JP5076859B2 - 防災照明用点灯装置及び防災照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、停電などの非常時に避難路の安全を確保する防災照明用点灯装置及び防災照明装置に関するものである。
例えばホテルなどの宿泊施設には、停電などの非常の際に、客の避難路の安全を確保するため誘導灯が各所に設けられている。このような誘導灯は、補助電源としてバッテリーが内蔵され、常時は商用電源により光源を点灯し、停電などの非常の際は、電源をバッテリーに切換えて光源を点灯するようにしている。
特許文献1には、光源として複数個の発光ダイオード(以下、LEDと称する。)を用い、常用時は、交流電源により、LEDを点灯し、交流電源に異常が発生した非常時の場合、バッテリーを補助電源としてLEDを点灯する誘導灯点灯装置が開示されている。このような誘導灯点灯装置では、常用時から非常時への切換え時、LEDに流れる電流を変えてLEDの設定輝度を低減させるようにしている。また、常時及び非常時において、LEDのうち短絡破壊を生じたものの個数に応じて変化する電圧を、予め設定される閾値と比較し、この比較結果からLEDの異常を検出するようにもしている。
特開2006−286339号公報
ところで、このような誘導灯の光源として用いられるLEDは、図4に示すように順方向の電流IfがIf1まで増加すると順電圧VfがVf1に上昇し、反対に、順方向の電流IfがIf2に減少すると順電圧VfがVf2まで低下することが知られている。
このため、常時及び非常時においてLEDの異常を検出するため、予め一定値に設定された閾値を用いると、順方向の電流Ifの変化にともなう順電圧Vfの変動によりLEDの短絡破壊時の異常を確実に検出できないことがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、常時及び非常時におけるLEDの短絡破壊などの異常を確実に検出することができる防災照明用点灯装置及び防災照明装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、交流電源から供給される交流電力により光源を常用点灯させる常時光源点灯手段と;前記交流電源から供給される交流電力により充電される補助電源を有し、前記交流電源の異常時に前記補助電源からの電力供給により前記光源を非常点灯させる非常時光源点灯手段と;前記光源の常用点灯時と非常点灯時にそれぞれ対応させて異なる閾値が設定され、これら閾値に対し前記光源の間の出力を比較し、この結果に応じて前記光源の異常を検出する光源異常検出手段と;
を具備したことを特徴としている。
光源異常検出手段は、光源の常用点灯時の閾値に比べ、光源の非常点灯時の閾値を小さく設定している。
光源は、複数直列接続された発光ダイオードからなることを特徴としている。
発光ダイオードは、定格電流時の順電圧が15%の範囲で変動するもので、光源異常検出手段は、複数直列接続された発光ダイオードを3個以下ごとに組にし、これら各組ごとに常用点灯時と非常点灯時にそれぞれ対応させて異なる閾値が設定され、これら閾値に対し各組ごとに発光ダイオードの間の出力を比較し、この結果に応じて発光ダイオードの異常を検出する。
非常時光源点灯手段は、複数の発光ダイオードのいずれかに短絡破壊が発生しても、該短絡破壊した以外の正常発光ダイオードを点灯させる。
本発明によれば、常時及び非常時におけるLEDの短絡破壊などの異常を確実に検出することができる防災照明用点灯装置及び防災照明装置を提供できる。
誘導灯点灯装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の防災照明用点灯装置としての誘導灯点灯装置が適用される誘導灯(防災照明装置)の概略構成を示している。
図1において、101は機器本体としての誘導灯本体で、この誘導灯本体101は、筒状をしたもので、天井102に埋設されている。この誘導灯本体101には、後述する誘導灯点灯装置が収容される。誘導灯本体101には、表示パネル103が天井102面から下方に向けて突設されている。この表示パネル103の表面には、例えば非常口を表す図形化された標識104が付されている。表示パネル103内部には、後述する光源としてのLED111〜115が収容され、これらLED111〜115の点灯により標識104を照明するようにしている。また、表示パネル103には表示部27が設けられている。この表示部27については後述する。
図2は、このように構成された誘導灯の誘導灯本体101に組み込まれる本発明の誘導灯点灯装置の概略構成を示している。
図2において、1は交流電源で、この交流電源1は、不図示の商用電源からなっている。この交流電源1には、トランス2を介して全波整流回路3の入力端子が接続されている。この全波整流回路3は、交流電源1からの交流電力を全波整流した出力を発生する。
全波整流回路3の正負極の出力端子の間には、電源監視回路4が接続され、また、この電源監視回路4と並列にフライバックトランス5の1次巻線51及びスイッチング手段としてのスイッチング素子6の直列回路が接続されている。
電源監視回路4は、交流電源1の異常を監視するもので、例えば交流電源1の電圧が停電などで低下すると、異常を判断し検出信号を出力する。スイッチング素子6には、FET、ハイポーラトランジスタ、IPDなどのスイッチングトランジスタが用いられる。スイッチング素子6には、スイッチ制御部7が接続されている。スイッチ制御部7は、スイッチング素子6のオンオフを制御する。
フライバックトランス5は、1次巻線51の他に、2次巻線52及び3次巻線53を有するものである。このフライバックトランス5の2次巻線52には、図示極性のダイオード81と平滑コンデンサ82からなる整流平滑回路8が接続され、また、3次巻線53には、図示極性のダイオード91と平滑コンデンサ92からなる整流平滑回路9が接続されている。
整流平滑回路9には、常時光源点灯回路10を介して、光源としての複数個(図示例では5個)直列に接続されたLED111〜115、第1のスイッチ手段としての第1のトランジスタ12、抵抗13の直列回路が接続されている。また、常時光源点灯回路10には、フィードバック回路14を介して前記スイッチ制御部7が接続されている。常時光源点灯回路10は、抵抗13両端の電圧を検出して、この検出信号をフィードバック回路14を介して前記スイッチ制御部7にフィードバックする。スイッチ制御部7は、このフィードバックされる検出信号により前記抵抗13両端の電圧がある一定電圧になるように、つまり整流平滑回路9よりLED111〜115に流れる電流が一定になるようにスイッチング素子6のオンオフを制御する。
整流平滑回路8には、補助電源として充電回路15を介して充電可能なバッテリ16が接続されている。充電回路15は、整流平滑回路8の直流出力によりバッテリ16を充電する。バッテリ16は、直流電力を蓄電できるものである。
バッテリ16には、非常時光源点灯回路17を介して前記複数個直列に接続されたLED111〜115と、第2のスイッチ手段としての第2のトランジスタ18、抵抗19の直列回路が接続されている。
非常時光源点灯回路17は、抵抗19両端の電圧を検出し、この検出信号により抵抗19両端の電圧がある一定電圧になるように、つまりバッテリ16よりLED111〜115に流れる電流が一定になるように制御する。この場合、LED111〜115に流れる電流は、常用時にLED111〜115に流れる電流より小さく設定して、これらLED111〜115の点灯による輝度を常用時に比べ低減させている。
LED111〜115、第1のトランジスタ12、抵抗13の直列回路(LED111〜115、第2のトランジスタ18、抵抗19の直列回路)には、並列に光源異常検出手段を構成する抵抗20と抵抗21の直列回路が接続され、LED113〜115、第1のトランジスタ12、抵抗13の直列回路(LED113〜115、第2のトランジスタ18、抵抗19の直列回路)には、並列に他の光源異常検出手段を構成する抵抗22と抵抗23の直列回路がそれぞれ接続されている。
抵抗20及び抵抗21の直列回路は、LED111〜112のいずれかで生じた短絡破壊などの異常を検出するもので、これら抵抗20、21の接続点の出力(電圧)Aを制御部24に入力する。また、抵抗22及び抵抗23の直列回路は、LED113〜115のいずれかで生じた短絡破壊などの異常を検出するもので、これら抵抗22、23の接続点の出力(電圧)Bを制御部24に入力する。
制御部24は、マイクロコンピュータなどからなるもので、上述した抵抗20、21の接続点、抵抗22、23の接続点、電源監視回路4、抵抗25を介して前記第1のトランジスタ12のベース、抵抗26を介して前記第2のトランジスタ18のベースがそれぞれ接続され、さらに表示部27が接続されている。表示部27は、LED111〜115のいずれかに短絡破壊などの異常が発生した場合、この旨を表示する。
制御部24は、電源異常検出手段241、切換え制御手段242、閾値設定手段243、光源異常検出手段244を有している。電源異常検出手段241は、電源監視回路4からの検出信号により交流電源1の異常として、例えば停電を検出する。切換え制御手段242は、電源異常検出手段241が停電でない常用時を判定すると、第1のトランジスタ12をオン制御し、また、電源異常検出手段241が停電、つまり非常時を判定すると、第2のトランジスタ18をオン制御する。閾値設定手段243は、光源異常検出手段を構成するもので、光源異常の検出基準となる閾値を設定する。具体的には、常用時においては、LED111〜112のいずれかにも短絡破壊が発生していない状態での抵抗20と抵抗21の接続点の出力(電圧)A、LED113〜115のいずれにも短絡破壊が発生していない状態での抵抗22と抵抗23の接続点の出力(電圧)Bとしたとき、図3に示すようにLED111〜112に対する閾値T1を(A−B)に設定し、LED113〜115に対する閾値T2をBに設定している。また、LED111〜115に流れる電流を常用時より小さく設定した非常時においては、LED111〜112のいずれかにも短絡破壊が発生していない状態での抵抗20と抵抗21の接続点の出力(電圧)A’(<A)、LED113〜115のいずれにも短絡破壊が発生していない状態での抵抗22と抵抗23の接続点の出力(電圧)B’(<B)としたとき、図3に示すようにLED111〜112に対する閾値T21を(A’−B’)に設定し、LED113〜115に対する閾値T22をB’に設定している。
ここで、T11(T21)、T12(T22)のような閾値の取り方をしているのは、制御部24として用いられるマイクロコンピュータと図示G点とが共通のグランドラインになっているためで、これにより閾値T11(T21)をA−B(A’−B’)とすることができ、複雑な回路構成とならずに異常検出が可能となる。
この閾値設定手段243は、切換え制御手段242が第1のトランジスタ12をオン制御する常用時に閾値T11、T12を出力し、切換え制御手段242が第2のトランジスタ18をオン制御する非常時に閾値T21、T22を出力する。光源異常検出手段244は、閾値設定手段243より出力される閾値T11(T21)と抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A(A’)、閾値T12(T21)と抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B(B’)をそれぞれ比較し、これらの比較結果からLED111〜115の短絡破壊などの異常を検出する。この場合、常用時において、LED111〜112のいずれかに短絡破壊などの異常が発生していると、この短絡破壊したLEDの分だけ抵抗20、21の接続点の出力(電圧)Aが低下し閾値T11を下回ることにより異常を検出し、同様に、LED113〜115のいずれかに短絡破壊などの異常が発生していると、この短絡破壊したLEDの分だけ抵抗22、23の接続点の出力(電圧)Bが低下して閾値T12を下回ることにより異常を検出する。また、非常時については、LED111〜112のいずれかに短絡破壊などの異常が発生していると、この短絡破壊したLEDの分だけ抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A’が低下し閾値T21を下回ることにより異常を検出し、同様に、LED113〜115のいずれかに短絡破壊などの異常が発生していると、この短絡破壊したLEDの分だけ抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B’が低下して閾値T22を下回ることにより異常を検出する。また、光源異常検出手段244は、LED111〜115のいずれかに異常を検出すると、表示部27にその旨を表示させる。
ここで、LED111〜115の異常検出は、LEDを3個以下ごとに組にし、これら各組ごとに行う(図示例では、LED111〜112のLED2個の組と、LED113〜115のLED3個の組に分けて検出を行っている。)。これはLED個々について定格電流を流したときの順電圧のバラツキが大きく、しかも周囲温度によっても順電圧が大きく変動するためである。つまり、LEDは、定格電流時の順電圧が15%の範囲で変動する。このため、例えば、順電圧のバラツキが3〜4Vの範囲とすると、仮に、順電圧3VのLEDを4個組み合わせて閾値を12Vに設定した場合、LEDの順電圧が4Vに変動すると、これら4個のLEDうち1個が短絡破壊しても順電圧の合計が12Vのままで閾値以下にならず異常検出ができないことがある。これに対し、順電圧3VのLEDを3個組み合わせて閾値を9Vとした場合は、LEDの順電圧が4Vに変動しても、これら3個のLEDのうち1個が短絡破壊すると、順電圧の合計が8Vで閾値以下となるので異常検出が可能となる。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
いま、交流電源1が正常で、電源監視回路4より停電等の検出信号が出力されない場合、制御部24の電源異常検出手段241は、停電でない「常時」を検出する。これにより、切換え制御手段242は、抵抗25を介して第1のトランジスタ12をオン制御する。
この状態で、スイッチ制御部7によりスイッチング素子6がオンオフ制御されると、スイッチング電流がフライバックトランス5の1次巻線51に流れ、スイッチング素子6のオンでフライバックトランス5の1次巻線51にエネルギーが蓄積され、スイッチング素子6のオフで、1次巻線51に蓄積したエネルギーが2次巻線52、3次巻線53を通して放出される。このうち3次巻線53からのエネルギー放電は、整流平滑回路9より直流電力として発生し、この直流電力は常時光源点灯回路10を介してLED111〜115に供給される。これにより、これらLED111〜115は常用点灯される。
この場合、常時光源点灯回路10は、LED111〜115に直列に接続された抵抗13両端の電圧を検出し、この検出信号をフィードバック回路14を介してスイッチ制御部7にフィードバックする。スイッチ制御部7は、フィードバックされた検出信号により抵抗13両端の電圧がある一定電圧になるようにスイッチング素子6のオンオフを制御し、整流平滑回路9よりLED111〜115に流れる電流を一定に制御する。
また、3次巻線53からのエネルギー放電により、整流平滑回路8からも直流電力が発生し、この直流電力が充電回路15に供給され、この状態で、充電回路15によりバッテリ16が充電される。
閾値設定手段243は、常用時に対応する閾値T11、T12を出力する。この状態で、光源異常検出手段244は、閾値設定手段243の常用時の閾値T11と抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A、閾値T12と抵抗22、23の接続点の出力(電圧)Bをそれぞれ比較する。この場合、閾値T11と抵抗20、21の接続点の出力(電圧)Aが等しく、閾値T12と抵抗22、23の接続点の出力(電圧)Bが等しければ、LED111〜115のいずれにも異常のないことが検出される。
この状態から、LED111〜112のいずれかに短絡破壊などの異常が発生した場合、例えば、LED111に短絡破壊が発生すると、この短絡破壊したLED111を通してLED112〜115に整流平滑回路8からの直流電力が供給される。この場合も、常時光源点灯回路10は、抵抗13両端の電圧を検出し、この検出信号をフィードバック回路14を介してスイッチ制御部7にフィードバックし、スイッチ制御部7により抵抗13両端の電圧がある一定電圧になるようにスイッチング素子6のオンオフを制御し、整流平滑回路9よりLED112〜115に流れる電流が一定になるようにしている。これにより、正常なLED112〜115には、短絡破壊が発生する前と同じ電流が供給され、異常発生前と同様に点灯される。
この場合も、光源異常検出手段244は、閾値設定手段243より出力される常用時に対応する閾値T11と抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A、閾値T12と抵抗22、23の接続点の出力(電圧)Bをそれぞれ比較する。この場合、上述したようにLED111〜115のうちLED111に短絡破壊が発生していると、この短絡破壊したLED111の端子電圧はゼロとなり、抵抗20、21の接続点の出力(電圧)Aが低下する。これにより、抵抗20、21の接続点の出力(電圧)Aは、閾値T11を下回ることになり、光源異常検出手段244は、光源異常を検出する。
また、LED113〜115のいずれかに短絡破壊などの異常が発生した場合、例えば、LED113に短絡破壊が発生すると、この短絡破壊したLED113の端子電圧はゼロとなり、抵抗22、23の接続点Bの出力(電圧)が低下する。これにより、抵抗22、23の接続点の出力(電圧)Bが閾値T2を下回ることになり、光源異常検出手段244は、光源異常を検出する。
光源異常検出手段244は、これらLED111〜115の異常を検出すると、表示部27にその旨の光源異常を表示させる。この場合、表示部27は、抵抗20、21の接続点の出力(電圧)Aが閾値T11を下回ったときの光源異常A1と、抵抗22、23の接続点の出力(電圧)Bが閾値T12を下回ったときの光源異常B1を別々に表示することができる。こうすれば、光源異常A1が表示されれば、LED111〜112のいずれかの異常、光源異常B1が表示されたときは、LED113〜115のいずれかの異常をそれぞれ区別して報知できる。
なお、上述では、LED111〜112のいずれかに短絡破壊などの異常が発生した場合も、短絡破壊した以外の正常LEDを点灯させるようにしたが、光源異常検出手段244がLED111〜115のいずれかに短絡破壊などの異常を検出すると、切換え制御部242に指示を与えて第1のトランジスタ12をオフ制御してLED111〜115を強制的に消灯させるようにしてもよい。
次に、停電などにより交流電源1の電圧を低下し、電源監視回路4より検出信号が出力されると、制御部24の電源異常検出手段241は、停電の「非常時」を検出する。これにより、切換え制御手段242は、今度は、抵抗26を介して第2のトランジスタ18をオン制御する。
この場合、バッテリ16が放電を開始し、このバッテリ16からの直流電力が非常時光源点灯回路17を介してLED111〜115に供給される。これにより、これらLED111〜115は非常点灯される。
また、非常時光源点灯回路17は、LED111〜115に直列に接続された抵抗19両端の電圧を検出し、この検出信号により抵抗19両端の電圧がある一定電圧になるように、つまりバッテリ16よりLED111〜115に流れる電流が一定になるように制御する。この場合、LED111〜115に流れる電流は、常用時にLED111〜115に流れる電流より小さく設定されており、この電流により点灯されるLED111〜115の輝度を常用時に比べ低減させている。
閾値設定手段243は、常用時の閾値T11、T12に代えて非常時に対応する閾値T21(<T11)、T22(<T12)を出力する。この状態で、光源異常検出手段244は、閾値設定手段243の閾値T21と抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A’、閾値T22と抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B’をそれぞれ比較する。この場合、閾値T21と抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A’が等しく、閾値T22と抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B’が等しければ、LED111〜115のいずれにも異常のないことが検出される。
この状態から、LED111〜115のいずれかに短絡破壊などの異常が発生した場合、例えばLED111に短絡破壊が発生すると、この短絡破壊したLED111を通してLED112〜115にバッテリ16からの直流電力が供給される。この場合も、非常時光源点灯回路17は、抵抗19両端の電圧を検出し、この検出信号により抵抗19両端の電圧がある一定電圧になるように制御し、バッテリ16よりLED112〜115に流れる電流が常に一定になるようにしている。これにより、正常なLED112〜115には、短絡破壊が発生する前と同じ電流が供給され、異常発生前と同様に点灯される。
この場合も、光源異常検出手段244は、閾値設定手段243の非常用の閾値T21と抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A’、閾値T22と抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B’をそれぞれ比較する。この場合、上述したようにLED111〜115のうちLED111に短絡破壊が発生していると、この短絡破壊したLED111の端子電圧はゼロとなり、抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A’が低下する。これにより、抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A’は、閾値T21を下回ることになり、光源異常検出手段244は、光源異常を検出する。一方、LED113〜115のいずれかに短絡破壊などの異常が発生した場合、例えば、LED113に短絡破壊が発生すると、この短絡破壊したLED113の端子電圧はゼロとなり、抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B’が低下する。これにより、抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B’が閾値T22を下回ることになり、光源異常検出手段244は、光源異常を検出する。
光源異常検出手段244は、これらLED111〜115の異常を検出すると、表示部27にその旨の光源異常を表示させる。この場合も、表示部27は、抵抗20、21の接続点の出力(電圧)A’が閾値T21を下回ったときの光源異常A1と、抵抗22、23の接続点の出力(電圧)B’が閾値T22を下回ったときの光源異常B1を別々に表示することができる。こうすれば、光源異常A1が表示されれば、LED111〜112のいずれかの異常、光源異常B1が表示されたときは、LED113〜115のいずれかの異常をそれぞれ区別して報知できる。
なお、上述では、LED111〜112のいずれかに短絡破壊などの異常が発生した場合も、短絡破壊した以外の正常LEDを点灯させるようにしたが、光源異常検出手段244がLED111〜115のいずれかに短絡破壊などの異常を検出すると、切換え制御部242に指示を与えて第2のトランジスタ18をオフ制御してLED111〜115を強制的に消灯させるようにしてもよい。
したがって、このようにすれば、交流電源1の交流電力よりスイッチング素子6のオンオフ制御によりフライバックトランス5を介して生成された直流電力を常時光源点灯回路10を介してLED111〜115からなる光源に供給し、これらLED111〜115を常用点灯させ、また、フライバックトランス5を介して生成された直流電力により充電されるバッテリ16を有し、交流電源1の停電などの異常の際に、バッテリ16により非常時光源点灯回路17を介してLED111〜115を非常点灯させるようにしたもので、常用点灯時と非常点灯時にそれぞれ対応させて異なる閾値が設定され、これら閾値に対しLED111〜115からの出力を比較し、この結果に応じてLED111〜115の異常を検出するようにした。これにより、常用点灯時と非常点灯時とでLED111〜115に流れる電流を変えて点灯時の輝度を低減させるような場合も、それぞれ最適に設定された閾値によりLED111〜115の異常検出が行われるので、かかるLED111〜115の短絡破壊などの異常を確実に検出することができる。
また、ここで使用されるLED111〜115は、個々のバラツキや周囲温度などにより定格電流時の順電圧が15%の範囲で変動するもので、これにより、LED111〜115を3個以下ごとに組にし、これら各組ごとに常用点灯時と非常点灯時にそれぞれ対応させて異なる閾値を設定し、これら閾値に対し各組ごとにLED111〜115の間の出力を比較し、この結果に応じて異常を検出するようにしたので、LED111〜115の順電圧にバラツキがあっても、これらLED111〜115の短絡破壊などの異常を確実に検出できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる防災照明用点灯装置が適用される誘導灯の概略構成を示す図。 第1の実施の形態にかかる防災照明用点灯装置の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる閾値設定手段に設定される閾値を説明する図。 光源として用いられる発光ダイオードの順方向の電流と順電圧の関係を説明するための図。
符号の説明
1…交流電源、4…電源監視回路
5…フライバックトランス、6…スイッチング素子
7…スイッチ制御部、8、9…整流平滑回路
10…常時光源点灯回路、111〜115…LED
15…充電回路、16…バッテリ
17…非常時光源点灯回路、24…制御部
241…電源異常検出手段、242…切換え制御手段
243…閾値設定手段、244…光源異常検出手段
27…表示部、101…誘導灯本体、104…標識

Claims (5)

  1. 交流電源から供給される交流電力により光源を常用点灯させる常時光源点灯手段と;
    前記交流電源から供給される交流電力により充電される補助電源を有し、前記交流電源の異常時に前記補助電源からの電力供給により前記光源を非常点灯させる非常時光源点灯手段と;
    前記光源の異常を表示する表示部と;
    前記光源の常用点灯時と非常点灯時にそれぞれ対応させて異なる閾値が設定され、これら閾値に対し前記光源の間の出力を比較し、この結果に応じて前記光源の異常を検出すると、前記表示部に光源異常を表示させ、前記光源を強制的に消灯させる光源異常検出手段と; を具備し
    前記光源異常検出手段は、前記光源の常用点灯時の閾値に比べ、前記光源の非常点灯時の閾値を小さく設定したことを特徴とする防災照明用点灯装置。
  2. 前記光源は、複数直列接続された発光ダイオードからなることを特徴とする請求項1記載の防災照明用点灯装置。
  3. 前記発光ダイオードは、定格電流時の順電圧が15%の範囲で変動するもので、前記光源異常検出手段は、前記複数直列接続された発光ダイオードを3個以下ごとに組にし、これら各組ごとに前記常用点灯時と非常点灯時にそれぞれ対応させて異なる閾値が設定され、これら閾値に対し前記各組ごとに前記発光ダイオードの間の出力を比較し、この結果に応じて前記発光ダイオードの異常を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の防災照明用点灯装置。
  4. 前記非常時光源点灯手段は、前記複数の発光ダイオードのいずれかに短絡破壊が発生しても、該短絡破壊した以外の正常発光ダイオードを点灯させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の防災照明用点灯装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の防災照明用点灯装置と;
    前記防災照明用点灯装置が設けられる機器本体と;
    を具備したことを特徴とする防災照明装置。
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