JP5064071B2 - 電子制御エアブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、中大型のトラックやバス,トラクタ等の車両に搭載される電子制御エアブレーキ装置に関する。
従来、中大型のトラックやバス,トラクタ等の車両では、圧縮空気を作動媒体とする空気圧応動アクチュエータにより、ブレーキシュー等の摩擦部材を車輪に固着したブレーキドラム等に圧接させて制動力を発生させるエアブレーキ装置が広く採用されている。
そして、昨今では、非特許文献1に開示されるようにエアブレーキ装置に電気信号系を追加して、ブレーキレスポンスとブレーキフィーリングを向上させた電子制御エアブレーキ装置(EBSエアブレーキ装置)が採用されている。
尚、EBSとは、エレクトロニック ブレーキ システム(Electronic Brake System)の略称である。
図2は電子制御エアブレーキ装置1の概略構成図を示し、コントロールユニット3は、ブレーキバルブ5からの電気信号によりペダル7の踏み込みタイミングと踏み込み量(角度)を検出し、踏み込み量に応じた減速度が得られるように、前輪側のプロポーショナルリレーバルブと後輪側のアクスルモジュレータ9に制御信号を送るようになっている。
そして、プロポーショナルリレーバルブは、コントロールユニット3からの電気信号から必要と判断される空気圧(圧縮空気)を、エアリザーバタンク11から左右の前輪用のブレーキチャンバへ送ってブレーキを作動させる。
一方、アクスルモジュレータ9は、コントロールユニット3からの制御信号から必要と判断される空気圧を、エアリザーバタンク11から左右の後輪(後前輪と後後輪)用のブレーキチャンバ13,15へ送って、ブレーキを作動させる構造となっている。
ところで、従来、この種の電子制御エアブレーキ装置1は構造上、前輪側の空気配管に比し左右の後輪用の空気配管17が長く、圧縮空気がブレーキチャンバ13,15に到達する迄に時間を要して後輪側ブレーキの作動遅れが発生してしまう虞がある。
そこで、従来、この種の電子制御エアブレーキ装置1では、後輪側ブレーキの作動遅れを防止するため、ドライバーがペダル7を踏み込むと、その初期の僅かな踏み込み操作の段階で、コントロールユニット3はブレーキが作動しない程度に瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンク11から後輪側の空気配管17へ供給して、空気配管17内を圧力で満たす制御を行っている。
しかし乍ら、斯様に瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンク11から後輪側の空気配管17へ供給すると、圧縮空気の脈動により、エアリザーバタンク11の材質によっては該エアリザーバタンク11から高周波の異音が発生する虞があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上述の如きブレーキ操作時に発生する異音の低減,消音を図った電子制御エアブレーキ装置を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、エアリザーバタンクと後輪用のブレーキチャンバとの間の左右の後輪用空気配管に装着された一個のアクスルモジュレータと、ブレーキバルブからの電気信号によりペダルの踏み込みタイミングと踏み込み量を検出して、前記アクスルモジュレータに制御信号を送るコントロールユニットとを備え、前記アクスルモジュレータは、ドライバーの初期の僅かなペダル踏み込み操作の段階で、前記コントロールユニットからの制御信号により瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンクから左右の後輪用空気配管へ夫々供給して両空気配管内を圧力で満たすと共に、ドライバーのペダル踏込み量に応じたコントロールユニットからの制御信号で、圧縮空気をエアリザーバタンクからブレーキチャンバへ送ってブレーキを作動させる電子制御エアブレーキ装置に於て、前記エアリザーバタンクとアクスルモジュレータとの間の左右の後輪用空気配管に、夫々、該エアリザーバタンクより小容量で、瞬間的に高圧の圧縮空気を左右の後輪用空気配管内に供給する前記操作時に、前記エアリザーバタンクの急減圧を防止する急減圧防止タンクを別途装着したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、後輪側ブレーキの作動遅れを防止するため、ドライバーがペダルを踏み込むと、その初期の僅かな踏み込み操作の段階で、コントロールユニットは瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンクから空気配管へ供給して空気配管内を圧力で満たすが、このブレーキ操作時に、小容量の急減圧防止タンクがその上流側のエアリザーバタンクの急減圧を防止して、急減圧により起こる圧力変動を緩和する。
従って、圧縮空気の脈動によって上流側のエアリザーバタンクから高周波の異音が発生することがなくなり、ブレーキ操作時に発生する異音の低減,消音が図れることとなった。
而も、エアリザーバタンクとアクスルモジュレータとの間の左右の後輪用の空気配管に、該エアリザーバタンクより小容量の急減圧防止タンクを夫々装着したので、左右の両ブレーキ系統に於ける異音の確実な低減,消音が図れる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は請求項1の一実施形態に係る電子制御エアブレーキ装置を示し、図中、21は前輪及び後輪用のエアリザーバタンクで、図示しないエンジンで駆動されるコンプレッサにより圧縮された圧縮空気が該エアリザーバタンク21に蓄えられ、エアリザーバタンク21内の空気圧はプレッシャガバナによって所定圧に保持されている。
そして、前記エアリザーバタンク21と後輪用のブレーキチャンバ23,25との間に左右の後輪用空気配管27,29が接続され、各空気配管27,29は、夫々、ブレーキチャンバ23,25の上流側で後前輪用と後後輪用とに分岐している。そして、エアリザーバタンク21とブレーキチャンバ23,25の間の空気配管27,29に、一個のアクスルモジュレータ31が装着されている。
また、図中、33はブレーキバルブで、ドライバーがブレーキバルブ33のペダル35を踏み込むと、ブレーキバルブ33内部の図示しないスイッチとストロークセンサが、ペダル35の踏み込みタイミングと踏み込み量(角度)を電気信号としてコントロールユニット37に送るようになっている。
そして、図2の従来例と同様、コントロールユニット37は、ブレーキバルブ33からの電気信号によりペダル35の踏み込みタイミングと踏み込み量を検出し、踏み込み量に応じた減速度が得られるように、前輪側の図示しないプロポーショナルリレーバルブと後輪側のアクスルモジュレータ31に制御信号を送るようになっており、プロポーショナルリレーバルブは、内蔵の弁を開いてコントロールユニット37からの電気信号から必要と判断される空気圧を、エアリザーバタンク21から左右の前輪用のブレーキチャンバへ送ってブレーキを作動させるようになっている。
一方、アクスルモジュレータ31は、内蔵の弁を開いてコントロールユニット37の制御信号から必要と判断される空気圧を、エアリザーバタンク21からブレーキチャンバ23,25へ送ってブレーキを作動させる構造となっている。
そして、本実施形態に係る電子制御エアブレーキ装置39も、後輪側ブレーキの作動遅れを防止するため、ドライバーがペダル35を踏み込むと、その初期の僅かな踏み込み操作の段階で、コントロールユニット37の指令でアクスルモジュレータ31は、ブレーキが作動しない程度に瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンク21から空気配管27,29へ供給して、空気配管27,29内を圧力で満たす制御を行うが、斯様に瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンク21から空気配管27,29へ供給すると、既述したように圧縮空気の脈動によってエアリザーバタンク21から高周波の異音が発生してしまう虞がある。
そこで、本実施形態は、前記エアリザーバタンク21とアクスルモジュレータ31との間の左右の後輪用の空気配管27,29に、夫々、エアリザーバタンク21より小容量(例えば、0.5〜1リットル程度)の急減圧防止タンク41,43を装着したもので、両急減圧防止タンク41,43は同一容量とされている。
そして、前記エアリザーバタンク21と急減圧防止タンク41,43に、エンジンで駆動されるコンプレッサにより圧縮された圧縮空気が蓄えられるようになっている。
本実施形態はこのように構成されているから、後輪側ブレーキの作動遅れを防止するため、ドライバーがペダル35を踏み込むと、その初期の僅かな踏み込み操作の段階で、コントロールユニット37の指令でアクスルモジュレータ31は、瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンク21と急減圧防止タンク41,43から空気配管27,29へ供給して空気配管27,29内を圧力で満たすが、このブレーキ操作時に、エアリザーバタンク21の下流側に装着された小容量の急減圧防止タンク41,43がエアリザーバタンク21の急減圧を防止して、急減圧により起こる圧力変動を緩和する。
従って、本実施形態によれば、ブレーキ操作時に瞬間的に高圧の圧縮空気がエアリザーバタンク21と急減圧防止タンク41,43から空気配管27,29へ供給されても、圧縮空気の脈動によってエアリザーバタンク21から高周波の異音が発生することがなくなり、ブレーキ操作時に発生する異音の低減,消音が図れることとなった。
そして、本実施形態は、エアリザーバタンク21とアクスルモジュレータ31との間の左右の後輪用の空気配管27,29に急減圧防止タンク41,43を夫々装着したので、左右の両ブレーキ系統に於ける異音の確実な低減,消音が図れる利点を有する。
請求項1の一実施形態に係る電子制御エアブレーキ装置の概略構成図である。 従来の電子制御エアブレーキ装置の概略構成図である。
符号の説明
21 エアリザーバタンク
41,43 急減圧防止タンク
23,25 ブレーキチャンバ
27,29 空気配管
31 アクスルモジュレータ
33 ブレーキバルブ
35 ペダル
37 コントロールユニット
39 電子制御エアブレーキ装置

Claims (1)

  1. エアリザーバタンクと後輪用のブレーキチャンバとの間の左右の後輪用空気配管に装着された一個のアクスルモジュレータと、
    ブレーキバルブからの電気信号によりペダルの踏み込みタイミングと踏み込み量を検出して、前記アクスルモジュレータに制御信号を送るコントロールユニットとを備え、
    前記アクスルモジュレータは、ドライバーの初期の僅かなペダル踏み込み操作の段階で、前記コントロールユニットからの制御信号により瞬間的に高圧の圧縮空気をエアリザーバタンクから左右の後輪用空気配管へ夫々供給して両空気配管内を圧力で満たすと共に、ドライバーのペダル踏込み量に応じたコントロールユニットからの制御信号で、圧縮空気をエアリザーバタンクからブレーキチャンバへ送ってブレーキを作動させる電子制御エアブレーキ装置に於て、
    前記エアリザーバタンクとアクスルモジュレータとの間の左右の後輪用空気配管に、夫々、該エアリザーバタンクより小容量で、瞬間的に高圧の圧縮空気を左右の後輪用空気配管内に供給する前記操作時に、前記エアリザーバタンクの急減圧を防止する急減圧防止タンクを別途装着したことを特徴とする電子制御エアブレーキ装置。
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