JP5063705B2 - データ送信装置、データ受信装置及び無線通信システム - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置及び無線通信システム Download PDF

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Description

この発明は、複数のアンテナを用いて、複数の符号語を同時に送信するデータ送信装置と、複数のアンテナを用いて、複数の符号語を同時に受信するデータ受信装置と、データ送信装置とデータ受信装置からなる無線通信システムとに関するものである。
例えば、以下の非特許文献1に開示されている従来の無線通信システムは、下記の要素から構成されている。
(1)データ送信装置
・送信対象のデータを誤り訂正符号化して符号語を生成する誤り訂正符号化部
・誤り訂正符号化部により生成された符号語をQPSK等に変調する変調部
・変調部により変調された符号語をシリアルパラレル変換して、その符号語を分割するS/P変換部
・OFDM変調の場合、S/P変換部により分割された符号語に対するIDFT(逆離散フーリエ変換)を行う逆離散フーリエ変換部
・複数の送信アンテナを用いて、逆離散フーリエ変換部によりIDFTが行われた符号語を同時に送信するMIMO処理部(MIMO処理部は、ベースバンドから高周波数帯域までのアップコンバートを含む)
(2)データ受信装置
・複数の受信アンテナを用いて、データ送信装置から同時に送信された複数の符号語を受信するMIMO処理部(MIMO処理部は、高周波数帯域からベースバンドまでのダウンコンバートを含む)
・OFDM変調の場合、MIMO処理部により受信された符号語に対するDFT(離散フーリエ変換)を行う離散フーリエ変換部
・離散フーリエ変換部によりDFTが行われた符号語をパラレルシリアル変換して、複数の符号語を統合するP/S変換部
・P/S変換部により統合された符号語を復調する復調部
・復調部により復調された符号語を誤り訂正復号して、データを再生する誤り訂正復号部
データ送信装置のMIMO処理部が、複数のアンテナを用いて、複数の符号語を同時に送信する場合、データの転送速度の向上などを図ることができるが、複数の通信路間で干渉が発生する場合がある。
ここでは、3つの通信路で符号語が送信されて、3つの通信路間で干渉が発生する場合について説明する。
まず、通信路応答行列Hを以下のように仮定する。
Figure 0005063705
また、データ送信装置のMIMO処理部から送信される符号語のシンボル(2元上で表現された誤り訂正符号語を変調したシンボル)をSで表現する。ただし、ここでは、説明の簡単化のため、OFDM変調が行われないものとする。
Figure 0005063705
データ受信装置のMIMO処理部は、データ送信装置のMIMO処理部が3つの送信アンテナを用いて、符号語のシンボルSを送信すると、3つの受信アンテナを用いて、符号語のシンボルを受信するが、その受信信号をrとすると、受信信号rは、下記のように表される。
Figure 0005063705
ここで、受信アンテナ1,2,3の受信信号から符号語のシンボルSを構成するS1,S2,S3を復調する場合、シンボルSの初送時においては、複素平面状で見ると、受信アンテナ1の受信点が図3(i)のようになる(簡易な復号法では、干渉とノイズは両方とも劣化成分とみなす)。
このとき、受信信号は、下記のように表される。
Figure 0005063705
データ送信装置は、データ受信装置がシンボルSの受信に失敗すると、再度、同一のシンボルSを自動的に送信する機構として、HARQ−CC(Hybrid Auto−Repeat reQuest − Chase Combining)を実現する機構を備えている。
データ受信装置は、同一のシンボルSが再送されると、そのシンボルSを初送時のシンボルと加算平均することにより、ノイズのエネルギーを平均的に3dB劣化させて、復調及び誤り訂正復号の成功率を上げるようにしている。
しかしながら、図3(ii)に示すように、h1,21,1 *2+h1,31,1 *3などの干渉波成分は劣化せずに残っているため性能の改善は少ない(従来法はHARQ−CCによりノイズのみが小さくなる)。
IEEE C802.16m−07/188
従来の無線通信システムは以上のように構成されているので、データ受信装置がシンボルSの受信に失敗すると、データ送信装置が同一のシンボルSを自動的に再送する機構を備えており、ノイズのエネルギーを平均的に3dB劣化させることができる。しかし、干渉波成分を除去することができないため、復調及び誤り訂正復号の成功率を大きく改善することができないなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ノイズだけでなく、干渉波成分を抑制して、復調及び誤り訂正復号の成功率を大きく改善することができるデータ送信装置、データ受信装置及び無線通信システムを得ることを目的とする。
この発明に係る無線通信システムは、データ受信装置における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、データ送信手段の符号語送信手段は、誤り訂正符号化手段における符号化率が第1の符号化率から第2の符号化率の間の高符号化率であれば、追加のパリティ情報を送信し、誤り訂正符号化手段における符号化率が高符号化率より低い低符号化率であれば、所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して送信し、データ受信装置の誤り訂正復号手段が変形された符号語を用いて、データを再生するようにしたものである。
この発明によれば、データ受信装置の誤り訂正復号手段における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、データ送信装置の符号語送信手段は、誤り訂正符号化手段における符号化率が第1の符号化率から第2の符号化率の間の高符号化率であれば、追加のパリティ情報を送信し、誤り訂正符号化手段における符号化率が高符号化率より低い低符号化率であれば、所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して送信し、データ受信装置の誤り訂正復号手段が変形された符号語を用いて、データを再生するように構成したので、ノイズだけでなく、干渉波成分を抑制して、復調及び誤り訂正復号の成功率を大きく改善することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による無線通信システムを示す構成図である。 ノイズと干渉波成分が抑制される原理を示す説明図である。 ノイズのみが抑制される原理を示す説明図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による無線通信システムを示す構成図であり、図において、データ送信装置1は複数のアンテナを用いて、複数の符号語を同時に送信する送信機である。
データ受信装置2は複数のアンテナを用いて、複数の符号語を同時に受信する受信機である。
データ送信装置1の誤り訂正符号化部11は送信対象のデータを誤り訂正符号化して符号語を生成する処理を実施する。なお、誤り訂正符号化部11は誤り訂正符号化手段を構成している。
データ送信装置1の変調部12は誤り訂正符号化部11により生成された符号語をQPSK等に変調する処理を実施する。なお、変調部12は変調手段を構成している。
データ送信装置1のS/P変換部13は変調部12により変調された符号語をシリアルパラレル変換して、その符号語を分割する処理を実施する。
データ送信装置1の逆離散フーリエ変換部14a,14b,14c,14dはOFDM変調の場合、S/P変換部13により分割された符号語に対するIDFT(逆離散フーリエ変換)を行う。
データ送信装置1のMIMO処理部15は送信アンテナ16a,16b,16c,16dを用いて、逆離散フーリエ変換部14a,14b,14c,14dによりIDFTが行われた符号語を同時に送信する処理を実施する。ただし、MIMO処理部15はベースバンドから高周波数帯域までのアップコンバートも実施する。
また、MIMO処理部15はHARQ−CC(Hybrid Auto−Repeat reQuest − Chase Combining)を実現する機構を備えており、データ受信装置2の誤り訂正復号部26における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して送信する処理を実施する。
なお、S/P変換部13、逆離散フーリエ変換部14a,14b,14c,14d及びMIMO処理部15から符号語送信手段が構成されている。
データ受信装置2のMIMO処理部22は受信アンテナ21a,21b,21c,21dを用いて、データ送信装置1から同時に送信された複数の符号語を受信する処理を実施する。ただし、MIMO処理部22は高周波数帯域からベースバンドまでのダウンコンバートも実施する。
なお、MIMO処理部22は符号語受信手段を構成している。
データ受信装置2の離散フーリエ変換部23a,23b,23c,23dはOFDM変調の場合、MIMO処理部22により受信された符号語に対するDFT(離散フーリエ変換)を行う。
データ受信装置2のP/S変換部24は離散フーリエ変換部23a,23b,23c,23dによりDFTが行われた符号語をパラレルシリアル変換して、複数の符号語を統合する処理を実施する。
データ受信装置2の復調部25はP/S変換部24により統合された符号語を復調する処理を実施する。
なお、離散フーリエ変換部23a,23b,23c,23d、P/S変換部24及び復調部25から復調手段が構成されている。
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は復調部25により復調された符号語を誤り訂正復号して、データを再生する処理を実施する。
また、誤り訂正復号部26はデータ送信装置1からHARQ−CCによって変形された符号語が送信された場合、その変形された符号語を用いて、データを再生する処理を実施する。
なお、誤り訂正復号部26は誤り訂正復号手段を構成している。
次に動作について説明する。
データ送信装置1の誤り訂正符号化部11は、送信対象のデータを受けると、そのデータを誤り訂正符号化して符号語を生成する。
データ送信装置1の変調部12は、誤り訂正符号化部11が符号語を生成すると、その符号語をQPSK等に変調する。
データ送信装置1のS/P変換部13は、変調部12が符号語を変調すると、その符号語をシリアルパラレル変換して、その符号語を分割する。
図1の例では、符号語を4つに分割して、4つの分割符号語を逆離散フーリエ変換部14a,14b,14c,14dに出力している。
データ送信装置1の逆離散フーリエ変換部14a,14b,14c,14dは、OFDM変調の場合、S/P変換部13により分割された符号語に対するIDFTを行う。
データ送信装置1のMIMO処理部15は、送信アンテナ16a,16b,16c,16dを用いて、逆離散フーリエ変換部14a,14b,14c,14dによりIDFTが行われた符号語を同時に送信する。
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1が複数の符号語を同時に送信すると、受信アンテナ21a,21b,21c,21dを用いて、データ送信装置1から送信された複数の符号語を受信する。
データ受信装置2の離散フーリエ変換部23a,23b,23c,23dは、OFDM変調の場合、MIMO処理部22により受信された符号語に対するDFTを行う。
データ受信装置2のP/S変換部24は、離散フーリエ変換部23a,23b,23c,23dによりDFTが行われた符号語をパラレルシリアル変換して、複数の符号語を統合する。
データ受信装置2の復調部25は、P/S変換部24が符号語を統合すると、統合後の符号語を復調する。
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、復調部25が符号語を復調すると、その符号語を誤り訂正復号して、データを再生する。
データ受信装置2の誤り訂正復号部26における符号語の誤り訂正復号が成功すれば、誤り訂正復号部26から正しいデータが出力されるが、4つの通信路で符号語が送信される場合、4つの通信路間で干渉が発生することがあり、この場合には、誤り訂正復号部26における符号語の誤り訂正復号が失敗することがある。
データ送信装置1のMIMO処理部15は、データ受信装置2の誤り訂正復号部26における符号語の誤り訂正復号が失敗すると、所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して送信する。
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、データ送信装置1からHARQ−CCによって変形された符号語が送信された場合、その変形された符号語を用いて、データを再生する。
以下、データ送信装置1からHARQ−CCによって変形された符号語が送信された場合について詳細に説明する。
ここでは、説明の便宜上、3つの通信路で符号語が送信されて、3つの通信路間で干渉が発生するものとして説明する。
まず、通信路応答行列Hを以下のように仮定する。
Figure 0005063705
また、データ送信装置1のMIMO処理部15から送信される符号語のシンボル(2元上で表現された誤り訂正符号語を変調したシンボル)をSで表現する。ただし、ここでは、説明の簡単化のため、OFDM変調が行われないものとする。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15が3つの送信アンテナ16a,16b,16cを用いて、符号語のシンボルSを送信すると、3つの受信アンテナ21a,21b,21cを用いて、符号語のシンボルを受信するが、その受信信号をrとすると、受信信号rは、下記のように表される。
Figure 0005063705
ここで、データ送信装置1のMIMO処理部15は、1度目(初送時)に送信する符号語のシンボルS(1)が、データ受信装置2の誤り訂正復号部26で正常に復号されない場合、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(2)に変形し、また、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(3)に変形する。
データ送信装置1のMIMO処理部15は、上記のようにして、シンボルS(2),S(3)を生成すると、シンボルS(1)に引き続き、3つの送信アンテナ16a,16b,16cを用いて、シンボルS(2),S(3)を送信する。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15がシンボルS(1),S(2),S(3)の系列S(1,2,3)を送信すると、3つの受信アンテナ21a,21b,21cを用いて、シンボルの系列r(1,2,3)を受信する。この系列r(1,2,3)は、下記のように表される。
Figure 0005063705
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、MIMO処理部22が、3つの受信アンテナ21a,21b,21cを用いて、系列r(1,2,3)を受信すると、下記に示すように、その受信系列r(1,2,3)に直交符号をかけて、式(25)を変形する。
Figure 0005063705
また、データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、式(26)を式(27)のように整理し、式(27)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,S3を取り出すようにする。
Figure 0005063705
即ち、データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、干渉波であるh1,21,1 *2+h1,31,1 *3を零(h1,21,1 *2=0、h1,31,1 *3=0)として、希望波であるh2,1 *2,11,h3,1 *3,11の信号加算と、ノイズ成分の加算平均とからS1を検出するようにする。
この場合、劣化成分は、ノイズのみとなり、検出確率が向上する(図2を参照)。
つまり、簡易な復号法では、図2(a)に示すように、干渉とノイズは両方とも劣化成分とみなされるが、従来法では、図2(b)に示すように、HARQ−CCにより、ノイズのみが小さくなる。
これに対して、この実施の形態1では、上記のように、希望波であるh2,1 *2,11,h3,1 *3,11の信号加算と、ノイズ成分の加算平均とからS1を検出することで、図2(c)に示すように、劣化成分は、ノイズのみとなる。
なお、この実施の形態1では、図2(d)に示すように、3×3MIMOで再送回の際でも、ノイズ成分の電力は削減されるため、改善効果がある。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、データ受信装置2の誤り訂正復号部26における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、データ送信装置1のMIMO処理部15が所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して送信し、データ受信装置2の誤り訂正復号部26が変形された符号語を用いて、データを再生するように構成したので、ノイズだけでなく、干渉波成分を抑制して、復調及び誤り訂正復号の成功率を大きく改善することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、データ受信装置2の誤り訂正復号部26が式(26)を式(27)のように整理し、式(27)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,S3を取り出すものについて示したが、式(27)を式(29)のように簡略化し、式(29)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,S3を取り出すようにしてもよい。
Figure 0005063705
実施の形態2.
上記実施の形態1では、3つの通信路で符号語が送信されて、3つの通信路間で干渉が発生する例を示したが、この実施の形態2では、例を一般化し、N個の通信路で符号語が送信されて、N個の通信路間で干渉が発生するものについて説明する。
まず、通信路応答行列Hを以下のように仮定する。
Figure 0005063705
また、データ送信装置1のMIMO処理部15から送信される符号語のシンボル(2元上で表現された誤り訂正符号語を変調したシンボル)をSで表現する。ただし、ここでは、説明の簡単化のため、OFDM変調が行われないものとする。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15がN個の送信アンテナを用いて、符号語のシンボルSを送信すると、N個の受信アンテナを用いて、符号語のシンボルを受信するが、その受信信号をrとすると、受信信号rは、下記のように表される。
Figure 0005063705
ここで、データ送信装置1のMIMO処理部15は、1度目(初送時)に送信する符号語のシンボルS(1)が、データ受信装置2の誤り訂正復号部26で正常に復号されない場合、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(2)に変形する。また、同様に、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(N)に変形する。
データ送信装置1のMIMO処理部15は、上記のようにして、シンボルS(2),…,S(N)を生成すると、シンボルS(1)に引き続き、N個の送信アンテナを用いて、送信要求が受信機から送られてくる度にシンボルS(2),…,S(N)を順次送信する。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15がシンボルS(2),…,S(N)の系列S(1:N)を送信すると、N個の受信アンテナの受信信号を用いて、シンボルの系列r(1:N)を受信する。この系列r(1:N)は、下記のように表される。
Figure 0005063705
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、MIMO処理部22が、N個の受信アンテナを用いて、系列r(1:N)を受信すると、下記に示すように、その受信系列r(1:N)に直交符号をかけて、式(34)を変形する。
Figure 0005063705
また、データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、式(35)を式(36)のように整理し、式(36)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すようにする。
Figure 0005063705
なお、この実施の形態2では、データ受信装置2の誤り訂正復号部26が式(35)を式(36)のように整理し、式(36)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すものについて示したが、式(36)を式(38)のように簡略化し、式(38)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すようにしてもよい。
Figure 0005063705
実施の形態3.
上記実施の形態1では、3つの通信路で符号語が送信されて、3つの通信路間で干渉が発生する例を示したが、この実施の形態3では、N個の通信路で符号語が送信されて、N個の通信路間で干渉が発生するものについて説明する。
ただし、Nは2のベキ数であり、この実施の形態3では、一例として、N=2の場合について説明する。
まず、通信路応答行列Hを以下のように仮定する。
Figure 0005063705
また、データ送信装置1のMIMO処理部15から送信される符号語のシンボル(2元上で表現された誤り訂正符号語を変調したシンボル)をSで表現する。ただし、ここでは、説明の簡単化のため、OFDM変調が行われないものとする。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15が2つの送信アンテナ16a,16bを用いて、符号語のシンボルSを送信すると、2つの受信アンテナ21a,21bを用いて、符号語のシンボルを受信するが、その受信信号をrとすると、受信信号rは、下記のように表される。
Figure 0005063705
ここで、データ送信装置1のMIMO処理部15は、1度目(初送時)に送信する符号語のシンボルS(1)が、データ受信装置2の誤り訂正復号部26で正常に復号されない場合、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(2)に変形する。
データ送信装置1のMIMO処理部15は、上記のようにして、シンボルS(2)を生成すると、シンボルS(1)に引き続き、2つの送信アンテナ16a,16bを用いて、シンボルS(2)を送信する。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15がシンボルS(1),S(2)の系列S(1,2)を送信すると、2つの受信アンテナ21a,21bを用いて、シンボルの系列r(1,2)を受信する。この系列r(1,2)は、下記のように表される。
Figure 0005063705
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、MIMO処理部22が、2つの受信アンテナ21a,21bを用いて、系列r(1,2)を受信すると、下記に示すように、その受信系列r(1,2)に直交符号をかけて、式(43)を変形する。
Figure 0005063705
また、データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、式(44)を式(45)のように整理し、式(45)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2を取り出すようにする。
Figure 0005063705
なお、この実施の形態3では、データ受信装置2の誤り訂正復号部26が式(44)を式(45)のように整理し、式(45)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2を取り出すものについて示したが、式(45)を式(47)のように簡略化し、式(47)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2を取り出すようにしてもよい。
Figure 0005063705
実施の形態4.
上記実施の形態3では、N=2の場合について示したが、この実施の形態4では、N=4の場合について説明する。
まず、通信路応答行列Hを以下のように仮定する。
Figure 0005063705
また、データ送信装置1のMIMO処理部15から送信される符号語のシンボル(2元上で表現された誤り訂正符号語を変調したシンボル)をSで表現する。ただし、ここでは、説明の簡単化のため、OFDM変調が行われないものとする。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15が4つの送信アンテナ16a,16b,16c,16dを用いて、符号語のシンボルSを送信すると、4つの受信アンテナ21a,21b,21c,21dを用いて、符号語のシンボルを受信するが、その受信信号をrとすると、受信信号rは、下記のように表される。
Figure 0005063705
ここで、データ送信装置1のMIMO処理部15は、1度目(初送時)に送信する符号語のシンボルS(1)が、データ受信装置2の誤り訂正復号部26で正常に復号されない場合、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(2)に変形し、また、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(3)に変形し、また、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(4)に変形する。
データ送信装置1のMIMO処理部15は、上記のようにして、シンボルS(2),S(3),S(4)を生成すると、シンボルS(1)に引き続き、4つの送信アンテナ16a,16b,16c,16dを用いて、送信要求が受信機から送られてくる度にシンボルS(2),S(3),S(4)を順次送信する。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15がシンボルS(1),S(2),S(3),S(4)の系列S(1,2,3,4)を送信すると、4つの受信アンテナ21a,21b,21c,21dを用いて、シンボルの系列r(1,2,3,4)を受信する。この系列r(1,2,3,4)は、下記のように表される。
Figure 0005063705
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、MIMO処理部22が、4つの受信アンテナ21a,21b,21c,21dを用いて、系列r(1,2,3,4)を受信すると、下記に示すように、その受信系列r(1,2,3,4)に直交符号をかけて、式(52)を変形する。
Figure 0005063705
また、データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、式(53)を式(54)のように整理し、式(54)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,S3,S4を取り出すようにする。
Figure 0005063705
なお、この実施の形態4では、データ受信装置2の誤り訂正復号部26が式(53)を式(54)のように整理し、式(54)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,S3,S4を取り出すものについて示したが、式(54)を式(56)のように簡略化し、式(56)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,S3,S4を取り出すようにしてもよい。
Figure 0005063705
実施の形態5.
上記実施の形態3,4では、N=2,4の場合について示したが、この実施の形態2では、例を一般化し、N個の通信路で符号語が送信されて、N個の通信路間で干渉が発生するものについて説明する。ただし、Nは2のベキ数である。
まず、通信路応答行列Hを以下のように仮定する。
Figure 0005063705
また、データ送信装置1のMIMO処理部15から送信される符号語のシンボル(2元上で表現された誤り訂正符号語を変調したシンボル)をSで表現する。ただし、ここでは、説明の簡単化のため、OFDM変調が行われないものとする。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15がN個の送信アンテナを用いて、符号語のシンボルSを送信すると、N個の受信アンテナを用いて、符号語のシンボルを受信するが、その受信信号をrとすると、受信信号rは、下記のように表される。
Figure 0005063705
ここで、データ送信装置1のMIMO処理部15は、1度目(初送時)に送信する符号語のシンボルS(1)が、データ受信装置2の誤り訂正復号部26で正常に復号されない場合、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(2)に変形する。また、同様に、シンボルS(1)に直交符号の一部をかけて、シンボルS(1)をシンボルS(N)に変形する。
データ送信装置1のMIMO処理部15は、上記のようにして、シンボルS(2),…,S(N)を生成すると、シンボルS(1)に引き続き、N個の送信アンテナを用いて、送信要求が受信機から送られてくる度にシンボルS(2),…,S(N)を順次送信する。
Figure 0005063705
データ受信装置2のMIMO処理部22は、データ送信装置1のMIMO処理部15がシンボルS(2),…,S(N)の系列S(1:N)を送信すると、N個の受信アンテナの受信信号を用いて、シンボルの系列r(1:N)を受信する。この系列r(1:N)は、下記のように表される。
Figure 0005063705
データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、MIMO処理部22が、N個の受信アンテナを用いて、系列r(1:N)を受信すると、下記に示すように、その受信系列r(1:N)に直交符号であるアダマール行列をかけて、式(61)を変形する。
Figure 0005063705
また、データ受信装置2の誤り訂正復号部26は、式(62)を式(63)のように整理し、式(63)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すようにする。
Figure 0005063705
なお、この実施の形態5では、データ受信装置2の誤り訂正復号部26が式(62)を式(63)のように整理し、式(63)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すものについて示したが、式(63)を式(65)のように簡略化し、式(65)を計算することにより、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すようにしてもよい。
Figure 0005063705
上記実施の形態1〜5では、HARQ−CCの場合における符号語の変調波の変形手法を示したが、例えば干渉波が大きいことがあらかじめ推定できた際には、1回の送信で同様の変形を行っても良い。
例えば実施の形態1に示す式(24)は再送2回、計3回の送信を行っているが、これを1回の送信で3シンボルを送っても良い。
つまり現行以下のように3回に分けて送信していたシンボル
Figure 0005063705

のように1回で送信してもよい。この場合干渉波の割合が大きい場合等にこの送信シンボルを使う事で、一回の送信で干渉波の除去が容易に実現できる。
この方法は実施の形態2,3,4,5のそれぞれの場合でも同様に適用できる。
実施の形態6.
上記実施の形態1〜5では、データ受信装置2の誤り訂正復号部26における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、データ送信装置1のMIMO処理部15が所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して送信する方式(HARQ−CCの方式)について示したが、データ送信装置1のMIMO処理部15が、下記のように、送信方式を切り換えるようにしてもよい。
即ち、データ送信装置1のMIMO処理部15は、データ受信装置2の誤り訂正復号部26における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、誤り訂正符号化部11における符号化率が第1の符号化率(例えば、1〜2/3位の符号化率)から第2の符号化率(例えば、1/2〜1/5位の符号化率)の間の高符号化率であれば、追加のパリティ情報を送信する方式(HARQ−IRの方式)を採用し、誤り訂正符号化部11における符号化率が上記高符号化率より低い低符号化率であれば、所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して送信する方式(HARQ−CCの方式)を採用するようにしてもよい。
具体的には、以下の通りである。
ここで、データ送信装置1の誤り訂正符号化部11により生成される符号語bが、2元{0,1}で表現される長さLの符号語b=(b1,b2,…,bL)であるとする。
また、この符号語bがデータ送信装置1の変調部12によりM次のQAM変調がかけられて、変調シンボルS=(S1,S2,…,SL/M)が生成されるものとする。
例えば、QPSKでは、2次のQAMとみなし、(b1,b2)→S1のように、符号語系列中の2ビットで1変調シンボルを表現する。
同様に、16QAMでは、4次(24)のQAMとみなし、(b1,b2,b3,b4)→S1のように、符号語系列中の4ビットで1変調シンボルを表現する。
HARQ−CCは、この変調シンボル系列を、例えば、アンテナ3本で各行が各アンテナに対応すると、
Figure 0005063705
という順番で、アンテナに配分して送信するものとし、この変調シンボルが1回の送信で、受信側が受信失敗の際に、従来法では再度同じ順番で送信する方法を言う。
また、HARQ−IRの際の1,2,…回送信毎の変調シンボルをS(1),S(2),…として、例えば、3回で1符号語b=(b1,b2,…,bL)分の変調シンボルを送信できるとすると、下記の規則で送ることになる。
Figure 0005063705
この1符号語分の再送回数後は、HARQ−CCに切り替え、下記の規則で、原理的には非常に長いHARQを実現可能とする。
Figure 0005063705
この中で、単純なHARQ−CCの場合も、HARQ−IR+HARQ−CCの場合も、例えば、
Figure 0005063705
など、同じアンテナで同じシンボルの組み合わせで繰り返し送る場合が発生する。
なお、上記実施の形態1〜6では、通信路行列Hに特段の処理を行っていない例を示したが、各アンテナのデータ分離性能を更に良くするために、空間フィルタリング処理(例えは、Zero Forcingアルゴリズムや、MMSE(minimum mean squared error)アルゴリズム)を行ったウェイト行列Wを使用する場合がある。このウェイト行列Wに通信路行列HをかけてWTH(Tは転置行列)を上記実施の形態1〜6の通信路行列Hと置き換えて処理しても、同様の効果が得られる。
1 データ送信装置、2 データ受信装置、11 誤り訂正符号化部、12 変調部、13 S/P変換部、14a,14b,14c,14d 逆離散フーリエ変換部、15 MIMO処理部、16a,16b,16c,16d アンテナ、21a,21b,21c,21d アンテナ、22 MIMO処理部、23a,23b,23c,23d 離散フーリエ変換部、24 P/S変換部、25 復調部、26 誤り訂正復号部。

Claims (10)

  1. 送信対象のデータを誤り訂正符号化して符号語を生成する誤り訂正符号化手段と、上記誤り訂正符号化手段により生成された符号語を変調する変調手段と、上記変調手段により変調された符号語を分割し、複数のアンテナを用いて、分割した複数の符号語を同時に送信する符号語送信手段とを備えたデータ送信装置において、上記符号語送信手段は、データ受信装置における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、上記誤り訂正符号化手段における符号化率が第1の符号化率から第2の符号化率の間の高符号化率であれば、追加のパリティ情報を送信し、上記誤り訂正符号化手段における符号化率が上記高符号化率より低い低符号化率であれば、所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して、上記符号語を送信することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 符号語送信手段は、データ受信装置における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、直交系列を用いて、送信済みの符号語を変形することを特徴とする請求項1記載のデータ送信装置。
  3. 複数のアンテナを用いて、データ送信装置から同時に送信された複数の符号語を受信する符号語受信手段と、上記符号語受信手段により受信された複数の符号語を統合し、統合後の符号語を復調する復調手段と、上記復調手段により復調された符号語を誤り訂正復号して、データを再生する誤り訂正復号手段とを備えたデータ受信装置において、上記誤り訂正復号手段における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、データ送信装置から直交系列を用いて変形された符号語を受信することを特徴とするデータ受信装置。
  4. 送信対象のデータを誤り訂正符号化して符号語を生成する誤り訂正符号化手段、上記誤り訂正符号化手段により生成された符号語を変調する変調手段、及び上記変調手段により変調された符号語を分割し、複数のアンテナを用いて、分割した複数の符号語を同時に送信する符号語送信手段を有するデータ送信装置と、複数のアンテナを用いて、上記データ送信装置から同時に送信された複数の符号語を受信する符号語受信手段、上記符号語受信手段により受信された複数の符号語を統合し、統合後の符号語を復調する復調手段、及び上記復調手段により復調された符号語を誤り訂正復号して、データを再生する誤り訂正復号手段を有するデータ受信装置とを備えた無線通信システムにおいて、上記データ受信装置の誤り訂正復号手段における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、上記誤り訂正符号化手段における符号化率が第1の符号化率から第2の符号化率の間の高符号化率であれば、追加のパリティ情報を送信し、上記誤り訂正符号化手段における符号化率が上記高符号化率より低い低符号化率であれば、所定の規則にしたがって送信済みの符号語を変形して、上記符号語を送信することを特徴とする無線通信システム。
  5. データ送信装置の符号語送信手段は、データ受信装置の誤り訂正復号手段における符号語の誤り訂正復号が失敗である場合、直交系列を用いて、送信済みの符号語を変形することを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
  6. N個の通信路で符号語が送信されて、N個の通信路間で干渉が発生する場合に、通信路行列Hを仮定して、データ送信装置の符号語送信手段から送信される符号語のシンボルをS、データ受信装置の符号語受信手段により受信される符号語のシンボルをrで表すとき、上記データ受信装置の誤り訂正復号手段における符号語の誤り訂正復号が失敗することにより、上記データ送信装置の符号語送信手段が上記符号語のシンボルSを変形して、シンボルS(j)の系列S(1:N)を送信する場合、上記データ受信装置の符号語受信手段が系列r(1:N)を受信して、上記データ受信装置の誤り訂正復号手段が上記系列r(1:N)から符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すことを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
    Figure 0005063705
    Figure 0005063705
    Figure 0005063705
  7. データ受信装置の誤り訂正復号手段は、式(7)を下記の式(10)のように簡略化して、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すことを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
    Figure 0005063705
  8. N個(Nは2のベキ数)の通信路で符号語が送信されて、N個の通信路間で干渉が発生する場合に、通信路行列Hを仮定して、データ送信装置の符号語送信手段から送信される符号語のシンボルをS、データ受信装置の符号語受信手段により受信される符号語のシンボルをrで表すとき、上記データ受信装置の誤り訂正復号手段における符号語の誤り訂正復号が失敗することにより、上記データ送信装置の符号語送信手段が上記符号語のシンボルSを変形して、シンボルS(j)の系列S(1:N)を送信する場合、上記データ受信装置の符号語受信手段が系列r(1:N)を受信して、上記データ受信装置の誤り訂正復号手段が上記系列r(1:N)から符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すことを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
    Figure 0005063705
    Figure 0005063705
    Figure 0005063705
  9. データ受信装置の誤り訂正復号手段は、式(17)を下記の式(20)のように簡略化して、符号語のシンボルSを構成するS1,S2,…,SNを取り出すことを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
    Figure 0005063705
  10. データ送信装置の符号語送信手段は、予め干渉波が大きいことが推定される場合、複数のアンテナを用いて、分割した複数の符号語を同時に送信する際、所定の規則にしたがって上記符号語を変形して、変形後の符号語を一緒に送信することを特徴とする請求項記載の無線通信システム。
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