JP5063822B1 - 非正弦波駆動電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】正回転及び逆回転双方向とも起動が円滑に行えると共に、強力なリラクタンストルクが得られ、振動や騒音、トルクリップルも低減することが可能なこと、通電停止直後に、通電時と同じ操作部を操作することによって回生制動が行えるうえ、回生制動を行う際に生じる電力を蓄電し、エネルギー効率を高めることが可能なこと。
【解決手段】回転突極対が形成された回転子と、回転突極対の少なくとも三倍の固定突極対が形成された固定子と、磁気センサにより、回転突極中央が固定突極の励磁領域を通過するタイミングを固定突極一つ分だけ早めに検出する検出手段と、検出手段が検出したタイミングにより、負荷電流の給電方向を切換える切換手段と、を備え、回転突極それぞれの回転方向の幅は、固定突極それぞれの少なくとも二つに跨る寸法を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転子及び固定子双方が突極構造を有し、固定子の界磁巻線に供給する非正弦波負荷電流によりリラクタンストルクを得て正転及び逆転し、負荷電流供給停止時の慣性モーメントによって生じる電力を回生制動する非正弦波駆動電動機に関するものである。
近年、地球環境保全、石油依存からの脱却、エネルギー効率に関する意識の高まりを背景に、エンジンとモータを併用するハイブリッド車や、蓄電池や燃料電池に蓄積された電気エネルギーでモータを駆動して走行する電気自動車が脚光を浴びている。特に、小型・高出力のモータ、蓄電池や燃料電池の開発が急速に進展したことも、その実用化に拍車をかけている。
電気自動車等には、小型軽量で、エネルギー変換効率が高く、低騒音、低コストで、運転時の振動やさまざまな温度条件に対する信頼性、保守性に優れたモータが求められる。一般に、直巻モータや分巻モータは、インバータを用いずに可変速制御が可能ではあるが、ブラシを用いるため保守性や小型化に適さないという問題がある。そのため、高速化、小型化に適し、堅牢な誘導モータや永久磁石を用いエネルギー変換効率の高いブラシレスDCモータが盛んに開発されている。しかしながら、昨今、永久磁石用希土類鉱石が高騰し、永久磁石を用いるPMモータにとって、必ずしも好ましくない状況が生じている。
一方、回転子、固定子共に突極があり、固定子突極に巻回した界磁巻線に、PMモータと同様の非正弦波電流を流し、界磁巻線の磁気吸引力によって回転子を回転駆動するスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)が知られている。このモータは、回転子に積層電磁鋼板が用いられるので、回転子の発熱や熱減磁といった問題がなく、低コストで高速運転が可能であるという特長を有する。しかし、2相駆動のSRモータは、回転子と固定子の突極が完全に対向する場合には、回転方向に対するインダクタンス変化がないので、トルクが発生しない。そこで、回転子の突極の回転方向の長さに段差を設けることや、テ―パ状に変化させることにより、回転方向に対するインダクタンスの変化をつけたステップドギャップ型やカム型SRモータが紹介されているが、これらのSRモータは、インダクタンスの変化する回転方向は、一方向に限られ、逆回転が困難である。そこで、3相以上で駆動する第1のスイッチト・リラクタンス・モータ部と、2相で駆動する第2のスイッチト・リラクタンス・モータ部とから構成されたスイッチト・リラクタンス・モータが提案されている(特許文献1参照)
また、3相スイッチト・リラクタンス・モータにおいては、励磁されたステータの突極に対し、リラクタンスが最小となるようにロータの突極が移動する形でトルクを発生させるので、トルクが脈動し、ロータ位置によっては始動トルクが小さく、負荷が大きい場合には回転できないこと大きな回転ムラ生じることがある。また、逆回転させようとすると、突極同士が重なり、さらに行き過ぎてから励磁相を切換えることになり、始動できない場合が生じる。そこで、3個のロータ位置センサを設け、この3個から得られる6種類の位置信号の組み合わせパターンをロータの15度回転毎に変えるようにしたスイッチト・リラクタンス・モータが提案されている(特許文献2参照)
他方、エネルギー消費を抑えて走行距離を延ばすことやエネルギー効率を高めるために、走行時の余剰な運動エネルギーを電気変換して二次電池に充電する方法や、減速時の余剰な運動エネルギーを電気変換して回収・消費する、いわゆる回生制動に関する開発が盛んに行われている。
例えば、回生制動で生じた電力をバッテリに充電する小型電動車において、長い下り坂でバッテリが過充電にならないように、初期充電の容量制限値を満充電未満に設定するとともに、走行中に過充電になったら、車速の上限値を下方に設定する方法が提案されている(特許文献3参照)。
また、トルクを積算処理することにより、基準値を超える高トルクが出力された後は回生トルクの使用を制限又は禁止してモータの巻線が過熱するのを防止すると共に、十分な動力性能を確保し、一方、降坂時の回生制動で巻線温度が上昇し電流が制限され、その後の登坂時に必要なトルクが得られなくなるという不都合を解消する方法が提案されている(特許文献4参照)。
さらに、燃費をよくするため、ブレーキペダルの操作による要求制動力が回生制動力よりも小さいときは、回生制動のみを使用し、要求制動力が回生制動力よりも大きいときは回生制動と摩擦制動を併用し、急制動が必要なときは、回生制動力の比率を小さくする方法などが提案されている(特許文献5参照)。
特開2007−244024号公報 特開2003−61381号公報 特開2008−54441号公報 特開2008−167599号公報 特開2001−8306号公報
しかしながら、特許文献1又は特許文献2記載の方法では、ロータに作用するトルクのラジアル方向成分のアンバランスにより騒音や振動が生じるおそれがあり、またロータの回転角に応じて主励磁相と補助励磁相とを組み合わせる特殊なロジック回路が必要になる。さらに、特許文献3から特許文献5に開示された方法では、エネルギー効率の向上や燃費の向上は図れても、エンジン自動車に慣れている運転者がエンジンブレーキと同様の感覚を期待してアクセルペダルを緩め、解放したときに、回生制動が機能しないと、不安感から慌ててブレーキペダルを踏み込んでしまう恐れがある。
本発明は、上記事情に鑑み、正回転及び逆回転ともに円滑な起動が行えると共に、強力なリラクタンストルクが得られ、振動や騒音、トルクリップルも低減することが可能な非正弦波駆動電動機を提供することを第一の目的とする。そして、通電停止直後に、通電時と同じ操作部の操作により回生制動が行えるうえ、回生制動を行う際に生じる電力を蓄電し、エネルギー効率を高めることが可能な非正弦波駆動電動機を提供することを第二の目的とする。
本発明の非正弦波駆動電動機は、回転軸を挟んで対称に配置された偶数の回転突極により回転突極対が形成された回転子と、上記回転子の周囲に対称に配置された偶数の固定突極により上記回転突極対の少なくとも三倍の固定突極対が形成され、該固定突極対に巻回された界磁巻線に給電される非正弦波の負荷電流により、該固定突極対それぞれが同時に磁化される固定子と、上記固定突極対それぞれと対応する位置に配置された磁気センサにより、上記回転突極中央部が上記固定突極の励磁領域を通過するタイミングを、少なくとも上記固定突極一つ分だけ早めに検出する検出手段と、上記回転突極対が上記固定突極対の励磁領域を通過するタイミングを検出する検出手段と、上記検出手段が検出したタイミングにより、上記界磁巻線への上記負荷電流の給電方向を切換える切換手段と、を備え、上記回転突極それぞれの回転方向の幅は、上記固定突極それぞれの少なくとも二つに跨る寸法を有すると共に、該回転突極それぞれは、該固定突極それぞれの少なくとも一つから着磁されて回転力を得ることを特徴とする。
このように、回転突極それぞれが少なくとも二つの固定突極に跨る寸法を有し、回転突極それぞれは、固定突極それぞれの少なくとも一つから着磁されて回転力を得ると共に、回転突極対が固定突極対を通過するタイミングを少なくとも固定突極一つ分だけ早めに検出して固定突極対の磁化を反転させるので、回転子が如何なる位置で停止していても、円滑に起動できる。また、回転軸を中心にして対称に配置された固定突極対が同時に磁化されるので、ラジアル方向に作用する力が相殺され、振動や騒音を抑制できる。さらに、固定突極対の数を増やせば、トルク変動が分散され、リップルを抑制することもできる。
ここで上記検出手段は、上記回転突極と同数の磁石が上記回転突極それぞれと対応する位置の周縁に配置された、上記回転子と同軸の回転体と、上記回転体の周囲に配置され、隣接する少なくとも三つの上記固定突極それぞれと対応する位置から少なくとも該固定突極一つ分だけ正回転方向に進んだそれぞれの位置で上記磁石の磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの正回転用磁気センサと、上記回転体の周囲に配置され、m及びnを自然数、上記回転突極の数を2nとしたとき、上記正回転用磁気センサそれぞれよりも逆回転方向に回転角が2mπ/2nラジアン進んだ位置から、さらに少なくとも該固定突極一つ分だけ該逆回転方向に進んだそれぞれの位で上記磁石それぞれの磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの逆回転用磁気センサと、を有し、上記切換手段は、上記正回転用磁気センサ又は上記逆回転用磁気センサから出力される上記信号の極性に応じて上記負荷電流の給電方向を切換えるスイッチング素子を備えたことも好ましく、
あるいは、上記検出手段は、上記回転突極と同数の磁石が上記回転突極それぞれと対応する位置よりも少なくとも上記固定突極一つ分だけ正回転方向に進んだ位置の周縁に配置された、上記回転子と同軸の回転体と、上記回転体の周囲に配置され、隣接する少なくとも三つの上記固定突極それぞれと対応するそれぞれの位で上記磁石の磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの正回転用磁気センサと、上記回転体の周囲に配置され、m及びnを自然数、上記回転突極の数を2nとしたとき、上記正回転用磁気センサそれぞれよりも逆回転方向に回転角が2mπ/2nラジアン進んだ位置から、さらに少なくとも該固定突極一つ分だけ該逆回転方向に進んだそれぞれの位で上記磁石の磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの逆回転用磁気センサと、を有し、上記切換手段は、上記正回転用磁気センサ又は上記逆回転用磁気センサから出力される上記信号の極性に応じて上記負荷電流の給電方向を切換えるスイッチング素子を備えたことも好ましい。
このように、周縁に磁石を配置した、回転子と同軸の回転体を設け、その周囲に正回転用磁気センサと逆回転用磁気センサとを所定の位置に配置し、回転突極対が固定突極対を通過するタイミングを少なくとも上記固定突極一つ分だけ早めに検出し、それら磁気センサの出力信号の極性に応じて負荷電流の給電方向を切換えれば、正回転及び逆回転何れの回転方向についても円滑に起動することができる。
また、力の大きさによる指令を受け、受けた力が所定値を超える場合は、該所定値を超える力の大きさに比例して線形素子の特性値が変化する第1指令信号を生成する指令信号生成手段と、上記第1指令信号に応じたデューティ比の給電信号(PWM信号)を出力する給電信号出力手段と、上記回転子の回転方向に関する指令を受けたとき、上記給電信号出力手段から出力された上記給電信号の入力先を、上記正回転用磁気センサ及び上記逆回転用磁気センサ何れか一方に切替える回転方向切替手段と、を備え、上記切換手段は、上記正回転用磁気センサ又は上記逆回転用磁気センサから出力される上記給電信号の極性に応じて上記負荷電流の給電方向を切換える一方、該給電信号のデューティ比に応じて該負荷電流を給電することができる。
このように、指令信号生成手段、給電信号出力手段、及び回転方向切替手段を備え、給電信号の入力先を正回転用磁気センサと逆回転用磁気センサの何れか一方に切り替えることにすれば、正回転及び逆回転何れの回転方向においても給電信号によって回転速度を調整することができる。
ここで、上記界磁巻線に通電される上記負荷電流の大きさを検出する負荷電流検出手段と、上記負荷電流検出手段により検出された上記負荷電流が閾値を超えたとき、過負荷信号を出力する過負荷電流制限手段と、を備え、上記給電信号生成手段は、上記過負荷信号が入力すると上記給電信号のデューティ比を減少させ、該過負荷信号が解消すると、減少させた該給電信号のデューティ比を、上記第1指令信号に応じたデューティ比まで増加させることが好ましい。
このようにすれば、負荷電流に何らかの異常が生じても、界磁巻線の焼損やモータの暴走を防ぐことができる。
また、上記指令信号生成手段は、上記受けた力が上記所定値以下の場合は、該所定値を下回る力の大きさに比例して線形素子の特性値が変化する第2指令信号を生成するものであって、上記第2指令信号に応じたデューティ比の回生信号を出力する回生信号生成手段と、上記界磁巻線に誘起される電力を上記回生信号のデューティ比に応じて整流し、蓄電器に蓄電する回生電力制御手段と、を備え、上記第2指令信号のデューティ比に応じて回生制動することが好ましい。
このように指令信号生成手段に加える力を緩めることで第2指令信号を生成し、その指令信号に応じたデューティ比の回生信号によって誘起される電力を制御すれば一つの指令手段で加速することやエンジンブレーキを用いるような感覚で減速することができる。
さらに、上記指令信号生成手段は、並設された帯状の摺動面に抵抗体が形成され、該摺動面双方を長さ方向にスライドするスライド部材により抵抗値が変化する摺動抵抗器、及び力の大きさによる指令を受けたとき、受けた力に応じて該スライド部材をスライドさせるコントロール部材を有するものであって、該受けた力が上記所定値を超える場合には、該所定値を超える力の大きさに比例して抵抗値が減少する第1の抵抗体により上記第1指令信号を生成し、該受けた力が該所定値以下の場合には、該所定値を下回る力の大きさに比例して抵抗値が減少する第2の抵抗体により上記第2指令信号を生成することができる。
また上記切換手段は、上記ホール素子から出力された上記給電信号の極性に応じて上記負荷電流の方向を切換える一方、該給電信号のデューティ比に応じて該負荷電流を給電することができる。
また、上記界磁巻線への給電が停止されたとき、該界磁巻線に誘起される電力による回生電流を検出する回生電流検出手段と、上記回生電流検出手段により検出された上記回生電流が閾値を超えたとき、過電流信号を出力する過電流制限手段と、を備え、上記回生信号生成手段は、上記過電流信号が入力すると上記回生信号のデューティ比を減少させ、該過電流信号が解消すると、減少させた該回生信号のデューティ比を、上記第2指令信号に応じたデューティ比まで増加させることができる。
このようにすれば、異常が生じても界磁巻線が焼損することはない。
本発明の非正弦波駆動電動機によれば、対称に配置された回転突極対が固定突極対を通過するタイミングを正回転用磁気センサと逆回転用磁気センサとで検出して固定突極対の極性を反転させるので、正逆何れの方向に対しても各回転突極が各固定突極からトルクを得ることができ、回転子がいかなる位置で停止しても、正逆何れの回転方向でも円滑に起動することができる。また、回転子を挟んで対称に配置された固定突極対は同時に磁化されるので、ラジアル方向に作用する力が相殺され、振動や騒音を抑制できるうえ、固定突極対の数を増やせば、トルク変動が分散され、リップルも抑制することもできる。さらに、給電停止直後の回生制動を、給電操作手段と同じ操作手段で、簡易に行うことができるので、例えば電気自動車のアクセルペダルに適用すれば、エンジンブレーキと同様の感覚を得ることができるほか、回生制動で得られた電力を整流して、大容量キャパシタに蓄電し、2次電池に適正電圧で充電できるので、エネルギー効率を高めることができる。
図1は、本実施形態の非正弦波駆動電動機本体を示す模式図である(逆回転用磁気センサを2π/4ラジアン以上進んだ位置に配置)。 図2は、本実施形態の非正弦波駆動電動機本体を示す模式図である(逆回転用磁気センサを4π/4ラジアン以上進んだ位置に配置)。 図3は、本実施形態の非正弦波駆動電動機の給電・回生系及び給電・回生系を制御する信号系を示す機能ブロック図である。 図4は、界磁巻線対に対する給電・回生系及び信号系の詳細を示す図である。 図5は、本実施形態の指令信号生成部の1例を示すコントロールペダルの側面図である。 図6は、コントロールペダルに結合された摺動抵抗器を展開した図である。 図7は、回転方向転換手段により切替えられる各ホール素子と界磁巻線との関係を示す図である。 図8は、回転子が正回転(時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図9は、回転子が正回転(時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図10は、回転子が正回転(時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図11は、回転子が正回転(時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図12は、回転子が正回転(時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図13は、回転子が正回転(時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図14は、回転子が逆回転(反時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図15は、回転子が逆回転(反時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図16は、回転子が逆回転(反時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図17は、回転子が逆回転(反時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図18は、回転子が逆回転(反時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。 図19は、回転子が逆回転(反時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。
以下に、本発明の非正弦波励磁駆動電動機の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本実施形態の非正弦波駆動電動機本体を示す模式図であり、図1は、逆回転用ホール素子それぞれが正回転用ホール素子それぞれよりも回転角で2π/4ラジアン以上進んだ位置に配置された例を示す模式図、図2は、逆回転用ホール素子それぞれが正回転用ホール素子それぞれよりも回転角で4π/4ラジアン以上進んだ位置に配置された例を示す模式図である。
図1に示す非正弦波駆動電動機本体は、回転子1と、固定子2と、回転子1と同軸に軸着された回転体3、及び回転体3の外周に配置された三つの正回転用ホール素子(本発明の「正回転用磁気センサ」に相当するu,v,w)18及び三つの逆回転用ホール素子((本発明の「逆回転用磁気センサ」に相当するx,y,z)18を有する検知手段16とを備えている。
回転子1は、回転軸1aを挟んで4個の回転突極(A,B,C,D)1bが対称に配置され、2組の回転突極対(ACとBD)が形成されている。
固定子2は、12個の固定突極2bが回転子1の周囲に対称に配置され、6組の固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)が形成されている。そして、回転突極(A,B,C,D)1bそれぞれは、2つの固定突極2bに跨り、回転突極(A,B,C,D)1b相互間にある凹部は、1つの固定突極2bの幅よりも大きくなっている。
回転体3は、回転子1と共通の回転軸1aに軸着されており、外縁には、回転突極(A,B,C,D)1bと同数の永久磁石(N極、S極)3bが隙間3cを開けて交互に配置されている。そして、永久磁石(N極、S極)3bそれぞれは、回転突極対(ACとBD)それぞれよりも、固定突極2bの幅程度(固定突極2b一つ分だけ)正回転方向(時計まわり)に進んだ位置に配置されている。
正回転用ホール素子(u,v,w)18及び逆回転用ホール素子(x,y,z)18それぞれは、入力端子と出力端子とを有し、回転体3の周囲に配置され、回転体3の外縁に交互に配置された永久磁石3bの磁極を検出し、入力された信号(給電信号)に、検出された磁極に応じた極性を付与して出力する。
正回転用ホール素子(u,v,w)18は、回転体3の周囲に設置され、隣接した3個の固定突極(u1,v1,w1)2bと対応する位置に配置されている。一方、回転突極対(ACとBD)と永久磁石3bは同期して回転し、永久磁石3bは、回転突極対(ACとBD)よりも、固定突極2bの幅程度正回転方向(時計まわり)に進んだ位置に配置されている。
従って、各ホール素子(u,v,w)18は、回転突極(A,B,C,D)1bの中央が固定突極(u1,v1,w1.u2,v2,w2)2bの励磁領域を通過するのを、固定突極2b一つ分だけ早めに検出し、永久磁石3b相互間の隙間3cで一旦磁化を休止した後、異なる磁石3bを検出して、それまでとは極性が逆の給電信号を出力する。磁化休止時間は、固定突極2bのヒステリシス特性や発生する逆起電力等を勘案して、回転体3の永久磁石3b相互間の隙間3cの大きさで調整することができる。この磁化休止時間により、回転突極対(ACとBD)が固定突極2bの励磁領域を通過するとき、固定突極2bから逆向きのトルクを受けないようにすることができる。また、回転突極1bが、少なくとも2つの固定突極2bに跨っているので、固定突極2bから着磁される磁化が打ち消されることはなく、回転子1が如何なる位置から起動する場合においても、回転突極1bが少なくとも1つの固定突極2bによって磁化されると共に、その固定突極2bの近傍の固定突極2bからリラクタンストルクを得て回転駆動することができる。
さらに、固定子2の12個の固定突極2bには、図示しない界磁巻線が巻回され、6組の固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)それぞれの界磁巻線それぞれは並列に接続されている。また、3組の固定突極対(u1,v1,w1)の界磁巻線は、全て同じ方向に巻回され、他の3組の固定突極対(u2,v2,w2)の界磁巻線にあっても、全て同じ方向に巻回されている。従って、本実施形態の非正弦波駆動電動機本体は、3つの正回転用ホール素子(u,v,w)18により、全ての固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)の励磁領域の通過タイミングを検出することができる。
一方、逆回転用ホール素子(x,y,z)18は、正回転用ホール素子(u,v,w)18に対し、逆回転方向に回転角で90度進んだ位置(2π/4ラジアン、すなわちmが1、nが2の場合で、固定突極u2,v2,w2と対応する位置)から、さらに、固定突極一つ分だけ進んだ位置(固定突極w1,u2,v2と対応する位置)に配置されている。
従って、正回転する場合と同様、回転突極対(AC)をN極に、回転突極対(BD)をS極に着磁する一方、逆回転用ホール素子(x,y,z)18は、回転突極対(ACとBD)が固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)の励磁領域を通過するのを、固定突極2b一つ分だけ早めに検出し、永久磁石3b相互間の隙間3cで一旦磁化を休止した後、異なる磁石3bを検出して、それまでとは逆極性の給電信号を出力する。これにより、少なくとも2つの固定突極2bに跨る回転突極1bは、それぞれの固定突極2bから着磁される磁極によって、磁化が打ち消されることはなく、回転突極1bは、少なくとも1つの固定突極2bによって磁化される一方、その近傍の固定突極2bからリラクタンストルクを得て回転駆動することができる。
ここで、nを自然数、回転突極数を2n、固定突極数を2nK(但し、Kは3以上の整数)とすれば、正回転用ホール素子18及び逆回転用ホール素子18それぞれは、K個配置すればよい。
図2に示す非正弦波駆動電動機本体の逆回転用ホール素子(x,y,z)18それぞれは、正回転用ホール素子(u,v,w)18に対し、逆回転方向に回転角で180度進んだ位置(4π/4ラジアン、すなわちmが2、nが2の場合で、固定突極u1,v1,w1と対応する位置)から、さらに、固定突極一つ分だけ進んだ位置(固定突極w2,u1,v1と対応する位置)に配置されている。
従って、正回転する場合と異なり、回転突極対(AC)をS極に、回転突極対(BD)をN極に着磁する一方、各ホール素子(x,y,z)18は、回転突極対(ACとBD)が固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)の励磁領域を通過するのを、固定突極2b一つ分だけ早めに検出し、永久磁石3b相互の隙間3cで一旦磁化を休止した後、異なる磁石3bを検出して、それまでとは逆極性の給電信号を出力する。これにより、少なくとも2つの固定突極2bに跨る回転突極1bは、それぞれの固定突極2bから着磁される際に、磁化が打ち消されることはなく、回転突極1bは、少なくとも1つの固定突極2bによって磁化される一方、その近傍の固定突極2bからリラクタンストルクを得て回転駆動することができる。但し、正回転と逆回転とでは回転突極対(ACとBD)が異なる磁極に着磁されるので、逆回転用ホール素子(x,y,z)18それぞれから出力される信号を予め反転させて切換手段4に入力させることにより、正回転、逆回転の如何に拘わらず、回転突極対(AC)1bを同じ磁極に着磁することができる。
逆回転用ホール素子それぞれの配置例について、正回転用ホール素子それぞれから逆回転方向に回転角が2π/2nラジアン(90度)進んだ位置の配置例、及び4π/2nラジアン(180度)進んだ位置の配置例について説明したが、6π/2nラジアン(270度)進んだ位置についても同様である。
ここで、本実施形態における検出手段16は、回転体3外縁に、回転突極対(ACとBD)それぞれよりも、固定突極2bの幅程度(固定突極2b一つ分だけ)正回転方向(時計まわり)に進んだ位置に永久磁石(N極、S極)3bが配置され、その永久磁石を、固定突極2bと対応する位置に配置された正回転用ホール素子18(あるいは正回転用ホール素子それぞれから逆回転方向に回転角が2π/2nラジアン進んだ位置に配置された逆回転用ホール素子18)で検出することにより、回転突極中央が固定突極2bの励磁領域を通過するタイミングを、少なくとも固定突極2b一つ分だけ早めに検出している。しかしながら、励磁領域の通過タイミングを、少なくとも固定突極2b一つ分だけ早めに検出する方法は、回転体3の永久磁石(N極、S極)3bの位置を、固定突極2bの幅程度正回転方向に進んだ位置に配置する方法に限定する必要はなく、正回転用ホール素子18を固定突極2bの幅程度正回転方向に進んだ位置に配置し、逆回転用ホール素子18それぞれを、正回転用ホール素子それぞれから逆回転方向に回転角が2π/2nラジアン(90度)、4π/2nラジアン(180度)、あるいは6π/2nラジアン(270度)進んだ位置に配置しても同様の効果が得られる。
よって、以下に説明する検出手段16は、回転体3外縁に、回転突極対(ACとBD)それぞれよりも、固定突極2bの幅程度(固定突極2b一つ分だけ)正回転方向(時計まわり)に進んだ位置に永久磁石(N極、S極)3bが配置され、正回転用ホール素子18は、固定突極2bそれぞれと対応する位置に配置され、逆回転用ホール素子18は正回転用ホール素子18それぞれから回転角が2π/2nラジアン(90度)進んだ位置に配置された例に基づいて説明する。
図3は、本実施形態の非正弦波駆動電動機の給電・回生系及び給電・回生系を制御する信号系を示す機能ブロック図である。
図3において、二重線の矢印は、給電・回生系を示し、一重線の矢印は、信号系を示す。
図3に示すように、本実施形態の給電・回生系及び信号系は、回転突極対(ACとBD)が固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)を通過するタイミングを検出し、給電信号に正負何れかの極性を付与する正回転用ホール素子(u、v、w)18及び逆回転用ホール素子(x、y、z)18と、ホール素子18から出力される給電信号の不平衡分をカットするパルストランス(T1、T2,T3)19と、ホール素子18から出力される給電信号に基づいて、固定子2の界磁巻線対(c10,c11,c20,c21,c30,c31)2cに供給される非正弦波負荷電流の通電制御を行う切換手段(s1,s2,s3)4と、矩形波を生成する矩形波生成部5と、回転速度に関する第1指令信号を生成する第1指令信号生成部及び回生制動に関する第2指令信号を生成する第2指令信号生成部8bを有する指令信号生成部8と、第1指令信号に応じたデューティ比の給電信号(PWM信号)を生成する給電信号生成部6と、回転子1の回転方向についての指令を受けたとき、給電信号出力手段から出力された給電信号の入力先を、正回転用磁気センサ及び逆回転用磁気センサの何れか一方に切替え、回転方向を転換する回転方向切替手段17と、第2指令信号に応じたデューティ比の回生信号(PWM信号)を生成する回生信号生成部7と、界磁巻線に誘起される電力を全波整流する全波整流器13と、回生信号に応じてスイッチング素子9aを制御し、回生制動する回生電力制御部9と、回生電流の異常を検出する過電流検出部12と、直流電源(二次電池)10と、直流電源10から界磁巻線対2cに給電される非正弦波負荷電流の異常を検出する過負荷電流検出部11と、回生された電力を直流電源(二次電池)10に充電する充電部15と、を備えている。
正回転用ホール素子(u、v、w)18及び逆回転用ホール素子(x、y、z)18は、入力端子及び出力端子を持ち、入力端子からパルス幅変調された給電信号が入力したとき、検出された回転体3の磁極に応じてその給電信号に正負何れかの極性を付与して出力する。
切換手段4は、図4で示すように、ホール素子18の出力端子から出力される給電信号の極性が正のとき、その給電信号のデューティ比に応じて通電時間が変わるスイッチング素子4aと、給電信号の極性が負のとき、その給電信号のデューティ比に応じて通電時間が変わるスイッチング素子4bとを備え、界磁巻線対2cに供給される負荷電流の向きを給電信号の極性に応じて切換える一方、給電信号のデューティ比に応じて負荷電流の通電時間を変化させる。
指令信号生成部8は、図5及び図6で示すように、電動機の回転動作を指令するため、力の大きさによる指令を受け、受けたその力の大きさが所定値(ニュートラル)を越えた場合は、その所定値を超えるその力の大きさに比例して線形素子の特性値が変化する第1指令信号(回転駆動信号)を生成する第1指令信号生成部8aと、受けたその力が所定値以下の場合は、所定値を下回るその力の大きさに比例して線形素子の特性値が変化する第2指令信号(回生制動信号)を生成する第2指令信号生成部8bとを有する。
給電信号生成部6は、第1指令信号生成部8aから出力される第1指令信号(回転駆動信号)に応じたデューティ比の給電信号(PWM信号)を出力する。
回転方向切替手段17は、正回転方向に回転させる指令を受けたときは、給電信号生成部6から出力された給電信号(PWM信号)の入力先を正回転用ホール素子(u、v、w)18に切替え、逆回転方向に回転させる指令を受けたときは、給電信号生成部6から出力された給電信号(PWM信号)の入力先を逆回転用ホール素子(x、y、z)18に切り替える。
回生信号生成部7は、第2指令信号生成部8bから出力される第2指令信号(回生制動信号)に応じたデューティ比の回生信号(PWM信号)を出力する。
回生電力制御部9は、直流電源10から界磁巻線への通電が停止した後、その界磁巻線に誘起される交流電力を回生信号生成部7から出力される回生信号に基づいて、全波整流器8で整流された電力を大容量キャパシタに蓄電する。
過負荷電流検出部11は、検出された負荷電流が閾値を超えたとき、給電信号生成部6における給電信号のデューティ比を減少させる。
過電流検出部12は、直流電源10から界磁巻線への通電が停止した後、検出された回生電流が閾値を超えたとき、回生信号生成部7における回生信号のデューティ比を減少させる。
充電部15は、回生電力制御部9の大容量キャパシタに蓄電された電荷を直流電源10の2次電池に充電する。
ここで、本実施形態の検出手段は、回転子の磁石の磁極をホール素子18によって検出しているが、必ずしもホール素子である必要はない。
図4は、界磁巻線対に対する給電・回生系及び信号系の詳細を示す図である。
図4には、図1又は図2に示した6組の固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)それぞれに巻回され、並列に接続された界磁巻線対2cに対する給電・回生系及び給電・回生系を制御する信号系が示されている。図4に示すように、直流電源Pinから負荷電流が給電される界磁巻線対2cには、切換手段4を形成する一対のスイッチング素子4aと、一対のスイッチング素子4bが直列に接続され、各スイッチング素子4a,4bにはダイオード4eが並列に接続されている。また、界磁巻線対2cには、全波整流器13が並列に接続され、全波整流器13には、スイッチング素子(IGBT)9aと、回生電流を蓄電するキャパシタ9bと、異常電流を検出する過電流検出部12が直列に接続されている。スイッチング素子(IGBT)9aは、第2指令信号生成部から入力する第2指令信号(回生制動信号)Rinに基づき、回生信号生成部7で生成された回生信号に応じて通電時間が制御される。キャパシタ9bに蓄えられた電力は、充電量制御部15を介して直流電源(二次電池)に充電される。
一方、ホール素子18に入力した給電信号Sinは、ホール素子18で検出した磁石の磁極に応じた極性が付与され、パルストランスT経由で、切換手段4を形成するスイッチング素子4a,4b(例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲート(G))に入力される。そして、ゲート(G)に入力される給電信号Sinの極性が正のときはスイッチング素子4aが作動し、ゲート(G)に入力される給電信号Sinの極性が負のときはスイッチング素子4bが作動する。その結果、直流電源(Pin)から一対の界磁巻線2cに給電される負荷電流の方向は、ホール素子18で検出した磁石の磁極によって切り換わり、それに合わせて固定突極対の極性も反転する。
次に、指令信号生成部の一例について説明する。
図5は、本実施形態の指令信号生成部の1例を示すコントロールペダルの側面図であり、図5は、コントロールペダルに結合された摺動抵抗器を展開した図である。
図5に側面図を示すコントロールペダル80は、ドラム外周の、ニュートラルゾーンを挟んだ両周縁に設けられた摺動抵抗器82と、自在に回転するドラム回転軸83と、回転軸83が回転するのに合わせて回転して摺動抵抗器82をスライドするスライドリード84と、一端は棒状体85に結合され、中間はフレキシブルチューブ86で支持され、ドラムの巻取ガイド81に巻き取られた他端は、スライドリード84に接続されたワイヤ87と、を備えている。そして、回転軸83は、図に現れないスプリングで反時計回りに付勢され、棒状体85は、中間を支点88で支持され、他端には、外力を受けるペダル89が設けてある。
ペダル89が矢印方向に押されて力を受けると、受けた力の大きさに応じてワイヤ87が引き出され、スライドリード84と回転軸83とが時計回りに回転してスライドリード84が摺動抵抗器82をスライドする。そのとき、スライドリード84のリード線84a、84bと摺動抵抗器82のリード線82a、82bとの間の抵抗値が変化する。
なお、ここではドラムが固定され、回転軸83がスライドリード84とともに回転するように構成されているが、ドラム自体が回転するように構成してもよい。また、摺動抵抗器82は、必ずしもドラム外周に設ける必要はない。
図6に展開図を示す摺動抵抗器82は、ニュートラルゾーン82cを挟んで両側の一方の辺縁それぞれに、抵抗体を有する帯状の摺動面82dが設けられ、スライドリード84が摺動面82dをスライドすることにより、スライドリード84のリード線84a、84bと摺動抵抗器82のリード線82a、82bとの間の抵抗値が変化するように構成されている。図の上側の摺動面82dは、第1指令信号を生成し、図の下側の摺動面82dは、第2指令信号を生成するためのものである。上側の摺動面82dには、ニュートラルゾーン82cまでは、抵抗体が形成されておらず、ニュートラルゾーン82cから右方には、抵抗体が形成されている。一方、下側の摺動面82dには、ニュートラルゾーン82cまでは、抵抗体が形成され、ニュートラルゾーン82cから右方には、抵抗体が形成されていない。
図6において、スライドリード84が右方(矢印方向)に移動すると、上側の摺動面82dにおいては、ニュートラルゾーン82cまでは、抵抗値は最大値のまま変わらず、ニュートラルゾーン82cからさらに右方に移動すると、抵抗値は最大値から次第に小さくなり、0になる。一方、下側の摺動面82dにおいては、ニュートラルゾーン82cまでは、抵抗値は0から次第に大きくなり、ニュートラルゾーン82c以降は最大値になる。次に、スライドリード84が右方から左方に移動すると、上側の摺動面82dは、抵抗値がゼロから次第に大きくなり、ニュートラルゾーン82c付近で最大値となり、ニュートラルゾーン82cを超えても抵抗値は最大値のまま変わらない。一方、下側の摺動面82dは、ニュートラルゾーン82cまでは、抵抗値が最大値のままで、ニュートラルゾーン82cからさらに左方に移動すると、抵抗値が次第に小さくなり、0になる。
上側の摺動面82dの抵抗値の変化は、給電信号生成部6に反映され、出力される給電信号のデューティ比が変化する。また、下側の摺動面82dの抵抗値の変化は、回生信号生成部7に反映される。
ここで、給電信号生成部6及び回生信号生成部7は、例えば時定数回路を備え、その時定数回路に供給される電圧を摺動抵抗器82の抵抗値が変化することにより、パルス幅変調されて出力される給電信号及び回生信号のデューティ比を変化させることができる。なお、本実施形態では、指令信号の生成に当たり、受けた力の大きさを摺動抵抗器82の抵抗値の変化に変換しているが、必ずしも抵抗値の変化に変換する必要はなく、キャパシタンスの変化、インダクタンスの変化、電圧の変化などに変換して給電信号生成部6や回生信号生成部7に反映させることもできる。
図7は、回転方向切替手段により切替えられる各ホール素子と界磁巻線との関係を示す図である。
図7に示すように、正回転用ホール素子(u、v、w)18及び逆回転用ホール素子(x、y、z)18それぞれは、パルストランス(T1,T2,T3)19及び切換手段(S1,S2,S3)4に接続され、切換手段(S1,S2,S3)4は界磁巻線対(c10,c11,c20,c21,c30,c31)2cに接続されている。
回転方向切替手段17は、例えば双極双投スイッチ(DPDT)で、給電信号Rinを正回転用ホール素子(u、v、w)18それぞれに一斉に入力するA接点と、給電信号Rinを逆回転用ホール素子(x、y、z)18それぞれに一斉に入力するB接点とを有する。
正回転用ホール素子(u)18と逆回転用ホール素子(x)18とは、パルストランス(T1)19及び切換手段(S1)4に並列に接続され、切換手段(S1)4には界磁巻線対(C10)2cと界磁巻線対(C11)2cとが逆向きに並列に接続されている。また、正回転用ホール素子(v)18と逆回転用ホール素子(y)18とは、パルストランス(T2)19及び切換手段(S2)4に並列に接続され、切換手段(S2)4には界磁巻線対(C20)2cと界磁巻線対(C21)2cとが逆向きに並列に接続されている。さらに、正回転用ホール素子(w)18と逆回転用ホール素子(z)18とは、パルストランス(T3)19及び切換手段(S3)4に並列に接続され、切換手段(S3)4には界磁巻線対(C30)2cと界磁巻線対(C31)2cとが逆向きに並列に接続されている。
従って、例えば、仮に正回転用ホール素子(u,v,w)18又は逆回転用ホール素子(x,y,z)18が同じ磁極(例えばN極)を検出すれば、直流電源Pinから給電され、界磁巻線対(c10,c20,c30)2cを流れる負荷電流の方向と界磁巻線対(c11,c21,c31)2cを流れる負荷電流の方向とは図の矢印で示すように互いに逆向きになる。
いま、回転方向切替手段17が、B接点側に作動したときは、給電信号Rinを逆回転用ホール素子(u、v、w)18それぞれに一斉に入力し、逆回転用ホール素子(x、y、z)18が回転体3の永久磁石3bのN極を検出したときは、界磁巻線対(c10,c20,c30)2cは固定突極対(u1,v1,w1)をN極に磁化し、界磁巻線対(c11,c21,c31)2cは固定突極対(u2,v2,w2)をS極に磁化する。同様に、逆回転用ホール素子(x、y、z)18が回転体3の永久磁石3bのS極を検出したときは、界磁巻線対(c10,c20,c30)2cは固定突極対(u1,v1,w1)をS極に磁化し、界磁巻線対(c11,c21,c31)2cは固定突極対(u2,v2,w2)をN極に磁化する。
また、回転方向切替手段17がA接点側に作動したときは、給電信号Rinを正回転用ホール素子(u、v、w)18それぞれに一斉に入力するので、正回転用ホール素子(u、v、w)18が回転体3の永久磁石3bのN極を検出したときは、界磁巻線対(c10,c20,c30)2cは固定突極対(u1,v1,w1)をN極に磁化し、界磁巻線対(c11,c21,c31)2cは固定突極対(u2,v2,w2)をS極に磁化する。同様に、正回転用ホール素子(x、y、z)18が回転体3の永久磁石3bのS極を検出したときは、界磁巻線対(c10,c20,c30)2cは固定突極対(u1,v1,w1)をS極に磁化し、界磁巻線対(c11,c21,c31)2cは固定突極対(u2,v2,w2)をN極に磁化する。
次に本実施形態の非正弦波駆動電動機本体が正回転する場合と、逆回転する場合の作用について説明する。
図8〜図13は、回転子が正回転(時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図であり、図14〜図19は、逆回転(反時計回り)する場合の非正弦波駆動電動機本体の励磁状態を示す図である。
図8〜図13における回転突極(A,B,C,D)は、正回転方向に、回転角が75度回転するまで、15度ずつ回転させた各位置を示し、90度回転した位置は、図8の回転突極(A,B,C,D)における、Bの位置にAが、Aの位置にDが移動したものと同じであること、また図14〜図19における回転突極(A,B,C,D)は、逆回転方向に、回転角が75度回転するまで、15度ずつ回転させた各位置を示し、90度回転した位置は、図14の回転突極(A,B,C,D)における、Dの位置にAが、Aの位置にBが移動したものと同じであることから、図及び説明を省略する。
[正回転]
図8に示すように、各ホール素子(u,v,w)18が、回転体3の永久磁石(N極、S極)3bの隙間3cよりも内側にある場合には、ホール素子(u,v,w)18は全て、永久磁石3bのS極を検出し、検出されたS極により、負極性が付与された給電信号によって制御された切換手段(S1,S2,S3)4を介して直流電源Pinから界磁巻線対(c10,c20,c30,c11,c21,c31)2cに負荷電流が給電される。固定突極対(u1,v1,w1)はS極に磁化され、固定突極対(u2,v2,w2)は、N極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(u1)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(u2)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(v1)から吸引力を受け、固定突極対(w2)から反発力を受け、回転突極対(BD)は、固定突極対(v2)から吸引力を受け、固定突極対(w1)から反発力を受けるので、回転子1は、時計方向に回転駆動される。
図9に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図8に対して15度変化し、永久磁石(N極、S極)3bの隙間3cが、ホール素子(u)18の位置にある場合は、ホール素子(u)18は、永久磁石(N極、S極)3bの磁極を検出しないので、界磁巻線対(c10,c11)には負荷電流が給電されず、固定突極対(u1,u2)は磁化されない。一方、ホール素子(v,w)18は、永久磁石3bのS極を検出し、検出されたS極により、負極性が付与された給電信号によって制御された切換手段(S2,S3)4を介して直流電源Pinから界磁巻線対(c20,c30,c21,c31)2cに負荷電流が給電される。そして、固定突極対(v1,w1)はS極に磁化され、固定突極対(v2,w2)はN極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(v1)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(v2)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(v1)及び固定突極対(w1)から吸引力を受けると共に、固定突極対(w2)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(v2)及び固定突極対(w1)から吸引力を受けると共に、固定突極対(w1)から反発力を受けるので、回転子1は、時計方向に回転駆動される。
図10に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図8に対して30度変化し、ホール素子(u)18とホール素子(v)8の中間に、永久磁石(N極、S極)3bの隙間3cが位置する場合は、ホール素子(u)18は、永久磁石3bのN極を検出し、検出されたN極により、正極性が付与された給電信号によって制御された切換手段(S1)4を介して直流電源Pinから界磁巻線対(c10,c11)に負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1)はN極に磁化され、固定突極対(u2)は、反対のS極に磁化される。一方、ホール素子(v,w)18は、永久磁石3bのS極を検出し、検出されたS極により、負極性が付与された給電信号によって制御された切換手段(S2,S3)4を介して直流電源Pinから界磁巻線対(c20,c30,c21,c31)には負荷電流が給電される。そして、固定突極対(v1,w1)はS極に励磁され、固定突極対(v2,w2)はN極に励磁される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(v1)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(v2)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(w1)から吸引力を受け、固定突極対(u1)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(w2)から吸引力を受け、固定突極対(u2)から反発力を受けるので、回転子1は、時計方向に回転駆動される。
図11に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図8に対して45度変化し、永久磁石(N極、S極)3bの隙間3cが、ホール素子(v)18の位置にある場合は、ホール素子(v)18は、永久磁石3bの磁極を検出しないので、界磁巻線対(c20、c21)には負荷電流が給電されず、固定突極対(v1,v2)は磁化されない。一方、ホール素子(u)18は、永久磁石3bのN極を検出し、ホール素子(w)18は、永久磁石3bのS極を検出し、界磁巻線対(c10、c11、c30、c31)には負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1)はN極に磁化され、固定突極対(u2)はS極に磁化される。また、固定突極対(w1)はS極に磁化され、固定突極対(w2)はN極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(w1)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(w2)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(w1)及び固定突極対(u2)から吸引力を受け、固定突極対(u1)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(w2)及び固定突極対(u1)から吸引力を受け、固定突極対(u2)から反発力を受けるので、回転子1は、時計方向に回転駆動される。
図12に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図8に対して60度変化し、ホール素子(v)18とホール素子(w)18の中間に永久磁石3bの隙間3cが位置する場合は、ホール素子(u,v)18は、永久磁石3bのN極を検出し、界磁巻線対(c10,c11,c20,c21)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1,v1)はN極に磁化され、固定突極対(u2,v2)は、反対のS極に磁化される。一方、ホール素子(w)18は、永久磁石3bのS極を検出し、界磁巻線対(c30,c31)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(w1)はS極に磁化され、固定突極対(w2)はN極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(w1)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(w2)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(u2)から吸引力を受け、固定突極対(v1)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(u1)から吸引力を受け、固定突極対(v2)から反発力を受けるので、回転子1は、時計方向に回転駆動される。
図13に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図8に対して75度変化し、永久磁石3bの隙間3cがホール素子(w)18の位置にある場合は、ホール素子(w)18は、永久磁石3bの磁極を検出しないので、界磁巻線対(c30,c31)には負荷電流が給電されず、固定突極対(w1,w2)は磁化されない。一方、ホール素子(u,v)18は、永久磁石3bのN極を検出し、界磁巻線対(c20,c21,c30,c31)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1,v1)はN極に磁化され、固定突極対(u2,v2)はS極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(u2)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(u1)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(u2)及び固定突極対(v2)から吸引力を受け、固定突極対(v1)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(u1)及び固定突極対(v1)から吸引力を受け、固定突極対(v2)から反発力を受けるので、回転子1は、時計方向に回転駆動される。
ここで、図8〜図13から明らかなように、回転子1が如何なる位置にあっても、ACはN極に磁化され、BDはS極に磁化される。
一方、回転体3には永久磁石3bが4つ、固定突極2bの幅よりも大きい隙間3cを開けて、交互にN極とS極が配置されている。それらの永久磁石3bは、回転突極1b中央よりも固定突極2bの回転方向の幅(ここでは回転角で約15度)だけ進相した位置に配置されているので、回転突極1aが2つの固定突極2bに跨るときの、後方の固定突極2bが磁化休止となるか、あるいは異なる磁極に磁化されるので、常にリラクタンストルクが得られ、本実施形態の非正弦波駆動電動機を円滑に起動することができる。
また、本実施形態の回転子1は、4つの回転突極1b、2組の回転突極対(ACとBD)を有し、固定子2は、12個の固定突極2b、6組の固定突極対(u1,v1,w1.u2,v2,w2)を有するが、必ずしもこの構成に限定する必要はなく、回転突極1bの数が2n(nは、整数)、固定子2の固定突極2bの数が2nK(Kは、3以上の整数)、回転体3の磁極数が2n、ホール素子18の配置数が正回転用K個、逆回転用K個の場合には、同様の効果が得られる。
本実施形態の非正弦波駆動電動機は、回転突極数及び固定突極数がこのように設定される一方、回転突極(A,B,C,D)1aそれぞれは、2つの固定突極2bに跨り、回転突極(A,B,C,D)1a相互間にある凹部は、1つの固定突極2bの幅よりも大きくなるように設定されるので、回転突極1bの位置に拘わらず、円滑に起動することができる。また、回転突極1b及び固定突極2bが偶数で回転軸1aを中心にして対称に配置されるので、界磁巻線対2cを並列に接続すれば、対称な位置に配置された回転突極1b及び固定突極2bは、同じ極性に同時に磁化され、また磁化休止時間を経て極性が反転するので、騒音や振動が抑制される。また、固定突極2bや回転突極1bの数を多くすれば、直径方向に働く力が分散され、トルクリップルが抑制される。
[逆回転]
図14〜図19における回転突極(A,B,C,D)1bは、逆回転方向に、回転角が75度回転するまで、15度ずつ回転させた各位置を示している。
回転子1を逆方向に回転させるには、図7で示したように回転方向切替手段17をB接点側に作動させる。その結果、切換手段(S1,S2,S3)4には逆回転用ホール素子(x、y、z)18から出力される給電信号が入力し、界磁巻線対(c10,c11,c20,c21,c30,c31)2cには、逆回転用ホール素子(x、y、z)18から出力される給電信号によって制御された切換手段(S1,s2,S3)4から、負荷電流が供給される。
図14に示すように、永久磁石の隙間3cがホール素子(x)18とホール素子(y)18の間に在る場合は、ホール素子(x)18は、永久磁石3bのS極を検出する。ホール素子(x)18から出力された給電信号は切換手段(s1)4に入力され、界磁巻線対(c10,c11)2cの負荷電流を給電するので、固定突極対(u1)はS極に、固定突極対(u2)はN極に磁化される。また、ホール素子(y)18から出力された給電信号は切換手段(s2)4に入力され、界磁巻線対(c20,c21)2cの負荷電流を給電し、固定突極対(v1)はN極に、固定突極対(v2)はS極に磁化される。さらに、ホール素子(w)18から出力された給電信号は切換手段(s3)4に入力され、界磁巻線対(c30,c31)2cの負荷電流を給電し、固定突極対(W1)はN極に、固定突極対(w2)はS極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(u1)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(u2)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(w2)から吸引力を受け、固定突極対(v1)から反発力を受ける。また回転突極対(BD)は、固定突極対(w1)から吸引力を受け、固定突極対(v2)から反発力を受けるので、回転子1は、反時計方向に回転駆動される。
図15に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図14に対して15度変化し、永久磁石3bの隙間3cが、ホール素子(x)18の位置にある場合は、ホール素子(x)8は、永久磁石3bの磁極を検出しないので、界磁巻線対(c10,c11)2cには負荷電流が給電されず、固定突極対(u1,u2)は磁化されない。一方、ホール素子(y,z)8は、N極を検出し、界磁巻線対(c20,c21,c30,c31)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(v1,w1)はN極に磁化され、固定突極対(v2,w2)はS極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(w2)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(w1)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(w2)及び固定突極対(v2)から吸引力を受け、固定突極対(v1)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(w1)及び固定突極対(v1)から吸引力を受け、固定突極対(v2)から反発力を受けるので、回転子1は、反時計方向に回転駆動される。
図16に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図14に対して30度変化し、永久磁石3bの隙間3c相互間に全てのホール素子(x,y,z)18が位置する場合は、ホール素子(x,y,z)18それぞれは、永久磁石3bのN極を検出し、界磁巻線対(c10,c11,c20,c21,c30,c31)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1,v1,w1)はN極に磁化され、固定突極対(u2,v2,w2)はS極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(w2)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(w1)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(v2)から吸引力を受け、固定突極対(u1)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(v1)から吸引力を受け、固定突極対(u2)から反発力を受けるので、回転子1は、反時計方向に回転駆動される。
図17に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図14に対して45度変化し、永久磁石3bの隙間3cが、ホール素子(z)18の位置にある場合は、ホール素子(z)18は、磁極を検出しないので、界磁巻線対(c30、c31)2cには負荷電流が給電されず、固定突極対(w1,w2)は磁化されない。一方、ホール素子(x,y)18は、永久磁石3bのN極を検出し、界磁巻線対(c10、c11、c20、c21)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1)はN極に磁化され、固定突極対(u2)はS極に磁化される。また、固定突極対(v1)はN極に磁化され、固定突極対(v2)は反対にS極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(w1)によってS極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(w2)によってN極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(v2)及び固定突極対(u2)から吸引力を受け、固定突極対(u1)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(v1)及び固定突極対(u1)から吸引力を受け、固定突極対(u2)から反発力を受けるので、回転子1は、反時計方向に回転駆動される。
図18に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図14に対して60度変化し、ホール素子(y)18とホール素子(z)18の中間に永久磁石3bの隙間3cが位置する場合は、ホール素子(x,y)8は、永久磁石3bのN極を検出し、界磁巻線対(c10,c11,c20,c21)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1,v1)はN極に磁化され、固定突極対(u2,v2)は、S極に磁化される。また、ホール素子(z)18は、S極を検出し、界磁巻線対(c30,c31)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(w1)はS極に磁化され、固定突極対(w2)はN極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(v2)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(v1)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(u2)から吸引力を受け、固定突極対(w2)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(u1)から吸引力を受け、固定突極対(w1)から反発力を受けるので、回転子1は、反時計方向に回転駆動される。
図19に示すように、回転突極(A,B,C,D)1bの位置が図14に対して75度変化し、永久磁石3bの隙間3cがホール素子(y)18の位置にある場合は、ホール素子(y)18は、永久磁石3bの磁極を検出しないので、界磁巻線対(c20,c21)2cには負荷電流が給電されず、固定突極対(v1,v2)は磁化されない。一方、ホール素子(x)18は、N極を検出し、ホール素子(z)18は、S極を検出するので界磁巻線対(c30,c31,c10,c11)2cには負荷電流が給電される。そして、固定突極対(u1)はN極に磁化され、固定突極対(u2)はS極に磁化される。また、固定突極対(w1)はS極に磁化され、固定突極対(w2)はN極に磁化される。その結果、回転突極対(AC)は、固定突極対(u2)によってN極が着磁し、回転突極対(BD)は、固定突極対(u1)によってS極が着磁する。よって、回転突極対(AC)は、固定突極対(u2)及び固定突極対(w1)から吸引力を受け、固定突極対(w2)から反発力を受ける。さらに、回転突極対(BD)は、固定突極対(u1)及び固定突極対(w2)から吸引力を受け、固定突極対(w1)から反発力を受けるので、回転子1は、反時計方向に回転駆動される。
ここで、図8〜図19から明らかなように、正回転、逆回転何れの場合においても、回転突極1bの位置如何にかかわらず、ACはN極に磁化され、BDはS極に磁化されて回転力を得ることができる。従って、本実施形態の回転子は、電磁鋼板を打ち抜いたものを用いているが、強磁性体を成形したものであってもよく、それによってさらに強力なトルクを得ることができる。
本発明の非正弦波駆動電動機は、電気で駆動する自動車、自動二輪車、自転車のみならず、OA機器、AV機器、PC周辺機器、家電機器、産業用機器などに幅広く利用可能である。
1 回転子
1a 回転軸
1b 回転突極
2 固定子
2b 固定突極
2c 界磁巻線
3 回転体
3b 永久磁石
3c 隙間
4a、4b スイッチング素子
4e ダイオード
4 切換手段
5 矩形波信号手段
6 給電信号生成部
7 回生信号生成部
8 指令信号生成部
8a 第1指令信号生成部
8b 第2指令信号生成部
9 回生電力制御部
9a スイッチング素子(IGBT)
9b キャパシタ
10 直流電源
11 負荷電流検出部
12 過電流検出部
13 全波整流器
14 過電流制限部
15 充電量制御部
16 検出手段
17 回転方向切替手段
18 ホール素子
19 パルストランス
80 コントロールペダル
81 巻取ガイド
82 摺動抵抗器
82a、82b 摺動抵抗器のリード線
82c ニュートラルゾーン
82d 抵抗面
84 スライドリード
84a、84b スライドリードのリード線
85 棒状体
86 フレキシブルチューブ
87 ワイヤ
88 支点
89 ペダル

Claims (8)

  1. 回転軸を挟んで対称に配置された偶数の回転突極により回転突極対が形成された回転子と、
    前記回転子の周囲に対称に配置された偶数の固定突極により前記回転突極対の少なくとも三倍の固定突極対が形成され、該固定突極対に巻回された界磁巻線に給電される非正弦波の負荷電流により、該固定突極対それぞれが同時に磁化される固定子と、
    力の大きさによる指令を受け、受けた力が所定値を超える場合は、該所定値を超える力の大きさに比例して線形素子の特性値が変化する第1指令信号を生成する指令信号生成手段と、
    前記第1指令信号に応じたデユーティ比の給電信号を出力する給電信号生成手段と、
    前記固定突極それぞれと対応する位置に配置された正回転用磁気センサ及び逆回転用磁気センサにより、前記回転突極中央部が前記固定突極の励磁領域を通過するタイミングを、前記固定突極一つ乃至二つ分だけ早めに検出し、入力された前記給電信号に所定の極性を付与する検出手段と、
    前記回転子の回転方向に関する指令を受けたとき、前記給電信号生成手段から出力された前記給電信号の入力先を、前記正回転用磁気センサ及び前記逆回転用磁気センサ何れか一方に切替える回転方向切替手段と
    前記検出手段が検出したタイミングにより、前記界磁巻線への前記負荷電流の給電方向を切換える切換手段と、
    前記回転突極それぞれの回転方向の幅は、前記固定突極それぞれの少なくとも二つに跨る寸法を有すると共に、該回転突極それぞれは、回転位置に拘わらず該固定突極それぞれの少なくとも一つから同じ磁極に着磁されて回転力を得ることを特徴とする非正弦波駆動電動機。
  2. 前記検出手段は、
    前記回転突極と同数の磁石が前記回転突極それぞれと対応する位置の周縁に配置された、前記回転子と同軸の回転体と、
    前記回転体の周囲に配置され、隣接する少なくとも三つの前記固定突極それぞれと対応する位置から該固定突極一つ乃至二つ分だけ正回転方向に進んだそれぞれの位置で前記磁石の磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの正回転用磁気センサと、
    前記回転体の周囲に配置され、m及びnを自然数、前記回転突極の数を2nとしたとき、前記正回転用磁気センサそれぞれよりも逆回転方向に回転角が2mπ/2nラジアン進んだ位置から、さらに該固定突極一つ乃至二つ分だけ逆回転方向に進んだそれぞれの位置で前記磁石の磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの逆回転用磁気センサと、を有し、
    前記切換手段は、
    前記正回転用磁気センサ又は前記逆回転用磁気センサから出力される前記信号の極性に応じて前記負荷電流の給電方向を切換えるスイッチング素子を備えたことを特徴とする請求項1記載の非正弦波駆動電動機。
  3. 前記検出手段は、
    前記回転突極と同数の磁石が前記回転突極それぞれと対応する位置よりも前記固定突極一つ乃至二つ分だけ正回転方向に進んだ位置の周縁に配置された、前記回転子と同軸の回転体と、
    前記回転体の周囲に配置され、隣接する少なくとも三つの前記固定突極それぞれと対応する位置で前記磁石の磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの正回転用磁気センサと、
    前記回転体の周囲に配置され、m及びnを自然数、前記回転突極の数を2nとしたとき、前記正回転用磁気センサそれぞれよりも逆回転方向に回転角が2mπ/2nラジアン進んだ位置から、さらに該固定突極一つ乃至二つ分だけ逆回転方向に進んだそれぞれの位置で前記磁石の磁極を検出し、入力された信号に検出された該磁極に応じた極性を付与して出力する少なくとも三つの逆回転用磁気センサと、を有し、
    前記切換手段は、
    前記正回転用磁気センサ又は前記逆回転用磁気センサから出力される前記信号の極性に応じて前記負荷電流の給電方向を切換えるスイッチング素子を備えたことを特徴とする請求項1記載の非正弦波駆動電動機。
  4. 前記切換手段は、
    前記正回転用磁気センサ又は前記逆回転用磁気センサから出力される前記給電信号の極性に応じて前記負荷電流の給電方向を切換える一方、該給電信号のデューティ比に応じて該負荷電流を給電することを特徴とする請求項1から3のうちの何れか1項記載の非正弦波駆動電動機。
  5. 前記界磁巻線に通電される前記負荷電流の大きさを検出する負荷電流検出手段と、
    前記負荷電流検出手段により検出された前記負荷電流が閾値を超えたとき、過負荷信号を出力する過負荷電流制限手段と、を備え、
    前記給電信号生成手段は、前記過負荷信号が入力すると前記給電信号のデューティ比を減少させ、該過負荷信号が解消すると、減少させた該給電信号のデューティ比を、前記第1指令信号に応じたデューティ比まで増加させることを特徴とする請求項1から4のうちの何れか1項記載の非正弦波駆動電動機。
  6. 前記指令信号生成手段は、前記受けた力が前記所定値以下の場合は、該所定値を下回る力の大きさに比例して線形素子の特性値が変化する第2指令信号を生成するものであって、
    前記第2指令信号に応じたデューティ比の回生信号を出力する回生信号生成手段と、
    前記界磁巻線に誘起される電力を前記回生信号のデューティ比に応じて整流し、蓄電器に蓄電する回生電力制御手段と、を備え、
    前記第2指令信号のデューティ比に応じて回生制動することを特徴とする請求項1から5のうちの何れか1項記載の非正弦波駆動電動機。
  7. 前記指令信号生成手段は、並設された帯状の摺動面に抵抗体が形成され、該摺動面双方を長さ方向にスライドするスライド部材により抵抗値が変化する摺動抵抗器、及び前記力の大きさによる指令を受けたとき、前記受けた力に応じて該スライド部材をスライドさせるコントロール部材を有するものであって、該受けた力が前記所定値を超える場合には、該所定値を超える力の大きさに比例して抵抗値が減少する第1の抵抗体により前記第1指令信号を生成し、該受けた力が該所定値以下の場合には、該所定値を下回る力の大きさに比例して抵抗値が減少する第2の抵抗体により前記第2指令信号を生成することを特徴とする請求項6記載の非正弦波駆動電動機。
  8. 前記界磁巻線への給電が停止されたとき、該界磁巻線に誘起される電力による回生電流を検出する回生電流検出手段と、
    前記回生電流検出手段により検出された前記回生電流が閾値を超えたとき、過電流信号を出力する過電流制限手段と、を備え、
    前記回生信号生成手段は、前記過電流信号が入力すると前記回生信号のデューティ比を減少させ、該過電流信号が解消すると、減少させた該回生信号のデューティ比を、前記第2指令信号に応じたデューティ比まで増加させることを特徴とする請求項6又は7記載の非正弦波駆動電動機。
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