JP5076669B2 - 電気光学装置、保持枠体及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、保持枠体及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は電気光学装置、保持枠体及び電子機器に係り、特に、少なくとも一部が金属板よりなる保持枠体に関する。
一般に、電気光学装置である液晶表示装置としては、液晶表示パネルを合成樹脂や金属板よりなるフレームに装着したものが知られており、このフレームを介して液晶表示パネルを電子機器に搭載するようにしている。フレームとしては、液晶表示パネルを下方より支持する下フレーム若しくは支持フレームと、液晶表示パネルを観察側より保持する上フレーム若しくは保持フレームとがあり、液晶表示装置としては、これらの上下のフレームによって液晶表示パネルが挟持された状態とされる構成が知られている(たとえば、以下の特許文献1及び2参照)。
また、配電盤等を構成する箱体において、箱体を構成する板材の内側に折り返しによって2枚の板部が密着してなるリブを設けた構造が知られている(たとえば、以下の特許文献3参照)。また、この文献には、箱体の角部の内側において上記リブの2枚の板部のうち一枚を互い違いに切り欠いた上、当該リブの一枚ずつ残った部分を相互に重ねてスポット溶接等で固定した構成も開示されている(たとえば、以下の特許文献3参照)。
特開2005−99616号公報 特開2005−283826号公報 特開昭56−15107号公報
ところで、近年、携帯電話機や携帯型情報端末などの電子機器では小型化、薄型化がますます強く要請されるようになってきており、その結果、上記の電子機器に搭載される前述の液晶表示装置などのフレーム構造も薄型化せざるを得ないことから、耐衝撃性などを確保するためのフレーム強度を維持することが難しい状況にある。このため、フレーム構造として金属板よりなる金属枠を用いる場合が増えてきている。
しかしながら、金属板よりなる金属枠を用いる場合でも薄型化と耐衝撃性を両立しなければならない状況には変わりがないので、最近の電気光学装置の薄型化のさらなる進展により、金属板を用いた場合でも十分な剛性を確保することが難しくなってきている。
また、板材で構成される箱体の補強構造としては上記特許文献3に示されるものがあるが、配電盤などといった小型化の要請の弱いものでは有効であるものの、リブを設けることでコンパクト性が犠牲になる反面、剛性向上効果が低いことから、小型化、薄型化の要請の強い携帯型電子機器に用いる場合には不十分である。
さらに、金属板で構成される保持枠体は樹脂成型で形成される樹脂フレームに比べて形状の自由度が低く、壁の形状を任意に形成することが難しく、また、液晶表示パネルを支持するための段差面を自由に形成することができないという問題点もある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、小型化、薄型化の要請に反することなく十分な強度を得ることが可能な保持枠体及びこれを用いた電気光学装置を提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の電気光学装置は、電気光学パネルと、金属板で構成され、前記電気光学パネルと平面的に重なる範囲の少なくとも一部に配置されるとともに、前記範囲から外側に張り出した領域において、前記電気光学パネルの厚み方向に折り曲げられて立設された周囲壁を有するフレームと、を具備し、前記フレームの周囲壁が、前記金属板が折り返されることで、前記電気光学パネルの厚み方向と交差した方向に複数積層された積層壁を構成する電気光学装置であって、前記フレームの前記周囲壁は、角部を構成する2辺のそれぞれにおいて前記積層壁を構成しており、前記2辺のうち一方の辺に構成された前記積層壁の前記角部側に配置された端面が、前記2辺のうち他方の辺に構成された前記積層壁の端縁部に密接するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明の電気光学装置は、電気光学パネルと、金属板で構成され、前記電気光学パネルと平面的に重なる範囲の少なくとも一部に配置されるとともに、前記範囲から外側に張り出した領域において、前記電気光学パネルの厚み方向に折り曲げられて立設された周囲壁を有するフレームと、を具備し、前記フレームの周囲壁が、前記金属板が折り返されることで、前記電気光学パネルの厚み方向と交差した方向に複数積層された積層壁を構成する電気光学装置であって、前記フレームの前記周囲壁は、角部を構成する2辺のそれぞれにおいて前記積層壁を構成しており、前記2辺のうち一方の辺に構成された前記積層壁の前記角部側に配置された端面と、前記2辺のうち他方の辺に構成された前記積層壁の前記角部側に配置された端面と、がプレスによる絞り加工によって密接されていることを特徴とする。

この発明によれば、金属板で構成された部分は金属板が両側で折り返されて積層されてなる積層壁を有することにより、折り返し部を両側に備えるとともに積層構造とされることで、従来と同様の金属板で形成でき、小型化や薄型化にも支障を与えないように構成できるにも拘らず、壁の剛性を全方向にわたり大幅に増大させることができる。したがって、電気光学装置としての耐衝撃性を確保しつつ小型化、薄型化の要請に応えることができる。
本発明において、前記金属板は前記電気光学パネルと平面的に重なる範囲の少なくとも一部に配置され、前記積層壁は前記金属板の前記範囲から外側へ張り出した領域を折り畳むことで構成されていることが好ましい。これによれば、積層壁が金属板のうち電気光学パネルと平面的に重なる範囲の少なくとも一部に配置される部分(たとえば、後述する底面部、上面部、或いは、パネル支持面などの段差部など)と一体に構成されるので、全体として剛性をさらに高めることができる。特に、前記金属板が前記電気光学パネルと平面的に重なる範囲全体に構成され、当該範囲から周囲に張り出した部分で構成された積層壁が電気光学パネルの周囲の少なくとも一部を取り巻くように構成されることが望ましい。このようにすると、支持フレームや保持フレームを金属板のみで構成することができる。
本発明において、前記積層壁は、上下に前記金属板を折り重ねて積層した壁構造を有することが好ましい。これによれば、金属板を上下(電気光学パネルの厚み方向)に折り返して積層することで、積層壁の平面方向の幅を金属板の折り返し部の位置によって自在に設定することが可能になる。
本発明において、前記積層壁の内面には前記電気光学パネルを支持する段差面が構成され、前記段差面は、上層に設けられた上側内部の前記折り返し部よりも内側に張り出した下側内部の前記折り返し部を備えた下層の表面で構成されることが好ましい。これによれば、上層と下層の金属板の折り返し部の位置を変えるだけで簡単かつ確実に段差面(パネル支持面)を構成できる。
本発明において、前記積層壁は、内外に前記金属板を折り重ねて積層した壁構造を有することが好ましい。これによれば、金属板を内外方向(前記電気光学パネルの表面に沿った方向)に折り重ねることで、積層壁の高さ(上下幅)を折り返し部の位置によって自在に設定することが可能になる。
本発明において、前記積層壁の内面には前記電気光学パネルを支持する段差面が構成され、前記段差面は、外層に設けられた外側上部の前記折り返し部よりも低く形成された内層の内側上部の前記折り返し部で構成されることが好ましい。これによれば、内側上部の折り返し部の高さを変えるだけで段差面の高さを自在に設定することができる。
本発明において、前記積層壁は角部を有し、該角部の両側にある一対の壁部分が共通一体の前記金属板で構成されるとともに、前記角部において相互に整合し密接した端面を有することが好ましい。これによれば、両側の一対の壁部分が共通一体の金属板で構成されることで一体性を確保できるとともに、それぞれが角部において相互に整合し密接した端面を有することで、さらに全体の剛性を高めることができる。
本発明において、前記一対の壁部分の前記端面が相互に嵌合していることが好ましい。これによれば、両端面が相互に嵌合することで、枠部分の剛性をさらに高めることができる。
次に、本発明の保持枠体は、被保持物を収容し保持するための保持枠体であって、少なくとも一部が金属板で構成され、前記少なくとも一部は、前記金属板が両側で折り返されて積層されてなる積層壁を有し、前記金属板は前記電気光学パネルと平面的に重なる範囲の少なくとも一部に配置され、前記積層壁は前記金属板の前記範囲から外側へ張り出した領域を折り畳むことで構成されていることを特徴とする。
この場合において、前記積層壁は角部を有し、該角部の両側にある一対の壁部分が共通一体の前記金属板で構成されるとともに、前記角部において相互に整合し密接した端面を有することが好ましい。
次に、本発明の電子機器は、上記のいずれかに記載の電気光学装置と、該電気光学装置の制御手段とを備えたことを特徴とする。このような電子機器としては、特に、携帯電話機、携帯型情報端末、車載用表示装置など、或る程度の耐衝撃性を必要とするとともに小型化、薄型化が要求されるものであることが効果的である。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る電気光学装置(液晶表示装置)100の概略分解斜視図である。この電気光学装置100は、バックライトを構成する照明ユニット110と、該照明ユニット110の前面側(観察側)に配置される電気光学パネル(液晶表示パネル)120とを具備するとともに、これらを収容保持するための支持フレーム130と、保持フレーム140とを有する保持枠体を具備している。
照明ユニット110は、LED(発光ダイオード)、冷陰極管等で構成される光源111と、光源111から放出される光を光入射面(端面)112aから導入して光出射面(表面)112bから出射する導光板112とを備えている。ここで、配線基板(フレキシブル配線基板)113上に複数の光源111が上記光入射面112aの幅方向に沿って配列されている。また、導光板112の背後には反射シート114が配置される。さらに、図示しない光学シートが上記光出射面112b上に配置されることが好ましい。ここで、導光板112は平面視矩形状に構成される。
電気光学パネル120は、ガラス等よりなる透明な基板121と122とが貼り合わされ、この間に図示しない電気光学物質(液晶)が配置されたものである。基板121には基板122より張り出した基板張り出し部121Tが設けられ、この基板張り出し部121T上には駆動回路を構成する半導体チップ123や配線基板(フレキシブル配線基板)124が実装されている。なお、必要に応じて基板121,122の外面上に偏光板125,126(125は図示省略)が配置(貼着)される。電気光学パネル120も平面視矩形状に構成され、その表示領域120Aも矩形状に構成されている。
支持フレーム130は、平面視矩形状に構成され、底面部131と、この底面部131の周囲に立設された4つの周囲壁132,133とを有する。周囲壁132は平面視コ字状に3つ設けられ、残りの一つの周囲壁133は、その上縁133aが他の周囲壁132の上縁132aよりやや低く形成され、保持フレーム140を装着した場合でも上記配線基板113、124の導出口が確保されるように構成されている。支持フレーム130の周囲壁132の内面には段差面であるパネル支持面132bが形成されている。支持フレーム130の内部のうち、上記パネル支持面132bの内側下方には、上記底面部131上に照明ユニット110が収容配置される。また、電気光学パネル120は、必要に応じて両面接着テープ127等を介してパネル支持面132b上に支持される。周囲壁132の外面には保持フレーム140と係合するための支持側係合構造である係合穴132tが形成されている。
保持フレーム140は図示例の場合、電気光学パネル120を上方より覆うように装着される。保持フレーム140は下部が開口し、上記支持フレーム130に装着可能に構成され、上部に電気光学パネル120の表示領域120Aを観察側(図示上方)より視認可能に構成するための表示窓140aを備えている。保持フレーム140は、表示窓140aを開口してなる上面部141と、この上面部141の周囲より下方に立設される周囲壁142、143とを備えている。保持フレーム140は平面視矩形状で、上記支持フレーム130に対応する平面形状(図示例の場合には支持フレーム130より僅かに大きな矩形状)に構成される。3つの周囲壁142は支持フレーム130の周囲壁132と対応して平面視コ字状に構成され、残りの1つの周囲壁143の下縁143aは他の周囲壁142の下縁142aより低く形成され、組立状態において上記支持フレーム130の周囲壁133の上縁133aとの間に上述の導出口を確保するように構成される。
本実施形態の場合、保持フレーム140と支持フレーム130を係合固定するための係合手段が設けられている。具体的には、保持フレーム140の周囲壁142の内面上に係合突起142t(保持側係合構造)が形成され、これが上記の支持側係合構造である係合穴132tと係合可能に形成されている。そして、照明ユニット110及び電気光学パネル120を収容した支持フレーム130に対して上方から保持フレーム140をかぶせるように装着することで上記係合突起142tが係合穴132tにスナップ的に嵌合し、両フレームが固定されるようになっている。
本実施形態では、上記支持フレーム130と保持フレーム140の少なくとも一方が金属板で構成される枠体(金属枠、或いは、金属フレーム)となっている。ここで、以下においては、支持フレーム130及び保持フレーム140の双方を金属板で構成する場合について説明するが、ほぼ同様にしていずれか一方のみを金属板で構成することもでき、また、支持フレーム130又は保持フレーム140のそれぞれ一部のみを金属板で構成することもできる。なお、支持フレーム130の構造を保持フレーム140に適用してもよく、その逆もまた可能である。
[第1実施形態]
図2(a)は支持フレーム130の底面部131の一部及び周囲壁132の断面図、図2(b)は保持フレームの上面部141の一部及び周囲壁142の断面図である。なお、本実施形態において、周囲壁132と133或いは周囲壁142と143は断面の細部構造以外は基本的に同様に構成されているものとする。
図2(a)に示すように、支持フレーム130の底面部131は一枚の金属板で構成され、この金属板の周縁部分が底面部131の周囲に張り出して、電気光学パネル120の厚み方向上方に折り返され、この折り返し部を内外両側に備えた態様で積層することで周囲壁132が構成されている。すなわち、周囲壁132は下方から外側で上方へ折り返され、内側に戻って再び上方へ折り返されるというように、内外両端にそれぞれ折り返し部130x、130yを備え、複数層が積層されてなる積層壁となっている。
また、周囲壁132では、外側の折り返し部130xが高さ方向にほぼ同一の平面位置に設けられているのに対して、周囲壁132の高さ方向の中間位置において、上層の内側の折り返し部130yより内側に下層の折り返し部130yが配置され、当該下層の金属板が内側へ張り出した部分があり、当該部分の表面が段差面となって上記パネル支持面132bを構成している。すなわち、周囲壁132では下部にある複数の層の内外方向の幅よりも上部の複数の層の内外方向の幅が小さく構成され、下部と上部の間に幅の差異によって段差面が構成されている。
さらに、周囲壁132の外面には外側の折り返し部130xが一部内側へずれた位置に形成されている部分があり、当該部分に形成された凹部が上記係合穴132tを形成している。なお、当該係合穴132tが、折り返し部130xの位置の変更ではなく、金属板に形成した孔で形成されるようにしてもよい。
一方、図2(b)に示すように、保持フレーム140においては、上面部141が一枚の金属板で構成されるとともに、この金属板の周縁部分が上面部141の周囲に張り出して、電気光学パネル120の厚み方向下方へ折り返され、この折り返し部を内外両側に備えた態様で積層することで周囲壁142が構成されている。すなわち、周囲壁142は上方から外側で下方へ折り返され、内側に戻って再び下方へ折り返されるというように、内外両端にそれぞれ折り返し部140x、140yを備え、複数層が積層されてなる積層壁となっている。
また、周囲壁142の外面には外側の折り返し部140yが一部内側へずれた位置に形成されている部分があり、当該部分によって形成された凸部が上記係合突起142tを形成している。なお、当該係合突起142tが、折り返し部140yの位置の変更ではなく、金属板の一部を内側に張り出させた突片部によって構成されるようにしてもよい。
[第2実施形態]
図3(a)は支持フレーム130の底面部131の一部及び周囲壁132の上記とは異なる構成例を示す断面図、図3(b)は保持フレームの上面部141の一部及び周囲壁142の上記とは異なる構成例を示す断面図である。なお、本実施形態でも、周囲壁132と133或いは周囲壁142と143は断面の細部構造以外は基本的に同様に構成されているものとする。
この構成例では、図3(a)に示すように、底面部131を構成する一枚の金属板が底面部131より外側に張り出して上側へ折り曲げられて上方へ伸び、上部で外側へ折り返されて下方へ伸びた後、下部で外側へ折り返されて再び上方へ伸びるというように、上下両端にそれぞれ折り返し部130xと130yが設けられることにより、金属板が内外(電気光学パネル120の表面に沿った方向)に積層された積層壁である周囲壁132が構成されている。ここで、上記パネル支持面132bは周囲壁132の上縁132aよりも低く形成された上側の折り返し部130yで形成されている。また、係合穴132tは、外側の金属板に形成された孔によって構成されている。
一方、図3(b)に示すように、保持フレーム140においても、上面部141(上記表示窓140aが開口した金属板で構成される。)を構成する一枚の金属板が上面部141より外側に張り出して下側へ折り曲げられて下方へ伸び、下部で外側へ折り返されて上方へ伸びた後、上部で外側へ折り返されて再び下方へ伸びるというように、上下両端にそれぞれ折り返し部140xと140yが設けられることにより、金属板が内外(電気光学パネル120の表面に沿った方向)に積層された積層壁である周囲壁142が構成されている。ここで、上記係合突起142tは、最も内側の金属板を切り欠いて内側に突出させた突片部によって構成されている。
なお、上記第1実施形態と本実施形態のいずれにおいても、支持フレーム130又は保持フレーム140は、いずれも矩形状の底面部131又は上面部141の周囲四方にそれぞれ上記周囲壁132,133、142,143が形成され、これら全ての周囲壁が上記図2又は図3に示すように積層壁で構成されることが好ましい。なお、周囲壁132と133、或いは、周囲壁142と143の高さの相違は、それぞれ図2に示す例では折り重ねの積層数を変えることで形成することができ、図3に示す例では折り返し部130y、140yの位置(高さ)を変えることで形成することができる。また、上記第2実施形態ではいずれも底面部131又は上面部141の外側に折り重ねることで周囲壁132,142を形成しているが、逆に内側に折り重ねて周囲壁を構成してもよい。これらの点は以下の各構成例でも同様である。
[角部近傍の構成]
次に、本実施形態の周囲壁の角部の構成例について図4乃至図13を参照して説明する。なお、以下に説明する各構成例は支持フレーム130を構成する例を示すものであるが、同様の構成については保持フレーム140に用いることも可能である。また、図2又は図3に示した細部構造(上記パネル支持面132b、係合穴132t、係合突起142tなど)は以下の図面及び説明では省略する。さらに、各図中、一点鎖線及び二点鎖線で示すものは金属板の部分展開図であり、一点鎖線は金属板の外縁形状を示し、二点鎖線は金属板の折り曲げ線若しくは折り返し線を示す。また、部分展開図に対して矢印の先に描いた図中実線で示す図面は、金属板を折り曲げ又は折り返した後の支持フレーム130の完成状態の角部近傍の部分平面図である。
(第1構成例)最初に図4を参照して上記周囲壁132の角部近傍の構成及び製造方法について説明する。この構成例は図2に示す積層構造を有する周囲壁の角部を形成するための構造を示すものである。当該構成例では、矩形状の底面部131の隣接する2辺からそれぞれ外側へ張り出した金属板の張り出し領域132A、132Bを別々に設け、各張り出し領域132A、132Bにそれぞれ底面部131側より順に周囲壁132の平面方向に沿った幅に相当する幅を有する屈折片部132A1,132A2、・・・及び132B1、132B2、・・・を設定する。当該張り出し領域132Aと132Bの端縁132Ap、132Bpは、外側角点Oから外側へ向けて相互に分離されて伸び、いずれも底面部131より外側に順次設けられる屈折片部毎に外側へ向けて交互に逆向きに傾斜した端縁部132Ap1、132Ap2、・・・、132Bp1、132Bp2、・・・を備えている。
上記のように構成された金属板のうち、底面部131の外側に隣接する屈折片部132A1及び132B1を外側角点Oを通過する折り返し線で底面部131の外周部上に折り返す。このとき、屈折片部132A1の端縁部132Ap1と屈折片部132B1の端縁部132Bp1とが整合し、これらの端縁部同士が密接するようになっている。このとき、上記外側角点Oは上記端縁部132Ap1、132Bp1の最外端に配置される。次に、屈折片部132A2及び132B2を逆向きに上記屈折片部132A1及び132B1上に折り返す。この場合にも、角部132pにおいては端縁部132Ap2と132Bp2とが整合して密接する。さらに、これ以後、張り出し領域132Aの屈折片部132A3・・・及び張り出し領域132Bの屈折範囲132B3・・・を順次に折り返していくことで、上記外側角点Oを最外端とする角部132pを備えた周囲壁132が形成される。なお、本明細書において「密接する」とは、僅かな隙間を介して対向する場合をも含むものとする。
上記のように構成すると、周囲壁132の角部132pでは、上記複数の端縁部132Ap1、132Ap2・・・が積層されてなる端面132p1と、上記複数の端縁部132Bp1、132Bp2・・・が積層されてなる端面132p2とがそれぞれ略平坦に形成されるとともに、相互に密接した状態となる。したがって、隣接する辺が交差する角部132pにおいても周囲壁132の一体性を確保することができ、周囲壁132の収容機能、位置決め機能、保持機能などを支障なく発揮できるように構成することが可能である。特に、周囲壁132に外側から内側へ応力が加わったときに端面132p1と132p2とが当接して支えあうため、周囲壁132の剛性を高めることができる。
(第2構成例)図5に示す構成例は図3に示す積層構造を有する周囲壁132の角部を構成する例を示すものである。この構成では、内側角点Iから外側へ分離して伸びる端縁132Ap及び132Bpをそれぞれ備えた張り出し領域132Aと132Bを備えている。そして、各屈折片部132A1、132A2・・・及び132B1、132B2・・・の端縁部132Ap1、132Ap2・・・及び端縁部132Bp1、132Bp2・・・は、それぞれが金属板の厚み方向に交互に逆方向に斜めにカットされるとともに、順次に外側へ向けて徐々に張り出すように構成されている。
上記の結果、底面部131の外側に隣接する屈折片部132A1、132B1を底面部131側に屈折させて立設させ、次の屈折片部132A2、132B2を反対の外側に折り返して外側に重ね、さらに次の屈折片部132A3、132B3を内側に折り返して外側に重ねるといったように、順次に外側に交互に逆に折り返して重ねていくことで、図3に示す構造の積層壁である周囲壁132を形成することができる。
この構成例では、周囲壁132の角部132pにおいて、張り出し領域132Aで形成された周囲壁の上記端縁部132Ap1、132Ap2・・・が積層されてなる端面132p1と、同様に張り出し領域132Bで形成された周囲壁の上記端縁部132Bp1、132Bp2・・・が積層されてなる端面132p2がそれぞれ略平坦に形成されるとともに、相互に密接した状態となる。したがって、隣接する辺が交差する角部132pにおいても周囲壁132の一体性を確保することができ、周囲壁132の収容機能、位置決め機能、保持機能などを支障なく発揮できるように構成することが可能である。特に、周囲壁132に対して外側から内側に応力が加えられたときに上記端面132p1と132p2とが当接しあって周囲壁132を支えるので、高い剛性を得ることができる。
(第3構成例)図6に示す構成例では、矩形状の底面部131の隣接する2辺から張り出した金属板の張り出し領域132A、132Bを別々に設け、各張り出し領域132A、132Bにそれぞれ底面部131側より順に周囲壁132の平面方向に沿った幅に相当する幅を有する複数の屈折片部132A1、132A2・・・及び132B1、132B2・・・を外側に向けて順次に設定し、これらの各屈折片部を底面部131の外周部上に折り重ねて周囲壁132を形成する点では第1構成例と同様である。
当該張り出し領域132Aと132Bの端縁132Ap、132Bpは、外側角点Oから外側へ向けて分離されて伸び、いずれも底面部131より外側に順次設けられる二つの屈折片部毎に、外側角点Oと同位置に配置された端縁部と、これより離間する側に引き込まれた位置に配置された端縁部とが交互に設けられている。これによって、張り出し領域132Aに属する屈折片部132A1、132A2・・・と張り出し領域132Bに属する屈折片部132B1、132B2・・・とが2枚ずつ交互に重なる態様で角部132pが構成される。したがって、角部132pにおいては屈折片部132A1、132A2・・・と屈折片部132B1、132B2・・・とが交互に嵌合する態様で積層され、より具体的には角部132pにおいて一方の端面132p1と他方の端面132p2とが平面視矩形状(図示正方形状)の領域において互い違いに噛み合った状態となることから、角部132pの一体性をさらに高めることができる。特に、周囲壁132に対して上方から下方へ、或いは、下方から上方へ向かう方向に加わる応力に対しても剛性を高めることができる。
なお、本構成例では2層ごとに交互に両張り出し領域に属する屈折片部が積層されているが、各張り出し領域132A,132Bの端縁を各屈折片部の一つの端縁部ごとに交互に外側角点O側に出没させる(端縁部を一つおきに突出させる)ことで、角部132pにおいて1層ずつ交互に屈折片部が積層されるように構成することも可能である。
(第4構成例)図7に示す構成例では、矩形状の底面部131の隣接する2辺から張り出した金属板の張り出し領域132A、132Bを別々に設け、各張り出し領域132A、132Bにそれぞれ底面部131側より順に周囲壁132の平面方向に沿った幅に相当する幅を有する複数の屈折片部132A1、132A2・・・及び132B1、132B2・・・を外側に向けて順次に設定し、底面部131の外縁上において立設した状態に外側へ向けて順次に折り重ねて周囲壁132を形成する点では第2構成例と同様である。
当該張り出し領域132Aと132Bの端縁132Ap、132Bpは、内側角点Iから外側へ向けて分離されて伸び、いずれも底面部131より外側に順次設けられる二つの屈折片部毎に、内側角点Iより離れるに従って順次に他方の張り出し領域の二つの屈折片部の積層厚みと同幅だけ端縁部が突出するように構成されている。これによって、張り出し領域132Aに属する屈折片部132A1、132A2・・・の端縁部と張り出し領域132Bに属する屈折片部132B1、132B2・・・の端縁部とが2枚ずつ交互に突き合わされる態様で角部132pが構成される。したがって、角部132pにおいては屈折片部132A1、132A2・・・と屈折片部132B1、132B2・・・とが交互に嵌合する態様で積層されることから、角部132pの一体性をさらに高めることができる。
なお、本構成例では2層ごとに両張り出し領域に属する屈折片部が交互に突き合わされるように構成されているが、各張り出し領域132A,132Bの端縁を各屈折片部の一つの端縁部ごとに他方の屈折片部の1層の厚み分だけ順次に突出するように構成することで、角部132pにおいて1層ずつ交互に屈折片部が突き合わされるように構成することも可能である。
(第5構成例)図8に示す構成例では、矩形状の底面部131の隣接する2辺から張り出した金属板の張り出し領域132A、132Bを別々に設け、各張り出し領域132A、132Bにそれぞれ底面部131側より順に周囲壁132の内外方向の厚みに相当する幅を有する複数の屈折片部132A1、132A2・・・及び132B1、132B2・・・を外側に向けて順次に設定し、底面部131の外周部上に折り重ねて周囲壁132を形成する点では第1構成例と同様である。
また、当該張り出し領域132Aと132Bの端縁は外側角点Oから外側へ向けて分離されて伸び、いずれも底面部131より外側に順次設けられる屈折片部に、外側角点Oと同位置に配置された端縁部と、これより他方の張り出し領域の屈折片部の幅だけ引き込まれた位置に配置された端縁部とが交互に設けられ、これらによって、張り出し領域132Aに属する屈折片部132A1、132A2・・・と張り出し領域132Bに属する屈折片部132B1、132B2・・・とが重なる態様で角部132pが構成される点で上記第3構成例と同様である。
本構成例では、外側角点Oの内側の底面部131の外周部に屈折片部132A1が折り重ねられ、屈折片部132B1、132B2及び132B3が上記屈折片部132A1の角部に配置される部分を避けるように底面部131の外周部に折り重ねられる。しかしながら、屈折片部132B4の突出部132B4aを突出させるとともに、その先にさらに折り返し突片部132B4b、132B4cを設け、これらを下方に(すなわち、上方への折り重ね積層手順とは逆方向に)折り返した状態で上記屈折片部132A1上に重ねる点で上記構成例とは異なる。その後、屈折片部132A5をその突出部が突出部132B4a上に折り重ねられるように折り返し、屈折片部132B5を角部132pを避けて折り重ねる。
上記のように上方へ屈折片部を順次に折り重ねていく途中で或る屈折片部の突片部を逆に下方へ折り返すことで、角部132pにおける端面部132p1と132p2の嵌合構造をより自由に構成することが可能になる。
なお、本構成例では張り出し領域132Bにのみ上記折り返し突片部を設けたが、張り出し領域132Aに設けてもよく、或いは、張り出し領域132Aと132Bに交互に設けてもよい。
(第6構成例)図9に示す構成例では、矩形状の底面部131の隣接する2辺から張り出した金属板の張り出し領域132A、132Bを別々に設け、各張り出し領域132A、132Bにそれぞれ底面部131側より順に周囲壁132の内外方向に沿った厚みに相当する幅を有する複数の屈折片部132A1、132A2・・・及び132B1、132B2・・・を外側に向けて順次に設定し、底面部131の外縁上において立設した状態に折り返して周囲壁132を形成する点では第2構成例と同様である。
本構成例では、張り出し領域132A及び132Bにおいてそれぞれ複数の屈折片部が嵌合した構造の角部132pが構成される点で上記第4構成例と同様であるが、張り出し領域132Bの屈折片部132B4に突出部132B4aが設けられ、この突出部132B4aに対して内側角点I側に延長して設けられた突片部132B4b及びその先にさらに接続された突片部132B4cが設けられている点で異なる。すなわち、張り出し領域132Aの屈折片部132A1が底面部131側に立設され、その後、屈折片部132A2が屈折片部132A1の外側に重なるように折り返される一方、張り出し領域132Bの屈折片部132B1、132B2及び132B3が同様に順次に折り重ねられると、屈折片部132A2の突出部132A2aが屈折片部132B1、132B2及び132B3の端縁部の外側に重なるように組み合わされる。さらに、屈折片部132B4が同様にさらに外側に折り重ねられ、その突出部132B4aに延長形成された突片部132B4b及び132B4cを逆に内側角点I側へ向けて順次に折り返して重ねると、屈折片部132A2aの外側に組み合わされる。そして、その外側へ屈折片部132A3及び132A4をさらに折り重ねることで、突片部132A4aが上記突出部132B4a、突片部132B4b及び132B4cの外側に組み合わされる。
上記のように屈折片部を外側へ順次に折り重ねていく途中で逆に内側に折り重ねる部分を設けることも可能であり、これによって、角部132pの両側の端面部132p1と132p2の嵌合態様をより自由に構成できる。
(第7構成例)図10に示す構成例では、第1構成例と同様に屈折片部を底面部131の外周部上に折り返して上方へ折り重ねていく構造を有するが、張り出し領域132Aの屈折片部132A1、132A2に相互に連続する切り欠き部132A1a、132A2aが設けられ、屈折片部が折り重ねられたときに上記の切り欠き部によって角部132pに凹部が構成される。一方、張り出し領域132Bでは屈折片部132B1、132B2に突出部132B1a、132B2aが設けられ、これらが屈折片部132B1、132B2が折り重ねられたときに屈折片部132A1、132A2の折り重ね部分に構成された上記凹部に嵌合する凸部を構成するようになっている。本構成例では、上記構造上には、さらに屈折片部132A3及び132A4に設けられた突出部132A3a、132A4aと、屈折片部132B3及び132B4に設けられた切り欠き部132B3a、132B4aが上記とは逆の関係で凹凸嵌合する。さらに、その上には、切り欠き部132A5を備えた屈折片部132A5と、突出部132B5aを備えた屈折片部132B5とが嵌合している。
本構成例では、上記のように角部132pにおいて張り出し領域132Aの屈折片部と張り出し領域132Bの屈折片部とが重なるだけでなく相互に嵌合する構造を有するため、角部132pの剛性をさらに高めることができる。
(第8構成例)図11に示す構成例は、第2実施形態と同様に張り出し領域132A、132Bの各屈折片部を底面部131の外縁部上に立設させた状態で折り重ねることで周囲壁132を設ける構造に関する。この構成例では、張り出し領域132Aの屈折片部132A1、132A2に切り欠き部132A1a、132A2aを設けるとともに、張り出し領域132Bの屈折片部132B3、132B4にそれぞれ突出部132B3a、132B4aを設けている。
本構成例では、張り出し領域132Aについては各屈折片部を外側へ順次に折り返していくことで周囲壁132を形成するが、張り出し領域132Bでは各屈折片部を内側へ順次に折り返して周囲壁を形成する。したがって、張り出し領域132Aでは両張り出し領域の端縁の分岐点である側方角点Kの外側に周囲壁が形成され、張り出し領域132Bでは側方角点Kの内側に周囲壁が形成される。
また、本構成例では、上記のように各屈折片部を折り返していくことで、上記切り欠き部132A1a、132A2aで構成される凹部に上記突出部132B3a、132B4aで構成される凸部が嵌合するので、角部132pの剛性をさらに高めることができる。
(第9構成例)図12に示す構成例は、側方角点Kの一側の張り出し領域132Aにおいては第2構成例と同様に底面部131の外縁に立設した屈折片部を内外に折り重ねていくことで周囲壁132を構成し、他側の張り出し領域132Bにおいては第1構成例と同様に底面部131の外周部上に折り重ねられた屈折片部を上下に折り重ねていくことで周囲壁132を構成したものである。
そして、角部132pでは、張り出し領域132Aの屈折片部132A1、132A2に設けられた切り欠き部132A1a、132A2aによって構成される上下に伸びる凹溝中に、張り出し領域132Bの屈折片部132B1〜132B5に設けられた突出部132B1a〜132B5aで構成される上下に伸びる積層構造の凸リブが嵌合することで剛性の高い角部132pが形成される。
(第10構成例)図13に示す構造は、内側角点Iの外側に第2構成例と同様に張り出し領域132A、132Bの双方において底面部131に対して立設した状態で各屈折片部を外側へ順次に折り重ねていくようにしているが、この折り重ねただけでは、角部132pにおいて張り出し領域132Aの端縁で構成される端面132p1と張り出し領域132Bの端縁で構成される端面132p2とが離間したままとなるように構成されている。そこで、この構成例では、その後、角部132pを内側へプレス等で折り曲げ(絞り)加工することで、図示実線で示すように端面132p1、132p2を密接させてある。この構成例では、追加加工を組み合わせることで角部132aの剛性を高めることが可能となっている。
[電子機器]
最後に、上述した各実施形態に係る電気光学装置を電子機器に搭載してなる実施形態に説明する。この電子機器200は、上記電気光学装置100を表示部に搭載してなる電子機器であり、図14は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す電子機器200は、複数の操作ボタン、送話口などを備えた操作部201と、受話口などを備えた表示部202とを有し、表示部202の内部に上記の電気光学装置100が組み込まれてなる。そして表示部202の表面(内面)上に電気光学装置100の表示領域120A(図1参照)を視認することができるようになっている。この場合、電子機器200の内部には、上記電気光学装置100を制御する後述の表示制御回路が設けられ、この表示制御回路が電気光学装置100の表示態様を決定する。
なお、電子機器200において、上記装着体140、240を電子機器200側に固定されたフレーム、電子機器200の筐体自体で構成することもできる。このようにすると、表示部202の開口形状に対して高精度に整合した位置に表示画面を設定することができる。
図15は、電子機器における電気光学装置100に対する制御系(表示制御系)の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、表示情報出力源291と、表示情報処理回路292と、電源回路293と、タイミングジェネレータ294と、バックライト110への電力供給を行う光源制御回路295とを含む表示制御回路290を有する。また、電気光学装置(液晶表示装置)100には、上述の構成を有する電気光学パネル120と、この電気光学パネル120を駆動する駆動回路123と、電気光学パネル120を照明するためのバックライトである上記照明ユニット(照明装置)110とが設けられている。この駆動回路123は、上記のように電気光学パネル120に直接実装されている電子部品で構成されるが、上記のような態様の他に、電気光学パネル120の基板表面上に形成された回路パターン、或いは、電気光学パネル120に導電接続された回路基板、上記の配線基板128などの他の電子部品上に実装された半導体ICチップ若しくは回路パターンなどによっても構成することができる。
表示情報出力源291は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ294によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路292に供給するように構成されている。
表示情報処理回路292は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路123へ供給する。駆動回路123は、走査線駆動回路、信号線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路293は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
光源制御回路295は、電源回路293から供給される電圧に基づいてバックライト110の光源に電力を供給し、所定の制御信号に基づいて光源の点灯の有無及びその輝度等を制御するようになっている。
また、本発明に係る電子機器としては、図14に示す携帯電話機の他に、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として本発明に係る電気光学装置(液晶表示装置)を用いることができる。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記の実施形態においては、電気光学パネルの例示として液晶表示パネルを備えた液晶表示装置について説明したが、本発明は、液晶表示装置に限らず、有機エレクトロルミネッセンス表示装置や電気泳動表示装置などの他の電気光学装置であっても構わない。
各実施形態の電気光学装置の全体構成を示す概略分解斜視図。 第1実施形態の支持フレーム及び保持フレームの積層壁の構造を示す概略部分断面図(a)及び(b)。 第2実施形態の支持フレーム及び保持フレームの積層壁の構造を示す概略部分断面図(a)及び(b)。 第1構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第2構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第3構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第4構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第5構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第6構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第7構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第8構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第9構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 第10構成例の積層壁の角部近傍の構造を示す概略展開図及び概略平面図。 電子機器の概略斜視図。 電子機器の表示制御系の概略構成図。
符号の説明
100…電気光学装置、110…照明ユニット、120…電気光学パネル、130…支持フレーム(下フレーム)、131…底面部、132、133…周囲壁、角部132p、端面132p1、132p2、張り出し領域…132A、132B、屈折片部…132A1、132A2・・・、132B1、132B2・・・、140…保持フレーム(上フレーム)、140a…表示窓、141…上面部、142,143…周囲壁

Claims (3)

  1. 電気光学パネルと、
    金属板で構成され、前記電気光学パネルと平面的に重なる範囲の少なくとも一部に配置されるとともに、前記範囲から外側に張り出した領域において、前記電気光学パネルの厚み方向に折り曲げられて立設された周囲壁を有するフレームと、
    を具備し、前記フレームの周囲壁が、前記金属板が折り返されることで、前記電気光学パネルの厚み方向と交差した方向に複数積層された積層壁を構成する電気光学装置であって、
    前記フレームの前記周囲壁は、角部を構成する2辺のそれぞれにおいて前記積層壁を構成しており、前記2辺のうち一方の辺に構成された前記積層壁の前記角部側に配置された端面が、前記2辺のうち他方の辺に構成された前記積層壁の端縁部に密接するように配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 電気光学パネルと、
    金属板で構成され、前記電気光学パネルと平面的に重なる範囲の少なくとも一部に配置されるとともに、前記範囲から外側に張り出した領域において、前記電気光学パネルの厚み方向に折り曲げられて立設された周囲壁を有するフレームと、
    を具備し、前記フレームの周囲壁が、前記金属板が折り返されることで、前記電気光学パネルの厚み方向と交差した方向に複数積層された積層壁を構成する電気光学装置であって、
    前記フレームの前記周囲壁は、角部を構成する2辺のそれぞれにおいて前記積層壁を構成しており、前記2辺のうち一方の辺に構成された前記積層壁の前記角部側に配置された端面と、前記2辺のうち他方の辺に構成された前記積層壁の前記角部側に配置された端面と、がプレスによる絞り加工によって密接されていることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置と、該電気光学装置の制御手段とを備えた電子機器。
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