JP2008107705A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Noriyuki Shiroyama
則之 城山
Takafumi Tonichi
崇文 登日
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Abstract

【課題】液晶表示装置が薄型化された場合であっても、その機械的強度を確保する。
【解決手段】
第1外側フレーム11は第2外側フレーム12側に延びる第1側壁43を有する一方、第2外側フレーム12は、第1側壁43に沿って延びると共に第1側壁43に結合された第2側壁37を有する。第2外側フレーム12には、第2側壁37の一部を含む領域に切欠部5が形成され、第1側壁43には、壁厚が周囲よりも増大された補強部6が、切欠部5の一部を覆うように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に薄型に構成された液晶表示装置の構造に関するものである。
近年、液晶表示装置は、その薄型表示装置という特性を生かして種々の製品に適用されている。特に、携帯電話等のモバイル機器に搭載される液晶表示装置には、さらなる薄型化が強く要望されている。
モバイル機器等に搭載される液晶表示装置は、使用環境の明るさに拘わらず良好な視認性を確保するために、光源装置であるバックライトユニットの光によって透過表示を行う透過型液晶表示装置に構成されることが多い(例えば特許文献1等参照)。
図12は、透過型液晶表示装置100の一部を拡大して示す断面図である。透過型液晶表示装置100は、液晶表示パネル101と、その液晶表示パネル101の背面側(つまり、使用者側とは反対側)に対向して配置されたバックライトユニット102とを備えている。バックライトユニット102は、樹脂フレーム103の内側に固定支持された導光板(図示省略)及び光源(図示省略)等を有している。さらに、樹脂フレーム103は、図12に示すように、液晶表示パネル101の側部を支持するようになっている。液晶表示パネル101又はバックライトユニット102には、これらを駆動するためのFPC(フレキシブルプリント基板)104の一端が接続されている。
上記液晶表示パネル101及びバックライトユニット102は、金属材料からなる一組の外側フレームに105,106より構成された枠構造体(ケーシング)110の内部に収容されている。そうすることにより、液晶表示装置100の機械的強度を確保しつつ、その薄型化を図るようにしている。
枠構造体110は、液晶表示パネル101側に配置された第1外側フレーム105と、バックライトユニット102側に配置された第2外側フレーム106とにより構成されている。第1外側フレーム105及び第2外側フレーム106の各側部は、断面L字状に形成されている。そして、第1外側フレーム105の側壁105aは、第2外側フレーム106の側壁106aの外側に結合されている。第2外側フレーム106の側部には、側壁106aから底板106b側に亘って切欠部107が形成されている。そうして、上記FPC104の他端を切欠部107を介して枠構造体110の外部へ取り出すようにしている。
特開平6−273789号公報
ところが、液晶表示装置が薄型化された場合には、その外側フレームにFPC等を取り出すための切欠部が形成されていると、その部分において機械的強度が著しく低下してしまうという問題がある。
すなわち、切欠部107が形成されていない枠構造体110の側部では、側壁105a及び側壁106aの二重板構造が形成されているために比較的機械的強度は大きい。一方、図12に示すように、切欠部107が形成されている領域では、1枚の側壁105aのみが配置されているだけであることに加え、液晶表示装置の薄型化に伴って外側フレーム等の構成部材の厚みもそれぞれ薄くなっていることから、枠構造体110の機械的強度は顕著に小さくなってしまう。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液晶表示装置が薄型化された場合であっても、その機械的強度を確保しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、周囲よりも壁厚が大きい補強部によって切欠部の一部を覆うようにした。
具体的に、本発明に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、上記液晶表示パネルに対向して配置されたバックライトユニットと、上記液晶表示パネル及び上記バックライトユニットを収容し、金属材料からなる枠構造体とを備え、上記枠構造体は、上記液晶表示パネルの上記バックライトユニットとは反対側に配置された第1外側フレームと、上記バックライトユニットの上記液晶表示パネルとは反対側に配置された第2外側フレームとにより構成され、上記第1外側フレームは上記第2外側フレーム側に延びる第1側壁を有する一方、上記第2外側フレームは、上記第1側壁に沿って延びると共に該第1側壁に結合された第2側壁を有し、上記第2外側フレームには、上記第2側壁の一部を含む領域に切欠部が形成され、上記第1側壁には、壁厚が周囲よりも増大された補強部が、上記切欠部の一部を覆うように形成されている。
上記補強部は、上記第1側壁の端部を折り返して形成された折返し部を有していてもよい。
上記折返し部の少なくとも一部は、上記切欠部に配置されていることが望ましい。
上記補強部は、上記第2側壁における上記切欠部の幅よりも僅かに小さい幅を有していることが好ましい。
上記切欠部を区画する第2外側フレームの縁には、絶縁シートが設けられていることが好ましい。
また、本発明に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、上記液晶表示パネルに対向して配置されたバックライトユニットと、上記液晶表示パネル及び上記バックライトユニットを収容し、金属材料からなる第1枠構造体と、上記液晶表示パネル又は上記バックライトユニットを収容し、金属材料からなる第2枠構造体とを備え、上記第1枠構造体は、上記液晶表示パネルの上記バックライトユニットとは反対側に配置された第1外側フレームと、上記バックライトユニットの上記液晶表示パネルとは反対側に配置された第2外側フレームとにより構成され、上記第1外側フレームは上記第2外側フレーム側に延びる第1側壁を有する一方、上記第2外側フレームは、上記第1側壁に沿って延びると共に該第1側壁に結合された第2側壁を有し、上記第2枠構造体は、上記液晶表示パネルと上記バックライトユニットとの間に配置されて金属材料からなる中間フレームと、上記第2外側フレームとにより構成され、上記中間フレームは、上記第2外側フレーム側に延びると共に上記第2側壁に結合された第3側壁を有し、上記第2外側フレームには、上記第2側壁の一部を含む領域に切欠部が形成され、上記第1側壁又は上記第3側壁には、壁厚が周囲よりも増大された補強部が、上記切欠部の一部を覆うように形成されている。
上記補強部は、上記第1側壁の端部又は上記第3側壁の端部を折り返して形成された折返し部を有していてもよい。
上記折返し部の少なくとも一部は、上記切欠部に配置されていることが望ましい。
上記補強部は、上記第2側壁における上記切欠部の幅よりも僅かに小さい幅を有していることが好ましい。
上記切欠部を区画する第2外側フレームの縁には、絶縁シートが設けられていることが好ましい。
上記第2枠構造体の側部の少なくとも一部は、上記液晶表示パネルの法線方向の断面がコ字状に形成されていることが望ましい。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
まず、液晶表示装置が液晶表示パネル及びバックライトユニットを収容する枠構造体を有している場合について説明する。枠構造体は、第1外側フレームの第1側壁と、第2外側フレームの第2側壁とが結合することによって構成されている。枠構造体は金属材料によって形成されているため、液晶表示装置の機械的強度が高められる。
第2外側フレームの切欠部は、その一部が第1外側フレームにおける第1側壁に形成された補強部によって覆われている。したがって、枠構造体には、補強部に覆われていない切欠部の他の領域において、開口が形成されることとなる。そのため、例えば液晶表示パネルに接続されたFPC(フレキシブルプリント基板)を、上記開口を介して、枠構造体の外側へ引き出すことが可能になる。
さらに、液晶表示装置の厚みが薄型化された場合であっても、補強部の壁厚が第1側壁における周囲の壁厚よりも増大されているため、切欠部が形成されている枠構造体の側部の機械的強度が高められる。言い換えれば、薄型化された枠構造体に切欠部を形成しながらも、その枠構造体における切欠部周りの機械的強度を確保することが可能になる。つまり、液晶表示装置が薄型化された場合であっても、その機械的強度は確保される。
補強部が第1側壁の端部を折り返して形成された折返し部を有するようにすれば、補強部を有する第1外側フレームを、所定の厚みの金属板から容易に製造することが可能になる。特に、折返し部の少なくとも一部を切欠部に配置すれば、切欠部のスペースを有効に利用して折返し部を配置できるため、折返し部を設けることによる枠構造体の大型化を防止することが可能になる。つまり、液晶表示装置を大型化させないようにしつつ、その機械的強度を高めることが可能になる。
また、補強部が、第2側壁における切欠部の幅よりも僅かに小さい幅を有するようにすれば、枠構造体の機械的強度を切欠部の幅全体に亘って高めることが可能になる。さらに、切欠部を区画する第2外側フレームの縁に絶縁シートを設けるようにすれば、切欠部から引き出された例えばFPC等を好適に保護できる点で好ましい。
次に、液晶表示装置が液晶表示パネル及びバックライトユニットを収容する第1枠構造体と、液晶表示パネル又はバックライトユニットを収容する第2枠構造体とを有している場合について説明する。
第1枠構造体は、第1外側フレームの第1側壁と、第2外側フレームの第2側壁とが結合することによって構成されている。枠構造体は金属材料によって形成されているため、液晶表示装置の機械的強度が高められる。第2枠構造体は、中間フレームの第3側壁と、第2外側フレームの第2側壁とが結合することによって構成されている。つまり、第2外側フレームの第2側壁には、第1外側フレームの第1側壁と、中間フレームの第3側壁とがそれぞれ結合されている。そうして、液晶表示装置は、第1枠構造体に加えて第2枠構造体を有しているために、その機械的強度が大きく向上することとなる。
第2外側フレームの切欠部の一部は、第1外側フレームにおける第1側壁に形成された補強部、又は中間フレームにおける第3側壁に形成された補強部によって覆われている。したがって、第1及び第2枠構造体には、補強部に覆われていない切欠部の他の領域において、開口が形成されることとなる。そのため、例えば液晶表示パネルに接続されたFPCを、上記開口を介して、第1及び第2枠構造体の外側へ引き出すことが可能になる。
さらに、液晶表示装置の厚みが薄型化された場合であっても、補強部の壁厚が第1側壁又は第3側壁における周囲の壁厚よりも増大されているため、切欠部が形成されている第1及び第2枠構造体の側部の機械的強度が高められる。言い換えれば、薄型化された第1及び第2枠構造体に切欠部を形成しながらも、その第1及び第2枠構造体における切欠部周りの機械的強度を確保することが可能になる。つまり、液晶表示装置が薄型化された場合であっても、その機械的強度は確保される。
補強部が第1側壁又は第3側壁の端部を折り返して形成された折返し部を有するようにすれば、補強部を有する第1外側フレーム又は中間フレームを、所定の厚みの金属板から容易に製造することが可能になる。特に、折返し部の少なくとも一部を切欠部に配置すれば、切欠部のスペースを有効に利用して折返し部を配置できるため、折返し部を設けることによる枠構造体の大型化を防止することが可能になる。つまり、液晶表示装置を大型化させないようにしつつ、その機械的強度を高めることが可能になる。
また、補強部が、第2側壁における切欠部の幅よりも僅かに小さい幅を有するようにすれば、枠構造体の機械的強度を切欠部の幅全体に亘って高めることが可能になる。さらに、切欠部を区画する第2外側フレームの縁に絶縁シートを設けるようにすれば、切欠部から引き出された例えばFPC等を好適に保護できる点で好ましい。
第2枠構造体の側部の少なくとも一部を、液晶表示パネルの法線方向の断面がコ字状に形成するようにすれば、液晶表示装置の各構成部材が薄型化されたとしても、液晶表示装置の機械的強度は第2枠構造体の側部において十分に高められる。
本発明によれば、周囲よりも壁厚が大きい補強部によって切欠部の一部を覆うようにしたので、薄型化した枠構造体における切欠部周りの機械的強度を高めることができる。その結果、切欠部を有する液晶表示装置が薄型化された場合であっても、その機械的強度を確保することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図7は、本発明の実施形態1を示している。図3は、本実施形態1の液晶表示装置1を示す斜視図である。図1は、図3におけるI−I線断面を拡大して示す断面図である。図2は、液晶表示装置1の構成を示す分解斜視図である。図4は、液晶表示装置1を示す底面図である。図5は、FPC(フレキシブルプリント基板)21が折り畳まれる前の状態を示す底面図である。図6は、切欠部5の近傍を拡大して示す斜視図である。図7は、切欠部5の近傍を拡大して示す側面図である。
本実施形態1の液晶表示装置1は、透過表示を行う透過型の液晶表示装置であって、例えば携帯電話等の表示装置として用いられる。液晶表示装置1は、図3に示すように、略矩形状の薄板状に形成されている。
液晶表示装置1は、図1及び図2に示すように、液晶表示パネル10と、液晶表示パネル10に対向して配置されたバックライトユニット13とを備えている。さらに、液晶表示パネル10及びバックライトユニット13を収容して金属材料からなる第1枠構造体46と、液晶表示パネル10又はバックライトユニット13を収容して金属材料からなる第2枠構造体40とを備えている。
また、液晶表示装置1は、液晶表示パネル10とバックライトユニット13との間に設けられて金属材料からなる中間フレーム15を備えている。そうして、液晶表示パネル10、中間フレーム15及びバックライトユニット13は、この順に重ね合わされた状態で、第1外側フレーム11及び第2外側フレーム12によって狭持されている。液晶表示装置1を構成する上記液晶表示パネル10等の各構成部材は、その厚みがそれぞれ薄型化されている。
第1枠構造体46は、液晶表示パネル10のバックライトユニット13とは反対側に配置された第1外側フレーム11と、バックライトユニット13の液晶表示パネル10とは反対側に配置された第2外側フレーム12とにより構成されている。一方、第2枠構造体40は、中間フレーム15と、第2外側フレーム12とによって構成されている。
液晶表示パネル10は、図2に示すように全体として略矩形板状に形成され、図1及び図2に示すように、複数の画素(図示省略)がマトリクス状に配置されたアクティブマトリクス基板16と、アクティブマトリクス基板16に対向して配置された対向基板17と、これらアクティブマトリクス基板16と対向基板17との間に封入された液晶層(図示省略)とを有している。
対向基板17には、図示を省略するが、ITO等の透明電極である共通電極や、カラーフィルタ等が形成されている。対向基板17の外側表面には、図1〜図3に示すように、偏光板18が貼り付けられている。
一方、アクティブマトリクス基板16には、図示を省略するが、複数のソース配線が互いに平行に延びるように形成されると共に、複数のゲート配線がソース配線にそれぞれ直交するように延びるように形成されている。これらソース配線及びゲート配線によって複数の画素が矩形状に区画されて形成されている。つまり、複数の画素はマトリクス状に配置されている。各画素には、スイッチング素子であるTFT(薄膜トランジスタ)がそれぞれ形成されている。そうして、各画素毎に対向する液晶領域を駆動して、所望の表示を行うようになっている。また、図1に示すように、アクティブマトリクス基板16の外側表面にも偏光板23が貼り付けられている。
アクティブマトリクス基板16の対向基板17側の表面には、図2に示すように、対向基板17よりも側方に突出した実装領域19が形成されている。実装領域19には、図示を省略するが、上記ソース配線及びゲート配線等から配線が引き出されており、その端部に複数の端子が形成されている。これらの端子には、FPC29の一端が接続されている。FPC29の他端には、液晶表示パネル10を駆動するための回路基板24が接続されている。回路基板24は液晶表示パネル10とほぼ同じ大きさの矩形状に形成されている。さらに、回路基板24の上記FPC29の他端が接続されている辺の隣りの辺には、L字状に形成されたFPC21の一端が接続されている。FPCの他端には複数の端子が形成されている。
バックライトユニット13は、図1及び図2に示すように、中間フレーム15に保持された樹脂フレーム25と、樹脂フレーム25の内側に嵌め込まれた導光板26と、導光板26の側方に配置されると共に樹脂フレーム25に固定された光源(図示省略)であるLED(発光ダイオード)とを有している。
樹脂フレーム25は、図2に示すように、矩形枠状に形成されており、アクティブマトリクス基板16の実装領域19に対向する一辺の領域に、LEDを保持するための光源保持部28が他の辺よりも幅広に形成されている。光源保持部28には例えば3つのLED装着するための光源装着部28aが所定の間隔で形成されている。そうして、各LEDは、樹脂フレーム25の内側(つまり導光板26側)に向かって光を出射するようになっている。
導光板26は、透明な樹脂によって矩形薄板状に形成され、樹脂フレーム25の開口の内側で固定されている。導光板26の厚みは、樹脂フレーム25の厚みよりも薄くなっている。
導光板26の第1外側フレーム11側には、図1及び図2に示すように、光学シート30が設けられている。一方、導光板26の第2外側フレーム12側には、反射シート31が設けられている。光学シート30及び反射シート31は、それぞれ樹脂フレーム25の開口の内側で固定されている。そうして、これら、樹脂フレーム25、導光板26、LED、光学シート30及び反射シート31は、一体に組み付けられることによってバックライトユニット13を構成している。
中間フレーム15は、図1及び図2に示すように、額縁部32と、第3側壁33とを有している。額縁部32は、液晶表示パネル10とバックライトユニット13との間に配置され、バックライトユニット13に対して平行に延びる薄板枠状に形成されている。一方、第3側壁33は、額縁部32の外縁から第2外側フレーム12側へ突出して延びている。つまり、中間フレーム15の側部は、第3側壁33を有し、液晶表示パネル10の表面の法線方向における断面がL字状に形成されている。この第3側壁33の一部には、後述の折返し部35が形成されている。そうして、上記額縁部32の内側の開口34を介して、バックライトユニット13の光が液晶表示パネル10へ入射されるようになっている。
第2外側フレーム12は、図1及び図2に示すように、底板部36と、第2側壁37とを有している。底板部36は、バックライトユニット13の液晶表示パネル10とは反対側に配置され、バックライトユニット13に平行に延びる矩形薄板状に形成されている。第2側壁37は、底板部36の外縁から中間フレーム15側へ突出して延びている。つまり、第2外側フレーム12の側部は、第2側壁37を有し、液晶表示パネル10の表面の法線方向における断面がL字状に形成されている。第2側壁37は、第3側壁33の外側側方に重なるように配置されている。
そして、中間フレーム15及び第2外側フレーム12は、中間フレーム15の側部と第2外側フレーム12における側部とが互いに結合されることにより、第2枠構造体40を形成している。
第2枠構造体40の側部の少なくとも一部は、第3側壁33及び第2側壁37が互いに重なった状態で結合して構成されている。そのことにより、第2枠構造体40の側部の少なくとも一部は、図1に示すように、液晶表示パネル10の法線方向の断面がコ字状に形成されている。
すなわち、中間フレーム15の第3側壁33には、図2に示すように、額縁部32側に亘って切り欠き状に形成された開口部41が、所定の間隔で複数設けられている。一方、第2外側フレーム12の第2側壁37には、図1に示すように底板部36側へ向かって斜めに延びるフック部38が、図2に示すように所定の間隔で複数形成されている。各フック部38は、上記各開口部41に対応して配置されている。そうして、各開口部41が各フック部38に係止固定されることで、第2側壁37及び第3側壁33が互いに結合して第2枠構造体40が形成されると共に、その第2枠構造体40の内部にバックライトユニット13が収容されるようになっている。
また、液晶表示パネル10とバックライトユニット13との間に設けられている偏光板23は、図1に示すように、中間フレーム15の開口34の内側側方に配置されている。言い換えれば、偏光板23は中間フレーム15の内側に配置されている。
一方、第1外側フレーム11は、図1及び図2に示すように、額縁部42と、第1側壁43とを有している。額縁部42は、液晶表示パネル10のバックライトユニット13とは反対側に配置され、液晶表示パネル10に平行に延びる矩形薄板枠状に形成されている。また、額縁部42は、液晶表示パネル10の周囲を覆うように配置されている。
第1側壁43は、額縁部42の外縁から第2外側フレーム12側(中間フレーム15側)へ突出して延びている。つまり、第1外側フレーム11の側部は、第1側壁43を有し、液晶表示パネル10の表面の法線方向における断面がL字状に形成されている。そうして、上記額縁部42の内側の開口44を介して、液晶表示パネル10の表示領域が露出するようになっている。また、第1側壁43は、図1に示すように、第2外側フレーム12における第2側壁37の外側側方に重なるように配置されている。言い換えれば、第2外側フレーム12は、第1側壁43に沿って延びると共に第1側壁43に結合された第2側壁37を有している。
第1枠構造体46は、上記第1外側フレーム11と第2外側フレーム12とによって形成されている。すなわち、第2外側フレーム12の第2側壁37には、図2に示すように、底板部36に亘って切り欠き状に形成された開口部48が複数設けられている。
一方、第1外側フレーム11の第1側壁43には、図1に示すように、額縁部42側へ向かって斜めに延びるフック部47が複数形成されている。各フック部47は、上記各開口部48に対応して配置されている。そうして、図1に示すように、各開口部48が各フック部47に係止固定されることで、第1枠構造体46が形成されている。その第1枠構造体46の内部には、液晶表示パネル10、中間フレーム15及びバックライトユニット13が収容されるようになっている。
したがって、本実施形態1の液晶表示装置1は、第1外側フレーム11及び第2外側フレーム12からなる第1枠構造体46だけでなく、中間フレーム15及び第2外側フレーム12からなる第2枠構造体40を備えており、2つの金属製の第2枠構造体40,46が二重に組み合わされた構造を有している。
そして、第1枠構造体46及び第2枠構造体40には、図1に示すように、第2外側フレーム12における第2側壁37の一部を含む領域に形成された切欠部5を有し、切欠部5を介して上記FPC21が外部へ引き出されている。
切欠部5は、図1、図2、図4〜図7に示すように、第2外側フレーム12の一部において、第2側壁37とそれに連続する底板部36の一部とが切り欠き除去されることによって形成されている。一方、第3側壁33には、壁厚が周囲よりも増大された補強部6が、切欠部5の一部を覆うように形成されている。すなわち、補強部6は、第3側壁33の端部を折り返して形成された折返し部35を有し、そのことによって、補強部6の壁厚が大きくなっている。
さらに、折返し部35の少なくとも一部は、切欠部5に配置されている。すなわち、折返し部35は、第3側壁33の端部を外側の第2側壁37側に折り返して形成されており、図1に示す断面において、切欠部5を区画している第2側壁37に重なるようになっている。また、図6及び図7に示すように、補強部6は、第2側壁37における切欠部5の幅よりも僅かに小さい幅を有している。
切欠部5を区画する第2外側フレーム12の縁には、絶縁シート50が設けられている。すなわち、切欠部5において、FPC21と第2外側フレーム12の底板部36との間には、絶縁シート50が配設されている。絶縁シート50は、図1に示すように、第2外側フレーム12の内側、つまり底板部36の内壁面に沿って設けられており、FPC21と共に切欠部5から第2外側フレーム12の外側(つまり、第1及び第2枠構造体40,46の外側)へ延出されている。そのことによって、FPC21を保護するようにしている。
液晶表示装置1によって表示を行う場合には、LEDの光を導光板26で拡散させると共に反射シート31により反射させて、導光板26から面状光として出射させる。導光板26から出射した光は、光学シート30で変調され、偏光板23を介して液晶表示パネル10に入射する。そして、液晶表示パネル10において画素毎に所望の光を透過させることにより表示を行う。
−製造方法−
次に、上記液晶表示装置1の製造方法について説明する。
液晶表示装置1は、図2に示すように、第1外側フレーム11と、液晶表示パネル10と、中間フレーム15と、バックライトユニット13と、第2外側フレーム12とを互いに組み付けることにより製造する。
液晶表示パネル10を製造する場合には、TFTやゲート配線等をフォトリソグラフィ等によって形成したアクティブマトリクス基板16と、共通電極等を形成した対向基板17とをシール材(図示省略)を介して貼り合わせると共に、これらの基板16,17の間に液晶(図示省略)を充填して封止する。液晶の充填は、例えば滴下注入法によって行うことが可能である。また、対向基板17の外側表面に偏光板18を貼り付ける一方、アクティブマトリクス基板16の外側表面に偏光板23を貼り付ける。その後、FPC21及びFPC29が実装された回路基板24を、FPC29を介してアクティブマトリクス基板16の実装領域19に接続する。
バックライトユニット13を製造する場合には、樹脂フレーム25に対して、導光板26を嵌め込むと共に、導光板26の液晶表示パネル10側に光学シート30を貼り合わせて設ける。さらに、導光板26の液晶表示パネル10とは反対側に反射シート31を貼り付ける。
そうして、まず、中間フレーム15と第2外側フレーム12とを、バックライトユニット13及び回路基板24を間に介在させた状態で互いに組み付ける。そのことにより、第2枠構造体40を形成する。第2外側フレーム12の底板部36には、少なくとも切欠部5周りに絶縁シート50を貼り付けておく。
続いて、中間フレーム15における第3側壁33の先端が第2外側フレーム12側を向くと共に、第2外側フレーム12における第2側壁37の先端が中間フレーム15側を向くようにして互いに接近させる。そして、中間フレーム15の第3側壁33を、第2外側フレーム12の第2側壁37の内面に沿って差し込む。そうすると、中間フレーム15の開口部41が、第2外側フレーム12のフック部38に係止固定される。そのことによって、中間フレーム15と第2外側フレーム12とを互いに結合させる。
このとき、第2外側フレーム12の切欠部5には、中間フレーム15の補強部6である折返し部35が配置される。そうして、切欠部5の一部は折返し部35によって覆われることとなる。折返し部35に覆われずに開口として残っている切欠部5には、FPC21が挿通される。
次に、第2枠構造体40の中間フレーム15側に液晶表示パネル10を載置する。このとき、液晶表示パネル10の偏光板23を、中間フレーム15の開口34の内側に配置させる。
続いて、第1外側フレーム11を、液晶表示パネル10が載置された第2枠構造体40に組み付ける。すなわち、第1外側フレーム11を、その第3側壁の先端が第2枠構造体40側を向くようにして、液晶表示パネル10側から第2枠構造体40に接近させる。そして、第1外側フレーム11の第1側壁43を第2外側フレーム12の第2側壁37の外面に沿って差し込む。そうすると、第2外側フレーム12の開口部48が、第1外側フレーム11のフック部47に係止固定される。そのことによって、第1外側フレーム11と第2枠構造体40の第2外側フレーム12とを互いに結合させ、第1外側フレーム11と第2外側フレーム12とによって第1枠構造体46を形成する。
次に、図5に示すように、第1外側フレーム11の側方に延びているFPC21を、図4に示すように、第2外側フレーム12における底板部36の裏面側へ折り返す。切欠部5周りの底板部36裏面には、図5に示すように、絶縁シート50が貼り付けられているので、FPC21と底板部36との間には絶縁シート50が介在されることとなる。以上のようにして、液晶表示装置1を製造する。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、周囲よりも壁厚が大きい補強部6によって切欠部5の一部を覆うようにしたので、液晶表示装置が薄型化された場合であっても、その機械的強度を確保することが可能になる。
すなわち、第1枠構造体46及び第2枠構造体40には、補強部6に覆われていない切欠部5の領域において開口が形成されることとなる。そのため、液晶表示パネル10に接続されたFPC21を、上記開口を介して、第1枠構造体46及び第2枠構造体40の外側へ引き出すことができる。
さらに、液晶表示装置1の厚みが薄型化された場合であっても、補強部6の壁厚が第3側壁33における周囲の壁厚よりも増大されているため、切欠部5が形成されている第1枠構造体46及び第2枠構造体40の側部の機械的強度が高められる。言い換えれば、薄型化された第1枠構造体46及び第2枠構造体40に切欠部5を形成しながらも、その切欠部5周りの機械的強度を確保することが可能になる。つまり、液晶表示装置1が薄型化された場合であっても、その機械的強度を確保することができる。
加えて、補強部6が第3側壁33の端部を折り返して形成された折返し部35を有するようにしたので、補強部6を有する中間フレーム15を、所定の厚みの金属板からヘミング曲げして容易に製造することができる。特に、折返し部35の少なくとも一部を切欠部5に配置したので、切欠部5のスペースを有効に利用して折返し部35を配置することができる。その結果、折返し部35を設けることによる枠構造体40,46の大型化を防止することができる。つまり、液晶表示装置1を大型化させないようにしつつ、その機械的強度を高めることができる。
さらに、補強部6が、第2側壁37における切欠部5の幅よりも僅かに小さい幅を有するようにしたので、枠構造体40,46の機械的強度を切欠部5の幅全体に亘って高めることができる。さらにまた、切欠部5を区画する第2外側フレーム12の縁に絶縁シート50を設けるようにしたので、切欠部5から引き出されたFPC21を好適に保護することができる。
そのことに加え、中間フレーム15及び第2外側フレーム12は、それぞれ断面L字状の側部を有しており、これらの側部が互いに結合することによって、第2枠構造体40に断面コ字状の側部を形成することができる。さらに、この第2枠構造体40は、金属材料によって形成されているため、中間フレーム15及び第2外側フレーム12の厚み自体を薄型化したとしても、その機械的強度を飛躍的に高めることができる。その結果、液晶表示装置1が第2枠構造体40を含むため、液晶表示装置1全体の厚みを薄型化しながらも、装置全体の機械的強度を高めることが可能となる。
さらに、中間フレーム15の第3側壁33と第2外側フレーム12の第2側壁37とが互いに重なった状態で結合するようにしたので、第2枠構造体40の側部における厚みを増大させて、その断面コ字状の構造自体をより強固にすることができる。つまり、第2枠構造体40の機械的強度をより効果的に増大させることができる。
加えて、中間フレーム15の第3側壁33に形成した開口部41を、第2外側フレーム12の第2側壁37に形成したフック部38によって係止固定するようにしたので、中間フレーム15と第2外側フレーム12とを容易且つ確実に結合することができる。
さらにまた、中間フレーム15に結合される第2外側フレーム12をバックライトユニット13の液晶表示パネル10とは反対側に配置して、バックライトユニット13を第2枠構造体40の内部に配置し、バックライトユニット13の側部の少なくとも一部を金属材料からなる第2枠構造体40の断面コ字状の側部によって覆うようにしたので、バックライトユニット13の放熱性を高めることができると共に、不必要な光をバックライトユニット13側から液晶表示パネル10側へ透過させないように遮光することができる。
さらに、バックライトユニット13が、中間フレーム15に保持される樹脂フレーム25を有するようにしたので、樹脂フレーム25によって導光板26及びLEDを固定してその位置ずれを防止することができる。加えて、樹脂フレーム25を薄型化すると、その機械的強度が小さくなり易いが、本実施形態1では、断面コ字状の側部を有する金属性の第2枠構造体40によって樹脂フレーム25を保持しているため、薄型化に伴う樹脂フレーム25の強度低下にも拘わらず、装置全体の機械的強度を高めることができる。言い換えれば、樹脂フレーム25を薄型化しつつ液晶表示装置1の機械的強度を高めることができる。
さらに、液晶表示パネル10とバックライトユニット13との間に配置されている偏光板23を、中間フレーム15の内側に配置するようにしたので、その中間フレーム15の内側に配置された偏光板23の厚み分だけ、液晶表示装置1をさらに薄型化できる。
加えて、第2枠構造体40を構成する第2外側フレーム12だけでなく、第1外側フレーム11を設けるようにしたので、これら第1外側フレーム11及び第2外側フレーム12によっても第1枠構造体46を形成することができ、液晶表示パネル10及びバックライトユニット13を一対の外側フレーム11,12によって保持された一組のモジュールとして構成することができる。さらに、2つの金属製の第2枠構造体40,46が二重に組み合わされた構造によって、その薄型化されたモジュールの機械的強度を高めることができる。
《発明の実施形態2》
図8は、本発明の実施形態2を示し、液晶表示装置1の一部を拡大して示す断面図である。尚、以降の各実施形態では、図1〜図7と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態1では、補強部6を中間フレーム15の第3側壁33に形成したのに対し、本実施形態2では、補強部6第1外側フレーム11の第1側壁43に形成した点で相違している。
すなわち、第1外側フレーム11は、第1側壁43の端部が第2外側フレーム12の第2側壁37側へ折り返して形成された折返し部35を有している。折返し部35の少なくとも一部は、切欠部5に配置されており、図8に示す断面において、折返し部35は切欠部5を区画している第2側壁37に重なるようになっている。また、折返し部35は、第2側壁37における切欠部5の幅よりも僅かに小さい幅を有している。
本実施形態2の液晶表示装置1を製造する場合には、上記実施形態1において、折返し部35を有しない中間フレーム15を第2外側フレーム12に組み付けて第2枠構造体40を形成すると共に、その第2枠構造体40に対し、上記折返し部35を形成した第1外側フレーム11を組み付ける。そのことによって、第1枠構造体46を形成し、液晶表示装置1を製造することができる。
したがって、本実施形態2によっても、補強部6を切欠部5に設けるようにしており、また、切欠部5のスペースを有効に利用して折返し部35を配置しているため、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
《発明の実施形態3》
図9〜図11は、本発明の実施形態3を示している。図9は、液晶表示装置1の一部を拡大して示す断面図である。図10は、液晶表示パネル10側から見た液晶表示装置1の分解斜視図である。図11は、バックライトユニット13側から見た液晶表示装置1の分解斜視図である。
上記実施形態1及び2では、液晶表示装置1が中間フレーム15を有していたのに対し、本実施形態3の液晶表示装置1は中間フレーム15を有していない。つまり、本実施形態3の液晶表示装置1は、第1枠構造体46のみを有している。
液晶表示装置1は、図9〜図11に示すように、液晶表示パネル10と、液晶表示パネル10に対向して配置されたバックライトユニット13と、これら液晶表示パネル10及びバックライトユニット13を収容して金属材料からなる第1枠構造体46とを備えている。第1枠構造体46は、上記実施形態1と同様に、第1外側フレーム11と第2外側フレーム12とにより構成されている。
バックライトユニット13は、矩形枠状の樹脂フレーム51の背面側(つまり、液晶表示パネル10とは反対側)に設けられている。さらに、液晶表示パネル10もまた、樹脂フレーム51に固定保持されている。尚、本実施形態3における樹脂フレーム51は、液晶表示パネル10及びバックライトユニット13を保持する程度の大きな厚みを有しており、上記実施形態1及び2における樹脂フレーム25とは全く相違するものである。
樹脂フレーム51は、液晶表示パネル10の表面の法線方向の断面がT字状に形成されている。樹脂フレーム51の背面側には、導光板(図示省略)が嵌め込まれて固定保持されると共に、LED等の光源(図示省略)が導光板の側方に装着されている。導光板の背面側には、図11に示すように、反射シート31が設けられている。また、樹脂フレーム51の背面側には、液晶表示パネル10に電気的に接続されたFPC21が引き回されており、その一部が樹脂フレーム51の側方へ引き出されている。FPC21の背面側には、図11に示すように、複数の端子22が形成されている。一方、樹脂フレーム51の前面側(つまり観察者側)には、液晶表示パネル10が嵌め込まれて固定保持されている。
第1外側フレーム11は、図9〜図11に示すように、矩形枠状に形成されており、液晶表示パネル10に平行に延びる矩形板枠状の額縁部42と、額縁部42の外縁から第2外側フレーム12側へ延びる第1側壁43とにより構成されている。すなわち、第1外側フレーム11の側部は、液晶表示パネル10の表面の法線方向の断面がL字状に形成されている。そうして、額縁部42の内側の開口44から液晶表示パネル10の表示領域が露出するようになっている。
第2外側フレーム12は、図9〜図11に示すように、矩形板状の底板部36と、その外縁から第1外側フレーム11側へ延びる第2側壁37とにより構成されている。すなわち、第2外側フレーム12の側部は、液晶表示パネル10の表面の法線方向の断面がL字状に形成されている。第2側壁37には複数の開口部54が形成される一方、上記第1外側フレーム11の第1側壁43には、複数のフック部53が開口部54に対応して形成されている。
そうして、図9に示すように、バックライトユニット13が形成された樹脂フレーム51に液晶表示パネル10が装着された状態で、この樹脂フレーム51を第2外側フレーム12に組み付ける。このとき、第2外側フレーム12の開口部54は、樹脂フレーム51のフック部53によってそれぞれ係止固定される。
さらに、樹脂フレーム51が組み付けられた第2外側フレーム12に対し、第1外側フレーム11を組み付ける。このとき、第1外側フレーム11の第1側壁43が、第2外側フレーム12の第2側壁37の外側に重なるように配置される。そうして、これら第1側壁43及び第2側壁37を互いに結合することによって、第1枠構造体46が形成される。
そして、第1枠構造体46には、図9及び図11に示すように、第2外側フレーム12における第2側壁37の一部を含む領域に形成された切欠部5を有し、切欠部5を介して上記FPC21が外部へ引き出されている。
切欠部5は、図9及び図11に示すように、第2外側フレーム12の一部において、第2側壁37とそれに連続する底板部36の一部とが切り欠き除去されることによって形成されている。一方、第1外側フレーム11の第1側壁43には、壁厚が周囲よりも増大された補強部6が、切欠部5の一部を覆うように形成されている。すなわち、補強部6は、第1側壁43の端部を折り返して形成された折返し部35を有し、そのことによって、補強部6の壁厚が大きくなっている。
さらに、図9に示すように、折返し部35の少なくとも一部は、切欠部5に配置されている。すなわち、折返し部35は、第1側壁43の端部を内側の第2側壁37側に折り返して形成されており、図9に示す断面において、切欠部5を区画している第2側壁37に重なるようになっている。また、補強部6は、第2側壁37における切欠部5の幅よりも僅かに小さい幅を有している。
また、図示を省略するが、上記実施形態1と同様に、切欠部5を区画する第2外側フレーム12の縁には、絶縁シートが設けられている。そうして、底板部36とFPC21との間に絶縁シートを介在させて、FPC21を保護するようにしている。
したがって、本実施形態3によっても、補強部6を切欠部5に設けるようにしており、また、切欠部5のスペースを有効に利用して折返し部35を配置しているため、上記実施形態1と同様に、薄型化した第1枠構造体46における切欠部5周りの機械的強度を高めることができる。その結果、切欠部5を有する液晶表示装置1が薄型化された場合であっても、その機械的強度を確保することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1〜3では、折返し部35を設けることによって補強部6を形成するようにしたが、本発明はこれに限定されず、他の構成によって補強部6を形成することが可能である。例えば、板部材を第1側壁43又は第3側壁33に貼り付けるようにしてもよい。そうすれば、補強部6を所望の厚みに形成することが可能になる。ただし、製造の容易性の観点から、上述のように、折返し部35を設けることが好ましい。
また、上記実施形態3では、図9に示すように、第1側壁43を第2側壁37の外側に配置させて、第1側壁43の一部を内側へ折り返して折返し部35を形成するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、これとは逆に、第2側壁37を第1側壁43の外側に配置させると共に、第1側壁43の一部を外側へ折り返して折返し部35を形成することが可能である。このようにしても、実施形態3と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明は、薄型に構成された液晶表示装置の構造について有用であり、特に、その機械的強度を確保する場合に適している。
図1は、図3におけるI−I線断面を拡大して示す断面図である。 図2は、液晶表示装置の構成を示す分解斜視図である。 図3は、本実施形態1の液晶表示装置を示す斜視図である。 図4は、本実施形態1の液晶表示装置を示す底面図である。 図5は、FPCが折り畳まれる前の状態を示す底面図である。 図6は、切欠部の近傍を拡大して示す斜視図である。 図7は、切欠部の近傍を拡大して示す側面図である。 図8は、本実施形態2における液晶表示装置の一部を拡大して示す断面図である。 図9は、本実施形態2の液晶表示装置の一部を拡大して示す断面図である。 図10は、液晶表示パネル側から見た液晶表示装置の分解斜視図である。 図11は、バックライトユニット側から見た液晶表示装置の分解斜視図である。 従来の液晶表示装置の一部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
5 切欠部
6 補強部
10 液晶表示パネル
11 第1外側フレーム
12 第2外側フレーム
13 バックライトユニット
15 中間フレーム
16 アクティブマトリクス基板
17 対向基板
21 FPC
25 樹脂フレーム
32 額縁部
33 第3側壁
34 開口
35 折返し部
36 底板部
37 第2側壁
40 第2枠構造体
42 額縁部
43 第1側壁
46 第1枠構造体
50 絶縁シート
51 樹脂フレーム

Claims (11)

  1. 液晶表示パネルと、
    上記液晶表示パネルに対向して配置されたバックライトユニットと、
    上記液晶表示パネル及び上記バックライトユニットを収容し、金属材料からなる枠構造体とを備え、
    上記枠構造体は、上記液晶表示パネルの上記バックライトユニットとは反対側に配置された第1外側フレームと、上記バックライトユニットの上記液晶表示パネルとは反対側に配置された第2外側フレームとにより構成され、
    上記第1外側フレームは上記第2外側フレーム側に延びる第1側壁を有する一方、上記第2外側フレームは、上記第1側壁に沿って延びると共に該第1側壁に結合された第2側壁を有し、
    上記第2外側フレームには、上記第2側壁の一部を含む領域に切欠部が形成され、
    上記第1側壁には、壁厚が周囲よりも増大された補強部が、上記切欠部の一部を覆うように形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1において、
    上記補強部は、上記第1側壁の端部を折り返して形成された折返し部を有している
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項2において、
    上記折返し部の少なくとも一部は、上記切欠部に配置されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項1において、
    上記補強部は、上記第2側壁における上記切欠部の幅よりも僅かに小さい幅を有している
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項1において、
    上記切欠部を区画する第2外側フレームの縁には、絶縁シートが設けられている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 液晶表示パネルと、
    上記液晶表示パネルに対向して配置されたバックライトユニットと、
    上記液晶表示パネル及び上記バックライトユニットを収容し、金属材料からなる第1枠構造体と、
    上記液晶表示パネル又は上記バックライトユニットを収容し、金属材料からなる第2枠構造体とを備え、
    上記第1枠構造体は、上記液晶表示パネルの上記バックライトユニットとは反対側に配置された第1外側フレームと、上記バックライトユニットの上記液晶表示パネルとは反対側に配置された第2外側フレームとにより構成され、
    上記第1外側フレームは上記第2外側フレーム側に延びる第1側壁を有する一方、上記第2外側フレームは、上記第1側壁に沿って延びると共に該第1側壁に結合された第2側壁を有し、
    上記第2枠構造体は、上記液晶表示パネルと上記バックライトユニットとの間に配置されて金属材料からなる中間フレームと、上記第2外側フレームとにより構成され、
    上記中間フレームは、上記第2外側フレーム側に延びると共に上記第2側壁に結合された第3側壁を有し、
    上記第2外側フレームには、上記第2側壁の一部を含む領域に切欠部が形成され、
    上記第1側壁又は上記第3側壁には、壁厚が周囲よりも増大された補強部が、上記切欠部の一部を覆うように形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項6において、
    上記補強部は、上記第1側壁の端部又は上記第3側壁の端部を折り返して形成された折返し部を有している
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項7において、
    上記折返し部の少なくとも一部は、上記切欠部に配置されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  9. 請求項6において、
    上記補強部は、上記第2側壁における上記切欠部の幅よりも僅かに小さい幅を有している
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 請求項6において、
    上記切欠部を区画する第2外側フレームの縁には、絶縁シートが設けられている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  11. 請求項6において、
    上記第2枠構造体の側部の少なくとも一部は、上記液晶表示パネルの法線方向の断面がコ字状に形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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