JP5073507B2 - 要素上での複数の免疫化学アッセイ - Google Patents

要素上での複数の免疫化学アッセイ Download PDF

Info

Publication number
JP5073507B2
JP5073507B2 JP2008002010A JP2008002010A JP5073507B2 JP 5073507 B2 JP5073507 B2 JP 5073507B2 JP 2008002010 A JP2008002010 A JP 2008002010A JP 2008002010 A JP2008002010 A JP 2008002010A JP 5073507 B2 JP5073507 B2 JP 5073507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analytes
analyzing
samples
sample
interest according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008002010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008209403A5 (ja
JP2008209403A (ja
Inventor
メリット・エヌ・ジェイコブズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ortho Clinical Diagnostics Inc
Original Assignee
Ortho Clinical Diagnostics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ortho Clinical Diagnostics Inc filed Critical Ortho Clinical Diagnostics Inc
Publication of JP2008209403A publication Critical patent/JP2008209403A/ja
Publication of JP2008209403A5 publication Critical patent/JP2008209403A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5073507B2 publication Critical patent/JP5073507B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54366Apparatus specially adapted for solid-phase testing
    • G01N33/54386Analytical elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2474/00Immunochemical assays or immunoassays characterised by detection mode or means of detection
    • G01N2474/20Immunohistochemistry assay
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/969Multiple layering of reactants
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/971Capture of complex after antigen-antibody reaction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/973Simultaneous determination of more than one analyte

Description

開示の内容
〔発明の分野〕
本発明は、1つの要素上での複数の免疫化学アッセイに関する。詳細には、本発明は、診断分析器に用いられる複数のアッセイを含むドライスライドに関する。
〔発明の背景〕
既知の診断分析装置には、オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス社(Ortho-Clinical Diagnostics, Inc.)が販売するVitros(登録商標)5.1FSなどの臨床化学分析装置が含まれる。このような全ての分析装置は、総称して診断分析装置と呼ばれる。このような診断分析装置は、参照して開示内容の全てを本明細書に組み入れる米国特許第4,258,001号、同第4,670,381号、および同第4,997,772号に開示されているようなドライスライドを用いることができる。
スライドは、目的の分析物に反応する抗原または抗体を含む。免疫複合体に固定される抗原または抗体の様々な構造が、参照してその内容を本明細書に組み入れる、ゴスリン(Gosling)著、イムノアッセイズ(Immunoassays)、オックスフォード・ユニバーシティー・プレス(Oxford University Press)、2000年、p7−15に記載されている。患者サンプル(例えば、血清または尿)が、表面に標識(label)が設けられたスライド上に載せられる。次に、測定する分析物を捕捉できるようにする短いインキュベーションを行い、サンプルが載せられた要素の一部を洗浄して、非錯化標識免疫反応物(uncomplexed labeled immunoreactants)を除去し、ペルオキシドなどの活性化因子を付加する。さらにインキュベーションを行う。その後、さらにインキュベートされるときに、洗浄した部分の一部を、濃度計または反射率計などの測定装置で数回読み取って着色速度を測定し、この速度を、例えばDGXN、PHYT、またはCRPなどの分析物の濃度を示唆する較正された結果と比較する。
上記したように、乾燥試験要素を用いるイムノアッセイの分野では、非錯化標識免疫反応物(すなわち、抗原や抗体)を、検出の前に、結合した標識免疫反応物すなわち錯化標識免疫反応物(complexed labeled immunoreactants)から分離して除去する必要があることが知られている。これは、サンプルを添加し、錯化反応が起こった後に、洗浄液を試験要素に加えて、遊離標識免疫反応物(free labeled immunoreactants)を結合した免疫反応物から分離する形で行われる。このような分離により、理論的には、一定量の結合した標識免疫反応物が試験要素中に残り、洗い流した非錯化免疫反応物の干渉を受けずに結合した標識免疫反応物を測定することができる。この処理は、いずれも参照して開示内容を本明細書に組み入れる米国特許第5,620,860号および同第5,641,860号に例示されている。
このようなイムノアッセイ試験要素は、通常は、唯1つの分析物について試験するために作製される。このような作製は、本質的に、所望の各アッセイに異なる試験要素が必要となるため、分析装置のスループットを低下させる。
上記理由から、2つ以上のアッセイに対応できる免疫化学アッセイ要素が要望されている。
〔発明の概要〕
本発明は、2つ以上のアッセイを支持できるイムノアッセイ試験要素、具体的にはドライスライドにおける当該の試験要素の要望に応えることに関する。
本発明の一態様は、1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法に関する。この方法は、基層、ストレプトアビジンを含む層、および拡散層を有する要素を用意するステップであって、ストレプトアビジンは拡散層内に存在し得る、ステップと、拡散層内に含めるかまたはサンプルと組み合わせることができる標識免疫反応物および免疫構成要素を用意するステップと、サンプル、およびオプションの免疫構成要素および標識免疫反応物を拡散層の3つ以上の領域に分配するステップであって、3つ以上の領域の各中心が、3つ以上の領域によって形成される中心から等距離であり、あらゆる方向に流れる洗浄液がサンプルに接触するように各領域が隣接する領域に接触している、ステップと、洗浄液を、3つ以上の領域によって形成された中心に導き、洗浄液が3つ以上の各領域に均等に流れるようにして、サンプルおよび標識を洗浄するステップと、3つ以上の各領域で測定を行って、1つまたは複数の分析物の存在または濃度を測定するステップを含む。好適な実施形態では、この要素は、診断分析装置に用いられるドライスライドである。
本発明のさらなる目的、特徴、および利点は、当業者であれば、以下に記載する好適な実施形態を熟慮すれば明らかになるであろう。
〔詳細な説明〕
本発明は、1つの要素上で複数のアッセイの実施を可能にするイムノアッセイ要素に関する。このような形態の1つの利点は、異なる分析物の「メニュー」が同じ要素上で測定されるのを可能にする点である。例えば、供血者スクリーニングに一般的に用いられる感染スクリーニングメニューは、通常は、HIV、A型肝炎、B型肝炎、およびC型肝炎について試験する。本発明の前は、供血者スクリーニングには、全ての穴で同じ分析物を測定する、例えば96穴の大きい微量定量プレートが必要であった。したがって、これら4種の疾患の簡易なスクリーニングには、4つの微量定量プレートが必要であった。プレートの一部の穴しか使用されない場合は、相当の無駄になり、費用がかかる。本発明では、多数の微量定量プレートを用いるのではなく、1人の供血者を1つの要素上で試験することができる。
本発明の別の利点は、同じ要素上にキャリブレータ(基準物質など)を設けることができる点である。例えば、本発明の一実施形態では、要素は、1つの要素上に複数の同じアッセイを有することができる。要素上の1つのアッセイ位置は、キャリブレータすなわち基準を含むことができる。これにより、キャリブレータが要素上の実際のアッセイと同じ保管および使用条件に従うため、要素の安定性が増大する。
本発明は、例えば、スライド構造などの同じ要素上にアッセイのパネルを提供する。これにより、新しいハードウエアに実質的に投資することなく、システムのスループットが改善される。また、複数の結果に唯1つの試験要素を用いるため、試験当たりのコストが低下する。
本明細書で用いる「標識免疫反応物」とは、標的抗原が、標識された抗原と競合するなどの競合アッセイ、または標的抗原がキャプチャ抗体と標識抗体(標識免疫反応物)との間にサンドイッチを形成するなどのサンドイッチアッセイによるものかにかかわらず、抗原または抗体などの標的分析物を検出するために用いられるあらゆる標識抗原または標識抗体を指す。標識は、例えば、フルオロフォアまたはHRPなどの酵素などのあらゆる有用かつ検出可能な直接または間接インジケータとすることができる。本明細書で用いる「免疫構成要素」とは、標識免疫反応物を除く、例えば、キャプチャ(capture)すなわち結合抗体または抗原、ビオチンなどの使用される全ての他の反応種を指す。
このようなマルチアッセイ要素を用意する一例は次の通りである。
(1)ポリエステルまたはマイラー(Mylar)などの透明な材料からなる基層を用意する。
(2)次に、バッファー層を基層の上に設ける。
(3)白色染料を含む、ゼラチンまたはポリマーからなる支持/吸収層を設ける。この染料に抗酸化剤を混合して、染料の白色から有色への自然な経時変化を遅らせる。
(4)水溶性ラテックス接着剤と共に保持されたポリスチレンビーズを含む拡散層を設ける。
(5)ストレプトアビジン被覆ビーズを、拡散層に含めるかまたは拡散層の下の別の層として設ける。
これらの層の付加は、要素全体に行うのが好ましい。しかしながら、これらの層は、要素のアッセイを含む部分に付加することもできる。これで、異なる各アッセイが、以下に記す実施形態の1つによって形成される。
試験要素を完成させ、このような試験要素で分析物をアッセイするための処理は次の通りである。実施するアッセイによって、標識免疫反応物および免疫構成要素(N個の異なるアッセイに対する構成要素)を、後述するいくつかの異なる実施形態で設けることができる(要素上に少なくともN個の異なる位置がスポットされる。較正またはコントロールの確認などのために同じアッセイが複数のスポットで行われる場合は、N個よりも多い異なる位置がスポットされる)。
1.各N個のアッセイに対する全ての免疫構成要素および標識免疫反応物を、製造の際に拡散層に均一にコーティングする。次に、サンプルを、要素上(例えば、ドライスライドの拡散層)にスポットする。
2.上記したN個の免疫構成要素および標識免疫反応物を、Z方向はともかくX/Y方向に均一となるように各N個のアッセイに対してN個の異なる層にコーティングする。次に、N個のサンプルを、要素上(例えば、ドライスライドの拡散層)にスポットする。
3.全ての構成要素を別個にコーティングしてN個の異なるアッセイを形成する。次に、N個の異なるアッセイを、製造工程の際に試験要素に接合する。この接合工程は、別個の構成要素を互いにスプライシング(splicing)して行ってもよい。次に、サンプルを、要素上(例えば、ドライスライドの拡散層)にスポットする。
4.N個のアッセイに対する全ての免疫構成要素をサンプルと混合して、このサンプルをN個のアリコット(aliquot)に分割する。各分析物に対するHRP標識などの標識免疫反応物を、N個の各アリコットに添加する。次に、これらのサンプルと標識免疫反応物の混合物のそれぞれを、スライドのN個の位置にスポットする。
5.サンプルをN個の容器内に等分し、N個の各アッセイのための免疫構成要素およびHRPなどの標識免疫反応物と別個に混合する。この混合物を、要素(例えば、ドライスライドの拡散層)のN個の異なる位置にスポットする。これが、最も好ましい実施形態である。
6.実施形態1と5の組合せ。N個の異なるアッセイのためのN個全ての免疫構成要素を、拡散層内に均一にコーティングする。サンプルをN個の容器に等分してから、サンプルをN個の各アッセイのための標識免疫反応物と混合し、要素の少なくともN個の別個の位置にスポットする。この実施形態の問題点は、サンドイッチの両端部が、測定すべき分析物の一部に結合するわけではないことにより、アッセイの特異性が失われる可能性がある点である。
例えば、抗フェノバルビタール抗体または抗‐TSH抗体などの、固定された抗‐抗原抗体、または固定された抗原が、各アッセイの要素全体または一部でストレプトアビジン被覆ビーズに共有結合する。好ましくは、これら固定された抗‐抗原抗体、または固定された抗原は、上記した実施形態5などの形態でサンプルと共に付加される。抗原‐ペルオキダーゼ結合物などの標識免疫反応物は、固定された抗体または抗原上の結合部位に対して、サンプル中の標的分析物と競合する。この標識免疫反応物は、理想的には、サンプルに既知の量が含まれ、サンプルと同時に要素に付加されるべきである。スライドでのこの初めのアッセイを、図1にAとして示す。
別の種類の固定された抗‐抗原抗体または抗原を、第1のアッセイに近接して載せ、ストレプトアビジンに固定する。これを、それぞれ異なる固定された抗‐抗原抗体または抗原を含む第3および第4のアッセイのために同様に行う。これらを、図1にB、C、およびDとして示す。これらは、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、およびHIVなどのアッセイのパネル、トロポニン、CKMB、ミオグロビン、およびproBNPなどの心臓パネル、またはHCG、LH、FSHの生殖パネル(fertility panel)とすることができる。各要素に含めることができるアッセイの数には制限がない。僅かな制限因子は、各アッセイスポットの中心が、詳細を後述するように洗浄の中心から等距離でなければならないこと、および洗浄液が優先的に流れ得るサンプル間の乾燥拡散層が存在しないようにサンプルスポットが全て接触しなければならないことである。このサンプル間の接触は、図1および図2の参照符号F、G、H、Iで示されている。したがって、要素は、図1に示されているように、中心洗浄スポットEの周りに配置される3、4、5、6個などのアッセイを含むことができる。したがって、1つの要素上で、1つのサンプルに対して複数の異なるアッセイ、または複数のサンプルに対して異なるアッセイを行うことが可能である。上記説明は、各アッセイが異なるとして説明したが、各アッセイスポットを同じ分析物についてのアッセイとすることもできる。すなわち、固定されたそれぞれの抗‐抗原抗体または固定された抗原は同じである。これにより、複数のサンプルを同じ分析物についてアッセイすることができる。しかしながら、1つのサンプルを同じアッセイで行い、4つ全ての位置に配置して、システムが、結果を平均してより信頼できる推定を可能にする、または較正液またはコントロール液を患者スポットと共にスポットして各結果を較正することができる。同様に、2つだけのアッセイが要求された場合も当てはまる。この場合は、両方のアッセイをスライド上で2回行い、同じ定量供給サイクル(metering cycle)において同じチップから供給する。1つの要素に複数のアッセイを含めることにより、1つまたは複数の付加的なスポットが、コントロール液または較正液を含むことができる。
実際には、患者サンプルの液滴を要素の各アッセイ上で定量供給(meter)し、拡散層によって均一に分散させる。サンプル中の分析物が、競合アッセイの場合は、第1のインキュベーションキャプチャの際に、限定された数の結合部位に対して、標識免疫反応物と競合し、サンドイッチアッセイの場合は、抗‐抗原によってSAC結合と抗‐抗原と標識結合との間に結合する。
次に、測定する分析物を捕捉できるようにする短いインキュベーションを行い、サンプルが供給された要素の一部を洗浄して、非錯化標識免疫反応物を除去する。ペルオキシドなどの活性化因子を含む別の洗浄液で洗浄し、さらにインキュベーションを行う。
次に、さらにインキュベートしながら、洗浄した部分の一部を濃度計または反射率計などの測定装置で数回読み取り、着色速度を測定し、この速度を、例えばCKMBまたはミオグロビンなどの分析物の濃度を示唆する較正結果と比較する。
標識免疫反応物を、競合アッセイの場合は、目的の分析物に、サンドイッチアッセイの場合は、抗体に結びつかせることができる。いずれの工程も本発明に用いられる。
本発明は、サンプルおよび標識を、要素の3つ以上の領域、例えば4つ以上の領域に供給して1つの要素で複数のアッセイを行う方法を提供する。重要な特徴は、3つ以上の領域の中心が、これら3つ以上の領域を組み合わせて形成された中心とほぼ等距離であること、およびスポット間に拡散層のドライウェッジすなわち間隙が存在しないことである。
4つの位置すなわち領域が存在する好適な実施形態では、4つの各位置にサンプルを供給する4回の定量供給と1回の「二重」洗浄が行われる。この「二重」洗浄とは、すなわち、第1の洗浄が、ペルオキシダーゼなどの活性化因子の添加を行わない、つまり活性化のステップが存在しないB/F(bound free)分離であり、第2の洗浄では、活性化学種が用いられる洗浄を示す。本発明の以前には、製造、分析装置への一体化、および同じスライド上の複数のアッセイまたは異なるサンプルの効果的な洗浄処理の維持に関連した全ての問題に対処したデザインは存在しなかった。
本発明の重要な特徴は、同じ定量供給サイクル中、またはその次の定量供給サイクルの際に、4つのサンプルと標識のスポットのそれぞれをスライドに供給できるように要素上での定量供給工程を構築することである。これは、ストレプトアビジン被覆(SAC)型システムで生じる迅速な結合のため、スライド上でのインキュベーション時間によってこの方法が影響を受けないことで可能になる。
洗浄が、この方法の重要な部分である。なぜなら、要素上の各アッセイが、結合した標識免疫反応物から非結合標識免疫反応物を完全に等しく分離するために同量の洗浄液を受け取る必要があるからである。参照して開示内容の全てを本明細書に組み入れる米国特許第5,620,860号に開示されているランプ洗浄(ramped wash)では、図1に示されているアッセイの群の中心点Eの洗浄が可能である。このアッセイの群の中心点Eの洗浄は、要素の全てのアッセイ領域に洗浄液を維持し(たとえ、唯1つの結果が必要な場合でも)、要素上の複数のアッセイスポットの洗浄を可能にする。アッセイの中心スポットが、全ての方向でアッセイによって取り囲まれていない場合は、洗浄工程がショートカットされ、洗浄液が、アッセイが存在しない乾燥拡散層に優先的に流れてしまう。図1および図2の両方に明確に示されているように、アッセイの中心に供給される洗浄液は、洗浄液が要素の中心から周辺に向かって流れる際にアッセイに接触する必要がある。このためには、洗浄液が、要素上の各アッセイに等しく接触して反応し、全てのアッセイに対して一貫した洗浄が行われるようにする必要がある。
図2は、使用できる1つの好適な定量供給の順序を示している。図2に示されているように、対角的な定量供給方法は、定量供給工程の際の洗浄液の相互作用を低減するため、サンプル(およびオプションの免疫構成要素および標識免疫反応物)流体が吸収されてから、近接するアッセイにサンプル(およびオプションの免疫構成要素および標識免疫反応物)を加えることができる。上記したように、定量供給の後に、第1のインキュベーションを行って、例えば、固定された抗体に抗原および標識免疫反応物を競合的に結合させることができる。次に、要素に、別の洗浄液を定量供給し、白色染料が着色するように再びインキュベートする。この着色は、速度測定またはエンドポイントで測定することができる。これらの技術はいずれも、当分野で良く知られている。要素、例えばスライドは、理想的には、反射率計のキャプチャ要素としてCCDなどを利用するイメージキャプチャを用いて読み取られ、読取り工程と定量供給の工程との間の位置感度を排除することができる。
1つのスライド上に複数のアッセイを用いる利点は、次の通りである。
・スループットの改善
・試験当たりのコスト削減
・安定に関連した問題を軽減して、本質的に低価の分析装置および質の低めの製造工程により、許容範囲の処理が行えるようにする、内部基準を用いたリラクタント分析(reluctant analysis)の能力
基本的な試験構造は、せいぜい僅かな変更で既存の診断プラットフォームで実施することができる。
試験要素は、試験管壁、プラスチックカップ、ビーズ、プラスチックボールとシリンダ、および紙とプラスチックボールを含む様々な固体支持体を含め、あらゆる適当な構造とすることができる。特に好適な実施形態では、試験要素は、Vitros(登録商標)分析装置に用いられるようなスライドである。このようなスライドは、参照して開示内容の全てを本明細書に組み入れる米国特許第4,258,001号に開示されている。
本発明は、その作業のバッチ特性、すなわち微量定量プレートがスライド要素の代わりに用いられるため、供血者スクリーニングアッセイに用いることもできる。各スライド上で参照またはコントロールを行う可能性を組み合わせたマルチ試験法は、スループット、信頼性、およびコストに関連した、血液バンキングの有用な要求を満たす助けとなる。血液バンキングの現行の処理は、同じプレート上にキャリブレータまたはコントロールを常に有する微量定量プレートである。本発明のマルチアッセイ要素(例えば、3つのアッセイおよび3つのコントロール)は、各スライド上での血液バンキングに必要なパネル半分のアッセイを実施することができ、試験が正確であることを保証する、またはこの種の試験環境に必要な大きな保証を与える結果と共に、同じスライド上の各アッセイの基準値を有する。特定の患者の全ての結果、この場合は血液の単位の全ての結果が同時に出るのが好ましいが、現行の微量定量プレートデザインでは不可能である。また、プレートで10の結果のみを得る必要がある場合は、プレートの残りが無駄になってしまう。これは、プレート上の各セルのコストが約3ドルであるため、相当の費用がかかる。
マルチアッセイ要素に内部基準を含めることは、この技術を簡易化した較正または「工場」較正("factory" calibration)に変更できる可能性がある。工場較正は、獣医学およびポイント・オブ・ケア(POC)の分野にも用途を広げるが、これは、較正が分析装置を単に使用するよりも高度な技術レベルを必要とすることによる。これは、較正が、洗浄液を正確な順序で供給する必要があり、時には再構築が必要であり、操作者がいくつかのステップを行わなければならないためである。次に、較正をチェック/検証する必要がある。獣医学およびPOCの分野では、多くの場合、較正に必要な時間がない、またはトレーニングを行えないため、自動較正または工場較正により、通常なら中央検査室に送らなければならないこのような分野での試験が可能となる。
マルチアッセイスライド要素を洗浄するための方法は、コンピュータ可読プログラムコードを有し、かつ当分野で周知の分析装置のコンピュータコントローラと相互作用するコンピュータプログラムによって実施することができる。
当業者であれば、本発明の複合物、組成、およびプロセスに様々な改良および変更を加えることができることを理解されたい。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびその等価物の範囲内であれば、このような改良形態および変更形態を包含するものとする。
上記した全ての刊行物は、個々に参照して組み入れるのと同程度に、参照して開示内容の全てを本明細書に組み入れるものとする。
〔実施の態様〕
(1)1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
基層、ストレプトアビジンを含む層、および拡散層を有する要素を用意するステップであって、前記ストレプトアビジンは前記拡散層内に存在し得る(may or may not be)、ステップと、
前記拡散層内に含めるかまたは前記サンプルと組み合わせることができる標識免疫反応物および免疫構成要素を用意するステップと、
前記サンプル、およびオプションの前記免疫構成要素および前記標識免疫反応物を前記拡散層の3つ以上の領域に分配するステップであって、前記3つ以上の領域の各中心が、前記3つ以上の領域によって形成される中心から等距離であり、あらゆる方向に流れる洗浄液が前記サンプルに接触するように前記各領域が隣接する領域に接触している、ステップと、
前記洗浄液を、前記3つ以上の領域によって形成された前記中心に導き、前記洗浄液が前記3つ以上の各領域に均等に流れるようにして、前記サンプルおよび標識を洗浄するステップと、
前記3つ以上の各領域で測定を行って、前記1つまたは複数の分析物の存在または濃度を測定するステップと、
を含む、方法。
(2)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記免疫構成要素は、結合抗体または抗原のキャプチャを含む、方法。
(3)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記要素は、診断分析装置に用いられるドライスライドを含む、方法。
(4)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記3つ以上の領域は、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、およびヒト免疫不全ウィルスのアッセイの1つを有する4つの領域である、方法。
(5)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記3つ以上の領域は、トロポニン、CKMB、ミオグロビン、およびproBNPを含む心臓パネルを含む、方法。
(6)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記3つ以上の領域は、HCG、FSH、およびLHを含む生殖パネルを含む、方法。
(7)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記3つ以上の領域は、4つの領域であり、
前記洗浄ステップの前にインキュベーション期間をさらに含む、方法。
(8)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
異なる各分析物に対する前記免疫構成要素および標識免疫反応物は、前記サンプルが供給される前に、前記拡散層内に導入される、方法。
(9)実施態様(8)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記免疫構成要素は、前記キャプチャすなわち結合抗体/抗原を含む、方法。
(10)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
異なる各分析物に対する前記免疫構成要素は、異なる層内に含められている、方法。
(11)実施態様(10)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記免疫構成要素は、前記キャプチャすなわち結合抗体/抗原を含む、方法。
(12)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
異なる各アッセイに対する前記免疫構成要素を前記サンプルと混合し、次に、この混合したサンプルを、3つ以上のアリコットに分割し、検出/測定される各分析物に対する標識免疫反応物を前記アリコットの1つに添加する、方法。
(13)実施態様(12)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記免疫構成要素は、キャプチャすなわち結合抗体/抗原を含む、方法。
(14)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記サンプルは、異なるアリコットに分割され、異なる各アッセイに対する前記免疫構成要素および前記標識免疫反応物を異なるアリコット中の前記サンプルと混合する、方法。
(15)実施態様(14)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記免疫構成要素は、キャプチャすなわち結合抗体/抗原を含む、方法。
(16)実施態様(1)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
異なる各分析物に対する前記免疫構成要素は、前記サンプルおよび標識免疫反応物が添加される前に、前記拡散層内に導入される、方法。
(17)実施態様(16)に記載の1つまたは複数の目的の分析物についてサンプルを分析する方法において、
前記免疫構成要素は、キャプチャすなわち結合抗体/抗原を含む、方法。
洗浄液が導入される中心点の周りに4つのアッセイが配置されたスライドの模式的な線図である。 4つのアッセイを有するスライド、ならびにサンプルおよびオプションの標識免疫反応物および他の免疫構成要素を供給する順序を示す模式図である。

Claims (17)

  1. 1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    基層、ストレプトアビジンを含む層、および拡散層を有する要素を用意するステップであって、前記ストレプトアビジンは前記拡散層内に存在し得る、ステップと、
    前記拡散層内に含めるかまたは前記サンプルと組み合わせることができる標識免疫反応物および免疫構成要素を用意するステップと、
    前記サンプル、およびオプションの前記免疫構成要素および前記標識免疫反応物を、前記拡散層の3つ以上の領域にスポットするステップであって、前記3つ以上の領域の各中心が、前記3つ以上の領域によって形成される中心から等距離であり、あらゆる方向に流れる洗浄液が前記サンプルに接触するように前記各領域が隣接する領域に接触している、ステップと、
    前記洗浄液を、前記3つ以上の領域によって形成された前記中心に導き、前記洗浄液が前記要素の周縁部に向かって前記中心から離れるように流れ、かつ前記3つ以上の各領域に均等に流れるようにして、前記サンプルおよび前記標識免疫反応物を洗浄するステップと、
    前記3つ以上の各領域で測定を行って、前記1つまたは複数の分析物の存在または濃度を測定するステップと、
    を含む、方法。
  2. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記免疫構成要素は、キャプチャ抗体、結合抗体、キャプチャ抗原、または結合抗原を含む、方法。
  3. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記要素は、診断分析装置に用いられるドライスライドを含む、方法。
  4. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記3つ以上の領域は、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、およびヒト免疫不全ウィルスのアッセイの1つを有する4つの領域である、方法。
  5. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記3つ以上の領域は、トロポニン、CKMB、ミオグロビン、およびproBNPを含む心臓パネルを含む、方法。
  6. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記3つ以上の領域は、HCG、FSH、およびLHを含む生殖パネルを含む、方法。
  7. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記3つ以上の領域は、4つの領域であり、
    前記洗浄ステップの前にインキュベーション期間をさらに含む、方法。
  8. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記免疫構成要素および標識免疫反応物は、前記サンプルが供給される前に、前記拡散層内に導入される、方法。
  9. 請求項8に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記免疫構成要素は、キャプチャ抗体、結合抗体、キャプチャ抗原、または結合抗原を含む、方法。
  10. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    異なる各分析物に対する前記免疫構成要素は、異なる層内に含められている、方法。
  11. 請求項10に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記免疫構成要素は、キャプチャ抗体、結合抗体、キャプチャ抗原、または結合抗原を含む、方法。
  12. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    異なる各アッセイに対する前記免疫構成要素を前記サンプルと混合し、次に、この混合したサンプルを、3つ以上のアリコットに分割し、検出/測定される各分析物に対する標識免疫反応物を前記アリコットの1つに添加する、方法。
  13. 請求項12に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記免疫構成要素は、キャプチャ抗体、結合抗体、キャプチャ抗原、または結合抗原を含む、方法。
  14. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記サンプルは、異なるアリコットに分割され、異なる各アッセイに対する前記免疫構成要素および前記標識免疫反応物を異なるアリコット中の前記サンプルと混合する、方法。
  15. 請求項14に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記免疫構成要素は、キャプチャ抗体、結合抗体、キャプチャ抗原、または結合抗原を含む、方法。
  16. 請求項1に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    異なる各分析物に対する前記免疫構成要素は、前記サンプルおよび標識免疫反応物が添加される前に、前記拡散層内に導入される、方法。
  17. 請求項16に記載の1つまたは複数の目的の分析物について1つまたは複数のサンプルを分析する方法において、
    前記免疫構成要素は、キャプチャ抗体、結合抗体、キャプチャ抗原、または結合抗原を含む、方法。
JP2008002010A 2007-01-10 2008-01-09 要素上での複数の免疫化学アッセイ Expired - Fee Related JP5073507B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/621,797 US7816090B2 (en) 2007-01-10 2007-01-10 Multiple immunochemistry assays on an element
US11/621,797 2007-01-10

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008209403A JP2008209403A (ja) 2008-09-11
JP2008209403A5 JP2008209403A5 (ja) 2011-02-10
JP5073507B2 true JP5073507B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=39145248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008002010A Expired - Fee Related JP5073507B2 (ja) 2007-01-10 2008-01-09 要素上での複数の免疫化学アッセイ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7816090B2 (ja)
EP (1) EP1950564A1 (ja)
JP (1) JP5073507B2 (ja)
CN (1) CN101285835A (ja)
CA (1) CA2617704C (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5414424B2 (ja) * 2009-08-31 2014-02-12 シスメックス株式会社 目的物質の検出方法、及び目的物質を検出するためのクロマトグラフィー用試験キット
JPWO2012105721A1 (ja) * 2011-02-05 2014-07-03 澄晴 野地 3次元紙マイクロ検査診断用チップ
JP5813481B2 (ja) * 2011-11-29 2015-11-17 Kddi株式会社 バイオセンサおよび被験液の測定方法
US9903858B2 (en) 2014-07-23 2018-02-27 Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. Multiplexing with single sample metering event to increase throughput
US10031085B2 (en) 2014-07-24 2018-07-24 Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. Point of care analytical processing system

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533651A (en) * 1978-08-31 1980-03-08 Fuji Photo Film Co Ltd Laminated plate of multi-layered chemical analysis material and using method thereof
US4258001A (en) 1978-12-27 1981-03-24 Eastman Kodak Company Element, structure and method for the analysis or transport of liquids
US4670381A (en) 1985-07-19 1987-06-02 Eastman Kodak Company Heterogeneous immunoassay utilizing horizontal separation in an analytical element
US4997772A (en) 1987-09-18 1991-03-05 Eastman Kodak Company Water-insoluble particle and immunoreactive reagent, analytical elements and methods of use
EP0306772B1 (en) * 1987-09-11 1993-03-10 Abbott Laboratories Lateral flow chromatographic binding assay device
JPH06509177A (ja) 1992-05-06 1994-10-13 イーストマン コダック カンパニー イムノアッセイ用改良洗浄方法
US5843691A (en) * 1993-05-15 1998-12-01 Lifescan, Inc. Visually-readable reagent test strip
KR0149048B1 (ko) 1993-05-21 1998-08-17 박성희 인체의 피질흉선세포에 표현되는 단백질
US5620860A (en) 1995-02-24 1997-04-15 Johnson & Johnson Clinical Diagnostics Method for washing immunoassay elements
US5641688A (en) 1995-06-06 1997-06-24 Johnson & Johnson Clinical Diagnostics, Inc. Immunoassay including washing a slide at different locations
US6403383B1 (en) 1996-03-11 2002-06-11 American Bio Medica Corp. Diagnostic test kit for immunological assays of fluid samples
US5763158A (en) 1997-02-06 1998-06-09 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Detection of multiple antigens or antibodies
US5885526A (en) * 1997-03-25 1999-03-23 Chu; Albert E. Analytical device for membrane-based assays
ES2231601T3 (es) * 2001-03-22 2005-05-16 F. Hoffmann-La Roche Ag Metodo para la seleccion de reactivos y componentes en fase solida en ensayos de union especifica libres de productos finales de glicosilacion avanzados.
US20050214161A1 (en) 2004-03-23 2005-09-29 Gupta Surendra K Test device for simultaneous measurement of multiple analytes in a single sample
PT2047270E (pt) * 2006-07-28 2013-10-17 Beckman Coulter Inc Agentes de estabilização e ligandos de captura para utilização em ensaios de medição de concentrações de analito

Also Published As

Publication number Publication date
CN101285835A (zh) 2008-10-15
US7816090B2 (en) 2010-10-19
CA2617704A1 (en) 2008-07-10
CA2617704C (en) 2014-12-02
US20080166740A1 (en) 2008-07-10
JP2008209403A (ja) 2008-09-11
EP1950564A1 (en) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2534485B1 (en) Array with extended dynamic range and associated method
FI92110B (fi) Useiden analyyttien vallitsevien konsentraatioiden määrittäminen
JP4824674B2 (ja) 特異的結合反応型試験素子、特に免疫試験素子のダイナミック測定レンジを大きくするための方法
US8956823B2 (en) Anti-antibody reagent
JPS62231168A (ja) アナライト−レセプタ−分析用内部標準を設けるための改良法
JPH01245157A (ja) 免疫分折用キット
JP2016520200A (ja) 可変対象線を具備したラピッドテスト用ストリップ及びそれを用いた診断キット
US20220048025A1 (en) Systems and methods to enhance consistency of assay performance
US20040096985A1 (en) Specific binding analyzer and method of analyzing specific binding
JP5073507B2 (ja) 要素上での複数の免疫化学アッセイ
JP3908272B2 (ja) リガンドの検出のための固相アッセイ
EP2344884A1 (en) Semi-sequential assay for detection of an analyte in a sample
JP3424831B2 (ja) 結合アッセイ
JP2008519968A (ja) 完全に自動化された様式で個々のイムノアッセイを実施するための装置
JPH0772152A (ja) 特異的バインディングアッセイ方法及び分析要素
JPH0476628B2 (ja)
JPH01291163A (ja) 多孔質担体相で化学反応又は生化学反応を行う方法及び装置
JP5374439B2 (ja) 免疫測定方法及び免疫測定装置
Sluss Cardiac markers: current technologies for their measurement at points of care
Chaudhari et al. AN OVERVIEW ON ELISAS TECHNIQUES FOR ANALYTE DETECTION TO NEW LEVELS: A REVIEW
KR20220007021A (ko) 라텍스 비드, 링커 및 항체를 포함하는 면역 크로마토그래피용 시약 및 이를 포함하는 래피드 키트
CN113466450A (zh) 一种多联检免疫层析试剂卡以及多联检免疫层析检测方法
JP2521074B2 (ja) 免疫反応の調節法
JP2004177321A (ja) 微量検出方法及び装置
US20040005627A1 (en) Microvolume detecting method and device

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120606

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees