JP5065698B2 - チャック - Google Patents

チャック Download PDF

Info

Publication number
JP5065698B2
JP5065698B2 JP2007027257A JP2007027257A JP5065698B2 JP 5065698 B2 JP5065698 B2 JP 5065698B2 JP 2007027257 A JP2007027257 A JP 2007027257A JP 2007027257 A JP2007027257 A JP 2007027257A JP 5065698 B2 JP5065698 B2 JP 5065698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
jaw
guide
chuck
machine frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007027257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008188731A (ja
Inventor
泰雄 原島
伸 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koganei Corp
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Koganei Corp
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koganei Corp, Howa Machinery Ltd filed Critical Koganei Corp
Priority to JP2007027257A priority Critical patent/JP5065698B2/ja
Publication of JP2008188731A publication Critical patent/JP2008188731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5065698B2 publication Critical patent/JP5065698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

本発明は、ワークや刃具等を把持するチャックに関する。
従来のチャックとして、下記特許文献1に記載のコレットチャックが知られている。このコレットチャックでは、チャック爪の外周面のテーパー部と、チャック爪外周側にあるチャックヘッドのテーパー部の移動相互作用によってチャック爪が閉じることでワークの外周部を把持する(0011段落、図3)。
特開2004−25334号公報
上記従来のチャックでは、単にテーパー部の移動相互作用によってチャック爪を弾性変形させてワークを把持するため、各チャック爪を均一に移動させることに配慮されていないし、チャックの把握径範囲も広くない。
そこで、請求項1及び請求項2に記載の発明は、簡易な機構で外寸の小さな小型に構成可能としながら、各チャック爪(ジョー)をチャック半径方向へ比較的に大きく均一に高精度で移動させることのできるチャックを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、機枠内で前後移動可能に設けたプランジャと、プランジャの前進により、機枠の先端壁後面と機枠中部材の先端面とにより前後移動を規制された状態で、内方へ案内移動される複数のジョーとを備え、各ジョーの外側に、底面が後ほど内方へ向かうウェッジ面であり、両側面が案内面である案内溝を設けるとともに、プランジャの前部に、ジョーの案内溝とそれぞれ対応する複数の案内片を、各内面が案内溝のウェッジ面に重なる所定角度ごとに互いに対称なウェッジ面であり、各両側面が案内溝の案内面に重なる案内面となるように設け、プランジャの前進により、各案内片のウェッジ面がジョーの案内溝のウェッジ面上を前進して、各ジョーが内方へ移動するようにし、更に、隣接ジョー間に、各ジョーを外方へ案内されるよう付勢する弾性体を渡したことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、機枠内で前後移動可能に設けたプランジャと、プランジャの後退または前進により、機枠の先端壁後面と機枠中部材の先端面とにより前後移動を規制された状態で、外方へ案内移動される複数のジョーとを備え、各ジョーの内側に、底面が後ほど内方または外方へ向かうウェッジ面であり、両側面が案内面である案内溝を設けるとともに、プランジャの前部に、ジョーの案内溝とそれぞれ対応する複数の案内片を、各外面が案内溝のウェッジ面に重なる所定角度ごとに互いに対称なウェッジ面であり、各両側面が案内溝の案内面に重なる案内面となるように設け、プランジャの後退または前進により、各案内片のウェッジ面がジョーの案内溝のウェッジ面上を後退または前進して、各ジョーが外方へ移動するようにし、更に、隣接ジョー間に、各ジョーを内方へ案内されるように付勢する弾性体を渡したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記目的に加えて、各ジョーの点検や交換を簡易迅速に行う目的を達成するため、上記発明において、機枠の前部を、機枠の後部に対して着脱可能なジョーホルダとし、ジョーホルダ内に、各ジョーを配置したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記目的に加えて、チャックを大型化することなくプランジャひいては各ジョーを確実容易に動作させる目的を達成するため、上記発明において、プランジャまたはこれと一体のピストンを、機枠内で流体圧により前後移動可能に設けた
ことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記目的に加えて、チャックを大型化することなく、プランジャひいては各ジョーを、電気を用いて確実容易に動作させる目的を達成するため、上記発明において、機枠内にソレノイドを設け、プランジャにソレノイドの可動鉄心を一体化して、プランジャを、機枠内で前後移動可能に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ジョーの外側または内側に設けた案内溝の底面をウェッジ面にし、プランジャの前部にジョーの案内溝とそれぞれ対応するように設けた複数の案内片の内側または外側をジョーのウェッジ面と重なる所定角度ごとに互いに対称なウェッジ面とし、案内面同士による案内を受けながらのウェッジ面同士の滑りにより各ジョーを前後移動を規制された状態で移動させ、ジョーにアンクランプ状態へ復帰させる弾性体を併設したので、簡易な機構で外寸の小さな小型に構成でき、またジョーの案内溝の案内面が案内片の案内面で案内されながらジョーがウェッジ面同士の滑りによりチャック半径方向へ移動されるので、弾性変形させるコレットチャックのチャック爪に比べて、各ジョーをチャック半径方向へ比較的に大きく均一に高精度で移動させることのできるチャックを提供することができる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施形態の例(第1〜第3形態及び変更例)について、適宜図面に基づいて説明する。
[第1形態]
図1(a)は第1形態に係るチャック1のアンクランプ(開放)時の中央断面図であり、図1(b)は(a)のA−A線断面図であり、図1(c)はチャック1のクランプ(把持)時の中央断面図であり、図1(d)は(c)のB−B線断面図であって、チャック1は、筒状の機枠中部材2、機枠後部材3、及び機枠中部材2の前部(図1(a),(c)では右部)に嵌められて螺着された前部に孔4を有するキャップ状のジョーホルダ5を含む機枠6と、機枠中部材2ないしはジョーホルダ5の内側に設けられた筒状のプランジャ7と、プランジャ7の前端縁の内側に配置された複数(ここでは4個)のジョー8と、プランジャ7の中央部に嵌着されて機枠後部材3の内側に収容されたピストン10とを含む。機枠後部材3やプランジャ7には、各種部材を挿通可能な、長手方向に沿う貫通孔が設けられている。
図2はチャック1の後面図であり、当該後面には流体(ここではエアを示すが圧油等でも良い)の出入口12と入出口14とが開けられ、機枠後部材3の後部肉厚内には、出入口12からプランジャ7の後部外側の第1開口部15へ延びる第1エア通路16と、入出口14からプランジャ7の中央部外側(第1エア通路16より前側)の第2開口部17までにわたる第2エア通路18とが設けられている。
また、機枠後部材3の内面上であって、第1開口部15の前後には、プランジャ7の後部について前後移動を許しながら気密に塞ぐシール20,21が設けられており、第2開口部17の後には、プランジャ7の中央部について前後移動を許しながら気密に塞ぐシール22が設けられている。一方、ピストン10の外周面には、前後に移動しても第2開口部17の前方を塞ぐシール24,26が設けられている。なお、シール24,26は、ピストン10の前後端縁に設けられている。また、シール26より前方の、機枠中部材2と機枠後部材3との嵌合部に、シール28が設けられている。更に、シール21,22、シール24,26は、それぞれ単体のシールとすることもできる。
ピストン10は、筒状の部材であり、プランジャ7の中央部を孔に受け入れることでプランジャ7に嵌着され、プランジャ7を一体移動させるようになっている。また、プランジャ7の後部外面に、シール20,21の間に位置する後部開口30を備えるとともに、プランジャ7の中央部外面に、シール26,28の間に位置する前部開口32を備えており、更にプランジャ7の内部において、後部開口30から前部開口32にわたるエア通路34が設けられている。なお、このエア通路34は、ここではプランジャ7の中空孔に筒状部材を嵌挿することで形成されている。
図3はプランジャ7の前端部および各ジョー8を示す斜視図であり、プランジャ7の前端部は、前方へ突出するようにして90度ごとに配された4個の案内片40に分かれている。各案内片40は、先端部の両側面が案内面41とされるとともに、先端部の内面に、前方へいくほどチャック1の中心軸から離れる、即ち後ほど内方(中心側)へ向かうウェッジ面42(テーパ面)を有している。なお、各案内片40の先端部は、ジョーホルダ5の内面に合わせて外方(外周側)へ広がっている。また、各ジョー8は、ジョーホルダ5の先端壁後面と機枠中部材2の先端面により、前後移動を規制された状態でチャック半径方向へ案内移動可能とされている。
一方、各ジョー8は、中心角を面取りした四分円柱状の部材であるが、その外面中央部には中心角へ向かう案内溝44が形成されており、案内溝44の両側面は案内面41に一部重なる案内面45とされ、案内溝44の底面はウェッジ面42に一部重なるウェッジ面42と同様なウェッジ面46とされている。更に、図1(b),(d)に示されるように、各ジョー8の両平面には、当該平面に対して垂直な凹部50が設けられており、各ジョー8の隣接平面における凹部50間に、それぞれ弾性体としてのバネ52が渡されていて、各バネ52が、ジョー8間を拡げるように付勢力を作用させ、対応するジョー8を外方に案内される方向へ付勢している。
このように成るチャック1の動作例について説明する。図1(a)のアンクランプ状態からワークW(刃具でも良い)のクランプを開始するに際し、孔4にワークWの基端部を挿入して入出口14にエアを供給すると、エアは順に第2エア通路18、第2開口部17を通ってシール22,24間に入り、ピストン10を前方へ押す。すると、図1(c)に示すように、ピストン10が前方へ移動する。このとき、ピストン10前方のシール26,28間の空間は狭くなるが、その空間内のエアは、順に前部開口32、エア通路34、及び後部開口30、並びに機枠後部材3の第1開口部15、及び第1エア通路16を介して、出入口12から排出される。
ピストン10が前進すれば、これと一体のプランジャ7も前進し、各案内片40もジョーホルダ5内で前進する。すると、各案内片40は、両案内面41がジョー8の案内溝44の対応する案内面45に案内されて前進し、各ジョー8の前後移動が機枠6によって規制されているので、ウェッジ面42がジョー8の案内溝44のウェッジ面46上を前方へ滑り、対応するジョー8をバネ52の付勢力に抗して内方(ここではチャック1の中心軸へ近づく方向)へ移動させる。各ジョー8が内方へ寄ることで、ワークWの基端部が把持され、ワークWがクランプ(外径把持)される。
このとき、各ジョー8は、案内片40の両案内面41やウェッジ面42によって案内されながらウェッジ面42,46同士の滑りによりチャック半径方向(チャック中心方向)へ移動されるため、弾性変形されるコレットチャックのチャック爪に比べて、比較的大きく均一に高精度で移動する。従って、チャック1にあっては、簡易な機構によってワークW等の把握径範囲を広くすることができ、把握径の異なるサイズ違いのワークW等をジョー8の交換なしにクランプすることができて、チャックを利用する機械の稼働率を高めることができる。例えば、チャック外径が18mmのコレットチャックでワーク直径4mmに対応するものでは、一般に0.5mm程度の把握径範囲であるが、第1形態に係るチャック1では、容易に2mm以上の把握径範囲に大きくすることができる。また、各ジョー8の案内溝44にプランジャ7の案内片40を入れているため、各案内片40の外径を各ジョー8の外径と同程度に小さくすることができ、チャック1を外径の小さな小型に形成して、小径のコレットチャックとして用いることもできる。更に、各案内片40の内側に、中心からの距離が前方へ拡大するウェッジ面42を設け、ジョー8に設けた同様のウェッジ面46と接触させているので、各案内片40に対し案内溝44を前方から入れることができ、プランジャ7に対するジョー8の組付けを前方から容易に行うことができて、チャック1の製造コストを低減することができる。
加えて、各バネ52は、対応するジョー8について外方に案内されるよう付勢している。なお、念のため付言すれば、バネ52の付勢力は、エアの供給(ピストン10ないしはプランジャ7の前進駆動力ないしは前進位置保持力)による力を下回る。
一方、ワークWをアンクランプする場合、入出口14へのエアの供給停止とともに、出入口12から順に第1エア通路16、第1開口部15、後部開口30、エア通路34、前部開口32を経てピストン10の前部周辺のシール26,28間にエアを供給し、ピストン10を押して、ピストン10を後退させる。このときも、シール22,24間は狭まり、その空間のエアは入出口14から排出される。ピストン10が後退すればプランジャ8の各案内片40も後退し、各ジョー8の前後移動が機枠6によって規制されているので、各案内面41が案内面45に案内されながら、ウェッジ面42がウェッジ面46を下る。これに伴い、各ジョー8は、バネ52の付勢により外方(ここではチャック1の中心軸から離れる方向)へ移動し、ワークWがアンクランプされる。
第1形態に係るチャック1では、機枠6内で前後移動可能に設けたプランジャ7と、プランジャ7の前進により内方へ移動する複数のジョー8とを備え、各ジョー8の外側に、底面が後ほど内方へ向かうウェッジ面46であり、両側面が案内面45である案内溝44を設けるとともに、プランジャ7の前部に、ジョー8の案内溝44と対応する案内片40を、内面が案内溝44のウェッジ面46に重なるウェッジ面42であり、両側面が案内溝44の案内面45に重なる案内面41となるように設け、プランジャ7の前進により、各案内片40のウェッジ面42がジョー8の案内溝44のウェッジ面46上を前進して、各ジョー8が内方へ移動するようにし、更に、隣接ジョー8間に、各ジョー8を外方へ案内されるよう付勢するバネ52を渡したので、簡易な機構によって低コストでコンパクトに形成することができ、しかもサイズ違いのワークW等のいずれに対しても高精度で正確なクランプを行えるチャックを提供することができる。
また、チャック1にあって、機枠6の前部を、機枠6の機枠中部材2に対して着脱可能なジョーホルダ5とし、ジョーホルダ5内に、各ジョー8を配置したので、ジョーホルダ5を外すことができ、各ジョー8の点検や交換が容易である。
更に、チャック1では、プランジャ7と一体のピストン10を、機枠6内でエア圧により前後移動可能に設けたので、プランジャ7を、工場配管の圧縮空気等を用いて移動することができ、また各種エア通路等のエア圧供給手段をプランジャに隣接して設置することができてチャック1を小型化することができる。
[第2形態]
第2形態に係るチャックは、プランジャ及びジョーの形状ないしは配置、並びにピストンの配置以外は、第1形態に係るチャック1と同様に成る。図4(a)は第2形態に係るチャック61のアンクランプ時の中央断面図であり、図4(b)は(a)のC−C線断面図であり、図4(c)はチャック61のクランプ時の中央断面図であり、図4(d)は(c)のD−D線断面図である。
チャック61では、各ジョー68の前部が、後部外面(チャック61の中心軸を中心とする円筒面)に対して中心軸に寄った外面(中心軸を中心とする円筒面またはこれに接する平面等)を有する把持部69となっており、各把持部69はジョーホルダ65の孔64から突出して配置され、有孔体であるワークVの孔を把持部69が外方へ押すことでワークVをクランプ(内径把持)するようになっている。クランプ時、ピストン70及びプランジャ67が後退する。
また、プランジャ67前端縁の案内片80の外面(中心軸に対して外側の面)が後ほど中心寄りのウェッジ面82となっており、これに対応するウェッジ面86を底とする案内溝84が、対応するジョー68の内側に設けられている。なお、案内片80の両側面は、案内面となっており、案内溝84の両側面の案内面を案内する。
更に、各ジョー68の隣接側面には、凹部90がそれぞれ設けられたうえ、凹部90間に、バネ92が、当該凹部90にバネ92の端部を嵌めることで設置されている。バネ92は、各ジョー68間を狭めるように付勢力を作用させ、対応するジョー8を内方に案内される方向へ付勢している。
チャック61では、アンクランプ状態(図4(a),(b))において、ピストン70の前側に通じる出入口72にエアを供給すると、ピストン70ないしはプランジャ67が後退し、各案内片80のウェッジ面82が案内溝84のウェッジ面86上を後退し、各ジョー68はジョーホルダ65と機枠中部材62によって前後移動を規制されているので外方へ移動し、クランプ状態(図4(c),(d))となる。
一方、ワークVをアンクランプする場合、出入口72へのエアの供給を停止するとともに、入出口74にエアを供給すると、入出口74からのエア圧によりピストン70ないしはプランジャ67が前進し、バネ92の付勢力によりジョー68が内方へ移動して、アンクランプ状態となる。
第2形態のチャック61では、機枠内で前後移動可能に設けたプランジャ67と、プランジャ67の後退により外方へ移動する複数のジョー68とを備え、各ジョー68の内側に、底面が後ほど内方へ向かうウェッジ面86であり、両側面が案内面である案内溝84を設けるとともに、プランジャ67の前部に、ジョーの案内溝84と対応する案内片80を、外面が案内溝84のウェッジ面86に重なるウェッジ面82であり、両側面が案内溝の案内面に重なる案内面となるように設け、プランジャ84の後退により、各案内片80のウェッジ面82がジョー68の案内溝84のウェッジ面86上を後退して、各ジョー68が外方へ移動するようにし、更に、隣接ジョー68間に、各ジョー68を内方へ案内されるよう付勢するバネ92を渡したので、プランジャ67にジョー68を外方から組み付けることができて製造コストを低減することができ、更に第1形態と同様に、簡易な機構によって低コストでコンパクトに形成することができ、しかもサイズ違いのワークW等のいずれに対しても高精度で正確なクランプを行えるチャックを提供することができる。
[第3形態]
第3形態に係るチャックは、バネ及び凹部の構成以外は、第2形態に係るチャックと同様に成る。図5(a),(b)は第3形態に係るチャックにおける図4(b),(d)相当図であり、バネ102は、各ジョー108の外面に設けられた凹部103と、機枠であるジョーホルダ105に設けられた小凹部104との間に設けられている。このような第3形態のチャックにおいても、第2形態のチャックと同様にバネ102が対応するジョー108を内方に案内される方向へ付勢して、チャックを簡易な機構によって低コストでコンパクトに形成することができ、しかもサイズ違いのワークV等のいずれに対しても高精度で正確なクランプを行えるチャックを提供することができる。
[変更例]
なお、主に上記実施の形態を変更して成る、本発明の他の形態を例示する。プランジャあるいはピストンを、ソレノイドにより電気的に前後移動させる。即ち、プランジャの後側等に鉄心を一体に設けるとともに、鉄心の周りであって機枠の内部にソレノイドを設け、ソレノイドに通電することで鉄心を前進あるいは後退させ、プランジャを前進あるいは後退させる。通電を停止すれば、鉄心ないしはプランジャは逆に移動して復帰する。この場合、ソレノイドや可動鉄心を機枠内のプランジャ後方等に設けてチャックを小型化することができるし、プランジャを電気的に移動してジョーによるクランプを電動化することができる。
また、第2形態(図4)において、ウェッジ面82,86を前へ行くほど中心寄りとなるように形成し、プランジャ67が前進することで各ジョー68がワークVをクランプし、プランジャ67が後退することで各ジョー68がワークVをアンクランプするようにしても良い。
本発明の第1形態に係るチャックの、(a)アンクランプ時の中央断面図、(b)(a)のA−A線断面図、(c)クランプ時の中央断面図、(d)(c)のB−B線断面図である。 図1のチャックの後面図である。 図1のチャックにおけるプランジャの前端部および各ジョーを示す斜視図である。 本発明の第2形態に係るチャックの、(a)アンクランプ時の中央断面図、(b)(a)のC−C線断面図、(c)クランプ時の中央断面図、(d)(c)のD−D線断面図である。 (a),(b)は、本発明の第3形態に係るチャックの、図4(b),(d)相当図である。
符号の説明
1,61 チャック
5,65,105 ジョーホルダ
6 機枠
7,67 プランジャ
8,68,108 ジョー
10,70 ピストン
40,80 案内片
42,82 ウェッジ面(案内片側)
44,84 案内溝
46,86 ウェッジ面(案内溝側)
52,92,102 バネ(弾性体)

Claims (5)

  1. 機枠内で前後移動可能に設けたプランジャと、
    プランジャの前進により、機枠の先端壁後面と機枠中部材の先端面とにより前後移動を規制された状態で、内方へ案内移動される複数のジョーとを備え、
    各ジョーの外側に、底面が後ほど内方へ向かうウェッジ面であり、両側面が案内面である案内溝を設けるとともに、
    プランジャの前部に、ジョーの案内溝とそれぞれ対応する複数の案内片を、各内面が案内溝のウェッジ面に重なる所定角度ごとに互いに対称なウェッジ面であり、各両側面が案内溝の案内面に重なる案内面となるように設け、
    プランジャの前進により、各案内片のウェッジ面がジョーの案内溝のウェッジ面上を前進して、各ジョーが内方へ移動するようにし、
    更に、隣接ジョー間に、各ジョーを外方へ案内されるよう付勢する弾性体を渡した
    ことを特徴とするチャック。
  2. 機枠内で前後移動可能に設けたプランジャと、
    プランジャの後退または前進により、機枠の先端壁後面と機枠中部材の先端面とにより前後移動を規制された状態で、外方へ案内移動される複数のジョーとを備え、
    各ジョーの内側に、底面が後ほど内方または外方へ向かうウェッジ面であり、両側面が案内面である案内溝を設けるとともに、
    プランジャの前部に、ジョーの案内溝とそれぞれ対応する複数の案内片を、各外面が案内溝のウェッジ面に重なる所定角度ごとに互いに対称なウェッジ面であり、各両側面が案内溝の案内面に重なる案内面となるように設け、
    プランジャの後退または前進により、各案内片のウェッジ面がジョーの案内溝のウェッジ面上を後退または前進して、各ジョーが外方へ移動するようにし、
    更に、隣接ジョー間に、各ジョーを内方へ案内されるように付勢する弾性体を渡した
    ことを特徴とするチャック。
  3. 機枠の前部を、機枠の後部に対して着脱可能なジョーホルダとし、
    ジョーホルダ内に、各ジョーを配置した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチャック。
  4. プランジャまたはこれと一体のピストンを、機枠内で流体圧により前後移動可能に設けた
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項3のいずれかに記載のチャック。
  5. 機枠内にソレノイドを設け、プランジャにソレノイドの可動鉄心を一体化して、プランジャを、機枠内で前後移動可能に設けた
    ことを特徴とする請求項1ないしは請求項3のいずれかに記載のチャック。
JP2007027257A 2007-02-06 2007-02-06 チャック Active JP5065698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007027257A JP5065698B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 チャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007027257A JP5065698B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 チャック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008188731A JP2008188731A (ja) 2008-08-21
JP5065698B2 true JP5065698B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=39749324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007027257A Active JP5065698B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 チャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5065698B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5275981U (ja) * 1975-12-04 1977-06-07
JPS54129871U (ja) * 1978-03-01 1979-09-08
JPS5811457Y2 (ja) * 1979-10-25 1983-03-04 株式会社 協成 パイプ類挾持用のホルダ−
JPS6130307A (ja) * 1984-07-19 1986-02-12 Hitachi Metals Ltd 割リング
JPS61151810U (ja) * 1985-03-09 1986-09-19
JPS61163105U (ja) * 1985-03-29 1986-10-09
JPH05212608A (ja) * 1991-02-12 1993-08-24 Kitagawa Iron Works Co Ltd 爪を内方側から組込むチャック
JP3404058B2 (ja) * 1992-10-20 2003-05-06 甲南設計工業株式会社 薄肉金属パイプの切断装置
JPH08323513A (ja) * 1995-05-26 1996-12-10 Fuji Seiko:Kk 精密加工用チヤック装置におけるチヤック方法及びその方法を実施するためのチャツク構造
JP2001129705A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Howa Mach Ltd 工作機械用チャック
JP2001328014A (ja) * 2000-05-24 2001-11-27 Okuma Corp チャック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008188731A (ja) 2008-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6902159B2 (en) Sealed pin locating and clamping apparatus
JP2014111295A (ja) 穿孔装置のクランプ装置及びエア駆動ドリル装置
JP5004875B2 (ja) ロボットハンドシステム
US4527808A (en) Chuck for machine tools
JP5065698B2 (ja) チャック
JP2010046786A (ja) ワークの位置決め装置
US7527270B2 (en) Machine tool arbor fitted for tool-less chucking
JP4927459B2 (ja) チャックの把持爪交換装置
KR100812125B1 (ko) 공작기계용 선반척의 원통형 탄성변형 흡수장치
JP6847984B2 (ja) 放電加工スピンドル
JP2008532785A (ja) 回転マシンを装填するための工具保持用のチャック
JP2014034105A (ja) フィンガーチャック
WO2002058870A1 (fr) Element de maintien et dispositif de mandrin
JP5278738B2 (ja) 4つ爪チャック
KR101969471B1 (ko) 풀다운 척의 베어링 레이스 실링장치
KR100586183B1 (ko) 공작기계용 선반척의 탄성변형 흡수 장치
JP4897557B2 (ja) チャック装置
JP5446958B2 (ja) チャック
JP5148908B2 (ja) チャック装置
JP5397900B2 (ja) チャック
JP2010214568A (ja) アンクランプ装置,主軸装置,及びマシニングセンター
JP4522108B2 (ja) コレットチャック装置
JP2005118948A (ja) 内張りチャック
JP5526953B2 (ja) チャック装置
JP6292890B2 (ja) チャック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120410

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20120514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5065698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350