JP5070260B2 - ヘッドライトテスタ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車前照灯の照射方向や光度を測定するヘッドライトテスタに関し、特に測定精度などに影響を与える受光部の筺体内に組み込まれる光学部品装着用取付基枠体の位置決め組立構造に関するものである。
自動車前照灯(以下ランプと称す)の照射方向や光度の測定は、ランプの前方10m地点における照射光の配光パターンを観測して、所定の照射方向や光度との差異を測定することが基準とされている。しかしこれは、測定機器の設置に場所を広くとることから、ランプの照射光を集光レンズで集光することにより、ランプの前方10m地点における配光パターンを、相似縮小した状態でスクリーン上に近距離再現し、この縮小配光パターンにより測定する手段を採用している。そして、このヘッドライトテスタは、被測定車に対して上下、左右方向に調整移動可能な筺体からなる受光部を備え、この筺体内に、前記集光レンズや反射鏡、半透鏡などの光学部品及びスクリーンが内装されているものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−82019号公報
上記文献のヘッドライトテスタにおける受光部は、その製造にあたって、筺体と集光レンズその他の工学部品やスクリーンなどの構成部品相互を、挿通孔とビスとねじ孔による一般的な固定手段により組立てて、最終段階で光学的な位置調整を行なっている。しかし、この種のヘッドライトテスタは、上記のごとくランプの前方10m地点の照射光の配光パターンを、集光レンズにより相似縮小して近距離再現するものであり、その縮小率は約20分の1にもなることから、前記製造工程における集光レンズやスクリーン等の構成部品の組立てや位置調整における僅かな誤差が、品質の均一性のみならず、測定制度にも影響を与えることとなる。これは特に、すれ違い灯の照射方向の測定における、明暗の境界線であるカットオフラインのエルボー点(右水平線と左傾斜線の交点)位置測定について、照射光による対向車や歩行者の眩惑事故を防止する観点から高精度が要求され、また光度測定における、ランプ中心を基準とする厳格な位置測定(路面照射点測定)が求められていることからすると多大な課題とされる。
本発明の目的は、前記を考慮して、ヘッドライトテスタにおける受光部を構成する筺体
内に組み込まれる光学部品装着用取付基枠体の組立製造にあたって、作業性、品質の均一
化をはかると共に、量産ひいては測定精度の向上に好適なヘッドライトテスタを提供するものである。
上記目的を達成するヘッドライトテスタは、被測定車のランプRに対して所定間隔離間して敷設レール1上を左右方向に移動する台車2と、この台車に立設された支柱3に沿って上下方向に垂直移動し、かつ、筺体5の内部に光学部品装着用取付基枠体12を有する受光部4を備えたヘッドライトテスタAに於いて、前記光学部品装着用取付基枠体12は、その対向縦枠13,13の取付板部13a、13aの各下端部をそれぞれ折り曲げ形成して設けた下片部13d、13dに筺体5の底板部5cに対する嵌合凸起と嵌合凹部による嵌め合い位置決め手段を有し、また、前記取付板部13a、13aの各上端部をそれぞれ折り曲げ形成して設けた上片部13c、13cにも、前記ランプRの配光パターンを投影するスクリーン7を備えたスクリーン用調整動機構17の基板17cに対する嵌合凸起と嵌合凹部による嵌め合い位置決め手段を有し、該光学部品装着用取付基枠体12は前記下片部13d、13dを介して前記底板部5cに固定手段により固定され、また前記スクリーン用調整動機構17は、前記上片部13c、13cに前記基板17cを介して固定手段により固定されていることを特徴とするものである。また、前記構成に於いて、光学部品は、少なくとも左右一対の対向縦枠13,13間に挟まれたような状態で、受光部4の集光レンズ6の後方位の集光レンズ中心軸6a上となる上向きに傾斜された分光半透鏡14であり、分光半透鏡14は、その長方形状の額縁状枠16に前記対向縦枠13,13の取付板部13a、13aに対する嵌合凸起と嵌合凹部による嵌め合い位置決め手段を有し、かつ、分光半透鏡14は前記取付板部13a、13aに前記額縁状枠を介して固定手段により固定されていることを特徴とする。
本発明のヘッドライトテスタは、被測定車のランプ中心と受光部の集光レンズ中心軸を正対させて、前記ランプの照射光を集光レンズで集光することにより、前記ランプの前方所定距離地点(10m)の配光パターンを相似縮小してスクリーン上に再現し、この縮小配光パターンにより前記ランプの照射方向や光度を測定するもので、しかも受光部の筺体内には、集光レンズが前面開口部において、スクリーンが前記集光レンズの集光(焦点距離による縮小率に基づき)により、ランプの前方所定距離地点とみなされる位置となる取付位置において、すれ違い灯の光度測定用の検出素子が、集光レンズの集光により、ランプの前方所定距離地点とみなされる位置における路面照射点となる取付位置において、突当てや嵌め合い位置決め手段により位置決めされた状態で、ビス止め又はスポット溶接などの固定手段により組付けられているものであるから、受光部の筺体と、これに組付けられる集光レンズその他の光学部品やスクリーン等の組立製造にあたって作業性がよく、量産に適すると共に、品質の均一化もはかれ、ひいては測定精度の向上につながるものである。
図は、本発明に係るヘッドライトテスタにおける受光部を構成する筺体内に組み込まれる光学部品装着用取付基枠体の位置決め組立構造の実施例を示すもので、以下各図を参照して説明する。
図1は、本例ヘッドライトテスタの正面図で、このヘッドライトテスタAは、敷設レール1上を被測定車の前面に対して左右方向に移動することとなる台車2と、この台車2に立設された支柱3に沿って上下方向に垂直移動する受光部4を備えており、この受光部4が被測定車やそのヘッドライト(以下ランプ)Rに対して、上下、左右方向に調整移動可能に構成されている。
そして受光部4は、筺体5の前面部位に設けられた集光レンズ6と、ランプRの照射光が投影されるスクリーン7を備えており、被測定車のランプRの照射光を集光レンズ6で集光することにより、ランプの照射方向や光度を測定する基準とされる、ランプの前方10m地点(所定距離地点)における照射光の配光パターンを、近距離位置において相似縮小した状態でスクリーン7上に再現して、この縮小配光パターンにより照射方向や光度を測定する手段をとる。
受光部4の筺体5は略縦長方形状で、前面部位には、方形状の前面開口部5aが設けられており、この前面開口部5aの左右各側板部5b,5bには、上部位と下部位のそれぞれに、底板部5cに対して直角縦列態様となる一対の突き当て凸起8が筺体5内方向に突設されていると共に、この前面開口部5aには、集光レンズ6の固定枠9が組付けられている。
固定枠9は、断面L字材により額縁状に形成され、その起立片部9aが、筺体5の前面開口部5aの突当て凸起8に、位置決め当接された状態で内周縁部に嵌込まれ、水平片部9bが左右各側板部5bや底板部5cにスポット溶接で固着されている。
そして前面開口部5aの前方から固定枠9の起立片部9aに当接させた状態で集光レンズ6が嵌込まれ、支持駒体10を介してビス11で固定されており、これにより集光レンズ6は、突起8により位置決め固定された固定枠9で、そのレンズ面が筺体5の底板部5cに対して直角な状態で組付けられている(図4、5)。
更に筺体5内の側面視(図3)略中央部位には、底板部5cに取付基枠体12が立設固定されている。この取付基枠体12は、縦長方形の取付板部13aと、この取付板部13aの一方縦辺に折曲形成された縦片部13bと、上下各横辺に縦片部13bと同方向に折曲された上片部13cと下片部13dとでなる対称的に形成された一対の縦枠13,13を備え、各縦枠13の下片部13dには、長手方向中央位に下向きの嵌合凸起a1が、両端寄りのそれぞれには螺子孔b1が一列状に設けられている。
そして筺体5の底板部5cには、集光レンズ中心軸6aを中心に等間隔を持って対向するそれぞれの位置に、この集光レンズ中心軸6aと平行な態様で、中央位に嵌合凹部c1が、その両側には取付孔d1が一列状に設けられており(図7)、両縦枠13,13の縦片部13bを集光レンズ6に対して後方位とし、上下片部13cを対向させて、下片部13dの嵌合凸起a1を底板部5cの嵌合凹部c1に嵌込んで位置決めした状態で取付孔d1側から螺子孔b1にビスで締付け固定されている(図8)。
これにより各縦枠13は、筺体5の底板部5cにおける集光レンズ中心軸6aを中心とする等間隔位置に互いに平行した態様で位置決め組付けされている。
前記嵌合凸起a1と嵌合凹部c1による嵌め合い位置決めは図8のごとく、嵌合凸起a1が、いわゆるハーフパンチ工法で、嵌合凹部c1がパンチ孔によることが好都合であり、また取付孔d1から螺子孔b1にビスで締付ける固定手段であるが、スポット溶接などもあり、嵌め合い位置決め手段及び固定手段ともにこれらに限るものではない。
そして取付基枠体12には、対向する両縦枠13間に挟まれたような状態で、前記集光レンズ6の後方位の集光レンズ中心軸6a上となる、上向きに傾斜された分光半透鏡14(ハーフミラー)と、この分光半透鏡14により上方に屈折された反射線6b上となる、ランプRの照射方向視認測定用の半透鏡15と、ランプRの照射光の配光パターンが投影されるスクリーン7が配設されている。
分光半透鏡14は、周辺がL字状に折曲形成された長方形の額縁状枠16の水平枠片部16a上に固定され、対向する両垂直取付片部16bには、両端部寄りのそれぞれに、端側の嵌合凸起a2と、その内側の螺子孔b2とが並設され、両縦枠13の対向する各取付板部13aには、分光半透鏡14による集光レンズ中心軸6aに対する所望角度をもって、前記額縁状枠16の嵌合凸起a2と螺子孔b2に整合する嵌合凹部c2と取付孔d2が傾斜した状態に配列されており、分光半透鏡14の額縁状枠16に設けられた嵌合凸起a2を両縦枠13の各取付板部13aの嵌合凹部c2に嵌込んで位置決めした状態で取付孔d2側から螺子孔b2にビスで締付け固定されている。これにより分光半透鏡14は、集光レンズ中心軸6a上において集光レンズ6に平行な態
様で、所望傾斜角度(本例では上向き90°)をもって位置決め組付けされている。
スクリーン7は、このスクリーン7を上下左右方向に調整移動するスクリーン用調整動機構17と、その操作用の上下ダイヤル17aと左右ダイヤル17bを備え、このスクリーン用調整動機構17の基板17cから垂下された態様のスクリーン基板7aの下面側に張設されており、このスクリーン用調整動機構17基板17cの両側部位が、取付基枠体12における両縦枠13の各上片部13c,13c間にわたしたような態様で配設されているもので、このスクリーン7上には、図11に示すごとく、ランプRの配光パターンと照準基準となる中央垂直線Vと中央水平線H及び、この両線V,Hが交わる測定基準点0位置から中央垂直線V上の上下各0.5°位置と、中央水平線H上の左右各3°位置のそれぞれに、走行灯の照射方向測定用の上下検出素子V1,V2と左右検出素子H1,H2が配置され、測定基準点0には、走行灯の光度測定用の検出素子Wが配置されている。
そして前記取付基枠体12における両縦枠13の各上片部13cには、中央位に嵌合凸起a3が、その両側に螺子孔b3が長手方向に配設され、これと整合する嵌合凹部c3と取付孔d3がスクリーン7調整動機構17における基板17cの両側部位のそれぞれに設けられており、スクリーン7は、両縦枠13の各上片部13cに設けられた嵌合凸起a3にスクリーン7の調整動機構17の基板17cに設けられた嵌合凹部c3を嵌め込んで位置決めされた状態で、取付孔d3側から螺子孔b3にビスで締付け固定されている。
このスクリーン7の組付け位置は、本例ヘッドライトテスタAが、被測定車のランプの照射光を集光レンズで集光することにより、ランプの前方10m地点における配光パターンを相似縮小した状態でスクリーン7に投影する手段を採るものであるから、筺体5の底板部5cからこの底板部5cに立設された取付基枠体12における縦枠13の上片部13cまでの高さ寸法や、スクリーン7調整動機構17から垂設された態様のスクリーン7面までの寸法が、集光レンズ6の焦点距離による縮小率に基づき、このスクリーン7がランプの前方10mとみなされる寸法値(縮小率寸法値)によるものであることと、スクリーン7面が集光レンズ中心軸6aから分光された反射線6bに対して直角な面となる向きとを考慮して構成されている。従って、測定時におけるランプRと集光レンズ6間の規定測定距離I(1m)と、集光レンズ6から集光レンズ中心軸6a上となる分光半透鏡14間寸法Jと、分光半透鏡14から屈折反射線6b上となるスクリーン面間寸法Kとの合計寸法Lは、前記縮小率寸法値となる。
前記ランプRの照射方向視認測定用の半透鏡15は、取付基枠体12の対向する両縦枠13間に位置決め組付された前記分光半透鏡14と、スクリーン7間部位に配設されており、ランプRの照射光が、集光レンズ6を経て分光半透鏡14により分光され、この半透鏡15を透過してスクリーン7上に投影された配光パターンを鏡状に映し出すものである。
そしてこの半透鏡15は、前記分光半透鏡14と同様に半透鏡体が額縁状枠18に固定
され、その対向する両垂直取付片部18bの両端寄りに螺子孔b4が設けられており、この半透鏡15の鏡面反射線15aが、筺体5の前面側の集光レンズ6上部位に開口されたフィルター窓口19を指向する角度状態で、取付基枠体12における両縦枠13の各取付板部13aに設けられた取付孔d4側から螺子孔b4にビスで締付け固定されている。
更に取付基枠体12における両縦枠13の対向する縦片部13b間には、上位と下位のそれぞれに、L形の横桟20,21が互いの垂直片部20a,21aを対向させて架け渡した状態で組付けられ、この上位横桟20と下位横桟21間には、縦方向に架け渡した状態で縦長方形の背面取付板22が組付けられている。
下位横桟21は、垂直片部21aの長手方向両端部位のそれぞれに、嵌合凹部c5と取付孔d5が設けられ、両縦枠13の各縦片部13bには、下端から同高さ位置に嵌合凸起a5と螺子孔b5が設けられており、この下位の横桟21の嵌合凹部c5を縦片部13bの嵌合凸起a5に嵌め込むことにより位置決めされ、取付孔d5側からビスにより螺子孔b5に締付け固定されている。
上位の横桟20は、垂直片部20aの長手方向両端部位に取付孔d6が形成され、両縦枠13の各縦片部13bの上端部位には、同高さ位置となる螺子孔b6が設けられており
、この上位の横桟20の取付孔d6側からビスで縦片部13bの螺子孔b6に締付け固定されている。
これにより上下各横桟20,21は、それぞれが、筺体5の底板部5c面に対して平行で、かつ両横桟20,21の縦配列が直角な状態で位置決め組付けされている。
更に下位横桟21の垂直片部21aには、中央位から等間隔位置のそれぞれに、嵌合凹部c7と取付孔d7が並設され、上位横桟20の垂直片部20aには中央位から等間隔位置のそれぞれに、取付孔d8が設けられており、背面取付板22の縦長方形の下辺部における両端部位のそれぞれには、嵌合凸部a7と螺子孔b7が並設され、上辺部における両端部位のそれぞれには螺子孔b8が設けられている。
そして背面取付板22は、その下辺部の嵌合凸起a7を下位横桟21の嵌合凹部c7に嵌込んだ位置決め状態で、上下横桟20,21の各取付孔d7,d8側からビスで背面取付板22の上下辺部の各螺子孔b7,b8に締付固定されている。
これにより背面取付板22は、筺体5の底板部5c面に対して直角で、かつ集光レンズ6と正対面する態様で位置決め組付けされている。
そしてこの背面取付板22には、前記分光半透鏡14を透過した集光レンズ中心軸6a上となる反射鏡23と、この反射鏡23の反射線6c方向となるすれ違い灯の光度測定用の検出素子24と、この反射線6c上となるランプ正対用のレーザー発振器25が配設されている。
背面取付板22には、集光レンズ中心軸6a上となる下部位に、方形の窓口22aが開設され、この窓口22aの対向する各縦辺部には、後方に突出する態様で取付片26が設けられており、この両取付片26間には、前記反射鏡23が固定された枠体27が、この反射鏡面を上向きに傾斜させた状態で固定されており、これにより集光レンズ中心軸6a
は、反射鏡23により反射線6cとして上方に屈折される。
更に反射線6c方向の背面取付板22の裏面側には、この反射線6cを基準として左右方向に直角状となる部位のそれぞれに、嵌合凸起a9と螺子孔b9とが縦並設されており、嵌合凹部c9と取付孔d9が設けられた検出素子取付片28が、その嵌合凹部c9を背面取付板22の嵌合凸起a9に嵌込むことにより位置決めされた状態で、取付孔d9側から螺子孔b9にビスで締付け固定され、検出素子取付片28には、光度測定用(すれ違い灯用)の前記検出素子24が設けられた基板24aが取付けられている。
この背面取付板22の嵌合凸起a9と検出素子取付片28の嵌合凹部c9との嵌め合いによる位置決め組付けは、前記スクリーン7と同様に、集光レンズ6の焦点距離による縮小率に基づき、ランプRの前方10mとみなされる寸法値(縮小率寸法)となる位置に検出素子24が配置されることを考慮して構成されており、従ってランプRと集光レンズ6間の規定測定距離I(1m)と、集光レンズ6から集光レンズ中心軸6a上となる分光半透鏡14を透過し反射鏡23までの間寸法Mと、反射鏡23から反射線6c方向となる検出素子24間寸法Nとの合計寸法が前記スクリーン位置における合計寸法Lと同じで、か
つ縮小率寸法値となる。
そして検出素子24は、前記縮小率寸法値位置における反射鏡6cに対する直角平面上において、この反射線6c点RP(集光レンズ中心軸6a延長線、ランプ中心)を中心基準として規定された、すれ違い灯の路面照射点Pとされる位置に配置されている(図13)。
更に検出素子24の上方位となる背面取付板22には、反射鏡23から分光半透鏡14と集光レンズ6を経てランプRの中心をレーザー光線で射光することとなるレーザー発振器25が取付けられている。
このヘッドライトテスタAによる被測定車のランプRの照射方向や光度の測定操作は、
被測定車のランプRを点灯すると、照射光が正対面する受光部4の集光レンズ6で集光され、その光束が分光半透鏡14により透過光と直上方向の屈折光に分光され、この屈折光が照射方向の視認測定用半透鏡15を透過して、このランプRの前方所定距離地点(10m)とみなされる位置の配光パターンをスクリーン7上に投影するもので、このスクリーン7上の配光パターンは、視認測定用半透鏡15上に反射像として映し出され、これをフィルタ窓口19越しに覗くように目視しながら照射方向等を測定するものである。
すれ違い灯の路面照射点光度測定は、ランプRとレンズ中心軸6aを正対させた状態において、分光半透鏡14を透過した光束が検出素子24を照射することによるもので、これにより受光部4の前面に配設された光度計で光度値が得られる。
そしてこのすれ違い灯の照射方向の測定にあっては、スクリーン7上に投影された、すれ違い灯の配光パターンであるカットオフラインにおけるエルボポイントと、配光測定基準であるスクリーン7上の中央垂直線Vと中央水平線Hの交点の測定基準点0を照準するもので、視認測定用半透鏡15に映し出されたこの配光パターンを目視しながら、スクリーン7調整動機構17における、上下ダイヤル17aと左右ダイヤル17bを回動操作してスクリーン7を上下左右に調整動させて、スクリーン7上の測定基準点0とエルボポイントを照準して、その移動量からランプRの照射方向を計測するものであり、これらの
計測値に基づき、ランプRのすれ違い灯における路面照射点光度と照射方向を適正基準に整備する。
走行灯の照射方向と光度の測定は、走行灯の配光パターンにおける所定位置の明るさのバランスをもって照射方向の基準とし、その中央位置が光度の測定位置(相対位置測定)であることから、検出素子によることが精度上好都合である。
そしてスクリーン7上に投影された走行等の配光パターンによる、スクリーン7上に配置された中央垂直線V上の上下検出素子V1とV2相互の受光出力及び、中央水平線H上の左右検出素子H1とH2の相互の受光出力が、それぞれ等照度となるのを上下バランス出力計及び左右バランス出力計により検出することより測定するもので、上下検出素子V1とV2の受光出力差による上下バランス出力計の表示をみながら、スクリーン調整動機構17における上下ダイヤル17aを回動してスクリーン7を移動させると共に、左右検出素子H1とH2の受光出力差による左右バランス出力計の表示をみながら、左右ダイヤ
ル17bを回動してスクリーン7を移動させることにより、上下検出素子V1とV2相互及び左右検出素子H1とH2相互の受光出力表示値を同等値とするもので、等照度位置である配光パターンの照準位置までの移動量からランプRの照射方向を計測すると共に、走行灯用光度検出素子Wにより光度計でその光度値を得る。
この実施例におけるヘッドライトテスタAは、被測定車のランプ中心と受光部4の集光レンズ中心軸6aを正対させて、前記ランプRの照射光を集光レンズ6で集光することにより、前記ランプRの前方所定距離地点(10m)の配光パターンを相似縮小してスクリーン7上に再現し、この縮小配光パターンにより前記ランプRの照射方向や光度を測定するもので、しかも受光部4の筺体5内には、集光レンズ6が前面開口部5aにおいて、スクリーン7が前記集光レンズ6の集光により、ランプRの前方所定距離地点とみなされる位置となる取付位置において、すれ違い灯の光度測定用の検出素子24が、集光レンズ6の集光により、ランプRの前方所定距離地点とみなされる位置における路面照射点Pとなる取付位置において、突当てや嵌め合い位置決め手段により位置決めされた状態で、ビス止め又はスポット溶接などの固定手段により組付けられているものであるから、受光部4の筺体5と、これに組付けられる集光レンズ6その他の光学部品やスクリーン7等の組立製造にあたって作業性がよく、量産に適すると共に、品質の均一化もはかれ、ひいては測定精度の向上につながるものである。
ヘッドライトテスタの正面図。 ヘッドライトテスタの側面図。 受光部の側面断面図。 受光部の平面断面図。 集光レンズの一部取付状態図。 取付基枠体の分解斜視図。 受光部の筺体の平面断面図。 縦枠の一部取付け状態図。 分光半透鏡の額縁状枠の斜視図(イ)と反射鏡の取付片と枠体の斜視図(ロ)と検出素子取付片の斜視図(ハ)。 スクリーン調整動機構の斜視図。 スクリーンの正面図。 受光部の背面断面図。 すれ違い灯の路面照射点の説明図。
A ヘッドライトテスタ
P 路面照射点
R ランプ
RP ランプ中心
4 受光部
5 筺体
5a 前面開口部
6 集光レンズ
6a 集光レンズ中心軸
7 スクリーン
8 凸起
9 固定枠
12 取付基枠体
13 縦枠
14 分光半透鏡
15 半透鏡
16 額縁状枠
17 スクリーン調整動機構
19 フィルター窓口
20,21 横桟
22 背面取付板
23 反射鏡
24 検出素子
25 レーザー発振器

Claims (2)

  1. 被測定車のランプRに対して所定間隔離間して敷設レール1上を左右方向に移動する台車2と、この台車に立設された支柱3に沿って上下方向に垂直移動し、かつ、筺体5の内部に光学部品装着用取付基枠体12を有する受光部4を備えたヘッドライトテスタAに於いて、前記光学部品装着用取付基枠体12は、その対向縦枠13,13の取付板部13a、13aの各下端部をそれぞれ折り曲げ形成して設けた下片部13d、13dに筺体5の底板部5cに対する嵌合凸起と嵌合凹部による嵌め合い位置決め手段を有し、また、前記取付板部13a、13aの各上端部をそれぞれ折り曲げ形成して設けた上片部13c、13cにも、前記ランプRの配光パターンを投影するスクリーン7を備えたスクリーン用調整動機構17の基板17cに対する嵌合凸起と嵌合凹部による嵌め合い位置決め手段を有し、該光学部品装着用取付基枠体12は前記下片部13d、13dを介して前記底板部5cに固定手段により固定され、また前記スクリーン用調整動機構17は、前記上片部13c、13cに前記基板17cを介して固定手段により固定されていることを特徴とするヘッドライトテスタ。
  2. 請求項1に於いて、光学部品は、左右一対の対向縦枠13,13間に挟まれたような状態で受光部4の集光レンズ6の後方位の集光レンズ中心軸6a上となる上向きに傾斜された分光半透鏡14であり、分光半透鏡14は、その長方形状の額縁状枠16に前記対向縦枠13,13の取付板部13a、13aに対する嵌合凸起と嵌合凹部による嵌め合い位置決め手段を有し、かつ、分光半透鏡14は前記取付板部13a、13aに前記額縁状枠を介して固定手段により固定されていることを特徴とするヘッドライトテスタ。
JP2009189973A 2009-08-19 2009-08-19 ヘッドライトテスタ Expired - Fee Related JP5070260B2 (ja)

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