JP5075166B2 - 定着器用温度センサ - Google Patents
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Description
そして、保持体部3に設けられている定着器用温度センサによって定着ローラ1の表面温度を測定し、図示されない制御装置がこの測定値に応じて定着ローラ1を加熱してその表面温度を制御することによって、記録紙上のトナーの定着が常に一定の状態で行われるようになっている。
図9(b) においては、保持体部3Aが金属からなる一対のバネ部5Aを介して支持体4Aに取り付けられているとともに、薄膜サーミスタ113の両端の電極が、左右の細長金属板6Aに接続されていることが示されている。
絶縁シート15は、ポリイミド系樹脂またはテフロン(登録商標)系樹脂、もしくはポリイミド系樹脂とテフロン系樹脂との混合物からなっている。
このようにガラス封止サーミスタ素子17を熔封しているガラスよりも薄板状ガラス16の融点が高いので、融点の差によって薄板状ガラス16が変形することなく、薄板状ガラス16上に流動ガラス体19を形成することができる。
また、薄板状ガラス16は厚みが0.1mm〜30μm、広さは10mm×10mm〜0.5mm×0.5mm程度である。
流動ガラス体19の大きさは、一例として薄板状ガラス16に融着する以前の大きさが5mm×3mm程度の楕円状から、直径0.3mm程度のものであるが、この形状に限定されるものではない。
この場合は、薄板状セラミック板は薄板状ガラス16と比べて耐熱性が高いので、ガラス封止サーミスタ素子17を熔封する流動ガラス体19を形成するガラスの融点は、図2に示された場合よりも高くてもよい。
この際の当接位置のずれ量は、定着器用温度センサが固定されていて、定着ローラ軸が定着器用温度センサの感熱面に平行に±方向にずれた場合で示してある。
図3において(b) は、ガラス封止サーミスタ素子、または薄膜サーミスタを搭載した保持体部に対する、定着ローラの位置ずれの方向を説明するものであって、+方向と−方向とが示されている。
しかしながら薄板状ガラスがローラ軸と90°の方向に±0.5mm程度ずれた場合には、従来技術の場合と同様に、定着ローラ1との当接が外れかかるため、検出温度が低下することが認められるようになる。
図4において(b) は、ガラス封止サーミスタ素子、または薄膜サーミスタを搭載した保持体部に対する、定着ローラの位置ずれの方向を説明するものであって、+方向と−方向とが示されている。
さらに薄膜サーミスタの位置がずれると、薄膜サーミスタの短辺が定着ローラと全く接触しなくなるため、熱応答が大幅に遅くなる。
しかしながら薄板状ガラス16がローラ軸と90°の方向に±0.5mm程度ずれた場合には、従来技術の場合と同様に、定着ローラ1との当接が外れかかるため、熱応答が遅くなることが認められるようになる。
なお、この場合の冷却方法はいずれも自然冷却とした。
図5において(b) は、ガラス封止サーミスタ素子、または薄膜サーミスタを搭載した保持体部に対する、定着ローラの位置ずれの方向を説明するものであって、+方向と−方向とが示されている。
勿論、位置ずれが、図5の場合より小さい±0.4mm〜±0.2mmのとき(不図示)は、本発明の場合は、位置ずれなしの場合と同じ制御結果となる。
位置ずれは、定着ローラ1の軸の位置精度や定着ローラ1の外径精度、および定着器用温度センサに装備されたサーミスタ素子の位置精度等、これら構成部材相互の製作精度の累積誤差から発生するものである。
しかしながら、本発明の定着器用温度センサでは、上述のような構成部材相互の製作精度の累積誤差を許容するため、定着器が製作しやすくなり、温度制御性に優れた定着器を市場に供給することができるようになる。
図6は、本発明の定着器用温度センサを定着ローラ1に対して平行に設置した場合の、定着ローラ1に対する定着器用温度センサの位置ずれ量と検知温度との関係を示したものであって、実線で示す本発明の場合は点線で示す従来技術の場合と比べて、検知温度がやや高くなるが、傾向としては変わらない。
また、図7は本発明の定着器用温度センサを定着ローラ1に対して平行に設置した場合の、定着ローラ1に対する定着器用温度センサの位置ずれ量と応答時間との関係を示したものであって、実線で示す本発明の場合は点線で示す従来技術の場合と比べて、応答時間がやや短くなるが、傾向としては変わらない。
このことは、サーミスタ素子から引き出されるリード線の向きが必ずしも定着ローラ1の軸方向でなくてもよく、定着ローラ1の軸方向に対して垂直であっても温度センサを構成できることを示唆している。
これに対して、1005サイズ(長さ1mm,幅0.5mm)の薄膜サーミスタを使用した従来技術の場合は、90°向きを変えただけで、定着ローラ1と当接する幅が1mm→0.5mmに減少しているので、感熱性能にも変化が生じている。
2 加圧ローラ
3 保持体部
4 支持体
5 バネ部
6 トナー定着器の構造部分
11 保持体部
12 支持体
13 バネ部
14 細長金属板
15 絶縁シート
16 薄板状ガラス
17 ガラス封止サーミスタ素子
18 リード線
19 流動ガラス体
Claims (7)
- ガラス封止サーミスタ素子を正方形または円板形の薄板状ガラス板上に前記ガラス封止サーミスタ素子を覆う流動ガラス体を融着して接合して、前記ガラス封止サーミスタ素子を左右の細長金属板間に電気的に接続した状態で上下から絶縁シートで挟み込んで形成した保持体部を、前記薄板状ガラス板の前記ガラス封止サーミスタ素子と反対側の面が定着ローラに対する感熱側になるように、定着器側に設けられた支持体に固定したことを特徴とする定着器用温度センサ。
- 請求項1記載の定着器用温度センサにおいて、前記薄板状ガラス板に代えて薄板状セラミック板を用いたことを特徴とする定着器用温度センサ。
- 前記薄板状ガラス板は、前記流動ガラス体を構成するガラスより融点が高いことを特徴とする請求項1に記載の定着器用温度センサ。
- 前記絶縁シートが、ポリイミド系樹脂および/またはテフロン系樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の定着器用温度センサ。
- 前記定着器用温度センサが、定着ローラの軸と直交するように設置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の定着器用温度センサ。
- 前記定着器用温度センサが、定着ローラの軸と平行になるように設置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の定着器用温度センサ。
- 画像情報に対応して形成したトナー像が担架された記録紙を、互いに接触しながら反対方向に回転する定着ローラと加圧ローラ間を移送することによって、記録紙上のトナー像を前記定着ローラによって加熱して記録紙に定着させるトナー定着器であって、
前記回転する定着ローラの表面に接触するように支持された保持体部に配置された請求項1乃至4のいずれか一に記載の定着器用温度センサが、前記定着ローラの表面温度を計測して該計測結果に応じて制御装置を制御することによって、該制御装置が前記定着ローラを加熱してその表面温度を一定の状態に保つように構成されていることを特徴とするトナー定着器。
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