JP3020319B2 - 整流回路の切換え回路 - Google Patents

整流回路の切換え回路

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JP3020319B2
JP3020319B2 JP3203950A JP20395091A JP3020319B2 JP 3020319 B2 JP3020319 B2 JP 3020319B2 JP 3203950 A JP3203950 A JP 3203950A JP 20395091 A JP20395091 A JP 20395091A JP 3020319 B2 JP3020319 B2 JP 3020319B2
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均 吉岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流入力電圧が100
V系のときには倍電圧整流モードに、また、200V系
のときにはブリッジ整流モードに自動的に切換えて、そ
の後段に結合するスイッチング電源などの電力制御回路
への直流出力電圧を一定として、全世界のどのような電
圧にも対応できるワールドワイドな動作を可能とする整
流回路の切換え回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の整流回路の切換え回路
の基本原理図は、図4に示されるように、交流入力電圧
15が、入力端子11、12、全波整流器10、スイッ
チ回路19、倍電圧モード用のコンデンサ17、18、
出力端子13、14を経て電力制御回路16に結合され
る。そして、交流入力電圧15が200V系のときに
は、スイッチ回路19をオフにして全波整流器10を作
動させるとともに、コンデンサ17、18を直列の1個
のコンデンサとして作動させ、ブリッジ整流モードとす
る。また、交流入力電圧15が100V系のときには、
スイッチ回路19をオンにして全波整流器10を作動さ
せるとともに、コンデンサ17、18を半サイクル毎に
個々に作動させ、倍電圧整流モードとする。このように
して、異なる交流入力電源であっても同一出力電圧を得
るものである。従来の具体的回路図は、図5に示され
る。この図5において、出力端子13、14とコンデン
サ17、18の間には、クローバ回路20が挿入され、
全波整流器10と入力端子11の間にはヒューズ21が
挿入され、スイッチ回路19とヒューズ21の間には制
御回路22が挿入されて制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来回路は、フォトカ
プラの発光ダイオードを駆動するため、抵抗を介して一
定の直流電流を駆動信号として供給する直流駆動方式で
あり、駆動電力として大 きな電力を必要とするが、その
大半が抵抗による熱損失となり、大きな電力損失を発生
するという問題があった。
【0004】入力電圧投入時の倍電圧整流モードからの
動作開始や入力電圧の瞬時停電および瞬時低下によって
高い直流出力電圧が発生する可能性がある。この高い直
流出力電圧により、電力制御回路16が破損するのを防
止するため、図5に示した従来回路では、高い電圧をク
ローバ回路20のツェナーダイオード23で検出して出
力端子13、14より前のシリコン制御整流素子(SC
R)24で短絡してヒューズ21を溶解切断する必要が
あり、装置の信頼性を著しく損なっていた。
【0005】スイッチ回路19として用いられるトライ
アックのゲート駆動電流は、数mAから数十mAを必要
とする。この電力は、一般的には交流入力電圧を検出回
路27のダイオード28で整流して駆動回路26を経
て、さらに抵抗25を介して供給される。スイッチ回路
19をオンする電力は、倍電圧整流モードにおいて、切
換えに必要な約150Vの交流入力電圧まで供給する必
要があり、駆動回路26の最大損失は、数Wにも達し、
制御回路22は大型化していた。
【0006】交流入力電圧200V系の投入時には、誤
動作として電圧が200Vの安定電位になる以前の立上
り時に検出回路27が100V系の検出をして、制御回
路22からの信号でスイッチ回路19がオンして倍電圧
整流モードで動作し、やがて200V系の安定電位にな
っても倍電圧整流するため、電力制御回路16への直流
出力電圧が高くなり、この電力制御回路16を破損して
しまうという問題があった。
【0007】交流入力電圧200V系でブリッジ整流モ
ードになった後に、電圧の瞬時停電や瞬時低下が発生す
ると、誤動作として制御回路22が100V系の検出を
して倍電圧整流モードに切換わり、その後入力電圧が復
帰したときに200V系の倍電圧整流モードになると、
電力制御回路16への直流出力電圧が高くなり、この電
力制御回路16を破損してしまうという問題があった。
【0008】交流入力電圧200V系の検出をする場
合、従来は交流入力電圧を検出回路27のダイオード2
8で半波整流して検出している。また、スイッチ回路1
9であるトライアックは、一度オンすると、そのサイク
ルはオフすることができない。さらに、交流入力電圧を
半波整流で検出すると、半サイクル以内の交流入力電圧
の上昇が検出できず、前記スイッチ回路19であるトラ
イアックが半サイクルでオフできないことも含めて、結
果的にスイッチ回路19であるトライアックは、1サイ
クル倍電圧整流モードとなり、電力制御回路16への直
流出力電圧が高くなり、この電力制御回路16を破損し
てしまうという問題があった。本発明は、スイッチ回路
として用いたゲート素子のゲート駆動電力の低減による
回路の小型化と電力損失をできるだけ少なくして、信頼
性の高い回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流入力電圧
15を検出する制御回路22は、交流入力電圧15を整
流平滑化した電圧が100V系か200V系かを検出す
る検出回路27と、この検出信号でオン、オフするラッ
チ回路30と、このラッチ回路30のオフ時に作動する
遅延回路31と、この遅延回路31の時定数後に駆動信
号を出力する駆動回路26とを具備し、この制御回路2
2の切換え信号にて、100V系のときの倍電圧整流モ
ードと、200V系のときのブリッジ整流モードとをス
イッチ回路19のゲート素子59で切換えて直流出力電
圧を一定とする整流回路において、前記駆動回路26
は、前記遅延回路31の時定数後にオンする開閉素子4
6と、この開閉素子46に接続され、商用周波数より十
分短い時定数を有する抵抗49とコンデンサ51とを直
列接続した充電時定数回路と、前記コンデンサ51に並
列接続されたトリガーダイオード52とで、パルス駆動
信号を出力する発振回路を構成し、この発振回路中に、
前記トリガーダイオード52と直列に、ホトカプラ53
の発光部としてのホトダイオード54と波形整形のため
の抵抗50とを挿入し、このホトカプラ53の受光部と
してのホトトライアック55を前記ゲート素子59に接
続してなり、前記発振回路で得られた少なくとも商用半
サイクルあたり30回程度のパルス駆動信号でホトカプ
ラ53を駆動し、このホトカプラ53の出力で前記ゲー
ト素子59を制御するようにしたことを特徴とする整流
回路の切換え回路である。
【0010】
【作用】a.交流入力電圧15が100V系の場合。 (1)交流入力電圧は、全波整流器32で全波整流し、
コンデンサ33で平滑され、ツェナーダイオード36に
加えられる。100V系の電圧は、ツェナーダイオード
36のしきい値を越えず、ラッチ回路30はオフ状態と
なる。 (2)倍電圧整流モードに切換える時間は、遅延回路3
1により遅延される。この時間は、少なくとも入力交流
電圧を全波整流直後の平滑化コンデンサ33に充電完了
するまでの、数サイクル分以上の時定数を選択する。 (3)コンデンサ33に充電完了するまでの間、遅延回
路31により遅延された後、駆動回路26のトランジス
タ46がオンすることによって、コンデンサ51の充電
電圧が、発光ダイオード54の順方向電圧とトリガーダ
イオード52のしきい値電圧を合計した電圧を越えるこ
とになり、コンデンサ51の充放電の繰り返しにより発
光ダイオード54側電流としてパルス状の電流を流し、
電気的に絶縁されたホトカプラ53の駆動信号を出力す
る。この結果、スイッチ回路19がオンし、倍電圧整流
モードとなり、交流入力電圧15が100Vであれば、
直流出力電圧は、約282Vとなる。
【0011】b.交流入力電圧15が200V系の場
合。 (1)交流入力電圧15からの交流入力電圧は、全波整
流器32で全波整流し、コンデンサ33で平滑され、ツ
ェナーダイオード36に加えられる。200V系の電圧
は、ツェナーダイオード36のしきい値を越えて、ラッ
チ回路30はオン状態でラッチする。 (2)遅延回路31におけるコンデンサ45の正極は、
ラッチ回路30のオンで接地されているので、遅延回路
31のコンデンサ45は充電されない。 (3)駆動回路26のトランジスタ46がオフ状態なの
で、コンデンサ51が接地されずトリガーダイオード5
2が動作しない。このため、発光ダイオード54を流れ
る電流が存在せず、電気的に絶縁された受光部55のゲ
ート駆動電流も出力しない。そのため、スイッチ回路1
9には、ゲート駆動電流が供給されず、ブリッジ整流モ
ードのままで動作する。交流入力電圧の瞬時降下して
も、ラッチ回路30によってラッチされ、倍電圧整流モ
ードには切り替わらない。この結果、交流入力電圧15
が200Vであれば、直流出力電圧は、倍電圧整流モー
ドと同様、約282Vとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。交流入力電圧15の入力端子11、12には、ヒ
ューズ21を介して全波整流器10が結合されている。
この全波整流器10の出力側には、コンデンサ17、1
8とこれらの放電用抵抗60、61が結合され、さら
に、出力端子13、14に電力制御回路16が結合され
る。また、前記全波整流器10とコンデンサ1718と
の間にはスイッチ回路19が挿入されている。このスイ
ッチ回路19は、トライアック59を主体とするもの
で、ターミナルT、Tの間に誤動作防止用の抵抗6
2とコンデンサ63が結合され、また、ターミナルT
とゲートの間にノイズフィルタとしての抵抗64とコン
デンサ65が結合されている。
【0013】前記スイッチ回路19のゲートとターミナ
ルTには、オン、オフを制御するための制御回路22
が結合されている。この制御回路22は、交流入力電圧
15の電圧を検出するための検出回路27、検出状態を
ラッチするためのラッチ回路30、動作開始を遅延する
ための遅延回路31、前記スイッチ回路19を駆動する
ための駆動回路26からなる。
【0014】前記検出回路27は、全波整流器32、平
滑用コンデンサ33、分圧用抵抗34、35、ツェナー
ダイオード36、抵抗37からなる。前記ラッチ回路3
0は、トランジスタ38、39で構成されたシリコン制
御スイッチ(SCS)、ツェナーダイオード40、抵抗
41、42、逆流阻止用ダイオード43からなる。前記
遅延回路31は、抵抗44、コンデンサ45からなる。
前記駆動回路26は、トランジスタ46、抵抗47、4
8、49、50、コンデンサ51、トリガーダイオード
52、ホトカプラ53からなり、このホトカプラ53
は、発光部(ホトダイオード)54と受光部(ホトトラ
イアック)55で構成され、受光部55は抵抗25を介
して前記トライアック59のターミナルTとゲートに
結合されている。前記抵抗49とコンデンサ51とによ
って、充電時定数回路が構成され、この充電時定数回路
の充電時間で決定されるトリガーダイオード52の発振
周期は、ホトカプラ53の受光部55を安定した動作と
するために、少なくとも商用半サイクルあたり30回程
度に設定される。
【0015】以上のような構成における作用を説明す
る。 a.交流入力電圧15が100V系(100、110、
115、120Vなど)の場合。なお、整流回路は、ス
イッチ回路19がオフ状態なので、交流入力電圧15が
加えられると、まずブリッジ整流モードで動作を開始す
る。 (1)交流入力電圧15は、制御回路22の検出回路2
7に入力し、全波整流器32で全波整流され、コンデン
サ33で平滑され、抵抗34、35で分圧され、ツェナ
ーダイオード36に加えられる。交流入力電圧15が1
00V系なので、前記分圧された電圧は、ツェナーダイ
オード36のしきい値を越えず、ラッチ回路30のトラ
ンジスタ38、39からなるサイリスタはオフ状態とな
る。ツェナーダイオード36は、トランジスタ39のV
beの温度係数をキャンセルし、回路の動作を温度に対
して安定化できる電圧として、5.6〜6.8Vを選択
する。抵抗34、35、37は、交流入力電圧が約15
0Vのしきい値になるように選択する。また、ツェナー
ダイオード40は、トランジスタ38とコンデンサ45
の耐圧を抑制し、低圧品を使用するためのものである。
【0016】(2)倍電圧整流モードに切換える時間
は、抵抗44とコンデンサ45からなる遅延回路31に
より遅延され、駆動回路26のトランジスタ46をオン
するタイミングを任意に設定する。この時間は、少なく
とも入力交流電圧15を平滑化のためのコンデンサ33
に充電完了するまでの、数サイクル分(50Hzで数1
0msec)以上の時定数を選択する必要がある。ま
た、ラッチ回路30のダイオード43は、抵抗41から
抵抗42への経路によってコンデンサ45を充電しない
ようにするためのものである。
【0017】(3)コンデンサ45が充電され、駆動回
路26のトランジスタ46がオンすることによって、抵
抗49でコンデンサ51を充電した電圧が、ホトカプラ
53の発光部54の順方向電圧とトリガーダイオード5
2のしきい値電圧を合計した電圧を越えることになり、
ホトカプラ53の発光部54側電流としてパルス電流を
流し、このコンデンサ51の充電とホトカプラ53の発
光部54側への放電とを繰り返して、電気的に絶縁され
たパルス状の駆動信号を出力する。パルス状電流の周波
数は、入力電圧と抵抗49、そしてコンデンサ51の充
電時間で決定されるトリガーダイオード52の発振周期
であるが、ホトトライアックからなる受光部55を安定
した動作とするためには、少なくとも商用半サイクルあ
たり30回程度は必要である。また、抵抗50は、ホト
カプラ53の電流制限および波形整形のためのものであ
る。このホトトライアックからなる受光部55が安定し
た動作をすることにより、スイッチ回路19のトライア
ック59がオンし、倍電圧整流モードとなり、交流入力
電圧15が100Vであれば、出力端子13、14間の
直流出力電圧は、約282Vとなる。
【0018】b.交流入力電圧15が200V系(20
0、220、230、240Vなど)の場合。なお、整
流回路は、スイッチ回路19が常にオフ状態で、ブリッ
ジ全波整流モードとなる。 (1)交流入力電圧15は、制御回路22の検出回路2
7に入力し、全波整流器32で全波整流され、コンデン
サ33で平滑され、抵抗34、35で分圧され、ツェナ
ーダイオード36に加えられる。交流入力電圧15が2
00V系なので、前記分圧された電圧は、ツェナーダイ
オード36のしきい値を越えて、ラッチ回路30のトラ
ンジスタ38、39からなるサイリスタはオン状態でラ
ッチする。
【0019】(2)遅延回路31におけるコンデンサ4
5の正極は、ダイオード43を通してトランジスタ3
8、39からなるサイリスタにて接地されているので、
コンデンサ45は充電されず、遅延回路31の遅延時間
は、200V系では全く関係がない。
【0020】(3)駆動回路26のトランジスタ46が
オフ状態なので、コンデンサ51が接地されずトリガー
ダイオード52が動作しない。このため、ホトカプラ5
3の発光部54を流れる電流が存在せず、電気的に絶縁
された受光部55のゲート駆動電流も出力しない。この
結果、スイッチ回路19のトライアック59には、ゲー
ト駆動電流が供給されず、ブリッジ整流モードのままで
動作する。もし、交流入力電圧の瞬時停電や瞬時低下に
より、ラッチ回路30のトランジスタ38、39が瞬間
的にオフしたとしても、遅延回路31のコンデンサ45
が充電する前にトランジスタ38、39がオンして、交
流入力電圧100V系の検出をせず、倍電圧整流モード
には切り替わらない。この結果として、交流入力電圧1
5が200Vであれば、倍電圧整流モードと同様、出力
端子13、14間の直流出力電圧は、約282Vとな
る。
【0021】図2は、交流入力電圧に対する直流出力電
圧の関係を示すグラフで、このグラフにより、交流入力
電圧が約50Vで制御回路22が動作を開始し、約15
0Vで倍電圧整流モードからブリッジ整流モードへ切り
替わることがわかる。
【0022】つぎに、図3は、本発明の他の実施例を示
すもので、制御回路22のラッチ回路30をSCR70
で構成した例を示している。すなわち、SCR70のタ
ーミナルT、Tを前記コンデンサ45に結合し、ま
た、ゲートとターミナルTとの間に抵抗71、コンデ
ンサ72からなるノイズフィルタと抵抗73とを挿入し
たものである。このような構成における動作は、図1の
場合とほとんど変わるところはない。
【0023】
【発明の効果】(1)従来回路は、フォトカプラの発光
ダイオードを駆動するため、抵抗を介して一定の直流電
流を駆動信号として供給する直流駆動方式であり、駆動
電力として大きな電力を必要とするが、その大半が抵抗
による熱損失となり、大きな電力損失を発生していた。
これに対し、本発明は、スイッチ回路19としてのゲー
ト素子59とホトカプラ53のホトトライアック54の
特性を有効に利用して、切換え信号をパルス駆動信号と
したので、ゲート駆動電力の低減による回路の小型化が
できるばかりか、ゲート駆動電力を大幅に低減でき、信
頼性の高い回路を提供できる。
【0024】すなわち、ゲート素子59として使用され
るトライアックは、一般的に保持電流という一度オンす
ると主電流が最低電流にならない限リオンを継続する特
性や、ラッチングカレントと呼ばれるゲート信号がなく
なっても主電流が最低電流にならない限りオンを継続す
る特性がある。また、トライアックのゲート駆動信号を
電気的に絶縁するため光素子が使用され、発光部54側
をパルス駆動するとホトダイオード53の特性から、略
連続点灯する特性がある。本発明は、これらの特性を有
効に利用して、トライアックを光素子でパルス駆動する
ことによってゲート素子59を確実に動作することが可
能であるばかりか、ゲート駆動電力を大幅に低減し、
つ電力損失を大幅に削減できる。ちなみに、従来の直流
駆動方式に比較し、本発明のパルス駆動方式では、駆動
損失が数分の一から数十分の一に減少した。
【0025】()100V系の交流電源を投入してか
ら一定時間後に、倍電圧整流モード切換え信号を出力す
るための遅延回路31を、制御回路22内に設けたの
で、200V系のブリッジ整流モードの場合、途中の立
上りの際の100Vの段階で倍電圧整流モードに切り替
わって誤動作することがない。
【0026】()200V系の交流電源の運転時に、
瞬間的な電圧降下があってもブリッジ整流モードを維持
するためのラッチ回路30を、制御回路22内に設けた
ので、200V系に戻ったときに倍電圧整流モードとな
ることはない。
【0027】()200V系のブリッジ整流モードを
検出する場合、従来は、交流入力電圧を半波整流して検
出していたが、トライアックは、一度オンするとそのサ
イクル内はオフできず、半波整流による検出の遅れとト
ライアックの特性から、1サイクル誤動作する。しか
し、本発明では、交流入力電圧を検出する制御回路22
の検出回路27は、全波整流器32と平滑化手段33を
具備し、スイッチ回路19の誤導通期間を可及的に少な
くしたので、半サイクルの改善ができ、電力制御回路の
破損を半分の確率にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の整流回路の切換え回路の一実施例を示
す電気回路図である。
【図2】交流入力電圧と直流出力電圧の特性グラフであ
る。
【図3】本発明の整流回路の切換え回路の他の実施例を
示す電気回路図である。
【図4】整流回路の切換え回路の原理図である。
【図5】従来の整流回路の切換え回路を示す電気回路図
である。
【符号の説明】
10…全波整流器、11…入力端子、12…入力端子、
13…出力端子、14…出力端子、15…交流入力電
圧、16…電力制御回路、17…コンデンサ、18…コ
ンデンサ、19…スイッチ回路、20…クローバ回路、
21…ヒューズ、22…制御回路、23…ツェナーダイ
オード、24…3端子サイリスタ、25…抵抗、26…
駆動回路、27…検出回路、28…ダイオード、30…
ラッチ回路、31…遅延回路、32…全波整流器、33
…コンデンサ(平滑化手段)、34…抵抗、35…抵
抗、36…ツェナーダイオード、37…抵抗、38…ト
ランジスタ、39…トランジスタ、40…ツェナーダイ
オード、41…抵抗、42…抵抗、43…ダイオード、
44…抵抗、45…コンデンサ、46…トランジスタ、
47…抵抗、48…抵抗、49…抵抗、50…抵抗、5
1…コンデンサ、52…トリガーダイオード、53…ホ
トカプラ、54…発光部、55…受光部、59…ゲート
素子(トライアック)、60…抵抗、61…抵抗、62
…抵抗、63…コンデンサ、64…抵抗、65…コンデ
ンサ、71…抵抗、72…コンデンサ、73…ゲート電
流抑制抵抗。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力電圧15を検出する制御回路2
    2は、交流入力電圧15を整流平滑化した電圧が100
    V系か200V系かを検出する検出回路27と、この検
    出信号でオン、オフするラッチ回路30と、このラッチ
    回路30のオフ時に作動する遅延回路31と、この遅延
    回路31の時定数後に駆動信号を出力する駆動回路26
    とを具備し、この制御回路22の切換え信号にて、10
    0V系のときの倍電圧整流モードと、200V系のとき
    のブリッジ整流モードとをスイッチ回路19のゲート素
    子59で切換えて直流出力電圧を一定とする整流回路に
    おいて、前記駆動回路26は、前記遅延回路31の時定
    数後にオンする開閉素子46と、この開閉素子46に接
    続され、商用周波数より十分短い時定数を有する抵抗4
    9とコンデンサ51とを直列接続した充電時定数回路
    と、前記コンデンサ51に並列接続されたトリガーダイ
    オード52とで、パルス駆動信号を出力する発振回路を
    構成し、この発振回路中に、前記トリガーダイオード5
    2と直列に、ホトカプラ53の発光部としてのホトダイ
    オード54と波形整形のための抵抗50とを挿入し、こ
    のホトカプラ53の受光部としてのホトトライアック5
    5を前記ゲート素子59に接続してなり、前記発振回路
    で得られた少なくとも商用半サイクルあたり30回程度
    のパルス駆動信号でホトカプラ53を駆動し、このホト
    カプラ53の出力で前記ゲート素子59を制御するよう
    にしたことを特徴とする整流回路の切換え回路。
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