JP5077410B2 - 建設機械の支柱取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は油圧ショベル等の建設機械において、たとえば上部旋回体のアッパーフレーム底板とフロアプレートとの間に燃料タンクを設置する空間を形成するための支柱の取付構造に関するものである。
油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
図10は小型の油圧ショベルを示している。
この油圧ショベルは、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対して鉛直な軸のまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2に、ブーム3、図示しないアーム、バケット及びこれらを駆動するブーム、アーム、バケット各シリンダ(ブームシリンダ4のみを示す)から成る作業アタッチメントAが装着されて構成される。
上部旋回体2はアッパーフレーム5を有し、このアッパーフレーム5にエンジン等の機器類、これらを覆うガードパネル6、及び運転席7を備えたキャビン8等を取付けて構成される。
アッパーフレーム5は底板9を有し、キャビン8の設置位置(左前部)において複数本の支柱によってアッパーフレーム底板9とフロアプレート10との間に形成された機器類設置空間Sに機器類が設置される。
ここでは、機器類設置空間Sに合成樹脂製の燃料タンク11が設置されるとともに、前後それぞれ左右一対、計四本の支柱(図では左側前後の支柱12,13のみを示す)が設けられた場合で説明する。
各支柱は、下端がアッパーフレーム底板9に、上端がフロアプレート10にそれぞれ固着される。
なお、この明細書において「前後」「左右」はキャビン8内の運転席7に着座したオペレータから見た方向性をいう。
燃料タンク11は、内部洗浄等のために機器類設置空間Sに対して水平(左右)方向に出し入れ可能に設置され、機器類設置空間Sの左側開口がその出し入れ口となる。
特開2008−240676号公報
上記出し入れ口側に位置する左側前後の支柱12,13のうち、フロアプレート10の左後部を支持する左後支柱13は、本来、タンク出し入れ経路に位置するため、燃料タンク11の出し入れの妨げとなる。
そこで従来、この左後支柱13については、図示のようにタンク出し入れの妨げとならないように燃料タンク11よりも後方にずらして取付ける一方、フロアプレート10を支持する上端部を、支持に適した位置まで前向きにオーバーハングさせた逆L字形に形成している。
このように、左後支柱13が位置的な制約を受けるととともに、その上端部をオーバーハングさせなければならないことで強度的に不利となっていた。
この問題の解決策として、左後支柱13を強度的に有利な直柱状として荷重支持に適した位置(=タンク出し入れの妨げとなる位置)に着脱可能に取付け、タンク出し入れ時に取外すことが考えられる。
この場合、左後支柱13を取外しても、フロアプレート10にかかる荷重は残り三本の支柱によって支持されるため問題はない。
しかし、左後支柱13には、フロアプレート10とキャビン8等の上部構造物の荷重(以下、まとめて上部荷重という)が作用しているため、直接取外すことは非常に困難となる。
あるいは、ジャッキ等の別の持ち上げ手段を使って上部荷重を一時的に支持した状態で同支柱13を取外すことも考えられる。
ところが、この持ち上げ手段を燃料タンク11及び左後支柱13の出し入れの邪魔にならない位置にセットすること自体が困難である点、及び持ち上げ手段を常備しなければならない点で現実的でない。
本発明は上記の点に鑑み、荷重支持部材である下側部材(上記例ではアッパーフレーム底板)の上に上側部材(同、フロアプレート)が複数本の支柱に支えられて取付けられる構成を前提として、着脱の必要のある支柱(同、左後支柱)を、別の持ち上げ手段を用いずに、同支柱そのものの操作によって簡単に脱着することができる建設機械の支柱取付構造を提供するものである。
請求項1の発明は、次の(A)〜(F)の要件を具備するものである。
(A) 荷重支持部材である下側部材上に上側部材が複数本の支柱に支えられて取付けられること。
(B) 上記複数本の支柱のうち着脱の必要のある着脱支柱が上記上側、下側両部材に対して水平方向に着脱可能に取付けられていること。
(C) 上記着脱支柱を取外した状態で、他の支柱によって上側部材を支持し得るように構成されていること。
(D) 上記着脱支柱には、水平方向に着脱自在なスペーサが設けられていること。
(E) 着脱支柱は、このスペーサを取外した支柱単独状態で、その高さ寸法が上記上側部材と下側部材との間の間隔よりも小さくなる縮小状態となり、この縮小状態で上記上側、下側両部材間に対して出し入れ可能であること。
(F) ねじ推力により上記スペーサよりも上方部分を上げ下げしてスペーサを脱着するための隙間と着脱支柱を脱着するための隙間とを順次形成するねじ手段を有すること。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上部旋回体のアッパーフレーム底板を上記下側部材、運転席が設けられるフロアプレートを上側部材として、両者間に燃料タンク等の機器類が外部から水平方向に出し入れ可能に設置される機器類設置空間が形成される状態で複数本の支柱が設けられ、各支柱のうち、上記機器類の出し入れの妨げとなる支柱が着脱支柱として水平方向に着脱可能に取付けられ、かつ、上記スペーサ及びねじ手段が設けられたものである。
請求項3の発明は、請求項2の構成において、機器類としての燃料タンクにおける上記着脱支柱に対面する側面部に、着脱支柱に対する逃げ用の凹溝が上下方向に設けられたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、上記着脱支柱は、下端部にベースを備え、このベースが上記下側部材の上面に、互いの間に上記スペーサが挿入された状態で着脱可能に取付けられ、上記下側部材に設けられたねじ穴と、このねじ穴にねじ込まれて先端が上記ベース下面に当接する持ち上げボルトとによって上記ねじ手段が構成され、このねじ手段によって着脱支柱及び上側部材を持ち上げるように構成されたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、上記着脱支柱は、上端部に上側部材受け部を備え、この上側部材受け部が上記上側部材の下面に、互いの間に上記スペーサが挿入された状態で着脱可能に取付けられ、上記上側部材受け部に設けられたねじ穴と、このねじ穴にねじ込まれて先端が上側部材に当接する持ち上げボルトとによって上記ねじ手段が構成され、このねじ手段によって上側部材を持ち上げるように構成されたものである。
請求項6の発明は、請求項4または5の構成において、上記スペーサは、上記持ち上げボルトがねじ込まれた状態で着脱可能となるように持ち上げボルトに対する逃げ溝を有するものである。
本発明によると、着脱支柱に、支柱高さ寸法を増量させるスペーサと、ねじ手段(請求項4では下側部材に設けられたねじ穴とボルト、請求項5では着脱支柱の上側部材受け部に設けられたねじ穴とボルト)とを設け、このねじ手段によりスペーサ脱着用及び支柱脱着用の隙間を形成し、スペーサを取外した縮小状態で着脱支柱を取外し、これと逆の手順、操作によって取付ける構成としたから、着脱支柱を、ジャッキ等の別の持ち上げ手段を用いずに、同支柱そのものの操作によって両部材間に対して簡単に脱着することができる。
従って、着脱支柱の位置的な制約がなくなるため、同支柱を、上部荷重を支持するのに適した位置に、かつ、強度的に有利な状態で設置することが可能となる。
しかも、スペーサとねじ手段を付加するだけでよく、スペーサは高さ調整用のシムを兼用することができるため、低コストですむ。
この場合、請求項2,3の発明によると、アッパーフレーム底板(下側部材)とフロアプレート(上側部材)との間に機器類設置空間が形成される状態で複数本の支柱が設けられた構成において、機器類(請求項3では燃料タンク)の妨げとなる支柱を着脱支柱として、機器類の出し入れを可能としながら、フロアプレートを支持するのに適した位置に、上端部をオーバーハングさせる等の強度的に不利な加工を施さずに設置することができる。
ここで、請求項3の発明によると、機器類としての燃料タンクにおける着脱支柱に対面する側面部に、着脱支柱に対する逃げ用の凹溝を上下方向に設けたから、タンク側面を外向きに最大限拡張してタンク容量を増やすことができる一方で、凹溝部分がリブとして補強効果を発揮し、タンク側面部の強度を高めることができる。
一方、請求項6の発明によると、ねじ穴と持ち上げボルトとによってねじ手段を構成する場合に、持ち上げボルトがねじ込まれた状態でスペーサを着脱できるようにスペーサに持ち上げボルトに対する逃げ溝を設けたから、たとえばスペーサを、持ち上げボルトを避けて分割した場合と比較してスペーサの着脱が簡単となる。
本発明の第1実施形態を示すアッパーフレームの概略平面図である。 同側面図である。 同斜視図である。 図3の丸囲い部分の拡大図である。 着脱支柱としての左後支柱をさらに拡大して示す分解斜視図である。 同支柱の取付状態の一部断面側面図である。 (イ)〜(チ)は支柱取外しの手順を説明するための図である。 本発明の第2実施形態を示す図4相当図である。 (a)は第2実施形態での支柱取付状態、(b)は同、支柱取外し過程をそれぞれ示す側面図である。 本発明の適用対象となる小型油圧ショベルの一部切り欠き側面図である。
実施形態では、背景技術の説明に合わせて小型油圧ショベルを例にとり、下側部材としてのアッパーフレーム5の底板9上に、上側部材としてのフロアプレート10を、前後それぞれ左右一対、計四本の支柱14,15,16,17(右側支柱15,17は図1,3に示す)によって支持し、両者間に形成される機器類設置空間S(図2,6のみに符号を付している)に機器類としての合成樹脂製の燃料タンク11を設置する場合を例にとっている。
実施形態において、
(i) アッパーフレーム5にエンジン等の機器類及びこれらを覆うガードパネル、運転席付きのキャビン(いずれも図示しない)を取付けて上部旋回体を構成する点、
(ii) アッパーフレーム底板9の左前部に支柱14〜17が取付けられる点、
(iii) 燃料タンク11は、機器類設置空間Sの左側開口を出し入れ口として外部から水平(左右)方向に出し入れ可能に設置される点、
は、図10に示す従来技術と同じである。
なお、図1〜図4に示すように、アッパーフレーム底板9には、前端部にアタッチメント取付ブラケット18が設けられるとともに、左右方向の中間左右両側に前後方向に延びる縦板19,20、前後方向の中間部に縦板19,20と交差して左右方向に延びる仕切り壁21がそれぞれ底板9から垂直に立ち上がる状態で設けられ、仕切り壁21で仕切られたアッパーフレーム後部にエンジンとその関連機器類が設置される。
第1実施形態(図1〜図7参照)
燃料タンク11は、左側縦板19と仕切り壁21で区画されたアッパーフレーム左側の前部に大部分が収容され、後端部のみが仕切り壁21の後方に位置する状態で機器類設置空間Sに設置される。
なお、燃料タンク11はタンク固定部材によって空間S内に固定され、かつ、タンク後端部の上面に先端に給油口を供えた給油管が取付けられるが、本発明とは直接関係ないためこれらの図示を省略している。
燃料タンク11の出し入れ口側に設置される左側前後の支柱14,16のうち、フロアプレート10の左後部を支持する左後支柱16は、タンク出し入れ経路に位置するため、燃料タンク11の出し入れの妨げとなる。
そこで、この左後支柱16が着脱支柱として着脱可能に取付けられている。以下に詳述する。
左後支柱16は、図4〜図6に詳しく示すように円柱状の支柱本体22と、同本体22の下端に水平に取付けられた前後方向に長い長方形板状のベース23と、同本体22の上端に水平に取付けられた左右方向に長い長方形板状のフロアプレート受け部24とから成り、ベース23が、アッパーフレーム底板9に、フロアプレート受け部24がフロアプレート10にそれぞれ着脱自在に取付けられる。
具体的には、ベース取付手段として、ベース23における支柱本体22を挟んだ前後両側にボルト通し穴26,27が設けられるとともに、アッパーフレーム底板9及び同底板上面に固着された座板25に跨ってねじ穴28,29が設けられ、下側取付ボルト30,31がボルト通し穴26,27を通してねじ穴28,29にねじ込まれることによってベース23がアッパーフレーム底板9に取付けられる。
一方、フロアプレート受け部取付手段として、フロアプレート受け部24にねじ穴32が設けられ、上側取付ボルト33(図4〜図7参照)がフロアプレート10ごしにこのねじ穴32に上からねじ込まれることによってフロアプレート受け部24がフロアプレート10に取付けられる。
また、座板25の中心部に、持ち上げ用ねじ穴34(図5,6参照)が座板25及びアッパーフレーム底板9を貫通して設けられ、このねじ穴34に持ち上げボルト(後述)が底板下方からねじ込まれてねじ手段が構成される。
ここで、ベース23と座板25との間に、高さ調整用のシムを兼ねるスペーサ35が挿入されている。
このスペーサ35は、前後両側に下側取付ボルト30,31に対する逃げ溝36,36、中央部に持ち上げボルトに対する逃げ溝37がそれぞれ左右方向にかつ右開きの切り欠きとして設けられ、この逃げ溝36,36,37により、スペーサ35を無負荷状態で左側に水平に取外し、また再挿入し得るように構成されている。
左後支柱16は、このスペーサ35を含めた全高寸法H(図6参照)が、アッパーフレーム底板9(座板25)とフロアプレート10との間隔と同じとなるように設定されている。
従って、同支柱16は、スペーサ35を取外した支柱単独の状態での高さ寸法が上記間隔よりも小さくなる「縮小状態」となり、この「縮小状態」で、かつ、上部荷重が解かれた状態でアッパーフレーム底板9とフロアプレート10との間に対して水平方向に出し入れ可能となる。
また、燃料タンク11の左側面部における左後支柱16に対面する部分に、同支柱16に対する逃げ用の凹溝38(図1〜図4参照)が上下方向に設けられている。
これにより、タンク側面を外向きに最大限拡張してタンク容量を増やすことができる一方で、凹溝38部分がリブとして補強効果を発揮し、タンク側面部の強度を高めることができる。
左後支柱16の取外し手順と操作を図7によって説明する。
なお、図の複雑化を避けるために図7中には最小限の符号のみを付し、必要に応じて他の図を援用するものとする。
(イ)は左後支柱16の取付状態を示す。この状態で、上部荷重が同支柱16及び他の支柱14,15,17を介してアッパーフレーム底板9に支持される。
この状態から、(ロ)に示すように上側取付ボルト33及び下側取付ボルト30,31を取外す。この状態では、まだ同支柱16に上部荷重が作用している。
次いで、(ハ)に示すように持ち上げボルト39(取外した取付ボルト30,31,33のうちのいずれか一つを流用してもよいし、専用ボルトを用いてもよい)を底板下方からねじ込み、その先端をベース23の下面に当接させた状態でさらにねじ込むことにより、スペーサ35を残して支柱16をフロアプレート10ごと持ち上げて(ニ)の状態とする。(ニ)中、Lはこのときの持ち上げ代である。
なお、このねじ込み操作を容易にするために、ハンドル付きの持ち上げボルトを用いてもよい。
これにより、ベース23とスペーサ35との間にスペーサ脱着用の隙間c1が形成されるとともに、上部荷重がスペーサ35に代わって持ち上げボルト39によって支持される。すなわち、スペーサ35がフリーとなる。
そこで、(ホ)に示すようにスペーサ35を左側に水平に取り出した後、(ヘ)(ト)に示すように持ち上げボルト39をゆるめて取外す。
こうすれば、左後支柱16及びフロアプレート10がともに降下し、フロアプレート10を含む上部荷重が他の三本の支柱14,15,17で支持された段階から支柱16のみが引き続き降下する。
これにより、同支柱上端とフロアプレート10との間にスペーサ35の厚み相当の隙間c2が形成され、左後支柱16が無負荷状態となるため、(チ)のように同支柱16を出し入れ口側(左側)に取り外すことができる。
そして、この状態で出し入れ口が全開するため、燃料タンク11を左側方に取り出し、洗浄等のメンテナンスを行うことができる。
また、メンテナンス後、燃料タンク11を再設置した上で、上記と逆の手順、操作によって左後支柱16を元通りに取付けることができる。
上記のようにこの支柱取付構造によると、着脱支柱である左後支柱16を、ジャッキ等の別の持ち上げ手段を用いずに、同支柱16そのものの操作(スペーサ脱着、上げ下げ操作)によってアッパーフレーム底板9とフロアプレート10との間に対して簡単に脱着することができる。
従って、左後支柱16の位置的な制約がなくなるため、同支柱16を、上部荷重を支持するのに適した位置に、かつ、オーバーハングさせる等の強度的に不利な加工を施さずに強度的に最も有利な状態で設置することが可能となる。
この場合、スペーサ35とねじ手段(ねじ穴34及び持ち上げボルト39)を付加するだけでよく、しかもスペーサ35は高さ調整用のシムを兼用し、持ち上げボルト39は取付ボルトを流用することができるため、低コストですむ。
また、スペーサ35に持ち上げボルト39に対する逃げ溝37を設けたから、持ち上げボルト39がねじ込まれた状態のままスペーサ35を着脱することができる。
このため、たとえばスペーサ35を、持ち上げボルト39を避けて分割した場合と比較してスペーサ35の着脱が簡単となる。
第2実施形態(図8,9参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。
第2実施形態においては、左後支柱16のフロアプレート受け部24とフロアプレート10との間にスペーサ40が挿入され、このスペーサ40を脱着する構成がとられている。
フロアプレート受け部24は、同支柱本体22から右側及び前側に突出する四角板状に形成され、右側突出部分に上側取付ボルト33用のねじ穴32、前側突出部分に持ち上げボルト39用のねじ穴41がそれぞれ設けられている。
なお、スペーサ40は、図例では上側取付ボルト33に対する逃げ溝のみを有する馬蹄形に形成されているが、上側取付ボルト33に対する逃げ溝をも有する形状としてもよい。
図9(a)は左後支柱16を取付けた状態を示し、同支柱16を取外すときは下側及び上側の取付ボルト30,31,33を取外した上で、(b)に示すように持ち上げボルト39を持ち上げボルト用ねじ穴41に下方からねじ込んでフロアプレート10を持ち上げる(Lは持ち上げ代である)。
この状態でスペーサ40を抜き取り、持ち上げボルト39を緩めることによってスペーサ40の厚み相当分の隙間c2を作り、左後支柱16を取外す。
同支柱16の再取付けはこれと逆の手順、操作で行う。
この第2実施形態によっても、基本的に第1実施形態と同じ効果を得ることができる。
ところで、上記実施形態では、アッパーフレーム底板9とフロアプレート10との間に燃料タンク11を設置する場合を例にとったが、バッテリその他の機器類を設置する場合も上記同様に実施することができる。
また、本発明は、アッパーフレーム底板9とフロアプレート10との間に設けられる支柱の取付構造に限らず、下側部材の上に上側部材が複数本の支柱で支えられて設けられ、かつ、少なくとも一つの支柱について適宜着脱する必要がある状況下での支柱取付構造として広く適用することができる。
さらに、本発明は油圧ショベル以外の建設機械にも適用することができる。
9 下側部材としてのアッパーフレーム底板
10 上側部材としてのフロアプレート
S 機器類設置空間
11 機器類としての燃料タンク
14 左前支柱
15 右前支柱
16 着脱支柱としての左後支柱
17 右後支柱
22 左後支柱の支柱本体
23 同ベース
24 同フロアプレート受け部
25 アッパーフレーム底板の座板
30,31 ベース取付用の下側取付ボルト
33 フロアプレート取付用の上側取付ボルト
34 ねじ手段を構成するねじ穴
35 スペーサ
37 持ち上げボルトに対する逃げ溝
38 燃料タンクの支柱に対する逃げ用の凹溝
39 ねじ手段を構成する持ち上げボルト
40 スペーサ
41 ねじ手段を構成するねじ穴
H 支柱全高寸法
c1 スペーサを脱着するための隙間
c2 支柱を脱着するための隙間

Claims (6)

  1. 次の(A)〜(F)の要件を具備することを特徴とする建設機械の支柱取付構造。
    (A) 荷重支持部材である下側部材上に上側部材が複数本の支柱に支えられて取付けられること。
    (B) 上記複数本の支柱のうち着脱の必要のある着脱支柱が上記上側、下側両部材に対して水平方向に着脱可能に取付けられていること。
    (C) 上記着脱支柱を取外した状態で、他の支柱によって上側部材を支持し得るように構成されていること。
    (D) 上記着脱支柱には、水平方向に着脱自在なスペーサが設けられていること。
    (E) 着脱支柱は、このスペーサを取外した支柱単独状態で、その高さ寸法が上記上側部材と下側部材との間の間隔よりも小さくなる縮小状態となり、この縮小状態で上記上側、下側両部材間に対して出し入れ可能であること。
    (F) ねじ推力により上記スペーサよりも上方部分を上げ下げしてスペーサを脱着するための隙間と着脱支柱を脱着するための隙間とを順次形成するねじ手段を有すること。
  2. 上部旋回体のアッパーフレーム底板を上記下側部材、運転席が設けられるフロアプレートを上側部材として、両者間に燃料タンク等の機器類が外部から水平方向に出し入れ可能に設置される機器類設置空間が形成される状態で複数本の支柱が設けられ、各支柱のうち、上記機器類の出し入れの妨げとなる支柱が着脱支柱として水平方向に着脱可能に取付けられ、かつ、上記スペーサ及びねじ手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の支柱取付構造。
  3. 機器類としての燃料タンクにおける上記着脱支柱に対面する側面部に、着脱支柱に対する逃げ用の凹溝が上下方向に設けられたことを特徴とする請求項2記載の建設機械の支柱取付構造。
  4. 上記着脱支柱は、下端部にベースを備え、このベースが上記下側部材の上面に、互いの間に上記スペーサが挿入された状態で着脱可能に取付けられ、上記下側部材に設けられたねじ穴と、このねじ穴にねじ込まれて先端が上記ベース下面に当接する持ち上げボルトとによって上記ねじ手段が構成され、このねじ手段によって着脱支柱及び上側部材を持ち上げるように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械の支柱取付構造。
  5. 上記着脱支柱は、上端部に上側部材受け部を備え、この上側部材受け部が上記上側部材の下面に、互いの間に上記スペーサが挿入された状態で着脱可能に取付けられ、上記上側部材受け部に設けられたねじ穴と、このねじ穴にねじ込まれて先端が上側部材に当接する持ち上げボルトとによって上記ねじ手段が構成され、このねじ手段によって上側部材を持ち上げるように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械の支柱取付構造。
  6. 上記スペーサは、上記持ち上げボルトがねじ込まれた状態で着脱可能となるように持ち上げボルトに対する逃げ溝を有することを特徴とする請求項4または5記載の建設機械の支柱取付構造。
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