JP5070077B2 - Lsiを装備する電装基板,画像形成制御板および画像形成装置 - Google Patents

Lsiを装備する電装基板,画像形成制御板および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5070077B2
JP5070077B2 JP2008029493A JP2008029493A JP5070077B2 JP 5070077 B2 JP5070077 B2 JP 5070077B2 JP 2008029493 A JP2008029493 A JP 2008029493A JP 2008029493 A JP2008029493 A JP 2008029493A JP 5070077 B2 JP5070077 B2 JP 5070077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
board
package
image
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008029493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009188351A (ja
Inventor
藤 淳 伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008029493A priority Critical patent/JP5070077B2/ja
Priority to CN 200910003854 priority patent/CN101504936B/zh
Publication of JP2009188351A publication Critical patent/JP2009188351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5070077B2 publication Critical patent/JP5070077B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Description

本発明は、LSIを装備するプリント回路基板を主体とする電装基板、それを用いる画像形成制御板および画像形成装置に関し、特に、LSI底面に多数を高密度に配列した端子接続ボールによってプリント配線にLSI端子を電気接続する、集積度が高いLSIを装備するプリント回路基板に関する。この電装基板は、各種電気機器の電子制御や電子情報処理,蓄積を比較的に大規模に行う回路基板に用いることができる。例えば、プリンタ,原稿スキャナ,複写機,パソコン等を含むコンピュータあるいはサーバに用いることができる。
特開2005−191355号公報 特開2003−347496号公報。
近年、大規模集積回路(LSI)が技術革新により集積度が上がってきている。そのようなLSIでは、複数の機能要素が1つのLSIに集積されるため、LSIパッケージの信号線ピン数は増大してきている。一方、増大するピン数に対し、パッケージは小型化してきているため、基板に実装するときに、高密度実装技術が必要となっている。
特許文献1は、図13に示すように、プリント基板MBの両面に対向する形でIC1,IC2を装着し両IC間は、基板を厚み方向に貫通する貫通ビアにより接続するモジュール基板を提示している。特許文献2は、内層にグランド配線および電源配線をサンドイッチ状に多層構造とした補助基板を開示している。該補助基板は、一方の面にノイズ対策用グランドベタパターンを形成したもので、他方の面の端子接続ボールによって、LSIを装備したメイン基板の、LSI端子に接続した貫通ビアに接続される。
図13に示す方式では、プリント基板MBの両面に実装された、LSIであるIC1,IC2を、各ICの底面にある接続ボール31とそれらが接続した、プリント基板MBの貫通ビア35により接続している。IC1,IC2間が貫通ビア35で最短配線で接続されるが、該配線は、IC1,IC2で挟まれた形になり、かつプリント基板MBを貫通しているため、外部から目視することはできず、かつプローブなどを接続すること(プロービング)も不可能となっている。このような構成の場合、IC1又はIC2の実装が不具合であった場合や、IC1又はIC2の動作に不具合が発生した場合、目視点検もプロービングもできないので、発生原因の特定が非常に困難となる。発生原因を特定するために、IC1,IC2を取り外したり等の作業が発生し、原因解析効率が悪いのと同時に、IC1,IC2を取り外すことにより通常動作ができなくなるので、不具合の解析が難しい。また、IC1,IC2を取り外すことにより発生原因が消滅してしまうとか、拡大するとかの可能性もある。不具合発生時に後加工(修理)しようとしても配線を引き出すこともできないので、プリント基板MBの再作成を行う必要があり、時間も費用もかかっていた。
本発明は、底面の接続ボールでプリント基板に接続したLSIの動作確認あるいは不具合解析を容易にすることを第1の目的とし、これに加えて、プリント基板に接続したLSIの動作を正確にすることを第2の目的とする。
(1)表面に多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)を装備し、第1の定電位が印加される第1配線(33)および第2の定電位が印加される第2配線(34)を多層構造で内層配線した主配線基板(10b);
該主配線基板(10b)にあって、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)の底面の端子接続ボール(31)が一端に接合し前記主配線基板(10b)を厚み方向に貫通する貫通ビア群(35)、および、前記第1配線(33)に一端が接続し前記主配線基板を厚み方向に貫通する制御用貫通ビア(37);および、
記貫通ビア群(35)の中の、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボール(32)に接合する貫通ビア(36)に直接に接合する第1接続ボール(42)、および、前記制御用貫通ビア(37)に直接に接合する第2接続ボール(43)、を表面に備え、さらに、該第1接続ボール(42)が接合した第1貫通ビア(46),該第2接続ボール(43)が接続した第2貫通ビア(47)、および、該第1貫通ビア(46)と該第2貫通ビア(47)を接続した配線(48)、を装備した第1補助配線基板(20);
を備える、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板(図1〜図6)。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
上記(1)によれば、第1補助配線基板(20)を、非実装としたときすなわち主配線基板(10b)から分離すると、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)は試行モードに移行でき、第1面の多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を取り外すことなく、主配線基板(10b)の裏面側から多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)にプルービングすることができる。不具合発生時の解析を容易にすることが可能となる。
(2)前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)は、前記制御信号が印加される信号端子に、前記第1配線(33)のグランド電位(L)が印加されていると通常動作モードで動作し、前記信号端子が解放(外部電位の印加なし)であると試行モードで動作するものである;
上記(1)に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
これによれば、第1補助配線基板(20)を実装しているときすなわち主配線基板(10b)に接続しているときには、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)の前記制御信号が印加される信号端子に第1配線のグランド電位(L)が印加され、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)が通常動作モードで動作する。非実装としたときすなわち主配線基板(10b)から分離すると、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)の前記制御信号が印加される信号端子が解放となるので、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)は試行モードで動作し、第1面の多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を取り外すことなく、主配線基板(10b)の裏面側から多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)にプルービングすることができる。不具合発生時の解析が容易である。
(3)前記配線基板(10b)は更に、第1補助配線基板(20)とは置き換えて前記主配線基板(10b)に接続される第2補助配線基板(50)に前記第2配線(34)の定電位を与えるための、前記第2配線(34)に一端が接続し前記裏面(10s2)側に他端がある制御用第2貫通ビア(38)を備え
前記第2補助配線基板(50)は、記貫通ビア群(35)の中の、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボール(32)に接合する貫通ビア(36)に直接に接合する第1接続ボール(52)、および、前記制御用第2貫通ビア(38)に直接に接合する第2接続ボール(57)、を表面に備え、さらに、該第1接続ボール(52)が接合した第1貫通ビア(56),該第2接続ボール(57)が接続した第2貫通ビア(59)、および、該第1貫通ビア(56)と該第2貫通ビア(59)を接続した配線(58)、を装備する;上記(1)に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板(図7)。
これによれば、異なる種類の補助配線基板(20/50)を選択的に実装することで、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)の複数の機能を切り替えることが可能となる。また補助配線基板(20/50)を非実装とすることで、試行モードへの移行も可能となる。補助配線基板(20/50)のみで集積回路部品の機能切り替えを実現しつつ、試行モードへの移行も実現可能となり、不具合発生時などに機能を切り替えて解析することが可能となるので、解析の容易性につながる。
(4)前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)は、前記制御信号が印加される信号端子に、前記第1配線(33)のグランド電位(L)が印加されていると通常動作モードで動作し、前記第2配線(34)の電源電位(H)が印加されているか前記信号端子が解放(外部電位の印加なし)であると試行モードで動作する;上記(3)に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
(5)前記補助配線基板(20,50)は、前記主配線基板(10b)の前記貫通ビア群(35)が接合する補助配線基板上の接続ボールに一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にある追加の多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品接続用の貫通ビア(60,62,63,64)を含む配線、を備える;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板(図8)。
従来の技術では不可能であった追加工,修正(回路の追加など)が、補助配線基板(20,50)上で実現可能となるので、不具合の対策の日数や費用を削減でき、効率の良く対策をおこなうことが、可能となる。
(6)前記追加の多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品は、プログラム可能な多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品である;上記(5)に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
(7)前記補助配線基板(20,50)は、前記主配線基板(10b)の前記貫通ビア群(35)が接合する補助配線基板上の接続ボールに一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にある、追加の周波数可変のクロック発生パッケージ(90)を接続用の貫通ビア(60,62,63,64)を含む配線を備え、かつ、補助配線基板(20,50)の、該クロック発生パッケージ(90)を装着する裏面には、該クロック発生パッケージ(90)の周波数を制御するための制御配線(91)および該配線に接続したコネクタ(92)又はディップスイッチを備える;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板(図9)。
周波数を変更することにより、エラー発生条件を変更することでき、不具合解析の効率を向上させることが可能となる。
(8)前記主配線基板(10b)には、グランド電位が印加される前記第1配線(33)に一端が接続したグランド貫通ビア(39)、および、電源電位が印加される前記第2配線(34)に一端が接続した電源貫通ビア(40)があり;
前記補助配線基板(20,50)は、前記グランド貫通ビアに直接に接合するグランド接続ボール(67),前記電源貫通ビア(40)に直接に接合する電源接続ボール(68),該グランド接続ボール(67)に一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にあるグランド接続ビア(65)および該電源接続ボール(68)に一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にある電源接続ビア(66)、を備える;上記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板(図11)。
(9)前記補助配線基板(20,50)の前記グランド接続ビア(65)および電源接続ビア(66)は、バイパスコンデンサ(72)接続端子である;上記(8)に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
従来の技術では、不可能であった電源用バイパスコンデンサ(72)の追加が、補助配線基板(20,50)上で実現可能となるので、ノイズ対策の日数や費用を削減でき、効率良くノイズ対策をおこなうことが、可能となる。
(10)前記補助配線基板(20,50)は、該補助配線基板(20,50)の前記グランド接続ビア(65)の前記他端に接続した外部グランド端子(79)および該補助配線基板(20,50)の前記電源接続ビア(66)の前記他端に接続した外部電源端子(80)を備える;上記(8)に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板(図12)。
配線基板(10b)の第1配線,第2配線(33,34)を主配線基板電源から遮断し、補助配線基板(20)の外部グランド端子(79),外部電源端子(80)に外部電源を接続して印加電圧を調整するなど、電源を変更することにより、不具合発生条件を変更することが出来き、不具合解析の効率を向上させることができる。
(11)入力画像データを用紙上に画像を印刷するプリンタ(9)の画像表現特性に適合する記録用画像データに処理する多ピン構造をもつパッケージからなる画像処理集積回路部品(16),該記録用画像データをプリンタ(9)に出力する画像インターフェース(15),画像データの入力,前記画像処理集積回路部品(16)による画像データ処理およびプリンタ(9)への出力を制御するであるマイクロプロセッサ(12),該マイクロプロセッサがデータを読み書きする揮発性メモリ(13)および該マイクロプロセッサの動作プログラムを格納した読出し専用メモリ(14)を、表面である第1面(10s1)に装備し、第1の定電位が印加される第1配線(33)および第2の定電位が印加される第2配線(34)を多層構造で内層配線した主配線基板(10b);
該主配線基板(10b)にあって、前記画像処理集積回路部品(16)の底面の端子接続ボール(31)が一端に接合し前記主配線基板(10b)を厚み方向に貫通する貫通ビア群(35)、および、前記第1配線(33)に接続した制御用貫通ビア(37);および、
記貫通ビア群(35)の中の、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品(16)に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボール(32)に接合する貫通ビア(36)に接合する第1接続ボール(42)、および、前記制御用貫通ビア(37)に直接に接合する第2接続ボール(43)、を表面に備え、さらに、該第1接続ボール(42)が接合した第1貫通ビア(46),該第2接続ボール(43)が接続した第2貫通ビア(47)、および、該第1貫通ビア(46)と該第2貫通ビア(47)を接続した配線(48)、を装備した、第1補助配線基板(20);
を備える、画像形成制御板(図2)。
(12)入力画像データを用紙上に画像を印刷するプリンタ(9)の画像表現特性に適合する記録用画像データに処理する多ピン構造をもつパッケージからなる画像処理集積回路部品(16),該記録用画像データをプリンタ(9)に出力する画像インターフェース(15),画像データの入力,前記画像処理集積回路部品(16)による画像データ処理およびプリンタ(9)への出力を制御する多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品であるマイクロプロセッサ(12),該マイクロプロセッサがデータを読み書きする揮発性メモリ(13)および該マイクロプロセッサの動作プログラムを格納した読出し専用メモリ(14)を、表面に装備し、第1の定電位が印加される第1配線(33)および第2の定電位が印加される第2配線(34)を多層構造で内層配線した主配線基板(10b);
該主配線基板(10b)にあって、前記マイクロプロセッサ(12)の底面の端子接続ボールが一端に接合し前記主配線基板の裏面に他端があるマイクロプロセッサ用貫通ビア群、および、前記第1配線(33)に一端が接続した制御用貫通ビア;および、
前記マイクロプロセッサ用貫通ビア群の中の、前記マイクロプロセッサ(12)に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアに直接に接合する第1接続ボール、および、前記制御用貫通ビアに直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備した、第1補助配線基板(100);
を備える、画像形成制御板(図3)。
(13)入力画像データを用紙上に画像を印刷するプリンタ(9)の画像表現特性に適合する記録用画像データに処理する多ピン構造をもつパッケージからなる画像処理集積回路部品(16),該記録用画像データをプリンタ(9)に出力する画像インターフェース(15),画像データの入力,前記画像処理集積回路部品(16)による画像データ処理およびプリンタ(9)への出力を制御する多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品であるマイクロプロセッサ(12),該マイクロプロセッサがデータを読み書きする揮発性メモリ(13)および該マイクロプロセッサの動作プログラムを格納した読出し専用メモリ(14)を、表面に装備し、第1の定電位が印加される第1配線(33)および第2の定電位が印加される第2配線(34)を多層構造で内層配線した主配線基板(10b);
該主配線基板(10b)にあって、前記画像処理集積回路部品(16)の底面の端子接続ボール(31)が一端に接合し前記主配線基板(10b)を厚み方向に貫通する貫通ビア群(35)、および、前記第1配線(33)に一端が接続した制御用貫通ビア(37);
記貫通ビア群(35)の中の、前記画像処理集積回路部品(16)に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボール(32)に接合する貫通ビア(36)に直接に接合する第1接続ボール(42)、および、前記制御用貫通ビア(37)に直接に接合する第2接続ボール(43)、を表面に備え、さらに、該第1接続ボール(42)が接合した第1貫通ビア(46),該第2接続ボール(43)が接続した第2貫通ビア(47)、および、該第1貫通ビア(46)と該第2貫通ビア(47)を接続した配線(48)、を装備した、補配線基板(20);
前記主配線基板(10b)にあって、前記マイクロプロセッサ(12)の底面の端子接続ボールが一端に接合し前記主配線基板を厚み方向に貫通すマイクロプロセッサ用貫通ビア群、および、前記第1配線(33)に一端が接続した制御用貫通ビア;および、
前記マイクロプロセッサ用貫通ビア群の中の、前記マイクロプロセッサ(12)に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアに直接に接合する第1接続ボール、および、前記制御用貫通ビアに直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備した、マイクロプロセッサ補助配線基板(100);
を備える、画像形成制御板(図2,図3)。
(14)前記主配線基板(10b)は更に、外部のコンピュータ又はファクシミリが与える書画情報を入力する拡張機能インターフェース(18)を、表面に装備する;上記(11)乃至(13)のいずれか1つに記載の画像形成制御板(図2)。
(15)前記画像インターフェース(15)は原稿スキャナ(8)が出力する画像データを入力する機能があり;前記画像処理集積回路部品(16)は、原稿スキャナ(8)が出力する画像データの画像読取りの歪を補正し予め定められた特性の形式の画像データに変換する機能がある;上記(11)乃至(14)のいずれか1つに記載の画像形成制御板(図2)。
(16)前記主配線基板(10b)は更に、操作表示ボードの操作入力,表示出力を入出力する操作部インターフェース(17)を、表面に装備する;上記(11)乃至(15)のいずれか1つに記載の画像形成制御板(図2)。
(17)記録画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ(9);および、上記(11)乃至(16)のいずれか1つに記載の画像形成制御板;を備え、該画像形成制御板の前記画像インターフェース(15)が前記記録用画像データを前記プリンタ(9)に出力する;画像形成装置(図1)。
(18)記録画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ(9);原稿上の画像を読み取り該画像を表す画像データを出力する原稿スキャナ(8);および、上記(15)に記載の画像形成制御板;を備え、該画像形成制御板の、前記画像インターフェース(15)が原稿スキャナ(8)が出力する画像データを入力し、前記記録用画像データを前記プリンタ(9)に出力する;画像形成装置。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
<第1実施例>
図1に、本発明の第1実施例の画像形成装置の概要を示す。この第1実施例は複合機能がある複写機であって、メインコントローラ10に、プリンタ9,原稿スキャナ8,操作表示ボード7,プリンタコントローラ6およびファックスコントローラ4が接続されている。原稿スキャナ8は、自動原稿送給装置およびコンタクトガラスならびに原稿走査機構を備え、自動原稿送給装置の原稿トレイに積載された原稿の画像を読み取る態様では、原稿走査機構は停止のまま自動原稿送給装置が移送する原稿の画像を、原稿走査機構のミラーで光学レンズを通して位置が固定のCCDに投影する。いわゆるシートスルー読取りを行う。コンタクトガラス上に手置きされた原稿の読取では、原稿走査機構でミラーをコンタクトガラス面に沿って走査(副走査)して原稿各部の画像を連続的にCCDに投影する。CCDが発生するビデオ信号は、原稿スキャナ8内部の画像処理回路でデジタルデータすなわち画像データに変換されて、メインコントローラ10に出力される。
プリンタ9はタンデム方式のカラーレーザプリンタであり、メインコントローラ10が与える記録画像データを用いて、電子写真方式の作像方式で用紙上に画像を形成する。走査表示ボード7は、スキャナ(スキャナ配信),印刷,コピーおよびファクシミリ送信などの画像ハンドリングを指定し、実行を指示するものである。プリンタコントローラ6は、パソコン,サーバなど外部の情報機器と通信してそれらから与えられる印刷コマンドの書画情報をイメージデータすなわち画像データに変換してメインコントローラ10に与える。外部I/F(インターフェース)5は、外部機器とプリンタコントローラ6との間の通信を行う。ファックスコントローラ4は外部のファクシミリあるいは外部パソコンのファクシミリ機能との間でファクシミリ送受信するものであり、送信の場合は、メインコントローラ10を介して、原稿スキャナ8が出力する画像データを、ファクシミリ送信データに変換して通信回線に送り出す。通信I/F3は、ファックスコントローラ4と相手側ファクシミリとの間のファクシミリ通信を制御する。
図2に、メインコントローラ10の構成の概要を示す。画像処理LSI16は、原稿スキャナ8からの画像データに対し、画像読取りの歪を補正し予め定めた特性の形式の画像データに変換する処理を施す。画像データ形式の変換は、画像データを出力先の画像データ受け入れに適する形式である。出力先の画像データ形式には、モノクロ2値,グレースケール(モノクロ多値),sRGB,JPEG,Adobe−RGBデータおよびその他がある。
画像処理LSI16はまた、原稿スキャナが出力する画像データ、及び、プリンタコントローラ6やファクシミリコントローラ4が入力する画像データに対し、画像の調整,加工や、ユーザから指定される出力先に適した画像処理を施す。その中の代表的な画像処理の1つは、プリンタ9の描画特性に適合する記録画像データへの変換である。
LSIパッケージであるCPU12は、メインコントローラ10の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、画像処理システムの主体である。RAM13は、画像データ転送の際の送出側と受取側との速度差や、接続された部品の処理タイミングの遅速を吸収するために、一時的にやりとりするデータの記憶や、CPU12が本画像形成装置の制御を行う際に、プログラムや中間処理データを一時的に記憶する揮発性メモリである。CPU12は、高速処理を求められるため、通常起動時にROM14に記憶されたブートプログラムにてシステムを起動し、その後はROM14から読み出されて高速にアクセス可能なメモリ13に展開されたプログラムに基づいて各部制御を行う。
画像I/F15は、バス制御装置を含み、内部システムバス11に対する、原稿スキャナ8の画像データの入力,内部システムバス11からプリンタ9への記録画像データの出力に加えて、内部システムバス11を介するメインコントローラ10内の要素間のデータ転送を制御する。操作部I/F17は、操作表示ボード7の操作入力,表示出力をCPU12に対して入出力する。拡張機能I/F18は、プリンタコントローラ6が入力する画像データを内部システムバス11を介して画像処理LSI16に入力し、また、ファクスコントローラ4と画像処理LSI16との間の画像データの転送を、内部システムバス11を介して行う。
図3に、メインコントローラ10を装備したメインコントローラボードである主プリント基板10bの、表面である第1面10s1上の、主要LSIである、画像処理LSI16およびCPU12の、配置の概要を示す。主プリント基板10bは、絶縁材の両面および内層に回路配線を備えたプリント配線基板である。第1補助プリント基板である配線用補助プリント基板20,100は、主プリント基板10bと同様の配線構造をもつプリント配線基板である。集積回路部品である、画像処理LSI16およびCPU12は、半導体チップを含み、多ピン構造をもつパッケージからなる電子デバイスである。画像処理LSI16には、本来意図された画像処理機能を発揮する通常動作モードと、部品内部のテスト機能および又は本来意図された機能を変更した代替の画像処理機能を発揮する試行モード、の各機能があらかじめ備えられており、機能設定端子(32)に対するグランド電位(−)、又は、電源電位(+)の印加により、もしくはオープンにより、機能を切り替えることが可能となっている。試行モードへは、機能設定端子(32,36:図5)の電位設定により、移行することができるようになっている。
CPU12は、本来意図された、作像制御を含む画像処理制御機能を発揮する通常動作モードと、部品内部のテスト機能および本来意図された画像処理制御機能を変更した代替の画像処理制御機能を発揮する試行モード、の各機能があらかじめ備えられており、機能設定端子に対するグランド電位(−)、又は、電源電位(+)の印加により、もしくはオープンにより、切り替えることが可能となっている。CPU12も、試行モードへは、機能設定端子の電位設定により、移行することができるようになっている。本実施例では、LSI16およびCPU12のいずれも、機能設定端子(32)の設定を、電源電位である「H」レベル、またはオープン(解放:回路との接続なし)とすることで試行モードに移行する。一方、この機能設定端子(32)をグランド(機器アース)電位である「L」レベルにすることで、通常動作モードに移行することができる。
なお、主プリント基板10bには、図2に示すメインコントローラ10の要素および回路配線があるが、大部分は図示を省略した。本実施例では、主プリント基板10bの裏面である第2面10s2に、画像処理LSI16およびCPU12にそれぞれが接続した、第1補助プリント基板であってLSI補助プリント基板である配線用補助プリント基板20、および、第1補助プリント基板であってCPU補助プリント基板である配線用補助プリント基板100がある。LSIであるCPU12に対する配線用補助プリント基板100の接続態様は、後述する、画像処理LSI16に対する配線用補助プリント基板20の接続態様と同様であり、また、配線用補助プリント基板100の構造は、後述する、配線用補助プリント基板20の構造と同様である。
図4の(a)に、図3上の画像処理LSI16周りを拡大して示し、図3に示し、また図4の(a)に示す、4B−4B線断面を拡大して図4の(b)に示す。画像処理LSI16の外部接続端子(31)には、貫通ビア35により、配線用補助プリント基板20が接続されている。
図5には、図4の(b)に示す配線用補助プリント基板20を主プリント基板20から分離した断面を示し、図6には、図4の(b)において丸囲いをした部分6Aを拡大して示す。主プリント基板10bの、第1内層配線33は、図示を省略した電源回路の機器アース(−)が接続されるグランド層、第2内層配線34は該電源回路の電力供給電圧(+)が接続される電源層である。主プリント基板10bの第1面10s1に実装されたLSI16の機能設定端子(接続ボール32)が、主プリント基板10bの貫通ビア36により、第2面10s2に引き出されている。また、主プリント基板10bの第1内層配線33に接続した貫通ビア37が、第2面10s2に延びている。この貫通ビア37は、通常動作モードを指示する信号線である。
一方、第2面10s2に実装された配線用補助プリント基板20は、複数の配線層からなるプリント基板であり、LSI16の外部端子である接続ボール群31と同様な、ボール状の端子すなわち接続ボール群41が設けられている。接続ボール群41の一部は、配線用補助プリント基板20の内部配線に接続されている。配線用補助プリント基板20を、主プリント基板10bに実装した場合、第2面10s2に引き出された、LSI16の外部接続端子(ビア35)は、配線用補助プリント基板20に接続され、一方、主プリント基板10bの第1内層配線33(グランド層)から引き出された貫通ビア37(通常動作モード指示信号線)は、同様に配線用補助プリント基板20に接続され、同時に、主プリント基板10bの機能設定端子である接続ボール32に接合した貫通ビア36と該貫通ビア37(通常動作モード指示信号線)は、配線用補助プリント基板20の接続ボール42,43,貫通ビア46,47および内部配線48で接続され、結果として機能設定端子(接続ボール32)は、グランド(33)に接続されている。
本実施例では、主プリント基板10bに、LSI16および配線用補助プリント基板20を、図4の(b)(図6)に示すように実装した場合には、LSI16の機能設定端子(32)はグランド(33)に接続されるので、LSI16は、通常動作モードで動作する。一方、配線用補助プリント基板20を図5に示すように非実装としたときは、機能設定端子(32)には、何も接続されないので端子はオープン(解放)となり、LSI16は試行モードで動作する。
以上に説明したLSI16,主プリント基板10bおよび配線用補助プリント基板20の接続構造と同様に、図3に示すCPU12が主プリント基板10bに接続され、かつ、配線用補助プリント基板100が主プリント基板10bおよびCPU12に接続されている。
この第1実施例によれば、配線用補助プリント基板20又は100を、主プリント基板10bに非実装としたときには、LSI16又はCPU12は試行モードに移行し、第1面10s2からLSI16又はCPU12を取り外すことなく、不具合発生時の解析あるいは代替機能の実行を容易にすることが可能となる。
<第2実施例>
図7の(a)に、第2実施例のメインコントローラボード10bの、図4に示す部分6Aに対応する部分を拡大して示す。LSI16は、汎用性を持たせるために、本来意図された画像処理機能を発揮する通常動作モードと、部品内部のテスト機能および本来意図された機能を変更した代替の画像処理機能を発揮する試行モード、の各機能があらかじめ備えられており、機能設定端子(32)に対するグランド電位(−)、又は、電源電位(+)の印加により、もしくはオープンにより、切り替えることが可能となっている。機能設定端子(32)を「H」レベル、またはオープンとすることで試行モードに移行する。一方、この機能設定端子を「L」レベルにすることで、通常動作モードに移行する。主プリント基板10bの内層配線33には、電源回路のグランド(機器アース)電位が印加され、内層配線34には、電源回路の給電電位(+)が印加される。
主プリント基板10bの第1面10s1に実装された、LSI16の機能設定端子(32)は主プリント基板10bの貫通ビア36により、第2面10s2に引き出されている。また、主プリント基板10bの第1内層配線33からは、図7の(a)に示すように貫通ビア37により、第2面10s2に信号線が引き出されている。同様に、第2内層配線34の配線部分から、貫通ビア38により、第2面10s2に信号線が引き出されている。本実施例でも、第1内層配線33はグランド電位、第2内層配線34は電源電位である。本実施例では、貫通ビア38により、主プリント基板10bの第2面10s2に電源電位が引き出されていることになる。
第2面10s2に実装された第1配線用補助プリント基板20は、複数の配線層からなるプリント基板であり、LSI16の外部接続端子群である接続ボール群31と同様に、ボール状の端子である接続ボール群41が設けられている。接続ボール群41の一部は、第1配線用補助プリント基板20内で接続されている。この接続は、配線用補助プリント基板(20,50)ごとに接続先を変えておくことが出来る。
図7の(a)に示すように、第1配線用補助プリント基板20を、主プリント基板10bに実装した場合、第2面10s2に引き出された、LSI16の外部接続端子(ビア35)は、配線用補助プリント基板20に接続され、一方、主プリント基板10bの第1内層配線33(グランド層)から引き出された貫通ビア37(通常動作モード指示信号線)は、同様に配線用補助プリント基板20に接続され、同時に、主プリント基板10bの機能設定端子である接続ボール32に接合した貫通ビア36と該貫通ビア37(通常動作モード指示信号線)は、配線用補助プリント基板20の接続ボール42,43,貫通ビア46,47および内部配線48で接続され、結果として機能設定端子(接続ボール32)は、グランド(33)に接続されている。
図7の(b)に示す、第2面10s2に実装予定の第2配線用補助プリント基板50も、複数の配線層からなるプリント基板であり、LSI16の外部端子群である接続ボール群31と同様に、ボール状の端子である接続ボール群51が設けられている。接続ボール群51の一部は、第2配線用補助プリント基板50内で接続されている。この接続は、通常動作モードの機能の一部を変更した代替の画像処理機能を発揮する試行モードを行う回路構成に、LSI16の外部端子群31接続回路を変更するものである。また、第2配線用補助プリント基板50には、主プリント基板10bの第2内層配線34に接続し第2面10s2に引き出されている貫通ビア38に接続する貫通ビア59がある。
第2配線用補助プリント基板50を主プリント基板10bに実装したとき、前述した第2面10s2に引き出された、LSI16の外部接続端子(31,35)は、第2配線用補助プリント基板50に接続され、一方、主プリント基板10bの内層配線34から引き出された電源信号線(38)は、同様に第2配線用補助プリント基板50に接続され、同時に機能設定端子(32,36)は、第2配線用補助プリント基板50の接続ボール52,57,貫通ビア56,59および内部配線58で、主プリント基板10bの貫通ビア38に接続されて、試行モードを指定する電源電位になる。LSI16は、本来意図された機能を変更した代替の画像処理機能で動作する。
このように、LSI16の機能設定端子(32)は、配線用補助プリント基板を取り替えることにより、電位レベルを変更することが可能となり、LSI16の機能を切り換えることが可能となる。また配線用補助プリント基板20および50を非実装とすることで、LSI16は、前述の代替の画像処理機能とは別のテストモードに移行する。第2実施例の、主プリント基板10bに、第1配線用補助プリント基板20又は第2配線用補助プリント基板50を接続する構成では、配線用補助プリント基板20/50のみでLSI16の機能切り替えを実現しつつ、配線用補助プリント基板の分離によりテストモードへ移行するので、不具合発生時などに機能を切り替えて解析することが可能となるので、解析の容易性につながる。なお、第2実施例で用いられているCPU12も、上記LSI16と同様に主プリント基板10bに接続されており、上述の第1および第2配線用補助プリント基板20,50に相応し同様な構成の、CPU12用の第1および第2配線用補助プリント基板がある。第2実施例のその他のハードウエア構成および機能構成は、図1〜6に示した第1実施例のものと同様である。
<第3実施例>
図8に、第3実施例のメインコントローラボード10bの、図4に示す部分6Aに対応する部分を拡大して示す。LSI16は、汎用性を持たせるために、本来意図された画像処理機能を発揮する通常動作モードと、部品内部のテスト機能および本来意図された機能を変更した代替の画像処理機能を発揮する試行モード、の各機能があらかじめ備えられており、機能設定端子(32)に対するグランド電位(−)、又は、電源電位(+)の印加により、もしくはオープンにより、切り替えることが可能となっている。機能設定端子(32)を「H」レベル、またはオープンとすることで試行モードに移行する。一方、この機能設定端子を「L」レベルにすることで、通常動作モードに移行する。主プリント基板10bの内層配線33には、電源回路のグランド(機器アース)電位が印加され、内層配線34には、電源回路の給電電位(+)が印加される。
主プリント基板10bの第1面10s1に実装された、LSI16の機能設定端子(32)は、主プリント基板10bの貫通ビア36により、第2面10s2に引き出されている。また、主プリント基板10bの第1内層配線33からは、図8に示すように貫通ビア37により、第2面10s2に信号線が引き出されている。同様に、第2内層配線34の配線部分から、貫通ビア38により、第2面10s2に信号線が引き出されている。本実施例でも、第1内層配線33はグランド電位、第2内層配線34は電源電位である。本実施例では、貫通ビア38により、主プリント基板10bの第2面10s2に電源電位が引き出されていることになる。この電源電位により配線用補助プリント基板20が給電される。
第2面10s2に実装された配線用補助プリント基板20は、複数の配線層からなるプリント基板であり、LSI16の外部接続端子群である接続ボール群31と同様に、ボール状の端子である接続ボール群41が設けられている。接続ボール群41の一部は、第1配線用補助プリント基板20内で接続されている。図8に示すように、配線用補助プリント基板20を、主プリント基板10bに実装しているとき、第2面10s2に引き出された、LSI16の外部接続端子(ビア35)は、配線用補助プリント基板20に接続され、一方、主プリント基板10bの第1内層配線33(グランド層)から引き出された貫通ビア37(通常動作モード指示信号線)は、同様に配線用補助プリント基板20に接続され、同時に、主プリント基板10bの機能設定端子である接続ボール32に接合した貫通ビア36と該貫通ビア37(通常動作モード指示信号線)は、配線用補助プリント基板20の接続ボール42,43,貫通ビア46,47および内部配線48で接続され、結果として機能設定端子(接続ボール32)は、グランド(33)に接続されている。
配線用補助プリント基板20には更に、LSI16に、別のLSI70(例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array):プログラム可能なLSI)等の部品を接続するための配線パターンが備わっており、該配線パターンの貫通ビア62〜64は、配線用補助プリント基板20の裏面に達し、これらの貫通ビア62〜64に、LSI70の接続端子である接続ボール71が接合できる。
このように第3実施例は、配線用補助プリント基板20に、追加のLSI70を接続するための配線パターンが設けてある。LSI16の動作に不具合が発生した場合、配線用補助プリント基板20を主プリント基板10bから分離すると、LSI16はテストモードとなる。配線用補助プリント基板20を主プリント基板10bに接続したまま、配線用補助プリント基板20にLSI70を接続すると、LSI16は、LSI70に設定された修正機能に従い、本来意図された機能を変更した代替の画像処理機能で動作する。すなわち、追加回路が組み込まれたLSI70を配線用補助プリント基板に実装することで、LSI16の動作を簡単に修正することが可能となる。従来の技術では、不可能であった追加工(回路の追加など)が、配線用補助プリント基板20上で実現可能となるので、不具合の対策の日数や費用を削減でき、効率の良く対策をおこなうことが、可能となる。なお、第3実施例で用いられているCPU12も、上記LSI16と同様に主プリント基板10bに接続されており、上述の配線用補助プリント基板20に相応し同様な構成の、CPU12用の配線用補助プリント基板がある。第3実施例のその他のハードウエア構成および機能構成は、図1〜6に示した第1実施例のものと同様である。
<第4実施例>
図9に、第4実施例のメインコントローラボード10bの、図4に示す部分6Aに対応する部分を拡大して示す。第4実施例では、第3実施例のものと構成が類似の配線用補助プリント基板20に、LSIであるクロック発生パッケージ90が接続されている。LSI16には、第3実施例のものと同様に、本来意図された画像処理機能を発揮する通常動作モードと、部品内部のテスト機能および本来意図された機能を変更した代替の画像処理機能を発揮する試行モード、の各機能が備わっている。配線用補助プリント基板20の配線パターンには、LSI16にクロック発生パッケージ90を接続する回路配線60〜64に加えて、クロック発生パッケージ90とコネクタ92を結ぶ裏面プリント配線91がある。該裏面プリント配線91は、クロック発生パッケージ90にコネクタ92を電気接続したものである。このクロック発生パッケージ90は、発振周波数が可変であり、コネクタ92から周波数指示データを与えることにより、複数の周波数の1つ(1セット)のクロックを出力することができる。すなわち、万が一、LSI16の動作に不具合が発生した場合に、コネクタ92から与えている周波数指示データを変更して出力クロックの周波数を変えることができる。これにより、不具合発生時の条件を変更することが可能となるので、不具合の解析を容易にすることが可能となる。
図10に、クロック発生パッケージ90の構成の概要を示す。発振回路93は、外付けの水晶振動子の振動信号又は外部から与えられる所定周波数の原クロックに共振して発振し、所定周波数のクロック信号を発生して、PLL(Phase Locked Loop)回路95およびゲート機能(出力オン/オフ機能)がある出力バッファ96に与える。PLL回路95は、発振回路93が出力するクロック信号を分周(周波数低減)又は逓倍(周波数増大)したクロックおよびそれを更に分周したクロック、合わせて複数種の周波数の1クロック群(1組のクロック)を、周波数指定データの1つの値に対して生成して出力バッファに与える。1クロック群には例えば1以上のCPU用クロック,1以上の周辺回路用クロックおよび1以上のASIC用クロックが含まれる。ASIC用クロックの一部又は全部はLCI16に与えられ、CPU用クロックの一部又は全部が主プリント基板10bの配線パターンを通してCPU12に与えられ、周辺回路用クロックも主プリント基板10bの配線パターンを通して主プリント基板10b上のI/F等に与えられる。クロック群は本実施例では例えば、群内の少なくとも1つの周波数が異なる8組であり、3ビット構成の周波数指示データで、一組が指定され、指定された組のクロック群がPLL95から出力バッファ96に出力され、出力バッファ96が、周波数コントローラ94からの出力制御信号によるオン/オフ指示に応答して、PLL95が与える1群のクロックおよび発振回路93が与えるクロックを、オン(出力)/オフ(出力停止)する。なお、これらのクロックは、クロック毎にオン(出力)/オフ(出力停止)される。つまり出力制御信号は、クロック数と同数である。
コネクタ92に接続した、図示しない外部コントローラを用いて周波数指示データおよび制御信号を操作(変更,切換え)することによって、クロック周波数を変更し、あるいは一部のクロックをオン/オフして、メインコントローラ10の動作をテストしあるいは修正することができる。なお、第4実施例の一変形態様では、コネクタ92に代えてディップスイッチを用いる。この場合には、外部コントローラを用いることなく、ディップスイッチのオン/オフパターンを変更してクロック周波数を変更し、あるいは一部のクロックをオン/オフして、メインコントローラ10の動作をテストしあるいは修正することができる。
第4実施例によれば、配線用補助プリント基板20を主プリント基板10bから分離するとLSI16はテストモードで動作する。配線用補助プリント基板20を主プリント基板10bに装着したまま、クロック発生パッケージ90の出力クロックの周波数を変更し、必要に応じて1群の出力クロックの一部をオン/オフすることにより、LSI16(およびメインコントローラ10)は、本来意図された機能を変更した代替の画像処理機能又はテストモードで動作する。これにより不具合解析の効率を向上させることが可能となる。なお、第4実施例で用いられているCPU12も、上記LSI16と同様に主プリント基板10bに接続されており、上述の配線用補助プリント基板20に相応し同様な構成の、CPU12用の配線用補助プリント基板がある。第3実施例のその他のハードウエア構成および機能構成は、図1〜6に示した第1実施例のものと同様である。
<第5実施例>
図11に、第5実施例のメインコントローラボード10bの、図4に示す部分6Aに対応する部分を拡大して示す。第5実施例では、配線用補助プリント基板20は、第2実施例のものと構成が類似の配線用補助プリント基板20に、裏面から表面に貫通する、コンデンサ部品接続用の貫通ビア65,66があり、配線用補助プリント基板20の裏面において貫通ビア65,66にコンデンサ72を接続することができる。主プリント基板10bには、配線用補助プリント基板20の貫通ビア65および66(に接続したコンデンサ72)をグランド電位および電源電位に接続するための貫通ビア39および貫通ビア40がある。これらの貫通ビア39および40は、第1内層配線33および第2内層配線34に接続され、第2面10s2に延びている。配線用補助プリント基板20の貫通ビア65,66が、配線用補助プリント基板20の接続ボール67,68によって主プリント基板10bの貫通ビア39および40に接続されている。
従来の技術では、主プリント基板の電源電位配線にノイズ等がのってLSI16に不具合などが発生した場合に、ノイズを削減するためにコンデンサ等を実装する場合、追加部品であるコンデンサを実装する部分がなかったので、主プリント基板のレイアウトを修正する必要があった。本実施例では、主プリント基板10bのグランド電,電源電位となる内層配線33,34を、貫通ビア39,40で配線用補助プリント基板20の裏面にまで引き継いで、コンデンサ72を実装することが可能となるので、電源のノイズを簡単に削減することが可能となる。よってノイズ対策の日数や費用を削減でき、効率の良くノイズ対策をおこなうことが、可能となる。なお、第5実施例で用いられているCPU12も、上記LSI16と同様に主プリント基板10bに接続されており、上述の配線用補助プリント基板20に相応し同様な構成の、CPU12用の配線用補助プリント基板がある。第5実施例のその他のハードウエア構成および機能構成は、図1〜6に示した第1実施例のものと同様である。
<第6実施例>
図12に、第5実施例のメインコントローラボード10bの、図4に示す部分6Aに対応する部分を拡大して示す。第5実施例では、配線用補助プリント基板20は、第5実施例のものと構成が類似の配線用補助プリント基板20であるが、貫通ビア65,66には、外部電源接続用の補助グランド端子79および補助電源端子80が接続されている。補助端子79,80に試行用外部電源を接続して内層配線33,34に給電し、給電電圧を調整又は変更する場合の、内層配線33,34からの、本来給電する通常電源回路の分離を容易にするために、第6実施例では主プリント基板10bに、内層配線33に接続した貫通ビア73,74および内層配線34に接続した貫通ビア75,76が設けられ、これらが第1面10s1に延びている。第1面10s1において貫通ビア73,74および75,76にグランドジャンパ77および電源ジャンパ78が接続されている。メインコントローラ10に本来給電する通常電源回路の機器アース端(−)と給電電圧端(+)が、グランドジャンパ77および電源ジャンパ78に接続されている。試行用外部電源とは、商用電源からACアダプタを経由してDCに変換された電源、あるいは、蓄電池などである。
この実施例では、通常電源回路に接続されたグランドジャンパ77および電源ジャンパ78を主プリント基板10bから分離して主プリント基板10bへの電源を遮断し、そして、補助グランド端子79および補助電源端子80に試行用外部電源を接続して、外部から主プリント基板10bすなわちメインコントローラ10に電源を供給することが可能となる。この試行用外部電源に、電圧可変なものを使用すれば、主プリント基板10b上のLSI16に供給する電圧を変更することができる。
万が一、LSI16に不具合などが発生した場合に、グランドジャンパ77および電源ジャンパ78を主プリント基板10bから取り外し、代わりに補助グランド端子79および補助電源端子80から給電することにより、電源系統の不具合の検査が可能となる。また電圧を可変とすることで、LSI16に供給する電圧を高低させることが可能となり、不具合発生条件をかえることが容易にできるようになるので、不具合の解析を容易にすることが可能となる。すなわち、不具合発生条件を変更することが出来き、不具合解析の効率を向上させることができる。なお、第6実施例で用いられているCPU12も、上記LSI16と同様に主プリント基板10bに接続されており、上述の配線用補助プリント基板20に相応し同様な構成の、CPU12用の配線用補助プリント基板がある。第6実施例のその他のハードウエア構成および機能構成は、図1〜6に示した第1実施例のものと同様である。
以上に説明した第1〜第6実施例は、それぞれを独立に実施することができるのはもちろん、排他関係にない実施例同士を組み合わせて同時に実施する態様もあり、また、排他関係にない実施例の全てを組合せる態様もある。
本発明の第1実施例の電装基板を装備した複合機能がある複写機の構成の概要を示すブロック図である。 図1に示すコントローラ10の構成の概要を示すブロック図である。 図2に示すコントローラ10を装備した主プリント基板10bの拡大平面図であり、主要要素の中の少しを示し、他は図示を省略したものである。 (a)は図3のLSI16周りの拡大平面図、(b)は、(a)上の4B−4B線断面拡大図であって、図3上の4B−4B線断面拡大図でもある。 図4の(b)に示す配線用補助プリント基板20を主プリント基板10bから分離した、断面拡大図である。 図4の(b)の、丸囲い6A部の拡大図である。 (a)は第2実施例の電装基板の一部分の断面拡大図、(b)は(a)に示す第1配線用補助プリント基板20に取り替えて用いる第2配線用補助プリント基板20の拡大断面図である。 第3実施例の電装基板の一部分の拡大断面図である。 第4実施例の電装基板の一部分の拡大断面図である。 図9に示すクロック発生パッケージの機能構成を示すブロック図である。 第5実施例の電装基板の一部分の拡大断面図である。 第6実施例の電装基板の一部分の拡大断面図である。 (a)は従来の主プリント基板の一部分の拡大平面図、(b)は(a)に示す13B−13B線断面図である。
10b:主プリント基板
10s1:第1面
10s2:第2面
20:第1配線用補助プリント基板
31:接続ボール
32:外部端子接続ボール
33:第1内層配線
34:第2内装配線
35〜40:貫通ビア
41〜43:接続ボール
44:第1内層
45:第2内層
46,47:貫通ビア
48:内部配線
50:第2配線用補助プリント基板
51〜53:接続ボール
54:第1内層
55:第2内層
56:貫通ビア
57:接続ボール
58:内部配線
59,60:貫通ビア
61:内部配線
62〜66:貫通ビア
67,68:接続ボール
70:FPGA
71:接続ボール
72:コンデンサ
73〜76:貫通ビア
77:グランドジャンパ
78:電源ジャンパ
79:補助グランド端子
80:補助電源端子
90:クロック発生パッケージ
91:プリント配線
92:コネクタ
93:発振回路
MB:主プリント基板
IC1,IC2:集積回路パッケージ

Claims (18)

  1. 面に多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備し、第1の定電位が印加される第1配線および第2の定電位が印加される第2配線を多層構造で内層配線した主配線基板;
    該主配線基板にあって、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品の底面の端子接続ボールが一端に接合し前記主配線基板を厚み方向に貫通する貫通ビア群、および、前記第1配線に一端が接続し前記配線基板を厚み方向に貫通する制御用貫通ビア;および、
    記貫通ビア群の中の、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアに直接に接合する第1接続ボール、および、前記制御用貫通ビアに直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備した、第1補助配線基板;
    を備える、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  2. 前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品は、前記制御信号が印加される信号端子に、前記第1配線のグランド電位が印加されていると通常動作モードで動作し、前記信号端子が解放であると試行モードで動作するものである;請求項1に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  3. 前記配線基板は更に、第1補助配線基板とは置き換えて前記配線基板に接続される第2補助配線基板に前記第2配線の定電位を与えるための、前記第2配線に接続した制御用第2貫通ビアを備え
    前記第2補助配線基板は、記貫通ビア群の中の、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアに直接に接合する第1接続ボール、および、前記制御用第2貫通ビアに直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備する;請求項1に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  4. 前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品は、前記制御信号が印加される信号端子に、前記第1配線のグランド電位が印加されていると通常動作モードで動作し、前記第2配線の電源電位が印加されているか前記信号端子が解放であると試行モードで動作する;請求項3に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  5. 前記補助配線基板は、前記主配線基板の前記貫通ビア群が接合する補助配線基板上の接続ボールに一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にある追加の多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品接続用の貫通ビアを含む配線、を備える;請求項1乃至4のいずれか1つに記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  6. 前記追加の多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品は、プログラム可能な多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品である;請求項5に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  7. 前記補助配線基板は、前記主配線基板の前記貫通ビア群が接合する補助配線基板上の接続ボールに一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にある、追加の周波数可変のクロック発生パッケージを接続用の貫通ビアを含む配線を備え、かつ、補助配線基板の、該クロック発生パッケージを装着する裏面には、該クロック発生パッケージの周波数を制御するための制御配線および該配線に接続したコネクタ又はディップスイッチを備える;請求項1乃至4のいずれか1つに記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  8. 前記主配線基板には、グランド電位が印加される前記第1配線に一端が接続したグランド貫通ビア、および、電源電位が印加される前記第2配線に一端が接続した電源貫通ビアがあり;
    前記補助配線基板は、前記グランド貫通ビアに直接に接合するグランド接続ボール,前記電源貫通ビアに直接に接合する電源接続ボール,該グランド接続ボールに一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にあるグランド接続ビアおよび該電源接続ボールに一端が接続し他端が補助配線基板の裏面側にある電源接続ビア、を備える;請求項1乃至7のいずれか1つに記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  9. 前記補助配線基板の前記グランド接続ビアおよび電源接続ビアは、バイパスコンデンサ接続端子である;請求項8に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  10. 前記補助配線基板は、該補助配線基板の前記グランド接続ビアに接続した外部グランド端子および該補助配線基板の前記電源接続ビアに接続した外部電源端子を備える;請求項8に記載の、多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品を装備する電装基板。
  11. 入力画像データを用紙上に画像を印刷するプリンタの画像表現特性に適合する記録用画像データに処理する多ピン構造をもつパッケージからなる画像処理集積回路部品,該記録用画像データをプリンタに出力する画像インターフェース,画像データの入力,前記画像処理集積回路部品による画像データ処理およびプリンタへの出力を制御する多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品であるマイクロプロセッサ,該マイクロプロセッサがデータを読み書きする揮発性メモリおよび該マイクロプロセッサの動作プログラムを格納した読出し専用メモリを、表面に装備し、第1の定電位が印加される第1配線および第2の定電位が印加される第2配線を多層構造で内層配線した主配線基板;
    該主配線基板にあって、前記画像処理集積回路部品の底面の端子接続ボールが一端に接合し前記主配線基板を厚み方向に貫通する貫通ビア群、および、前記第1配線に接続た制御用貫通ビア;および、
    記貫通ビア群の中の、前記多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアに接合する第1接続ボール、および、前記制御用貫通ビアに直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備した、第1補助配線基板;
    を備える、画像形成制御板。
  12. 入力画像データを用紙上に画像を印刷するプリンタの画像表現特性に適合する記録用画像データに処理する多ピン構造をもつパッケージからなる画像処理集積回路部品,該記録用画像データをプリンタに出力する画像インターフェース,画像データの入力,前記画像処理集積回路部品による画像データ処理およびプリンタへの出力を制御する多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品であるマイクロプロセッサ,該マイクロプロセッサがデータを読み書きする揮発性メモリおよび該マイクロプロセッサの動作プログラムを格納した読出し専用メモリを、表面に装備し、第1の定電位が印加される第1配線および第2の定電位が印加される第2配線を多層構造で内層配線した主配線基板;
    該主配線基板にあって、前記マイクロプロセッサの底面の端子接続ボールが一端に接合し前記主配線基板の裏面に他端があるマイクロプロセッサ用貫通ビア群、および、前記第1配線に一端が接続した制御用貫通ビア;および、
    前記マイクロプロセッサ用貫通ビア群の中の、前記マイクロプロセッサに通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアに直接に接合する第1接続ボール、および、前記制御用貫通ビアに直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備した、第1補助配線基板;
    を備える、画像形成制御板。
  13. 入力画像データを用紙上に画像を印刷するプリンタの画像表現特性に適合する記録用画像データに処理する多ピン構造をもつパッケージからなる画像処理集積回路部品,該記録用画像データをプリンタに出力する画像インターフェース,画像データの入力,前記画像処理集積回路部品による画像データ処理およびプリンタへの出力を制御する多ピン構造をもつパッケージからなる集積回路部品であるマイクロプロセッサ,該マイクロプロセッサがデータを読み書きする揮発性メモリおよび該マイクロプロセッサの動作プログラムを格納した読出し専用メモリを、表面に装備し、第1の定電位が印加される第1配線および第2の定電位が印加される第2配線を多層構造で内層配線した主配線基板;
    該主配線基板にあって、前記画像処理集積回路部品の底面の端子接続ボールが一端に接合し前記主配線基板の裏面に他端がある貫通ビア群、および、前記第1配線に一端が接続し前記裏面側に他端がある制御用貫通ビア;
    記貫通ビア群の中の、前記画像処理集積回路部品に通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアの、前記裏面側の端に直接に接合する第1接続ボール、および、前記制御用貫通ビアに直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備した、補配線基板;
    前記主配線基板にあって、前記マイクロプロセッサの底面の端子接続ボールが一端に接合し前記主配線基板の裏面側に他端があるマイクロプロセッサ用貫通ビア群、および、前記第1配線に一端が接続し前記裏面側に他端がある制御用貫通ビア;および、
    前記マイクロプロセッサ用貫通ビア群の中の、前記マイクロプロセッサに通常動作モード又は試行モードの動作を指示する制御信号が印加される信号端子の接続ボールに接合する貫通ビアの、前記裏面側の端に直接に接合する第1接続ボール、および、前記制御用貫通ビアの前記裏面側の端直接に接合する第2接続ボール、を表面に備え、さらに、該第1接続ボールが接合した第1貫通ビア,該第2接続ボールが接続した第2貫通ビア、および、該第1貫通ビアと該第2貫通ビアを接続した配線、を装備した、マイクロプロセッサ補助配線基板;
    を備える、画像形成制御板。
  14. 前記主配線基板は更に、外部のコンピュータ又はファクシミリが与える書画情報を入力する拡張機能インターフェースを、表面に装備する;請求項11乃至13のいずれか1つに記載の画像形成制御板。
  15. 前記画像インターフェースは原稿スキャナが出力する画像データを入力する機能があり;前記画像処理集積回路部品は、原稿スキャナが出力する画像データの画像読取りの歪を補正し予め定められた特性の形式の画像データに変換する機能がある;請求項11乃至14のいずれか1つに記載の画像形成制御板。
  16. 前記主配線基板は更に、操作表示ボードの操作入力,表示出力を入出力する操作部インターフェースを、表面に装備する;請求項11乃至15のいずれか1つに記載の画像形成制御板。
  17. 記録画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ;および、請求項11乃至16のいずれか1つに記載の画像形成制御板;を備え、該画像形成制御板の前記画像インターフェースが前記記録用画像データを前記プリンタに出力する;画像形成装置。
  18. 記録画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ;原稿上の画像を読み取り該画像を表す画像データを出力する原稿スキャナ;および、請求項15に記載の画像形成制御板;を備え、該画像形成制御板の、前記画像インターフェースが原稿スキャナが出力する画像データを入力し、前記記録用画像データを前記プリンタに出力する;画像形成装置。
JP2008029493A 2008-02-08 2008-02-08 Lsiを装備する電装基板,画像形成制御板および画像形成装置 Expired - Fee Related JP5070077B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029493A JP5070077B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 Lsiを装備する電装基板,画像形成制御板および画像形成装置
CN 200910003854 CN101504936B (zh) 2008-02-08 2009-02-06 电气设备基板,图像形成控制板及图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029493A JP5070077B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 Lsiを装備する電装基板,画像形成制御板および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009188351A JP2009188351A (ja) 2009-08-20
JP5070077B2 true JP5070077B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=40977111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008029493A Expired - Fee Related JP5070077B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 Lsiを装備する電装基板,画像形成制御板および画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5070077B2 (ja)
CN (1) CN101504936B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5218464B2 (ja) * 2010-03-31 2013-06-26 ブラザー工業株式会社 配線基板ユニット
JP2015046154A (ja) * 2013-08-02 2015-03-12 株式会社リコー 通信装置および通信システム並びにプログラム
JP6946776B2 (ja) 2017-06-26 2021-10-06 株式会社リコー 回路基板

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0677050B2 (ja) * 1985-04-19 1994-09-28 松下電器産業株式会社 電子回路
JPH11121897A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Fujitsu Ltd 複数の回路素子を基板上に搭載するプリント配線基板の製造方法及びプリント配線基板の構造
JP2004193300A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Ricoh Co Ltd 配線用補助パッケージ
JP4876655B2 (ja) * 2006-03-20 2012-02-15 日本電気株式会社 実装構造体および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
CN101504936B (zh) 2011-04-20
JP2009188351A (ja) 2009-08-20
CN101504936A (zh) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8717605B2 (en) Image forming apparatus and circuit board of image forming apparatus
JP5070077B2 (ja) Lsiを装備する電装基板,画像形成制御板および画像形成装置
US20080198566A1 (en) Printed circuit board, solder connection structure and method between printed circuit board and flexible printed circuit board
JP4720184B2 (ja) プリント回路基板及びそれを備えた電子機器
EP1876871A2 (en) Surface mounting structure for electronic component
JP4907464B2 (ja) 電子機器の電子回路装置
JP2006058076A (ja) 接続判定機構,印刷装置,接続判定方法,接続判定プログラムおよび接続判定プログラムを記録した記録媒体
JP2009129979A (ja) プリント基板
JP5257860B2 (ja) 電子機器
JP4650358B2 (ja) 画像処理装置
TW550994B (en) Layout structure supporting two different packaging techniques for central processing unit, the motherboard, and layout method
WO2022102677A1 (en) Control board, electronic equipment, and image forming apparatus
JPH04200161A (ja) マルチチップイメージセンサ
JP2006058075A (ja) 回路基板及びその電気特性の測定回路、並びにそれを備えた電子装置
JPH11119862A (ja) プリント配線板ユニット、および電子機器
JP2001249741A (ja) バスシステムおよび画像処理装置
CN210274705U (zh) 一种耗材芯片
US20210288596A1 (en) Board and electronic apparatus including board
JP4721342B2 (ja) 画像形成装置
JP2001344988A (ja) 半導体メモリ接続系統の検査方法,装置及び画像形成装置
KR20060135986A (ko) 통합제어칩을 포함한 화상형성장치
JP2013145559A (ja) 電子機器
JP2006019457A (ja) 回路基板及び電子機器
JP2023012133A (ja) 回路モジュール及び電子機器
KR20070000016A (ko) 통합제어칩을 포함한 화상형성장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5070077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees