JP5148908B2 - チャック装置 - Google Patents

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本発明は、ワークや工具を把持するために旋盤等の主軸装置の先端に設けられるチャック装置に関するものである。
旋盤等の工作機械においてワークや工具を把持するためのチャック装置として、先端に複数の把持爪を設けたものが知られている。また、そのようなチャック装置の中には、分割状の把持爪を先端に設けたコレットが、テーパを設けた開口部内にスライド可能に設置されており、当該コレットを開口部の内部に引き込みながら把持爪の内径を狭めることによって、把持部内に挿入されたワークを把持するものもある(特許文献1)。
特開平7−314222公報
しかしながら、上記従来のチャック装置は、ワークをチャック内に引っ張り込みながら把持する構造であるため、引っ張り込んだ分に対応してワークに圧縮応力が働き、ワークの曲げや歪みを生じて、加工中にワークが振れてしまう事態等を誘発し、製品の加工精度に悪影響を与えることがあった。また、把持爪がワークと接触した後にワークを内部に引っ張り込みながらワークを把持するため、把持爪の内部でワークが摺動してしまい、把持爪の内面またはワークの被把持面に擦り傷が発生することもあった。
本発明の目的は、上記従来のチャック装置の有する問題点を解消し、把持爪を長手方向に引き込んでワークを把持する動作を行う際に、ワークが曲がったり、歪んだりする事態や、把持爪の内面またはワークの被把持面が損傷する事態が起こらず、ワークを精度良く加工することを可能とする実用的なチャック装置を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明の構成は、ワークを把持するための複数の把持爪が、チャック本体の内部に設けられており、それらの把持爪が主軸の長手方向に沿って内部に引っ張り込まれながら内径を狭めることによって、挿入されたワークを把持するチャック装置であって、把持爪の内部に挿入されるワークの前方に、長手方向に移動可能でワークと当接するワーク当接板を設けた当金が、ワーク当接板を把持爪の内部に位置させた状態で設けられており、かつ、その当金の後方に、付勢手段が設けられているとともに、チャック本体の内部に当金を案内するガイドが固定されており、前記当金が、前記ガイドによってワークの押し込み方向と反対の方向への移動が制限された状態で、ワークの押し込み方向と反対の方向へ付勢されているとともに、前記付勢手段の付勢力が、前記把持爪によるワークの把持力よりも小さく、ワーク挿入時の挿入力よりも大きくなるように設定されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、当金が弾性部材、空気圧、油圧の内のいずれかの手段によって付勢されていることを特徴とするものである。
請求項1のチャック装置は、把持爪の内部に挿入されるワークの前方に、長手方向に移動可能な当金が設けられているため、把持爪を長手方向に引っ張り込んでワークを把持する動作を行う際に、ワークが曲がったり、歪んだりする事態が生じない。また、ワークが把持爪と接触した後に、把持爪(コレット)の移動に合わせて当金がスライド可能であるため、ワークが各把持爪内で摺動することによって各把持爪の内面とワークの被把持面とが擦れていずれかが損傷する事態を防止することができる。
請求項1のチャック装置は、当金がワークの押し込み方向と反対の方向に付勢されているため、所定の力を加えないと当金をスライドさせることができないので、加工前のワーク(あるいは工具)を精度良く位置決めすることができる。
請求項2のチャック装置は、当金が弾性部材、空気圧、油圧の内のいずれかの手段によって付勢されているため、当金のスライド作動の信頼性が高い上、メンテナンスが容易である。
以下、本発明のチャック装置を旋盤用のチャック装置として用いた一実施形態について、図面にしたがって詳細に説明する。図1は、旋盤の主軸(図示せず)に装着されるチャック装置を示したものであり、チャック装置1は、チャック本体2、コレット3、当金として機能する可動部材4、コイルバネ12等によって構成されている。
チャック本体2は、略円筒状に形成されており、基端側がフランジ状になっている。また、先端側には、軸方向(図1における波線方向)に沿ってワーク挿入孔5が形成されている。ワーク挿入孔5の先端側は、外側から内側にかけて次第に径が小さくなるように形成されたテーパ部6になっており、ワーク挿入孔5の基端側は、一定の径を有する円筒孔部7になっている。そして、ワーク挿入孔5には、ワーク(被加工物)を把持するためのコレット3が前後にスライド可能に嵌め込まれている。
コレット3は、先端側の部分がワーク把持部8になっており、基端側の部分が旋盤の駆動機構(コレット3を前後動させるための駆動機構)と係合するための係合部9になっている。また、先端側と基端側との中間には、薄肉状の筒状部10が設けられている。そして、ワーク把持部8には、周方向に所定の間隔毎に(主軸を中心として約45°の角度毎に)4本のスリット(図示せず)が軸方向に沿って形成されており、4個に分割された状態になっている。そして、4分割された部分が、それぞれ、ワークを把持する把持爪13を構成した状態になっている。なお、4本の各スリットは、筒状部10の後端際まで至っており、各把持爪13,13が弾性によってスムーズに開いたり閉じたりするようになっている。なお、図1においては、説明において分かり易くするために、コレット3の前後移動量、コレット3とテーパ部6との隙間等が拡大されている。
一方、ワーク挿入孔5の基端の中心部分には、当金として機能する可動部材4が、図示しないボルト等によりチャック本体2に固定されたガイド14に案内されて、軸方向に沿ってスライド可能に設けられている。可動部材4は、先端側にワークWと当接するワーク当接板11を設けた有底の中空円筒状に形成されており、基端側がフランジ状になっている。そして、内部には、コイルバネ12が設けられており、常時前方側へ付勢された状態になっている。
上記の如く構成されたチャック装置1が円柱状のワークを把持する際には、図1(a)の如く、コレット3を前方(図1における右方向)に突出させることによって、ワーク把持部8の各把持爪13,13・・を開いた状態(各把持爪13,13・・の内側の端縁によって形成される仮想円の内径を大きくさせた状態)にする。そして、その状態で、作業者がワークWを把持爪13,13・・の内部に挿入し可動部材4の先端に当接させる。このときは作業者の力に比べコイルバネ12の弾性力が十分に大きいため、可動部材4が移動することはない。そして、作業者がチャックを閉じるように旋盤を操作することにより、各把持爪13,13・・の内部に円柱状のワークWが押し込まれて当該ワークWの先端が可動部材4の先端に接触すると、その接触がセンサ(図示せず)によって検知され、コレット3がワークWを把持すべく後方(図における左方向)にスライドする。
コレット3が後方へスライドすると、ワーク把持部8の外面がワーク挿入孔5のテーパ部6の壁面に沿って摺動するため、ワーク把持部8が次第に閉じた状態になるが、ワークWとの間に隙間がある間は、ワークWは可動部材4により位置決めされてその位置を維持する。さらに、ワーク把持部8が閉じられていき、ワークWと接触してからは、ワークWがワーク把持部8によって把持された状態となる。また、コレット3のスライド時の力、および、コレット3とワーク把持部8とが閉じる力は、コイルバネ12の弾性力にくらべ非常に大きいものであるため、コレット3の後方へのスライドに伴って、ワークWおよびワークWの先端と当接している可動部材4が、コイルバネ12の付勢力に抗して左側にスライドする。なお、以上の説明は、作業者がワークWを挿入する例を説明したが、他の手法も考えられる。たとえば、ローダやロボットによりワークWをチャック装置1内に挿入する場合には、ローダまたはロボットによるワークWの可動部材4への当接力をコイルバネ12の弾性力よりも小さく設定しておくとともに、当接力をローダまたはロボットの駆動モータの負荷等により検出して、所定の当接力(コイルバネ12の弾性力より小さい当接力)に達した際に、コレット3の後方への移動を開始させるようにしても良い。また、心押台の心押センタを用いてワークWを支持する形式の旋盤装置にあっては、コイルバネ12の弾性力を心押推力よりも大きく設定しておき、心押推力が所定値になったことを、心押駆動手段により検知(たとえば、油圧心押台であればその油圧力を検知)することにより、コレット3のスライドを開始させるようにすれば良い。いずれの場合においても、コイルバネ12の弾性力を、コレット3によるワークWの把持力よりも小さく、かつ作業者、ローダやロボット、心押センタのワーク挿入時の力よりも大きくなるように予め決定しておくことにより、各把持爪13,13・・の内部にワークWが押し込まれる際に、ワークWが精度良く位置決めされる。
そして、把持されたワークWへの加工を終了した後には、再度、コレット3を前方(図1における右方向)に突出させ、ワーク把持部8の各把持爪13,13・・を開いた状態(各把持爪13,13・・の内側の端縁によって形成される仮想円の内径を大きくさせた状態)にすることによって、ワークWの把持を解除し、ワークWが前述の作業者、ローダやロボット等により抜き取られた後、新たなワークWを把持する動作が繰り返し実行される。
チャック装置1は、上記の如く、把持爪13,13・・の内部に挿入されるワークWの前方に、長手方向に移動可能な当金である可動部材4が設けられているため、把持爪13,13・・を長手方向に引っ張り込んでワークWを把持する際に、ワークWが曲がったり、歪んだりする事態が生じない。また、ワークWが把持爪13,13・・と接触した後に、把持爪13,13・・(コレット3)の移動に合わせて可動部材4がスライド可能であるため、ワークWが各把持爪13,13・・内で摺動することによって各把持爪13,13の内面とワーク被把持面とが擦れていずれかが損傷する事態を防止することができる。
また、チャック装置1は、可動部材4がワークWの押し込み方向と反対の方向に付勢されており、心推進力を上回る力を加えないと可動部材4をスライドさせることができないため、ワークWを精度良く位置決めすることができる。
さらに、チャック装置1は、可動部材4が弾性部材であるコイルバネ12によって付勢されているため、可動部材4のスライド作動の信頼性が高い上、メンテナンスが容易である。
なお、本発明のチャック装置の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、コレット、把持爪、当金(可動部材)、当金の付勢手段(コイルバネ)等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
たとえば、チャック装置は、当金がバネによって付勢されたものに限定されず、空気圧や油圧によって当て金が付勢されたものに変更することも可能である。また、コレットは、先端が4分割されたものに限定されず、2つあるいは3つに分割されたものや、5つ以上に分割されたものでも良い。加えて、上記実施形態においては、ワークを把持するチャック装置の一例について説明したが、本発明のチャック装置は、工具を把持するための装置としても利用することも可能である。
本発明のチャック装置は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、旋盤装置等の各種の工作機械においてワークや工具を把持するための装置として広汎に用いることができる。
チャック装置の断面を示す説明図である(なお、(a)は、コレットを前方へ突出させた状態を示したものであり、(b)は、コレットを後方へ没入させた状態を示したものである)。
符号の説明
1・・チャック装置、3・・コレット、4・・可動部材、5・・ワーク挿入孔、8・・ワーク把持部、11・・ワーク当接板、12・・コイルバネ、13・・把持爪。

Claims (2)

  1. ワークを把持するための複数の把持爪が、チャック本体の内部に設けられており、それらの把持爪が主軸の長手方向に沿って内部に引っ張り込まれながら内径を狭めることによって、挿入されたワークを把持するチャック装置であって、
    把持爪の内部に挿入されるワークの前方に、長手方向に移動可能でワークと当接するワーク当接板を設けた当金が、ワーク当接板を把持爪の内部に位置させた状態で設けられており、かつ、
    その当金の後方に、付勢手段が設けられているとともに、チャック本体の内部に当金を案内するガイドが固定されており、
    前記当金が、前記ガイドによってワークの押し込み方向と反対の方向への移動が制限された状態で、ワークの押し込み方向と反対の方向へ付勢されているとともに、
    前記付勢手段の付勢力が、前記把持爪によるワークの把持力よりも小さく、ワーク挿入時の挿入力よりも大きくなるように設定されていることを特徴とするチャック装置。
  2. 当金が弾性部材、空気圧、油圧の内のいずれかの手段によって付勢されていることを特徴とする請求項1に記載のチャック装置。
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