開閉するシャッター46によって閉じられている。塗膜28を保持した芯体12は、後述する移動体の一例としての搬送パレット48によって図中の矢印Dで示す方向へ移動可能とされており、左側の焼成炉42から右側の焼成炉42へと順に搬送されるようになっている。また、芯体12は、各焼成炉42の内部において後述する回転手段の一例としての回転駆動機構50によって図中の矢印Eで示す方向に回転可能とされている。
各焼成炉42は、内部に加熱手段の一例としての遠赤外線ヒータ52を複数個、例えば10個備えている。複数の遠赤外線ヒータ52は、芯体12が搬送される方向に沿って配置され、かつ 芯体12を挟むように対向して配置されている。即ち、各遠赤外線ヒータ52からの輻射熱は、芯体12が搬送される方向(矢印D)とは直交(交差)する方向から芯体に向けて放射されるようになっている。遠赤外線ヒータ52同士が間隔を置いて配置されているのは、後述の焼成ガス排出機構80による焼成ガスの排出を促すためである。
なお、各焼成炉42の内部の温度(焼成温度)はそれぞれ独立に調整可能とされている。例えば、1番目の焼成炉42(図中のN1で示す)の焼成温度は200℃から250℃の範囲内の温度に調整されている。2番目の焼成炉42(図中のN2で示す)の焼成温度は200℃から250℃の範囲内の温度に調整されている。3番目の焼成炉42(図中のN3で示す)の焼成温度は250℃から300℃の範囲内の温度に調整されている。4番目の焼成炉42(図中のN4で示す)の焼成温度は300℃から350℃の範囲内の温度に調整されている。5番目の焼成炉42(図中のN5で示す)の焼成温度は50℃から200℃の範囲内の温度に調整されている。そして、各焼成炉42において芯体12に保持される塗膜28は予め定められた時間、例えば12分間ずつ焼成処理される。言うまでもないが、N1〜N5の焼成炉42の焼成時間は、それぞれ異なるように設定しても良い。
図5は、図4のL5−L5線における断面図である。
芯体12はその軸方向が重力方向(鉛直方向)に向けられており、芯体12の軸心54には回転軸56が接続されている。回転軸56は、焼成炉42の底壁58に形成される貫通溝60を通じて焼成炉42の外部に延出されており、焼成炉42の外部に設けられる移動体の一例としての搬送パレット48にベアリング62を介して回転可能に支持されている。なお、各焼成炉42の底壁58に形成される貫通溝60は、図4に示すように、焼成炉42が並ぶ方向(矢印D)に沿って複数の焼成炉42にわたって連続するように形成されている。
搬送パレット48には、回転手段の一例としての回転駆動機構50が備えられている。回転駆動機構50は、前記した回転軸56と、回転軸56を駆動する駆動手段の一例としての駆動機構64とを備えている。回転軸56は、傘歯機構66を介して駆動機構64に接続されている。具体的に、回転軸56は、芯体12の軸心54に接続される第1部材68と駆動機構64に接続される第2部材70とに分割されており、第1部材68と第2部材70との間に例えばセラミックスなどの断熱部材72を介挿するように構成されている。
駆動機構64は、駆動モータ(図示省略)、駆動チェーン74、スプロケット76、駆動軸78および傘歯機構66を備えている。そして、駆動モータの回転出力は、駆動チェーン74、スプロケット76、駆動軸78および傘歯機構66を通じて回転軸56に伝達される構成となっている。これにより、芯体12は、焼成炉42の内部においてその軸方向が重力方向に向けられた状態で回転されるようになっている。
各焼成炉42における10個の遠赤外線ヒータ52はそれぞれ、芯体12の軸方向の長さ以上の長さを有する長尺な形状を呈しており、長手方向が芯体12の軸方向に沿って配置されている。
各焼成炉42は、芯体12に保持される塗膜28が焼成されることによって生成される焼成ガスを焼成炉42の外部に排出するための焼成ガス排出機構80を備えている。焼成ガス排出機構80は、吸気管82から吸気ファン84によって外気を焼成炉42の内部に導入し、導入した外気を予備加熱ヒータ86によって予備加熱した後、フィルタ88を通じて芯体12の周囲に送り込む。芯体12の周囲に送り込まれた外気は焼成ガスを引き連れて整流板90を通過し、排気ファン92によって排出管94から焼成炉42の外部に排出される。なお、排出管94からは一部のガスが排出され、大部分のガスは循環ファン96によって焼成炉42の内部を再度循環するようになっている。
焼成炉42の底壁58の直下には、気流発生手段の一例としての気流発生機構98が設けられている。気流発生機構98は、焼成炉42の底壁58に設けられる貫通溝60に通じる通路100と、この通路100に外気を送り込むための気流ファン102を備えている。気流ファン102を駆動することによって外気が通路100に送り込まれ、貫通溝60において焼成炉42の外部から内部へと流れる気流が生じるようになっている。このように気流ファン102により通路100に外気を取り込むことにより、焼成炉42からの高温の熱がそのまま搬送パレット48等に伝わることがない。このため、搬送パレット48のベアリング62や傘歯機構66等を長寿命にでき、メンテナンス頻度も少なくすることができる。なお、通路100に送り込まれる外気を予備加熱するようにしてもよい。
搬送パレット48の底板104の両側からは、車輪106を支持するための支持部材108が下方に延びており、支持部材108の先端に車輪106が取り付けられている。車輪106は搬送レール110に載せられており、搬送パレット48は搬送レール110に沿って移動可能とされている。搬送パレット48の下方には、パレットトランスファー112が配置されている。パレットトランスファー112の係合アーム114は、搬送パレット48の底板104に取り付けられている被係合部材116に係合可能とされている。
図6および図7は、パレットトランスファー112による搬送パレット48の搬送態様を示している。
搬送レール110は焼成炉42が並ぶ方向に沿って敷かれており、この搬送レール110の上に搬送パレット48が載せられている。搬送パレット48の上部には、上記したように芯体12が載せられている。パレットトランスファー112は、搬送レール110の下方に互いに間をおいて4機配置されている。各パレットトランスファー112は、それぞれの定位置(図6(A)に示す位置)から焼成炉42一個分の距離だけ左右方向に移動可能とされている。各パレットトランスファー112の係合アーム114は、上下方向に駆動されるようになっており、上方位置に駆動されると搬送パレット48の被係合部材116に係合し、下方位置に駆動されると搬送パレット48の被係合部材116との係合が解かれるように構成されている。
図6(A)および図6(B)に示すように、1番目のパレットトランスファー112(「T1」で示す)の係合アーム114と搬送パレット48の被係合部材116とが係合した状態で1番目のパレットトランスファー112が定位置から右方に移動することで、搬送パレット48は1番目の焼成炉42の下方に移動される。それにより、芯体12が1番目の焼成炉42の内部に搬送されることとなる。
次いで、図6(C)および図6(D)に示すように、2番目のパレットトランスファー112(「T2」で示す)の係合アーム114と搬送パレット48の被係合部材116とが係合した状態で2番目のパレットトランスファー112が定位置よりも左側の位置から定位置へと移動することで、搬送パレット48は2番目の焼成炉42の下方に移動される。それにより、芯体12が2番目の焼成炉42の内部に搬送されることとなる。
次いで、図7(E)および図7(F)に示すように、2番目のパレットトランスファー112の係合アーム114と搬送パレット48の被係合部材116とが係合した状態で2番目のパレットトランスファー112が定位置から右方に移動することで、搬送パレット48は3番目の焼成炉42の下方に移動される。それにより、芯体12が3番目の焼成炉42の内部に搬送されることとなる。
次いで、図7(G)および図7(H)に示すように、3番目のパレットトランスファー112(「T3」で示す)の係合アーム114と搬送パレット48の被係合部材116とが係合した状態で3番目のパレットトランスファー112が定位置よりも左側の位置から定位置へと移動することで、搬送パレット48は4番目の焼成炉42の下方に移動される。それにより、芯体12が4番目の焼成炉42の内部に搬送されることとなる。
以降は図示しないが、3番目のパレットトランスファー112の係合アーム114と搬送パレット48の被係合部材116とが係合した状態で3番目のパレットトランスファー112が定位置から右方に移動することで、搬送パレット48は5番目の焼成炉42の下方に移動される。それにより、芯体12が5番目の焼成炉42の内部に搬送されることとなる。さらに、4番目のパレットトランスファー112(「T4」で示す)の係合アーム114と搬送パレット48の被係合部材116とが係合した状態で4番目のパレットトランスファー112が定位置よりも左側の位置から定位置へと移動することで、搬送パレット48は5番目の焼成炉42の右側の下方に移動される。それにより、芯体12が5番目の焼成炉42から外部へと搬送されることとなる。
なお、各パレットトランスファー112の移動に連動してシャッター46(図4参照)が開閉されるようになっている。また、搬送パレット48により芯体12が各焼成炉42を順次に搬送される際、回転軸56は焼成炉42の底壁58に形成される貫通溝60(図4参照)を通るようになっている。また、駆動チェーン74は各焼成炉42が並ぶ方向にわたって配置されており、搬送パレット48が移動されても駆動モータからの回転出力が回転軸に伝達可能となるように駆動チェーン74とスプロケット76とが接続されるようになっている。
(作用および効果)
本発明の実施形態に係る焼成装置40にあっては、外周面に塗膜28を保持させた円柱状の芯体12が回転可能とされており、芯体12の軸方向の長さ以上の長さの遠赤外線ヒータ52を芯体12の軸方向に沿って配置した上で、芯体12を回転させつつ遠赤外線ヒータ52により塗膜28を焼成温度まで加熱するように構成している。即ち、芯体12に保持される塗膜28には、遠赤外線ヒータ52の輻射熱がムラ無く照射される。従って、塗膜28をムラ無く焼成することが可能となっている。
また、各焼成炉42は、内部に遠赤外線ヒータ52を有し、内部が外部よりも高温とされている。そして、回転軸56の一端が焼成炉42の内部において芯体12に接続されており、回転軸56の他端が焼成炉42の底壁58に形成される貫通溝60を通じて焼成炉42の外部に延出され、焼成炉42の外部に配置される駆動機構64に接続されている。従って、芯体12を焼成炉42の内部において回転させる駆動機構64が高温に晒されるのが抑制されるようになっている。このように、駆動機構64を焼成炉42の外部に配置するのは、特に駆動機構64の駆動軸78を回転可能に支持するベアリング118および回転軸56を回転可能に支持するベアリング62が高温に晒されるのを抑制するためである。
また、回転軸56は、芯体12に接続される第1部材68と、駆動機構64に接続される第2部材70と、第1部材68と第2部材70との間に介挿される断熱部材72とから構成されている。従って、回転軸56を通じて焼成炉42の熱が駆動機構64に伝わるのが抑制されるようになっている。よって、駆動機構64の温度上昇が抑制されるようになっている。
また、気流発生機構98により、貫通溝60において焼成炉42の外部から内部へと気流が流れるようになっている。従って、焼成炉42の熱気が駆動機構64の方へと流れるのが抑制されるようになっている。よって、駆動機構64の温度上昇がより一層抑制されるようになっている。
また、本発明の実施形態に係る焼成装置40は、5個の焼成炉42が連続する連続炉として構成されている。そして、搬送パレット48は連続炉の外部において回転軸56を回転可能に支持すると共に焼成炉42が並ぶ方向に移動するように構成されている。ここで、搬送パレット48によって芯体12が搬送される際に回転軸56が貫通溝60を通るように、貫通溝60は焼成炉42が並ぶ方向に沿って5個の焼成炉42の底壁58にわたって連続するように形成されている。従って、搬送パレット48の移動により芯体12を一の焼成炉42から他の焼成炉42へと容易に移動させられるようになっている。また、搬送パレット48は連続炉の外部に配置されているため、搬送パレット48が高温に晒されるのが抑制されるようになっている。
また、遠赤外線ヒータ52は、搬送パレット48が移動する方向とは直交(交差)する方向から塗膜28を加熱するように各焼成炉42の内部に配置されている。従って、搬送パレット48の移動により芯体12を一の焼成炉42から他の焼成炉42へと移動させるに際し、芯体12と遠赤外線ヒータ52とが干渉するのが抑制されるようになっている。
また、芯体12は、その軸方向が重力方向を向くように配置されている。従って、芯体12の軸方向が例えば水平方向を向くように配置されている場合に比べて、簡易な構成の回転駆動機構50によって芯体12を軸回りに回転させられるようになっている。即ち、芯体の軸方向の片側(下側)から回転軸56を介して芯体を軸回りに回転させられるので、芯体の軸方向の両側に回転軸56を接続する必要がない分、回転駆動機構50の構成が簡易となる。
また、本発明に係る無端ベルトの製造方法では、芯体12に塗膜28が形成されるように芯体12に樹脂溶液14を塗布する塗布工程と、塗布工程によって芯体12に形成された塗膜28を乾燥させる乾燥工程と、乾燥工程によって乾燥された塗膜28を焼成装置40を用いて焼成する焼成工程と、焼成工程によって焼成されることで芯体12に形成される無端ベルトを芯体12から取り外す取外工程とを経て無端ベルトが製造される。従って、ムラ無く焼成された高性能の無端ベルトが製造されることとなる。
また、本発明の実施形態に係る焼成装置40は、5個の焼成炉42が連続し、中央部の焼成炉42(N3、N4)が端部の焼成炉42(N1、N2、N5)よりも高温になるように設定されている。このため、乾燥した塗膜を焼成温度(300℃〜350℃)まで温度上昇させ、その結果できた無端ベルトを冷却するために、焼成炉42の温度を変化させる必要が無い。つまり、各焼成炉42は、一定温度になるように温度制御すれば良く、温度の上昇/下降の制御が不要であるため、エネルギー効率を向上させる(エネルギーを節約する)ことができる。
なお、上記の焼成装置40では、5個の焼成炉42を連続配置させるように構成したが、焼成炉42の個数はそれ以上であってもよいし、それ以下であってもよい。また、1番目の焼成炉42の前に予備加熱炉を設けるように構成してもよいし、5番目の焼成炉42の後に芯体を除々に冷却するための冷却炉をさらに連続配置させるように構成してもよい。
また、各焼成炉42の内部において遠赤外線ヒータ52を10個設けるように構成したが、遠赤外線ヒータ52の個数はそれ以上であってもよいし、それ以下であってもよい。また、芯体12を挟むように遠赤外線ヒータ52を対向配置させたが、芯体12の搬送方向に沿う片側のみに並べるように配置さしてもよい。
また、上記では発明の理解のために各焼成炉42のいずれか1個の内部に芯体12が存在するものとして説明したが、焼成装置40では各焼成炉42の内部に芯体12がそれぞれ存在させられ複数の芯体12が連続的に焼成処理される。
12 芯体
28 塗膜
40 焼成装置
42 焼成炉(高温室の一例)
48 搬送パレット(移動体の一例)
50 回転駆動機構(回転手段の一例)
52 遠赤外線ヒータ
56 回転軸
58 底壁
60 貫通溝
62 ベアリング
64 駆動機構(駆動手段の一例)
66 傘歯機構
68 第1部材
70 第2部材
72 断熱部材
74 駆動チェーン
76 スプロケット
78 駆動軸
98 気流発生機構(気流発生手段の一例)
100 通路
102 気流ファン

Claims (6)

  1. 円柱状を呈し、外周面に乾燥した塗膜を保持する芯体と、
    前記芯体を軸回りに回転させる回転手段と、
    前記芯体の軸方向の長さ以上の長さを有し、前記芯体の軸方向に沿って配置され、前記塗膜を焼成温度まで加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を内部に有し、内部が外部よりも高温とされる高温室と、
    を備え、
    前記回転手段は、
    一端が前記高温室の内部において前記芯体に接続され、他端が前記高温室の壁に形成される貫通溝を通じて前記高温室の外部に延出される回転軸と、
    前記高温室の外部に配置され、前記回転軸の他端に接続され、前記回転軸を駆動する駆動手段と、
    を有し、
    前記回転軸は、
    前記芯体に接続される第1部材と、
    前記駆動手段に接続される第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に介挿される断熱部材と、
    を有する焼成装置。
  2. 円柱状を呈し、外周面に乾燥した塗膜を保持する芯体と、
    前記芯体を軸回りに回転させる回転手段と、
    前記芯体の軸方向の長さ以上の長さを有し、前記芯体の軸方向に沿って配置され、前記塗膜を焼成温度まで加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を内部に有し、内部が外部よりも高温とされる高温室と、
    を備え、
    前記回転手段は、
    一端が前記高温室の内部において前記芯体に接続され、他端が前記高温室の壁に形成される貫通溝を通じて前記高温室の外部に延出される回転軸と、
    前記高温室の外部に配置され、前記回転軸の他端に接続され、前記回転軸を駆動する駆動手段と、
    を有し、
    さらに、
    前記貫通溝において前記高温室の外部から内部へと流れる気流を発生させる気流発生手段、
    を備える焼成装置。
  3. さらに、
    複数の前記高温室が連続して並べられて構成される連続炉と、
    前記連続炉の外部に配置され、前記回転軸を回転可能に支持すると共に、前記高温室が並ぶ方向に移動する移動体と、
    を備え、
    前記貫通溝は、前記高温室が並ぶ方向に沿って複数の前記高温室の壁にわたって連続するように形成されている請求項1又は2に記載の焼成装置。
  4. 前記加熱手段は、前記移動体が移動する方向とは交差する方向から前記塗膜を加熱するように各高温室の内部に配置されている請求項3に記載の焼成装置。
  5. 前記芯体は、その軸方向が重力方向を向くように配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の焼成装置。
  6. 芯体に塗膜が形成されるように前記芯体に樹脂溶液を塗布する塗布工程と、
    前記塗布工程によって前記芯体に形成された塗膜を乾燥させる乾燥工程と、
    前記乾燥工程によって乾燥された塗膜を請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼成装置を用いて焼成する焼成工程と、
    前記焼成工程によって焼成されることで前記芯体に形成される無端ベルトを前記芯体から取り外す取外工程と、
    を備える無端ベルトの製造方法。
JP2011273537A 2011-12-14 2011-12-14 焼成装置および無端ベルトの製造方法 Expired - Fee Related JP5077478B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011273537A JP5077478B1 (ja) 2011-12-14 2011-12-14 焼成装置および無端ベルトの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011273537A JP5077478B1 (ja) 2011-12-14 2011-12-14 焼成装置および無端ベルトの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5077478B1 true JP5077478B1 (ja) 2012-11-21
JP2013124810A JP2013124810A (ja) 2013-06-24

Family

ID=47435472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011273537A Expired - Fee Related JP5077478B1 (ja) 2011-12-14 2011-12-14 焼成装置および無端ベルトの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077478B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107860219A (zh) * 2017-11-17 2018-03-30 长沙市凤英机械科技有限公司 一种工业生产用密封反应箱
CN113587635A (zh) * 2021-08-11 2021-11-02 宁波晋科自动化设备有限公司 一种连续式真空烧结炉
CN112705052B (zh) * 2020-11-19 2022-06-21 浙江理工大学 一种用于油水乳液分离的玻璃纤维膜及其制备方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03113287A (ja) * 1989-09-28 1991-05-14 Toshiba Ceramics Co Ltd 高温処理用連続炉
JPH0532995U (ja) * 1991-05-17 1993-04-30 神鋼電機株式会社 加熱装置
JP2004268367A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Fuji Xerox Co Ltd ポリイミド樹脂製無端ベルトの製造方法、及びポリイミド樹脂製無端ベルト
JP4746971B2 (ja) * 2005-12-09 2011-08-10 株式会社リコー 樹脂被覆円筒体の急冷処理装置
JP2007216510A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 無端ベルト製造方法および無端ベルト製造装置
JP2008049567A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Ricoh Co Ltd 無端ベルト製造方法、この方法によって製造された無端ベルト、この無端ベルトを使用した画像形成装置及び無端ベルトの製造装置
JP5114450B2 (ja) * 2009-04-01 2013-01-09 ヒラノ技研工業株式会社 無端ベルト製造装置
JP4609595B1 (ja) * 2010-03-26 2011-01-12 富士ゼロックス株式会社 金型把持方法、円筒部材の製造方法及び円筒部材の製造装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107860219A (zh) * 2017-11-17 2018-03-30 长沙市凤英机械科技有限公司 一种工业生产用密封反应箱
CN112705052B (zh) * 2020-11-19 2022-06-21 浙江理工大学 一种用于油水乳液分离的玻璃纤维膜及其制备方法
CN113587635A (zh) * 2021-08-11 2021-11-02 宁波晋科自动化设备有限公司 一种连续式真空烧结炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013124810A (ja) 2013-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5077478B1 (ja) 焼成装置および無端ベルトの製造方法
JP2022116485A (ja) 連続焼成炉
JP2021511478A (ja) ヒートスプレッダとウェーブガイドユニット、及びそれを含むコンベア型塗装乾燥炉
KR101474278B1 (ko) 금속튜브의 법랑코팅 방법 및 그에 사용되는 법랑코팅 장치(3)
WO2015024339A1 (zh) 基板干燥装置及基板清洗系统
JP5048810B2 (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
TWM556735U (zh) 金屬熱處理機
KR101474277B1 (ko) 금속튜브의 법랑코팅 방법 및 그에 사용되는 법랑코팅 장치(2)
JP4896776B2 (ja) リフロー装置
JP2009094281A (ja) 基板冷却装置
KR20070056254A (ko) 램프 소성장치
JP5264079B2 (ja) 加熱装置
JP2003292154A (ja) 厚膜印刷基板用熱処理装置および搬送ローラ
JP4998641B1 (ja) 芯体、管状体の製造方法
JP5226037B2 (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
WO2014203733A1 (ja) ガス供給管および熱処理装置
JP2003332727A (ja) 熱遮蔽部分材及びリフロー装置
CN205528893U (zh) 一种金属热处理炉
JP2007216510A (ja) 無端ベルト製造方法および無端ベルト製造装置
JP3938554B2 (ja) 熱処理炉
KR20140081258A (ko) 금속튜브의 법랑코팅 방법 및 그에 사용되는 법랑코팅 장치(4)
KR200318436Y1 (ko) 피디피 페이스트막 소성용 연속소성로
JP2002350063A (ja) 加熱装置及び加熱方法
CN217026031U (zh) 固溶热处理用转底炉以及热处理系统
JP2003188524A (ja) リフロー装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5077478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees