JP5072806B2 - 中空軸を有する現像ロール、及び中空軸を有するフランジ組立体の製造方法 - Google Patents
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Description
(2)フランジ部材と中空軸部材とがシェービング接合(インパクト加工)により一体化されるので、軸とフランジ部材との直角度が、高精度に維持される。従って、スリーブのフレを低減することができ、現像ロールとして使用した場合に、高品質の画像を得ることができる。
(3)平板状部材又は円筒状部材と軸部材とが1ステップで一体化されるので、軸付平板状部材や両端にジャーナル部を有するロール等の機械部品の低コスト化を実現することができる。
(1) 現像ロールの構成
現像ロール1は、図1に示すように、非磁性体からなるスリーブ2と、その両端に固着された第1フランジ3及び第2フランジ5と、スリーブ2の内部に配置された永久磁石部材6とを有する。第1フランジ3は、モータ(図示を省略)に駆動される駆動軸30を有し、第2フランジ5は、円板状部材51に一体的に接合された中空軸52を有する。永久磁石部材6は、表面に複数個の磁極を有する永久磁石61と、それを支持するシャフト62を有する。シャフト62の一端側は、軸受4aを介して第1フランジ3に支持され、シャフト62の他端側は、軸受4bを介して第2フランジ5に支持され、中空軸52から延出した部分は現像容器(図示を省略)に固定される。現像ロール1の両側には、駆動軸30に軸受90aを介して軸支されたガイドコロ9aと、中空軸52に軸受90bを介して軸支されたガイドコロ9bが設けられる。このガイドコロ9a,9bは、感光体(導電性ドラム11と、その表面に形成された光導電体層12からなる)の両端部(導電性ドラム11)に当接されて、所定の現像ギャップ(例えば0.5 mm以下)が形成される。ガイドコロ9a,9bは、自己潤滑性を有する材料(ポリアセタール等)で全体を形成することができる。永久磁石部材6はこれ以外の構造(例えば、複数のブロック状永久磁石をシャフト62の外周に固着した構造)であってもよい。
中空軸を有するフランジ5は、図2に示すように、中空軸52の一端側がカップ状の円板状部材51に接合された構造を有しており、前記円板状部材51は塑性変形可能な金属材料からなり、中空軸52は前記円板状部材51よりも硬質の金属材料からなる。前記塑性変形可能な金属材料及び/又は硬質の金属材料は非磁性体からなるのが好ましい。前記塑性変形可能な金属材料は、例えば、厚さ3 mm程度のアルミニウム合金(Al-Si-Mg系合金:A5056)からなるのが好ましく、硬質の金属材料は、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼(SUS303、SUS304等)からなるのが好ましい。
図4に示すように、前記円板状部材51をダイス100にセットし、前記中空軸52のジャーナル部521を前記円板状部材51の貫通孔510に差し込むことにより、前記ジャーナル部521をダイスの中空部101に挿入する。このとき、前記中空軸52の外周とダイス100との間には隙間(0.1 mm程度)が存在するようにしておくパンチ(油圧プレスのラム、図示せず。)を下降させて、環状フランジ部522にA方向に圧力(例えば、311〜416 MPa)を加えることにより、環状フランジ部522が円板状部材51に食い込み、塑性変形が生じた円板状部材51の一部が塑性流動することにより円周溝523に充填されて接合が行われる。
図2に示す中空軸を有するフランジ組立体は、図3及び図4に示す方法に限らず図5〜図7に示す方法により作製することができる。すなわち塑性変形可能な金属材料(例えば、A5056等のアルミニウム合金)からなり、中心に貫通孔510を有するカップ状の円板状部材51、及び前記円板状部材51よりも硬質の金属材料(例えば、SUS304等のオーステナイト系ステンレス鋼)からなる中空軸52を準備する。前記中空軸52は、前記貫通孔510に係合するジャーナル部521、及び一端側に円周溝523を有する。前記円板状部材51をダイス(図示せず)にセットし、前記円周溝523が前記貫通孔510に重なるように、前記貫通孔510に前記ジャーナル部521を挿入する(図5)。前記ジャーナル部521の端部524の内側にパンチを差込み、A方向に加圧することにより、前記端部524をラッパ状に拡径する(図6)。最終的に端部524が円板状部材51に密着して環状フランジ部522を形成し(図7)、さらに加圧することにより、図2と同様に、環状フランジ部522が円板状部材51に食い込み、塑性変形した円板状部材51の一部が円周溝523に充填されて接合が行われる。この方法によれば、環状フランジ部522はインパクト加工と同時に形成されるので、さらに低コスト化が可能となる。
本発明においては、フランジ組立体は、現像ロール以外の機械部品に適用することができる。塑性変形可能な金属材料からなり、2つの貫通孔を有する平板状部材51aに、前記円板状部材51aよりも硬質の金属材料からなり、一端側に一体的に形成された環状フランジ部522aと、前記環状フランジ部522aに連接して前記円筒部の外周に形成された円周溝523aを有する中空軸52aを、第1の実施の形態と同様にしてインパクト加工により接合する(図8及び図9)。図8では、中空軸52aを接合する箇所は二箇所だが、一箇所でも良く、又は三箇所以上でもよい。
上記の実施の形態では、平板状部材の一方の表面から中空軸を突出させた機械部品を示すが、次に示すように平板状部材の両面から中空軸を突出させた機械部品を作製することもできる。
塑性変形可能な金属材料からなり、貫通孔(内径d)を有する平板状部材51bに、前記円板状部材51bよりも硬質の金属材料からなる段差付中空軸52bをインパクト加工により接合する(図9)。段差付中空軸52bは、段差524bを境にして、一端側の外径D4を有する円筒部525bと、他端側のD4よりも小さな外径D5を有する円筒部526bと、段差524bに連接して円筒部526bの外周に形成された円周溝523bを有する。ここで、貫通孔の内径dは、D4>d>D5とすることにより、平板状部材51bと段差付中空軸52bとの接合が可能となる(図10)。段差付中空軸52bを接合する箇所は一箇所でも良く、又は複数箇所以上でもよい。また、第3の実施の形態で説明した中空軸52aを接合する箇所が混在していても良い。
本発明は、平板状部材を有する機械部品に限らず、以下に示すようにローラ状部材にも適用することができる。
2・・・スリーブ
3・・・第1フランジ
30・・・駆動軸
4a,4b・・・軸受
5・・・第2フランジ
50・・・軸部材
501・・・基部
502・・・大径部
504・・・小径部
51、51b・・・円板状部材
51a・・・平板状部材
510・・・貫通孔
52、52a、520・・・中空軸
52b・・・段差付中空軸
505、521・・・ジャーナル部
522、522a・・・環状フランジ部
503、523、523a、523b・・・円周溝
524・・・充填穴
524・・・端部
524b・・・段差
525b、526b
6・・・永久磁石部材
61・・・永久磁石
62・・・シャフト
9a,9b・・・ガイドコロ
90a,90b・・・軸受
11・・・導電性ドラム
12・・・光導電体層
20・・・金属パイプ
100・・・ダイス
101・・・中空部
Claims (2)
- 非磁性体からなる円筒状スリーブと、前記スリーブの内部に収容され、表面に複数の磁極を有する永久磁石部材と、前記スリーブの一端側に固定された駆動軸を有し、前記永久磁石部材の一端側を軸支する第1フランジ部材と、前記スリーブの他端側に固定され、前記永久磁石部材の他端側を軸支する第2フランジ部材と、前記スリーブの両側に軸支されたギャップコロとを有する現像ロールにおいて、前記第2フランジ部材は、塑性変形可能な非磁性金属材料からなり、貫通孔を有する円板状部材と、前記円板状部材よりも硬質の非磁性金属材料からなり、前記貫通孔に係合する円筒部と、前記円筒部の一端部に一体的に形成された環状フランジ部と、前記環状フランジ部に連接して前記円筒部の外周に形成された円周溝とを有する円筒状の軸部材とを有し、前記環状フランジ部は前記平板状部材の塑性変形によりこの平板状部材に埋め込まれるとともに前記平板状部材の塑性変形部が前記円周溝に充填されることを特徴とする現像ロール。
- (a)塑性変形可能な金属材料からなり、貫通孔を有する平板状部材と、前記平板状部材よりも硬質の金属材料からなり、前記貫通孔に係合する円筒部と、前記円筒部の一端側の外周に形成された円周溝とを有する円筒状の軸部材とを準備する工程と、
(b)前記平板状部材を固定型に配設し、前記貫通孔に前記円筒部を挿入して、前記軸部材を前記平板状部材に遊嵌する工程と、
(c)前記軸部材の一端側を可動型で加圧して環状フランジ部を形成しかつこの環状フランジ部を前記平板状部材に埋め込むことにより、前記平板状部材の一部を塑性変形により前記円周溝に充填し、前記平板状部材と前記軸部材とを一体的に接合する工程とを含むことを特徴とする中空軸を有するフランジ組立体の製造方法。
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