JP5074947B2 - バスダクト用ハウジング - Google Patents

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Description

この発明は、電気導体を収納するバスダクト用ハウジング、特に空気絶縁バスダクトのハウジング保持機能に関する。
高層ビル等の構造物では、電気幹線路を構成するためにバスダクトが使用されている。バスダクトは通常ケーブル等とは異なり、大きな荷重、剛性を有している。一般にバスダクトとは、電気導体の周囲を絶縁材で覆って構成した導体をハウジングの内部に複数収納保持するものである。このバスダクトは、複数のケーブルを束ねて配線する配線システムと比較して、火災などの発生防止や漏洩磁束防止などに極めて優れた機能を有することから、工場施設やビルの主電力供給ラインなどに広く用いられている。
従来、バスダクトとして、複数の帯状の導体と、導体を収納するハウジングと、ハウジング内の空間を複数個の空間に分離する複数の分離部材とを備えたバスダクトが提案されている。上述した分離部材は、ハウジングと導体との間に形成される空間、および、複数の導体の相互の間に形成される空間を、複数の空間に分離するバスダクトである。上述した導体は、電気導体と、電気導体の周面に設けられ、他の電気導体と電気的に分離するための絶縁体とを備えている。
図7は、従来のバスダクトを示す図である。図7に示すように、バスダクト100は、ハウジング111と、ハウジング111内に収納された複数の導体112A〜112Cと、ハウジング111と導体112A〜112Cとの間に形成される空間または一つの導体(例えば、導体112A)と他の導体(導体112B)との間に形成される空間を複数の空間に分離する(図示しない)複数の分離部材と、他のバスダクトを電気的に接続するための(図示しない)接続部を備えている。分離部材は、ハウジング111内にハウジング111に密着した状態で収納されている。
ハウジング111は、導体112A〜112Cを収納する凹部115と、凹部115の開口端の両側に設けられたフランジ116とを備える一対のハウジング片117A、117Bを対向させ、互いのフランジ116を接合させ、ボルト、ナット等の結合部材118で結合し、導体112A〜112Cを収納保持する。
導体112A〜112Cは、同一構成を有しており、電気導体121と、この電気導体121の周面に設けられ、他の電気導体121と電気的に分離するための絶縁体122とを備えている。このため、例えば、複数系統の電力あるいは電気信号を供給することができる。
特開2005−287172号公報 特開2007−274814号公報
上述したように、従来のバスダクトでは、内部に導体を収納して、一対のハウジング片を対向させ、互いのフランジを接合させて、ボルト、ナット等の結合部材によって締め付けて固定していた。即ち、バスダクトのハウジングは、ハウジング片を使用した2分割構造からなっており、ハウジング片を対向して合わせた状態で、等間隔にネジ等で締め付けて、強固に固定していた。従って、内部に導体を収納した状態で、一対のハウジング片を対向させ、更にネジ等で締め付けるという作業が必要であった。
従って、この発明の目的は、従来の問題点を解決して、ネジ等で締め付ける必要がなく、安全かつ簡単に、内部に導体を収納した状態で、ハウジング片を相互に嵌め合わせて、固定することができる、バスダクト用ハウジングを提供することにある。
本発明者は、上述した従来の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、以下のことが判明した。2つのハウジング部材をネジで締め付けるのではなく、2つの部材をワンタッチで嵌合させるときに、嵌合部の形状を特定の形状にすると、容易に結合し、一度結合すると外れにくいことが判明した。即ち、2つの部材を合わせて形成される断面矩形のハウジングの対応する2つの辺の全長にわたって、所定形状の嵌合部をそれぞれ設けると、2つの部材を1つの方向に沿って相互に押し進めて嵌め込むだけで、ハウジングは、一度嵌め込まれると、外れないで、強固に嵌合することが判明した。具体的には、1つの方向に沿って、それぞれ対応して嵌め込みができるような、平らな面と、嵌め込みが可能な傾斜面(先端部および凹部を備えている)とからなる嵌合部をそれぞれ設けて、それぞれ先端部が相手の凹部に嵌るように傾斜面を合わせて押し込むと、ワンタッチで簡単に嵌合され、外れないバスダクト用ハウジングができることが判明した。
この発明は、上記研究結果に基づいてなされたものであって、この発明のバスダクト用ハウジングの第1の態様は、相互に嵌合して、内部に導体および導体を固定する絶縁物を収納する断面矩形の空間を形成する、1対の相対する断面概ねコの字形の第1部材と、第2部材とを備え、
前記第1部材および前記第2部材は、それぞれ対応する断面矩形の長辺を形成する面、および、断面矩形の短辺を形成する2つの面を有しており、それぞれの前記断面矩形の短辺を形成する面の先端部が嵌合されて形成された嵌合部を備え
前記嵌合部は、第1嵌合部および第2嵌合部からなり、前記第1嵌合部は、前記第1部材の第1端部および前記第2部材の第1端部からなり、前記第2嵌合部は、前記第1部材の第2端部および前記第2部材の第2端部からなり、前記第1端部および前記第2端部は、それぞれ対応する平らな面、および、嵌合する先端部と凹部とを有する傾斜面を備え、
前記第1嵌合部および前記第2嵌合部は、それぞれの外側に突起部を備え、前記突起部と、前記第1嵌合部および前記第2嵌合部のそれぞれの外側の平らな面と、の間に嵌合外れ防止補強板材を備えている、バスダクト用ハウジングである。
この発明のバスダクト用ハウジングの第の態様は、前記第1部材の前記第1端部は、外側が平らな面からなり、内側が嵌合する先端部と凹部とからなっており、前記第1部材の前記第2端部は、外側が嵌合する先端部と凹部とからなり、内側が平らな面からなり、他方、前記第2部材の前記第1端部は、外側が嵌合する先端部と凹部とからなり、内側が平らな面からなり、前記第2部材の第2端部は、外側が平らな面からなり、内側が嵌合する先端部と凹部とからなっている、バスダクト用ハウジングである。
この発明のバスダクト用ハウジングの第の態様は、前記第1部材の第1端部の前記先端部が、前記第2部材の第1端部の前記凹部の大きさに対応しており、前記第1部材の第1端部の前記凹部が、前記第2部材の第1端部の前記先端部の大きさに対応しており、嵌合されたとき前記第1嵌合部は外側および内側が平らな面を形成し、他方、前記第1部材の第2端部の前記先端部が、前記第2部材の第2端部の前記凹部の大きさに対応しており、前記第1部材の第2端部の前記凹部が、前記第2部材の第2端部の前記先端部の大きさに対応しており、嵌合されたとき前記第2嵌合部は外側および内側が平らな面を形成している、バスダクト用ハウジングである。
この発明のバスダクト用ハウジングの第の態様は、前記第1嵌合部および前記第2嵌合部における第1部材の先端部と第2部材の先端部のそれぞれ対応する面を合わせて、前記長辺を形成する面に垂直方向に力を加えると、不可逆的に嵌合される、バスダクト用ハウジングである。
この発明のバスダクト用ハウジングの第の態様は、前記第1嵌合部および前記第2嵌合部の板厚が、他の部分の板厚よりも大きい、バスダクト用ハウジングである。
この発明のバスダクト用ハウジングの第の態様は、内部に収納された前記絶縁物が、前記第1部材および前記第2部材の内側への変形を阻止し、前記不可逆的な嵌合を確実にしている、バスダクト用ハウジングである。
この発明のバスダクト用ハウジングの第の態様は、前記断面矩形の長辺を形成する面および/または前記断面矩形の短辺を形成する面に第1部材および第2部材の強度を補う凹凸部を備えている、バスダクト用ハウジングである。
この発明のバスダクトの第1の態様は、
導体と、
前記導体を固定する絶縁物と、
上述したこの発明のバスダクト用ハウジングの第1から第7の何れか1つの態様に記載のバスダクト用ハウジングと
を備えたバスダクトである。


この発明によると、2つの部材を合わせて形成される断面矩形のハウジングの対応する2つの辺の全長にわたって、所定形状の嵌合部がそれぞれ設けられているので、2つの部材を1つの方向に沿って相互に押し進めて嵌め込むだけで、ハウジングは、ワンタッチで嵌合し、一度嵌め込まれると、外れないで、強固に嵌合することができ、ネジ等によって締め付ける作業が不要になり、部品数の減少、大幅な労力の削減が可能になる。
更に、嵌合部の外側に突起部を設けて、板材を突起部と嵌合部の外表面で形成される空間に挿入すると、外部から予期しない力が加わっても、嵌合の外れを確実に防止することができる。
更に、この発明によると、ネジ等で締め付ける必要がなく、安全かつ簡単に、内部に導体を収納した状態で、ハウジング片を相互に嵌め合わせて、固定することができる、バスダクト用ハウジングを提供することができる。
本発明のバスダクト用ハウジングの態様について図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明のバスダクト用ハウジングの第1の態様は、相互に嵌合して、内部に導体および導体を固定する絶縁物を収納する断面矩形の空間を形成する、1対の相対する断面概ねコの字形の第1部材と、第2部材とを備え、第1部材および第2部材は、それぞれ対応する断面矩形の長辺を形成する面、および、断面矩形の短辺を形成する2つの面を有しており、それぞれの断面矩形の短辺を形成する面の先端部が嵌合されて形成された嵌合部を備えている、バスダクト用ハウジングである。即ち、ハウジングは、ネジ等によって締め付けるのではなく、特定の形状を有する嵌合部を備え、それによって結合され固定されている。
図1は、この発明のバスダクトの1つの態様を説明する、1つの部分での横断面を含む斜視図である。図1に示すように、ハウジング1は、1対の相対する断面概ねコの字形の第1部材2と、第2部材3とを備えている。第1部材2および第2部材3は、相互に嵌合して、内部に導体38および導体38を固定する絶縁物39を収納する断面矩形の空間を形成する。即ち、嵌合は、ワンタッチで簡単に行える。しかし、一度結合されると、外れない構造になっているので、信頼性は高い。
ハウジングを形成する一方の部材である第1部材2は、断面矩形の長辺を形成する面26および、断面矩形の短辺を形成する2つの面27−1、27−2を有する概ね断面コの字形である。ハウジングを形成する他方の部材である第2部材3は、第1部材に対応して、断面矩形の長辺を形成する面28および、断面矩形の短辺を形成する2つの面29−1、29−2を有する概ね断面コの字形である。第1部材2の断面矩形の短辺を形成する面27−1、27−2の先端部と、第2部材3の断面矩形の短辺を形成する面29−1、29−2の先端部とが嵌合して、嵌合部4、5が形成される。図1では、嵌合部は断面矩形の短辺にそれぞれ対応して設けられているが、長辺に設けてもよい。
図1に示す態様においては、断面矩形の長辺を形成する面26および、断面矩形の短辺を形成する2つの面27−1、27−2を有する概ね断面コの字形の第1部材2と、断面矩形の長辺を形成する面28および、断面矩形の短辺を形成する2つの面29−1、29−2を有する概ね断面コの字形の第2部材3とが、嵌合部4、5によって嵌合された状態でバスダクト用ハウジングが形成されている。後述するように、ハウジング1内には、導体38および導体38を固定する絶縁物39が収納されて、第1部材2および第2部材3のハウジング内側方向への動きを阻止しているので、強固に嵌合され、外れることなく十分な強度を備えている。即ち、第1部材2および第2部材3のハウジング内側方向への動きを阻止する機能を備えていることが嵌合を確実にする。
図2は、導体および導体を固定する絶縁物が収納されたバスダクトを説明する断面図である。図2に示すように、空気絶縁型バスダクトは、金属製のハウジング1の中に絶縁(支持)物39−1、39−2を介して複数の導体(裸バスバー)38を平行に配置して形成されている。通常、バスダクトから電気的な分岐をとる箇所には、プラグイン器具やボルトオン器具が取り付けられ、プラグイン器具等を取り付ける部分には、バスダクトにプラグインホールが形成されている。絶縁物39は、プラグインホールが設けられたハウジングの第2部材3側と、反対側の第1部材2側に分割されて配置されている。このように、分割された絶縁物39−1、39−2によって両側から挟み込まれて、3本の導体38がハウジング1内に配置されて固定されている。
第1嵌合部および第2嵌合部のそれぞれの外側に突起部を備え、突起部と第1嵌合部および前記第2嵌合部のそれぞれの外側の平らな面の間に嵌合外れ防止補強板材31を備えていてもよい。
図2に示す態様では、嵌合部4、5の両端部に突起部30が設けられ、嵌合部4、5の平らな面と突起部30によって形成された縦長の空間に、板材31が挿入されている。このように、板材を突起部と嵌合部の外表面で形成される空間に挿入すると、外部から予期しない力が加わっても、嵌合の外れを確実に防止することができる。
図3は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合部で結合された状態を説明する断面図である。図4は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合される前の状態を説明する断面図である。図5は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合部で結合されたときの、嵌合部の部分拡大図である。図6は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合される前の状態における、嵌合される部分の部分拡大図である。
図3から図6を参照しながら、嵌合部を説明する。図3に示すように、ハウジング1を形成する第1部材2および第2部材3が、嵌合部4、5において、簡単に取り外せないように結合されている。嵌合部は、第1嵌合部4および第2嵌合部5からなっている。第1嵌合部4は、第1部材2の第1端部6および第2部材3の第1端部7からなっている。同様に、第2嵌合部5は、第1部材2の第2端部8および第2部材3の第2端部9からなっている。第1端部6、7および第2端部8、9は、それぞれ対応する平らな面、および、嵌合する先端部と凹部とを有する傾斜面を備えている。
図4および図6に示すように、第1部材2の第1端部6は、外側が平らな面10からなり、内側が嵌合する先端部12と凹部13とを備えた傾斜面11からなっている。傾斜面の先端部は、先端から厚さが漸次増加しているので、相手の部材を傾斜面に沿って導く機能を備えている。先端部に続く凹部は、相手の部材の先端部が嵌め込まれる部分で、嵌め込みを解けないように機能する。それぞれの先端部および凹部を備えた傾斜面は、ハウジングの全長にわたって同一形状を有している。
第1部材2の第2端部8は、外側が嵌合する先端部20と凹部21とを備えた傾斜面19からなり、内側が平らな面18からなっている。他方、第2部材3の第1端部7は、外側が嵌合する先端部16と凹部17とを備えた傾斜面15からなり、内側が平らな面14からなっている。第2部材3の第2端部9は、外側が平らな面22からなり、内側が嵌合する先端部24と凹部25とを備えた傾斜面23からなっている。
更に、図3および図5に示すように、第1部材2の第1端部6の先端部12が、第2部材3の第1端部7の凹部17の大きさに対応している。第1部材2の第1端部6の凹部13が、第2部材3の第1端部7の先端部16の大きさに対応している。これらが嵌合されたとき第1嵌合部4は外側および内側が平らな面10、14を形成している。他方、第1部材2の第2端部8の先端部20が、第2部材3の第2端部9の凹部25の大きさに対応している。第1部材2の第2端部8の凹部21が、第2部材3の第2端部9の先端部24の大きさに対応している。これらが嵌合されたとき第2嵌合部5は外側および内側が平らな面18、22を形成している。
図5および図6には、第1嵌合部の詳細について示しているが、第2嵌合部についても同様のことが言える。上述したように、嵌合によってハウジング1を形成する第1部材2および第2部材3は、それぞれ、断面矩形の長辺を形成する面および、断面矩形の短辺を形成する2つの面を有する概ね断面コの字形であり、図1、図4に示したように、第1部材2の断面矩形の短辺を形成する面27−1、27−2の先端部と、第2部材3の断面矩形の短辺を形成する面29−1、29−2の先端部とが嵌合して、結合される。
第1嵌合部および第2嵌合部における第1部材の先端部と第2部材の先端部のそれぞれ対応する面を合わせて、長辺を形成する面に垂直方向に力を加えると、不可逆的に嵌合される。即ち、図4に示すように、第1部材の断面矩形の短辺を形成する面27−1の先端部は、第2部材の断面矩形の短辺を形成する面29−1の先端部の外側に位置し、第1部材の断面矩形の短辺を形成する面27−2の先端部は、第2部材の断面矩形の短辺を形成する面29−2の先端部の内側に位置して相対している。この状態で、断面矩形の長辺を形成する面に垂直方向に相互に押し込むと、第1嵌合部および第2嵌合部において結合される。
従って、相互に嵌合する先端部と凹部の形状は、押し込みによって容易に結合され、結合されると外れないように設計される。特に先端部と凹部との境界部分の形状は、押し込みは容易で、反対方向への力を加えても外れないように、逆行阻止機能を備えていることが必要である。
この発明のバスダクト用ハウジングにおいては、導体を固定するために内部に収納された絶縁物が、本来の絶縁機能の他に、第1部材および第2部材の内側への変形を阻止しているので、結合は容易であるが外れにくいという所謂不可逆的な嵌合を確実にしている。
この発明のバスダクト用ハウジングの1つの態様において、断面矩形の長辺を形成する面および/または断面矩形の短辺を形成する面に第1部材および第2部材の強度を補う凹凸部を備えていてもよい。更に、上述した導体を固定する絶縁物の収納を確実にするために、断面矩形の長辺を形成する面および/または断面矩形の短辺を形成する面に第1部材および第2部材の強度を補う凹凸部を備えていてもよい。
上述した態様においては、第1嵌合部および第2嵌合部の板厚が、他の部分の板厚よりも大きく設定しているが、第1嵌合部および第2嵌合部の板厚は、他の部分の板厚と同じ厚さであってもよい。
なお、バスダクト用のハウジングは、強度、信頼性の点から、金属の材質が好ましく、具体的には鉄が望ましい。上述したバスダクト用のハウジングは、図に示した態様だけでなく、特に嵌合部は、上述した機能を果たすことができる形状であれば、どのような形状であってもよい。
上述したように、この発明によると、ネジ等で締め付ける必要がなく、安全かつ簡単に、内部に導体を収納した状態で、ハウジング片を相互に嵌め合わせて、固定することができる、バスダクト用ハウジングを提供することができる。
図1は、この発明のバスダクトの1つの態様を説明する、ある部分での横断面を含む斜視図である。 図2は、導体および導体を固定する絶縁物が収納されたバスダクトを説明する断面図である。 図3は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合部で結合された状態を説明する断面図である。 図4は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合される前の状態を説明する断面図である。 図5は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合部で結合されたときの、嵌合部の部分拡大図である。 図6は、ハウジングを形成する第1部材および第2部材が嵌合される前の状態における、嵌合される部分の部分拡大図である。 図7は、従来のバスダクトを示す図である。
符号の説明
1 バスダクト用ハウジング
2 第1部材
3 第2部材
4 第1嵌合部
5 第2嵌合部
6 第1部材の第1端部
7 第2部材の第1端部
8 第1部材の第2端部
9 第2部材の第2端部
10 平らな面
11 傾斜面
12 先端部
13 凹部
14 平らな面
15 傾斜面
16 先端部
17 凹部
18 平らな面
19 傾斜面
20 先端部
21 凹部
22 平らな面
23 傾斜面
24 先端部
25 凹部
26 長辺を形成する面
27 短辺を形成する面
28 長辺を形成する面
29 短辺を形成する面
30 突起部
31 板材
38 導体
39 絶縁物

Claims (8)

  1. 相互に嵌合して、内部に導体および導体を固定する絶縁物を収納する断面矩形の空間を形成する、1対の相対する断面概ねコの字形の第1部材と、第2部材とを備え、
    前記第1部材および前記第2部材は、それぞれ対応する断面矩形の長辺を形成する面、および、断面矩形の短辺を形成する2つの面を有しており、それぞれの前記断面矩形の短辺を形成する面の先端部が嵌合されて形成された嵌合部を備え
    前記嵌合部は、第1嵌合部および第2嵌合部からなり、前記第1嵌合部は、前記第1部材の第1端部および前記第2部材の第1端部からなり、前記第2嵌合部は、前記第1部材の第2端部および前記第2部材の第2端部からなり、前記第1端部および前記第2端部は、それぞれ対応する平らな面、および、嵌合する先端部と凹部とを有する傾斜面を備え、
    前記第1嵌合部および前記第2嵌合部は、それぞれの外側に突起部を備え、前記突起部と、前記第1嵌合部および前記第2嵌合部のそれぞれの外側の平らな面と、の間に嵌合外れ防止補強板材を備えている、バスダクト用ハウジング。
  2. 前記第1部材の前記第1端部は、外側が平らな面からなり、内側が嵌合する先端部と凹部とからなっており、前記第1部材の前記第2端部は、外側が嵌合する先端部と凹部とからなり、内側が平らな面からなり、他方、前記第2部材の前記第1端部は、外側が嵌合する先端部と凹部とからなり、内側が平らな面からなり、前記第2部材の第2端部は、外側が平らな面からなり、内側が嵌合する先端部と凹部とからなっている、請求項1に記載のバスダクト用ハウジング。
  3. 前記第1部材の第1端部の前記先端部が、前記第2部材の第1端部の前記凹部の大きさに対応しており、前記第1部材の第1端部の前記凹部が、前記第2部材の第1端部の前記先端部の大きさに対応しており、嵌合されたとき前記第1嵌合部は外側および内側が平らな面を形成し、他方、前記第1部材の第2端部の前記先端部が、前記第2部材の第2端部の前記凹部の大きさに対応しており、前記第1部材の第2端部の前記凹部が、前記第2部材の第2端部の前記先端部の大きさに対応しており、嵌合されたとき前記第2嵌合部は外側および内側が平らな面を形成している、請求項1または2に記載のバスダクト用ハウジング。
  4. 前記第1嵌合部および前記第2嵌合部における第1部材の先端部と第2部材の先端部のそれぞれ対応する面を合わせて、前記長辺を形成する面に垂直方向に力を加えると、不可逆的に嵌合される、請求項1から3の何れか1項に記載のバスダクト用ハウジング。
  5. 前記第1嵌合部および前記第2嵌合部の板厚が、他の部分の板厚よりも大きい、請求項1から4の何れか1項に記載のバスダクト用ハウジング。
  6. 内部に収納された前記絶縁物が、前記第1部材および前記第2部材の内側への変形を阻止し、前記不可逆的な嵌合を確実にしている、請求項4に記載のバスダクト用ハウジング。
  7. 前記断面矩形の長辺を形成する面および/または前記断面矩形の短辺を形成する面に第1部材および第2部材の強度を補う凹凸部を備えている、請求項1から6の何れか1項に記載のバスダクト用ハウジング。
  8. 導体と、
    前記導体を固定する絶縁物と、
    請求項1から7の何れか1項に記載のバスダクト用ハウジングと、
    を備えたバスダクト
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