JP5073458B2 - 自動車のフード - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン室又はトランク室を開閉する少なくとも樹脂製のフード本体を備えた自動車のフードに関する。
エンジン室を開閉するフードにおいては、軽量化,低コスト化を図るために、板金製に換えて樹脂製のものを採用する場合がある(例えば、特許文献1参照)。またこの種のフードを開位置に保持する場合には、該フードの前縁部の車幅方向中央部と車体側との間に1本のサポート部材を架け渡して支持するのが一般的である(例えば、特許文献2参照)。
実開昭63−112179号公報 実開平4−107176号公報
ところで、前記フード本体を樹脂製とした場合、該フード本体自体の剛性の如何によっては、1本のサポート部材で開位置に保持するとフード本体の左,右がぐらつき易く、またフード本体を閉じた状態では該フード本体の自重で中央部が凹み状に変形するおそれがある。その結果、フードロックにストライカが噛み合わなくなるという懸念がある。
このようなぐらつきや変形を防止するには、フード本体を別途補強部材により補強することで強度,剛性を高めることが考えられるが、このようにすると重量及びコストが増え、樹脂製としたことのメリットがなくなる。
本発明は、前記従来の実情に鑑みてなされたもので、重量及びコストを増やすことなく、フード本体のぐらつきや変形を防止できる自動車のフードを提供することを課題としている。
本発明は、エンジン室又はトランク室を開閉する樹脂製のフード本体を備えた自動車のフードであって、前記フード本体には、該フード本体の車両前後方向一端側の車幅方向両側部と他端側の車幅方向中途部とをそれぞれ支持する支持部と、前記他端側の支持部から前記一端側の両支持部に向かって略V字形状をなすよう車幅方向外側に拡開しつつ延びる左,右のサポート部とを有するサポート部材が配置され、フード本体が閉位置にあるときは、前記サポート部材は前記フード本体の内面に当接し又は近接しており、前記フード本体が開位置にあるときには、前記サポート部材の前記他端側の支持部を前記フード本体から外して車体側に支持させることにより、前記サポート部材の一端側の車幅方向両支持部により前記フード本体を開位置に保持することを特徴としている。
本発明に係るフードによれば、サポート部材により、フード本体の一端側の両側部と、他端側の中途部とを支持し、かつサポート部材をフード本体の内側面に当接又は近接するよう配置したので、サポート部材がフード本体の補強部材として寄与することとなり、該フード本体が自重で変形するのを防止できる。
またフード本体を開いたときには、サポート部材がフード本体の車幅方向両側部を支持するので、フード本体の支持剛性を高めることができ、ぐらつきを抑制することができる。その結果、フード本体を別途補強することなく該フード本体の強度,剛性を高めることができ、重量の増加及びコストの上昇を回避できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図5は、本発明の一実施形態による自動車のフードを説明するための図であり、図1はフードが配設された自動車の前部車体の側面図、図2は開状態のフードの正面図、図3はサポート部材のフード支持部の断面図、図4はサポート部材のフード支持部の正面図、図5(a)は図4のVa-Va線断面図、図5(b)は図4のVb-Vb線断面図である。なお、本実施形態の説明のなかで前後,左右という場合は、特記なき限り、シートに着座した状態で見た場合の前後,左右を意味する。
図において、1は自動車の前部車体を示しており、該前部車体1は、左,右の前輪2の上方を覆うように配置された左,右のフェンダ部材3と、該左,右のフェンダ部材3の前側に車幅方向に延びるよう配設されたラジエータサポート部材(不図示)と、後側に車幅方向に延びるよう配設されたカウル部材4とで上方に開口するエンジン室5を形成した構造を有する。
前記左,右のフェンダ部材3の内側には、前記前輪2を支持するサスペンションタワー8が配置され、左,右のフェンダ部材3の後側にはピラー部材6が配置されている。該左,右のピラー部材6及び前記カウル部材4によりフロントガラス7が支持されている。
またカウル部材4には、フロントガラス7に付着した雨水等を払拭するワイパー9が配設され、該カウル部材4の前端部の車幅方向中央部には、後述するサポート部材支持孔4aが形成されている。
前記エンジン室5にはフード10が配設されている。該フード10は、前記エンジン室5の上端開口を閉塞する幅広に形成された樹脂製のフード本体11により構成されている。該フード本体11の外表面が意匠面となっている。
前記フード本体11の外周縁には、フランジ部11aが屈曲形成され、後端部11eには車幅方向に延びて左,右のフランジ部11aを連結する補強部11bが一体に形成されている。
前記フード本体11は、これの左,右後端部11cに取り付けられたヒンジ部材13を介して左,右のフェンダ部材3により上下回動可能に支持されている。
また、前記フード本体11の前端部11dの車幅方向中央部にはストライカ15が取り付けられており、該ストライカ15は前記ラジエータサポート部材に配置されたフードロック部材(不図示)にロック可能となっている。
前記フード本体11の内側面には、サポート部材17が配設されている。該サポート部材17は、棒状の金属製パイプ材を大略V字形状をなすよう折り曲げ形成した構造を有する。該サポート部材17には、エンジン室5からの熱によって温度上昇するのを抑制するための耐熱コーティングが施されている。
前記サポート部材17は、概ね上向きコ字形状に折り曲げ形成された係脱支持部7aと、該係脱支持部17aから車幅方向外側に拡開しつつ直線状に延びる左,右のサポート部17b,17bと、該左,右のサポート部17bの先端部から車幅方向外側に屈曲して延びる左,右の支持部17c,17cとを有する。
前記係脱支持部17aは、左,右縦辺部17d,17dと、該左,右縦辺部17dの下端部同士を連結する下辺部17eとを有し、該左,右縦辺部17dに続いて前記サポート部17bが延びている。
前記サポート部材17の左,右の支持部17cは、前記フード本体11の前端部(前後方向一端側)11dの車幅方向左,右側部11f,11fを支持し、前記係脱支持部17aは、フード本体11の後端部11eの車幅方向中央部を支持し、かつ前記左,右のサポート部17bは、フード本体11の内側面に沿って当接又は近接するよう配置されており、詳細には以下の構造を有する。
前記フード本体11の左,右側部11fには、該フード本体11とフランジ部11aとを接続するリブ11hが形成され、該リブ11hに形成された支持孔11g内に前記サポート部材17の支持部17cが回動可能に挿入支持されている(図3参照)。
前記フード本体11の後端部11eに形成された補強部11bには、左,右一対のクランプ溝11i,11iが形成され、該クランプ溝11i内に前記係脱支持部17aの左,右縦辺部17dが係脱可能に挿入支持されている。ここで左,右のクランプ溝11iの開口幅wは、縦辺部17dの径より僅かに小さく設定されている(図5(a)参照)。これにより走行中の振動等により係脱支持部17aが外れるのを防止している。
また前記係脱支持部17aの下辺部17eは、フード本体11の下側のフランジ部11aに当接しており、これにより係脱支持部17aは、左,右のクランプ溝11iとフランジ部11aとの3点で車幅方向及び上下方向に移動不能に支持されている。このようにして前記サポート部材17は、フード本体11の内側面にフランジ部11aと左,右のリブ11hとの間で突っ張った状態で格納されている。
エンジンの点検時にフード10を開けるときには、該フード10のロックを解除し、フード本体11の前端部11dを持ち上げて該フード本体11を開く。この状態でサポート部材17の係脱支持部17aを、クランプ溝11iから外し、左,右の支持部17cを中心に前側に回動させ、カウル部材4の支持孔4a内に差し込む。これによりフード本体11は、左,右のサポート部17bにより開位置Aに保持される。
本実施形態によれば、V字形状のサポート部材17によりフード本体11の前端部11dの左,右側部11fと、後端部11eの中央部とを支持し、かつサポート部材17をフード本体11の内側面に沿って当接又は近接するよう配置したので、サポート部材17がフード本体11の補強部材として寄与することとなり、該フード本体11が自重で変形するのを防止できる。これによりフードロックの噛み合いが外れるのを防止できる。
本実施形態では、フード本体11を開いたときには、サポート部材17の左,右のサポート部17bがフード本体11の車幅方向左,右側部11fを支持するので、フード本体11の支持剛性を高めることができ、ぐらつきを抑制することができる。その結果、別途補強部材を追加することなくフード本体11の強度,剛性を高めることができ、重量の増加及びコストの上昇を回避できる。
またサポート部材17の係脱支持部17aをエンジン室5の後端部に配置されたカウル部材4に支持させたので、エンジン室5の上方に作業の邪魔になるものはなく、点検整備時の作業性を向上できる。
さらに前記フード本体11は、これの左,右後端部11cを支持するヒンジ部材13と、前端部11dの左,右側部11fを支持するサポート部材17との4点で支持されることから、フード本体11のぐらつきをより確実に抑制できる。
なお、前記実施形態では、フード10を、単体の樹脂製フード本体11により構成した場合を説明したが、本発明のフードは、アウタパネルの内側にインナパネルを中空状をなすよう接着固定した構造も含まれる。この場合には、少なくともアウタパネルを樹脂により構成することにより、前記実施形態と略同様の効果が得られる。
また、前記実施形態では、サポート部材17を、1本の金属製パイプ材を折り曲げ形成することにより一体に形成したが、本発明のサポート部材は、左,右のサポート部を別体に形成してもよい。
さらに前記サポート部材17の係脱支持部17aをカウル部材4に支持させたが、ラジエータサポート部材に支持させてもよい。
本発明の一実施形態によるフードが配置された自動車の前部車体の側面図である。 前記フードの開状態の正面図である。 前記フードを支持するサポート部材の支持部の断面図である。 前記サポート部材の支持部の正面図である。 前記サポート部材の支持部の断面図である。
符号の説明
4 カウル部材(車体)
5 エンジン室
10 フード
11 フード本体
11d 前端部(一端側)
11e 後端部(他端側)
11f 左,右側部
17 サポート部材
17a 係脱支持部(他端側の支持部)
17c 支持部(一端側の支持部)
A 開位置

Claims (1)

  1. エンジン室又はトランク室を開閉する樹脂製のフード本体を備えた自動車のフードであって、
    前記フード本体には、該フード本体の車両前後方向一端側の車幅方向両側部と他端側の車幅方向中途部とをそれぞれ支持する支持部と、前記他端側の支持部から前記一端側の両支持部に向かって略V字形状をなすよう車幅方向外側に拡開しつつ延びる左,右のサポート部とを有するサポート部材が配置され、
    フード本体が閉位置にあるときは、前記サポート部材は前記フード本体の内面に当接し又は近接しており、
    前記フード本体が開位置にあるときには、前記サポート部材の前記他端側の支持部を前記フード本体から外して車体側に支持させることにより、前記サポート部材の一端側の車幅方向両支持部により前記フード本体を開位置に保持することを特徴とする自動車のフード。
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