JP5077078B2 - アイドルストップ車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明はアイドルストップ車両の制御装置に関する。
従来から、エンジンの吸気マニホールドに流入する空気量と、吸気マニホールドから流出してシリンダへ吸入される空気量と、に応じて吸気マニホールド内の空気量を演算するものがある。そして、シリンダに吸入される空気量を、吸・排気弁のバルブオーバーラップ量に応じた残留ガス(内部EGRガス)の量に基づいて補正したシリンダ容積と、吸気マニホールド容積と、吸気マニホールド内の空気量と、によって算出することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特願2002−227687号公報
しかしながら、アイドルストップ車両の場合、アイドルストップ時に吸気マニホールド内に空気以外のガス(不燃ガスや燃料含有ガスなど)が残っていると、エンジン再始動時の吸入空気量の演算精度が悪化し、エミッションが悪化するという問題点がある。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、エンジンの再始動時のエミッションの悪化を抑制することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する
本発明は、予め設定されたエンジン停止条件の成立時にエンジンを停止し、予め設定されたエンジン再始動条件の成立時にエンジンを再始動するアイドルストップ車両の制御装置であって、吸気中に含まれる空気以外の不燃ガスの量を算出するガス量算出手段と、前記エンジン停止条件が成立したときの不燃ガスの量を考慮して、アイドルストップ後の再始動時の吸入空気量を算出する再始動時吸入空気量算出手段と、前記空気以外の不燃ガスの量が所定量より多いときは、アイドルストップを禁止するアイドルストップ禁止手段と、を備えることを特徴とする。
アイドルストップ時において、吸気マニホールド内に所定量以上の不燃ガスが残留しているときは、アイドルストップを禁止するので、エンジンの再始動時のエミッションの悪化を抑制することができる。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるアイドルストップ車両の制御装置の概略を示すシステム図である。
アイドルストップ車両は、エンジン1と、クラッチ2と、モータジェネレータ3と、バッテリ4と、変速機5と、を備える。
エンジン1は、アイドルストップ車両の駆動力を発生する。エンジン1の構成については図2を参照して後述する。
クラッチ2は、エンジンのクランクシャフト11と、モータジェネレータ3の入力回転軸31と、を断接する。クラッチ2を接続することで、エンジン1の駆動力をモータジェネレータ3の入力回転軸31に伝達することができる。
モータジェネレータ3は、エンジン1によって駆動されて発電する発電機としての機能と、バッテリ4の電力によってアイドルストップ車両の駆動力を発生するモータとしての機能と、を有する。
バッテリ4は、モータジェネレータ3によって発電された電力を蓄電する一方で、モータジェネレータ3に電力を供給して駆動する。電力の蓄電及び供給は、それぞれインバータ41を介して行われる。
変速機5は、エンジン1及びモータジェネレータ3の駆動力を車両走行状況に応じた駆動力に減速して、プロペラシャフト51に出力する。プロペラシャフト51に出力された駆動力が、デファレンシャルギア52及びドライブシャフト53を介して左右の駆動輪54に伝達され、車両を駆動する。
アイドルストップ車両は上記のように構成されて、エンジン1又はモータジェネレータ3のいずれか一方又は双方の動力を用いて走行することができる。すなわち、エンジン走行、モータ走行及びハイブリッド(エンジン+モータ)走行の3つの走行モードから最適な走行モードを運転状態に応じて選択し、走行することができる。そして、アイドルストップ車両は、バッテリ4の充電量が十分であるときなど、運転状態によってはエンジン1を停止させる。
図2は、エンジン1の概略構成図である。
エンジン1は、シリンダブロック6と、シリンダブロック6の頂部を覆うシリンダヘッド7とを備える。
シリンダブロック6には、複数のシリンダ61が形成される。シリンダ61には、ピストン62が摺動自在に嵌合する。ピストン62は、コンロッド63によってクランクシャフト11に連結される。
シリンダヘッド7には、燃焼室71の頂壁に開口する吸気通路72と排気通路73とが形成され、燃焼室71の頂壁中心に点火栓74が設けられる。また、シリンダヘッド7には、吸気通路72の開口を開閉する一対の吸気弁75と、排気通路73の開口を開閉する一対の排気弁76とが設けられる。図2では図面の煩雑を防止するため、一方の吸気弁及び排気弁のみを記載してある。さらに、シリンダヘッド7には、吸気弁75を開閉駆動すると共にその開閉時期を任意の時期に設定できる吸気弁可変動弁機構77と、排気弁76を開閉駆動する排気カムシャフト78とが設けられる。
吸気通路72には、上流から順にエアフローセンサ721と、スロットル弁722と、吸気温センサ723と、燃料噴射弁724とが設けられる。
エアフローセンサ721は、エンジン1に吸入される新気の体積を検出する。
スロットル弁722は、アクセル操作に対して独立にその開度を変更することができる電子制御式のスロットル弁である。スロットル弁722は、エンジン1の吸入空気量を調節する。
吸気温センサ723は、吸気マニホールドのコレクタ部725に設けられ、コレクタ部725の吸気温度TIN[K]を検出する。
燃料噴射弁724は、エンジン運転状態に応じて燃料を噴射する。
排気通路73には、上流から順に排気圧センサ731と、排気温センサ732と、排気還流(Exhaust Gas Recirculation;以下「EGR」という)通路733と、が設けられる。
排気圧センサ731は、排気通路73の排気圧力PEX[Pa]を検出する。
排気温センサ732は、排気通路73の排気温度TEX[K]を検出する。
EGR通路733は、排気通路73と、吸気通路72のコレクタ部725と、を連通する。EGR通路733にはEGR弁734が設けられ、EGR弁734を開くと、圧力差によって排気の一部がコレクタ部725に還流する。EGR弁734は、EGRガス流量を調節する。
コントローラ8は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、不揮発メモリ及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。
コントローラ8には、上述したセンサ信号のほかにも、クランク角に基づいてエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度センサ81、アクセル操作量を検出するアクセルストロークセンサ82、車速を検出する車速センサ83などの各種センサからの信号が入力される。
コントローラ8は、検出されたアクセル操作量及び車速に基づいて要求駆動力を算出し、要求駆動力が実現されるようにエンジン1及びモータジェネレータ3のトルクを制御する。
コントローラ8は、運転状態に応じてスロットル弁722及びEGR弁734の開度を調節し、各弁を通過する空気及びEGRガスの流量を演算する。
コントローラ8は、例えば信号待ちによって車両が停止したときなどに、所定のエンジン停止条件が成立していればエンジン1を自動停止させ、その後、所定のエンジン再始動条件が成立すればエンジン1を再始動させるアイドルストップ制御を実施する。
エンジン停止条件としては、アクセル操作量が所定量より小さいこと、ブレーキペダルが踏み込まれていること、車速が所定値よりも小さいことなどがある。エンジン再始動条件としては、アクセル操作量が所定量より大きいこと、ブレーキペダルが踏み込まれていないことなどがある。
コントローラ8は、検出された吸入空気量などに基づいてエンジン1に燃料を供給する。
ところで、アイドルストップ車両の場合、アイドルストップ時に吸気マニホールド内に空気以外のガス(不燃ガスや燃料含有ガスなど)が残っていると、エンジン再始動時の吸入空気量の演算精度が悪化し、エミッションが悪化するという問題がある。
これは、アイドルストップ時の吸気マニホールド内の不燃ガス量を算出することはできるが、アイドルストップ中にスロットル弁などから空気の出入りが生じるので、アイドルストップ時に算出した不燃ガス量と、再始動時の実際の不燃ガス量と、が一致しなくなるためである。
そこで本実施形態では、算出した吸気マニホールド内の不燃ガス量が所定量より多いときにはアイドルストップを禁止する。
以下、図3〜図7のブロック図等を参照して、吸気マニホールド内の不燃ガス量の算出手段について説明する。その後、図8のフローチャートを参照して、本実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明する。
図3は、本実施形態による燃料噴射制御部を示すブロック図である。
燃料噴射制御部は、シリンダ吸入空気量算出部100と、シリンダ吸入EGRガス量算出部200と、燃料噴射パルス幅算出部300と、を備える。
シリンダ吸入空気量算出部100には、基本的な入力パラメータとして、スロットル通過空気流量Qth[kg/h]と、EGRガス流量QEGR[kg/h]と、エンジン回転速度Neと、が入力される。また、シリンダ吸入空気量算出部100には、この他にも後述するシリンダ吸入EGRガス量算出部200で算出されたパラメータが入力される。
シリンダ吸入空気量算出部100は、これらの入力パラメータに基づいてシリンダ内に吸入される空気量(以下「シリンダ吸入空気量」という)MACYL[g]を算出する。シリンダ吸入空気量算出部100の詳細については、図5を参照して後述する。
シリンダ吸入空気量算出部100は、シリンダ吸入空気量MACYL[g]の算出過程で、吸気マニホールド内のガス(空気及びEGRガスなどの不燃ガス)の量(以下「マニホールド内総ガス量」という)MIMANI[g]と、シリンダ内に吸入されるガスの量(以下「シリンダ吸入総ガス量」という)MICYL[g]と、を算出する。これら、マニホールド内総ガス量MIMANI[g]と、シリンダ吸入総ガス量MICYL[g]とは、後述するシリンダ吸入EGRガス量算出部200に入力される。
シリンダ吸入EGRガス量算出部200には、基本的な入力パラメータとして、EGRガス流量QEGRと、エンジン回転速度Neと、が入力される。また、シリンダ吸入空気量算出部100から、マニホールド内総ガス量MIMANIと、シリンダ吸入総ガス量MICYLと、が入力される。
シリンダ吸入EGRガス量算出部200は、これらの入力パラメータに基づいて、シリンダ内に吸入されるEGRガスの量(以下「シリンダ吸入EGRガス量」という)MECYL[g]を算出する。シリンダ吸入EGRガス量算出部200の詳細については、図4を参照して後述する。
シリンダ吸入EGRガス量算出部200は、シリンダ吸入EGRガス量MECYL[g]の算出過程で、吸気マニホールド内のEGRガスの量(以下「マニホールド内EGRガス量」という)MEMANI[g]を算出する。これら、マニホールド内EGRガス量MEMANI[g]と、シリンダ吸入EGRガス量MECYL[g]とが、前述したシリンダ吸入空気量算出部100に入力される。
燃料噴射パルス幅算出部300は、シリンダ吸入空気量MACYL[g]に基づいて、燃料噴射パルス幅Tiを算出する。燃料噴射弁724は、算出した燃料噴射パルス幅Tiに基づいて、シリンダ吸入空気量MACYL[g]に見合った燃料を噴射する。
図4は、シリンダ吸入EGRガス量算出部200の詳細を示すブロック図である。
シリンダ吸入EGRガス量算出部200は、マニホールド内EGRガス量演算部201と、シリンダ吸入EGRガス量演算部202と、シリンダ吸入EGRガス流量算演算部203と、を備える。
マニホールド内EGRガス量演算部201は、まず、EGR弁734を通過するEGRガス流量QEGR[kg/h]に、EGR弁734からコレクタ部725までの伝達遅れ分の無駄時間処理を施したEGRガス流量QEGRD[kg/h]を算出する。
次に、コレクタ部725から流出してシリンダ61に吸入されるEGRガス流量の前回値QECYLz[kg/h]を、EGRガス流量QEGRD[kg/h]から差し引く。その後、差し引いた流量を、演算周期Δt[s]当たりの吸気マニホールド内のEGRガスの変化量ΔMEMANI[g]に換算する((1)式参照)。
ΔMEMANI[g]が正の値であれば、吸気マニホールド内のEGRガス量は増加し、負の値であれば、EGRガス量が減少する。
最後に、この変化量ΔMEMANI[g]をマニホールド内EGRガス量の前回値MEMANIz[g]に積算して、現在のマニホールド内EGRガス量MEMANI[g]を算出する((2)式参照)。
Figure 0005077078
シリンダ吸入EGRガス量演算部202は、まず、マニホールド内EGRガス量MEMANI[g]を、マニホールド内総ガス量MIMANI[g]で除算して、EGRガス量比MEGMNRを算出する((3)式参照)。
次に、シリンダ内総ガス量MICYL[g]に、EGRガス量比MEGMNRを乗算して、1シリンダ、かつ1サイクル当たりのシリンダ吸入EGRガス量MECYL[g]を算出する((4)式参照)。これは、シリンダ内においても吸気マニホールド内と同一のEGRガス量比でEGRガスを含んでいると考えられるためである。
Figure 0005077078
シリンダ吸入EGRガス流量演算部203は、EGRガス量MECYL[g]を、エンジン回転速度Neに基づいてシリンダ内へ吸入される時間当たりのEGRガス流量QECYL[kg/h]に換算する((5)式参照)。
Figure 0005077078
図5は、シリンダ吸入空気量算出部100の詳細を示すブロック図である。
シリンダ吸入空気量算出部100は、マニホールド内総ガス量演算部101と、シリンダ吸入総ガス量演算部102と、シリンダ吸入空気量演算部103と、シリンダ吸入総ガス流量演算部104と、を備える。
マニホールド内総ガス量演算部101は、まず、スロットル通過空気流量Qth[kg/h]と、EGRガス流量QEGR[kg/h]と、を加算して、吸気マニホールドへ流入するガスの総流量(以下「マニホールド流入総ガス流量」という)QTRM[kg/h]を算出する((6)式参照)。
次に、マニホールド流入総ガス流量QTRM[kg/h]から、シリンダ吸入総ガス流量の前回値を差し引いた流量を、演算周期Δt[s]当たりの吸気マニホールド内の総ガスの変化量ΔMIMANI[g]に換算する((7)式参照)。
ΔMIMANI[g]が正の値であれば、吸気マニホールド内の総ガス量は増加し、負の値であれば、総ガス量が減少する。
最後に、この変化量ΔMIMANI[g]をマニホールド内総ガス量の前回値MIMANIz[g]に積算して、現在のマニホールド内総ガス量MIMANI[g]を算出する((8)式参照)。
Figure 0005077078
シリンダ吸入総ガス量演算部102は、吸気マニホールド・シリンダ実効容積算出部110を備える。吸気マニホールド・シリンダ実効容積算出部110の詳細については、図6及び図7を参照して後述する。
シリンダ吸入総ガス量演算部102は、まず、マニホールド内総ガス量MIMANI[g]を、吸気マニホールドの実効容積VMANI[m3]で除算して、マニホールド部内のガスの密度DMANI[g/m3]を算出する((9)式参照)。
次に、マニホールド内ガス密度DMANI[g/m3]に、吸気弁閉時期におけるシリンダの容積(以下「実効容積」という)VCYL[m3]を乗算して、シリンダに吸入されたガスの総量(シリンダ吸入総ガス量)MICYL[g]を算出する((10)式参照)。
このようにして、マニホールド部内とシリンダ内とでガスの密度に実質的な差が生じないものとして扱う(温度及び圧力がほぼ一致する)。
Figure 0005077078
シリンダ吸入空気量演算部103は、シリンダ吸入ガス総量MICYLからシリンダ吸入EGR量MECYL[g]を差し引いて、1サイクル当たりにシリンダに吸入されるEGRガスを含まない空気の量(シリンダ吸入空気量)MACYL[g]を算出する((11)式参照)。
Figure 0005077078
シリンダ吸入総ガス流量演算部104は、シリンダ吸入総ガス量MACYL[g]を、エンジン回転速度Neに基づいてシリンダ内へ吸入される時間当たりの総ガス流量QCYL[kg/h]に換算する((12)式参照)。
Figure 0005077078
次に、図6及び図7を参照して、吸気マニホールド・シリンダ実効容積算出部110におけるシリンダの実効容積VCYL[m3]及び吸気マニホールドの実効容積VMANI[m3]の算出方法について説明する。
図6は、吸気弁閉時期IVCにおける吸気マニホールド及び各シリンダのガスの状態を示す図である。
図6に示すように、シリンダの実効容積VCYL[m3]は、吸気弁閉時期IVCにあるシリンダ(以下「対象シリンダ」という)c1内のガスの容積である。
吸気マニホールドの実効容積VMANIは、シリンダの実効容積VCYL[m3]と、対象シリンダc1のIVCにおいて吸気マニホールドと連通するシリンダ(以下「連通シリンダ」という)c4内のガスの容積VCYL’[m3]と、スロットル弁の回転軸の位置から吸気ポートまでの固定された容積(以下「幾何マニホールド容積」という)VMANI#[m3]と、を足し合わせた容積である。なお、幾何マニホールド容積VMANI#[m3]は、エンジン1に固有のものとして幾何学的に算出されるものである。
図7は、吸気マニホールド・シリンダ実効容積算出部110を示すブロック図である。
吸気マニホールド・シリンダ実効容積算出部110は、対象シリンダ実効容積演算部111と、連通シリンダ実効容積演算部112と、吸気マニホールド実効容積演算部113と、を備える。
対象シリンダ実効容積演算部111は、吸気弁閉時期IVCに基づき算出した対象シリンダの実容積(ピストンが移動する空間及び燃焼室の容積)VC[m3]に吸気効率ITAVを乗算して、対象シリンダの実効容積VCYL[m3]を算出する((13)式参照)。なお、吸気効率ITAVは、吸気弁閉時期IVC、エンジン回転速度Ne及び吸気圧力PINに基づいて算出される。
Figure 0005077078
連通シリンダ実効容積算出部112は、連通シリンダの実容積VC’[m3]に吸気効率ITAV’乗算して、連通シリンダの実効容積VCYL’[m3]を算出する((14)式参照)。なお、吸気効率ITAV’は、吸気弁閉時期IVC、エンジン回転速度Ne及び吸気圧力PINに基づいて算出される。
Figure 0005077078
吸気マニホールド実効容積算出部113は、対象シリンダの実効容積VCYL[m3]と連通シリンダの実効容積VCYL’[m3]と足し合わせた容積に、幾何マニホールド容積VMANI#[m3]を足し合わせて、吸気マニホールドの実効容積VMANI[m3]算出する((15)式参照)。
Figure 0005077078
次に、図8を参照して本実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明する。
図8は、本実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明するフローチャートである。コントローラ8は、このルーチンを所定の演算周期Δt[s](例えば10ミリ秒)で繰り返し実行する。
ステップS1において、コントローラ8は、アイドルストップを禁止するか否かを判定する。具体的には、マニホールド内EGRガス量MEMANIと、アイドルストップを許可できるマニホールド内のEGRガス量の上限値ISMEMMXと、の大小を比較する。コントローラ8は、マニホールド内EGRガス量MEMANIのほうが大きければステップS2に処理を移行し、小さければステップS3に処理を移行する。
ステップS2において、コントローラ8は、アイドルストップを禁止する。
ステップS3において、コントローラ8は、アイドルストップを許可する。
以上説明した本実施形態によれば、ハイブリッド車両のようなアイドルストップを実施する車両において、吸気マニホールド内に占める不燃ガス量が所定値より多ければ、アイドルストップを禁止する。
これにより、アイドルストップ時に算出した不燃ガス量と、再始動時の実際の不燃ガス量と、が一致しなくなって、エンジン1再始動時の吸入空気量の演算精度が悪化することがなくなる。そのため、エンジン1再始動時におけるエミッションの悪化を低減できる。
なお、残留不燃ガスを考慮して、アイドルストップ時に一定時間アイドルストップを禁止することも考えられるが、この場合には、実際に不燃ガスが吸気マニホールドにどれだけ残存しているかは分からない。そのため、アイドルストップ禁止期間にマージンを設ける必要があるので、燃費が悪化する。
これに対して本実施形態では、不燃ガス量を算出してアイドルストップを禁止するか否かを判定するので、アイドルストップ禁止期間を必要最小限にすることができる。したがって、燃費の悪化を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図9を参照して、本発明の第2実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明する。本実施形態は、シリンダ吸入EGRガス量MECYLに基づいて、アイドルストップを禁止するか否かを判定する点で、第1実施形態と相異する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。
図9は、本実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明するフローチャートである。
ステップS21において、コントローラ8は、アイドルストップを禁止するか否かを判定する。具体的には、シリンダ内EGRガス量MECYLと、アイドルストップを許可できるシリンダ内のEGRガス量の上限値ISMECMXと、の大小を比較する。コントローラ8は、シリンダ内EGRガス量MECYLのほうが大きければステップS2に処理を移行し、小さければステップS3に処理を移行する。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる他、シリンダ内EGRガス量に基づいてアイドルストップを禁止するので、より正確な判定を実施できる。
(第3実施形態)
次に、図10〜図12を参照して、本発明の第3実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明する。本実施形態は、シリンダ吸入空気量算出部100が第1実施形態と相異する。以下、その相違点を中心に説明する。
前述してきた各実施形態では、内部EGRガスについては考慮していなかった。前述してきた各実施形態においても、シリンダの実効容積VCYLを、吸気弁閉時期におけるシリンダ容積からピストン上死点位置におけるシリンダ容積を差し引いた容積とすることで、予め内部EGR量分を除去したシリンダ吸入空気量を算出することができる。
しかし、この方法では、バルブオーバーラップによる排気の吹き返し量等が考慮されておらず、内部EGRガス量を正確に算出できない。そこで、本実施形態では、内部EGR量分を正確に除去したシリンダ吸入空気量を算出する。
本実施形態では、内部EGRガス量MRESを、バルブオーバーラップ期間中に排気通路から吸気通路に吹き返す排気の量(吹き返しガス量)MRESOLと、排気行程時にシリンダから排出されずにシリンダ内に滞留する排気の量(滞留ガス量)MRESEVCとの合計として算出する((16)式参照)。
なお、吸気弁の弁特性のみ可変とし、排気弁の弁特性は一定とする。
Figure 0005077078
まず、吹き返しガス量MRESOLの算出方法について説明する。
吹き返しガス量MRESOLは、吸気弁閉時期IVC、排気温度TEX及び排気圧力PEXに基づいて、以下の(17)式によって算出される。
Figure 0005077078
(17)式において、MRESOLtempは、排気が吹き返す際の平均流速であり、吸気弁又は排気弁によって吸気ポート又は排気ポートに形成される微小な隙間をオリフィスとみなして、以下の(18)式によって算出する。
Figure 0005077078
(18)式において、PEVCは、排気弁閉時期EVCにおけるシリンダ内圧力であり、EVC直前における排気圧力PEXによって近似する。
同じく(18)式において、DMRSolは、排気の密度であり、排気のガス定数REX、及び排気弁閉時期EVCにおけるシリンダ内温度TEVCをもとに、以下の(19)式によって算出する。なお、REXは、目標当量比に基づいて算出することができる。TEVCは、EVC直前における排気温度TEXにより近似する。
Figure 0005077078
同じく(18)式において、PMRSolは、排気の圧力であり、吸気マニホールドと排気マニホールドとの間の圧力比PINBYEX(=PIN/PEX)をもとに、以下の(20)式によって算出する。なお、SHEATRは、比熱比であり、目標当量比に基づいて算出することができる。
Figure 0005077078
また、(17)式において、ASUMOLは、前記オリフィスの積算開口面積であり、以下の(21)式に示すように、吸気弁又は排気弁のうちリフト量の小さい方の弁が形成するクランク角Δθ毎の区間開口面積ASIITAを、オーバーラップ期間全体に渡り積算して算出する。
Figure 0005077078
次に、滞留ガス量MRESEVCの算出方法について説明する。
滞留ガス量MRESEVCは、排気温度TEX及び排気圧力PEXに基づいて、以下の(22)式によって算出される。なお、VEVCは、排気弁閉時期EVCにおけるシリンダの容積である。本実施形態では排気弁の弁特性が不変であるため、予め算出された所定値である。
Figure 0005077078
以上のようにして算出される吹き返しガス量MRESOLと、滞留ガス量MRESEVCと、に基づいて、対象シリンダc1について第1の内部EGRガス量MRES1が算出される((23)式参照)。
Figure 0005077078
さらに、連通シリンダc4について第2の内部EGRガス量MRES2が算出される((24)式及び(25)式参照)。
Figure 0005077078
(24)式において、OLRATIOは、オーバーラップ開口面積比である。連通シリンダについて算出される、バルブオーバーラップ期間中のクランク角θivcまでの積算開口面積SIGMAAと(図10参照)、対象シリンダについて算出される、オーバーラップ期間全体に亘る積算開口面積ASUMOLとの比として、以下の(26)式によって算出される。
Figure 0005077078
そして、対象シリンダの内部EGRガス量MRES1と、連通シリンダの内部EGRガス量MRES2とを加算し、総内部EGRガス量MRESTTLを算出する((27)式参照)。
Figure 0005077078
図10は、オーバーラップ期間中における吸気弁75および排気弁76の弁特性を示しており、斜線で示す部分の面積がSIGMAAに相当する。
図11は、クランク角θivcにおける対象シリンダc1及び連通シリンダc4のピストン位置を示しており、4気筒エンジンの場合を(a)に、6気筒エンジンの場合を(b)に示している。
4気筒エンジンの場合は、対象シリンダc1が吸気弁閉時期IVCにあるθivcにおいて、連通シリンダc4が排気弁閉時期EVCを過ぎているため、OLRATIOは1に設定される。
他方、6気筒エンジンの場合は、θivcにおいて、2つの連通シリンダc2、c3のうち、一方がEVCを通り過ぎているが、他方がオーバーラップ期間中にあるため、連通シリンダc2については、OLRATIOは1に、連通シリンダc3については、OLRATIOは1未満の値に設定される。
なお、オーバーラップ期間が存在しない場合は、吹き返しガス量MRESOLが0となり、内部EGRガス量として滞留ガス量MRESEVCが出力される。
図12は、第3実施形態によるシリンダ吸入空気量算出部100の詳細を示すブロック図である。
図に示すように、本実施形態では、マニホールド内総ガス量演算部101において、マニホールド内総ガス量MIMANIの算出の際に、総内部EGRガス量MRESTTLを加算する。
一方で、シリンダ吸入総ガス量MICYLから対象シリンダの内部EGRガス量MRES1を減算し、この減算した値からシリンダ吸入空気量MACYL及びシリンダ吸入空気流量QCYLを算出する。
以上した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる他に、内部EGRガス量を質量として算出しつつマニホールド内空気量MIMANIの演算に反映させた。そのため、内部EGRガスによる吸気マニホールド内の状態(主に密度)の変化を考慮して、シリンダ内のガスの密度、ひいてはシリンダ吸入空気量QCYLをより正確に算出することができる。
また、各内部EGRガス量MRES1,MRES2を吹き返しガス量MRESOL及び滞留ガス量MRESEVCの合計として扱うことにした。そのため、内部EGRガス量を正確に算出することができると共に、オーバーラップ期間中にある連通シリンダに関する内部EGRガス量の的確な評価が可能となる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、空気以外のガスとして、EGRガスの他に、種々の周知の手段によって検出された吸気通路72に戻されるパージガスやブローバイガスの量を加えてもよい。
アイドルストップ車両の制御装置の概略を示すシステム図である。 エンジンの概略構成図である。 燃料噴射制御部を示すブロック図である。 シリンダ吸入EGRガス量算出部の詳細を示すブロック図である。 シリンダ吸入空気量算出部の詳細を示すブロック図である。 吸気弁閉時期IVCにおける吸気マニホールド及び各シリンダのガスの状態を示す図である。 吸気マニホールド・シリンダ実効容積算出部を示すブロック図である。 第1実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明するフローチャートである。 第2実施形態によるアイドルストップ禁止制御について説明するフローチャートである。 オーバーラップ期間中における吸気弁75および排気弁76の弁特性を示す図である。 クランク角θivcにおける対象シリンダc1及び連通シリンダc4のピストン位置を示す図である。 第3実施形態によるシリンダ吸入空気量算出部の詳細を示すブロック図である。
符号の説明
1 エンジン
8 コントローラ(空気流量及び外部EGRガス流量の検出手段)
61 シリンダ
72 吸気通路
73 排気通路
101 マニホールド内総ガス量演算手段
102 シリンダ吸入総ガス量演算手段
201 マニホールド内EGRガス量演算手段(ガス量算出手段)
202 シリンダ吸入EGRガス量演算手段(ガス量算出手段)
203 シリンダ吸入EGRガス流量演算手段
722 スロットル弁
725 コレクタ部(マニホールド部)
733 EGR通路
734 EGR弁
S1,S3 アイドルストップ禁止手段
S21,S3 アイドルストップ禁止手段

Claims (8)

  1. 予め設定されたエンジン停止条件の成立時にエンジンを停止し、予め設定されたエンジン再始動条件の成立時にエンジンを再始動するアイドルストップ車両の制御装置であって、
    吸気中に含まれる空気以外の不燃ガスの量を算出するガス量算出手段と、
    前記エンジン停止条件が成立したときの不燃ガスの量を考慮して、アイドルストップ後の再始動時の吸入空気量を算出する再始動時吸入空気量算出手段と、
    前記空気以外の不燃ガスの量が所定量より多いときは、アイドルストップを禁止するアイドルストップ禁止手段と、
    を備えることを特徴とするアイドルストップ車両の制御装置。
  2. 吸気通路に設けられたスロットル弁と、
    排気通路と前記スロットル弁より下流に設けられる前記吸気通路のマニホールド部とを連通するEGR通路と、
    前記EGR通路に設けられたEGR弁と、
    前記EGR弁を通過して前記マニホールド部に流入する外部EGRガス流量を検出する手段と、
    を備え、
    前記ガス量算出手段は、
    前記外部EGRガス流量に応じて、前記マニホールド部に存在する外部EGRガス量であるマニホールド内EGRガス量を演算し、そのマニホールド部に存在する外部EGRガス量を前記空気以外の不燃ガスの量として算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアイドルストップ車両の制御装置。
  3. 前記スロットル弁を通過して前記マニホールド部に流入する空気流量を検出する手段と、
    前記空気流量と、前記外部EGRガス流量と、に応じて、前記マニホールド部に存在する空気及び外部EGRガスの総量であるマニホールド内総ガス量を演算するマニホールド内総ガス量演算手段と、
    前記マニホールド内総ガス量に応じて、シリンダに吸入される空気及び外部EGRガスの総量であるシリンダ吸入総ガス量を演算するシリンダ吸入総ガス量演算手段と、
    前記マニホールド内総ガス量と、前記シリンダ吸入総ガス量と、前記マニホールド内EGRガス量と、に応じてシリンダに吸入される外部EGRガス量を演算するシリンダ内EGRガス量演算手段と、
    エンジン回転速度に基づいて、前記シリンダに吸入される外部EGRガス量を、単位時間当たりにシリンダに吸入される外部EGRガス流量であるシリンダ吸入EGRガス流量に換算するシリンダ吸入EGRガス流量演算手段と、
    を備え、
    前記ガス量算出手段は、
    前記マニホールド部に流入する前記外部EGRガス流量と、前記マニホールドから流出してシリンダに吸入される前記シリンダ吸入EGRガス流量と、に基づいて、前記マニホールド部に存在する外部EGRガス量の変化量を演算し、前記マニホールド部に残留して存在している外部EGRガス量を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のアイドルストップ車両の制御装置。
  4. 吸気通路に設けられたスロットル弁と、
    排気通路と前記スロットル弁より下流に設けられる前記吸気通路のマニホールド部とを連通するEGR通路と、
    前記EGR通路に設けられたEGR弁と、
    前記スロットル弁を通過して前記マニホールド部に流入する空気流量を検出する手段と、
    前記EGR弁を通過して前記マニホールド部に流入する外部EGRガス流量を検出する手段と、
    前記空気流量と、前記外部EGRガス流量と、に応じて、前記マニホールド部に存在する空気及び外部EGRガスの総量であるマニホールド内総ガス量を演算するマニホールド内総ガス量演算手段と、
    前記マニホールド内総ガス量に応じて、シリンダに吸入される空気及び外部EGRガスの総量であるシリンダ吸入総ガス量を演算するシリンダ吸入総ガス量演算手段と、
    前記外部EGRガス流量に応じて、前記マニホールド部に存在する外部EGRガス量であるマニホールド内EGRガス量を演算するマニホールド内EGRガス量演算手段と、
    を備え、
    前記ガス量算出手段は、
    前記マニホールド内総ガス量と、シリンダ吸入総ガス量と、前記マニホールド内EGRガス量と、に応じてシリンダに吸入される外部EGRガス量を演算し、そのシリンダに吸入される外部EGRガス量を前記空気以外の不燃ガスの量として算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアイドルストップ車両の制御装置。
  5. 前記ガス量算出手段は、
    前記マニホールド内EGRガス量を前記マニホールド内総ガス量で除算した比に、前記シリンダ吸入総ガス量を乗算して、シリンダに吸入される外部EGRガス量を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載のアイドルストップ車両の制御装置。
  6. 前記マニホールド内総ガス量演算手段は、
    前記マニホールド部に流入する前記空気流量及び前記外部EGRガス流量と、前記マニホールドから流出してシリンダに吸入される前記空気流量及び前記外部EGRガス流量と、に基づいて、前記マニホールド部の前記総ガス量の変化量を演算し、前記マニホールド部に存在している前記総ガス量を算出する
    ことを特徴とする請求項3から5までのいずれか1つに記載のアイドルストップ車両の制御装置。
  7. 前記シリンダ吸入総ガス量演算手段は、
    前記マニホールド内総ガス量を前記マニホールドの容積で除算して算出したガス密度に、シリンダ容積を乗算して、前記シリンダ吸入総ガス量を算出する
    ことを特徴とする請求項3から6までのいずれか1つに記載のアイドルストップ車両の制御装置。
  8. 前記ガス量算出手段は、
    バルブオーバーラップ期間中に前記排気通路から前記吸気通路に吹き返す排気の量と、排気行程時にシリンダから排出されずにシリンダ内に滞留する排気の量と、の合計である内部EGRガス量を、前記空気以外の不燃ガスの量として算出する
    ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1つに記載のアイドルストップ車両の制御装置。
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