JP5069735B2 - 電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路 - Google Patents

電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路 Download PDF

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Description

この発明は、電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路に関し、特に高圧直流電源からモータ等の誘導性負荷を駆動する電力変換装置に使用される電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路に関するものである。
電力変換装置に使用される電圧駆動型スイッチングデバイスを駆動する回路に求められる条件として、電圧駆動型スイッチングデバイスを低損失で駆動できること、また電圧利用率が高くモータ等の誘導性負荷を高出力で駆動するために、制御装置からの指令に対し素早く駆動できることが求められる。電圧駆動型スイッチングデバイスのスイッチング損失を低減する駆動方法として、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、IGTB(Insulated Gate Bipolar Transistor)という。)のゲート−エミッタ間閾値電圧にばらつきがある場合でもターンオン損失のばらつきを低減することに有効な定電流駆動方式が用いられている。ここで、ゲート−エミッタ間閾値電圧とは、IGBTのコレクタ−エミッタ間に所定の電圧(例えば10V)を印加した状態において、IGBTのコレクタ−エミッタ間に電流が流れ始めるときのゲート−エミッタ間電圧をいう。
電圧駆動型スイッチングデバイスの定電流駆動は、図5に示すように、ミラー区間とミラー区間以外でゲート電流が一定であることが望ましい。ゲート電流が大きすぎると、放射ノイズが大きくなることによる問題が起こり、また、ゲート電流が小さすぎるとターンオン時のスイッチング損失の増加や制御装置からのオン指令に対してターンオン速度が遅くなることにより電圧利用率が低下し、モータ等の誘導性負荷を高出力で駆動できない問題が起こる。よってゲート電流は放射ノイズに影響しない範囲で、できるだけ大きくすることが望ましい。
ところで、特許文献1には、並列に接続する電力用半導体素子のゲート−エミッタ間閾値電圧にばらつきがあった場合でも、出力電流のアンバランスを補正する電力用半導体素子の駆動回路が提案されている。この特許文献1には、電力用半導体素子の駆動回路の具体例として、PNPトランジスタにより構成されるカレントミラー回路を、また、オン信号用トランジスタの具体例としてPch−MOSFETを、オフ信号用トランジスタの具体例としてNch−MOSFETを用いたものが開示されている。また、その変形例も開示されている。
特開2008−178248号公報(段落0027〜0030、図5、図6)
しかしながら、特許文献1に開示された電力用半導体素子の駆動回路では、図6に示すように、電圧駆動型スイッチングデバイスのミラー区間とミラー区間以外において定電流値が異なるため、ターンオン時におけるスイッチング損失を狙い通りに低減できない問題がある。また、ミラー区間以外で定電流値が減少するため、制御装置からの指令に素早く応答できず、電圧利用率が低下し、モータを高出力で駆動できない問題がある。以下にミラー区間とミラー区間以外で定電流値が変わるメカニズムについて説明する。
図7は、特許文献1に開示された定電流駆動回路(特許文献1の図6)を模式的に示した図である。図7は、IGBT1のゲート端子に接続され、駆動用パルス信号2のオン/オフゲート制御信号に基づき、IGBT1をターンオン/ターンオフさせるゲート信号を前記ゲート端子に出力するゲート駆動定電流回路を示している。
このゲート駆動定電流回路は、正電源3とGND電位4間に直列に接続された第1の抵抗5と第2の抵抗6と制御信号伝達トランジスタ7、および正電源3とIGBT1のゲート端子の間に直列に接続されたゲートオン抵抗8と定電流出力トランジスタ9を備え、定電流出力トランジスタ9のゲート端子が第1の抵抗5と第2の抵抗6の間に接続されている。なお、符号10はオフ信号用トランジスタ、符号11はオフ信号用トランジスタ10のゲート端子に接続される反転素子、符号12はIGBT1のゲート端子とオフ信号用トランジスタ10のコレクタ間に接続されるゲートオフ抵抗を示している。
図7の定電流駆動回路において、正電源3の電圧をVcc、第1の抵抗5の抵抗値をR1、第2の抵抗6の抵抗値をR2、ゲートオン抵抗8の抵抗値をRg、定電流出力トランジスタ9のコレクタ−ベース間容量をCCB、定電流出力トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧をVBE、定電流出力トランジスタ9のベース電流をI、定電流出力トランジスタ9の電流増幅率をhFE、IGBT1のゲート−エミッタ間電圧をVg、IGBT1のゲート電流をIgとしたとき、回路方程式によりIGBT1のミラー区間のゲート電流Ig(mirror)とミラー区間以外のゲート電流Igを算出する。
ミラー区間以外でのゲート電流Igを算出する。ゲート電流Igを算出するための回路方程式として、まずベース電流Iについて考える。ベース電流Iはゲート電流Igを電流増幅率hFEで割った電流とコレクタ−ベース間容量CCBを放電する電流の和となり、式(1)になる。
Figure 0005069735
次に、第1の抵抗5と第2の抵抗6の接続点V2について接点方程式を立てると式(2)になる。
Figure 0005069735
また、ゲート電流IgはRg=1としたとき、式(3)になる。
Figure 0005069735
式(1)から式(3)よりゲート電流Igについて解くと次のようになる。
Figure 0005069735
図6に示すように、ミラー区間以外ではdVg/dtの傾きでゲート−エミッタ間電圧が上昇するため、式(4)よりミラー区間以外でゲート電流Igが減少する。
次に、ミラー区間のゲート電流Ig(mirror)を算出する。図6に示すように、ミラー区間では略dVg/dt=0となるため、式(4)にdVg/dt=0を代入すると式(5)になる。
Figure 0005069735
よって、式(5)よりミラー区間ではゲート電流Ig(mirror)が増加する。
図8は、従来の電圧駆動型スイッチングデバイスのミラー区間とミラー区間以外のゲート−エミッタ間電圧Vg、ゲート電流Ig、IGBT1のコレクタ−エミッタ間電圧VCEの模式図である。図8に示すように、ミラー区間突入後の区間T1ではゲート電流Igの増加に遅れがあるため、IGBT1のコレクタ−エミッタ間電圧VCEの下降が緩やかとなり、スイッチング損失増加の要因となっている。また、ミラー区間終了後の区間T2ではゲート電流Igが減少するため、IGBT1のコレクタ−エミッタ間電圧VCEの下降が緩やかとなり、IGBT1のコレクタ−エミッタ間電圧VCEを素早く飽和電圧VCE(sat)まで下げることができず、スイッチング損失増加や制御装置からのオン指令に対して応答性が悪化することにより電圧利用率が低下し、モータ等の誘導性負荷を高出力で駆動できない要因となっている。
図9は、特許文献1に開示されたカレントミラー方式で構成された定電流駆動回路(特許文献1の図5)を模式的に示した図で、図7と同一符号は、同一または相当部分を示している。図9において、カレントミラーとする定電流出力トランジスタ9のペアのトランジスタ13が、正電源3とGND電位4間に直列に接続された第1の抵抗5と第2の抵抗6との間に接続され、前記ペアのトランジスタ13のベース端子が、定電流出力トランジスタ9のベース端子と第2の抵抗6に接続されている。
図9に示すカレントミラー方式の定電流駆動回路において、正電源3の電圧をVcc、第1の抵抗5の抵抗値をR1、第2の抵抗6の抵抗値をR2、ゲートオン抵抗8の抵抗値をRg、定電流出力トランジスタ9のコレクタ−ベース間容量をCCB、定電流出力トランジスタ9および前記ペアのトランジスタ13のベース−エミッタ間電圧をVBE、定電流出力トランジスタ9のベース電流をI2、前記ペアのトランジスタ13のベース電流をI1、定電流出力トランジスタ9および前記ペアのトランジスタ13の電流増幅率をhFE、IGBT1のゲート−エミッタ間電圧をVg、IGBT1のゲート電流をIgとしたとき、回路方程式によりIGBT1のゲート電流Igを算出する。なお、カレントミラーとするペアのトランジスタ13はワンチップ上で製造され、ほぼ同じ特性を有しているため、定電流出力トランジスタ9と前記ペアのトランジスタ13のベース−エミッタ間電圧VBEおよび電流増幅率hFEは等しいものとして考える。
ゲート電流Igを算出するための回路方程式として、まずベース電流I1、I2について考える。前記ペアのトランジスタ13のエミッタ端子と第2の抵抗6の接続点をV3としたとき、ベース電流I1はコレクタ電流V3/R2を電流増幅率hFEで割った電流となり、ベース電流I2はゲート電流Igを電流増幅率hFEで割った電流とコレクタ−ベース間容量CCBを放電する電流の和となり、式(6)、(7)になる。
Figure 0005069735
Figure 0005069735
次に、接続点V3について接点方程式を立てると式(8)になる。
Figure 0005069735
また、ゲート電流Igは式(9)になる。
Figure 0005069735
式(6)から式(9)よりゲート電流Igについて解くと次のようになる。
Figure 0005069735
ここで、hFE≒hFE−1とすると、次式のようになる。
Figure 0005069735
よって、前述の図7の定電流駆動回路同様、図6のようにミラー区間ではほぼdVg/dt=0となるため、カレントミラー方式にて構成された定電流駆動回路においてもミラー区間とミラー区間以外でゲート電流Igが異なる。
また、図7に示す定電流駆動回路では、回路構成部品のばらつき、温度ドリフトにより定電流設定値のばらつきが大きくなってしまう。図7の定電流駆動回路において、正電源3の電圧をVcc、第1の抵抗5の抵抗値をR1、第2の抵抗6の抵抗値をR2、ゲートオン抵抗8の抵抗値をRg、定電流出力トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧をVBE、定電流出力トランジスタ9のベース電流Iとしたとき、IGBT1のゲート駆動の定電流設定値Igは式(10)となる。
Figure 0005069735
ここで、前記ゲート駆動の定電流設定値Ig、正電源3の電圧Vcc、定電流出力トランジスタ9のベースーエミッタ間電圧VBE、第1の抵抗5の抵抗値R1、第2の抵抗6の抵抗値R2、ゲートオン抵抗8の抵抗値Rgは、定電流出力トランジスタ9のベース電流Iの影響を受けない値となっているとする。例えば、Vcc=15V、R1=20Ω、R2=130Ω、Rg=1Ω、25℃でのVBE=0.7V(typ)とすると、25℃でのIg(typ)値は、次のようになる。
Figure 0005069735
通常トランジスタのベース−エミッタ間電圧VBEは、±0.1V程度のばらつきがあり、更にVBEには−2mV/℃の温度係数を持っている。温度範囲を−30℃〜85℃として、VBEのばらつきを計算する。ばらつき最大値は−30℃、最小値は85℃の時となり、
BE(最大値)=0.7+0.1−0.002×(−30−25)=0.91V
BE(最小値)=0.7−0.1−0.002×(85−25)=0.48V
となる。また、正電源3の電圧Vcc=15Vも通常±1V程度のばらつきがあり、最大値16V、最小値14V程度となる。定電流駆動トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧VBEのばらつき、正電源3の電圧Vccのばらつきを式(10)に代入して前記ゲート駆動の定電流設定値Igのばらつきを計算すると
Figure 0005069735
Figure 0005069735
となる。よって、前記ゲート駆動の定電流設定値Igのばらつきが、
ばらつき+側=1.65A÷1.3A=+27%
ばらつき−側=0.96A÷1.3A=−26%
となり、非常に大きいばらつきを持つ。
また、上述のように、第1の抵抗5の抵抗値R1、第2の抵抗6の抵抗値R2は、定電流駆動トランジスタ9のベース電流Iの影響を受けない抵抗値に設定する必要があるため、第1の抵抗5の抵抗値R1、第2の抵抗6の抵抗値R2での電力消費が大きくなり、駆動回路の電源が大型化してしまう。
一方、図9に示すカレントミラー方式による定電流駆動回路の場合、カレントミラーとするペアのトランジスタ13はワンチップ上で製造されほぼ同じ特性を有しているため、定電流設定値のばらつきは非常に小さい。装置の小型化、低消費電力の観点から、カレントミラー回路のミラー比は1:1とせず、1:10等その比が大きいほど望ましい。
しかしながら、カレントミラー回路のミラー比が1:10のように大きくなると、大量生産され安価で入手できるディスクリート部品はなく、専用にカスタムICを作る必要があり、コストが高くなる要因となる。また、ゲート駆動回路は、通常専用にゲート駆動専用ICを使用する場合が多く、ゲート駆動用カスタムICにカレントミラー回路を内蔵させることも考えられるが、IGBTが大容量でゲート駆動の定電流値が大きい場合、横型構造でしかIC内部にパワートランジスタを形成できないカスタムICではチップサイズが非常に大きくなり、コストが高くなってしまう。
この発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、ターンオン時のゲート電流を希望する電流値に高精度に設定する電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路を得ることを目的とするものである。
この発明に係る電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路は、電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート端子に接続され、駆動用パルス信号のオン/オフゲート制御信号に基づき、前記スイッチングデバイスをターンオン/ターンオフさせるゲート信号を前記ゲート端子に出力する電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路において、正電源とGND電位間に接続された定電圧ダイオードと抵抗と制御信号伝達トランジスタの直列接続体と、前記正電源と前記スイッチングデバイスのゲート端子間に接続されたゲートオン抵抗と定電流出力トランジスタの直列接続体と、を備え、前記定電流出力トランジスタのベース端子を、前記定電圧ダイオードと前記抵抗との間に接続すると共に、前記定電圧ダイオードのツェナー電圧温度係数と、前記定電流出力トランジスタのベース−エミッタ間電圧の温度係数を合わせたものである。
この発明に係る電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路によれば、ターンオン時のゲート電流を所望の電流値に高精度に設定できるため、スイッチング損失の低減が可能となる。また、定電圧ダイオードのツェナー電圧温度係数と、定電流出力トランジスタのベース−エミッタ間電圧の温度係数を合わせることにより、定電流設定値の精度が向上し、損失のばらつきを低減することができる。
この発明の実施の形態1に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路を示す図である。 定電圧ダイオードのツェナー電流−ツェナー電圧特性を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのミラー区間とミラー区間以外のゲート−エミッタ間電圧、ゲート電流、IGBTのコレクタ−エミッタ間電圧の模式図である。 この発明の実施の形態2に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路を示す図である。 電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路におけるゲート−エミッタ間電圧とゲート電流の望ましい挙動を示す図である。 従来の電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路におけるゲート−エミッタ間電圧とゲート電流の挙動を示す図である。 従来の電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路を示す図である。 従来の電圧駆動型スイッチングデバイスのミラー区間とミラー区間以外のゲート−エミッタ間電圧、ゲート電流、IGBTのコレクタ−エミッタ間電圧の模式図である。 従来の電圧駆動型スイッチングデバイスのカレントミラー方式によるゲート駆動回路を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路について好適な実施の形態を説明する。なお、以下では、電圧駆動型スイッチングデバイスとしてIGBTを使用する場合を例に挙げて説明するが、電圧駆動型スイッチングデバイスは、IGBTに限られることなく他の電圧駆動型スイッチングデバイス、例えば、SiC(シリコンカーバイト)デバイスを電圧駆動型スイッチングデバイスとして使用してもよい。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路を示す図である。図1には、IGBT1のゲート端子に接続され、駆動用パルス信号2のオン/オフゲート制御信号に基づき、IGBT1をターンオン/ターンオフさせるゲート信号を前記ゲート端子に出力するゲート駆動定電流回路を示している。
このゲート駆動定電流回路は、正電源3とGND電位4間に直列に接続された定電圧ダイオード14と前記従来技術における第2の抵抗に相当する抵抗6と制御信号伝達トランジスタ7、および正電源3とIGBT1のゲート端子間に直列に接続されたゲートオン抵抗8と定電流出力トランジスタ9を備え、定電流出力トランジスタ9のベース端子が、定
電圧ダイオード14と抵抗6の間に接続されている。なお、符号10はオフ信号用トランジスタ、符号11はオフ信号用トランジスタ10のゲート端子に接続される反転素子、符号12はIGBT1のゲート端子とオフ信号用トランジスタ10のコレクタ間に接続されるゲートオフ抵抗を示している。
図2は、定電圧ダイオード14のツェナー電圧−ツェナー電流特性を示す図である。定電圧ダイオード14のツェナー電圧をVz、定電圧ダイオードのツェナー電流をIz、定電圧ダイオードのツェナー電圧の係数をkとしたとき、ツェナー電圧Vzとツェナー電流Izには以下の関係式が成り立つ。
Figure 0005069735
前記実施の形態1に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路において、正電源3の電圧をVcc、抵抗6の抵抗値をR2、ゲートオン抵抗8の抵抗値をRg、定電流出力トランジスタ9のコレクタ−ベース間容量をCCB、定電流出力トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧をVBE、定電流出力トランジスタ9のベース電流をI、IGBT1のゲート−エミッタ間電圧をVg、IGBT1のゲート電流をIgとしたとき、回路方程式によりIGBT1のゲート電流Igを算出する。まず、定電圧ダイオード14と抵抗15の接続点V1について接点方程式をたてると式(12)、式(13)が成り立つ。
Figure 0005069735
Figure 0005069735
ゲート電流Igは式(14)となる。
Figure 0005069735
式(12)、式(13)よりV1を消去してIgについて解くと、式(15)となる。
Figure 0005069735
式(11)から式(13)よりVzについて解くと、式(16)となる。
Figure 0005069735
式(16)を式(15)のVzに代入すると、式(17)となる。
Figure 0005069735
ここで、k>>1/R2より、式(17)は式(18)となる。
Figure 0005069735
k≒∞なので、式(18)は式(19)となる。
Figure 0005069735
よって、式(19)よりゲート電流IgはdVg/dtに関係なく一定となり、ミラー区間とミラー区間以外でIGBT1のゲート電流Igは一定となる。
図3は、実施の形態1に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのミラー区間とミラー区間以外のゲート−エミッタ間電圧Vg、ゲート電流Ig、IGBT1のコレクタ−エミッタ間電圧VCEの模式図である。図3に示すように、ミラー区間突入後の区間T1でも、ゲート電流Igが一定であるため、IGBT1のコレクタ−エミッタ間電圧VCEの下降に遅れはない。また、ミラー区間以外でもゲート電流Igが減少しないため、IGBT1のコレクタ−エミッタ間電圧VCEを素早く飽和電圧VCE(sat)まで下降させることができる。
以上のように、実施の形態1に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路によれば、ミラー区間とミラー区間以外でもIGBT1のゲート電流Igを一定とすることができ、ターンオン時におけるスイッチング損失を狙い通りに低減することができる。また、ミラー区間以外でもゲート電流が減少しないため、電圧駆動型スイッチングデバイスを応答性良く駆動でき、電圧利用率も向上しモータ等の誘導性負荷を高出力で駆動できる。
また、定電圧ダイオード14のツェナー電圧温度係数と、定電流出力トランジスタ9のベース−エミッタ間電圧の温度係数を合わせることにより、定電流設定値の精度が向上し、損失のばらつきを低減することもできる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路について説明する。図4は、実施の形態2に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路を示す図である。図4には、IGBT1のゲート端子に接続され、駆動用パルス信号2のオン/オフゲート制御信号に基づき、IGBT1をターンオン/ターンオフさせるゲート信号を前記ゲート端子に出力するゲート駆動定電流回路が示されている。このゲート駆動定電流回路は、正電源3とGND電位4間に直列に接続された第1の抵抗5と第1のトランジスタ15と第2の抵抗6と制御信号伝達トランジスタ7、および正電源3とIGBT1のゲート端子間に直列に接続されたゲートオン抵抗8と定電流出力トランジスタ9を備え、第1のトランジスタ15のベース端子は第1のトランジスタ15のコレクタ端子と短絡接続されている。
また、第1のトランジスタ15とペアとなる第2のトランジスタ16のコレクタ端子は定電流出力トランジスタ9のベース端子と接続され、第2のトランジスタ16のエミッタ端子はゲートオン抵抗8と定電流出力トランジスタ9のコレクタ端子の間に接続され、第2のトランジスタ16のベース端子は第1のトランジスタ15のコレクタ端子と第2の抵抗6の間に接続されている。なお、第1のトランジスタ15と第2のトランジスタ16は、特性の揃った、例えば同じ型名で同じ製造ロットのトランジスタが使用され、ウェハの計画投入を実施することにより、同一ウェハ、同一製造条件で製造されたことを保証する運用の実施により得られる特性の揃ったディスクリート部品のトランジスタが使用されている。
以上のような実施の形態2に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路において、正電源3の電圧をVcc、第1の抵抗5の抵抗値をR1、第2の抵抗9の抵抗値をR2、ゲートオン抵抗8の抵抗値をRg、第1のトランジスタ15のベース−エミッタ間電圧をVBE1、第2のトランジスタ16のベース−エミッタ間電圧をVBE2としたとき、IGBT1のゲート駆動の定電流設定値Igは式(20)となる。
Figure 0005069735
次に、図9に示す回路における定電流設定値Igのばらつきを計算する。第1のトランジスタ15と第2のトランジスタ16の25℃でのベース−エミッタ間電圧VBE(typ)=0.7V、第1の抵抗5の抵抗値R1=13Ω、第2の抵抗6の抵抗値R2=150Ω、ゲートオン抵抗8の抵抗値Rg=1Ω、正電源3の電圧Vcc=15Vとすると、25℃でのIg(typ)は、次のようになる。
Figure 0005069735
第1のトランジスタ15、第2のトランジスタ16のベース−エミッタ間電圧のばらつきは、±0.1V程度、温度係数−2mV/℃となっているが、第1のトランジスタ15と第2のトランジスタ16に同じ形名で同じ製造ロットのものを使用することにより、第1のトランジスタ15と第2のトランジスタ16のベース−エミッタ間電圧VBEのばらつきの相対値は非常に小さい値に抑えられ、その相対値は30mV程度となる。組み合わされる第1のトランジスタ15のベース−エミッタ間電圧VBE1、第2のトランジスタ16のベース−エミッタ間電圧VBE2の最大値、最小値は以下のようになる。
BE1(最大値)=VBE3(最大値)−0.003=0.88V
BE2(最大値)=0.7+0.1−0.002×(−30−25)=0.91V
BE1(最小値)=VBE3(最小値)+0.003=0.51V
BE2(最小値)=0.7−0.1−0.002×(85−25)=0.48V
正電源3の電圧Vcc=15Vのばらつきを±1Vとし、第1および第2のトランジスタ15、16のベース−エミッタ間電圧VBEのばらつき、正電源3の電圧Vccのばらつきを式(20)に代入して定電流設定値Igのばらつきを計算すると
Figure 0005069735
Figure 0005069735
となり、定電流設定値Igのばらつきが、
ばらつき+側=1.44A÷1.3A=+11%
ばらつき−側=1.16A÷1.3A=−11%
となり、従来例と比較してばらつき幅が大幅に低減される。
更に、第1のトランジスタ15のベース−エミッタ間電圧VBE1、第2のトランジスタ16のベース−エミッタ間電圧VBE2は、1:1のカレントミラー用として、広く一般に安価で入手可能なワンチップ上に構成されたダブルトランジスタを使用した場合、VBE1、VBE2の相対値は更に小さくなり、5mV程度まで抑えられ、この場合の定電流設定値Igのばらつきを計算すると、
Figure 0005069735
Figure 0005069735
となり、定電流設定値Igのばらつきが、
ばらつき+側=1.42A÷1.3A=+9%
ばらつき−側=1.19A÷1.3A=−9%
となり、更に高精度化が可能となる。
また、定電流設定値Igの精度を決定する第1のトランジスタ15、第2のトランジスタ16は小容量のトランジスタで構成できるため、チップサイズを大きくすることなく、安価にゲート駆動、保護機能を有したカスタムIC内部に取り込むことが可能であり、同一チップ上で第1のトランジスタ15と第2のトランジスタ16を構成することで、定電流設定値Igを高精度化できる。
また、図9における第1の抵抗5の抵抗値R1、第2の抵抗6の抵抗値R2は、第2のトランジスタ16のベース電流の影響を受けない値とすればよく、第1の抵抗5の抵抗値R1、第2の抵抗6の抵抗値R2の抵抗値を従来技術を示す図7における第1の抵抗5の抵抗値R1、第2の抵抗6の抵抗値R2の100倍程度の値にできる。そのため、第1の抵抗5の抵抗値R1、第2の抵抗6の抵抗値R2での電力消費が少なくなり、駆動回路の低消費電力化が達成できる。
以上のように、実施の形態2に係る電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路によれば、低消費電力で、高精度な定電流値となるゲート定電流駆動回路を実現できるため、IGBT1のスイッチング損失のばらつきを大幅に低減可能となり、電力変換装置の高効率化と低コスト化に寄与できる。また、高価な専用部品を必要とせず、一般に広く安価で入手可能なディスクリート部品のみで実現できるため、駆動回路の低コスト化に寄与できる。
1 IGBT
2 駆動用パルス信号
3 正電源
4 GND電位
5 第1の抵抗
6 第2の抵抗
7 制御信号伝達トランジスタ
8 ゲートオン抵抗
9 定電流出力トランジスタ
10 オフ信号用トランジスタ
11 反転素子
12 ゲートオフ抵抗
13 定電流出力トランジスタのペアとなるトランジスタ
14 定電圧ダイオード
15 第1のトランジスタ
16 第1のトランジスタとペアになる第2のトランジスタ

Claims (3)

  1. 電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート端子に接続され、駆動用パルス信号のオン/オフゲート制御信号に基づき、前記スイッチングデバイスをターンオン/ターンオフさせるゲート信号を前記ゲート端子に出力する電圧駆動型スイッチングデバイスの駆動回路において、
    正電源とGND電位間に接続された定電圧ダイオードと抵抗と制御信号伝達トランジスタの直列接続体と、
    前記正電源と前記スイッチングデバイスのゲート端子間に接続されたゲートオン抵抗と定電流出力トランジスタの直列接続体と、を備え、
    前記定電流出力トランジスタのベース端子を、前記定電圧ダイオードと前記抵抗との間に接続すると共に、前記定電圧ダイオードのツェナー電圧温度係数と、前記定電流出力トランジスタのベース−エミッタ間電圧の温度係数を合わせたことを特徴とする電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路。
  2. 前記電圧駆動型スイッチングデバイスは、絶縁ゲートバイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路。
  3. 前記電圧駆動型のスイッチングデバイスは、SiCデバイスであることを特徴とする請求項1または2に記載の電圧駆動型スイッチングデバイスのゲート駆動回路。
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