JP5075892B2 - インバータ装置及び、それを用いた空調機,洗濯機,冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、永久磁石同期モータを駆動するインバータ装置に関わり、特に、PWM制御を用いて高回転駆動を行うインバータ装置及び、それを用いた空調機,洗濯機,冷蔵庫に関する。
一般に永久磁石同期モータ(以下モータと称す)を可変速駆動するには、直流電力を任意の周波数と電圧に変換するインバータ装置が用いられる。インバータ装置は、半導体スイッチング素子を用いた主回路と上記スイッチング素子を制御する制御器から構成され、上記スイッチング素子をパルス幅変調制御(PWM制御)することにより、モータへの印加電圧及び周波数を制御することによりモータの回転数制御を行っている。
また、上記インバータ装置を用いた空調機,洗濯機及び冷蔵庫は、白物家電と呼ばれ、家庭での電力消費量の上位を占める製品である。そこで、これら製品は省エネ化が重要な開発課題となっている。一方で、これら製品は、高出力化,大容量化も進んでいるため、これら製品に適用するインバータ装置の今後の開発課題は、省エネ化と高出力化の両立である。
ここで、高出力化を考えた場合、モータを高速回転で駆動すれば良いが、永久磁石同期モータは回転数に比例して誘起電圧が増加するため、インバータ装置の入力である直流電圧以上で駆動できない。
上記を解決する方法として、一般的に弱め界磁制御や過変調PWM制御が適用されている。弱め界磁制御は、無効電流であるd軸電流を流すことにより、磁石磁束を打ち消して高回転化を行う制御法であるが、無効電流を流す必要があり、損失の増加やインバータ装置の電流容量の制約が発生する。
これに対して、過変調PWM制御は、PWM信号の変調率を上げることにより、モータ印加電圧の基本波成分を増加させる方式である。この場合、モータ印加電圧は正弦波にはならず、台形波状となるが、基本波成分は増加する。本方式は、弱め界磁制御と違い、直流電圧を有効利用する方式であるので、損失の増加は少なく、モータの高回転化が可能となる。
現在の白物家電製品では、上記弱め界磁制御と過変調PWM制御を併用している製品が多い。
以上の通り、過変調PWM制御は高回転化の有効な手段の一つであるが、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍付近ではモータ電流が変動する不安定領域があることが知られている。特に、過変調PWM制御領域で顕著に発生する。
上記モータ電流の脈動を抑制する方式として、鉄道やエレベータ等大容量機器では同期PWM制御方式が適用されている。同期PWM制御方式は、特許文献1記載のように、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍に必ずなるように、モータ印加電圧周波数に同期させたPWM信号を出力(PWM周波数変更)する方式であり、高周波スイッチング動作が困難な大容量機器を中心に開発された技術である。
一方、白物家電をはじめとする低中容量機器では、非同期PWM制御方式が主流であり、非同期PWM制御時の解決方法として、特許文献2,3が提案されている。基本的な手法は、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍にならないようにPWM周波数を変更する方式である。
本方式でも、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍時に発生するモータ電流の脈動抑制が可能である。
しかし、上記2方式を白物家電製品に適用する場合、解決しなければならない課題がある。
それは、PWM周波数の変更方法である。上記どちらの方式もモータ電流の脈動を抑制するために、PWM周波数をモータ印加電圧周波数に応じて変更する方式が記載されているが、実際の製品では、配管などの機械系とPWM周波数による共振が起こり、騒音や異音の発生原因となる。特に白物家電製品では、聴感も重要な項目であり、製品の最終検討時にPWM周波数を微調整して決定している。
このため、運転時にPWM周波数を広範囲に変更することはできず、モータ回転数の駆動範囲が広い空調機等は特に同期PWM制御方式は適用できない。また、非同期PWM制御方式の特許文献2,3記載の方式は、具体的なPWM周波数の変更方法の記載がなく、実際の製品適用に対して考慮がされていない。
言い換えると、白物家電をはじめとする製品へ適用するインバータ装置は、PWM周波数を大幅に変化させることはできず、所定の微小範囲で変化させる必要があるが、前記先行技術は実際の製品適用に対して検討がされていなかった。
以上の通り、先行技術として、PWM周波数を変更する方式について述べたが、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の整数倍時のモータ電流脈動を抑制する方法として、モータ印加電圧周波数の電圧位相を微小変動させる方式も考えられる。
モータ電流脈動の原因は、PWM周期とモータ印加電圧周期が所定の期間同期状態になり、その時に実際に印加されるモータ電圧がオフセットを持つことにより、制御系に誤差を生じることにより発生する。
図6を用いて具体的に説明する。図6は、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍で、特に過変調PWM制御を行った際に顕著に発生する原因の説明図である。
図6はPWM信号作成用の三角波信号(キャリアと呼ぶ)とモータ印加電圧指令値(過変調制御状態の1相分信号)を示している。PWM信号(PWMパルス)は、上記キャリアと上記モータ印加電圧指令値を比較して作成される。
図6に示す通り、過変調状態では、モータ印加電圧指令値がほとんど最大値になった台形波状態となっているため、PWM信号は図の通り殆どパルスが入らない信号となる。
ここで、図6(a)はキャリアと電圧指令の位相差が0の場合、図6(b)はキャリアと電圧指令の位相差が180の場合、図6(c)はキャリアと電圧指令の位相差が270の場合のPWM信号を示している。また、PWM信号は、「1」の場合は、正電圧がモータに印加され、「0」の場合は、負電圧が印加されることを示している。
図6(a)の場合、モータへの印加電圧はパルスの入り方が電圧の半周期毎異なっているので、全体としては負のオフセットが乗ったモータ電圧が印加されることになる。次に図6(b)の場合は、パルスの入り方が均一になるため、印加電圧にオフセットは発生しない。また、図6(c)の場合は、図6(a)とは反対に、印加電圧に正のオフセットが発生する。
このように、PWM制御では、特に過変調制御時等PWMパルスが少ない場合のPWM制御では、キャリアと電圧位相の関係でモータ印加電圧にオフセットが発生するが、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍、つまり同期した場合は、モータ印加電圧の誤差(オフセット)が長い間固定され、その蓄積の影響でモータ電流に脈動が発生するのである。
そこで、PWM周波数とモータ印加電圧が同期しないようにモータ印加電圧位相を微小変動させれば良いが、前記先行技術ではその手法の記載はない。
特開平7−227085号公報 特開2002−101684号公報 特開平5−161364号公報
川端ら著 「位置センサレス・モータ電流センサレス永久磁石同期モータに関する検討」平成14年電気学会 産業応用部門大会 No.171 2002年 岩路著 「家電製品に展開するレス&レス制御の技術動向」2006モータ技術シンポジウム 2006年 戸張著 「センサ付き/センサレス対応磁石モータの新ドライブ制御技術」2005モータ技術シンポジウム 2005年
上述した通り、発明が解決しようとする課題は、製品適用を考慮した場合、製品としての共振点が存在し、PWM周波数を大きく変化させられない点である。言い換えれば、PWM周波数をなるべく変化させずにモータ電流の脈動を抑制する手段の開発である。
本発明のインバータ装置は、直流電力を入力とし、PWM制御を用いて任意の周波数と電圧の交流電力をモータに印加して、前記モータを可変速駆動するインバータ装置であり、少なくともPWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍付近になるモータ印加電圧周波数時に前記PWM周波数を変更するインバータ装置であって、予め設定された基本PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比の整数成分N,少数成分n、及び、PWM周波数変化量dを用いて、前記少数成分nが第1所定値以下の場合は式(1)に従って前記PWM周波数を変更し、前記少数成分nが第2所定値以上の場合は式(2)に従って前記PWM周波数を変更し、前記第1所定値<前記PWM周波数変化量d、1−前記PWM周波数変化量d<前記第2所定値、0<前記PWM周波数変化量d<0.5である。
Figure 0005075892
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第1の実施例のモータ制御概略ブロック図である。(実施例1) インバータ装置の概略構成図である。(実施例1) PWM周波数設定処理のフローチャートである。(実施例1) PWM周波数変更動作説明図である。(実施例1) 本実施例の実機動作波形である。(実施例1) モータ電流脈動原因説明図である。(実施例2) 第2の実施例のモータ制御概略ブロック図である。(実施例2) 電圧位相微小変動イメージ図である。(実施例2) 電圧位相微小変動動作説明図である。(実施例2) 電圧位相微小変動処理のフローチャートである。(実施例2) 本実施例の利用形態であるモジュール外観図である。(実施例2) 本実施例の利用形態であるHIC外観図である。(実施例2) 第3の実施例のモータ制御概略ブロック図である。(実施例3) 第4の実施例のモータ制御概略ブロック図である。(実施例4) 第4の実施例の動作説明図である。(実施例4) ルームエアコンの外観図である。(実施例4) 洗濯機の外観図である。(実施例4) 冷蔵庫の外観図である。(実施例4)
<第1の実施例>
図1から図5を用いて第1の実施例を説明する。
図2にモータを駆動するインバータ装置の概略構成を示す。本インバータ装置は、直流電力を任意の周波数と電圧に変換した交流電力をモータに印加することによりモータの可変速駆動を行っている。
なお、一般的には直流電力は、商用電源を整流して作成しているが本図では省略し、直流電源として説明する。
本インバータ装置は、直流電源1の直流電力を入力としモータ3へ交流電力を供給する半導体スイッチング素子で構成されたインバータ主回路2と、前記インバータ主回路2へ入力されている直流電圧を検出する直流電圧検出回路5と、前記インバータ主回路2に流入する直流母線電流を検出する電流検出回路4と、上記直流電圧と直流母線電流と上位系からの速度指令値を基に前記モータ3の回転数制御を行う制御器6から構成されている。
図1は、上記制御器6で行われるモータ制御の概略ブロック図を示す。図示しないが、本制御は、例えばマイコンやDSPなどの半導体演算素子を用いたソフトウエア処理で実現している。
図1の制御構成について簡単に説明する。本制御は、非特許文献1〜3記載のモータ電流センサレス&位置センサレスベクトル制御を用いており、インバータ主回路に流入する直流母線電流からモータ電流を再現すると同時に、モータの回転速度及び位相の推定を行い、モータの速度制御を行うものである。ここでは、モータ制御に関する詳細な説明は省略する。
d軸電流指令発生器61は、dq座標上のd軸電流の指令値Idc*を発生する処理で非突極モータの場合は通常0に固定され、突極モータの場合は、若干負の値を出力し、モータが一番効率良い状態になるように制御している。
速度制御器62は、上位系からの速度指令値f1*と回転速度f1との偏差が0になるようにq軸電流指令値Iqc*を発生する処理である。
電圧指令演算器63は、前記電流指令(Idc*,Iqc*)とモータ電流(Idc,Iqc)から電流制御及び、モータ電圧モデルを用いて印加電圧指令(Vdc*,Vqc*)を算出する処理である。
dq/3相変換器64は、前記電圧指令演算器63で算出された印加電圧指令(Vdc*,Vqc*)を3相電圧指令(Vu*,Vv*,Vw*)に変換する処理である。
PWM制御器65は、dq/3相変換器64で変換された3相電圧指令(Vu*,Vv*,Vw*)とPWM周波数fpwmからPWM信号を作成する処理である。
電流再現演算器66は、前記直流母線電流検出回路4からの直流母線電流Ishからモータ電流(Iu,Iv,Iw)を再現する処理である。
3相/dq変換器67は、前記モータ電流(Iu,Iv,Iw)をdq座標上の電流値(Idc,Iqc)に変換する処理である。
速度&位相推定器68は、前記印加電圧指令(Vdc*,Vqc*)と前記モータ電流検出値(Idc,Iqc)からモータ3の回転速度f1と位相Θdcを推定する推定器である。
PWM周波数設定器69Aは、予め設定されている基本PWM周波数fpwm*と回転速度f1を基にPWM周波数信号fpwmを前記PWM制御器65に出力している。
次に前記PWM周波数設定器69Aの処理内容について、図3を用いて説明する。図3は、前記PWM周波数設定器69A内部で行われている演算処理のフローチャートである。本演算処理は、Step1で、基本PWM周波数fpwm*と前記回転速度f1の比の整数成分Nと少数成分nを算出する。
Step2では、上記少数成分nを予め設定されているPWM周波数変化量d(0<d<0.5)と比較し、
n<dの場合は、Step3_Aにて、PWM周波数信号fpwmを式(1)に従って算出する。1−d<nの場合は、Step3_Bにて、PWM周波数信号fpwmを式(2)に従って算出する。
Figure 0005075892
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上記以外の場合は、Step3_Cにて前記基本PWM周波数fpwm*をPWM周波数信号fpwmとして出力する。
以上の処理を繰り返し行うと図4(a)に示す通り動作する。図4は、横軸にモータ印加電圧周波数(回転数)、縦軸にPWM周波数を取り、モータ印加電圧周波数に対するPWM周波数の変更動作をイメージ化した動作説明図である。
この図に示すように、PWM周波数は、基本PWM周波数とモータ印加電圧周波数の整数倍(N次,N+1次など)の前後で増減する。言い換えると、整数倍になるモータ印加電圧周波数より前ではPWM周波数は微小増加させ、反対に、整数倍になるモータ印加電圧周波数より後ではPWM周波数は微小減少させる。
このような動作をさせると、整数倍になるモータ印加電圧周波数より前の領域では、PWM周波数が増加するため、実際に整数倍になる回転数は、A点からB点に移動する。反対に、整数倍になるモータ印加電圧周波数より後の領域では、PWM周波数が減少するため、実際に整数倍になる回転数は、A点からC点に移動する。
以上の通り、整数倍になる前のモータ印加電圧周波数では、PWM周波数を増加、整数倍になった後のモータ印加電圧周波数では、PWM周波数を減少させることで、モータ電流の脈動する領域が遠い方向に移動するので、より安定な制御が可能である。また、PWM周波数の増減幅も少ない値で良く、PWM周波数の変化量の最小化が可能となる。
ここで、図5に本実施例を用いた場合の実機の動作波形(モータ電流波形:1相分)を示す。図5(a)は、PWM周波数を変更しない場合、図5(b)は、本実施例を適用した場合である。なお、本実験条件は、モータ回転数6363rpm,PWM周波数4.8783kHz(回転周波数の23次に設定)、PWM周波数変化量d0.2である。
図5に示す通り、本実施例を用いることにより、モータ電流の脈動が抑制される。
図4(b)から図4(d)に、モータ印加電圧周波数に対するPWM周波数の変化方法の動作イメージ図を示す。具体的な演算方法の説明は省略するが、図3に示したような処理を繰り返し行えば可能である。
ここで、図4(b)と(d)は、PWM周波数をリニアに変化させた場合、図4(c)は、PWM周波数を全領域で大小に変化させた場合である。言い換えれば、図3で説明したdを0.5と置いた場合である。なお、図4(d)もd=0.5としてPWM周波数をリニアに変更した場合である。PWM周波数の変更方法は、適用する製品、つまりシステムに応じて選択すればよい。
また、本実施例では、図3に示す通り、モータ印加電圧周波数に対するPWM周波数を、上記演算処理を用いて算出していたが、予め演算を行った結果をテーブルデータとして記憶させておき、モータ印加電圧周波数に従ってテーブル検索でPWM周波数を決定しても問題ない。
また、PWM周波数設定器69Aは、速度&位相推定器68の出力である回転速度f1をそのまま入力として使用しているが、実際には、何らかのフィルタ処理を加えた回転速度を使用した方がより安定な制御が可能である。
また、速度制御器62が正しく動作していることを考えると、回転速度f1の変わりに速度指令f1*を用いても問題ない。
また、基本PWM周波数は予め設定された固定値で説明したが、適用するシステムにおいては基本PWM周波数を複数設定できる構成とし、動作中に基本PWM周波数を変更することも可能である。そうすれば、機械系との共振点が多く存在するシステムでも対応が容易になる。
以上の通り、本実施例を用いることにより、PWM周波数を大幅に変化させることなく、PWM周波数とモータ印加電圧周波数との関係で発生するモータ電流脈動を抑制できる。また、モータ印加電圧周波数が整数倍の前の領域ではPWM周波数を高い値、モータ印加電圧周波数が整数倍の後の領域ではPWM周波数を低い値に変更することにより安定制御領域の拡大ができ、PWM周波数変更幅を最小限に抑えることができ、システムへの適用性を向上できる。
<第2の実施例>
図7から図12を用いて第2の実施例を説明する。
PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍でモータ電流に脈動が発生する原因は、前記で図6を用いて説明した通りである。
よって、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が非整数倍、つまり常に非同期状態にできれば、モータ電流の脈動も発生しないことになる。上記第1の実施例では、PWM周波数を微小変更させる手法を説明した。
しかし、インバータ装置を製品に適用する場合、前述した通り、製品の機械系との共振を避ける観点から極力PWM周波数は変更したくない。そこで、第2の実施例では、PWM周波数を変更せずに、モータ印加電圧位相を微小変動させる手法を説明する。
図7に第1の実施例同様、概略の制御ブロック図を示す。図1と同一符号は同一の動作をする。ここで、図1と異なるのは、PWM周波数設定器69Aが削除され、電圧位相微小変動指令器70が追加された構成となっているのみである。よって、電圧位相微小変動指令器70の動作について説明する。
電圧位相微小変動指令器70は、予め設定されている基本PWM周波数と回転速度f1を入力し電圧位相微小変動指令値ΔΘv*を出力している。
図8に電圧位相微小変動動作のイメージ図、図9に図4同様の動作説明図を示す。図8はdq座標系で示したモータ印加電圧の位相図である。図8に示す通り、基本的に固定されるモータ印加電圧位相を電圧位相微小変動指令値ΔΘv*に従って変動させれば、図6で説明した通り、キャリアと電圧指令の位相が非同期となり、つまり同期する期間が短くなり、印加電圧オフセットが長い間発生することが無くなる。なお、電圧位相微小変動指令値ΔΘv*は、所定の振幅で、所定の周期もしくはランダムに変化されば良い。
また、変化させるタイミングは、図9(a)に示す通り、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の整数倍付近のみでも十分であるが、図9(b)に示す様に、所定の印加電圧周波数以上で常に微小変動させることも可能である。
ここで、図10を用いて、図9(a)の動作時の前記電圧位相微小変動指令器70での処理内容を説明する。図10は、前記電圧位相微小変動指令器70内部で行われる演算処理のフローチャートである。基本的動作は第1の実施例で説明した図3と同様である。
Step1で、基本PWM周波数fpwm*と前記回転速度f1の比の整数成分Nと少数成分nを算出する。
Step2では、上記少数成分nを予め設定されているPWM周波数変化量d(0<d<0.5)と比較し、n<dもしくは1−d<nの場合は、Step3_Aにて、予め設定されているモータ印加電圧位相の微小変動指令値ΔΘv*で電圧位相を変動させる。上記以外の場合は、モータ印加電圧位相の微小変動指令値ΔΘv*は零とする。
以上の通り出力されたモータ印加電圧位相の微小変動指令値ΔΘv*を速度&位相推定器68からの位相に加算して、前記dq/3相変換器64に入力すれば、前記dq/3相変換器64は、微小変動指令値ΔΘv*3だけ微小変動する3相電圧指令(Vu*,Vv*,Vw*)を算出する。
ここで、微小変動指令値ΔΘv*の変動幅は電気角で10度以下、変動周期は回転周波数の10倍程度が望ましく、変動周期は周期的でも非周期(ランダム)でも問題ない。
以上により図9(a)に示す通り、モータ印加電圧位相を微小変動させることが可能となり、第1の実施例同様にモータ電流の脈動を抑制できる。また、本実施例を用いれば、PWM周波数の変更がないので、製品化時の騒音等の問題がない。
ここで、本実施例では、モータ印加電圧位相の微小変動指令値ΔΘv*を速度&位相推定器68からの位相に加算して、前記dq/3相変換器64に入力する構成で説明したが、速度&位相推定器68からの位相と微小変動指令値ΔΘv*を別々にdq/3相変換器に入力して、dq/3相変換器内部で電圧位相を変動させる構成としても何の問題もない。また、その他、電圧位相を微小変動できる構成であれば適用は可能である。
図11,図12に本実施例の利用形態を示す。図11はインバータ主回路及び制御回路を一体化したモジュールの形態である。図11の通り、モジュール化することにより、製品への適用が容易となり製品化のスピードアップや適用範囲の拡大が容易となる。
図12は、本実施例の制御回路部をHIC化した形態である。このように制御回路部分だけHIC化すると、インバータ主回路としては市販のIPMなど安価なモジュールの適用が可能となり、製品コストの低減が可能となる。
なお、本利用形態は、本実施例に限った話ではなく、本発明のすべての実施例で適用可能である。
<第3の実施例>
図13を用いて第3の実施例を説明する。図13は、第3の実施例の概略制御構成図である。図1及び図7記載の同一符号は同一の動作をする。ここで、異なるのは、PWM周波数設定器69Bのみである。
PWM周波数設定器69Bは、図1に示すPWM周波数設定器69Aの変更タイプで、図13に示す通り、回転速度f1以外に速度偏差Δf1も入力しており、速度偏差Δf1が所定範囲値以外では、PWM周波数の変更を行わない。言い換えれば、モータの回転数が安定した状態時にのみPWM周波数の変更を行わせる構成としている。
詳細な説明は省略するが、モータ電流の脈動原因は、図6で説明した通り、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の同期状態が長く続く場合に発生する。言い換えれば、加減速中は影響が少ないので、PWM周波数を変更しない方がモータ制御としては安定する。
そこで、速度偏差Δf1を用いて、PWM周波数変更処理の停止/起動を行う構成とした。
ここで、本実施例は速度偏差Δf1を用いて回転数がある安定状態なのかの判定を行っているが、別の指標を用いても問題ない。例えば、速度&位相推定器68の位相の変動幅とか、速度制御器62の出力値(Iqc*)とか、回転数が安定したことを判断できる値であれば問題ない。
本構成を用いることにより、加減速中のPWM周波数の頻繁な変更動作が無くなり、モータ制御としても安定な動作が可能となる。また、製品としての騒音等の影響も少なくなる。
なお、本実施例では、PWM周波数を変更することで説明したが、前記第2の実施例等のモータ印加電圧位相を変動させる方式においても同様の効果が得られる。
<第4の実施例>
第4の実施例を図14,図15を用いて説明する。本実施例は、前記第1の実施例と第2の実施例を併用した方式であり、図1及び図7記載の同一符号は同一の動作を行うものである。
図14に制御構成の概略ブロック図を示す。各ブロックの動作は前記実施例で説明した動作と同様であるので、ここでは説明は省略する。図14で異なる所は、モータ印加電圧位相の微小変動指令値ΔΘv*を速度&位相推定器68からの位相Θdcに加算した値を、前記3相/dq変換器67にも入力している所である。第2の実施例では、印加電圧位相のみ微小変動させる構成であったが、本実施例では、電流検出精度の向上を目的に前記3相/dq変換器67にも入力している。これにより、電流検出の電流位相も印加電圧に一致するためより正しい電流値が検出できる。
第2の実施例の項でも述べたが、前記速度&位相推定器68からの位相Θdcと微小変動指令値ΔΘv*を別々に前記3相/dq変換器67に入力しても問題ない。
図15に本実施例を用いた場合の動作イメージ図を示す。本実施例は、第1の実施例と第2の実施例を併用しており、図15に示す通り、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍になる付近では、PWM周波数も変更し、電圧位相も微小変動させる。
この方式を用いることにより、PWM周波数の変更幅及び変化させる領域を低減することができ、PWM周波数変化に伴う騒音等の低減や聴感の向上が図れる。
また、図15では、領域Aも領域Bも併用しているが、つまり同様の動作をしているが、例えば、領域Aでは、電圧位相微小変動だけとし、領域Bでは、PWM周波数変更と電圧位相微小変動を併用する等、モータ印加電圧周波数の大きさで併用,非併用を切り替えることも可能である。この点に関しては図示はしていない。
また、これまでの実施例、特に第1の実施例では、PWM周波数の変更幅は、ほぼ一定で説明しているが、前記PWM周波数変化量dが固定の場合、厳密には、モータ印加電圧周波数が高くなるに従って、PWM周波数の変更幅の絶対値は徐々に増加する。よって、前記PWM周波数変化量dを固定した場合、高回転になるほどPWM周波数の変更幅は増加させる必要がある。但し、変化量dの比率は同一である。
しかし、製品用途においては、PWM周波数の変更幅を制限したい場合もある。その場合は、第4の実施例のように、電圧位相の微小変動方式と併用することにより、PWM周波数の変更幅を低減することも可能である。
ここで、前記PWM周波数変化量dは、適用するシステムによっては、モータ印加電圧周波数に応じて変化させる構成としても問題ない。
以上の通り、実施例を説明したが、実際の製品に適用した場合の効果について、図16から図18を用いて説明する。
図16は空調機,ルームエアコンの外観図、図17は洗濯機の外観図、図18は冷蔵庫の外観図である。図に示す製品は、モータを用いて圧縮機や洗濯槽(ドラム)を駆動する機器であり、基本的に家庭内及びその近辺に設置される機器であり、騒音や異音の発生は避けなければならない。
本発明はPWM周波数を大幅に変更することなく、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の整数倍に起因するモータ電流脈動を抑制できる。また、電圧位相を微小変動させる方式では、PWM周波数を変更する必要がなく、聴感も損なわない。
ここで、以上の本実施例を各製品に適用した場合の効果について言及する。先ず空調機及び冷蔵庫に適用した場合、過変調PWM制御での駆動領域の拡大及び制御安定性が向上するので、更なる高効率化と高出力化の両立が可能となる。具体的には、高速・高負荷駆動が可能になるため、モータの設計をさらに低速領域で効率が向上するような設計が可能となる。また、直流電圧の昇圧動作をする必要がなくなるため、回路効率も向上する。さらに、弱め界磁制御領域が高回転側に移動するので、無効電流の量も低減でき、回路及びモータの損失を低減でき、地球温暖化の抑制につながる。
次に洗濯機であるが、同一の直流電圧の場合、過変調PWM制御を適用できるので、モータ回転数を高くでき、脱水モードでは脱水時間の低減が可能となる。さらに、脱水時間を低減できるので省エネ化も可能となる。
なお、過変調PWM制御時を中心に説明したが、PWM周波数とモータ印加電圧周波数の整数倍に起因するモータ電流脈動は、通常変調制御時でも発生する。具体的には、PWM周波数が低く、モータ印加電圧周波数が高い場合は、モータ印加電圧周期あたりのPWMパルス数が減少するため、過変調PWM制御時と同様の状態となりモータ電流脈動が発生する。
言い換えれば、本実施例で説明している技術は、過変調PWM制御を用いない機器でも適用可能な方式である。特に、PWM周波数を高くできないシステムには最適な方式である。
1 直流電源
2 インバータ主回路
3 永久磁石同期モータ
4 電流検出回路
5 直流電圧検出回路
6 制御器
10 モジュールの制御基板
11 モジュールのインバータ主回路
61 d軸電流指令発生器
62 速度制御器
63 電圧指令演算器
64 dq/3相変換器
65 PWM制御器
66 電流再現演算器
67 3相/dq変換器
68 速度&位相推定器
69A,69B PWM周波数設定器
70 電圧位相微小変動指令器

Claims (13)

  1. 直流電力を入力とし、PWM制御を用いて任意の周波数と電圧の交流電力をモータに印加して、前記モータを可変速駆動するインバータ装置であり、少なくともPWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍付近になるモータ印加電圧周波数時に前記PWM周波数を変更するインバータ装置において、
    予め設定された基本PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比の整数成分N,少数成分n、及び、PWM周波数変化量dを用いて、
    前記少数成分nが第1所定値以下の場合は式(1)に従って前記PWM周波数を変更し、前記少数成分nが第2所定値以上の場合は式(2)に従って前記PWM周波数を変更し、
    前記第1所定値<前記PWM周波数変化量d、
    1−前記PWM周波数変化量d<前記第2所定値、
    0<前記PWM周波数変化量d<0.5
    であることを特徴とするインバータ装置。
    Figure 0005075892
    Figure 0005075892
  2. 請求項1において、
    前記少数成分nが、前記第1所定値より大きく前記第2所定値より小さい場合は、前記PWM周波数を前記基本PWM周波数とすることを特徴とするインバータ装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記基本PWM周波数は、前記モータ印加電圧周波数に応じて設定を変更することを特徴とするインバータ装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記PWM周波数の変更は前記モータ回転数が安定した状態時に変更することを特徴とするインバータ装置。
  5. 請求項1又は2において、
    前記PWM周波数の変更は前記モータ回転数偏差が所定の範囲の状態時に変更することを特徴とするインバータ装置。
  6. 直流電力を入力とし、PWM制御を用いて任意の周波数と電圧の交流電力をモータに印加して、前記モータを可変速駆動するインバータ装置において、
    少なくとも予め設定された基本PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍付近になるモータ印加電圧周波数時に、モータ印加電圧位相を変動させることを特徴とするインバータ装置。
  7. 請求項1において、
    前記基本PWM周波数と前記モータ印加電圧周波数の比が整数倍付近になるモータ印加電圧周波数時に、モータ印加電圧位相も変動させることを特徴とするインバータ装置。
  8. 請求項6又は7において、
    前記モータ印加電圧位相の変動は前記モータ回転数が安定した状態時に変更することを特徴とするインバータ装置。
  9. 直流電力を入力とし、PWM制御を用いて任意の周波数と電圧の交流電力をモータに印加して、前記モータを可変速駆動するインバータ装置であり、少なくともPWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍付近になるモータ印加電圧周波数時に前記PWM周波数を変更するインバータ装置において、
    予め設定された基本PWM周波数とモータ印加電圧周波数の比が整数倍になる前後のモータ印加電圧周波数でPWM周波数を基本PWM周波数より増減させる手段と、前記基本PWM周波数と前記モータ印加電圧周波数の比が整数倍付近になるモータ印加電圧周波数時に、モータ印加電圧位相を変動させる手段を具備し、少なくとも一方の変化手段を実行することを特徴とするインバータ装置。
  10. 請求項1〜9の何れかにおいて、
    前記インバータ装置を同一基板上に備えたことを特徴とするインバータモジュールもしくはHIC。
  11. 請求項1〜9の何れかのインバータ装置を圧縮機の駆動に適用した空調機において、
    モータ電流脈動抑制を行うと共に圧縮機の高出力化を実現するように過変調PWM制御を行うことを特徴とする空調機。
  12. 請求項1〜9の何れかのインバータ装置を圧縮機の駆動に適用した冷蔵庫において、
    モータ電流脈動抑制を行うと共に圧縮機の高出力化を実現するように過変調PWM制御を行うことを特徴とする冷蔵庫。
  13. 請求項1〜9の何れかインバータ装置を洗濯槽もしくはドラムの駆動に適用した洗濯機において、
    モータ電流脈動抑制を行うと共に脱水モードの脱水時間短縮するよう過変調PWM制御を行うことを特徴とする洗濯機。
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