JP5072881B2 - 緑化システム - Google Patents

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Description

本発明は、折板屋根の上に緑化構造体と太陽光発電パネル群が設置され、水供給手段により緑化構造体に水を供給する緑化システムに関する。
例えば特許文献1には、太陽光発電機構や風力発電機構で発電した電気を用いて、建物の下にある貯水タンクから水を汲み上げ、その水を屋根上の植栽に供給する技術が示されている。
そして、特許文献2には、屋根の頂部に太陽電池パネルが設置され、その太陽電池パネルの下側に上部貯水槽が配置されており、その上部貯水槽に建物床下の下部貯水槽から汲み上げた水を貯留して、上部貯水槽から屋根上の植栽に毛細管現象により水を供給する技術が示されている。
特開2003−210040号公報 特開平11−293717号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術の場合、貯水タンクが建物の下に設置されている。従って、屋根上の植物に水を供給するためには、屋根下から屋根上まで水を汲み上げなければならず、吸引力が大きなポンプが必要となり、消費電力の増大及び設備費用の高騰を招来する。
また、特許文献2に記載された技術の場合、上部貯水槽が設けられる場所は、屋根の頂部1箇所のみである。従って、貯水量を十分に確保することは困難である。また、例えば大規模な工場の屋根のように、屋根の面積が広大な場合には、植栽の端部まで毛細管現象によって水を供給することができない。そして、頂部のみに太陽光発電パネルを設置していることから、電力量を十分に確保することも困難である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、折板屋根上の緑化構造体に必要十分な量の水を折板屋根の上に貯水できる緑化システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の緑化システムは、複数の山部が互いに所定間隔をおいて形成されて各山部の間に屋根谷部が形成された折板屋根の上に設置される一又は複数の緑化システムにおいて、折板屋根の上に設置された緑化構造体と、折板屋根の上に設置され、一または複数の太陽光発電パネルを有する太陽光発電パネル群と、折板屋根と太陽光発電パネル群との間に、屋根谷部に少なくとも一部が挿入されて設置された貯水槽と、貯水槽に貯水された水を緑化構造体に供給する水供給手段とを有することを特徴としている(請求項1)。
本発明によれば、折板屋根の上には緑化構造体と太陽光発電パネル群が設置されており、折板屋根と太陽光発電パネル群との間には、屋根谷部に貯水槽の少なくとも一部が挿入された状態で貯水槽が設置されているので、太陽光発電パネル群と屋根谷部との間に形成される空間を利用して、貯水槽の容積を大きく確保することができる。特に、折板屋根は複数の屋根谷部を有していることから、太陽光発電パネル群と屋根谷部との間に形成される空間も大きく、かかる空間に貯水槽を配置することによって、貯水槽として飛躍的に大きな容積を確保することができる。
従って、緑化構造体に供給するのに十分な量の水を屋根上に貯水することができ、従来のように建物下部の貯水槽から屋根上まで汲み上げる必要がなく、吸引力が強力なポンプを不要とし、消費電力の低減および設備費用の低価格化を実現できる。
また、十分な量の水を屋根上に沿って貯水できるので、屋根上で広い面積に亘って水を供給することができ、屋根上に設置された緑化構造体の隅々まで十分に水を供給することができる。
また、本発明の緑化システムでは、水供給手段は、緑化構造体に灌水する灌水パイプと、灌水パイプと貯水槽との間を連通する連通路と、連通路を通過させて貯水槽の水を灌水パイプに圧送するポンプを有し、折板屋根の上に設置されていることを特徴としている(請求項2)。本発明の緑化システムによれば、ポンプの駆動により、貯水槽の水を灌水パイプに圧送して、灌水パイプから緑化構造体に灌水することができる。
本発明の緑化システムによれば、ポンプは、太陽光発電パネル群で発電した電気を利用して駆動されることが好ましい(請求項3)。太陽光発電パネル群で発電した電気を利用してポンプを駆動することにより、ポンプの駆動電源を他の電源装置から供給する必要がなく、省エネルギ化を図ることができる。
本発明の緑化システムによれば、貯水槽は、屋根勾配方向に沿って延在し、屋根谷部に下部が挿入され、上部が開放された形状を有する構成としてもよい(請求項4)。かかる構成によれば、貯水槽の上部が開放されているので、屋根上に降り注ぐ雨水を貯水槽に貯水することができ、貯水槽に水を補給する作業を省略できる。
本発明の緑化システムによれば、貯水槽は、貯水槽の内部を屋根勾配方向上側と屋根勾配方向下側に仕切る仕切壁部を有し、連通路は、仕切壁部によって貯水槽内部に形成された各貯水室にそれぞれ連通して接続されている構成とすることが好ましい(請求項5)。
かかる構成によれば、仕切壁部によって貯水槽の内部を屋根勾配方向上側と屋根勾配方向下側に仕切り、貯水槽の内部に複数の貯水室を形成するので、各貯水室で独立して貯水させることができる。従って、仕切壁部がない場合と比較して、より多くの水を貯水することができる。
本発明の緑化システムによれば、太陽光発電パネル群は、屋根勾配方向上側に配置される太陽光発電パネルと屋根勾配方向下側に配置される太陽光発電パネルとの間に間隙部を形成するように設置されている構成としてもよい(請求項6)。
かかる構成によれば、太陽光発電パネルの上面に降り注いだ雨水を、太陽光発電パネルの上面に沿って屋根勾配方向上側から下側に流下させ、屋根勾配方向上側の太陽光発電パネルと屋根勾配方向下側の太陽光発電パネルとの間の間隙部から太陽光発電パネルの下方に移動させることができる。従って、積極的に雨水を集めて貯水槽に貯水させることができ、貯水槽に水を補給する作業を省略できる。
本発明の緑化システムは、折板屋根の屋根勾配上側に太陽光発電パネル群が設置され、折板屋根の屋根勾配下側に緑化構造体が配置されていることが好ましい(請求項7)。かかる構成によれば、太陽光発電パネル群と折板屋根との間に設けられる貯水タンクを、緑化構造体よりも屋根勾配方向上側に配置することができる。従って、貯水タンク内の水を緑化構造体まで小さな圧送力で圧送することができ、例えば水供給手段のポンプを圧送力が小さなものにすることができ、消費電力の低減および設備費用の低下価格化を実現できる。
本発明によれば、折板屋根の上には緑化構造体と太陽光発電パネル群が設置されており、折板屋根と太陽光発電パネル群との間には、屋根谷部に貯水槽の少なくとも一部が挿入された状態で貯水槽が設置されているので、太陽光発電パネル群と屋根谷部との間に形成される空間も大きく、かかる空間に貯水槽を配置することによって、貯水槽として飛躍的に大きな容積を確保することができる。
従って、緑化構造体に供給するのに十分な量の水を屋根上に貯水することができ、従来のように建物下部の貯水槽から屋根上まで汲み上げる必要がなく、吸引力が強力なポンプを不要とし、消費電力の低減および設備費用の低価格化を実現できる。
また、十分な量の水を屋根上に沿って平面状に貯水できるので、屋根上で広い面積に亘って水を供給することができ、屋根上に設置された緑化構造体の隅々まで十分に水を供給することができる。
立ちはぜ折板屋根の一例を示す斜視図(図1a)とそこで使用する屋根板を示す断面図(図1b)。 クランプの構造を説明する斜視図。 本実施の形態に係わる緑化システムの全体的な概要を示す断面図。 折板屋根に緑化システムを設置した状態を示す平面図。 図4のIV部を拡大して示す図。 図5のV−V線矢視図。 図6のVI部を拡大して一部を断面で示す図。 貯水槽の構成を示す斜視図。 本実施の形態に係わる緑化システムの他の実施例を示す図。 本実施の形態に係わる緑化システムの他の実施例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施の形態に基づき説明する。本実施の形態における緑化システム20は、折板屋根Rの上に敷設される。最初に、折板屋根Rの構造について説明する。
図1は、折板屋根Rの一例を示すものであり、図1(a)は、折板屋根Rの構成を一部破断により示す斜視図、図1(b)は、折板屋根Rを構成する屋根板3の断面図である。図2は、クランプ10の基本形態を示す図である。
折板屋根Rは、いわゆる立ちはぜ折板屋根であり、左右の立ち上がり縁の上端部に互いに係合する湾曲部3a,3bを形成した長尺状の屋根板3を(図1(b)を参照)、隣接する屋根板13の湾曲部同士を係合(はぜ継ぎ)しながら、梁5の上に専用の取り付け具6を利用して固定するようにしており、屋根勾配方向であるX方向に走る山部1が屋根横幅方向であるY方向に所定ピッチPaで連続している。そして、各山部1の間には、屋根谷部7が形成されている。また、各山部1の頂部2には屋根板3を連接したときの丸みを持つ立ちはぜ突条4が屋根勾配方向に走っている。
図2は、クランプ10の基本形態を示す。クランプ10は、立ちはぜ折板屋根Rの上に緑化構造体21や太陽光発電パネル群31を固定するためのものであり、一定の横幅を持つ左右一対のクランプ片11,11で構成される。
各クランプ片11は、立ちはぜ突条4の下方領域を押さえ付ける挟持先端部12aとその上方の第1の水平部12bとからなる膨出部13と、前記挟持先端部12aの先端位置とほぼ同じ垂直位置において前記第1の水平部12bから立ち上がる垂直部14と、該垂直部14の上端に位置する第2の水平部15とを有し、垂直部14には左右のクランプ片11、11を一体に締め付けるときに用いるボルトのためのボルト孔16が形成されている。また、水平部15にはボルト孔17が形成されている。
なお、ボルトナットでなくドリルビス等を用いて左右のクランプ片11、11を一体に締め付けるようにしてもよく、その場合には、ボルト孔17を省略することができる。また、左右のクランプ片11、11のボルト孔16の一方を、ボルト孔に替えてより径の小さい小孔としてもよい。
膨出部13の内面側の形状は、好ましくは立ちはぜ突条4の外郭形状に一致した形状であり、その大きさは、左右のクランプ片11、11を締め付けたときに立ちはぜ突条4をわずかに圧縮して変形させるように大きさとされる。しかし、膨出部13の内面側の形状は、左右のクランプ片11、11を締め付けたときに、その内周面が部分的に突条4に接触するような形状、あるいはまったく接しない形状であっても差し支えない。
挟持先端部12a,12aの先端は、図2に示すように、先端が外側に離反し、突条4に当たる面が曲面とされている。図示しないが、立ちはぜ突条4と該突条4を挟持するクランプ片11,11との間にパッキン材を介装してもよい。この構成とすることにより、立ちはぜ突条4とクランプ10とが直接接触しないようになり、立ちはぜ突条4の防錆処理が剥がれた場合でも、防食電流の流れを効果的に防止することができ、立ちはぜ突条4の腐食による劣化を長期にわたって回避することができる。
クランプ10の立ちはぜ突条4への固定に際しては、図2に示すように、左右のクランプ片11,11の膨出部13の間に立ちはぜ突条4を挟み込んだ姿勢とし、双方の垂直部14に形成したボルト孔16にボルトを通してナットで締め付ける。一定の横幅を持つ挟持先端部12の先端と膨出部13の内面側とで突条4を両側から押さえ付けた状態で、クランプ10は突条4に固定されるので、クランプ10の固定状態はきわめて安定したものとなる。クランプ10の水平部15の上には、図示していないアタッチメントを介して緑化構造体21が固定され、また、支持部32を介して太陽光発電パネル群31が固定される。
次に、緑化システム20の構成について図3〜図9を用いて説明する。
緑化システム20は、図4に示すように、例えば大規模な工場等の建物が有する広大な折板屋根Rの上に敷設されている。緑化システム20は、折板屋根Rの上に沿って平面状に設置されており、図4に示す実施例では複数の緑化システム20が設けられ、図9に示す他の実施例では、一の緑化システム20が設けられている。
緑化システム20は、緑化構造体21と、太陽光発電パネル群31から構成されている。緑化構造体21は、図3または図4に示すように、折板屋根Rの上に複数枚の保水排水基盤材22が敷き詰められてクランプ10を介して固定され、これらの保水排水基盤材22の上に芝草等の植物23が植栽されることによって構成されている。
太陽光発電パネル群31は、一または複数の太陽光発電パネル33によって構成されている。太陽光発電パネル33は、図3または図5に示すように、一定の厚さを有する平面視略矩形の平板形状を有しており、折板屋根Rの勾配に沿って平面を形成するように支持されている。尚、太陽光発電パネル33については、既知のものを用いており、その詳細な構成については省略する。
緑化構造体21と太陽光発電パネル群31は、例えば図4に示す実施例では、それぞれ折板屋根Rの屋根横幅方向に帯状に延在するように敷設され、屋根勾配方向上側に太陽光発電パネル33が位置し、屋根勾配方向下側に緑化構造体21が位置するように、屋根勾配方向に交互に配置されている。
緑化構造体21と太陽光発電パネル群31は、好ましくは、屋根勾配方向上側に太陽光発電パネル33が位置し、屋根勾配方向下側に緑化構造体21が位置する構成とされるが、かかる構成のみに限定されるものではなく、屋根勾配方向に対して、いずれが上側でも下側でもよく、また、屋根勾配方向に同じ高さで互いに横並びに配置してもよい。
太陽光発電パネル群31の各太陽光発電パネル33は、図3および図5に示すように、互いに屋根勾配方向に所定間隔を空けて配置されている。したがって、太陽光発電パネル33の上面に降り注いだ雨水を、太陽光発電パネル33の上面に沿って屋根勾配方向上側から下側に流下させ、屋根勾配方向上側の太陽光発電パネル33と屋根勾配方向下側の太陽光発電パネル33との間の間隙部Dを通過させて、太陽光発電パネル33の下方に移動させることができる(例えば図3の太矢印Aを参照)。
上記構成を有する緑化システム20は、雨水等の水を貯留する貯水槽41と、貯水槽41に貯水された水を緑化構造体21に供給する水供給手段51を有している。
貯水槽41は、図3、図6、図7に示すように、太陽光発電パネル群31と折板屋根Rとの間に配設されている。貯水槽41は、図6および図7に示すように、屋根谷部7毎に個々に設けられており、クランプ10によって折板屋根Rに固定されている。
貯水槽41は、屋根勾配方向に沿って延在し、折板屋根Rの屋根谷部7に下部が挿入され、上部が開放された形状を有している。貯水槽41の長手方向は、屋根勾配方向に並べて配置された複数の太陽光発電パネル33の間に亘って延在する長さを有している。
貯水槽41の具体的な構成としては、例えば図7に示すように、折板屋根Rの山部1に接面する左右一対の傾斜壁部42、42と、これら傾斜壁部42、42の下端間を閉塞する底壁部43を有している。そして、貯水槽41の上部は、上方に向かって開放されている。
そして、各傾斜壁部42、42の上部には、貯水槽41の横幅方向外側に向かってそれぞれ突出する端縁部45、45が形成されている。これらの端縁部45、45が、貯水槽41の横幅方向両側に位置するクランプ10の第1の水平部12bと第2の水平部15との間に挿入されて、貯水槽41を折板屋根Rに固定するようになっている。
貯水槽41には、貯水槽41の内部を長手方向一方側と他方側とに仕切り、複数の貯水室47を形成するための仕切壁部46が取り付けられている。仕切壁部46は、貯水槽41内に形成された図示していない凹溝に着脱可能に挿入されて取り付けられている。凹溝は、貯水槽41の長手方向に所定間隔をおいて複数箇所に形成されている。仕切壁部46の挿入する凹溝を変更することによって、仕切位置を長手方向に変更し、貯水室47の大きさを任意に調整できる。
貯水槽41は、貯水槽41の内部を仕切壁部46で仕切り、複数の貯水室47を形成することによって、各貯水室47で独立して貯水することができる。従って、仕切壁部46がない場合と比較して、屋根勾配方向に傾斜して配置された状態でより多くの水を貯水することができる。また、屋根勾配方向上側の貯水室47で溢れた水を、屋根勾配方向下側の貯水室47に流入させることができ、各貯水室47に貯水することができる(例えば図3の太矢印Bを参照)。
貯水槽41は、上部が開放された形状を有しているので、折板屋根Rの上に降り注ぐ雨水を、貯水槽41の上方から貯水槽41の内部に流入させて貯水することができ、貯水槽41に水を補給する作業を省略できる。尚、貯水槽41には、水供給源から貯水槽41に水を補給するための補給管(図示せず)が接続されている。
貯水槽41は、屋根勾配方向に並べて配置された複数の太陽光発電パネル33の間に亘って延在するように配置されている。したがって、太陽光発電パネル群31の上面に降り注いだ雨水を、太陽光発電パネル33の上面に沿って屋根勾配方向上側から下側に流下させ、屋根勾配方向上側の太陽光発電パネル33と屋根勾配方向下側の太陽光発電パネル33との間の間隙部Dから太陽光発電パネル33の下方に移動させ(例えば図3の太矢印Aを参照)、雨水を積極的に集めて貯水槽41に貯水させることができる。
水供給手段51は、図3に示すように、緑化構造体21に灌水する灌水パイプ52と、灌水パイプ52と貯水槽41との間を連通する連通路53と、連通路53を通過させて貯水槽41の水を灌水パイプ52に圧送するポンプ54を有している。
灌水パイプ52は、本実施の形態では、緑化構造体21の上面に沿って勾配方向上側から下側に向かって延在するように配置されている。灌水パイプ52は、既知のものが用いられており、灌水パイプ52から水を漏出、あるいは、散水することによって、緑化構造体21の全面に亘って灌水するようになっている。
連通路53は、灌水パイプ52の屋根勾配方向上側の端部に一端が連通して接続され、緑化構造体21に対して屋根勾配方向上側に位置する貯水槽41の底壁部43に他端が連通して接続されている。連通路53は、例えば図3および図7に示すように、各貯水室47に連通するように複数に分岐して底壁部43に接続されている。
ポンプ54は、図3に示すように、連通路53の途中位置に設けられている。ポンプ54は、太陽光発電パネル群31で発電した電気を利用して駆動されるようになっており、図示していないタイマー装置等によって、予め設定されたタイミングで駆動されて貯水槽41内の水を灌水パイプ52に圧送する。このように、太陽光発電パネル群31で発電した電気を利用してポンプ54を駆動することにより、ポンプ54の駆動電源を他の電源装置から供給する必要がなく、省エネルギ化を図ることができる。
図3および図4に示す実施例では、折板屋根Rの屋根勾配上側に太陽光発電パネル群31が配置され、折板屋根Rの屋根勾配下側に緑化構造体21が配置されているので、太陽光発電パネル群31と折板屋根Rの間に設けられる貯水タンク41を、緑化構造体21よりも屋根勾配方向上側に配置することができる。従って、貯水タンク41内の水を緑化構造体21まで小さな圧送力で圧送することができ、水供給手段51のポンプ54を圧送力が小さなものにすることができる。
特に、貯水槽41と、貯水槽41に対して屋根勾配方向下側に位置する緑化構造体21の灌水パイプ52との高低差が少ない場合には、屋根勾配方向上側の貯水槽41から屋根勾配方向下側の灌水パイプ52に水を圧送するポンプ54の圧送力をより小さくすることができる。従って、より小型で簡易なポンプ54を用いることができ、設備費を低減し、安価に提供することができる。また、僅かな消費電力で駆動させることができるので、緑化システム全体の省エネルギ化を図ることができる。
上記構成を有する緑化システム20によれば、貯水槽41が太陽光発電パネル群31と折板屋根Rとの間に配置されて屋根谷部7に貯水槽41の下部が挿入された構成を有しているので、太陽光発電パネル群31と屋根谷部7との間に形成される空間を利用して、貯水槽41の容積を大きく確保することができる。
特に、折板屋根Rは、複数の屋根谷部7を有しているので、太陽光発電パネル群31と屋根谷部7との間に形成される空間も大きく、かかる空間に貯水槽41を配置することによって、貯水槽41として飛躍的に大きな容積を確保することができる。
従って、緑化構造体21に供給するのに十分な量の水を折板屋根Rの上に貯水することができ、従来のように建物下部の貯水槽から屋根上まで汲み上げる必要がない。従って、吸引力が強力なポンプを不要とし、消費電力の低減および設備費用の低価格化を実現できる。
また、十分な量の水を折板屋根Rの上に沿って貯水できるので、折板屋根Rの上で広い面積に亘って水を供給することができ、折板屋根Rの上に設置された緑化構造体21の隅々まで十分に水を供給することができる。
折板屋根の面積が小さい場合には、図9に示すように、一つの太陽光発電パネル33と緑化構造体21によって緑化システム20を構成し、該緑化システム20を折板屋根に設けてもよい。ここで、貯水槽41aは、その長手方向が太陽光発電パネル33の屋根勾配方向よりも若干長い程度であればよい。この場合、貯水槽41aは、太陽光発電パネル33の屋根勾配方向に対して上側または下側、乃至は両側で雨水が集められる。
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、図4に示すように、緑化構造体21と太陽光発電パネル群31を屋根勾配方向に交互に配置した場合を例に説明したが、例えば、図10に示すように、太陽光発電パネル群31を屋根勾配方向上側に配置し、緑化構造体21を屋根勾配方向下側に配置してもよい。
また、上述の実施の形態では、図3に示すように、折板屋根Rの上面に対する緑化構造体21と太陽光発電パネル群31の設置高さがほぼ同一の場合を例に説明したが、太陽光発電パネル群31の設置高さを緑化構造体21よりも高くしてもよい。これにより、緑化構造体21の植物が成長した場合に、太陽光発電パネル群31が植物によって覆われるのを防ぎ、植物の影による発電量の低下を予防できる。
1 山部
7 屋根谷部
10 クランプ
20 緑化システム
21 緑化構造体
31 太陽光発電パネル群
32 支持部
33 太陽光発電パネル
41 貯水槽
46 仕切壁部
47 貯水室
51 水供給手段
52 灌水パイプ
53 連通路
54 ポンプ
D 間隙部
R 折板屋根

Claims (7)

  1. 複数の山部が互いに所定間隔をおいて形成され該各山部の間に屋根谷部が形成された折板屋根の上に設置される一又は複数の緑化システムにおいて、
    前記折板屋根の上に設置された緑化構造体と、
    前記折板屋根の上に設置され、一または複数の太陽光発電パネルを有する太陽光発電パネル群と、
    前記折板屋根と前記太陽光発電パネル群との間に、前記屋根谷部に少なくとも一部が挿入されて設置された貯水槽と、
    該貯水槽に貯水された水を前記緑化構造体に供給する水供給手段と、を有することを特徴とする緑化システム。
  2. 前記水供給手段は、前記緑化構造体に灌水する灌水パイプと、該灌水パイプと前記貯水槽との間を連通する連通路と、該連通路を通過させて前記貯水槽の水を灌水パイプに圧送するポンプを有し、前記折板屋根の上に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の緑化システム。
  3. 前記ポンプは、前記太陽光発電パネル群で発電した電気を利用して駆動されることを特徴とする請求項2に記載の緑化システム。
  4. 前記貯水槽は、前記屋根勾配方向に沿って延在し、前記屋根谷部に下部が挿入され、上部が開放された形状を有することを特徴とする請求項2または3に記載の緑化システム。
  5. 前記貯水槽は、該貯水槽の内部を屋根勾配方向上側と屋根勾配方向下側に仕切る仕切壁部を有し、
    前記連通路は、前記仕切壁部によって前記貯水槽内部に形成された各貯水室にそれぞれ連通して接続されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の緑化システム。
  6. 前記太陽光発電パネル群は、屋根勾配方向上側に配置される太陽光発電パネルと屋根勾配方向下側に配置される太陽光発電パネルとの間に間隙部を形成するように設置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の緑化システム。
  7. 前記折板屋根の屋根勾配上側に前記太陽光発電パネル群が設置され、前記折板屋根の屋根勾配下側に前記緑化構造体が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の緑化システム。
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