JP5070081B2 - 車両用指針計器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行速度計やエンジン回転径等に使用される車両用指針計器に関するものである。
従来、この種の指針計器では一般に、図7に示すように、文字盤203の表面側に指針204及び指針キャップ206を配すると共に、文字盤203の背面側に、配線板207やプリズム板(文字盤203の文字や目盛部分を背面側から照らすための導光板)208を配置し、配線板207に指針駆動用のモータ210を直接取り付けて、文字盤203の中心孔203aを通して、モータ210の回転軸と指針204の基端部とを連結している。
特許文献1に記載の例のように駆動機構に超音波モータを用いる場合も、図8に示すように、文字盤303の表面側に指針304を配すると共に、文字盤303の背面側に超音波モータ310を配置し、文字盤303の中心孔303aを通して、超音波モータ310の回転軸と指針の基端部とを連結している。
特開昭63ー300995号公報
従来の車両用指針計器では、上述のように文字盤203、303の背面側に駆動機構(モータ210、310)を配設しているので、組み立てを段階を追って行わなければならず、組立性が悪かった。また、モータ単品を取り替える場合でも、計器を大きく分解する必要があり、メンテナンス性も悪かった。また、図7の例では、配線板207に直接モータ210を取り付けているので、配線板207にモータ210の取付スペースを確保しなくてはならず、そのため、配線板207上に指針照明用光源を配置する場合、モータ取付スペースと指針照明用光源の配置スペースとの兼ね合いを考える必要があり、文字盤203の背後のデザインに制約が生じることになり、設計しにくくなっていた。
本発明は、上記事情を考慮し、組立性の向上とメンテナンス性の向上を図ることができると共に、文字盤の背面側の構成の単純化により、デザインの自由度を増して、設計の簡略化を図ることのできる車両用指針計器を提供することを目的とする。
請求項1の発明の車両用指針計器は、文字盤と、該文字盤の表面側に配され、基端部を中心に前記文字盤の表面に沿って回転する指針と、該指針の基端部に設けられ、前記指針の回転中心部分を目隠しすると共に前記指針と共に一体回転する指針キャップと、前記指針を回転駆動する駆動機構と、備えた車両用指針計器において、前記指針キャップの背面側に、前記文字盤の表面側に組み付けられるハウジングを配置し、該ハウジングと前記指針キャップとの間の空間に、該指針キャップに隠れるように前記駆動機構を装備し、前記指針及び前記指針キャップから前記駆動機構を含めて前記ハウジングまでの範囲を1ユニットとして、前記文字盤の表面側に装着したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用指針計器であって、前記駆動機構が、振動体と、該振動体の共振振動の伝達により回転させられるロータとを有する超音波モータによって構成されており、前記振動体が前記ハウジング側に固定され、前記ロータが前記指針キャップ側に固定されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両用指針計器であって、前記振動体が、中心部に貫通孔を有する環状のものとして構成されると共に、前記ロータがリング状のものとして構成され、そのリング状のロータが前記振動体の外周側に嵌まり、該ロータの内周に、前記振動体の外周に突設された振動子が接触していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の車両用指針計器であって、前記指針キャップの内側に位置する前記指針の基端部に、前記指針を照明するための照明光の入射する入光面が設けられ、該入光面に対向するように、前記ハウジングに前記照明光を発する光源が配置され、該光源と前記入光面を結ぶ光路が、前記振動体の貫通孔の内側に配されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の車両用指針計器であって、前記ハウジングの外周に前記振動体の貫通孔が嵌合固定され、そのハウジングの上部に突設された円筒状のボス部の外周に、前記リング状のロータを内周に嵌合固定したロータホルダのボス部が回転自在に嵌合され、それにより、前記振動体の外周に突設された振動子に前記ロータの内周が接触させられており、更に、前記ロータホルダの外周に、前記指針と一体化された前記指針キャップの内周が嵌合固定されることで、前記指針キャップから前記ハウジングまでが1ユニットとして構成され、更に前記ハウジングの上部の円筒状のボス部の内側の空間が、前記光源と前記入光面を結ぶ光路として利用されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の車両用指針計器であって、前記ハウジングが、前記振動体が嵌合固定されると共に前記ロータホルダが回転自在に嵌合された上側のケースと、該ケースの下部空間に着脱自在に嵌合された光源搭載用のホルダとで構成されており、該ホルダ上に前記光源としてのLEDが取り付けられ、該LEDの光が、前記ケースに形成された前記円筒状のボス部の内側の空間を通して、前記指針の基端部の入光面に入射するように構成されている特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の車両用指針計器であって、前記ケースとホルダの嵌合部に確保された通路に、前記振動体から延びる端子が通されて下方へ延出されていると共に、前記ホルダの下面から、前記LEDの端子が前記振動体の端子と平行に下方へ延出されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、指針及び指針キャップからハウジングまでの組立体を1つのユニット(以下、指針組立ユニットという)とし、そのユニット自体の中に駆動機構を含めているので、その指針組立ユニットを文字盤の表面側に装着するだけで、指針を駆動するための機構部分の組み立てを完了することができる。この場合、指針組立ユニットの中のハウジングを、文字盤の中心孔を通して、文字盤の背面に配してある配線板やプリズム板に固定したり、文字盤自体に固定したりするだけで、組み付けを完了することができる。従って、組立性の向上を図ることができる。
また、駆動機構が、文字盤の表面側に位置する指針組立ユニットの中に含まれているので、文字盤の背面側の構成の簡略化が図ることができる。特に配線板の構成を簡略化できるので、文字盤の裏側のデザインの自由度を広げることができ、設計しやすくなる。また、駆動機構が、指針組立ユニットの中に含まれているので、文字盤の背面側の構造に関係なく、指針組立ユニットの取り替えを簡単に行うことができ、メンテナンス性が向上するという利点も得られる。
請求項2の発明によれば、駆動機構を、振動体とロータよりなる超音波モータで構成し、振動体をハウジング側に固定し、ロータを指針キャップ側に固定したので、駆動機構をコンパクトに構成することができ、小さな指針キャップの内部に駆動機構を容易に組み込むことができる。
請求項3の発明によれば、駆動機構を構成する超音波モータを、振動体の外周側にロータを配した外ロータ構造のものとしたので、回転軸線方向の寸法を小さくして、コンパクト化を図ることができる。従って、小さな指針キャップの内部に容易に駆動機構を収めることができるし、内部に駆動機構を装備しながら、指針キャップの小型化が図れる。また、振動体の外周側にロータを配しているので、振動体の内周側の領域を他の用途に使うことができる。特に振動体の中心部に貫通孔を設けているので、その貫通孔を指針照明用の空間として利用することができる。例えば、貫通孔の内側の空間に指針照明用の光源を配置したり、光源からの光を指針に到達させるための光路を確保したりすることができる。
請求項4の発明によれば、振動体の貫通孔の内側の空間を、指針照明用の光源を配置したりその光路を確保したりするための空間として利用しているので、指針組立ユニットの中にコンパクトな形態で指針照明機能部を含めることができ、指針組立ユニットを文字盤の表面側に装着するだけで、指針発光機能付きの指針計器を組み立てることができる。また、指針組立ユニット自体に光源が含まれるので、常に安定した指針照明を行うことができる。
請求項5の発明によれば、ハウジングの外周に振動体の中心部の貫通孔を嵌合固定すると共に、ハウジングの上部に突設したボス部の外周に、ロータホルダのボス部を回転自在に嵌合し、ロータホルダの内周部にロータを嵌合固定し、ロータホルダの外周に指針キャップを嵌合固定して、1つの指針組立ユニットを構成しているので、コンパクトな構造を実現することができる。また、ハウジングの上部に突設した円筒状のボス部の内側の空間を、指針照明用の光路として利用するので、簡素な構造で指針照明を行うことができる。
請求項6の発明によれば、ハウジングを、上側のケースと該ケースの下部空間に嵌合されるホルダとで構成し、ホルダの上に指針照明用の光源としてLEDを搭載し、LEDの光を、ケースの円筒状ボス部の内側の空間を通して、指針の基端部の入光面に入射させるようにしているので、LEDの搭載を無理なく簡単に行うことができると共に、LEDの光を無駄なく指針に届かせることができる。また、光源としてLEDを使用するので、発熱の影響を心配せずに光源をレイアウトすることができる。
請求項7の発明によれば、ケースとホルダの嵌合部に確保された通路を通して、振動体から延びる端子を下方へ引き出しているので、その端子が、ケースを文字盤に取り付ける際の邪魔になりにくくなる。また、振動体の端子とLEDの端子を下方へ平行に延ばしているので、ケースとホルダよりなるハウジングを文字盤の表面側に装着する際に、例えば、文字盤の背面側の配線板の端子差込孔などに真っ直ぐに各端子を差し込めば、電気的な接続を完了することができ、組み付け性の向上が図れる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態の車両用指針計器の文字盤に指針組立ユニットを組み付ける前の状態を示す斜視図、図2は図1の指針組立ユニットの一部の部品を省略して内部を透視して示す斜視図、図3は指針組立ユニットの分解斜視図、図4は指針組立ユニットに使用する振動体の構成を示す斜視図、図5は指針組立ユニットの内部構成を示す縦断面図、図6は振動体とロータの関係を示す横断面図である。
図1〜図3に示すように、この実施形態の車両用指針計器は、文字盤3と、文字盤3の中心孔3aの背面側に配された配線板上のコネクタ100と、文字盤3の表面側に着脱自在に装着される指針組立ユニット1とを備えている。
指針組立ユニット1には、樹脂製のハウジング60と、基端部を中心に文字盤3の表面に沿って回転する指針4と、指針4の基端部に設けられて指針4の回転中心部分を目隠しすると共に指針4と共に一体回転する指針キャップ6と、指針4を回転駆動する外ロータ構造の超音波モータ70(駆動機構)とが含まれている。
ハウジング60は、文字盤3の中心孔3aの表面側に固定される部品であり、指針キャップ6の背面側に、正面から見た際に指針キャップ6に隠れるように設けられている。文字盤3の中心孔3aに配置されたコネクタ100には、ハウジング60の下端部分を嵌合する凹所が設けられており、その凹所の内周部に、ハウジング60のケース10の下端に設けた複数の係合爪19が係合する係止凹部101が設けられている。また、ハウジング60の下面が対面する凹所の内底面には、後述する指針組立ユニット1側の端子8、9を差し込み接合するための端子差込孔102、103が設けられている。
超音波モータ70は、ハウジング60と指針キャップ6との間の空間に、指針キャップ6に隠れるように配設されており、指針4及び指針キャップ6から超音波モータ70を含めてハウジング60までの範囲が、1つの指針組立ユニット1として組み立てられ、その指針組立ユニット1が文字盤3の表面側に着脱自在に装着されている。
超音波モータ70は、ステータ部分である金属製の振動体30と、該振動体30の共振振動の伝達により回転させられる金属製のロータ35とを有するもので、振動体30がハウジング60側に固定され、ロータ35が指針キャップ6側に固定されている。
振動体30は、図4に示すように、中心部に円形の貫通孔31aを有する環状の本体31と、該環状の本体31の外周側にバネ部32を介して突設された複数の振動子33と、該各振動子33に設けられたピエゾ素子34とから構成されている。
一方、ロータ35は、リング状のもので、振動体30の外周に嵌め合わせられることで、内周に振動子33が圧接している。ロータ35と振動体30よりなる超音波モータ70は、ピエゾ素子34を駆動して振動体30を共振振動させることにより、振動子33とロータ35の摩擦によって、ロータ35を回転させるものである。
ハウジング60は、振動体30が嵌合固定されると共に樹脂製のロータホルダ20が回転自在に嵌合された上側のケース10と、このケース10の下部空間(後述する大径凹部17及び小径凹部18)に嵌合されたLEDホルダ(光源搭載用のホルダ)40とで構成されている。
ケース10は、図3及び図5に示すように、下側の大径円柱部11の上面中央に中径円柱部12を立設し、中径円柱部12の上面中央に小径嵌合部14を立設すると共にその周囲に複数の支持突起13を立設し、小径嵌合部14の上面中央に円筒状のボス部14aを突設し、円筒状のボス部14aの先端外周に直径方向に対向させて、止め輪25の内周の対向突片25aを係止するための係止溝14bを形成したものである。
ケース10の底面側の内部には、図5に示すように、大径凹部18が形成され、その中央部上側に連続して小径凹部17が形成され、その更に中央上側に連続して、ボス部14aの中心を貫通する貫通孔15が設けられており、ホルダ40の大径部41がケース10の大径凹部18に嵌合され、ホルダ40の小径凹部42がケース10の小径凹部17に嵌合されている。
振動体30は、環状の本体31の貫通孔31bを、ケース10の小径嵌合部14に嵌合した状態で、中径円柱部12の上端面に載っており、その状態で、支持突起13に環状の本体31に形成した取付孔31aを嵌めて、支持突起13の先端を加締めることにより、ケース10上に固定されている。
また、ケース10の上部に突設された円筒状のボス部14aの外周には、リング状の金属製ロータ35を円筒周壁21の内周に圧入したロータホルダ20のボス部23が回転自在に嵌合されており、それにより、振動体30の外周に突設された振動子33にロータ35の内周が接触している。
ロータホルダ20は、ロータ35が内周に圧入された円筒周壁21と、この円筒周壁21に外周縁が連結された円板壁22と、円板壁22の内周縁に連設された円筒状のボス部23とを有する樹脂成形品であり、そのボス部23を、ケース10のボス部14aの外周に回転自在に嵌合させた状態で、ケース10の小径嵌合部14の上端と、ボス部14aの係止溝14bに係合された止め輪25とで挟むことにより、軸方向に移動しないように位置決めされている。
そして、このロータホルダ20の外周に、指針4と一体化された指針キャップ6の裾部6aの内周面6bが嵌合され、裾部6aの下端の爪部6cがロータホルダ20の下端に係合することにより、指針キャップ6からハウジング60までが1つの指針組立ユニット1として組み立てられている。
また、指針キャップ6の内側に位置する指針4の基端部には、指針4を照明するための照明光の入射する入光面4aが設けられ、この入光面4aに対向するように、ハウジング60を構成するLEDホルダ40の上面中央には、照明光を発するLED(光源)7が配置され、そのLED7がケース10の貫通孔15の内部に挿入されている。そして、LED7と入光面4aを直線で結ぶ光路Kが、振動体30の貫通孔31bの内側に位置する、ケース10のボス部14aの内側の貫通孔15によって確保されている。
また、ケース10とLEDホルダ40の嵌合部には端子配索溝(通路)16が確保されており、この端子配索溝16に、振動体30から延びる端子9が通されて下方へ延出されている。また、LED7の端子8は、ホルダ40に設けた小孔43から、振動体30の端子9と平行に下方へ延出されている。
次に組み立て手順について述べる。
指針組立ユニット1を組み立てる場合は、まず、超音波モータ70のステータ部分である振動体30を、ケース10の小径嵌合部14の外周に取り付ける。その際、振動体30から延びる2本の板状の端子9を、ケース10の端子配索溝16に挿入する。
次に、リング状のロータ35をロータホルダ20の円筒周壁21の内周に圧入し、ロータホルダ20のボール部23を、ロータ35の内周に振動体30の外周に突設した振動子33が接圧されるように、ケース10のボス部14aに嵌合させ、止め輪25を用いて抜け止めする。また、LEDホルダ40をケース10の下部の大径凹部18と小径凹部17に嵌合固定する。
次いで、予め指針4と一体化させてある指針キャップ6をロータホルダ20の上に被せ、ロータホルダ20の円筒壁21の外周部に、指針キャップ6の裾部6aの内周面6bを嵌合させると共に、裾部6aの爪6cによりロータホルダ20をロックする。こうすることにより、指針組立ユニット1を構成することができ、この状態で、LEDホルダ40上のLED7のレンズ部が、ケース10のボス部14aの貫通孔15を通して、指針4の入光面4aに対向する。
次に、このように構成した指針組立ユニット1を、文字盤3の中心孔3aの表側に装着する。即ち、ハウジング60の下端部を、文字盤3の中心孔3aの裏側のコネクタ100の凹所に嵌合させ、ケース10の下端の係合爪19を凹所の内周部に係合凹部に係合させる。それと同時に、指針組立ユニット1側の各端子8、9をそれぞれ端子差込孔102、103に差し込み接合させる。これにより、組立が完了する。
このように組み立てた状態で、超音波モータ70のピエゾ素子34を駆動すると、振動子33が振動して振動体30が共振振動し、その振動がロータ35に摩擦により伝えられることで、ロータ35が回転し、指針キャップ6及び指針4が回転する。また、LED7の光は、入光面4aから指針4の内部に入り、反射を繰り返して指針4を照光する。
以上の構成の車両用指針計器によれば、指針4及び指針キャップ6からハウジング60までの組立体を1つの指針組立ユニット1とし、そのユニット1自体の中に駆動機構である超音波モータ70を含めているので、その指針組立ユニット1を文字盤3の表面側に装着するだけで、指針4を駆動するための機構部分の組み立てを完了することができる。この場合、指針組立ユニット1の中のハウジング60を、文字盤3の中心孔3aを通して、文字盤3の背面に配してある配線板上のコネクタ100に固定するだけで、組み付けを完了することができる。従って、組み付け性の向上を図ることができる。
また、駆動機構である超音波モータ70が、文字盤3の表面側に位置する指針組立ユニット1の中に含まれているので、文字盤3の背面側の構成の簡略化が図ることができる。特に配線板の構成を、コネクタ100だけを単純に有するものに簡素化できるので、文字盤3の裏側のデザインの自由度を広げることができ、設計しやすくなる。
また、駆動機構である超音波モータ70が、指針組立ユニット1の中に予め組み込まれているので、文字盤3の背面側の構造に関係なく、指針組立ユニット1の取り替えを簡単に行うことができ、メンテナンス性が向上する。
また、駆動機構を超音波モータ70で構成しているので、駆動機構をコンパクトに構成することができ、小さな指針キャップ6の内部に駆動機構を容易に組み込むことができる。
また、その超音波モータ70を、振動体30の外周側にロータ35を配した外ロータ構造のものとしているので、回転軸線方向の寸法を小さくして、コンパクト化を図ることができる。従って、小さな指針キャップ6の内部に容易に駆動機構を収めることができるし、内部に駆動機構を装備しながら、指針キャップ6の小型化が図れる。
また、振動体30の外周側にロータ35を配しているので、振動体30の内周側の領域を他の用途に使うことができる。特に振動体30の中心部に貫通孔31aを設けているので、その貫通孔31aを指針照明用の空間として利用することができる。即ち、本実施形態のように、貫通孔31aの内側の空間に指針照明用のLED7を配置したり、LED7からの光を指針に到達させるための光路Kを確保したりすることが容易にできるようになる。
従って、指針組立ユニット1の中にコンパクトな形態で指針照明機能部を含めることができ、指針組立ユニット1を文字盤3の表面側に装着するだけで、指針発光機能付きの指針計器を組み立てることができる。しかも、指針組立ユニット1自体に光源であるLED7が含まれるので、常に安定した指針4の照明を行うことができる。
また、本実施形態では、ハウジング60を構成するケース10の外周に振動体30の中心部の貫通孔31bを嵌合固定すると共に、ケース10の上部に突設したボス部14aの外周に、ロータホルダ20のボス部23を回転自在に嵌合し、ロータホルダ20の内周部にロータ35を嵌合固定し、ロータホルダ20の外周に指針キャップ6を嵌合固定して、1つの指針組立ユニット1を構成しているので、コンパクトな構造を実現することができる。また、ケース10のボス部14aの内側の貫通孔15を、指針照明用の光路Kとして利用しているので、簡素な構造で指針照明を行うことができる。
また、本実施形態では、ハウジング60を、上側のケース10と該ケース10の下部空間(大径凹部18及び小径凹部17)に嵌合されるホルダ40とで構成し、ホルダ40の上に指針照明用の光源としてのLED7を搭載し、LED7の光を、ケース10の円筒状ボス部14aの内側の貫通孔15を通して、指針4の基端部の入光面4aに入射させるようにしているので、LED7の搭載を無理なく簡単に行うことができると共に、LED7の光を無駄なく指針4に届かせることができる。また、光源としてLED7を使用するので、発熱の影響を考えずに光源をレイアウトすることができる。
また、本実施形態では、ケース10とホルダ40の嵌合部に確保された端子配索溝(通路)16を通して、振動体30から延びる端子9を下方へ引き出しているので、その端子9がハウジング60を文字盤3に取り付ける際の邪魔になりにくくなる。また、振動体30の端子9とLED7の端子を下方へ平行に延ばしているので、ケース10とホルダ40よりなるハウジング60を文字盤3の表面側に装着する際に、例えば、文字盤3の背面側の配線板上のコネクタ100の端子差込などに真っ直ぐに各端子8、9を差し込みさえすれば、電気的な接続を完了することができ、組み付け性の向上が図れる。
本発明の実施形態の車両用指針計器の文字盤に指針組立ユニットを組み付ける前の状態を示す斜視図である。 図1の指針組立ユニットの一部の部品を省略して内部を透視して示す斜視図である。 前記指針組立ユニットの分解斜視図である。 前記指針組立ユニットに使用する超音波モータの振動体の構成を示す斜視図である。 前記指針組立ユニットの内部構成を示す縦断面図である。 前記超音波モータの振動体とロータの関係を示す横断面図である。 従来の指針計器の概略構成を示す分解斜視図である。 別の従来の指針計器の側断面図である。
符号の説明
1 指針組立ユニット
3 文字盤
3a 中心孔
4 指針
4a 入光面
6 指針キャップ
7 LED(光源)
8 LEDの端子
9 振動体の端子
10 ケース
14a 円筒状のボス部
15 貫通孔
16 端子配索溝(通路)
20 ロータホルダ
23 ボス部
30 振動体
31a 取付孔
33 振動子
35 ロータ
40 LEDホルダ(光源搭載用のホルダ)
60 ハウジング
70 超音波モータ(駆動機構)
K 光路

Claims (7)

  1. 文字盤と、該文字盤の表面側に配され、基端部を中心に前記文字盤の表面に沿って回転する指針と、該指針の基端部に設けられ、前記指針の回転中心部分を目隠しすると共に前記指針と共に一体回転する指針キャップと、前記指針を回転駆動する駆動機構と、を備えた車両用指針計器において、
    前記指針キャップの背面側に、前記文字盤の表面側に組み付けられるハウジングを配置し、該ハウジングと前記指針キャップとの間の空間に、該指針キャップに隠れるように前記駆動機構を装備し、前記指針及び前記指針キャップから前記駆動機構を含めて前記ハウジングまでの範囲を1ユニットとして、前記文字盤の表面側に装着したことを特徴とする車両用指針計器。
  2. 請求項1に記載の車両用指針計器であって、
    前記駆動機構が、振動体と、該振動体の共振振動の伝達により回転させられるロータとを有する超音波モータによって構成されており、前記振動体が前記ハウジング側に固定され、前記ロータが前記指針キャップ側に固定されていることを特徴とする車両用指針計器。
  3. 請求項2に記載の車両用指針計器であって、
    前記振動体が、中心部に貫通孔を有する環状のものとして構成されると共に、前記ロータがリング状のものとして構成され、そのリング状のロータが前記振動体の外周側に嵌まり、該ロータの内周に、前記振動体の外周に突設された振動子が接触していることを特徴とする車両用指針計器。
  4. 請求項3に記載の車両用指針計器であって、
    前記指針キャップの内側に位置する前記指針の基端部に、前記指針を照明するための照明光の入射する入光面が設けられ、該入光面に対向するように、前記ハウジングに前記照明光を発する光源が配置され、該光源と前記入光面を結ぶ光路が、前記振動体の貫通孔の内側に配されていることを特徴とする車両用指針計器。
  5. 請求項4に記載の車両用指針計器であって、
    前記ハウジングの外周に前記振動体の貫通孔が嵌合固定され、そのハウジングの上部に突設された円筒状のボス部の外周に、前記リング状のロータを内周に嵌合固定したロータホルダのボス部が回転自在に嵌合され、それにより、前記振動体の外周に突設された振動子に前記ロータの内周が接触させられており、更に、前記ロータホルダの外周に、前記指針と一体化された前記指針キャップの内周が嵌合固定されることで、前記指針キャップから前記ハウジングまでが1ユニットとして構成され、更に前記ハウジングの上部の円筒状のボス部の内側の空間が、前記光源と前記入光面を結ぶ光路として利用されていることを特徴とする車両用指針計器。
  6. 請求項5に記載の車両用指針計器であって、
    前記ハウジングが、前記振動体が嵌合固定されると共に前記ロータホルダが回転自在に嵌合された上側のケースと、該ケースの下部空間に着脱自在に嵌合された光源搭載用のホルダとで構成されており、該ホルダ上に前記光源としてのLEDが取り付けられ、該LEDの光が、前記ケースに形成された前記円筒状のボス部の内側の空間を通して、前記指針の基端部の入光面に入射するように構成されている特徴とする車両用指針計器。
  7. 請求項6に記載の車両用指針計器であって、
    前記ケースとホルダの嵌合部に確保された通路に、前記振動体から延びる端子が通されて下方へ延出されていると共に、前記ホルダの下面から、前記LEDの端子が前記振動体の端子と平行に下方へ延出されていることを特徴とする車両用指針計器。
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