JP5063651B2 - 電動機及び電気機器及び電動機の製造方法 - Google Patents

電動機及び電気機器及び電動機の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、駆動回路を実装したプリント配線板を搭載し、転がり軸受を用いるとともに、インバータにて駆動される電動機に関する。また、その電動機の製造方法及びその電動機を搭載した空気調和機等の電気機器に関する。
従来、インバータを用いて電動機を運転する場合、トランジスタのスイッチングに伴って発生する電動機の騒音の低減を図る目的から、インバータのキャリア周波数を高く設定するようにしている。キャリア周波数を高く設定したり、あるいは電源電圧が高い場合には、軸を支持している転がり軸受の内輪と外輪との間に存在する電位差が大きくなり、軸受内のグリスが絶縁破壊を起こして大きな電流が流れる。この転がり軸受に流れる電流は、内輪、外輪両軌道並びに転動体(内外輪の間を転がる玉やころ)の転動面に電食と呼ばれる腐食を発生させて、転がり軸受の耐久性を悪化させるという課題があった。また、電食の発生により、電動機から大きな騒音が発生するなどの課題があった。これらの課題を解決する電動機が種々提案されている。
例えば、固定子鉄心と、その固定子鉄心に巻装した固定子巻線とを絶縁樹脂にてモールド一体成形してなる固定子と、軸を備えた回転子と、軸を支持するための第1の軸受及び第2の軸受と、固定子に結合されるとともに、第1の軸受又は第2の軸受の少なくともどちらか一方を保持する金属性ブラケットと、固定子鉄心と金属性ブラケットとを短絡する導通部材を備える構造の電動機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、フレームに取り付けられた出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを導電性テープによって短絡し、この導電性テープがフレームの外部に貼り付けられている電動機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特表2008−526175号公報 特開2007−020348号公報
しかしながら、上記特許文献1の電動機は、駆動回路と金属性ブラケットを近接して配置するので、駆動回路から金属性ブラケットを介して軸受側と、固定子鉄心と金属性ブラケット間を短絡する導通部材側とに電流が流れ、軸受に電食を発生させるという課題があった。
また、上記特許文2の電動機は、フレームに取り付けられた出力側のブラケットと反出力側のブラケットとを導電性テープによって短絡し、この導電性テープをフレームの外部に貼り付けるものであるが、回転子に電位が発生した場合、軸受に電流が流れ電食を発生させるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、軸受の異常磨耗の原因となる軸受を流れる電流を低減し、生産性及び品質を損なうことなく軸受の電食を抑制することができる電動機及び電動機の製造方法及び電気機器を提供することを目的とする。
この発明に係る電動機は、
所定の形状に打ち抜かれた電磁鋼板を所定枚数積層して構成される固定子鉄心に、絶縁部を介して巻線が施された固定子と、
軸に、回転子と、転がり軸受で構成される軸受とを嵌合した回転子組立と、
固定子の軸方向端部に配置され、駆動回路が搭載されたプリント配線板と、
固定子に組み付けられるブラケットと、
プリント配線板に設けられ、駆動回路と電気的に絶縁された非充電部の配線パターンと、
固定子鉄心と非充電部の配線パターンとを電気的に接続する接続ピンと、を備えたものである。
この発明に係る電動機は、駆動回路と電気的に絶縁された非充電部の配線パターンをプリント配線板に設け、導電体の接続ピンで非充電部の配線パターンと固定子鉄心間とを電気的に接続するので、軸受を流れる電流が低減し、軸受の異常磨耗による異常音を防止する効果がある。
実施の形態1を示す図で、電動機100の断面図。 実施の形態1を示す図で、第1の軸受21aの部分縦断面図。 実施の形態1を示す図で、接続ピン61等が接続されたプリント配線板45の断面図。 実施の形態1を示す図で、接続ピン61等が接続されたプリント配線板45の平面図。 実施の形態1を示す図で、接続ピン61の正面外観図。 実施の形態1を示す図で、駆動回路200のブロック図。 実施の形態1を示す図で、インバータIC49aの外観図。 実施の形態1を示す図で、電動機100における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図。 実施の形態1を示す図で、電動機100の製造工程を示す図。 実施の形態2を示す図で、電動機250の断面図。 実施の形態2を示す図で、電動機250における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図。 実施の形態3を示す図で、空気調和機300の構成図。 比較のために示す図で、従来の電動機400における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図。 比較のために示す図で、従来の別の電動機500における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図。
実施の形態1.
図1乃至図9は実施の形態1を示す図で、図1は電動機100の断面図、図2は第1の軸受21aの部分縦断面図、図3は接続ピン61等が接続されたプリント配線板45の断面図、図4は接続ピン61等が接続されたプリント配線板45の平面図、図5は接続ピン61の正面外観図、図6は駆動回路200のブロック図、図7はインバータIC49aの外観図、図8は電動機100における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図、図9は電動機100の製造工程を示す図である。
図1を参照しながら電動機100の構成を説明するが、先ず、電動機100の構成を説明する前に、電動機100の組立手順について述べる。
先ず、固定子鉄心41のティースに絶縁部43を施し、さらに集中巻線方式の巻線を巻回して、固定子組立40を形成する。
固定子組立40に導体で構成される接続ピン61(図5参照)と、リード線47が組み付けられるとともに駆動回路200(図6参照)を備えたプリント配線板45とを搭載する。
接続ピン61は、軸23に略平行に設けられ、固定子組立40の固定子鉄心41と、プリント配線板45の配線パターン(非充電部)70(図3参照)とを電気的に接続する。
プリント配線板45は、モールド固定子10の反開口部側の軸方向端部に配置される。
固定子組立40の巻線42とプリント配線板45の配線パターン(充電部)80(図3参照)とが半田にて接続される。
また、接続ピン61とプリント配線板45の配線パターン(非充電部)70(図3参照)とが半田にて接続される。
次に、接続ピン61及びプリント配線板45の搭載が完了した固定子組立40を、モールド樹脂にてモールド成形して、モールド固定子10(固定子の一例)を形成する。
モールド固定子10は、軸方向の一方の端部が開口している(図1参照、ブラケット30側)。後述するが、このモールド固定子10の開口部から、回転子組立20が挿入される。
モールド固定子10の、軸方向の他方の端部(軸受支持部11側)は、図1に示す例では、軸23を通すことができる程度の孔が開けられている。そして、孔から突出する軸23にファン等の負荷が設けられる。
但し、モールド固定子10の、軸方向の他方の端部(軸受支持部11側)は、閉じていてもよい。その場合は、軸23が、モールド固定子10の、軸方向の一方の端部に組み付けられているブラケット30の孔から突出し、ファン等の負荷が設けられる。
モールド固定子10に、その開口部側(図1参照、ブラケット30側)から回転子組立20を挿入する。
回転子組立20は、少なくとも回転子20aと、第1の軸受21a(転がり軸受)、第2の軸受21b(転がり軸受)と、軸23とを備える。
モールド固定子10の軸方向一端部(図1のブラケット30側)から挿入された回転子組立20は、第1の軸受21a(転がり軸受で、一般的には圧入により軸23に固定される)が、モールド固定子10の反開口部側(軸受支持部11側)の軸方向端部の軸受支持部11に当接するまで押し込まれ、モールド固定子10の反開口部側の軸方向端部に形成された軸受支持部11で支持される。軸受支持部11は、モールド樹脂で形成される。
最後に、第2の軸受21bを支持する金属製のブラケット30を、モールド固定子10の開口部側端部(図1参照)に圧入してモールド固定子10の開口部を閉塞することで、電動機100が完成する。
ブラケット30は、その軸受支持部30aにより回転子組立20に取り付けられた第2の軸受21bを支持する。
図1に示す電動機100は、少なくとも接続ピン61及び駆動回路200(図6)が搭載されたプリント配線板45が取り付けられたモールド固定子10と、回転子組立20と、モールド固定子10の軸方向一端部に取り付けられるブラケット30とを備える。
電動機100は、例えば、回転子20aに永久磁石22を有し、インバータで駆動されるブラシレスDCモータである。
固定子組立40は、以下に示す構成である。
(1)厚さが0.1〜0.7mm程度の電磁鋼板が帯状に打ち抜かれ、かしめ、溶接、接着等で積層された帯状の固定子鉄心41を製作する。帯状の固定子鉄心41は、複数個のティース(図示せず)を備える。後述する集中巻の巻線42が施されている内側がティースである。
(2)ティースには、絶縁部43が施される。絶縁部43は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を用いて、固定子鉄心41と一体に又は別体で成形される。
(3)絶縁部43が施されたティースに集中巻の巻線42が巻回される。複数個の集中巻のコイルを接続して、三相のシングルY結線の巻線を形成する。但し、分布巻でもよい。
(4)三相のシングルY結線であるので、絶縁部43の結線側(モールド固定子10では、反開口部側、図1の上側)には、各相(U相、V相、W相)の巻線42が接続される巻線端子(図示せず)などを介して駆動回路200(図6)が搭載されたプリント配線板45に接続される。
モールド固定子10は、巻線42が完了した固定子組立40がモールド樹脂にてモールド成形されることで構成される。モールド樹脂には、例えば、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を使用する。
既に述べたように、回転子組立20は、少なくとも回転子20aと、第1の軸受21a(転がり軸受)、第2の軸受21b(転がり軸受)と、軸23とを備える。
回転子21aの永久磁石22は、熱可塑性樹脂に磁性材を混合して成形されたリング状の樹脂マグネットである。
但し、樹脂マグネットに限定されるものではなく、焼結磁石を用いることもできる。
また、永久磁石22は、フェライト、希土類(ネオジウム、サマリウムコバルト等)でもよい。
第1の軸受21a、第2の軸受21bは、転がり軸受である。図2に示すように、第1の軸受21a(転がり軸受)は、軸23に圧入される内輪21a−2と、軸受支持部11で支持される外輪21a−1と、内輪21a−2と外輪21a−1との間で転動する転動体21a−3とを備える。第2の軸受21bも、同様の構成である。
プリント配線板45は、モールド固定子10に設置される。プリント配線板45には、固定子組立40が備える巻線端子(図示せず)のほか、リード線固定部品63(図1参照)を介してリード線47(図1参照)が、半田付けにより電気的に接続される。
プリント配線板45には、電動機100(例えば、ブラシレスDCモータ)を駆動するインバータIC49a(図7参照)、回転子20aの磁極位置を検出するホールIC(位置検出素子、図示せず)等が実装され駆動回路200(図6参照)を構成する。
図3に示すように、プリント配線板45は、両面基板で、電子部品90、インバータIC49aが電気的に接続される配線パターン(充電部)80と、配線パターン(充電部)80の反対面に配置され、接続ピン61が接続される配線パターン(非充電部)70とを備える。
電子部品90、インバータIC49aが電気的に接続される配線パターン(充電部)80は、プリント配線板45の固定子組立40側に設けられる。
接続ピン61が接続される配線パターン(非充電部)70は,固定子組立40の反対側に設けられる。即ち、巻線42と反対側、第1の軸受21aに近い側に設けられている。
プリント配線板45は、接続ピン61を通すための最小限の面積を有する第1の貫通孔45a(図4参照)を備えている。配線パターン(非充電部)70と、接続ピン61とが半田(半田付部71)にて接続されている。
ここでは、配線パターン(配線パターン(充電部)80、配線パターン(非充電部)70)を両面に配置するプリント配線板45の例を示したが、プリント配線板45内部に配線パターンを有する多層のプリント配線板を用いても良い。
また、プリント配線板45の夫々の面に、電子部品90を実装した配線パターン(充電部)80と、接続ピン61とを接続した配線パターン(非充電部)70を設ける例を示したが、プリント配線板45の両面に電子部品90を実装し、両面に配線パターン(非充電部)70を設けても良い。
図4に示すように、プリント配線板45は、インバータIC49a、その他の電子部品(図示せず)、及び接続ピン61が半田付けされ、中心部に第1の軸受21a、軸23が貫通する第2の貫通孔45bを備える。また、インバータIC49aと、第2の貫通孔45bとを除いた部分(一点鎖線囲み部分)に配線パターン(非充電部)70を備えている。
配線パターン(非充電部)70は、非充電部であるから、インバータIC49a等の充電部、プリント配線板45の外周及び第2の貫通孔45bから絶縁のための距離を確保している。
図5に示すように、導電体である接続ピン61は、固定子鉄心41とプリント配線板45との間の部分が、径が太い部分61a(φA)になっている。また、プリント配線板45の第1の第1の貫通孔45aに挿入される部分が、径が細い部分61b(φB)になっている。
φA>φB
の関係を満たす。
径が太い部分61aと径が細い部分61bとの境には、プリント配線板45を支持するプリント配線板支持部61cが形成される。
接続ピン61は、径が太い部分61aと径が細い部分61bとで段差部を設けてプリント配線板45の取付け位置を固定しているが、ストレート形状のものでもよい。
接続ピン61は、固定子組立40の絶縁部43に組み付けられて、固定子鉄心41に電気的に接続される。更に、接続ピン61は、プリント配線板45の配線パターン(非充電部)70と接続されているので、固定子鉄心41と配線パターン(非充電部)70との間は電気的に接続される。
ここで、接続ピン61は、配線パターン(充電部)80、電子部品90、インバータIC49aなどの導電部から、安全面で必要となる絶縁距離を確保している。
ここでは、接続ピン61は、プリント配線板45に設けられた第1の貫通孔45aに挿入する例を示したが、プリント配線板45の外周部に設けられた切り欠きの外側に配置するようにしてもよい。
図6は実施の形態1を示す図で、電動機100を駆動する駆動回路200のブロック図である。電動機100は、PWM(Pulse Width Modulation)方式によるインバータで駆動される。駆動回路200は、位置検出回路110、波形生成回路120、プリドライバ回路130、パワー回路140から構成される。
位置検出回路110は、回転子20aの位置検出用マグネット25(図1参照)の磁極をホールIC53(図1参照)等にて検出する。
波形生成回路120は、回転子20aの回転速度を指令する速度指令信号、位置検出回路110からの位置検出信号に基づいて、インバータを駆動するためのPWM信号を生成し、プリドライバ回路130に出力する。
プリドライバ回路130は、パワー回路140のトランジスタ141(6個)を駆動するトランジスタ駆動信号を出力する。
パワー回路140は、直流電源入力部、インバータ出力部を備え、トランジスタ141とダイオード142とを並列接続し、更にこれらを直列接続したアームからなる。直流電源入力部の片側には電流検出回路(図示せず)を備え、電流検出信号を出力する。
電動機100は三相のため、3アームのインバータ出力部が夫々の巻線に接続されている。直流電源入力部には、商用電源の交流、例えば、100V、又は200V、又は230Vを整流して得られる141V、又は282V、又は325Vの直流電源+、−が接続される。
速度指令信号が駆動回路200に入力されると、波形生成回路120は位置検出信号に応じて三相の各巻線42への通電タイミングを設定するとともに速度指令信号の入力に応じたPWM信号を生成、出力する。波形生成回路120が出力したPWM信号を入力したプリドライバ回路130はパワー回路140内のトランジスタ141を駆動する。
インバータ出力部は、トランジスタ141を駆動することで巻線42に電圧を印加し、巻線42に電流が流れ、トルクが発生して回転子組立20が回転する。速度指令信号に応じた電動機100の回転速度となる。電動機100の停止も速度指令信号にて行う。
図7に示すように、インバータIC49aは、図6のパワー回路140、波形生成回路120をパッケージ49a−1に内蔵し、これらの回路と接続されたリード49a−3がパッケージ49a−1の外部に突出し、内蔵した回路の熱を放熱するための放熱フィン49a−2を備える。
図8は電動機100における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示している。配線パターン(充電部)80と巻線42との間は電気的に接続されている。
配線パターン(非充電部)70と第1の軸受21aとの間、第1の軸受21aの外輪21a−1と内輪21a−2との間、軸23と固定子鉄心41との間、固定子鉄心41と巻線42との間等は、夫々浮遊容量で結合されている。
電動機100の運転時は、これらの浮遊容量を介して電流が流れ、第1の軸受21aの内輪21a−2と外輪21a−1との間に電位差が生じ、この電位差が大きくなると第1の軸受21a内のグリスが絶縁破壊を起こして大きな電流が流れるので、内輪21a−2、外輪21a−1両軌道並びに転動体21a−3の転動面は腐食する。
接続ピン61により固定子鉄心41と配線パターン(非充電部)70を電気的に接続したことにより、配線パターン(非充電部)70、接続ピン61、固定子鉄心41、巻線42、配線パターン(非充電部)70の電流経路5aで流れることになり、電食の原因となる第1の軸受21aを流れる電流は大幅に低減する。
図13は比較のために示す図で、従来の電動機400における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図である。図13に示す従来の電動機400における浮遊容量を介して流れる電流の経路では、プリント配線板45、第1の軸受21a、軸23、固定子鉄心41、巻線42、プリント配線板45の電流経路5bにて電流が流れる。
プリント配線板45と第1の軸受21aとの間、第1の軸受21aの外輪21a−1と内輪21a−2との間、軸23と固定子鉄心41との間、固定子鉄心41と巻線42との間は、夫々浮遊容量で結合されているため、第1の軸受21aの内輪21a−2と外輪21a−1との間に電位差が生じ、この電位差が大きいと第1の軸受21a内のグリスが絶縁破壊を起こして大きな電流が流れるので、内輪21a−2、外輪21a−1両軌道並びに転動体21a−3の転動面は腐食する。
図9を参照しながら、電動機100の製造工程を説明する。電動機100の製造工程は、以下の通りである。回転子組立20と、モールド固定子10との順番はどちらが先でもよく、並行して製造してもよい。
(1)軸23に回転子20a、第1の軸受21a及び第2の軸受21bを取り付ける(ステップ1)。
(2)回転子20aの永久磁石22等を着磁して回転子組立20を組み立てる(ステップ2)。
(3)固定子鉄心41に樹脂を用いて絶縁部43を施す(ステップ3)。
(4)絶縁部43に集中巻の巻線42を施し固定子組立40を形成する(ステップ4)。
(5)巻線42を施した固定子組立40の絶縁部43に接続ピン61を取付ける。このとき、接続ピン61が固定子鉄心41に電気的に接触するようにする。リード線47が組み付けられ、駆動回路200が搭載されたプリント配線板45を、固定子組立40の絶縁部43に配置する(ステップ5)。
(6)巻線42とプリント配線板45の配線パターン(充電部)80とを半田にて接続する。併せて、接続ピン61とプリント配線板45の配線パターン(非充電部)70とを半田にて接続する(ステップ6)。
(7)固定子組立40をモールド樹脂にてモールド成形してモールド固定子10とする(ステップ7)。
(8)モールド固定子10に、その開口部から回転子組立20を挿入し、第1の軸受21aがモールド固定子10の軸受支持部11に当接するまで回転子組立20を挿入する(ステップ8)。
(9)モールド固定子10にブラケット30を圧入する(ステップ9)。
以上のように、本実施の形態は、固定子鉄心41とプリント配線板45の配線パターン(非充電部)70とを、導電体の接続ピン61にて接続することにより、第1の軸受21aを流れる電流を低減し、電食による第1の軸受21aの異常磨耗及び異常音の発生を防止するので、信頼性の高い電動機100を提供することができる。
特に、インバータを用いて電動機100を運転する場合の軸受を流れる電流の低減に特に有効である。
また、プリント配線板45に接続ピン61を貫通するための最小限の面積を有する第1の貫通孔45aを設ける、もしくはプリント配線板45の外周部に接続ピン61を配置するための切り欠き(図示せず)を設けることにより、プリント配線板45の利用可能な面積を大きくできる。また、接続ピン61を配置する位置の制約が少なくなる。
また、プリント配線板45に多層基板を用いることにより、配線パターン(配線パターン(非充電部)70、配線パターン(充電部)80)の確保、電子部品90の実装面積を小さくすることができるので、電動機100の小型化に有効となる。
また、駆動回路200は、PWM方式によるインバータ駆動であり、スイッチングに同期して第1の軸受21a,21bを流れる電流を抑制できる。
また、モールド固定子10とプリント配線板45との接続に接続ピン61を用いたので、接続部材が少なく済み、容易に接続することができる。
また、接続ピン61を絶縁部43に固定したので、プリント配線板45(配線パターン(非充電部)70)と容易に接続することができる。
また、図1に示す回転子20aは、永久磁石22(樹脂マグネット)を軸23に樹脂により一体成形した構成であるが、軸23の外周部に積層した電磁鋼板を配置し、電磁鋼板の外周部にリング状磁石を取り付けた構成、または電磁鋼板の内部に磁石を埋め込んだ構成でもよい。
また、図6に示す駆動回路200のブロック図における位置検出回路110は、回転子20aの位置検出用マグネット25の磁極をホールIC53等にて検出する例を示したが、直流電源入力部またはインバータ出力部を流れる電流と、波形生成回路120における出力電圧等から、回転子20aの永久磁石22の位置を推定する方法でもよく、ホールIC53等のセンサを用いないセンサレス駆動を用いてもよい。
上述の製造工程によれば、絶縁部43に接続ピン61を取付けることから、作業工程が容易であり電動機100のコストの増加が最小限に抑えられる。
ここでは、絶縁部43に接続ピン61を取付けたが、固定子鉄心41に接続ピン61を取付け、その後絶縁部43を施しても同様の効果が得られる。
また、夫々の巻線42とプリント配線板45、接続ピン61とプリント配線板45との接続を、同一の半田を用いて同一工程にて行うことが可能であり、設備投資の重複がなく、製造コストの低減できる。
実施の形態2.
図10、図11は実施の形態2を示す図で、図10は電動機250の断面図、図11は電動機250における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図である。
詳細には、図10はモールド固定子10に回転子組立20を挿入後、接続ピン61と駆動回路200を搭載したプリント配線板45とを配置し、プリント配線板45(配線パターン(非充電部)70)と接続ピン61を接続し、ブラケット30を取付けた状態を示す電動機250の断面図である。
電動機250では、駆動回路200を搭載したプリント配線板45は、モールド固定子10とブラケット30間に配置される。
駆動回路200を搭載したプリント配線板45が、モールド樹脂内部に配置される実施の形態1の電動機100とは構造が異なる。電動機250の製造工程は、絶縁部43へ巻線42を施し固定子組立40を形成する工程(ステップ4、図9)まで同一工程となる。
巻線42は、直接または巻線端子などを介してプリント配線板45の配線パターン(充電部)80に半田付けされる。
接続ピン61は、プリント配線板45を貫通している。プリント配線板の第1の貫通孔45aは接続ピン61を貫通させるのに必要最小限の面積とする。
ここでは、プリント配線板45に第1の貫通孔45aを設ける例を示したが、実施の形態1と同様に、プリント配線板45の外周部に切り欠き(図示せず)等を設けて、切り欠きより外側に接続ピン61を配置するようにしてもよい。
プリント配線板45の略中央部には、軸受21の外径よりも内径が大きい第2の貫通孔45bが設けられている。第2の貫通孔45bにより、モールド固定子10に回転子組立20を挿入後に、プリント配線板45を、第1の軸受21aをくぐらせてモールド固定子10に装着することができる。
電動機250において、プリント配線板45の配線パターン(非充電部)70と固定子鉄心41間は電気的に接続されている。また、配線パターン(非充電部)70と巻線42との間は、絶縁部43が介在するため所定の浮遊容量で結合されている。
接続ピン61により固定子鉄心41とプリント配線板45の配線パターン(非充電部)70とを電気的に接続することにより、電流は、プリント配線板45、接続ピン61、固定子鉄心41、巻線42、プリント配線板45の電流経路5aで流れることになり、電食の原因となる第1の軸受21aを流れる電流は大幅に低減する。
図14は比較のために示す図で、従来の電動機500における浮遊容量を介して流れる電流の経路を示す図である。図14に示す従来の電動機500における浮遊容量を介して流れる電流の経路では、プリント配線板45、ブラケット30、第1の軸受21a、軸23、固定子鉄心41、巻線42、プリント配線板45の電流経路5cにて電流が流れる。
プリント配線板45とブラケット30との間、ブラケット30と第1の軸受21aとの間、第1の軸受21aの外輪21a−1と内輪21a−2との間、軸23と固定子鉄心41との間、固定子鉄心41と巻線42との間は、夫々浮遊容量で結合されている。そのため、第1の軸受21aの内輪21a−2と外輪21a−1との間に電位差が生じ、この電位差が大きいと第1の軸受21a内のグリスが絶縁破壊を起こして大きな電流が流れるので、内輪21a−2、外輪21a−1両軌道並びに転動体21a−3の転動面は腐食する。
実施の形態3.
図12は実施の形態3を示す図で、空気調和機300の構成図である。
空気調和機300(電気機器の一例)は、室内機310と、室内機310と接続される室外機320とを備える。室内機310には室内機用送風機(図示せず)、室外機320には室外機用送風機330を搭載している。
そして、室外機用送風機330及び室内機用送風機は、駆動源として上記実施の形態1の電動機100又は上記実施の形態2の電動機250を備える。
上記実施の形態1の電動機100又は上記実施の形態2の電動機250を、空気調和機300の主用部品である室外機用送風機330及び室内機用送風機に搭載することにより、空気調和機300の耐久性が向上する。
以上の実施の形態において、回転子20aに永久磁石22を備える電動機100,200を示したが、回転子20aに永久磁石22を備えない、例えば誘導電動機でもよい。
また、モールド固定子10を用いる電動機100,200について説明したが、鋼板フレームとブラケットを外郭とする電動機にも本実施の形態は適用可能である。
本発明の電動機の活用例として、換気扇、家電機器、工作機などの電気機器に搭載して利用することができる。
5a 電流経路、5b 電流経路、10 モールド固定子、11 軸受支持部、20 回転子組立、20a 回転子、21a 第1の軸受、21a−1 外輪、21a−2 内輪、21a−3 転動体、21b 第2の軸受、22 永久磁石、23 軸、25 位置検出用マグネット、30 ブラケット、30a 軸受支持部、40 固定子組立、41 固定子鉄心、42 巻線、43 絶縁部、44a 巻線端子、44b 巻線端子、44c 巻線端子、45 プリント配線板、45a 第1の貫通孔、45b 第2の貫通孔、47 リード線、49a インバータIC、49a−1 パッケージ、49a−2 放熱フィン、49a−3 リード、50 モールド樹脂、53 ホールIC、61 接続ピン、61a 径が太い部分、61b 径が細い部分、61c プリント配線板支持部、63 リード線固定部品、70 配線パターン(非充電部)、71 半田付部、80 配線パターン(充電部)、90 電子部品、100 電動機、110 位置検出回路、120 波形生成回路、130 プリドライバ回路、140 パワー回路、141 トランジスタ、142 ダイオード、200 駆動回路、250 電動機、300 空気調和機、310 室内機、320 室外機、330 室外機用送風機、400 電動機、500 電動機。

Claims (6)

  1. 所定の形状に打ち抜かれた電磁鋼板を所定枚数積層して構成される固定子鉄心に、絶縁部を介して巻線が施された固定子と、
    軸に、回転子と、転がり軸受で構成される軸受とを嵌合した回転子組立と、
    前記固定子の軸方向端部に配置され、駆動回路が搭載されたプリント配線板と、
    前記固定子に組み付けられるブラケットと、
    前記プリント配線板に設けられ、前記駆動回路と電気的に絶縁された非充電部の配線パターンと、
    前記固定子鉄心と前記非充電部の配線パターンとを電気的に接続する接続ピンと、を備え
    前記プリント配線板には、前記接続ピンが貫通する貫通孔が設けられ、
    前記接続ピンは、前記固定子鉄心及び前記プリント配線板の間の、前記貫通孔より径が太い部分と、前記貫通孔を貫通して前記プリント配線板の前記固定子鉄心側と反対側に突出する、前記太い部分より径が細い部分とを有し、前記径が太い部分と前記径が細い部分との境にある段差部で前記プリント配線板を支持するとともに、前記径が細い部分が前記非充電部の配線パターンに半田付されたことを特徴とする電動機。
  2. 前記接続ピンを、前記絶縁部に固定することを特徴とする請求項1記載の電動機。
  3. 前記プリント配線板の導電層を多層とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動機。
  4. 前記駆動回路は、少なくとも、
    前記回転子の磁極を検出する位置検出回路と、
    前記回転子の回転速度を指令する速度指令信号と、前記位置検出回路からの位置検出信号とに基づいて、インバータ駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成する波形生成回路と、
    前記波形生成回路の出力により駆動信号を生成するプリドライバ回路と、
    トランジスタとダイオードとを並列接続し、これらを直列接続したアームを有するパワー回路と、を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電動機。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の電動機を搭載したことを特徴とする電気機器。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の電動機の製造方法であって、
    前記軸に、前記回転子、前記軸受を取り付ける工程と、
    前記回転子が備える永久磁石を着磁して前記回転子組立を形成する工程と、
    前記固定子鉄心に前記絶縁部を施し、前記絶縁部に前記巻線を施す工程と、
    前記絶縁部に前記接続ピンを取り付けるとともに、前記駆動回路が搭載された前記プリント配線板とを取り付けて固定子を形成する工程と、
    前記接続ピンと前記プリント配線板の前記非充電部の配線パターンとを半田付する工程と、
    前記固定子に、前記回転子組立を挿入する工程と、
    前記固定子の軸方向端部に、前記ブラケットを圧入する工程と、を備えたことを特徴とする電動機の製造方法。
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