JP5063237B2 - 通話端末及び通信システム及び通話端末プログラム及び通信方法 - Google Patents

通話端末及び通信システム及び通話端末プログラム及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通話端末及び呼分配サーバ及び通信システム及び通話端末プログラム及び呼分配サーバプログラム及び通信方法に関するものである。本発明は、特に、通信システムにおける通話転送先へのデータ開示方法に関するものである。
従来のコールセンターシステムとして、複数のコールセンター間で通話を転送するものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2001−217944号公報 特開2002−149873号公報 特開2006−121483号公報
通常、企業のコールセンター(以下、「転送元コールセンター」という)から別の企業のコールセンター(以下、「転送先コールセンター」という)に通話が転送される際には、転送元コールセンターが保持する顧客の個人情報などを含む顧客業務データも同時に転送先コールセンターへ転送される。これにより、転送先コールセンターのオペレータは、転送元コールセンターのオペレータと同じ情報を参照することができ、顧客ひとりひとりに合わせた対応がしやすくなる。しかし、顧客の許可なく顧客業務データを別の企業に開示することには問題がある。
従来のコールセンターシステムにおいて、顧客が使用する端末では、顧客が転送先コールセンターのオペレータとの通話中に顧客業務データの開示許否を転送元コールセンターに伝達することができなかった。また、転送元コールセンターでは、仮に顧客業務データの開示許可の通知を受信したとしても、顧客と通話中の転送先コールセンターのオペレータが使用する端末に対し、該当する顧客業務データを送信することができなかった。そのため、従来のコールセンターシステムでは、転送元コールセンターのオペレータが、通話の転送前に顧客に顧客業務データの開示目的を説明し、顧客の合意を得た上で、該当する顧客業務データと通話を同時に転送先コールセンターへ転送するという形態をとっていた。しかし、このような形態では、顧客が転送先コールセンターのオペレータとの通話で転送先コールセンターの業務の説明を受けたときに、転送先コールセンターの営業姿勢などに不満を持った場合には、たとえ事前に合意していたとしても、顧客業務データを転送先コールセンターへ転送した転送元コールセンターに対する信用を失ってしまうということがあり得る。
本発明は、例えば、顧客が使用する端末において、顧客が転送先コールセンターのオペレータとの通話中に、転送元コールセンターが保持する顧客業務データを転送先コールセンターで開示することの許否を設定する機能を提供することを目的とする。また、例えば、顧客が使用する端末において、顧客が転送先コールセンターのオペレータとの通話中に、転送先コールセンターでの顧客業務データの開示許否を、その顧客業務データを保持する転送元コールセンターに伝達する機能を提供することを目的とする。また、例えば、転送元コールセンターにおいて、顧客業務データの開示許可の通知を受信した場合、顧客と通話中の転送先コールセンターのオペレータが使用する端末に対し、該当する顧客業務データを送信する機能を提供することを目的とする。
本発明の一の態様に係る通話端末は、
オペレータとの通話のために利用者が利用する通話端末において、
オペレータと利用者との通話のために呼を接続し、接続した呼を転送可能な転送元通話システムであって、前記転送元通話システム内で開示することが許可された利用者に関する利用者データを保管する転送元通話システムに対し、呼の接続を要求する接続要求データを通信装置により送信する呼接続要求部と、
前記呼接続要求部が送信した接続要求データに従って前記転送元通話システムが呼を接続した後に、前記転送元通話システムが呼を、他のオペレータと利用者との通話のために前記転送元通話システムから転送される呼を接続可能な転送先通話システムへ転送した場合、前記転送先通話システムが呼を接続した後に、前記転送元通話システムに保管されている利用者データを前記転送先通話システム内で開示することを許可するか否かの設定を入力装置により利用者から受け付けるデータ開示設定部とを備えることを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、転送元通話システムが呼を接続した後に呼を転送先通話システムへ転送した場合、通話端末が、転送先通話システムが呼を接続した後に、転送元通話システムに保管されている利用者データを転送先通話システム内で開示することを許可するか否かの設定を入力装置により利用者から受け付けることにより、例えば、顧客が、転送先コールセンターのオペレータとの通話中に、転送元コールセンターが保持する顧客業務データを転送先コールセンターで開示することの許否を設定することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る通信システム100の構成を示すブロック図である。
図1において、通信システム100は、オペレータとの通話のために顧客(利用者の一例)が利用する顧客端末200(通話端末の一例)を少なくとも1つ備える。また、通信システム100は、オペレータと顧客との通話のために呼を接続し、接続した呼を転送可能な転送元コールセンター300(転送元通話システム、第1の通話システムの一例)と、他のオペレータと顧客との通話のために転送元コールセンター300から転送される呼を接続可能な転送先コールセンター400(転送先通話システム、第2の通話システムの一例)とを備える。顧客端末200、転送元コールセンター300、転送先コールセンター400は、IP(インターネットプロトコル)ネットワークなどのネットワーク150を介して接続されている。
顧客端末200は、コールセンターシステムのサービスを提供する企業(サービス事業者)が公共エリアに設置したものであってもよいし、顧客が所有するPC(パーソナルコンピュータ)にソフトウェアを配布し、インストールしたものであってもよい。顧客端末200は、例えばIP電話機能を搭載しており、顧客は、この機能を利用して転送元コールセンター300や転送先コールセンター400などのコールセンターのオペレータと映像通話(テレビ会議)を行うことで、相談業務や手続き業務のサービスを受けることができる。
転送元コールセンター300は、複数のオペレータが各々利用する複数のオペレータ端末310と、それぞれのオペレータ端末310に呼を分配するACD(Automatic・Call・Distribution)機能を搭載したACDサーバ320(呼分配サーバの一例)とを備える。オペレータ端末310は、例えばIP電話機能を搭載したPCであり、オペレータは、この機能を利用して顧客と映像通話を行うことで、相談業務や手続き業務のサービスを提供できる。ACDサーバ320は、転送元コールセンター300内で開示することが許可された顧客に関する顧客業務データ(利用者データの一例)を保管する。顧客業務データには、例えば顧客の個人情報、顧客とオペレータとの通話履歴を記録したデータが含まれている。
転送先コールセンター400は、転送元コールセンター300とは別の複数のオペレータが各々利用する複数のオペレータ端末410と、それぞれのオペレータ端末410に呼を分配するACD機能を搭載したACDサーバ420(呼分配サーバの一例)とを備える。オペレータ端末410は、転送元コールセンター300のオペレータ端末310と同様に、例えばIP電話機能を搭載したPCであり、オペレータは、この機能を利用して顧客と映像通話を行うことで、相談業務や手続き業務のサービスを提供できる。
図2は、顧客端末200の構成を示すブロック図である。
図2において、顧客端末200は、呼接続要求部201、通話IDデータ保持部202、テレビ会議部203、被転送部204、データ開示設定部205、データ転送要求部206を備える。また、顧客端末200は、記憶装置251、処理装置252、入力装置253、出力装置254、通信装置255などのハードウェア装置を備える(又はこれらのハードウェア装置が顧客端末200に接続される)。ハードウェア装置は顧客端末200の各部によって利用される。例えば、処理装置252は、顧客端末200の各部でデータや情報の演算、加工、読み取り、書き込みなどを行うために利用される。記憶装置251は、そのデータや情報を記憶するために利用される。また、入力装置253は、そのデータや情報を入力するために、出力装置254は、そのデータや情報を出力するために、通信装置255は、そのデータや情報を送受信するために利用される。
呼接続要求部201は、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、呼の接続を要求する接続要求データを通信装置255により送信する。このとき、呼接続要求部201は、転送元コールセンター300での顧客端末200とオペレータ端末310との呼を識別する転送元通話IDデータを処理装置252により生成し、生成した転送元通話IDデータを接続要求データに含めて送信する。通話IDデータ保持部202は、呼接続要求部201が生成した転送元通話IDデータを記憶装置251に保持する。転送元コールセンター300のACDサーバ320は、呼接続要求部201が送信した接続要求データに従って、複数のオペレータの中から任意のオペレータを顧客に割り当て、割り当てたオペレータのオペレータ端末310(以下、「転送元オペレータ端末」という)と顧客端末200との呼を接続する。テレビ会議部203は、転送元コールセンター300のACDサーバ320が顧客端末200との呼を接続した転送元オペレータ端末310とのテレビ会議を実施する。
転送元オペレータ端末310は、顧客端末200と接続中の呼を転送先コールセンター400へ転送する場合、顧客端末200に対し、呼を転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送することを通知する転送通知データを送信する。転送通知データには、転送先コールセンター400のACDサーバ420のIPアドレスデータが含まれている。被転送部204は、転送元オペレータ端末310から、この転送通知データを通信装置255により受信する。そして、被転送部204は、受信した転送通知データにIPアドレスデータが含まれているACDサーバ420に対し、新たな接続要求データを通信装置255により送信する。このとき、被転送部204は、転送先コールセンター400での顧客端末200とオペレータ端末410との呼を識別する転送先通話IDデータを処理装置252により生成し、生成した転送先通話IDデータを接続要求データに含めて送信する。通話IDデータ保持部202は、被転送部204が生成した転送先通話IDデータを記憶装置251に保持する。転送先コールセンター400のACDサーバ420は、被転送部204が送信した接続要求データに従って、複数のオペレータの中から任意のオペレータを顧客に割り当て、割り当てたオペレータのオペレータ端末410(以下、「転送先オペレータ端末」という)と顧客端末200との呼を接続する。テレビ会議部203は、転送先コールセンター400のACDサーバ420が顧客端末200との呼を接続した転送先オペレータ端末410とのテレビ会議を実施する。
データ開示設定部205は、データ項目表示部207、データ内容表示部208、データ開示範囲設定部209、データ利用目的設定部210、データ開示期限設定部211、データ転送許否設定部212を備える。
テレビ会議部203が転送先オペレータ端末410とのテレビ会議を開始した後、即ち、転送先コールセンター400のACDサーバ420が顧客端末200と転送先オペレータ端末410との呼を接続した後に、データ項目表示部207は、転送元コールセンター300のACDサーバ320に保管されている顧客業務データの項目の一覧を出力装置254により画面表示する。また、データ内容表示部208は、その顧客業務データの内容を、データ項目表示部207が表示する項目ごとに、出力装置254により画面表示する。
データ開示範囲設定部209は、顧客業務データの転送先として許可する企業や部署などの指定を入力装置253により顧客から受け付ける。データ利用目的設定部210は、企業などが顧客業務データを利用する目的として許可するものの指定を入力装置253により顧客から受け付ける。データ開示期限設定部211は、企業などに顧客業務データの保持を許可する期間の設定を入力装置253により顧客から受け付ける。データ転送許否設定部212は、転送元コールセンター300のACDサーバ320に保管されている顧客業務データを転送先コールセンター400内で開示することを許可するか否かの設定を、データ項目表示部207が表示した項目ごとに、入力装置253により顧客から受け付ける。
データ転送許否設定部212が受け付けた設定により顧客業務データを転送先コールセンター400内で開示することが許可された場合、データ転送要求部206は、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、顧客業務データを転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送することを要求する転送要求データを通信装置255により送信する。転送要求データには、通話IDデータ保持部202が保持する転送先通話IDデータが含まれている。転送元コールセンター300のACDサーバ320は、データ転送要求部206が送信した転送要求データに従って、顧客業務データと転送先通話IDデータとを転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送する。転送先コールセンター400のACDサーバ420は、転送先コールセンター400のACDサーバ420から、顧客業務データと転送先通話IDデータとを受信し、受信した転送先通話IDデータにより転送先オペレータ端末410を特定し、特定した転送先オペレータ端末410へ、受信した顧客業務データを転送する。
図3は、転送元コールセンター300の構成を示すブロック図である。
図3において、転送元コールセンター300のオペレータ端末310は、それぞれ、テレビ会議部311、データ送信部312、呼転送部313を備える。転送元コールセンター300のACDサーバ320は、呼接続部321、通話データ保持部322、データ保管部323、データ転送部324を備える。また、オペレータ端末310、ACDサーバ320は、それぞれ、記憶装置351,361、処理装置352,362、入力装置353,363、出力装置354,364、通信装置355,365などのハードウェア装置を備える(又はこれらのハードウェア装置がオペレータ端末310、ACDサーバ320に接続される)。顧客端末200のものと同様に、ハードウェア装置はオペレータ端末310、ACDサーバ320の各部によって利用される。
ACDサーバ320の呼接続部321は、顧客端末200から、接続要求データを通信装置365により受信する。そして、呼接続部321は、受信した接続要求データに従って、複数のオペレータの中から任意のオペレータを顧客に割り当て、割り当てたオペレータが利用する転送元オペレータ端末310と顧客端末200との呼を接続する。このとき、通話データ保持部322は、呼接続部321が受信した接続要求データに含まれる転送元通話IDデータを項目の1つとしてもつ通話データを処理装置362により生成し、生成した通話データを記憶装置361に保持する。転送元オペレータ端末310のテレビ会議部311は、ACDサーバ320の呼接続部321が転送元オペレータ端末310との呼を接続した顧客端末200とのテレビ会議を実施する。
転送元オペレータ端末310のデータ送信部312は、テレビ会議部311が顧客端末200とのテレビ会議を実施中、即ち、ACDサーバ320の呼接続部321が呼を接続中に、テレビ会議でオペレータが顧客から聞き取った情報の入力を、入力装置353によりオペレータから受け付ける。そして、データ送信部312は、ACDサーバ320に対し、オペレータから受け付けた情報を、転送元コールセンター300内で開示することが許可された顧客業務データとして通信装置355により送信する。ACDサーバ320のデータ保管部323は、転送元オペレータ端末310から、この顧客業務データを通信装置265により取得する。データ保管部323は、顧客業務データの一部又は全部を、転送元オペレータ端末310からではなく、外部から事前に取得していてもよい。データ保管部323は、取得した顧客業務データを、通話データ保持部322が保持する通話データと紐付けて記憶装置361に保管する。
転送元オペレータ端末310の呼転送部313は、ACDサーバ320の呼接続部321が呼を接続した後に、呼を転送先コールセンター400へ転送することができる。呼転送部313は、顧客端末200と接続中の呼を転送先コールセンター400へ転送する場合、顧客端末200に対し、転送通知データを通信装置355により送信する。顧客端末200は、呼転送部313が送信した転送通知データを受信し、受信した転送通知データに従って、転送先コールセンター400のACDサーバ420に対し、新たな接続要求データを送信する。転送先コールセンター400のACDサーバ420は、顧客端末200が送信した接続要求データに従って、転送先オペレータ端末410と顧客端末200との呼を接続する。
顧客端末200は、転送先コールセンター400のACDサーバ420が顧客端末200と転送先オペレータ端末410との呼を接続した後、即ち、転送元オペレータ端末310の呼転送部313が呼を転送先コールセンター400へ転送した後に、ACDサーバ320のデータ保管部323が保管している顧客業務データを転送先コールセンター400内で開示することを許可する設定を顧客から受け付けた場合、ACDサーバ320に対し、転送要求データを送信する。ACDサーバ320のデータ転送部324は、顧客端末200から、この転送要求データを通信装置365により受信する。そして、データ転送部324は、受信した転送要求データに従って、データ保管部323が保管している顧客業務データを記憶装置361から取得し、取得した顧客業務データと転送要求データに含まれる転送先通話IDデータとを通信装置365により転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送する。
図4は、転送先コールセンター400の構成を示すブロック図である。
図4において、転送先コールセンター400のオペレータ端末410は、それぞれ、テレビ会議部411、データ受信部412、データ項目表示部413、データ内容表示部414を備える。転送先コールセンター400のACDサーバ420は、呼接続部421、通話データ保持部422、データ取得部423、データ保管部424、データ送信部425、属性判定部426を備える。また、オペレータ端末410、ACDサーバ420は、それぞれ、記憶装置451,461、処理装置452,462、入力装置453,463、出力装置454,464、通信装置455,465などのハードウェア装置を備える(又はこれらのハードウェア装置がオペレータ端末410、ACDサーバ420に接続される)。顧客端末200のものと同様に、ハードウェア装置はオペレータ端末410、ACDサーバ420の各部によって利用される。
顧客端末200は、転送元コールセンター300の転送元オペレータ端末310と接続中の呼が転送先コールセンター400へ転送された場合、ACDサーバ420に対し、新たな接続要求データを送信する。ACDサーバ420の呼接続部421は、顧客端末200から、この接続要求データを通信装置465により受信する。そして、呼接続部421は、受信した接続要求データに従って、複数のオペレータの中から任意のオペレータを顧客に割り当て、割り当てたオペレータが利用する転送先オペレータ端末410と顧客端末200との呼を接続する。このとき、通話データ保持部422は、呼接続部421が受信した接続要求データに含まれる転送先通話IDデータを項目の1つとしてもつ通話データを処理装置462により生成し、生成した通話データを記憶装置461に保持する。転送先オペレータ端末410のテレビ会議部411は、ACDサーバ420の呼接続部421が転送先オペレータ端末410との呼を接続した顧客端末200とのテレビ会議を実施する。
顧客端末200は、ACDサーバ420の呼接続部421が顧客端末200と転送先オペレータ端末410との呼を接続した後に、転送元コールセンター300のACDサーバ320が保管している顧客業務データを転送先コールセンター400内で開示することを許可する設定を顧客から受け付けた場合、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、転送要求データを送信する。転送元コールセンター300のACDサーバ320は、顧客端末200が送信した転送要求データに従って、顧客業務データと転送先通話IDデータとをACDサーバ420へ転送する。ACDサーバ420のデータ取得部423は、転送元コールセンター300のACDサーバ320から、この顧客業務データと転送先通話IDデータとを通信装置465により取得する。データ保管部424は、データ取得部423が取得した顧客業務データを、データ取得部423が取得した転送先通話IDデータと同じ転送先通話IDデータを含む通話データと紐付けて記憶装置461に保管する。データ保管部424は、データ取得部423が取得した顧客業務データとは別に、転送先コールセンター400内で開示することが許可された顧客業務データを記憶装置461に保管していてもよい。データ送信部425は、データ取得部423が取得した転送先通話IDデータにより転送先オペレータ端末410を特定し、特定した転送先オペレータ端末410に対し、データ保管部424が保管する顧客業務データのうち、少なくともデータ取得部423が取得した顧客業務データを通信装置465により送信する。転送先オペレータ端末410のデータ受信部412は、ACDサーバ420から、この顧客業務データを通信装置455により受信する。
転送先オペレータ端末410のデータ項目表示部413は、データ受信部412が受信した顧客業務データの項目の一覧を出力装置454により画面表示する。また、データ内容表示部414は、その顧客業務データの内容を、データ項目表示部413が表示する項目ごとに、出力装置454により画面表示する。
ACDサーバ420の属性判定部426は、データ保管部424が保管する顧客業務データのうち、少なくともデータ取得部423が取得した顧客業務データに基づいて、顧客の属性を処理装置462により判定する。呼接続部421は、記憶装置461に予め記憶されているオペレータ管理データを参照する。オペレータ管理データは、オペレータごとに、ある属性をもつ顧客に対応できるか否かを示す情報を項目の1つとしてもっている。呼接続部421は、参照したオペレータ管理データと属性判定部426が判定した属性とに応じて、オペレータの切り替えが必要か否かを処理装置462により判定する。そして、呼接続部421は、オペレータの切り替えが必要であると判定した場合、複数のオペレータの中から特定のオペレータを顧客に割り当て、割り当てたオペレータが利用するオペレータ端末410と顧客端末200との呼を接続する。このとき、通話データ保持部422は、記憶装置461に保持している通話データを更新する。ACDサーバ420の呼接続部421が新たに顧客端末200との呼を接続したオペレータ端末410のテレビ会議部411は、その顧客端末200とのテレビ会議を実施する。
以上のように、本実施の形態では、顧客が使用する顧客端末200において、顧客が転送先コールセンター400のオペレータとの通話中に、転送元コールセンター300が保持する顧客業務データを転送先コールセンター400で開示することの許否を設定することができる。また、顧客端末200において、顧客が転送先コールセンター400のオペレータとの通話中に、転送先コールセンター400での顧客業務データの開示許否を、その顧客業務データを保持する転送元コールセンター300に伝達することができる。また、転送元コールセンター300において、顧客業務データの開示許可の通知を受信した場合、顧客と通話中の転送先コールセンター400のオペレータが使用するオペレータ端末410に対し、該当する顧客業務データを送信することができる。
図5は、顧客端末200、オペレータ端末310,410、ACDサーバ320,420のハードウェア資源の一例を示す図である。
図5の例において、顧客端末200、オペレータ端末310,410、ACDサーバ320,420は、コンピュータであり、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶ディスプレイ)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、CDD905(Compact・Disc・Drive)、プリンタ装置906、カメラ907、マイク908、スピーカ909などのハードウェア資源を備えている。これらのハードウェア資源はケーブルや信号線で接続されている。また、このコンピュータは、LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されている。
図5に例示したコンピュータは、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit)を備えている。CPU911は、処理装置252,352,362,452,462の一例である。CPU911は、バス912を介してROM913(Read・Only・Memory)、RAM914(Random・Access・Memory)、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、カメラ907、マイク908、スピーカ909、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカードリーダライタなどの記憶媒体が用いられてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置251,351,361,451,461の一例である。通信ボード915、キーボード902、マウス903、カメラ907、マイク908、FDD904、CDD905などは、入力装置253,353,363,453,463の一例である。また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906、スピーカ909などは、出力装置254,354,364,454,464の一例である。また、通信ボード915などは、通信装置255,355,365,455,465の一例である。
通信ボード915は、LANなどに接続されている。通信ボード915は、LANに限らず、インターネット、あるいは、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークなどのWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。LAN、インターネット、WANなどは、ネットワーク150の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」、「〜手段」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。また、ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜データ」、「〜情報」、「〜ID(識別子)」、「〜フラグ」、「〜結果」として説明するデータや情報や信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」は、ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶されたデータや情報や信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理(動作)に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理中、データや情報や信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、本実施の形態の説明において用いるブロック図やフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号は、RAM914などのメモリ、FDD904のフレキシブルディスク(FD)、CDD905のコンパクトディスク(CD)、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク(MD)、DVD(Digital・Versatile・Disc)などの記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体により伝送される。
また、本実施の形態の説明において「〜部」、「〜手段」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。即ち、「〜部」、「〜手段」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどの記録媒体に記憶される。このプログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。即ち、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」、「〜手段」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」、「〜手段」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
以下、通信システム100の動作(本実施の形態に係る通信方法)について、フローチャートを用いて説明する。
以下では、説明をより具体的にするため、顧客端末200、オペレータ端末310,410、ACDサーバ320,420が、図5に例示したコンピュータとハードウェア資源により実現されているものとする。
図6は、顧客端末200の動作を示すフローチャートである。図7は、転送元コールセンター300のACDサーバ320の動作を示すフローチャートである。図8は、転送先コールセンター400のACDサーバ420の動作を示すフローチャートである。
図6のフローチャートに示したフローは、顧客端末200を実現するコンピュータ上で実行されるプログラム(通話端末プログラム)の処理手順に相当する。図7のフローチャートに示したフローは、転送元コールセンター300のACDサーバ320を実現するコンピュータ上で実行されるプログラム(呼分配サーバプログラム)の処理手順に相当する。図8のフローチャートに示したフローは、転送先コールセンター400のACDサーバ420を実現するコンピュータ上で実行されるプログラム(呼分配サーバプログラム)の処理手順に相当する。これらの処理手順において、通話端末プログラム、呼分配サーバプログラムは、例えば、下記の各処理をコンピュータに実行させる。
顧客端末200において、呼接続要求部201は、例えばSIP(Session・Initiation・Protocol)のCall−IDヘッダのデータ生成方法を用いて、グローバルユニークな値である転送元通話IDデータをCPU911(処理装置252の一例)により生成する。そして、呼接続要求部201は、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、転送元通話IDデータを含む接続要求データを通信ボード915(通信装置255の一例)により送信する(ステップS101:呼接続要求処理)。ステップS101で、通話IDデータ保持部202は、転送元通話IDデータを磁気ディスク装置920(記憶装置251の一例)に保持する。
転送元コールセンター300のACDサーバ320において、呼接続部321は、顧客端末200から、接続要求データを通信ボード915(通信装置365の一例)により受信する。そして、呼接続部321は、接続要求データに従って、複数のオペレータの中から任意のオペレータを選択して顧客に割り当て、そのオペレータが利用する転送元オペレータ端末310と顧客端末200との呼を接続する(ステップS201:呼接続処理)。ステップS201で、通話データ保持部322は、接続要求データに含まれる転送元通話IDデータを項目の1つとしてもつ通話データをCPU911(処理装置362の一例)により生成し、その通話データを磁気ディスク装置920(記憶装置361の一例)に保持する。
ここで、通話データの一例を図9に示す。
図9の例では、通話データが「通話IDデータ」、「顧客端末IPアドレス」、「オペレータ端末IPアドレス」、「通話状態」、「顧客業務データID」の5つの項目をもつ。「通話IDデータ」の項目には、接続要求データに含まれる転送元通話IDデータが記録される。「顧客端末IPアドレス」の項目には、接続要求データに含まれる顧客端末200のIPアドレスデータが記録される。「オペレータ端末IPアドレス」の項目には、転送元オペレータ端末310のIPアドレスデータが記録される。「通話状態」の項目には、顧客端末200の顧客と転送元オペレータ端末310のオペレータとが通話中であるか、あるいは、通話が転送されたか、といった状態を示すデータが記録される。「顧客業務データID」の項目には、通話データと紐付けられた顧客業務データのIDデータが記録される。
上記ステップS201で転送元オペレータ端末310と顧客端末200との呼が接続されると、転送元オペレータ端末310のテレビ会議部311と顧客端末200のテレビ会議部203との間で、カメラ907(入力装置253,353の一例)、マイク908(入力装置253,353の一例)、スピーカ909(出力装置254,354の一例)を用いてテレビ会議が行われる。テレビ会議が開始されると、図9の例では、通話データの「通話状態」が“通話中”に設定される。
テレビ会議による通話を通じて、顧客がオペレータに顧客の個人情報を伝達すると、オペレータは、顧客の個人情報を転送元オペレータ端末310にキーボード902やマウス903(入力装置353の一例)を用いて入力する。転送元オペレータ端末310において、データ送信部312は、顧客の個人情報の入力をオペレータから受け付ける。そして、データ送信部312は、ACDサーバ320に対し、顧客の個人情報を、転送元コールセンター300内で開示することが許可された顧客業務データとして通信ボード915(通信装置355の一例)により送信する。ACDサーバ320において、データ保管部323は、転送元オペレータ端末310から、顧客業務データを通信ボード915(通信装置265の一例)により取得する。そして、データ保管部323は、顧客業務データを通話データと紐付けて磁気ディスク装置920に保管する(ステップS202:データ保管処理)。図9の例では、顧客業務データは、通話データの「顧客業務データID」により通話データと紐付けられる。顧客業務データは、オペレータが過去に顧客から伝達された情報や転送元コールセンター300の企業が独自に管理する情報などを含んでいてもよい。
ここで、転送元コールセンター300の顧客業務データの一例を図10に示す。
図10の例では、顧客業務データが「顧客業務データID」、「顧客名」、「顧客生年月日」、「電話番号」、「勤務会社」、「住所」、「ローン金額」、「貯金額」、「家族構成」の9つの項目をもつ。「顧客業務データID」の項目には、顧客業務データを通話データと紐付けるための顧客業務データのIDデータが記録される。「顧客名」、「顧客生年月日」、「電話番号」、「勤務会社」、「住所」、「家族構成」といった項目は、顧客の個人情報の例である。「ローン金額」、「貯金額」といった項目は、転送元コールセンター300の企業が顧客に提供するサービスに係る情報の例である。
オペレータが転送先コールセンター400に顧客との通話を転送する場合、オペレータは、転送元オペレータ端末310でキーボード902やマウス903(入力装置353の一例)を用いて通話の転送操作を行う。転送元オペレータ端末310において、呼転送部313は、通話の転送操作をオペレータから受け付ける。そして、呼転送部313は、顧客端末200に対し、転送通知データを通信ボード915により送信する。顧客端末200において、被転送部204は、転送元オペレータ端末310から、転送通知データを通信ボード915により受信する(ステップS102:被転送処理)。そして、被転送部204は、例えばSIPのCall−IDヘッダのデータ生成方法を用いて、グローバルユニークな値である転送先通話IDデータをCPU911により生成し、転送通知データにIPアドレスデータが含まれている転送先コールセンター400のACDサーバ420に対し、転送先通話IDデータを含む接続要求データを通信ボード915により送信する(ステップS103:被転送処理)。ステップS103で、通話IDデータ保持部202は、転送先通話IDデータを磁気ディスク装置920に保持する。
転送先コールセンター400のACDサーバ420において、呼接続部421は、顧客端末200から、接続要求データを通信ボード915(通信装置465の一例)により受信する。そして、呼接続部421は、接続要求データに従って、複数のオペレータの中から任意のオペレータを選択してオペレータを顧客に割り当て、そのオペレータが利用する転送先オペレータ端末410と顧客端末200との呼を接続する(ステップS301:呼接続処理)。ステップS301で、通話データ保持部422は、接続要求データに含まれる転送先通話IDデータを項目の1つとしてもつ通話データをCPU911(処理装置462の一例)により生成し、その通話データを磁気ディスク装置920(記憶装置461の一例)に保持する。通話データは、転送元コールセンター300のACDサーバ320が保持するものと同様であり、例えば、図9に示した項目をもつ。
上記ステップS301で転送先オペレータ端末410と顧客端末200との呼が接続されると、転送先オペレータ端末410のテレビ会議部411と顧客端末200のテレビ会議部203との間で、カメラ907(入力装置253,453の一例)、マイク908(入力装置253,453の一例)、スピーカ909(出力装置254,454の一例)を用いてテレビ会議が行われる。テレビ会議が開始されると、顧客端末200において、被転送部204は、転送元オペレータ端末310に対し、転送元通話IDデータを含む転送完了通知データを通信ボード915により送信する(ステップS104:被転送処理)。転送元オペレータ端末310において、呼転送部313は、顧客端末200から、転送完了通知データを通信ボード915により受信し、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、その転送完了通知データを送信する。転送元コールセンター300のACDサーバ320において、呼接続部321は、転送元オペレータ端末310から、転送完了通知データを受信する(ステップS203:呼接続処理)。ステップS203で、通話データ保持部322は、転送完了通知データに含まれる転送元通話IDデータを項目の1つとしてもつ通話データを磁気ディスク装置920にて参照し、その通話データを更新する。図9の例では、通話データの「通話状態」が“転送済”に設定される。
テレビ会議による通話を通じて、転送先オペレータ端末410のオペレータは、顧客に対し、例えば転送先コールセンター400での業務や顧客の個人情報の利用目的を説明する。このとき、顧客端末200において、データ項目表示部207は、転送元コールセンター300のACDサーバ320に保管されている顧客業務データの項目の一覧を表示装置901(出力装置254の一例)により画面表示する。ここで、データ項目表示部207は、転送元コールセンター300のACDサーバ320や転送元オペレータ端末310から顧客業務データを取得して、その項目の一覧を画面表示してもよいし、予め磁気ディスク装置920に顧客業務データの項目の一覧を既定のデータとして記憶しておき、磁気ディスク装置920から取得して画面表示してもよい。前者の場合、データ内容表示部208は、データ項目表示部207が取得した顧客業務データの内容を、データ項目表示部207が表示する項目ごとに、表示装置901により画面表示する。これにより、顧客が顧客業務データの各項目について開示の許否を判断しやすくなる。
顧客は、オペレータの説明に基づいて、自分の個人情報を含む顧客業務データを転送先コールセンター400に開示してもよいかどうかを判断する。顧客は、顧客業務データの開示に合意する場合、顧客業務データの開示を許可する企業や部署などの指定、顧客業務データの利用目的の指定、顧客業務データの開示期限の指定などとともに、顧客業務データの開示許可の設定を、顧客端末200にキーボード902やマウス903(入力装置253の一例)を用いて入力する。顧客端末200において、データ開示範囲設定部209、データ利用目的設定部210、データ開示期限設定部211は、上記の各指定の入力を顧客から受け付ける。データ転送許否設定部212は、顧客業務データの開示許可の設定を、データ項目表示部207が表示した項目ごとに顧客から受け付ける(ステップS105:データ開示設定処理)。
ここで、顧客業務データの開示に関する設定画面501の一例を図11に示す。
図11の例では、設定画面501に「名前」(図10の「顧客名」に相当)、「住所」、「ローン金額」の3つの項目と、各項目の内容が表示されている。また、設定画面501には、顧客業務データの開示の許否を設定するために顧客が操作する設定ボタン502と、設定ボタン502による設定を転送元コールセンター300のACDサーバ320に送信するために顧客が操作する決定ボタン503が設けられている。
顧客端末200において、データ転送許否設定部212が顧客業務データの開示許可の設定を受け付けた場合、データ転送要求部206は、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、転送先通話IDデータ、転送先コールセンター400のACDサーバ420のIPアドレスデータ、上記の各指定を示すデータ、開示が許可された顧客業務データの項目を示すデータなどを含む転送要求データを通信ボード915により送信する(ステップS105:データ転送要求処理)。転送元コールセンター300のACDサーバ320において、データ転送部324は、顧客端末200から、転送要求データを通信ボード915により受信する(ステップS204:データ転送処理)。そして、データ転送部324は、データ保管部323が保管している顧客業務データのうち、転送要求データで開示が許可された項目として示されているものを磁気ディスク装置920から取得する。データ転送部324は、転送要求データに含まれる転送先通話IDデータに基づいて、該当する通話データを参照し、その通話データの「通話状態」が“転送済”であれば、取得した顧客業務データと転送先通話IDデータとを通信ボード915により転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送する(ステップS205:データ転送処理)。一方、通話データの「通話状態」が“転送済”でなければ、データ転送部324は、エラー通知データを通信ボード915により転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送する(ステップS206:データ転送処理)。
上記ステップS205が実行された場合、転送先コールセンター400のACDサーバ420において、データ取得部423は、転送元コールセンター300のACDサーバ320から、顧客業務データと転送先通話IDデータとを通信ボード915により取得する(ステップS302:データ取得処理)。ステップS302で、データ保管部424は、データ取得部423が取得した顧客業務データ(転送元コールセンター300の顧客業務データ)を、データ取得部423が取得した転送先通話IDデータと同じ転送先通話IDデータを含む通話データと紐付けて磁気ディスク装置920に保管する。データ保管部424は、データ取得部423が取得した顧客業務データとは別に、転送先コールセンター400内で開示することが許可された顧客業務データ(転送先コールセンター400の顧客業務データ)を予め磁気ディスク装置920に保管している。
ここで、転送先コールセンター400の顧客業務データの一例を図12に示す。
図12の例では、顧客業務データが「顧客名」、「顧客生年月日」、「電話番号」、「勤務会社」、「住所」、「ローン金額」、「貯金額」、「家族構成」、「有価証券評価額」、「口座残高」の10項目をもつ。「顧客名」、「顧客生年月日」、「電話番号」、「勤務会社」、「住所」、「家族構成」といった項目は、図10の例と同様に、顧客の個人情報の例である。「ローン金額」、「貯金額」といった項目は、転送元コールセンター300の企業が顧客に提供するサービスに係る情報の例であって、転送元コールセンター300のACDサーバ320から転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送されるものである。「有価証券評価額」、「口座残高」といった項目は、転送先コールセンター400の企業が顧客に提供するサービスに係る情報の例である。
転送先コールセンター400のACDサーバ420において、属性判定部426は、データ保管部424が保管する転送元コールセンター300の顧客業務データと転送先コールセンター400の顧客業務データに基づいて、顧客がVIP(Very・Important・Person)であるかどうか(属性の一例)をCPU911により判定する(ステップS303:属性判定処理)。例えば、転送元コールセンター300の企業が銀行で、転送先コールセンター400の企業が証券会社の場合は、銀行の「ローン金額」と「貯金額」、及び、証券会社の「有価証券評価額」と「口座残高」の合計などから、顧客の資産総額を計算し、それが例えば1億円を超えた場合に顧客がVIPであると判断する。
上記ステップS303で顧客がVIPでないと判断された場合、転送先コールセンター400のACDサーバ420において、データ送信部425は、データ取得部423が取得した転送先通話IDデータから転送先オペレータ端末410を特定する。そして、データ送信部425は、転送先オペレータ端末410に対し、転送元コールセンター300の顧客業務データと転送先コールセンター400の顧客業務データを通信ボード915により送信する(ステップS304:データ送信処理)。転送先オペレータ端末410において、データ受信部412は、ACDサーバ420から、顧客業務データを通信ボード915(通信装置455の一例)により受信する。データ項目表示部413は、その顧客業務データの項目の一覧を表示装置901(出力装置454の一例)により画面表示する。また、データ内容表示部414は、その顧客業務データの内容を、データ項目表示部413が表示する項目ごとに、表示装置901により画面表示する。
上記ステップS303で顧客がVIPであると判断された場合、転送先コールセンター400のACDサーバ420において、呼接続部421は、磁気ディスク装置920に予め記憶されているオペレータ管理データを参照する。
ここで、オペレータ管理データの一例を図13に示す。
図13の例では、オペレータ管理データが「オペレータID」、「オペレータ端末IPアドレス」、「オペレータ状態」、「VIP対応可否」の4つの項目をもつ。「オペレータID」の項目には、オペレータを一意に識別するIDデータが記録される。「オペレータ端末IPアドレス」の項目には、オペレータ端末410のIPアドレスデータが記録される。「オペレータ状態」の項目には、顧客端末200の顧客とオペレータ端末410のオペレータとが通話中であるか、あるいは、待機中であるか、といった状態を示すデータが記録される。「VIP対応可否」の項目には、オペレータがVIPの顧客に対応できるか否かを示すデータが記録される。
顧客と通話中のオペレータが、オペレータ管理データにてVIPに対応できないオペレータであると示されている場合、転送先コールセンター400のACDサーバ420において、まず、呼接続部421は、オペレータの切り替えが必要であるとCPU911により判定し、複数のオペレータの中からVIPに対応可能なオペレータを顧客に割り当てる(ステップS305:呼接続処理)。図13の例では、呼接続部421は、「VIP対応可否」が“可”に設定され、「オペレータ状態」が“待機中”となっているオペレータを選択する。次に、呼接続部421は、データ取得部423が取得した転送先通話IDデータから顧客と通話中のオペレータが利用している転送先オペレータ端末410を特定する。そして、呼接続部421は、転送先オペレータ端末410に対し、別のオペレータ端末410へ呼を転送することを指示する転送指示データを通信ボード915により送信する(ステップS306:呼接続処理)。データ送信部425は、呼接続部421が割り当てたオペレータのオペレータ端末410に対し、転送元コールセンター300の顧客業務データと転送先コールセンター400の顧客業務データを通信ボード915により送信する(ステップS307:データ送信処理)。そのオペレータ端末410において、データ受信部412は、ACDサーバ420から、顧客業務データを通信ボード915により受信する。データ項目表示部413は、その顧客業務データの項目の一覧を表示装置901により画面表示する。また、データ内容表示部414は、その顧客業務データの内容を、データ項目表示部413が表示する項目ごとに、表示装置901により画面表示する。
転送先コールセンター400のACDサーバ420において、呼接続部421は、顧客端末200に対し、上記ステップS305で割り当てたオペレータのオペレータ端末410のIPアドレスデータを含む転送要求通知データを通信ボード915により送信する(ステップS308:呼接続処理)。顧客端末200において、被転送部204は、転送先コールセンター400のACDサーバ420から、転送要求通知データを通信ボード915により受信する(ステップS106:被転送処理)。そして、被転送部204は、転送先オペレータ端末410との通話を切断し、転送要求通知データにIPアドレスデータが含まれているオペレータ端末410に対し、接続要求データを通信ボード915により送信する(ステップS107:被転送処理)。そのオペレータ端末410において、テレビ会議部411は、接続要求データに応じて、顧客端末200のテレビ会議部203との間で、カメラ907、マイク908、スピーカ909を用いてテレビ会議を実施する。ここでは、顧客端末200がオペレータ端末410に対して接続要求データを直接送信する形態をとっているが、ステップS103などと同様に、転送先コールセンター400のACDサーバ420を介して、顧客端末200とオペレータ端末410との呼を接続する形態をとってもよい。
呼制御の通信プロトコルにSIPを使用する場合、通話IDデータをSIPのダイアログデータとする形態が実施可能である。この場合、上記ステップS105では、顧客端末200のデータ転送要求部206が、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、転送先通話IDデータとして、転送先コールセンター400のオペレータ端末410との通話でのSIPのダイアログデータを含む転送要求データを送信する。上記ステップS205では、転送元コールセンター300のACDサーバ320のデータ転送部324が、このダイアログデータを転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送する。このような形態をとり、転送先コールセンター400のACDサーバ420がSIP準拠のプロキシサーバ機能をもっていれば、ACDサーバ420としてサードベンダのものを利用しても、転送先コールセンター400のオペレータ端末410への転送が可能となるため、開発コストを抑えることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る顧客端末は、顧客がコールセンターなどのオペレータとの業務に使用する端末であって、オペレータとの通話中又は通話後に別のオペレータに通話を転送された場合に、顧客に関するデータを転送先のオペレータに開示するかを顧客が選択する手段を備えることを特徴とする。
また、前記顧客端末は、顧客に関するデータの項目を表示する手段と、顧客に関するデータの項目ごとに転送先のオペレータに開示するかを顧客が選択する手段を備えることを特徴とする。
また、前記顧客端末は、開示するデータの開示範囲、開示データの使用目的、開示データの保持期限を顧客が設定する手段を備えることを特徴とする。
本実施の形態に係るコールセンターシステムは、顧客との通話を別のコールセンターシステムへ転送するシステムであって、顧客端末が、転送元コールセンターのACDサーバに顧客に関するデータの転送を要求する手段を備え、転送元コールセンターのACDサーバが転送先コールセンターに顧客に関するデータを転送する手段を備えることを特徴とする。
また、前記コールセンターシステムは、転送元コールセンターのACDサーバが、転送元コールセンターのオペレータと顧客間の通話終了後も顧客端末との接続を保持し、顧客端末が、転送元コールセンターのACDサーバへ顧客業務データの転送要求を送信するときに、保持された接続を使用して送信する手段を備えることを特徴とする。
また、前記コールセンターシステムは、顧客端末が、顧客が開示する顧客に関するデータの項目を選択する手段と、選択した項目を転送元コールセンターのACDサーバに通知する手段を備え、転送元コールセンターのACDサーバが、顧客が指定した項目のデータを転送先コールセンターに転送する手段を備えることを特徴とする。
また、前記コールセンターシステムは、顧客端末が、転送先コールセンターでの通話IDデータを取得し、転送元コールセンターのACDサーバに通知する手段を備え、転送元コールセンターのACDサーバが、転送先コールセンターでの通話IDデータを含む顧客に関するデータを転送先コールセンターに転送する手段を備えることを特徴とする。
また、前記コールセンターシステムは、転送先コールセンターのACDサーバが、転送元コールセンターの顧客に関するデータと転送先コールセンターの顧客に関するデータから顧客の属性を判定する手段と、顧客の属性に応じて顧客との通話を割り当てるオペレータを選択することを特徴とするコールセンター装置。
上記のような特徴により、本実施の形態によれば、個人データを扱うコールセンターが、別企業のコールセンターに通話と個人情報などの業務データを転送するシステムにおいて、顧客が転送先コールセンターのオペレータとの会話内容に応じて、転送元コールセンターからの個人情報などの転送可否を決定することが可能となる。さらに、本実施の形態では、顧客が開示に合意するデータの内容を選択可能とすることにより、転送先コールセンターでの開示を望まないデータを非開示とすることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、転送元コールセンターでの顧客業務データの利用目的について転送先コールセンターのオペレータが説明を実施するため、転送元コールセンターのオペレータの業務負荷を低減するという効果も発揮する。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
実施の形態1では、顧客端末200が、転送元コールセンター300のACDサーバ320に対し、顧客業務データを転送先コールセンター400のACDサーバ420へ転送することを要求する転送要求データを送信していた。一方、本実施の形態では、顧客が顧客業務データの開示に合意したときに、顧客端末200から転送先コールセンター400のオペレータ端末410に対して転送元通話IDデータを通知し、転送先コールセンター400のオペレータ端末410が、通知された転送元通話IDデータを使用して転送元コールセンター300のACDサーバ320に顧客業務データの転送を要求するデータを送信する。
図14は、顧客端末200の構成を示すブロック図である。
図14において、顧客端末200は、実施の形態1で図2に示したものに加えて、通話IDデータ送信部213(データ取得指示部の一例)を備える。通話IDデータ送信部213は、データ開示設定部205が受け付けた設定により顧客業務データを転送先コールセンター400内で開示することが許可された場合、転送先コールセンター400のオペレータ端末410(ACDサーバ420でもよい)に対し、オペレータ端末410が転送元コールセンター300のACDサーバ320から認証を受けて顧客業務データを取得するための認証データを通信装置255により送信する。本実施の形態では、認証データとして、実施の形態1と同様の転送元通話IDデータを利用するものとするが、IDとパスワードの組み合わせ、暗証番号、暗号データなどを利用してもよい。
転送元コールセンター300の構成は、実施の形態1で図3に示したものと同様である。
本実施の形態では、ACDサーバ320のデータ転送部324は、転送先コールセンター400のオペレータ端末410(ACDサーバ420でもよい)から、そのオペレータ端末410を認証するための認証データを通信装置365により受信する。そして、データ転送部324は、受信した認証データに基づいて転送先コールセンター400のオペレータ端末410を認証した後に、データ保管部323が保管している顧客業務データを記憶装置361から取得し、取得した顧客業務データを通信装置365により転送先コールセンター400のオペレータ端末410へ転送する。本実施の形態では、データ転送部324は、転送先コールセンター400のオペレータ端末410を認証するために、認証データとして受信した転送元通話IDデータを、通話データ保持部322が通話データの1つの項目として記憶装置361に保持する転送元通話IDデータと照合する。2つの転送元通話IDデータが一致した場合には、認証が成功したことになる。
図15は、転送先コールセンター400の構成を示すブロック図である。
図15において、転送先コールセンター400のオペレータ端末410は、それぞれ、実施の形態1で図4に示したものに加えて、通話IDデータ受信部415、データ転送要求部416(データ取得部の一例)を備える。通話IDデータ受信部415は、顧客端末200から、転送元コールセンター300のACDサーバ320から認証を受けて顧客業務データを取得するための認証データを通信装置455により受信する。前述したように、本実施の形態では、通話IDデータ受信部415は、認証データとして転送元通話IDデータを受信する。データ転送要求部416は、通話IDデータ受信部415が受信した転送元通話IDデータを含む転送要求データを通信装置455により転送元コールセンター300のACDサーバ320へ送信する。そして、データ転送要求部416は、送信した転送要求データに含まれる転送元通話IDデータに基づいて転送元コールセンター300のACDサーバ320から認証を受けた後に、顧客業務データを通信装置455により転送元コールセンター300のACDサーバ320から取得する。
本実施の形態では、転送先コールセンター400のオペレータ端末410が通話IDデータ受信部415、データ転送要求部416を備えているが、オペレータ端末410の代わりに、ACDサーバ420が通話IDデータ受信部415、データ転送要求部416を備えることとしてもよい。この場合、転送先コールセンター400のオペレータ端末410では、実施の形態1と同様に、データ受信部412が転送先コールセンター400のACDサーバ420から顧客業務データを取得する。
以下、通信システム100の動作(本実施の形態に係る通信方法)について、主に実施の形態1との差異を説明する。
顧客端末200において、データ転送許否設定部212が顧客業務データの開示許可の設定を受け付けた場合(図6のステップS105)、通話IDデータ送信部213は、転送先オペレータ端末410に対し、転送元通話IDデータ、転送先通話IDデータ、転送先コールセンター400のACDサーバ420のIPアドレスデータ、開示が許可された顧客業務データの項目を示すデータなどを通信ボード915により送信する(データ取得指示処理)。転送先オペレータ端末410において、通話IDデータ受信部415は、顧客端末200から、これらのデータを通信ボード915により受信する。データ転送要求部416は、通話IDデータ受信部415が受信した転送元通話IDデータ、転送先通話IDデータ、転送先コールセンター400のACDサーバ420のIPアドレスデータ、開示が許可された顧客業務データの項目を示すデータなどを含む転送要求データを通信ボード915により転送元コールセンター300のACDサーバ320へ送信する。そして、データ転送要求部416は、転送要求データに含まれる転送元通話IDデータに基づいて転送元コールセンター300のACDサーバ320から認証を受けた後に、顧客業務データのうち、転送要求データで開示が許可された項目として示されているものを通信ボード915により転送元コールセンター300のACDサーバ320から取得する(データ取得処理)。
前述したように、本実施の形態の変形例として、転送元コールセンター300のACDサーバ320のデータ保管部323又は磁気ディスク装置920にアクセスするためのIDとパスワードの組み合わせを、認証データとして利用することができる。例えば、顧客と転送元コールセンター300のオペレータとの通話時に、転送元コールセンター300のACDサーバ320が生成したIDとパスワードの組み合わせを、顧客端末200の通話IDデータ保持部202が保持する。そして、顧客が顧客業務データの開示に合意した場合に、顧客端末200が転送先コールセンター400のACDサーバ420に通知し、転送先コールセンター400のACDサーバ420がIDとパスワードの組み合わせを転送元コールセンター300のACDサーバ320に通知することにより、顧客業務データを転送先コールセンター400のACDサーバ420が取得するための認証を受けることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係るコールセンターシステムは、顧客との通話を別のコールセンターへ転送するシステムであって、転送元コールセンターのACDサーバが、顧客に関するデータへのアクセスを許可するパスワードを生成する手段と、顧客端末が、転送先コールセンターのACDサーバに前記パスワードの通知と顧客に関するデータの取得を要求する手段を備え、転送先コールセンターのACDサーバが、転送元コールセンターのACDサーバから、通知されたパスワードを使用して顧客に関するデータを取得する手段を備えることを特徴とする。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
実施の形態1では、顧客端末200の要求に応じて、転送元コールセンター300のACDサーバ320が、転送先コールセンター400のACDサーバ420へ顧客業務データを転送していた。一方、本実施の形態では、顧客端末200が顧客業務データを保持し、顧客が顧客データの開示に合意したときに、顧客端末200が、転送先コールセンター400のオペレータ端末410に対して顧客業務データを送信する。
図16は、顧客端末200の構成を示すブロック図である。
図16において、顧客端末200は、実施の形態1で図2に示したものに加えて、データ受信部214、データ送信部215を備える。データ受信部214は、転送元コールセンター300のオペレータ端末310(ACDサーバ320でもよい)から、顧客業務データを通信装置255により受信する。データ送信部215は、データ開示設定部205が受け付けた設定により顧客業務データを転送先コールセンター400内で開示することが許可された場合、転送先コールセンター400のオペレータ端末410(ACDサーバ420でもよい)に対し、データ受信部214が受信した顧客業務データを通信装置255により送信する。
転送元コールセンター300の構成は、実施の形態1で図3に示したものと同様である。また、転送先コールセンター400の構成は、実施の形態1で図4に示したものと同様である。
以下、通信システム100の動作(本実施の形態に係る通信方法)について、主に実施の形態1との差異を説明する。
転送元オペレータ端末310において、データ送信部312は、顧客端末200との通話中又は通話転送時に、顧客端末200に対し、顧客業務データを通信ボード915により送信する。顧客端末200において、データ受信部214は、転送元コールセンター300のACDサーバ320から、顧客業務データを通信ボード915により受信し、磁気ディスク装置920に保持しておく(データ受信処理)。
顧客端末200において、データ転送許否設定部212が顧客業務データの開示許可の設定を受け付けた場合(図6のステップS105)、データ送信部215は、転送先オペレータ端末410に対し、磁気ディスク装置920に保持されている顧客業務データを通信ボード915により送信する(データ送信処理)。転送先オペレータ端末410において、データ受信部412は、顧客端末200から、顧客業務データを通信ボード915により受信する。
以上説明したように、本実施の形態に係るコールセンターシステムは、顧客との通話を別のコールセンターシステムへ転送するシステムであって、転送元コールセンターのACDサーバ又はオペレータ端末が顧客に関するデータを顧客端末に送信する手段を備え、顧客端末が、受信したデータを保持する手段と、転送先コールセンターに転送する手段を備えることを特徴とする。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
本発明の実施の形態で示した構成は一例であって、例示した構成と同一もしくは類似の目的を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似の効果を奏する別の構成なども可能である。また、本発明の実施の形態で示した各種構成部分についての各種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが可能である。
実施の形態1に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る顧客端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る転送元通話システム(第1の通話システム)の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る転送先通話システム(第2の通話システム)の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る顧客端末、オペレータ端末、呼分配サーバのハードウェア資源の一例を示す図である。 実施の形態1に係る顧客端末の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る転送元通話システムの呼分配サーバの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る転送先通話システムの呼分配サーバの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る通話データの一例を示す図である。 実施の形態1に係る利用者データの一例を示す図である。 実施の形態1に係る利用者データの開示に関する設定画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係る利用者データの一例を示す図である。 実施の形態1に係るオペレータ管理データの一例を示す図である。 実施の形態2に係る顧客端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る転送先通話システム(第2の通話システム)の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る顧客端末の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 通信システム、150 ネットワーク、200 顧客端末、201 呼接続要求部、202 通話IDデータ保持部、203 テレビ会議部、204 被転送部、205 データ開示設定部、206 データ転送要求部、207 データ項目表示部、208 データ内容表示部、209 データ開示範囲設定部、210 データ利用目的設定部、211 データ開示期限設定部、212 データ転送許否設定部、213 通話IDデータ送信部、214 データ受信部、215 データ送信部、251 記憶装置、252 処理装置、253 入力装置、254 出力装置、255 通信装置、300 転送元コールセンター、310 オペレータ端末、311 テレビ会議部、312 データ送信部、313 呼転送部、320 ACDサーバ、321 呼接続部、322 通話データ保持部、323 データ保管部、324 データ転送部、351,361 記憶装置、352,362 処理装置、353,363 入力装置、354,364 出力装置、355,365 通信装置、400 転送先コールセンター、410 オペレータ端末、411 テレビ会議部、412 データ受信部、413 データ項目表示部、414 データ内容表示部、415 通話IDデータ受信部、416 データ転送要求部、420 ACDサーバ、421 呼接続部、422 通話データ保持部、423 データ取得部、424 データ保管部、425 データ送信部、426 属性判定部、451,461 記憶装置、452,462 処理装置、453,463 入力装置、454,464 出力装置、455,465 通信装置、501 設定画面、502 設定ボタン、503 決定ボタン、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 カメラ、908 マイク、909 スピーカ、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 オペレーティングシステム、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (7)

  1. オペレータとの通話のために利用者が利用する通話端末において、
    オペレータと利用者との通話のために呼を接続し、接続した呼を転送可能な転送元通話システムであって、前記転送元通話システム内で開示することが許可された利用者に関する利用者データを保管する転送元通話システムに対し、呼の接続を要求する接続要求データを通信装置により送信する呼接続要求部と、
    前記呼接続要求部が送信した接続要求データに従って前記転送元通話システムが呼を接続した後に、前記転送元通話システムが呼を、他のオペレータと利用者との通話のために前記転送元通話システムから転送される呼を接続可能な転送先通話システムへ転送した場合、前記転送先通話システムが呼を接続した後に、前記転送元通話システムに保管されている利用者データを前記転送先通話システム内で開示することを許可するか否かの設定を入力装置により利用者から受け付けるデータ開示設定部と
    前記転送元通話システムから、前記利用者データを通信装置により受信するデータ受信部と、
    前記データ開示設定部が受け付けた設定により前記利用者データを前記転送先通話システム内で開示することが許可された場合、前記転送先通話システムに対し、前記データ受信部が受信した利用者データを通信装置により送信するデータ送信部とを備えることを特徴とする通話端末。
  2. 前記通話端末は、さらに、
    前記データ開示設定部が受け付けた設定により前記利用者データを前記転送先通話システム内で開示することが許可された場合、前記転送元通話システムに対し、前記利用者データを前記転送先通話システムへ転送することを要求する転送要求データを通信装置により送信するデータ転送要求部を備えることを特徴とする請求項1に記載の通話端末。
  3. 前記通話端末は、さらに、
    前記データ開示設定部が受け付けた設定により前記利用者データを前記転送先通話システム内で開示することが許可された場合、前記転送先通話システムに対し、前記転送先通話システムが前記転送元通話システムから認証を受けて前記利用者データを取得するための認証データを通信装置により送信するデータ取得指示部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の通話端末。
  4. 前記データ開示設定部は、
    前記転送元通話システムに保管されている利用者データの項目の一覧を出力装置により画面表示し、前記利用者データを前記転送先通話システム内で開示することを許可するか否かの設定を、画面表示した項目ごとに、入力装置により利用者から受け付けることを特徴とする請求項1からまでのいずれかに記載の通話端末。
  5. オペレータとの通話のために利用者が利用する通話端末と、呼を接続し、接続した呼を転送可能な転送元通話システムと、前記転送元通話システムから転送される呼を接続可能な転送先通話システムとを有する通信システムにおいて、
    前記通話端末は、
    前記転送元通話システムに対し、呼の接続を要求する接続要求データを通信装置により送信する呼接続要求部を備え、
    前記転送元通話システムは、
    前記通話端末の呼接続要求部から、前記接続要求データを通信装置により受信し、受信した接続要求データに従って複数のオペレータの中から任意のオペレータを利用者に割り当て、割り当てたオペレータと利用者との通話のために呼を接続する呼接続部と、
    事前に又は前記転送元通話システムの呼接続部が呼を接続中に、前記転送元通話システム内で開示することが許可された利用者に関する利用者データを取得し、取得した利用者データを記憶装置に保管するデータ保管部と、
    前記転送元通話システムの呼接続部が呼を接続した後に、呼を転送可能な呼転送部とを備え、
    前記転送先通話システムは、
    前記転送元通話システムの呼転送部から、呼が転送された場合、他のオペレータを利用者に割り当て、割り当てた他のオペレータと利用者との通話のために呼を接続する呼接続部を備え、
    前記通話端末は、さらに、
    前記転送先通話システムの呼接続部が呼を接続した後に、前記転送元通話システムのデータ保管部が保管している利用者データを前記転送先通話システム内で開示することを許可するか否かの設定を入力装置により利用者から受け付けるデータ開示設定部と、
    前記転送元通話システムから、前記利用者データを通信装置により受信するデータ受信部と、
    前記データ開示設定部が受け付けた設定により前記利用者データを前記転送先通話システム内で開示することが許可された場合、前記転送先通話システムに対し、前記データ受信部が受信した利用者データを通信装置により送信するデータ送信部とを備えることを特徴とする通信システム。
  6. オペレータとの通話のために利用者が利用する通話端末プログラムにおいて、
    オペレータと利用者との通話のために呼を接続し、接続した呼を転送可能な転送元通話システムであって、前記転送元通話システム内で開示することが許可された利用者に関する利用者データを保管する転送元通話システムに対し、呼の接続を要求する接続要求データを通信装置により送信する呼接続要求処理と、
    前記呼接続要求処理が送信した接続要求データに従って前記転送元通話システムが呼を接続した後に、前記転送元通話システムが呼を、他のオペレータと利用者との通話のために前記転送元通話システムから転送される呼を接続可能な転送先通話システムへ転送した場合、前記転送先通話システムが呼を接続した後に、前記転送元通話システムに保管されている利用者データを前記転送先通話システム内で開示することを許可するか否かの設定を入力装置により利用者から受け付けるデータ開示設定処理と
    前記転送元通話システムから、前記利用者データを通信装置により受信するデータ受信処理と、
    前記データ開示設定処理が受け付けた設定により前記利用者データを前記転送先通話システム内で開示することが許可された場合、前記転送先通話システムに対し、前記データ受信処理が受信した利用者データを通信装置により送信するデータ送信処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする通話端末プログラム。
  7. オペレータとの通話のために利用者が利用する通話端末と、呼を接続し、接続した呼を転送可能な転送元通話システムと、前記転送元通話システムから転送される呼を接続可能な転送先通話システムとを用いる通信方法において、
    前記通話端末が、前記転送元通話システムに対し、呼の接続を要求する接続要求データを通信装置により送信し、
    前記転送元通話システムが、前記通話端末から、前記接続要求データを通信装置により受信し、受信した接続要求データに従って複数のオペレータの中から任意のオペレータを利用者に割り当て、割り当てたオペレータと利用者との通話のために呼を接続し、
    前記転送元通話システムが、事前に又は呼の接続中に、前記転送元通話システム内で開示することが許可された利用者に関する利用者データを取得し、取得した利用者データを記憶装置に保管し、
    前記転送元通話システムが、呼を接続した後に、呼を転送し、
    前記転送先通話システムが、前記転送元通話システムから、呼が転送された場合、他のオペレータを利用者に割り当て、割り当てた他のオペレータと利用者との通話のために呼を接続し、
    前記通話端末が、前記転送先通話システムが呼を接続した後に、前記転送元通話システムが保管している利用者データを前記転送先通話システム内で開示することを許可するか否かの設定を入力装置により利用者から受け付け
    前記通話端末が、前記転送元通話システムから、前記利用者データを通信装置により受信し、前記利用者データを前記転送先通話システム内で開示することが許可された場合、前記転送先通話システムに対し、受信した利用者データを通信装置により送信することを特徴とする通信方法。
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