JP5071649B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の制御装置に関し、特にマニュアルバルブのストローク位置を検出するストローク位置手段を電子制御ユニットと一体に構成したものに関する。
自動車に搭載される自動変速機は、トルクコンバータを介してエンジン出力回転が入力される変速機構の動力伝達経路を複数の摩擦要素の選択的締結によって切換えることにより、減速比の異なる複数の変速段を達成するように構成されたものであるが、近年自動車の走行性能の向上や燃費性能の向上等を目的として変速段を多段化する傾向にある。
前記摩擦要素の為の油圧系の複数の油路を切換える複数の電磁コントロールバルブ類およびコントロールバルブユニットが設けられ、このコントロールバルブユニットは変速機構の下側に一体的に装備されている。前記のコントロールバルブユニットにはシフトレバーのレンジ切換え操作に連動してストロークするマニュアルバルブも組み込まれている。
上記のように、変速段を多段化するのに応じて、コントロールバルブ類の数も多くなってきたため、従前のように、前記コントロールバルブユニットを制御する電子制御ユニットを、変速機ケースの外部に配置する場合には、電子制御ユニットをコントロールバルブ類に接続する多数のハーネス類の長さが長くなり、製作コストの面で不利となる。
そこで、最近では、特許文献1に記載の車両用自動変速機の制御装置においては、変速機構の直下においてコントロールバルブユニットのバルブボディの上面に配線一体型絶縁シートと電子制御ユニットを配置し、この電子制御ユニットの上側を合成樹脂製の保護カバーで覆い、この保護カバーの外側において配線一体型絶縁シートに回転センサ、油温センサ、油圧センサなどを装備してある。
特開2002−12097号公報
従来の自動変速機の制御装置では、通常、マニュアルバルブの動作検出のため、マニュアルバルブに連動し変速機ケースを貫通して変速機ケースに支持されるマニュアルシャフトの回転角を検出するレンジ検出スイッチが知られている。レンジ検出スイッチは変速機ケースに取り付けられており、電子制御ユニットを変速機ケース内部に取り付けるとすると、レンジ検出スイッチを電子制御ユニットに接続するハーネスが長くなり、ハーネス接続用カプラも必要であり、製作コスト的に不利であった。
特許文献1の自動変速機の制御装置では、変速機構の直下においてコントロールバルブユニットのバルブボディの上面に配線一体型絶縁シートを介して電子制御ユニットを配置しているため、変速機構の冷却に供された高温のオイルが下方へ飛散してきて保護カバーの上面に常時接触するため、電子制御ユニットに対する熱的ダメージが発生する虞があり、また電子制御ユニットの耐久性が低下する虞がある。
本発明の目的は、マニュアルバルブのストローク位置を検出するストローク位置検出手段を電子制御ユニットと一体的に構成して、そのハーネスやカプラを節減可能な自動変速機の制御装置を提供することである。
請求項1の自動変速機の制御装置は、変速機内部に設けられた摩擦係合要素を油圧制御するコントロールバルブ機構が組み込まれたバルブボディと、このバルブボディ上に設けられ変速制御を行う電子制御ユニットを備えた自動変速機の制御装置において、前記バルブボディに設けられシフトレバーのレンジ切換操作に連動してストロークするマニュアルバルブと、前記バルブボディ外に露出するように配設されたマニュアルバルブの弁軸先端のディスク部材と、前記電子制御ユニットに一体形成されて前記バルブボディ上に配設されたセンサ取付け部と、前記センサ取付け部に設けられ前記マニュアルバルブのストローク位置を検出するストローク位置検出手段とを備え、前記ストローク位置検出手段は、前記ディスク部材に係合した第1係合部材を介して前記マニュアルバルブのストロークに連動して移動する可動部材と、この可動部材を移動自在に案内するガイド部とを備え、前記シフトレバーのレンジ切換操作に連動してストロークする前記ディスク部材と干渉しないように、前記バルブボディの一部分を切り欠いて前記ディスク部材の移動を許すストローク領域が形成され、前記シフトレバーに機械的操作系を介して連動連結された第2係合部材が、前記ディスク部材の上方位置から下方に延びて前記ディスク部材に係合していることを特徴としている。
マニュアルバルブのストローク位置を検出するストローク位置検出手段を設け、このストローク位置検出手段を電子制御ユニットに一体形成されて前記バルブボディ上に配設されたセンサ取付け部に設けたので、ストローク位置検出手段を電子制御ユニットに接続するハーネスやカプラを節減することができる。
請求項2の自動変速機の制御装置は、請求項1の発明において、エンジンと同軸上に設けられ上記変速機構が設けられたプライマリ軸と、このプライマリ軸と平行にプライマリ軸に対し車両後方斜め上方に設けられたセカンダリ軸と、前記プライマリ軸と平行にプライマリ軸に対し車両後方斜め下方に設けられたデフ軸とを備え、前記バルブボディが変速機構の下方に配置され、前記変速機構を包囲する変速機ケースの周壁と、この周壁に隣接して設けられた変速機ケースの外壁と、前記変速機構の車両前方側に上記周壁と外壁とバルブボディにより形成された収容空間とを備え、前記電子制御ユニットが上記収容空間に配置されたことを特徴としている。
請求項3の自動変速機の制御装置は、請求項2の発明において、前記マニュアルバルブが前記プライマリ軸と平行に配設されて軸方向にストロークすることを特徴としている。
請求項4の自動変速機の制御装置は、請求項2の発明において、前記バルブボディとして複数のバルブボディが設けられ、前記マニュアルバルブが最上段のバルブボディに設けられ、前記電子制御ユニットが最上段のバルブボディの上面側に配置されたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、マニュアルバルブのストローク位置を検出するストローク位置検出手段を設け、このストローク位置検出手段を、電子制御ユニットに一体形成されて前記バルブボディ上に配設されたセンサ取付け部に設けたので、ストローク位置検出手段を電子制御ユニットに接続するハーネスやカプラを節減することができるうえ、ストローク位置検出手段をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
請求項2の発明によれば、変速機ケースの周壁と、この周壁に隣接して設けられた変速機ケースの外壁と、バルブボディにより形成された収容空間に変速制御を行う電子制御ユニットを設けたため、変速機構の直下から側方に外れた部位に、変速機ケースの外壁の内側のデッドスペースを有効活用して電子制御ユニットを配置することで、変速機ケースの内側空間でありながら、変速機構から飛散する高温のオイルからのダメージを受けない位置に電子制御ユニットを配置することができ、電子制御ユニットの耐久性の低下を防止することができる。
プライマリ軸とセカンダリ軸とデフ軸とを有するFF3軸型の自動変速機に本発明を適用して、前記収容空間を変速機構の車両前方側に形成し、その収容空間に電子制御ユニットを確実に配置することができる。しかも、電子制御ユニットをバルブボディの上面側に配置したため、電子制御ユニットをコントロールバルブ機構に接続する複数のハーネスの長さを短縮して、製作コストを低減することができる。
請求項3の発明によれば、前記マニュアルバルブが前記プライマリ軸と平行に配設されて軸方向にストロークする構成であるため、前記マニュアルバルブのコンパクトなレイアウトが可能となる。
請求項4の発明によれば、前記マニュアルバルブが複数のバルブボディのうちの最上段のバルブボディに設けられ、前記電子制御ユニットが最上段のバルブボディの上面側に配置されたので、電子制御ユニットを高い位置にレイアウトして熱的ダメージを少なくすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る自動変速機1の構成を示す骨子図であって、この自動変速機1は、フロントエンジン・フロントドライブ車等のエンジン横置き式自動車に適用されるもので、主たる構成要素として、エンジン出力軸2に取り付けられたトルクコンバータ3と、このトルクコンバータ3の出力回転が入力軸4を介して入力される変速機構5とを有し、この変速機構5が入力軸4の軸心上に配置された状態で、変速機ケース6に収納されている。
そして、前記変速機構5の出力回転が、同じく入力軸4の軸心上において入力軸4の中間部に配置された出力ギヤ7からカウンタドライブ機構8を介して差動装置9に伝達され、左右の車軸9a,9bが駆動されるようになっている。
前記トルクコンバータ3は、エンジン出力軸2に連結されたケース3aと、このケース3a内に固定されたポンプ3bと、このポンプ3bに対向配置されてこのポンプ3bにより作動油を介して駆動されるタービン3cと、ポンプ3bとタービン3cの間に介設され且つ変速機ケース6にワンウェイクラッチ3dを介して支持されてトルク増大作用を行うステータ3eと、前記ケース3aとタービン3cとの間に設けられ、ケース3aを介してエンジン出力軸2とタービン3cとを直結するロックアップクラッチ3fとで構成されている。そして、タービン3cの回転が入力軸4を介して変速機構5に伝達されるようになっている。
一方、変速機構5は、第1,第2,第3プラネタリギヤセット(以下、単に、「第1,第2,第3ギヤセット」という)10,20,30を有し、これらが変速機ケース6内における前記出力ギヤ7の反トルクコンバータ側において、トルクコンバータ側から順に配置されている。
変速機構5を構成する摩擦係合要素として、出力ギヤ7のトルクコンバータ側に、第1クラッチ40及び第2クラッチ50が配置されていると共に、出力ギヤ7の反トルクコンバータ側には、第1ブレーキ60、第2ブレーキ70及び第3ブレーキ80がトルクコンバータ側から順に配置されており、さらに、第1ブレーキ60に並列にワンウェイクラッチ90が配置されている。
第1,第2,第3ギヤセット10,20,30は、いずれもシングルピニオン型のプラネタリギヤセットであって、サンギヤ11,21,31と、これらのサンギヤ11,21,31に夫々噛み合った各複数のピニオン12,22,32と、これらのピニオン12,22,32を夫々支持するキャリア13,23,33と、ピニオン12,22,32に夫々噛み合ったリングギヤ14,24,34とで構成されている。
入力軸4が第3ギヤセット30のサンギヤ31に連結されていると共に、第1ギヤセット10のサンギヤ11と第2ギヤセット20のサンギヤ21、第1ギヤセット10のリングギヤ14と第2ギヤセット20のキャリア23、第2ギヤセット20のリングギヤ24と第3ギヤセット30のキャリア33が、夫々連結されている。第1ギヤセット10のキャリア13に出力ギヤ7が連結されている。
第2ギヤセット10のサンギヤ11及び第2ギヤセット20のサンギヤ21は、第1クラッチ40を介して入力軸4に断接可能に連結されており、第2ギヤセット20のキャリア23は、第2クラッチ50を介して入力軸4に断接可能に連結されている。
第1キヤセット10のリングギヤ14及び第2ギヤセット20のキャリア23は、並列に配置された第1ブレーキ60及びワンウェイクラッチ90を介して変速機ケース6に断接可能に連結されており、第2ギヤセット20のリングギヤ24及び第3ギヤセット30のキャリア33は、第2ブレーキ70を介して変速機ケース6に断接可能に連結されており、さらに、第3ギヤセット30のリングギヤ34は、第3ブレーキ80を介して変速機ケース6に断接可能に連結されている。
以上の構成により、この変速機構5によれば、第1,第2クラッチ40,50及び第1,第2,第3ブレーキ60,70,80の締結状態の組み合わせにより、前進6段と後退速が得られるようになっており、その組み合わせと変速段の関係を図2の締結表に示す。 尚、第1ブレーキ60はエンジンブレーキを作動させる1速のみで締結され、エンジンブレーキを作動させない1速では、ワンウェイクラッチ90がロックすることにより1速を形成する。
次に、変速機構5の摩擦係合要素を油圧制御するコントロールバルブ機構に対する変速制御を行う電子制御ユニット25を含む自動変速機1の制御装置について図3〜図7に基づいて説明する。尚、以下の説明では自動車の前後左右を前後左右として説明するが、図3は自動変速機1を前方から視た正面図であり、図4は自動変速機1の右側面である。
この自動変速機1は、エンジンと同軸上に設けられて変速機構5が設けられたプライマリ軸26と、このプライマリ軸26と平行にプライマリ軸26に対し車両後方斜め上方に設けられたセカンダリ軸27と、プライマリ軸26と平行にプライマリ軸26に対し車両後方斜め下方に設けられたデフ軸28とを備えている。
この自動変速機1の下部には、変速機構5の下方に位置するようにコントロールバルブユニット41が配設され、このコントロールバルブユニット41は、上下に3段重ねにして組み込んだ3つのバルブボディ42,43,44とオイルパン45とを有し、これらバルブボディ42,43,44の内部には、自動車のシフトレバーのレンジ切換え操作に連動してストロークするマニュアルバルブ35と、摩擦係合要素を油圧制御するコントロールバルブ類と、複数のアキュムレータと、多数の油路などが組み込まれている。
図3、図5に示すように、マニュアルバルブ35は、最上段のバルブボディ44の前端寄り部分にプライマリ軸26と平行に配設されて、軸方向にストロークするように構成されている。このマニュアルバルブ35にシフトレバーを連動連結する機械的操作系が設けられ、この操作系の回動軸36の下端の回動板37から下方へ延びる係合部材38がマニュアルバルブ35の弁軸先端のディスク部材35aに係合しており、シフトレバーのシフト位置(P,R,N,D)に応じて機械的操作系を介してマニュアルバルブ35が軸方向にストロークする。
前記シフトレバーのレンジ切換え操作に連動してストロークする前記ディスク部材35aと干渉しないように、前記バルブボディ43,44の一部分を切り欠いてディスク部材35aの移動を許すストローク領域35bが形成されている。
図5〜図7に示すように、変速機構5を包囲する変速機ケース6は、ギヤやドラム等の回転部材の外周に沿う周壁51であって下端部分が下方に開口している周壁51と、この周壁51から一体的に前方へ延びて周壁51に隣接するように設けられた外壁52とを備えている。電子制御ユニット25は、変速機ケース6の周壁51と、外壁52と、最上段のバルブボディ44とでバルブボディ44の上側に上方へ凸形の収容空間53が形成され、この収容空間53が変速機構5の車両前方側に設けられており、この電子制御ユニット25は、この収容空間53の内部に配設されている。
電子制御ユニット25は、合成樹脂製の制御ユニットケースと、この制御ユニットケースの内部に収納されたプリント基板(図示略)とこのプリント基板に組み付けられたコンピュータ(図示略)を有する。電子制御ユニット25の左端部には複数の信号線や電力線を接続する為の集中コネクタ25aが一体的に上方へ垂直向きに形成されている。
電子制御ユニット25は、その後部右端から右方へ連なるように一体形成されたセンサ取付け部25Aを有し、このセンサ取付け部25Aには、マニュアルバルブ35のストローク位置を検出するストローク位置検出センサ61と、変速機構5の回転部材の回転数を検出する回転センサ62,63,64とが一体的に取り付けられている。回転センサ62,63,64が電子制御ユニット25と一体化されると共に回転センサ62,63,64が電子制御ユニット25のセンサ取付け部25Aから車両斜め後方に傾斜状に(後方上がり傾斜状に)設けられている。ストローク位置検出センサ61及び回転センサ62,63,64は、夫々ハーネスを介して電子制御ユニット25に接続されている。
ストローク位置検出センサ61はポテンショメータ方式のセンサであり、このストローク位置検出センサ61は、左右方向向きで水平な矩形溝状のガイド部61aと、このガイド部61aの中段部に設けられた抵抗体61bと、ガイド部61aに沿って左右に移動可能な可動部材61cと、この可動部材61cに取り付けられてマニュアルバルブ35のディスク部材35aに係合する係合部材61dとを有する。
前記シフトレバーの操作を介してマニュアルバルブ35が切換えられると、係合部材61dを介して可動部材61cも一体的にシフト位置に応じた位置に移動するため、電気抵抗値の変化からストローク位置を検出するように構成されている。
図1、図5、図6に示すように、回転センサ62は、入力軸4(タービン軸)の回転を検出する電磁ピックアップ型センサである。回転センサ63は、第1クラッチ40のバブ部材の回転(第1,第2サンギヤ11,21の回転)を検出する電磁ピックアップ型センサである。回転センサ64は、出力ギヤ7の回転を検出する電磁ピックアップ型センサである。図1に示すように、回転センサ62,63,64と電子制御ユニット25は、トルクコンバータ3側から順に配設されている。
次に、前記自動変速機1の制御装置の作用、効果について説明する。
変速機ケース6の周壁51と、この周壁51に隣接して設けられた変速機ケース6の外壁52と、バルブボディ44により形成された収容空間53に変速制御を行う電子制御ユニット25を設けたため、変速機構5の直下から前側側方に外れた部位に、変速機ケース6の外壁52の内側のデッドスペースを有効活用して電子制御ユニット25を配置することで、変速機ケース6の内側空間でありながら、変速機構5から飛散する高温のオイルからのダメージを受けない位置に電子制御ユニット25を配置することができ、電子制御ユニット25の耐久性の低下を防止することができる。
プライマリ軸26とセカンダリ軸27とデフ軸28とを有するFF3軸型の自動変速機に本発明を適用して、前記収容空間53を変速機構5の車両前方側の位置に形成し、その収容空間53に電子制御ユニット25を確実に配置することができる。
電子制御ユニット25をバルブボディ44の上面側に配置してあるため、電子制御ユニット25をコントロールバルブ類のソレノイドに接続する複数のハーネスの長さを短縮して、製作コストを低減することができる。また、回転センサ62,63,64がセンサ取付け部25Aを介して電子制御ユニット25と一体化されると共に回転センサ62,63,64が電子制御ユニット25のセンサ取付け部25Aから車両斜め後方に傾斜して設けられたため、回転センサ62,63,64を電子制御ユニット25に接続するためのハーネスやカプラを節減することができる。
自動変速機1はトルクコンバータ3を備え、回転センサ62,63,64と電子制御ユニット25は、トルクコンバータ3側から順に配設されたため、温度上昇しやすいトルクコンバータ3から遠い位置に電子制御ユニット25を配置することができる。
マニュアルバルブ35のストローク位置を検出するストローク位置検出センサ61を設け、このストローク位置検出センサ61を電子制御ユニット25のセンサ取付け部25Aと一体的に構成したので、ストローク位置検出センサ61を電子制御ユニット25に接続するハーネスやカプラを節減することができるうえ、ストローク位置検出センサ61をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
マニュアルバルブ35がプライマリ軸26と平行に配設されて軸方向にストロークする構成であるため、マニュアルバルブ35のコンパクトなレイアウトが可能となる。
マニュアルバルブ35が複数のバルブボディ42,43,44のうちの最上段のバルブボディ44に設けられ、電子制御ユニット25が最上段のバルブボディ44の上面側に配置されたので、電子制御ユニット25を高い位置にレイアウトして熱的ダメージを少なくすることができる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1]エンジン横置き式自動車の自動変速機に本発明を適用した場合を例にして説明したが、エンジン縦置き式自動車の自動変速機にも同様に本発明を適用することができる。
2]前記自動変速機のコントロールバルブユニットは3段重ねにした3つのバルブボディを備えているが、バルブボディの数は2つでもよく1つでもよい。
3]その他、当業者であれば、前記実施例に適宜変更を付加して実施可能であり、本発明はそのような変更形態をも包含するものである。
本発明の実施例に係る自動変速機の骨子図である。 摩擦係合要素の締結の組み合わせと変速段の関係を示す図表である。 自動変速機の正面図である。 自動変速機の右側面図である。 電子制御ユニットと回転センサとマニュアルバルブ等の斜視図である。 電子制御ユニットと回転センサ等の斜視図である。 電子制御ユニットを収容する収容空間とその付近部分の要部断面図である。
1 自動変速機
3 トルクコンバータ
5 変速機構
6 変速機ケース
25 電子制御ユニット
25A センサ取付け部
26 プライマリ軸
27 セカンダリ軸
28 デフ軸
35 マニュアルバルブ
35a ディスク部材
38 係合部材(第2係合部材)
42,43,44 バルブボディ
51 周壁
52 外壁
53 収容空間
61 ストローク位置検出センサ
61a ガイド部
61c 可動部材
61d 係合部材(第1係合部材)
62,63,64 回転センサ

Claims (4)

  1. 変速機内部に設けられた摩擦係合要素を油圧制御するコントロールバルブ機構が組み込まれたバルブボディと、このバルブボディ上に設けられ変速制御を行う電子制御ユニットを備えた自動変速機の制御装置において、
    前記バルブボディに設けられシフトレバーのレンジ切換操作に連動してストロークするマニュアルバルブと、
    前記バルブボディ外に露出するように配設されたマニュアルバルブの弁軸先端のディスク部材と、
    前記電子制御ユニットに一体形成されて前記バルブボディ上に配設されたセンサ取付け部と、
    前記センサ取付け部に設けられ前記マニュアルバルブのストローク位置を検出するストローク位置検出手段とを備え、
    前記ストローク位置検出手段は、前記ディスク部材に係合した第1係合部材を介して前記マニュアルバルブのストロークに連動して移動する可動部材と、この可動部材を移動自在に案内するガイド部とを備え、
    前記シフトレバーのレンジ切換操作に連動してストロークする前記ディスク部材と干渉しないように、前記バルブボディの一部分を切り欠いて前記ディスク部材の移動を許すストローク領域が形成され、
    前記シフトレバーに機械的操作系を介して連動連結された第2係合部材が、前記ディスク部材の上方位置から下方に延びて前記ディスク部材に係合していることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. エンジンと同軸上に設けられ上記変速機構が設けられたプライマリ軸と、このプライマリ軸と平行にプライマリ軸に対し車両後方斜め上方に設けられたセカンダリ軸と、前記プライマリ軸と平行にプライマリ軸に対し車両後方斜め下方に設けられたデフ軸とを備え、 前記バルブボディが変速機構の下方に配置され、
    前記変速機構を包囲する変速機ケースの周壁と、この周壁に隣接して設けられた変速機ケースの外壁と、前記変速機構の車両前方側に上記周壁と外壁とバルブボディにより形成された収容空間とを備え、
    前記電子制御ユニットが上記収容空間に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記マニュアルバルブが前記プライマリ軸と平行に配設されて軸方向にストロークすることを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記バルブボディとして複数のバルブボディが設けられ、前記マニュアルバルブが最上段のバルブボディに設けられ、前記電子制御ユニットが最上段のバルブボディの上面側に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
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