JP5068032B2 - ポリ乳酸系組成物および成形品 - Google Patents

ポリ乳酸系組成物および成形品 Download PDF

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Description

本発明は、生分解性であり且つ耐熱性に優れるポリ乳酸組成物およびそれから得られる射出成形、プレス成形品などの成形品に関する。
生分解性樹脂としてポリ乳酸が知られており、その強度を改良するためガラス繊維などの充填剤を配合することは既に知られている(特許文献1、2および3)。
また、ポリ乳酸の融点は170℃付近にあり、その耐熱性をさらに向上させるためポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸をブレンドしてステレオコンプレックスを形成させる方法が提案されているが、ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸を溶融混練するだけではポリ乳酸の耐熱性を改良できる程度までにステレオコンプレックスの割合を多くすることはできない。
特開2004−175831号公報(請求項1) 特開2004−269765号公報(請求項1) 特開2005−200517号公報(請求項1)
本発明は、ガラス繊維等の無機フィラーが配合されたポリ乳酸系の成形品の耐熱性を改良することを目的とする。
本発明は、ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸を含み、且つ、DSC測定において250℃で10分経過した後の降温(cooling)時(10℃/分)のピークが30mJ/mg以上であるポリ乳酸系成分(A)及び無機フィラー(B)を含有することを特徴とするポリ乳酸系組成物に関する。
また本発明は、ポリ乳酸系成分(A)が、DSCの第2回昇温(2nd-heating)時の測定(250℃で10分経た後に10℃/分で降温を行い、0℃から再度10℃/分で昇温)においてTm=150〜180℃のピーク(ピーク1)とTm=200〜240℃のピーク(ピーク2)のピーク比(ピーク1/ピーク2)が0.5以下であることを特徴とする組成物に関する。
さらに本発明は、ポリ乳酸系成分(A)が、DSCの第2回昇温(2nd-heating)時の測定(250℃で10分経た後に10℃/分で降温を行い、0℃から再度10℃/分で昇温)においてTm=200〜240℃のピーク(ピーク2)が35mJ/mg以上であることを特徴とするポリ乳酸系組成物に関する。
さらに本発明は、このポリ乳酸系成分(A)が、ポリ−L−乳酸75〜25質量部及びポリ−D−乳酸25〜75質量部(ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸の合計で100質量部)から調製されてなるポリ乳酸系組成物に関する。
さらに本発明は、このポリ乳酸系成分(A)が、重量平均分子量が10,000〜300,000であるポリ乳酸系組成物に関する。
さらに本発明は、このポリ乳酸系組成物から射出成形または押出成形により得られる成形品に関する。
本発明のポリ乳酸系組成物は、生分解性であると共に耐熱性に優れており、従来ポリ乳酸ではなしえなかったエンプラ用途等、より広い用途に使用することができる。
本発明に用いられるポリ乳酸系成分(A)について以下に説明する。
ポリ乳酸系成分(A)は、一般にポリ−L−乳酸75〜25質量部及びポリ−D−乳酸25〜75質量部(ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸の合計で100質量部)から調製される。また、ポリ乳酸系成分(A)の重量平均分子量は10,000〜300,000であることが望ましい。
<ポリ−L−乳酸>
本発明に使用されるポリ乳酸系成分(A)の1成分であるポリ−L−乳酸(PLLA)は、L−乳酸を主たる構成成分、好ましくは95モル%以上を含む重合体である。L−乳酸の含有量が95モル%未満の重合体は、後述のポリ−D−乳酸(PDLA)と溶融混練して得られるポリ乳酸系成分の耐熱性が劣る虞がある。
PLLAの分子量は後述のポリ−D−乳酸と混合したポリ乳酸系成分(A)が射出成形、押出成形などで得られる成形品として形成性を有するかぎり、特に限定はされない。
通常は、重量平均分子量(Mw)が6千〜100万である。本発明では、平均分子量が6千〜50万のポリ−L乳酸が好適である。なお、フィルム分野では、重量平均分子量が6万未満のものは得られる延伸フィルムの強度が劣る虞がある。一方、100万を越えるものは溶融粘度が大きく成形加工性が劣る虞がある。
<ポリ−D−乳酸>
本発明に用いられるポリ乳酸系成分(A)の1成分であるポリ−D−乳酸(PDLA)は、D−乳酸を主たる構成成分、好ましくは95モル%以上を含む重合体である。D−乳酸の含有量が95モル%未満の重合体は、前述のポリ−L−乳酸と溶融混練して得られるポリ乳酸系組成物かなる成形品の耐熱性が劣る虞がある。
PDLAの分子量は前述のPLLAと混合したポリ乳酸系組成物がフィルムなどの層として形成性を有する限り、特に限定はされないが、通常、重量平均分子量(Mw)は6千〜100万の範囲にある。本発明では、重量平均分子量が6千〜50万のポリ−D乳酸が好適である。重量平均分子量が6万未満のものは得られる組成物の強度が劣る虞がある。一方、100万を越えるものは溶融粘度が大きく成形性が劣る虞がある。
本発明においてPLLA及びPDLAには、本発明の目的を損なわない範囲で、少量の他の共重合成分、例えば、多価カルボン酸若しくはそのエステル、多価アルコール、ヒドロキシカルボン酸、ラクトン類等を共重合させておいてもよい。
多価カルボン酸としては、具体的には、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、スベリン酸、デカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、セバシン酸、ジグリコール酸、ケトピメリン酸、マロン酸及びメチルマロン酸等の脂肪族ジカルボン酸並びにテレフタル酸、イソフタル酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸等が挙げられる。
多価カルボン酸エステルとしては、具体的には、例えば、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、グルタル酸ジメチル、グルタル酸ジエチル、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、ピメリン酸ジメチル、アゼライン酸ジメチル、スベリン酸ジメチル、スベリン酸ジエチル、セバシン酸ジメチル、セバシン酸ジエチル、デカンジカルボン酸ジメチル、ドデカンジカルボン酸ジメチル、ジグリコール酸ジメチル、ケトピメリン酸ジメチル、マロン酸ジメチル及びメチルマロン酸ジメチル等の脂肪族ジカルボン酸ジエステル並びにテレフタル酸ジメチル及びイソフタル酸ジメチル等の芳香族ジカルボン酸ジエステルが挙げられる。
多価アルコールとしては、具体的には、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタメチレングリコール、へキサメチレングリコール、オクタメチレングリコール、デカメチレングリコール、ドデカメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコール及び分子量1000以下のポリエチレングリコール等が挙げられる。
ヒドロキシカルボン酸としては、具体的には、例えば、グリコール酸、2−メチル乳酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシ−2−メチル酪酸、2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸、ヒドロキシピバリン酸、ヒドロキシイソカプロン酸及びヒドロキシカプロン酸等が挙げられる。
ラクトン類としては、具体的には、例えば、β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、γ−ブチロラクトン、β又はγ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、δ−カプロラクトン、ε−カプロラクトン、4−メチルカプロラクトン、3,5,5−トリメチルカプロラクトン、3,3,5−トリメチルカプロラクトン等の各種メチル化カプロラクトン;β−メチル−δ−バレロラクトン、エナントラクトン、ラウロラクトン等のヒドロキシカルボン酸の環状1量体エステル;グリコリド、L−ラクチド、D−ラクチド等の上記ヒドロキシカルボン酸の環状2量体エステル等が挙げられる。
また、本発明に係わるPLLA及びPDLAには、それぞれD−乳酸若しくはL−乳酸を前記範囲以下であれば少量含まれていてもよい。
<ポリ乳酸系成分(A)>
本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)は、ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸を含み、且つ、DSC測定において250℃で10分経過後の降温(cooling)時(10℃/分)のピークが30mJ/mg以上、好ましくは45mJ/mg以上、特に好ましくは50mJ/mg以上であることを特徴とする。
さらに、本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)は、そのDSCの第2回昇温(2nd-heating)時の測定(250℃で10分経た後に10℃/分で降温を行い、0℃から再度10℃/分で昇温)においてTm=150〜180℃のピーク(ピーク1)とTm=200〜240℃のピーク(ピーク2)のピーク比(ピーク1/ピーク2)が0.5以下、好ましくは0.3以下、特に好ましくは0.2以下であるという熱特性を有することが望ましい。これは、このポリ乳酸系成分(A)がステレオコンプレックス晶を選択的に形成しているためと考えられる。
ピーク比(ピーク1/ピーク2)が0.5より大きいと、結晶化後にPLLA、PDLA単体結晶の形成量が大きく、上記混練が十分でない虞がある。
またピーク比(ピーク1/ピーク2)が0.5より大きい成分(A)は結晶化後のα晶(PLLAあるいはPDLAの単独結晶)の形成量が大きいため、耐熱性に劣る虞がある。
また、本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)は、DSCの第2回昇温(2nd-heating)時の測定(250℃で10分経た後に10℃/分で降温を行い、0℃から再度10℃/分で昇温)においてTm=200〜240℃のピーク(ピーク2)が35mJ/mg以上であることを特徴とするポリ乳酸系成分(A)である。
このようなポリ乳酸系成分(A)は、好ましくは前記PLLAを25〜75質量部、より好ましくは35〜65質量部、特に好ましくは45〜55質量部、その中でも好ましくは47〜53質量部及びPDLAを好ましくは75〜25質量部、より好ましくは65〜35質量部、特に好ましくは55〜45質量部、その中でも好ましくは53〜47質量部(PLLA+PDLA=100質量部)から構成されている、即ち調製されていることが好ましい。
これらのポリ乳酸系成分(A)は、ポリ−L−乳酸およびポリ−D−乳酸の重量平均分子量が、いずれも6,000〜500,000の範囲内であり、かつ、ポリ−L−乳酸またはポリ−D−乳酸のいずれか一方の重量平均分子量が30,000〜500,000であるポリ−L−乳酸及びポリ−D−乳酸から混練により調製することが望ましい。
また、ポリ乳酸系成分(A)は、例えば、これらPLLAとPDLAを、230〜260℃で二軸押出機、二軸混練機、バンバリーミキサー、プラストミルなどで溶融混練することにより得ることができる。
PLLAの量が75〜25質量部、特に65〜35質量部、その中でも特に55質量部を超える場合、及び45質量部未満の場合は上述の方法で混練しても、得られるポリ乳酸系成分(A)の耐熱性が十分でない場合がある。得られるポリ乳酸系成分(A)がα晶の結晶体を多量に含み、耐熱性が不十分となる虞がある。
本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)が耐熱性に優れるのは、当該層がステレオコンプレックス構造を形成しており、テレオコンプレックス構造はPLLAとPDLAの等量から構成されるためであると考えられる。
本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)を得るために、PLLAとPDLAを溶融混練するときの温度は、好ましくは230〜260℃であり、より好ましくは235〜255℃である。溶融混練する温度が230℃より低いとステレオコンプレックス構造物が未溶融で存在する虞があり、260℃より高いとポリ乳酸が分解する虞がある。
また、本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)を調製する際に、PLLAとPDLAを十分に溶融混練することが望ましい。
本発明に用いられるポリ乳酸系成分(A)は、ステレオコンプレックスの結晶化が早く、かつステレオコンプレックス結晶化可能領域も大きいので、PLLAあるいはPDLAの単独結晶(α晶)が生成し難いと考えられる。
前述のように、本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)は、DSCによる250℃で10分経過後の降温(cooling)時での測定(10℃/分)において結晶化によるピークが、30mJ/mg以上、好ましくは45mJ/mg以上、特に好ましくは50mJ/mg以上であり、ポリ乳酸系成分(A)の結晶化が速やかに起こる。
また結晶化によるピークが30mJ/mgより小さいと結晶化速度が小さく、上記混練が十分でない虞がある。
DSCの250℃で10分経過後の降温(cooling)時での測定(10℃/分)において結晶化によるピークが30mJ/mgより小さい、さらには45mJ/mgより小さいポリ乳酸系成分(A)は結晶化速度が小さく、層の結晶化後の結晶体の形成量が小さいため、耐熱性に劣る虞がある。
本発明に用いられるポリ乳酸系成分(A)の重量平均分子量は特に限定されるものではない。しかしながら、本発明に係わるポリ乳酸系成分(A)は、重量平均分子量が10,000〜300,000の範囲にあることが好ましく、さらには重量平均分子量が100,000〜150,000の範囲にあることが望ましい。重量平均分子量が、上記範囲を高分子側に外れるとステレオコンプレックス化が十分でなく耐熱性が得られない虞があり、また低分子側に外れると得られるポリ乳酸系成分(A)の強度が十分でない虞がある。
次に、本発明に用いられる無機フィラー(B)について以下に説明する。
〈無機フィラー(B)〉
本発明に用いられる無機フィラー(B)は、従来からポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性に配合されている公知の無機フィラーを使用することができる。具体的には、タルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、酸化チタン、中空ガラスバルーン、ガラスビーズ、ガラスフレーク、カーボンブラック、水酸化マグネシウム等の粒状フィラー;チタン酸カリウム、モスハイジ等のウィスカー状フィラー;モンモリロナイト、マイカ等の板状フィラー;ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等の繊維状フィラーなどがあげられる。その他にもクレー、ケイソウ土、ワラストナイト、ハイドロタルサイト、酸化マグネシウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、多孔質シリカ、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二硫化モリブデン、グラファイト、シラスバルーンおよびガラスバルーンなどがあげられる。好ましくは、ガラス繊維、炭素繊維、マイカ、タルクおよび炭酸カルシウムである。これらは、1種単独または2種以上の組み合わせで用いることもできる。
これら無機フィラー(B)の粒径、粒度分布などは、用途により適宜決定することができる。
例えば、粉末状や鱗片状の場合、平均粒子径は0.01〜200μm程度が通常であり、1〜50μmが好ましい。また、これら無機フィラーは、微粒子の場合は粒度分布がそろっていることが望ましく、均一に分散性させやすい。
さらに、これら無機フィラー(B)の表面は予めシラン化合物などのカップリング剤、エポキシ樹脂などの結束剤、前記したポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸、さらにはステレオコンプレックスを含むポリ乳酸などで表面処理されたものが、均質混合性、密着性、衝撃性にも優れたポリ乳酸系成分(A)となる。
カップリング剤は、特に限定されないがアミノ基を有するものが好適であり、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−N’−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシランのようなアミノシランが好適である。
集束剤は、特に限定されないがエポキシ樹脂が好適である。エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノ一ルAD型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂等が例示される。これらカップリング剤、集束剤の割合はガラス繊維に対して固形分として通常0.1〜2質量%程度である。
これら無機フィラー(B)の含有量としては、ポリ乳酸系樹脂成分(A)とこれら無機フィラー(B)の合計を100質量%として、無機フィラー(B)が5〜60質量%であることが好ましく、5〜30質量%であることがより好ましく、8〜20質量%であることが特に好ましい。
これら無機フィラー(B)の含有量が5.0質量%以下であると、機械的強度の改善効果が十分とはいえず、50.0質量%を超えると、成形性が制限される場合がある。
本発明では、これらの無機フィラーとして、特にガラス繊維、中でもガラス短繊維が好適である。
このようなガラス繊維は、単繊維の平均径が5〜30μm程度が通常である。また、ガラス短繊維が用いられる場合は、その長さは混練する押出し機等により適宜選択することができ、一般的には1.5〜6mm程度である。
これらガラス繊維は、上記したようにその表面がカップリング剤、結束剤、ポリ乳酸等で表面処理されたものが好適である。
本発明では、無機フィラー(B)として、ガラス短繊維と共に中空ガラスバルーンまたはタルクを併用することも行われる。併用する場合の中空ガラスバルーンまたはタルクの配合割合は、ポリ乳酸系成分成分(A)および無機フィラー(B)の合計を100質量%に対して、ガラス短繊維が5〜30質量%とし、中空ガラスバルーンまたはタルク5〜25質量%、中でも7.5〜20質量%とすることが好適である。
〈組成物〉
本発明の組成物は、ポリ乳酸系成分(A)と望ましくは上記した処理が施された無機フィラー(B)を混合した後、混練して、好ましくはこれを線状に押出しペレット化して用いることが効率上好適である。溶融混練の温度は、230〜250℃が通常である。
本発明の組成物は、任意の形状に成形される。例えば、ストランド状、シート状、平板状、ペレット状等がある。なかでも、射出成形に利用するため、その径1.5〜4.5mm程度で長さが2〜50mm程度のペレットの形態が取り扱い上好適である。
なお、本発明の組成物には、本発明の目的に反しない限り、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの安定剤、臭素系難燃剤、燐系難燃剤、メラミン化合物など難燃剤、結晶核剤、帯電防止剤、滑剤、可塑剤、離形剤、染料、顔料などの着色剤、有機カルボン酸金属塩など核剤、可塑剤、エポキシ化合物やオキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物などの末端封鎖剤、その他樹脂などが添加されることがある。
本発明の組成物は、種々の成形品に利用することができる。すなわち、一軸押出機、ニ軸押出機等の押出機を用いる押出成形、中空成形、射出成形、シート成形、熱成形、回転成形、積層成形等により種々の成形品を成形することができる。
これらの成形品は、成形後に熱処理することが望ましい。熱処理の温度はポリ−L−乳酸のα晶の結晶融解温度以上とすることが望ましく、通常は160〜220℃程度である。この熱処理により、成形品の耐熱性がより向上し、熱たわみ試験(HDT:低荷重)の温度が190℃以上の成形品を得ることができる。
〈実施例〉
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの実施例に制約されるものではない。
実施例及び比較例で使用したポリ乳酸は次の通りである。
(イ)ポリ−L−乳酸(PLLA―1):
D体量:1.9% Mw:183000(222000)(g/モル)、Tm:162.9℃及びTg:58.1℃。
(ロ)ポリ−D−乳酸(PURAC社製:PDLA―1):
D体量:100.0% Mw:323000(404000)(g/モル)、Tm:178.4℃及びTg:59.2℃

またガラス繊維は次の通りである。
(イ)NSG ヴェトロテックス社製 ガラスファイバー RES 03(繊維状)(GF1)
繊維径::10μm 繊維長:3mm
(ロ)日本板硝子製 ガラスフレーク REF-500A (鱗片状)(GF2)
フレーク厚み:平均5μm フレーク径:平均4mm
(ハ)日東紡績製 ガラスファイバー CSF3PE-941(繊維状)(GF3)
繊維径:5〜10μm 繊維長:3mm

本発明における測定方法は以下のとおりである。
(1−1)重量平均分子量(Mw)
下記の測定は一般的な高分子の分子量測定方法であり、この測定結果はカッコ書きで示した。
試料20mgに、GPC溶離液10mlを加え、一晩静置後、手で緩やかに攪拌した。この溶液を、両親媒性0.45μm―PTFEフィルター(ADVANTEC DISMIC―25HP045AN)でろ過し、GPC試料溶液とした。
測定装置 Shodex GPC SYSTEM−21
解析装置 データ解析プログラム:SIC480データステーションII
検出器 示差屈折検出器(RI)
カラム Shodex GPC K−G + K−806L + K−806L
カラム温度 40℃
溶離液 クロロホルム
流 速 1.0ml/分
注入量 200μL
分子量校正 単分散ポリスチレン
(1−2)重量平均分子量(Mw)
下記の測定は特にポリ乳酸ステレオコンプレックス構造物の測定に適しており、この測定結果はカッコ書きなしで示した。
試料20mgを移動相に溶解し(濃度0.5%)、0.45μmの親水性PTFEフィルター(Millex−LH;日本ミリポア)でろ過し、GPC試料溶液とした。
カラム:PL HFIPgel(300×7.5mm) 2本(Polymer laboratories)
カラム温度:40℃
移動相:HFIP+5mM TFANa
流量:1.0ml/分
検出:RI
注入量:50μL
測定装置:510高圧ポンプ、U6K注水装置、410示差屈折計(日本ウオーターズ)
分子量校正:単分散PMMA(Easi Cal PM−1;Polymer laboratories)
(2)DSC測定
示差走査熱量計(DSC)としてティー・エイ・インスツルメント社製 Q100を用い、試料約5mgを精秤し、JIS K 7121に準拠し、窒素ガス流入量:50ml/分の条件下で、0℃から加熱速度:10℃/分で250℃まで昇温して試料を一旦融解させた後、250℃に10分間維持し、冷却速度:10℃/分で0℃まで降温して結晶化させた後、再度、加熱速度:10℃/分で250℃まで昇温して熱融解曲線を得、得られた熱融解曲線から、試料の融点(Tm)及び融点の第2回昇温(2nd-heating)時のピーク高さ、ガラス転位点(Tg)、降温時での結晶化温度(Tc)及び熱量(Hc)を求めた。
なお、ピーク高さは、65℃〜75℃付近のベースラインと240℃〜250℃付近のベースラインを結ぶことにより得られるベースラインからの高さで求めた。
(3)曲げ剛性
プレスシートから試験片(長さ:60mm、幅:15mm)を採取して、測定を行った。
装置 :オルゼン剛性試験機 6−U型
(東洋精機製作所社製)
試験片形状 :60mm×15mm×1mmt
試験法 :JIS K 7106に準ずる
支点間距離 :15mm
試験環境 :23℃、50%
試験数 :n=5

(4)耐熱性
プレスシートから試験片(長さ:120mm、幅:15mm)を採取して、3枚重ねて端をセロハンテープで留めて測定を行った。
装置 :全自動HDT試験機 148−HDA6型
(安田精機製作所社製)
試験片形状 :120mm×15mm×3mmt(1mmtを3枚重ね)
試験法 :JIS K 7191に準ずる
試験片の方向:エッジワイズ
試験荷重 :低荷重(0.45MPa)
高荷重(1.81MPa)
試験数 :n=2
実施例1
<ポリ乳酸系組成物の製造>
PLLA―1:PDLA―1:を50:50(質量%)の比で81g計量し、東洋精機製ラボプラストミルCモデル(2軸混練機)を用いて250℃、60rpmの条件下で15分間溶融混練したところで、GF1を9g(全体に対して10%相当)追加し更に5分間(合計20分間)同条件で混練し、ポリ乳酸系成分(成分―1)を得た。
<プレスシートの製造>
成分―1を厚さ:50μmのポリイミドフィルム(宇部興産製 商品名:ユーピレックスー50S)で挟んだ後、厚さ:1.0mm及び240mm×240mmのステンレス製矩形の金枠に入れ、プレス温度:240℃、時間:8分(圧力0.6kgf)、ガス抜き:10回、プレス時間:4分(圧力30kgf)、冷却:5分(圧力30kgf)の条件でプレス成形し、プレスシート(プレスシート−1)を得た。
<試験片の製造>
プレスシート−1より15mm×120mm×1mmtを40本の短冊を切り出した。
更に短冊をに熱処理として、10本ずつに(i)オーブン内で130℃×10分、(ii)オーブン内で200℃×30分、(iii)プレスで200℃×3分、(vi)プレスで200℃×7分の熱処理を行った。
結果を表1に示す。
実施例2
実施例1のPLLA―1:PDLA―1:を50:50(質量%)の比で72g計量し、GF1を18g(全体に対して20%相当)とした以外は、実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。

実施例3
実施例1のPLLA―1:PDLA―1:を50:50(質量%)の比で63g計量し、GF1を27g(全体に対して30%相当)とした以外は、実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。

実施例4
実施例1のPLLA―1:PDLA―1:を50:50(質量%)の比で54g計量し、GF1を36g(全体に対して40%相当)とした以外は、実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。

実施例5
実施例1のPLLA―1:PDLA―1:を50:50(質量%)の比で45g計量し、GF1を45g(全体に対して50%相当)とした以外は、実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。

実施例6
実施例3のGF1をGF2とした以外は、実施例3と同様に行った。
結果を表1に示す。

実施例7
実施例3のGF1をGF3とした以外は、実施例3と同様に行った。
結果を表1に示す。

比較例1
実施例1のPLLA―1:PDLA―1:を50:50(質量%)の比で90g計量し、GF1を入れないとした以外は、実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。

比較例2
PLLA―1を63g計量し、東洋精機製ラボプラストミルCモデル(2軸混練機)を用いて200℃、120rpmの条件下で3分間溶融混練したところで、GF1を27g(全体に対して30%相当)追加し更に3分間(合計6分間)同条件で混練し、ポリ乳酸系成分(成分―2)を得た。
<プレスシートの製造>
成分―2を厚さ:50μmのポリイミドフィルム(宇部興産製 商品名:ユーピレックスー50S)で挟んだ後、厚さ:1.0mm及び240mm×240mmのステンレス製矩形の金枠に入れ、プレス温度:200℃、時間:8分(圧力0.6kgf)、ガス抜き:10回、プレス時間:4分(圧力30kgf)、冷却:5分(圧力30kgf)の条件でプレス成形し、プレスシート(プレスシート−2)を得た。
<試験片の製造>
プレスシート−2より15mm×120mm×1mmtを40本の短冊を切り出した。
更に短冊をに熱処理として、10本ずつに(i)オーブン内で130℃×10分、(ii)オーブン内で200℃×30分、(iii)プレスで200℃×3分、(vi)プレスで200℃×7分の熱処理を行った。
結果を表1に示す。

比較例3
比較例2のGF1をGF2とした以外は、比較例2と同様に行った。
結果を表1に示す。

比較例4
比較例2のGF1をGF3とした以外は、比較例2と同様に行った。
結果を表1に示す。
図1、図2に実施例1に用いられるポリ乳酸系成分(成分−1)(すなわち、比較例―1のポリ乳酸系成分に相当する)の第1回昇温のDSC測定のチャートを、第1回降温のDSC測定のチャートを示す。図から明らかなように、実施例1〜7のポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸の混練体は、DSC測定において250℃で10分経過した後の降温(cooling)時(10℃/分)のピークが30mJ/mg以上であり、図3のDSCの第2回昇温(2nd-heating)時の測定(250℃で10分経た後に10℃/分で降温を行い、0℃から再度10℃/分で昇温)においてTm=150〜180℃のピーク(ピーク1)とTm=200〜240℃のピーク(ピーク2)のピーク比(ピーク1/ピーク2)が0.5以下である。このようなポリ乳酸系成分にガラスファーバーを混練した実施例1〜7はいずれも、HDT(低荷重)が200℃とガラスファイバーを混練しない比較例1に比べて熱たわみ温度が格段に高いものである。一方、ポリ乳酸としてポリ−L−乳酸単体しか含まない比較例2〜4は(i)オーブン内で130℃×10分の熱処理でも耐熱温度は160℃程度と不十分であり、更に(ii)オーブン内で200℃×30分、(iii)プレスで200℃×3分、(vi)プレスで200℃×7分の熱処理を行っても溶融して測定不可であった。
本発明の組成物は、生分解性でありかつ耐熱性が改良されており、種々の成形品に利用することができる。
実施例1に用いたポリ乳酸系成分の第1回昇温のDSC測定のチャートを示す図である。 実施例1に用いたポリ乳酸系成分の第1回降温のDSC測定のチャートを示す図である。 実施例1に用いたポリ乳酸系成分の第2回昇温のDSC測定のチャートを示す図である。

Claims (7)

  1. 25〜75重量部のポリ−L−乳酸と75〜25重量部のポリ−D−乳酸とを含み(ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸の合計が100重量部)、該ポリ−L−乳酸と該ポリ−D−乳酸とを230℃〜260℃の条件下で溶融混練することによって得られ、かつ、DSC測定において250℃で10分経過した後の降温(cooling)時(10℃/分)のピークが30mJ/mg以上であるポリ乳酸系成分(A)及び無機フィラー(B)を含有するポリ乳酸系組成物を射出成形又はプレス成形をした後、200℃〜220℃の条件下のプレス熱処理を、少なくとも施すことによって得られることを特徴とする、成形品。
  2. 前記ポリ乳酸系組成物を構成するポリ乳酸系成分(A)が、DSCの第2回昇温(2nd-heating)時の測定(250℃で10分経た後に10℃/分で降温を行い、0℃から再度10℃/分で昇温)においてTm=150〜180℃のピーク(ピーク1)とTm=200〜240℃のピーク(ピーク2)のピーク比(ピーク1/ピーク2)が0.5以下である、請求項1に記載の成形品
  3. 前記ポリ乳酸系組成物を構成するポリ乳酸系成分(A)が、DSCの第2回昇温(2nd-heating)時の測定(250℃で10分経た後に10℃/分で降温を行い、0℃から再度10℃/分で昇温)においてTm=200〜240℃のピーク(ピーク2)が35mJ/mg以上である、請求項1に記載の成形品。
  4. 前記ポリ乳酸系組成物を構成するポリ乳酸系成分(A)が、重量平均分子量が10,000〜300,000である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形品。
  5. 前記無機フィラー(B)がガラス繊維である、請求項1に記載の成形品。
  6. 前記成形品がシートである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成形品。
  7. 荷重0.45MPaのときの荷重たわみ温度が、150℃以上であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の成形品。
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