JP2009250988A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶装置の光の利用効率を高めることにより更なる低消費電力化を図るとともに薄型化を可能にする構造を実現する。
【解決手段】本発明の液晶装置は、光源11と、該光源の光を取り込む導光体12と、該導光体の鉛直方向から出射する照明光に基づいて表示画像を形成する液晶パネル20と、少なくとも前記導光体及び液晶パネルを保持する金属製の枠体30とを具備する液晶装置において、前記枠体の前記導光体と対向する内面30aの少なくとも一部に当該内面の光反射率よりも光反射率を増大させる薄膜31が形成されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶装置及び電子機器に係り、特に、液晶パネルの背後に導光体を含む照明ユニットを具備する液晶表示体の構成に関する。
液晶表示体として、バックライトの視認側に液晶表示パネルを配置し、バックライトと液晶表示パネルを樹脂や金属製の枠体に保持した構造を有するものが知られている。多くの液晶表示体の場合、バックライト及び液晶表示パネルを樹脂製の内枠によって位置決めするとともに、液晶表示パネルの前面側に前方張出部を有する金属製の外枠を配置し、当該金属製の外枠を上記内枠に外側より係合させて保持固定する構造が一般的である(例えば、以下の特許文献1参照)。
特開平5−313144号公報
しかしながら、前述の液晶表示体においては、樹脂製の内枠を白色ポリエチレン等の光反射性の素材で構成し、バックライトから周囲に漏れる光を内側に拡散反射させることで光の利用効率を向上させているが、当該内枠の反射率がそれほど高くないことから、光の利用効率の向上に限界がある。特に、近年の小型の液晶表示体には低消費電力化の要請が高いため、光の利用効率が低いと照明輝度を確保するためにバックライトの薄型化が困難となり、液晶表示パネルを薄型化しても製品全体の薄型化を充分に図ることができないという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、液晶装置の光の利用効率を高めることにより更なる低消費電力化を図るとともに薄型化を可能にする構造を実現することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の液晶装置は、光源と、該光源と対向配置され、該光源の光を側面より取り込む導光体と、該導光体の鉛直方向から出射する照明光に基づいて表示画像を形成する液晶パネルと、少なくとも前記導光体及び液晶パネルを保持する金属製の枠体とを具備する液晶装置において、前記枠体の前記導光体と対向する内面上の少なくとも一部に当該内面の光反射率よりも光反射率を増大させる薄膜が形成されることを特徴とする。
この発明によれば、金属製の枠体の導光体に対向する内面上の少なくとも一部に当該内面の光反射率を増大させる薄膜が形成され、これによって、導光体から漏れる光を高い反射率で反射させ、内部に戻すことができることから、光の利用効率が向上し、その結果、高い輝度を有する表示画像を低消費電力で実現することができる。この場合、金属製の枠体の内面上には高反射率を有する薄膜、或いは、枠体の内面との協働によって高反射率を呈するようになる薄膜を容易に形成することができる。前者の薄膜としては、アルミニウム、銀、クロム等の単体若しくは合金よりなる金属薄膜が挙げられ、後者の薄膜としては、金属酸化物、有機樹脂等よりなる透光性薄膜を光の波長に整合した膜厚で単層若しくは複層形成したものなどが挙げられる。この場合に、枠体の内面が液晶パネルにも対向するように構成され、当該対向部分にも上記薄膜が形成されることが好ましい。
本発明の一の態様においては、前記枠体の前記導光体と対向する内面上の少なくとも一部に設けられた係合部と、前記導光体に設けられた前記係合部と係合する被係合部と、を有し、少なくとも前記係合部の周辺には前記薄膜が形成される。これにより、前記枠体の係合部が前記導光体の被係合部に係合することで、枠体が導光体に位置決めされる。ここで、上記のように枠体は内面反射によって光の利用効率を高める機能を有するが、そのために却って導光体や液晶パネルへの反射光の戻りによる輝度のばらつき等を招いて表示品位を損なう場合がある。本発明では、上述のように枠体を導光体に係合させることで、主として光漏れを生ずる導光体と枠体の位置関係が一定になるため、予め導光体、液晶パネル及び枠体間の光学的影響を盛り込んで設計しておくことにより、輝度のばらつき等に起因する表示品位の悪化を抑制できる。
本発明の他の態様においては、前記枠体の前記導光体と対向する内面上の少なくとも一部に設けられた係合部と、前記導光体に設けられた前記係合部と係合する被係合部と、を有し、前記係合部の前記被係合部と対向する少なくとも一部には前記薄膜が形成される。
また、本発明の別の態様においては、前記枠体は、前記導光体及び前記液晶パネルの側方に対向配置される側方対向部と、前記液晶パネルの表示領域以外の領域に対向配置される前方張出部とを有することが好ましい。これによれば、枠体に側方対向部と前方張出部を設けることで、表示光以外の導光体及び液晶パネルから側方及び前方へ出射される光を内面反射させて再利用することができる。
この場合にはさらに、前記枠体の前記側方対向部に前記係合部が設けられることが望ましい。これによれば、導光体の側部に係合構造が配置されることで、枠体と導光体の係合を容易に行うことができる。
また、前記枠体の前記側方対向部に設けられた係合部と、前記導光体の側部と前記液晶パネルとは反対側の面とが交わる角部に設けられた被係合部と、が係合されることが望ましい。これによれば、導光板及び液晶パネルの側方位置に係合構造を設ける必要がなくなるので、係合部を設けることによる反射面積の低下を防止できる。
次に、本発明の電子機器は、上記のいずれかに記載の液晶装置と、該液晶装置の駆動態様を制御する制御手段とを有する。このような電子機器としては、小型の液晶装置を搭載し、光の利用効率を高めることで薄型化や低消費電力化を図ることができる、電子時計、携帯電話機、携帯型情報端末等といった携帯型電子機器が好ましい。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明に係る第1実施形態の液晶装置の構成を模式的に示す概略構成断面図、図2は同実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。
本実施形態では、LED(発光ダイオード)等よりなる光源11と、この光源11と対向する側面である光入射面12aと、表面である光出射面12bとを有する板状の導光体である導光板12と、該導光板12の裏面12c下に配置される反射シート13と、上記光出射面12b上に配置される1又は複数の光学シート14とを有する照明ユニット10を備えている。光学シート14は、集光シート(プリズムシート)や光拡散シートなどで構成される。
本実施形態の場合、光源11の光放出面の厚みに合わせて導光板12の光入射面12aの厚みが設定されるとともに、光入射面12a側から光出射面12bに向けて厚みを低減するための傾斜部12dが設けられている。すなわち、装置の薄型化を最大限図るためには導光板12の厚みを光源11として入手可能な素子(LED)の厚み以下に抑制する必要があるので、光源11から放出される光を最大限有効に取り込むために光入射面12aを厚くし、同時に光入射面12aと光出射面12bとの間に傾斜部12dを設けて照明範囲においては導光板12の厚みを低減することで、光の取込効率の確保と薄型化の要請とを両立させている。
また、照明ユニット10上には液晶表示パネル20が配置される。液晶表示パネル20は透過型パネル構造を有し、透明な基板21と22をシール材23を介して貼り合わせ、その間に液晶24を封入してなる。基板21,22の内面上にはそれぞれITO(インジウムスズ酸化物)等の透明導電体で構成された図示しない電極が形成され、基板21に形成された電極と基板22に形成された電極とが平面的に交差する部分が画素として機能する。当該画素は両電極間に形成された電界に応じて配向状態が変化するように構成され、この構成と基板21,22の外面上に配置された偏光板とによって画素ごとに光透過率を制御できるようになっている。また、上記基板21にはフレキシブル配線基板27等が実装され、上記各電極に所定の電位(駆動電位)を供給するように構成される。
本実施形態では、液晶表示パネル20を視認側(前面側)から保持する金属製の枠体30が設けられる。枠体30はアルミニウム、ステンレス等の金属板により構成され、上記照明ユニット10の導光板12及び液晶表示パネル20の側方に直接に対向配置される側方対向部30Sと、液晶表示パネル20の外縁部の視認側に直接に対向配置されるように内側に張り出してなる前方張出部30Fとを備えている。前方張出部30Fは緩衝材28を介して液晶表示パネル20の外縁部を押さえている。また、前方張出部30Fの内側には上記液晶表示パネル20の表示領域Aを露出させる開口部30bが設けられる。
枠体30の内面30a上には薄膜31が形成され、これによって内面30aの反射率より高い光反射率が得られるように構成されている。薄膜31は、アルミニウム、銀、クロム等の金属若しくは合金の薄膜、或いは、酸化チタン、酸化クロム、酸化シリコン等の酸化物やポリエステル等の有機樹脂等の薄膜で構成される。ここで、枠体30の内面30aが高反射率化される態様としては、当該薄膜31自体が枠体30の内面30aの反射効率よりも高い反射率を有する場合と、内面30aと薄膜31との光学的相互作用によって内面30a単独よりも高い反射率を呈するように構成される場合とがある。後者の場合、薄膜31として単層の透光性被膜を用いるか、或いは、高低の屈折率を有する薄膜を交互に積層してなる光学多層膜を用いることができる。特に、反射させるべき光が所定の波長範囲に分布している場合には、高低の薄膜率を有する薄膜の厚みを徐々に変えながら交互に積層することで、上記広い波長範囲において全般的に光の反射率を高めることができる。
上記薄膜31は、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、めっき法などの各種の方法で枠体30の内面30a上に容易に形成することができる。特に、薄膜31が金属若しくは合金の薄膜である場合には、下地も金属製の枠体30であるために、光反射率を高めやすいとともに、密着性が高くなり、成膜後の温度変化にも強く剥離しにくいという利点がある。
上記枠体30の外側には別の枠体40が設けられる。この枠体40もまた金属板等で構成され、照明ユニット10を背面側から支持する背面部40Bと、この背面部40Bの外縁より視認側に立設された枠状の側面部40Sとを備えている。そして、当該側面部40Sに設けられた被係合部40bが枠体30の側方対向部30Sに設けられた係合部30cに係合することで、枠体30と40が一体的に構成され、内部に収容された照明ユニット10及び液晶表示パネル20を図示上下方向に挟持する。図示例の場合、枠体30の係合部30cは側方対向部30Sの壁の一部視認側に切り込みを入れて外側へ突出させた突片で構成され、枠体40の被係合部40bは側面部40Sの一部に上記係合部30cを導入可能な開口で構成される。そして、上記係合部30cの突片の先端が上記被係合部40bの開口の視認側の縁部に係合することで、枠体30と40とが図示上下方向に規制される。
本実施形態を組み立てる場合には、枠体30の内部に緩衝材28を介して液晶表示パネル20を収容し、その後、照明ユニット10を液晶表示パネル20上に組み込み、最後に枠体40を枠体30に取付ける。このようにすることで、液晶表示パネル20に損傷を与え難くすることができる。
なお、本実施形態では、枠体30を内側に配置した内枠とし、枠体40を外側に配置した外枠とすることで、枠体30の内面が導光板12及び液晶表示パネル20に直接に対向配置される構造となっている。
以上のように構成された本実施形態では、枠体30の内面30aが導光板12及び液晶表示パネル20に対して直接対向し、当該内面30a上に形成された薄膜31によって枠体30の内面30aそのものよりも高い光反射率を呈するものとなっているので、図2に示すように、導光板12や液晶表示パネル20から側方及び前方へ漏れた光L1、L2を内面反射によって効率的に再利用することが可能になり、全体として光の利用効率を高めることができる。
例えば、光L1は導光板12の側面12eから側方へ出射して枠体30の側方対向部30Sにより内面反射されて導光板12内に戻り、光L2は液晶表示パネル20から斜め前方へ出射し、前方張出部30Fにより内面反射されて導光板12内に戻る。したがって、照明ユニット10を薄く構成しても必要な照明輝度を確保することが可能になることから照明ユニット10の薄型化を図ることができ、また、光源11から放出された光を効率的に表示に利用できるために消費電力を低減することもできる。
この場合に、枠体30が金属製とされることで、内面30a上に密着性が良好で剥離しにくい薄膜31を容易に形成できるとともに、薄膜31の背後に金属製の枠体30が存在することで、表面反射率の向上を容易に実現できる。
[第2実施形態]
次に、図3を参照して本発明に係る第2実施形態について説明する。図3は第2実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、枠体30を外枠である合成樹脂製の枠体42と係合、接着若しくは一体成型(インサート成型)等によって固定し、枠体42を電子機器の筐体内部に固定するようにしている。図3において枠体42に電子機器の筐体内部に固定するための係合部43を設けた様子を模式的に示してある。ただし、係合部43は図示例では突起状に構成されているが、特に限定されるものではなく、開口部、ねじ孔、ボスなどの種々の係合構造とすることができる。
本実施形態において、枠体42は枠体30の側方対向部30Sの外面上に配置されているが、図示点線で示すように、第1実施形態の枠体40と同様に照明ユニット10を支持する背面部42Bを一体に有するものであってもよい。
本実施形態では、枠体30が合成樹脂製の枠体42で覆われているため、電子機器の筐体内における絶縁性を容易に確保することができる。また、枠体42を枠体30と一体に構成し若しくは接着固定することで枠体30の剛性を実質的に高め、内面30aの形状寸法の精度を向上させることで、内面反射態様のばらつきを抑制することも可能になる。
[第3実施形態]
次に、図4を参照して本発明に係る第3実施形態について説明する。図4は第3実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、金属製の枠体30′は、上述の前方張出部30F及び側方対向部30Sに加えて、照明ユニット10を背後から支持する背面支持部30Bを一体に備えたものとされる。そして、薄膜31′は、前方張出部30F及び側方対向部30Sだけでなく、背面支持部30Bの内面上にも連続的に形成される。
上記構成により、照明ユニット10の導光板12の背面側にも枠体30′の高反射率の内面30a′が存在することとなるため、背面側に漏れた光の再利用を行うことも可能になり、また、背面支持部30Bと側方対向部30Sの内面上の薄膜31′が連続して形成されているため、斜め背面側に出射した光も余すことなく内面反射により再利用することができる。したがって、さらに光の利用効率を高めることが可能になる。
なお、本実施形態の場合、図示のように導光板12の背後に配置される反射シートを省略することができる。
また、本実施形態では、照明ユニット10及び液晶表示パネル20の図示上下方向両側に背面支持部30Bと前方張出部30Fが存在するため組立に或る程度の工夫が必要となる。たとえば、枠体30′の一側部を開放した形状とし、当該開放された一側部から照明ユニット10及び液晶表示パネル20を枠体30′内に挿入することで組み立てることが可能になる。また、金属製の枠体30′の例えば前方張出部30Fを外側に一時的に変形して開口部30bを広げることの可能な構成とし、照明ユニット10及び液晶表示パネル20を広げられた開口部30bを通して収容した後に、前方張出部30Fを復元してもよい。
[第4実施形態]
次に、図5を参照して本発明に係る第4実施形態について説明する。図5は第4実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、導光板15の側方の側面15e上に半球状若しくは半円柱状に突出した被係合部15sを形成し、また、枠体32の側方対向部32Sに開口部よりなる係合部32sを形成している。そして、上記被係合部15sを係合部32sに係合させることで、枠体32が導光板15に対して位置決めされた状態とされる。このように、枠体32を導光板15に対して直接に位置決めされた状態とすることで、導光板15から漏れる光の枠体32による内面反射の態様を一定とすることができ、結果として、液晶表示パネル20から出射される表示光の輝度のばらつきや色ムラ等を防止することができる。すなわち、内面反射機能を有する枠体32が主として光の放出源となる導光板15に対して直接位置決めされることで枠体32の相対的な位置ずれを抑制できるため、枠体32の内面反射による影響を予め取り込んで最適な光学設計をしておけば、再現性の高い高品位の製品を製造することが可能になる。
また、上記構成では、被係合部15sと係合部32sの係合によって、液晶表示パネル20を枠体32と導光板15とで図示上下方向に挟持することができるので、液晶表示パネル20に対する枠体32の位置精度も確保できる。
本実施形態において、導光板15と枠体32の被係合部15sと係合部32sの数及び位置については、導光板15及び枠体32が平面視多角形(例えば矩形)状に構成されている場合、最低少なくとも1辺に1つ形成されていればよい。ただし、2辺のそれぞれに形成されていることがより好ましく、この場合には特に隣接する2辺よりは相互に対向する2辺に形成されていることが望ましい。また、最も好ましい構成は、全ての辺それぞれに形成されていることである。すなわち、平面視矩形状に構成された導光板及び枠体の場合には4辺全てにそれぞれ少なくとも1つずつ被係合部15sとこれに係合する係合部32sが設けられていることが最も望ましい。この点は、以下に説明する他の実施形態についても同様である。
なお、本実施形態では、導光板15の端部の光学シート14の配置領域を避けた部分に肉厚部15pを形成し、これによって導光板15の端部を厚肉に形成し、側面15eの上下幅を大きくするようにしている。このようにすると、側面15e上に形成された係合部15sの形成範囲を大きく確保できるため、枠体32を安定した状態で係合させることができる。
[第5実施形態]
次に、図6を参照して本発明に係る第5実施形態について説明する。図6は第5実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。本実施形態において、第1実施形態及び第4実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、枠体33の側方対向部33Sに設けた係合部33sが開口部ではなく、係合部15sの突出形状に対応した凹状部として構成されている。そして、凹状の係合部33sの内面上にも薄膜31が形成されている。このようにすると、第4実施形態と同様に枠体33を導光板15に直接係合させて位置決めすることによる効果を確保しつつ、導光板15の被係合部15sから出射した光をも内面反射によって導光板15内に戻して再利用することができるため、光の利用効率をさらに向上できる。
本実施形態において、枠体33の内面33a上に形成された薄膜31は、上記係合部33s及びそれ以外の部分(特に導光板15に対向する部分)にも形成されている。ただし、被係合部15sとの当接による剥離等を防止するために薄膜31を係合部33sを避けて形成してもよい。また、導光板15sとの当接部分に意図的に薄膜31を形成してもよく、この場合、係合部33sにのみ薄膜31を形成することも可能である。なお、この点は以下の各実施形態でも同様である。
[第6実施形態]
次に、図7を参照して本発明に係る第6実施形態について説明する。図7は第6実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、導光板16の側面16e上に形成された被係合部16sが半球若しくは半円柱形状の凹溝状に構成され、枠体34の側方対向部34Sに設けた係合部34sが突起状に構成される。なお、薄膜31が係合部34sの表面上にも形成されている点は第5実施形態と同様である。このような構成によっても上記の第4実施形態及び第5実施形態と同様に枠体34を導光板16に好適に位置決めすることができる。なお、導光板16の肉厚部16pについては第4実施形態の肉厚部15pと同様の意義を有する。
[第7実施形態]
次に、図8を参照して本発明に係る第7実施形態について説明する。図8は第7実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、導光板17の背面部である、側面17eと裏面17cの間の角部に、傾斜したカット部で構成される被係合部17tを形成し、枠体35の側方対向部35Sの背面側先端に斜め内側に折り曲げられた端片部で構成される係合部35tを形成し、背面部に形成された被係合部17tに係合部35tを係入させることで、枠体35を導光板17に直接に位置決めしている。この場合、被係合部35tの内面上にも薄膜31が形成され、光の利用効率を高めている点は先の第5及び第6実施形態と同様である。
本実施形態では、枠体35の係合部35tが導光板17の被係合部17tに対して斜め背面側から係合するので、枠体35を一時的に弾性変形させて照明ユニット10及び液晶表示パネル20を枠体35の内側に挟み込むようにして組み立てる。なお、導光板17の肉厚部17pについては第4実施形態及び第6実施形態と同様である。
[第8実施形態]
次に、図9を参照して本発明に係る第8実施形態について説明する。図9は第8実施形態の一側部を拡大して示す拡大部分断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、導光板18の背面部である裏面18cの端縁部に段差状のカット部で構成される被係合部18tを形成し、枠体36の側方対向部36Sの背面側先端に内側に折り曲げられた端片部で構成される係合部36tを形成し、上記被係合部18tに係合部36tを係入させることで、枠体36を導光板18に直接に位置決めしている。この場合、係合部36tの内面上にも薄膜31が形成され、光の利用効率を高めている点は先の第5乃至第7実施形態と同様である。
本実施形態では、枠体36の係合部36tが導光板18の被係合部18tに対して背面側から係合するので、枠体36を一時的に弾性変形させて照明ユニット10及び液晶表示パネル20を枠体36の内側に挟み込むようにして組み立てる。なお、導光板18の肉厚部18pについては第4、第6及び第7実施形態と同様である。
なお、第7及び第8実施形態では、枠体35,36の側方対向部35S、36Sの被係合部35t、36tを導光板17、18の背面部に設けた係合部17t、18tに係合させているが、係合部17t、18tを意図的に設けなくても、結果として枠体35,36が導光板17,18の背面側(裏面の一部)に係合する構造となっていればよい。これによって、枠体35,36を導光板17,18に確実に係合させることができるとともに、導光板17,18の側方に係合構造を設ける必要がなくなり光の利用効率の向上に際して好ましい構成となるほか、枠体35,36の一部の背面側にまで回り込むことで光漏れをさらに低減することも可能になる。
[電子機器]
最後に、上記各実施形態の液晶装置100を搭載した電子機器について説明する。図10は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機200は、複数の操作ボタン、送話口などを備えた操作部201と、受話口などを備えた表示部202とを有し、表示部202の内部に上記の液晶装置100が組み込まれてなる。そして表示部202の表面(内面)上において液晶装置100の表示領域A(図1参照)を視認することができるようになっている。この場合、携帯電話機200の内部には、上記液晶装置100を制御する後述する表示制御回路が設けられる。この表示制御回路は、液晶表示パネル110を駆動する公知の駆動回路に対して所定の制御信号を送り、液晶装置100の表示態様を決定する。
図11は電子機器における液晶装置100に対する制御系(表示制御系)の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器(上記携帯電話機200)は、表示情報出力源291と、表示情報処理回路292と、電源回路293と、タイミングジェネレータ294と、照明ユニット10への電力供給を行う光源制御回路295とを含む表示制御回路290を有する。また、液晶装置100には、上述の構成を有する液晶表示体である液晶表示パネル20と、この液晶表示パネル20を駆動する駆動回路50と、液晶表示パネル20を照明するバックライトである照明ユニット10とが設けられている。
表示情報出力源291は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ294によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路292に供給するように構成されている。
表示情報処理回路292は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路50へ供給する。駆動回路50は、走査線駆動回路、信号線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路293は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
光源制御回路295は、電源回路293から供給される電圧に基づいて照明ユニット10の光源に電力を供給し、所定の制御信号に基づいて光源の点灯の有無及びその輝度等を制御するようになっている。
なお、本発明に係る電子機器としては、図10に示す携帯電話機の他に、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として本発明に係る液晶表示装置を用いることができる。ただし、本発明は液晶装置100の小型化、薄型化、低消費電力化を容易にするという特徴を有するため、特に、携帯電話、電子時計、携帯型情報端末などといった携帯型電子機器に用いる場合に有効である。依依田
第1実施形態の液晶装置の構成を模式的に示す概略縦断面図。 第1実施形態の拡大部分断面図。 第2実施形態の拡大部分断面図。 第3実施形態の拡大部分断面図。 第4実施形態の拡大部分断面図。 第5実施形態の拡大部分断面図。 第6実施形態の拡大部分断面図。 第7実施形態の拡大部分断面図。 第8実施形態の拡大部分断面図。 電子機器の概略斜視図。 電子機器の内部構成を示す概略ブロック図。
符号の説明
10…照明ユニット、11…光源、12…導光板、13…反射シート、14…光学シート、20…液晶表示パネル、30…枠体、30F…前方張出部、30S…側方対向部、30a…内面、31…薄膜、15s、16s、17t、18t…被係合部、32s、33s、34s、35t、36t…係合部、100…液晶装置、200…電子機器

Claims (4)

  1. 光源と、該光源と対向配置され、該光源の光を側面より取り込む導光体と、該導光体の鉛直方向から出射する照明光に基づいて表示画像を形成する液晶パネルと、少なくとも前記導光体及び液晶パネルを保持する金属製の枠体とを具備する液晶装置において、
    前記枠体の前記導光体と対向する内面上の少なくとも一部に当該内面の光反射率よりも光反射率を増大させる薄膜が形成されることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記枠体の前記導光体と対向する内面上の少なくとも一部に設けられた係合部と、前記導光体に設けられた前記係合部と係合する被係合部と、を有し、
    少なくとも前記係合部の周辺には前記薄膜が形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 前記枠体の前記導光体と対向する内面上の少なくとも一部に設けられた係合部と、前記導光体に設けられた前記係合部と係合する被係合部と、を有し、
    前記係合部の前記被係合部と対向する少なくとも一部には前記薄膜が形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶装置と、該液晶装置の駆動態様を制御する制御手段とを有する電子機器。
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