JP5068289B2 - ゴルフボール - Google Patents
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Description
(190℃)は、1Pa・s以上が好ましく、2Pa・s以上がより好ましく、3Pa・s以上がさらに好ましく、10Pa・s以下が好ましく、9Pa・s以下がより好ましく、8Pa・s以下がさらに好ましい。前記(B)低溶融粘度アイオノマーの溶融粘度(190℃)を、1Pa・s以上とすることによって、(A)成分との相溶性が高くなり、得られるゴルフボールの耐久性が向上し、10Pa・s以下とすることによって、カバー用組成物の流動性の改善効果が大きくなるからである。
ASTM−D2240に規定するスプリング式硬度計ショアD型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて、コアまたはゴルフボールの表面部において測定したショアD硬度をコア表面硬度またはゴルフボールのカバー硬度とし、コアを半球状に切断し、切断面の中心において測定したショアD硬度をコア中心硬度とした。
コアまたはゴルフボールに初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの圧縮方向の変形量(圧縮方向にゴルフボールまたはコアが縮む量)を測定した。
溶融粘度は、流動特性評価装置(島津製作所製、フローテスターCFT−500D)を用いて、ペレット状の試料について、下記条件で測定した。
測定条件
DIE LENGTH:1mm
DIE DIA:1mm
荷重:294N
温度:190℃
ブルックフィールド型粘度計(東京計器社製、BL形粘度計)を用いて、190℃に加温された(B)低溶融粘度アイオノマー樹脂の溶融粘度を測定した。測定条件は、ローターNo.4を使用し、回転速度は6rpmとした。
カバー中の二価の中和金属成分量は、ICP発光分析装置(日立製作所製、「P−4010」)を用いて定量した。具体的には、カバーからサンプリングした試料100mgに6mlの濃硫酸を加え、マイクロウェーブ分解装置(マイクロストーン社製、ETHOS)を用いて抽出(酸分解)して得られた溶液に、水を添加して250mlにしたものを、ICP分析の測定試料とした。
得られた測定値から、下記式を用いてカバー用組成物の樹脂成分100g中の二価金属含有量を求めた。
MFRは、フローテスター(島津製作所社製、島津フローテスターCFT−100C)を用いて、JIS K7210に準じて測定した。なお、測定は、測定温度190℃、荷重2.16kgの条件で行った。
カバー用組成物を用いて、射出成形により、厚み約2mmのシートを作製し、23℃で2週間保存した。このシートを、測定基板などの影響が出ないように、3枚以上重ねた状態で、ASTM−D2240に規定するスプリング式硬度計ショアD型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて測定した。
カバー用組成物を用いて、熱プレス成形にて厚み約2mmのシートを作製し、23℃で2週間保存した。曲げ剛性率を、JIS K 7106に準じて測定した。測定は、温度23℃、湿度50%RHで行った。
カバー用組成物を用いて、熱プレス成形にて厚み約2mmのシートを作製し、当該シートから直径28mmの円形状に打抜いたものを6枚重ねることにより、厚さ約12mm、直径28mmの円柱状試験片を作製した。この試験片についてリュプケ式反発弾性試験(試験温湿度23℃、50RH%)を行った。なお、試験片の作製および試験方法は、JIS K6255に準じて行った。
ツルーテンパー社製スイングロボットにドライバー(1W)を取り付け、ヘッドスピード45m/sでゴルフボールを100回繰返し打撃し、塗膜の剥離程度を観察し、下記基
準に基づいて評価した。
◎:塗膜に剥離がなかった。
○:塗膜に1mm2未満の剥離が発生した。
△:塗膜に1〜4mm2未満の剥離が発生した。
×:塗膜に4mm2以上の剥離が発生した。
各ゴルフボールに198.4gの金属製円筒物を40m/秒の速度で衝突させ、衝突前後の上記円筒物およびゴルフボールの速度を測定し、それぞれの速度および重量から各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴルフボールについて12個ずつ行って、その平均値を各ゴルフボールの反発係数とした。なお、反発係数は、ゴルフボールNo.10の反発係数を100.0として、指数化した値で示した。
ゴルフラボラトリー社製のスイングロボットM/Cにメタルヘッド製#W1ドライバーを取り付け、各ゴルフボールをヘッドスピード45m/秒で打撃して衝突板に衝突させた。これを繰り返して、ゴルフボールが壊れるまでの打撃回数を測定した。各ゴルフボールの耐久性は、ゴルフボールNo.6の打撃回数を100として、各ゴルフボールについての打撃回数を指数化した値で示した。指数化された値が大きいほど、ゴルフボールが耐久性に優れていることを示す。
各ゴルフボールを10個ずつ、−10℃の温度で1日間保管した後、速やかにエアガンを用いて金属板に45m/秒の速度で衝突させて、ゴルフボールが壊れるまでの繰返し回数を測定し、10個の平均値を算出した。なお、評価結果は実際の衝突回数で示し、50回衝突させてもゴルフボールが壊れなかったものについては「割れなし」と表記した。
(1)コアの作製
表1に示す配合のコア用ゴム組成物を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で170℃、15分間加熱プレスすることにより直径41.2mmの球状のコアを得た。なお、硫酸バリウムは、得られるゴルフボールの質量が、45.4gとなるように適量加えた。
アクリル酸亜鉛:日本蒸溜工業社製、「ZNDA−90S」
酸化亜鉛:東邦亜鉛社製、「銀嶺(登録商標)R」
ジフェニルジスルフィド:住友精化社製
ジクミルパーオキサイド:日油社製、「パークミル(登録商標)D」
硫酸バリウム:堺化学社製、「硫酸バリウムBD」
表2に示した配合材料をサイドフィーダー付き二軸混練型押出機を使用し、メインフィーダーから(a−2)樹脂および(M)金属イオン源を投入して、これらを混合し(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂を調製しながら、サイドフィーダーから(B)低溶融粘度アイオノマー樹脂を加え、これらを混合することによりペレット状のカバー用組成物を調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は、押出機のダイの位置で150〜230℃に加熱された。
続いて、前記球状コア上にカバー用組成物を射出成型することによりカバーを形成して、ゴルフボールを作製した。成形用上下金型は、半球状キャビティを有し、ピンプル付きで、ピンプルの一部が進退可能なホールドピンを兼ねている。上記ホールドピンを突き出し、コアを投入後ホールドさせ、80トンの圧力で型締めした金型に210℃に加熱した樹脂を0.3秒で注入し、30秒間冷却して型開きしてゴルフボールを取り出した。得られたゴルフボール本体の表面をサンドブラスト処理して、マーキングを施した後、クリアーペイントを塗布し、40℃のオーブンで塗料を乾燥させ、厚み10μmのペイント層を形成し、直径42.8mm、質量45.4gのゴルフボールを得た。クリアーペイントとしては、以下のものを用いた。ゴルフボール特性について評価した結果を併せて表2に示した。
(1)主剤:ウレタンポリオール
60質量部のPTMG250(BASF社製:ポリオキシテトラメチレングリコール、分子量250)と54質量部の550U(住化バイエルウレタン製:分子量550の分岐ポリオール)とを溶剤120質量部(トルエン及びメチルエチルケトン)に溶解し、これ
にジブチル錫ジラウリレートを主剤全体に対して0.1質量%となるように添加した。このポリオールを80℃に保持しながら、66質量部のイソホロンジイソシアネートを滴下して、ウレタンポリオール(固形分60質量%、水酸基価75mgKOH/g、重量平均分子量7808)を調製した。
(2)硬化剤:イソホロンジイソシアネート(住化バイエルウレタン)
(3)配合比:硬化剤のNCO/主剤のOH=1.2(モル比)
水酸化マグネシウム:米山薬品工業社製
酸化亜鉛:米山薬品工業社製
Aclyn201:ハネウェル社製、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸の二元共重合体のカルシウム中和物(ブルックフィールド型粘度計による溶融粘度(190℃):5.5Pa・s、メルトフローレイト(190℃×2.16kg):185g/10min)
Aclyn295:ハネウェル社製、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸の二元共重合体の亜鉛中和物(ブルックフィールド型粘度計による溶融粘度(190℃):4.5Pa・s、メルトフローレイト(190℃×2.16kg):1200g/10min)
ニュクレル1050H:三井・デュポンポリケミカル社製、エチレン・メタクリル酸共重合体(フローテスターによる溶融粘度(190℃):6Pa・s、メルトフローレイト(190℃×2.16kg):500g/10min)
ベヘニン酸:日油社製、「NAA−222S粉末」
Claims (14)
- コアと、前記コアを被覆するカバーとを有するゴルフボールであって、
前記カバーは、樹脂成分として、
(A)エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、または、これらの混合物からなるものであって、少なくとも2種以上の金属イオンで中和され、フローテスターによる溶融粘度(190℃)が500Pa・s〜100000Pa・sである高溶融粘度アイオノマー樹脂と、
(B)エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、または、これらの混合物であって、ブルックフィールド型粘度計による溶融粘度(190℃)が1Pa・s〜10Pa・sかつメルトフローレイト(190℃×2.16kg)が100g/10min〜2000g/10minである低溶融粘度アイオノマー樹脂とを、
(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂/(B)低溶融粘度アイオノマー樹脂=55質量%〜99質量%/45質量%〜1質量%の割合で含有するカバー用組成物から形成されていることを特徴とするゴルフボール。 - 前記(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂は、ナトリウムイオンおよび/またはリチウムイオンからなる一価金属イオン(M1)と亜鉛イオンおよび/またはマグネシウムイオンからなる二価金属イオン(M2)との含有量比(モル比)(M1/M2)が、0.1〜60である請求項1に記載のゴルフボール。
- 前記(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂は、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を2種以上の金属イオンで中和したもの、または、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を2種以上の金属イオンで中和したもの、またはこれらの混合物からなるものである請求項1または2に記載のゴルフボール。
- 前記(B)低溶融粘度アイオノマー樹脂は、そのカルボキシル基の少なくとも一部を、Na,Ca,Mg,および、Znよりなる群から選択される一種の金属イオンで中和したものである請求項1〜3のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記カバー用組成物の樹脂成分100g中の二価金属イオン量が0.015mol以上である請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記カバー用組成物が、さらに(C)フローテスターによる溶融粘度(190℃)が5Pa・s〜3000Pa・sである非イオン性熱可塑性樹脂を含有するものである請求項1〜5のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記(C)非イオン性熱可塑性樹脂が、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体である請求項6に記載のゴルフボール。
- 前記カバー用組成物のメルトフローレイト(190℃×2.16kg)が、10g/10min〜100g/10minである請求項1〜7のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記カバーの厚みが、0.1mm〜3mmである請求項1〜8のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- コアと、前記コアを被覆するカバーとを有するゴルフボールの製造方法であって、
樹脂成分として、(A)エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、または、これらの混合物からなるものであって、少なくとも2種以上の金属イオンで中和され、フローテスターによる溶融粘度(190℃)が500Pa・s〜100000Pa・sである高溶融粘度アイオノマー樹脂と、
(B)エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、または、これらの混合物であって、ブルックフィールド型粘度計による溶融粘度(190℃)が1Pa・s〜10Pa・sかつメルトフローレイト(190℃×2.16kg)が100g/10min〜2000g/10minである低溶融粘度アイオノマー樹脂とを、
(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂/(B)低溶融粘度アイオノマー樹脂=55質量%〜99質量%/45質量%〜1質量%の割合で混合してカバー用組成物を調製する工程;および、
得られたカバー用組成物を用いてカバーを形成する工程;を有することを特徴とするゴルフボールの製造方法。 - (a−1)エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体、または、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体からなる樹脂と、
2種以上の金属イオン種を有する(M)金属イオン源とを混合して、
前記(a−1)樹脂中の未中和のカルボキシル基を中和することにより、少なくとも2種以上の金属イオンで中和された(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂を調製する工程を有する請求項10に記載のゴルフボールの製造方法。 - (a−2)エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を1種の金属イオンで中和したもの、または、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を1種の金属イオンで中和したものからなるアイオノマー樹脂と、
前記(a−2)アイオノマー樹脂と異なる金属イオン種を有する(M)金属イオン源とを混合して、
前記(a−2)樹脂中の未中和のカルボキシル基を中和することにより、少なくとも2種以上の金属イオンで中和された(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂を調製する工程を有する請求項10に記載のゴルフボールの製造方法。 - (a−2)エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を1種の金属イオンで中和したもの、または、エチレンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を1種の金属イオンで中和したものからなるアイオノマー樹脂の中から、異なる金属イオン種で中和されたアイオノマー樹脂を、2種以上混合して、
少なくとも2種以上の金属イオンで中和された(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂を調製する工程を有する請求項10に記載のゴルフボールの製造方法。 - (A)高溶融粘度アイオノマー樹脂を調製する工程に続けて、少なくとも2種以上の金属イオンで中和された(A)高溶融粘度アイオノマー樹脂の溶融物に、(B)低溶融粘度アイオノマー樹脂を溶融混合してカバー用組成物を調製する請求項11〜13のいずれか一項に記載のゴルフボールの製造方法。
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