JP2015230532A - Web会議システム、Web会議システムの主催者権限の委譲方法及びWeb会議システムプログラム - Google Patents

Web会議システム、Web会議システムの主催者権限の委譲方法及びWeb会議システムプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】事前にWeb会議の主催者権限の柔軟な設定が可能で、Web会議中に状況に応じて主催者権限を委譲させることのできる技術を提供する。【解決手段】Web会議システム1の会議サーバ200は、会議参加者のユーザ端末のアクセス時にセッションIDを生成してセッション情報管理テーブル230に格納して記憶する。Web会議システム1の管理用Webサーバ100は、事前に主催者のユーザ端末から会議ID、ユーザID及びユーザの優先順位を受け付けて主催者権限管理テーブル130に設定すると共に、Web会議の開催中に会議サーバ200から受け付けたセッションIDを追加して記憶し、主催者権限管理テーブル130に記憶された優先順位に基づいて当該Web会議の主催者権限の委譲先を判定し、ユーザ端末が通信切断した際にセッションIDを主催者権限管理テーブル130から削除する。【選択図】図2

Description

本発明は、ブラウザを用いたWebベースの会議システムに係り、特に、Web会議の主催者権限を管理する技術に関する。
近年では、ブラウザを用いて接続するWeb会議サービスが広く普及している(例えば、非特許文献1,2参照)。これらのサービスでは、会議サービスを提供する設備がネットワーク上に設置されており、利用者は、端末上で動作するWebブラウザを用いて会議に参加する。また、会議に関する諸設定(会議の開催や会議中の設定変更等)についても、Webブラウザから専用の設定画面を表示して操作するのが一般的である。
これらのWeb会議サービスでは、会議中に諸設定の変更を行ったり所定の操作を行ったりする場合がある。例えば、途中で会議の参加者が増えて最大接続ユーザ数の設定を変更する場合や、発言者の切り替えの操作をする場合等である。通常、会議の参加者でもあるWeb会議の主催者が、これら会議に関する設定等を変更可能な権限を持つ管理者として振る舞う。会議中にこのような操作を行える権限は、主催者権限(管理者権限)と呼ばれているが、従来、この主催者権限を付与する方法には大きく2つの方法が存在する。
第1の方法は、会議に参加する特定の1ユーザにのみ主催者権限を付与する方法である。一般的には、会議の開催設定を行ったユーザ(主催者)に対して付与される。なお、Web会議サービスによっては、会議途中に他の参加者へ権限を委譲できる場合もある。
第2の方法は、会議に参加する全ユーザに主催者権限を付与する方法である。この方法は、電話端末による接続が基本となっているサービスに多いのが現状である。
また、これらの主催者権限を持つユーザが実施する設定変更等の具体的な操作を行うためには、Webブラウザ経由で管理用Webサーバ上の管理専用ページにアクセスすることによって行う。この管理専用ページは、主催者権限を持つユーザのみがアクセスすることができるようになっている。
エヌ・ティ・ティ アイティ株式会社、「MeetingPlaza(登録商標)」、[online]、[平成26年5月9日検索]、インターネット<URL: http://www.meetingplaza.com/> エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、「Arcstar(登録商標) Web Conferencing」、[online]、[平成26年5月9日検索]、インターネット<URL: http://www.ntt.com/Webc/>
従来のWeb会議サービスにおいては、主催者権限の管理について次のような課題が存在する。従来の会議システムでは、主催者権限を委譲するためには、その時点で主催者権限を持つユーザによる手動操作が必要であった。そして、Web会議中にWeb会議システムのサーバ側で状況を判断して主催者権限を委譲させることができなかった。このため、例えば、会議中に、主催者権限を持つユーザが突然、切断された際、該当の会議において設定変更や操作を行えるユーザが存在しなくなってしまうことになる。
また、従来のWeb会議システムでは、主催者権限を持つユーザは同時に1ユーザのみとするか又は全参加者が同等の主催者権限を持つという形式になっており、会議参加者の特定の範囲や優先順位に従って権限を設定するといった、柔軟な権限設定ができなかった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、事前にWeb会議の主催者権限の柔軟な設定が可能で、Web会議中に状況に応じて主催者権限を委譲させることのできる技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るWeb会議システムは、Web会議に関して主催者権限を有するユーザのみが設定を行うことのできる管理専用ページを提供する管理用Webサーバと、前記Web会議に参加するユーザのユーザ端末の呼制御及び接続状態管理を行う会議サーバと、を備えるWeb会議システムであって、前記会議サーバは、ユーザ端末が前記会議サーバに接続を行ったときにそのセッションに対する一意な識別子としてセッションIDを生成して当該ユーザ端末へ通知するセッションID生成手段と、前記セッションIDを、前記Web会議に参加するユーザの識別子であるユーザIDと、ユーザが参加する会議の識別子である会議IDとに対応付けたレコードを作成してセッション情報管理テーブルに格納して記憶すると共に、当該ユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した際に当該ユーザの前記セッションIDを含むレコードを更新するセッションID更新手段と、を備え、前記管理用Webサーバは、前記管理専用ページにおいて前記Web会議の主催者権限を与えるユーザに関する事前設定をする際に、ユーザ端末から、会議ID、ユーザID及びユーザの優先順位を受け付けて主催者権限管理テーブルを設定すると共に、ユーザが前記Web会議に参加する際に前記セッションID更新手段から前記セッションIDを含む当該ユーザの前記レコードを受け付け、前記主催者権限管理テーブル上において当該セッションIDを、会議ID、ユーザID及び優先順位に対応付けて格納して記憶する主催者権限管理テーブル作成手段と、前記Web会議の開催中に、前記主催者権限管理テーブルに記憶された優先順位に基づいて当該Web会議の主催者権限の委譲先を判定する権限判定手段と、を備え、前記主催者権限管理テーブル作成手段は、前記ユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した際に前記セッションID更新手段から該当のユーザIDに対応付けられた前記セッションIDを受け付け、前記受け付けたセッションIDを前記主催者権限管理テーブルから削除することを特徴とする。
かかる構成によれば、Web会議システムにおいて、会議サーバは、ユーザ端末が会議サーバに接続を行ったときにセッションIDを生成して記憶する。また、Web会議システムにおいて、会議サーバと連携する管理用Webサーバは、予めユーザの優先順位に対応付けられた主催者権限管理テーブルを事前に記憶した上で、セッションIDを追加して記憶する。そして、会議サーバにて、新たなユーザの参加や退出等の接続状況に応じてセッションIDが更新され、その更新情報が管理用Webサーバに通知される。したがって、例えばユーザの退出時には、主催者権限管理テーブルから退出ユーザのセッションIDが削除される。これにより、管理用Webサーバは、権限判定手段によって、最新の主催者権限管理テーブルに記憶された優先順位に基づいてWeb会議の主催者権限の委譲先を判定することができる。
また、本発明に係るWeb会議システムは、前記権限判定手段が、前記Web会議の開催中にユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けた場合、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得し、前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位が、当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高い場合、アクセスしたユーザ端末に対して前記管理専用ページの表示を許可することが好ましい。
かかる構成によれば、Web会議システムにおいて、管理用Webサーバは、ユーザから通知されるセッションIDをキーとして主催者権限管理テーブルの中から同一会議IDのレコードを検索して当該レコードの優先順位に基づいて、当該ユーザが管理専用ページへアクセスしてもよいかどうかの認証を行うことができる。
また、本発明に係るWeb会議システムは、前記権限判定手段が、前記主催者権限を有するユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した後に、ユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けたとき、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得し、前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザIDが存在する場合、当該優先順位が高いユーザIDで識別されるユーザ端末に対して次期主催者権限の受諾を要請するように構成してもよい。
また、本発明に係るWeb会議システムは、前記権限判定手段が、前記主催者権限管理テーブル上において削除対象のセッションIDに対応付けられたユーザが前記Web会議の主催者権限を有するユーザであった場合、その時点で当該Web会議に参加中のユーザの中で優先順位が最も高いユーザIDで識別されるユーザ端末に対して次期主催者権限の受諾を要請するように構成してもよい。
本発明に係るWeb会議システムの主催者権限の委譲方法は、Web会議に関して主催者権限を有するユーザのみが設定を行うことのできる管理専用ページを提供する管理用Webサーバと、前記Web会議に参加するユーザのユーザ端末の呼制御及び接続状態管理を行う会議サーバと、を備えるWeb会議システムの主催者権限の委譲方法であって、前記管理用Webサーバが、前記管理専用ページにおいて前記Web会議の主催者権限を与えるユーザに関する事前設定をする際に、ユーザ端末から、会議ID、ユーザID及びユーザの優先順位を受け付けて主催者権限管理テーブルを設定するステップを実行し、前記会議サーバが、ユーザ端末が前記会議サーバに接続を行ったときにそのセッションに対する一意な識別子としてセッションIDを生成するステップと、前記セッションIDを当該ユーザ端末へ通知するステップと、前記セッションIDを、前記Web会議に参加するユーザの識別子であるユーザIDと、ユーザが参加する会議の識別子である会議IDとに対応付けたレコードを作成してセッション情報管理テーブルに格納して記憶するステップと、前記セッションIDを含む当該ユーザのレコードを前記管理用Webサーバへ通知するステップと、を実行し、前記管理用Webサーバが、前記会議サーバから前記セッションIDを含む当該ユーザのレコードを受け付け、前記主催者権限管理テーブル上において当該セッションIDを、会議ID、ユーザID及び優先順位に対応付けて格納して記憶するステップを実行し、前記会議サーバが、前記Web会議に参加中のユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した際に当該ユーザの前記セッションIDを含むレコードを削除するステップと、前記削除したレコードにおけるセッションIDを前記管理用Webサーバへ通知するステップと、を実行し、前記管理用Webサーバが、前記会議サーバから前記削除したレコードにおけるセッションIDを受け付け、前記主催者権限管理テーブルから当該セッションIDを削除するステップと、前記Web会議の開催中に、前記主催者権限管理テーブルに記憶された優先順位に基づいて当該Web会議の主催者権限の委譲先を判定するステップと、を実行することを特徴とする。
かかる手順のWeb会議システムの主催者権限の委譲方法によれば、Web会議システムにおいて、管理用Webサーバは、予めユーザの優先順位に対応付けられた主催者権限管理テーブルを事前に記憶しておいた上で、ユーザ端末が会議サーバに接続を行ったときに会議サーバにて生成されたセッションIDを取得して当該セッションIDを追加して記憶する。そして、新たなユーザの参加や退出が生じたときに、接続状況に応じて会議サーバにて削除されたセッションIDの更新情報が管理用Webサーバに通知される。したがって、例えばユーザの退出時には、主催者権限管理テーブルから退出ユーザのセッションIDが削除される。これにより、管理用Webサーバは、最新の主催者権限管理テーブルに記憶された優先順位に基づいてWeb会議の主催者権限の委譲先を判定することができる。
また、本発明に係るWeb会議システムの主催者権限の委譲方法は、前記管理用Webサーバが、前記Web会議の開催中にユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けた場合、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得するステップと、前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位が、当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高いか否かを判別するステップと、前記優先順位が当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高い場合、アクセスしたユーザ端末に対して前記管理専用ページの表示を許可するステップと、を実行することが好ましい。
かかる手順のWeb会議システムの主催者権限の委譲方法によれば、Web会議システムにおいて、管理用Webサーバは、ユーザから通知されるセッションIDをキーとして主催者権限管理テーブルの中から同一会議IDのレコードを検索して当該レコードの優先順位に基づいて、当該ユーザが管理専用ページへアクセスしてもよいかどうかの認証を行うことができる。
また、本発明に係るWeb会議システムの主催者権限の委譲方法は、前記管理用Webサーバが、前記主催者権限を有するユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した後に、ユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けたとき、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得するステップと、前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザIDが存在するか否かを判別するステップと、前記セッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザIDが存在する場合、当該優先順位が高いユーザIDで識別されるユーザ端末に対して主催者権限の受諾を要請するステップと、を実行するようにしてもよい。
また、本発明は、前記Web会議システムの主催者権限の委譲方法をWeb会議システムとしてコンピュータに実行させるためのWeb会議システムプログラムによっても実現することができる。
本発明によれば、事前にWeb会議の主催者権限の柔軟な設定が可能で、Web会議中に状況に応じて主催者権限を委譲させることができる。そのため、会議中に主催者権限を持つユーザが突然に切断された場合でも速やかに主催者権限を委譲させることができる。
本発明の実施形態に係るWeb会議システムのネットワーク構成の模式図である。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムの構成を示す模式図である。 図3(a)〜図3(c)は図2の主催者権限管理テーブルの説明図である。 図4(a)〜図4(d)は図2のセッション情報管理テーブルの説明図である。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムで提供するWeb会議における事前設定の概略を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムで提供するWeb会議にユーザが参加する際の処理の概略を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムで提供するWeb会議中にユーザが管理専用ページにアクセスする際の処理の概略を示すシーケンス図である。 図7のアクセス可否判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムで提供するWeb会議から一般ユーザが退出又はユーザ端末が通信切断した際の処理の概略を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムで提供するWeb会議から主催者権限を有するユーザが退出又はユーザ端末が通信切断した際の処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムで提供するWeb会議から主催者権限を有するユーザが退出又はユーザ端末が通信切断した際の処理の他の例及び第1変形例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るWeb会議システムで提供するWeb会議から主催者権限を有するユーザが退出又はユーザ端末が通信切断した際の処理の第2変形例を示すシーケンス図である。
以下、本発明に係るWeb会議システムを実施するための形態を、いくつかの具体例を示した図面と共に詳細に説明する。
[1.Web会議システムのシステム構成]
図1に示すWeb会議システム1は、Web会議サービス事業者が提供する機能として、従来のWeb会議サービスにおける一般的なネットワーク構成と同様に、大きく分けて、管理用Webサーバ100と、会議サーバ200と、メディア中継サーバ300との3つの機能を備えている。ただし、これら3つの機能は論理的な機能ブロックであり、物理的には同一のハードウェア上で提供される場合もある。
管理用Webサーバ100は、ユーザがWeb会議を利用する際の最初の接続先であり、Web会議の会議開始に関する諸設定(初期設定)を行うための機能や、ユーザインタフェースを提供するものである。この管理用Webサーバ100は、Web会議に関して主催者権限を有するユーザのみが設定を行うことのできる管理専用ページを提供する。
これらWeb会議サービスにおける一般的な機能に加え、本実施形態では、管理用Webサーバ100には後記する機能が追加されている点が従来技術とは異なっている。
会議サーバ200は、会議を実施する際、それぞれのユーザからの接続・切断処理等の呼制御を実施するものである。この会議サーバ200は、併せて、どの会議にどのユーザが接続しているかといった会議毎の接続状態の管理も実施する。また、会議サーバ200は、管理用Webサーバ100と連携し、これら2サーバ間で情報をやりとりすると共に、メディア中継サーバ300と連携し、これら2サーバ間でも情報をやりとりする。
これらWeb会議サービスにおける一般的な機能に加え、本実施形態では、会議サーバ200には後記する機能が追加されている点が従来技術とは異なっている。
メディア中継サーバ300は、会議の参加者であるユーザが利用するユーザ端末400から送信される、音声・映像等のメディア情報のパケットを中継するものである。このメディア中継サーバ300は、必要に応じて、メディア情報の中間処理も実施する。ここで、メディア情報の中間処理とは、例えば、各ユーザ端末400から送信された音声を合成する処理等が含まれる。このメディア中継サーバ300の構成自体は、本発明と直接的な関係がないため、詳細な説明を省略する。
図1では、会議に参加するユーザAが利用するユーザ端末400Aと、同じ会議に参加するユーザBが利用するユーザ端末400Bとを模式的に図示したが、会議に接続する参加者数はこれに限定されるものではない。また、以下の説明において、複数のユーザやユーザ端末を特に区別しない場合、ユーザが利用するユーザ端末400のように表記する。
ユーザ端末400は、例えばデスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピュータやスマートフォン等の携帯端末等で構成される。ユーザ端末400は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータに一般的なWebカメラとヘッドセットとを接続して使用され、ユーザ端末400の表示部には会議画面が表示される。なお、ユーザ端末400には必要に応じてWeb会議用のソフトウェアを組み込んでもよい。
[2.Web会議システムの詳細な構成]
次に、Web会議システム1の管理用Webサーバ100及び会議サーバ200について、従来のWeb会議サービスにおける一般的な機能以外の機能について図2を参照して説明する。
<管理用Webサーバ100>
管理用Webサーバ100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置と、インターフェースと、プログラムとを備えている。管理用Webサーバ100は、ハードウェア装置とソフトウェアとが協働して前記したハードウェア資源がプログラムによって制御されることにより実現され、図2に示すように、主催者権限管理テーブル作成手段110と、権限判定手段120と、を備え、図示しない記憶手段に主催者権限管理テーブル130を備えている。
≪主催者権限管理テーブル作成手段110≫
主催者権限管理テーブル作成手段110は、管理専用ページにおいてWeb会議の主催者権限を与えるユーザに関する事前設定をする際に、ユーザ端末400から、会議ID、ユーザID及びユーザの優先順位を受け付けて主催者権限管理テーブル130を設定するものである。
ここで、事前設定された際の主催者権限管理テーブル130の一例を図3(a)に示す。図3(a)に示す主催者権限管理テーブル130の項目「会議ID」の欄に事前設定される情報は、ユーザが参加する会議の識別子であり、例えば数値で表される。この会議IDは、事前の会議開始に関する諸設定(初期設定)にて設定された会議IDのいずれかと同じ情報が設定される。なお、Web会議システム1では、同時に複数の会議を管理することができる。
また、項目「ユーザID」の欄に事前設定される情報は、例えばWeb会議サービスで払い出されるユーザ毎のログイン用IDで表される。なお、その他には、例えばユーザが所有するメールアドレスを用いるようにしてもよい。これらのユーザIDは一般的なものである。この主催者権限管理テーブル130に設定されるユーザIDは、Web会議の主催者権限を与えてもよいユーザのIDである。そのため、主催者権限を与えないユーザに関しては設定する必要がない。つまり、必ずしも会議に参加予定のすべてのユーザに関して設定する必要があるものではない。
また、項目「優先順位」の欄に事前設定される情報は、例えば数値で表され、より小さい値が設定されたユーザを優先度の高いユーザとする。なお、ここで設定する優先順位については、複数のユーザに対して同一の優先順位を設定することも可能である。同じ値が設定された複数のユーザについては、そのユーザ内での優先順位は同等とする。
また、項目「セッションID」の欄に設定される情報は、事前設定されるものではない。そのため、図3(a)では空欄となっている。
図2に示す主催者権限管理テーブル作成手段110は、ユーザがWeb会議に参加する際に、会議サーバ200の中のセッションID更新手段220から、セッションIDを含む当該ユーザのレコードを受け付け、主催者権限管理テーブル130上において当該セッションIDを、会議ID、ユーザID及び優先順位に対応付けて格納して記憶する。なお、後記するように、このセッションIDは、会議サーバ200からユーザ端末400に返信される。
ここで、ユーザがWeb会議に参加するときに設定された主催者権限管理テーブル130の一例を図3(b)に示す。図3(b)に示す主催者権限管理テーブル130の項目「セッションID」の欄に設定される情報は、ユーザが会議に参加するタイミングで会議サーバ200から管理用Webサーバ100が取得する情報である。この項目「セッションID」の欄に設定される情報は、ユーザ端末400が会議に参加するために会議サーバ200に接続を行ったときのセッションに対する一意な識別子である。
図3(b)に示すように、セッションID「ID1111」が初めて設定されることで、会議が形式的には開始状態に至ったことになる。なお、図3(b)に示す「ハイフン(−)」はセッションIDの値が未設定であることを示したものであり、当該ユーザが参加すれば以降の処理にて何らかの値が設定される。
図2に示す主催者権限管理テーブル作成手段110は、ユーザがWeb会議から退出又はユーザ端末400が通信切断した際に、会議サーバ200の中のセッションID更新手段220から該当のユーザIDに対応付けられたセッションIDを受け付け、受け付けたセッションIDを主催者権限管理テーブル130から削除する。
なお、ここでは、ユーザがWeb会議から退出とは、例えばユーザが意図的に通信を切断してWeb会議を終えることを表し、ユーザ端末400が通信切断するとは、例えば停電等の影響で受動的に通信が切断することを表しているが、このように通信が切断することを、以下では、単にユーザの切断と呼ぶ場合がある。
ここで、ユーザの切断が検出された後で更新設定された主催者権限管理テーブル130の一例を図3(c)に示す。図3(c)に示す例では、ユーザID=aaaaのユーザが切断したものとする。この場合、「セッションID」の欄にそれまで設定されていた情報は削除(消去)される。ただし、主催者権限管理テーブル130において、ユーザID=aaaaのレコードは依然として残っている。つまり、事前に設定されていた会議ID、優先順位、ユーザIDの各情報は、そのままで、「セッションID」の欄だけ空欄となる。なお、図3(c)に示す「ID1111とその取消線」は説明のために記入したものであり、実際はNullとなる。
≪権限判定手段120≫
図2に示す権限判定手段120は、Web会議の開催中に、主催者権限管理テーブル130に記憶された優先順位に基づいて当該Web会議の主催者権限の委譲先を判定するものである。
権限判定手段120は、Web会議の開催中にユーザ端末400から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けた場合、当該ユーザ端末400からセッションIDを取得し、主催者権限管理テーブル130において、取得したセッションIDから特定される優先順位が、当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高いか否かを判定する。優先順位が最も高ければ、アクセスしたユーザ端末400に対して管理専用ページの表示を許可し、そうでなければ、管理専用ページへのアクセスを拒否する。
<会議サーバ200>
会議サーバ200は、例えば、CPU等の演算装置と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置と、インターフェースと、プログラムとを備えている。会議サーバ200は、ハードウェア装置とソフトウェアとが協働して前記したハードウェア資源がプログラムによって制御されることにより実現され、図2に示すように、セッションID生成手段210と、セッションID更新手段220と、を備え、図示しない記憶手段にセッション情報管理テーブル230を備えている。
≪セッションID生成手段210≫
セッションID生成手段210は、ユーザ端末400が会議サーバ200に接続を行ったときにそのセッションに対する一意な識別子としてセッションIDを生成して当該ユーザ端末400へ通知するものである。
≪セッションID更新手段220≫
セッションID更新手段220は、セッションIDを、Web会議に参加するユーザの識別子であるユーザIDと、ユーザが参加する会議の識別子である会議IDとに対応付けたレコードを作成してセッション情報管理テーブル230に格納して記憶するものである。
ここで、セッションIDを格納する前のセッション情報管理テーブル230の一例を図4(a)に示す。この例は、管理用Webサーバ100の主催者権限管理テーブル130に事前設定された情報に対応している。よって、図4(a)に示すセッション情報管理テーブル230の項目「会議ID」、項目「ユーザID」及び項目「セッションID」の欄に設定される各情報は、管理用Webサーバ100の主催者権限管理テーブル130の各項目に設定される情報と同様のものである。
このうち、項目「会議ID」及び項目「ユーザID」の欄に設定される各情報は、ユーザが会議に参加するタイミングでユーザ端末400から会議サーバ200に通知される。また、項目「ユーザID」の欄に設定される情報は、会議参加者が集まってくるにつれて徐々に増加していき、参加ユーザが切断すればその分だけ減少する。
また、項目「セッションID」の欄に設定される情報は、ユーザが会議に参加するタイミングで会議サーバ200が生成する。図4(b)に示す例では、ユーザID=aaaaのユーザが会議に参加するタイミングで、セッションID「ID1111」が設定されたことを示している。
図2に示すセッションID更新手段220は、アクセスしてきたユーザ端末400のセッションに対して割り当てたセッションIDを管理用Webサーバ100へ通知する。
その際には、セッション情報管理テーブル230に保持された該当のユーザのレコードを通知する。セッションID更新手段220は、例えば図4(b)に示すセッションID「ID1111」を管理用Webサーバ100へ通知する際には、図4(c)に示すレコード(会議ID、ユーザID、セッションID)を通知する。これにより、管理用Webサーバ100では、受信したセッションIDを、主催者権限管理テーブル130に格納することができる。
セッションID更新手段220は、ユーザがWeb会議から退出又はユーザ端末400が通信切断した際に当該ユーザのセッションIDを含むレコードを更新する。このセッションID更新手段220は、ユーザが切断した際に、セッション情報管理テーブル230から該当のセッションIDを削除する。その際には、セッション情報管理テーブル230に保持された該当のユーザのレコードを削除する。セッションID更新手段220は、例えば図4(b)に示すセッションID「ID1111」を削除する際には、図4(d)に示すようにレコード(会議ID、ユーザID、セッションID)を削除する。なお、図4(d)に示すドットや取消線は説明のために記入したものであり、実際には各欄がNullとなる。そのため、図4(b)に示す例では、該当のセッションIDを削除したときに、会議IDの値は残るもののユーザID=aaaaの行のデータが削除されることになる。
[3.Web会議システムの処理手順]
この章では、5つの節に分節してWeb会議システムの処理手順を詳細に説明する。
<3−1.管理用Webサーバ100の事前設定>
Web会議システム1で提供するWeb会議の開催前に行う、管理用Webサーバ100の事前設定の際のユーザ端末400と管理用Webサーバ100との間のやりとりについて図5を参照して説明する。ここで、ユーザ端末400は、会議を主催するユーザ(会議を開始するユーザ)が操作する。会議を主催するユーザは、事前の登録時に、会議サーバ200の管理専用ページのURL、ユーザID、管理専用ページアクセス用のパスワード等を取得している。なお、このときには会議サーバ200は特に処理をしていない。
まず、ユーザは自分のアカウントを用いて管理用Webサーバ100にログインする(ステップS101)。管理用Webサーバ100は、認証が成功したらユーザ端末400に管理専用ページ(管理画面)を表示させるので(ステップS102)、ユーザは、管理専用ページを見ながら会議に関する設定を行う(ステップS103)。
ここで、会議に関する設定のうち、会議開始に関する諸設定(初期設定)に関する項目としては、その会議に接続する参加者数や、会議ID・接続パスワード等の情報の設定が挙げられる。これらは従来公知の一般的な設定項目である。管理用Webサーバ100は、所定の入力用フォームからユーザによって入力されたこれらの情報を設定して記憶する(ステップS104)。
また、ここでは、会議に関する設定のうち、本発明の実施形態に特有の設定項目として、Web会議の主催者権限を与えてもよいユーザに関する設定を含んでいる。
管理用Webサーバ100は、ユーザ端末400から、会議ID、ユーザID及びユーザの優先順位を受け付ける。そして、管理用Webサーバ100は、主催者権限管理テーブル130においてこれらの各種情報を設定する(ステップS105)。
管理用Webサーバ100は、必要な情報の入力が完了したと判定した場合、事前設定が完了したことをユーザ端末400に通知し(ステップS106)、ユーザは、事前設定が完了したことを確認の上、ログアウトする(ステップS107)。
以下のWeb会議の具体的な説明では、一例として、参加するユーザが、ユーザA,B,Cの3人であって、その利用端末がユーザ端末400A,400B,400Cであるものとする。加えて、管理用Webサーバ100の主催者権限管理テーブル130には、図3(a)に例示した各情報が事前に設定されたものとする。すなわち、ユーザAのユーザIDは「aaaa」で優先順位が「1」であり、ユーザBのユーザIDは「bbbb」で優先順位が「2」であり、ユーザCのユーザIDは「ccccc」で優先順位が「3」であるものとする。
<3−2.ユーザがWeb会議に参加する際の処理>
Web会議システム1で提供するWeb会議にユーザが参加する際の処理について図6を参照して説明する。ここでは、会議が開始され、参加するユーザが会議サーバ200に接続を行う。
例えばユーザAは、Webブラウザ上で、会議へ接続する操作を行う。そして、ユーザ端末400Aが会議サーバ200に接続を行うと(ステップS201)、会議サーバ200は、呼に割り当てるセッションIDを生成する(ステップS202)。すなわち、ユーザAが会議に参加した際、会議サーバ200上で新規にセッションIDが払い出され、これがユーザ端末400Aに通知される(ステップS203)。これにより、ユーザ端末400Aは、受領(受信)したセッションIDを、会議への接続に利用しているWebブラウザのCookieに保存する(ステップS204)。
また、会議サーバ200は、生成したセッションIDをセッション情報管理テーブル230に記憶する(ステップS205)。このとき、会議サーバ200は、セッションIDを、ユーザIDと会議IDとに対応付けたレコードを作成してセッション情報管理テーブル230に格納する。
また、会議サーバ200は、セッションIDを含むユーザAのレコードを管理用Webサーバ100へ通知する(ステップS206)。これにより、管理用Webサーバ100は、会議サーバ200からセッションIDを含む当該ユーザのレコードを受け付け、主催者権限管理テーブル130上において、対応する会議ID、ユーザIDの組み合わせが存在する場合、セッションIDを追加する(ステップS207)。このようにして、主催者権限管理テーブル130には、セッションIDが、会議ID、ユーザID及び優先順位に対応付けられて保持される。
<3−3.ユーザが管理専用ページにアクセスする際の処理>
Web会議システム1で提供するWeb会議の最中にユーザが管理専用ページにアクセスする際の処理について図7を参照して説明する。ここでは、会議の参加ユーザが会議中の諸設定又は操作を行うため、管理用Webサーバ100の専用ページにアクセスする。Web会議の開催中に、会議サーバ200は、Web会議に参加する各ユーザのユーザ端末400の呼制御及び接続状態管理を行っている(ステップS300)。以下では、優先順位の異なる2人のユーザA,Bそれぞれが管理専用ページにアクセスする場合を分けて説明する。
≪3−3−1.ユーザAのアクセス時≫
例えば、ユーザAが、ユーザ端末400A上のWebブラウザから主催者権限の行使を要求する操作を行うと、管理用Webサーバ100に対して、管理専用ページへのURLに対するHTTPリクエストが送信される。そして、ユーザ端末400Aは、管理専用ページにアクセス時、Cookie上に保持されるセッションIDも通知する(ステップS310)。
管理用Webサーバ100は、ユーザ端末400Aから管理専用ページへのURLを含むHTTPリクエストを受信した契機でそのリクエスト信号上のセッションIDを取得する(ステップS320)。
管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、主催者権限管理テーブル130において、取得したセッションIDから特定される優先順位が、当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高いか否かを判別する(ステップS330:アクセス可否判定処理)。
ここで、アクセス可否判定処理(ステップS330)の詳細について、図8を参照して説明する。管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、主催者権限管理テーブル130から、受信した該当のセッションIDを含むレコードを検索する(ステップS331)。検索の結果、該当するレコードが存在した場合(ステップS332:Yes)、権限判定手段120は、該当レコードからセッションIDに対応する会議IDを取得する(ステップS333)。その上で、権限判定手段120は、取得した会議IDを元に主催者権限管理テーブル130を検索し、同一の会議IDが設定され、かつ接続中(セッションID欄に有効な値が設定されている)であるレコードを優先順位と共にすべて抽出する(ステップS334)。
そして、権限判定手段120は、アクセスしたユーザよりも優先順位の値が小さいレコードを抽出できなかった場合、アクセスしたユーザが会議参加中のユーザのうちで最も優先順位が高いことを意味する。そのため、この場合(ステップS335:Yes)、権限判定手段120は、アクセスしたユーザが主催者権限を有するユーザであると判定し、管理専用ページへのアクセスを許容する(ステップS336)。
一方、権限判定手段120は、アクセスしたユーザよりも優先順位の値が小さいレコードを抽出できた場合、同一の会議にはアクセスしたユーザより優先順位の高い参加者が存在することを意味する。そのため、この場合(ステップS335:No)、権限判定手段120は、アクセスしたユーザが主催者権限を持たないユーザであると判定し、管理専用ページへのアクセスを拒否する(ステップS337)。このとき、該当ユーザに対してアクセスが拒否されたことを通知するために例えばエラー画面を表示させる処理を行う。
なお、ステップS332において、該当するレコードが存在しない場合(ステップS332:No)、権限判定手段120は、ステップS337に進んでアクセスを拒否する。
図7に戻って説明を続ける。
例えば、優先順位が「1」であるユーザAが主催者権限の行使を要求した場合、優先順位が当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高いので、ユーザ端末400Aより通知されたセッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザIDのレコードは主催者権限管理テーブル130には存在しない。この場合、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、アクセス許容時の画面を提示するので(ステップS340)、アクセスしたユーザ端末400Aは管理専用ページを表示することができる(ステップS350)。
≪3−3−2.ユーザBのアクセス時≫
次に、Web会議の最中にユーザが管理専用ページにアクセスする際の処理について図7を参照しながら、別の例について説明する。ここでは、現在の主催者権限を有するユーザがユーザAである場合に、他のユーザBが同様に主催者権限の行使を要求した場合を想定する。なお、図7の下側において、同様の処理ブロックには同様の符号を付し、ユーザBに係る処理であることを区別するため、さらにBを付した。
この場合、ユーザ端末400Bは、管理専用ページにアクセス時、Cookie上に保持されるセッションIDを通知する(ステップS310B)。
管理用Webサーバ100は、ユーザ端末400Bから管理専用ページへのURLを含むHTTPリクエストを受信した契機でそのリクエスト信号上のセッションIDを取得する(ステップS320B)。
そして、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、アクセス可否判定処理(S330B)を行う。
前記したように優先順位が「2」であるユーザBが主催者権限の行使を要求した場合、ユーザ端末400Bより通知されたセッションIDから特定される優先順位「2」よりも優先順位が高いユーザID「aaaa」のレコードが主催者権限管理テーブル130に存在する。この場合、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、アクセス拒否時の画面を提示するので(ステップS360)、アクセスしたユーザ端末400Bはエラー画面を表示する(ステップS370)。
<3−4.一般ユーザが切断した際の処理>
Web会議システム1で提供するWeb会議から一般ユーザが退出又はユーザ端末400が通信切断した際の処理について図9を参照して説明する。ここで、一般ユーザとは、その時点で主催者権限を行使していないユーザのことである。以下では、Web会議の開催中に、一例として優先順位が「3」であるユーザCが切断するものとする。
この場合、ユーザ端末400Cは、会議サーバ200へ切断信号を送信することで切断を通知する(ステップS410)。そして、会議サーバ200は、切断を検知すると、ユーザCのセッションIDを含むレコードを更新する。具体的には、セッションID更新手段220によって、セッション情報管理テーブル230から、該当する呼に対応するセッションIDを消去する。このとき、該当する呼のレコードを削除する(ステップS420)。そして、会議サーバ200は、更新したレコードにおけるセッションID、すなわち、切断した呼のセッションIDを管理用Webサーバ100へ通知する(ステップS430)。
そして、管理用Webサーバ100は、会議サーバ200から、更新したレコードにおけるセッションIDを受け付け、主催者権限管理テーブル130において、該当する呼に対応するセッションIDを削除(消去)する。このとき、該当するセッションIDを含むレコードについて、セッションID欄に設定された情報を削除する(ステップS440)。
なお、上記説明では、ユーザの退席(又は切断)の検知について、ユーザ端末400が会議サーバ200へ切断信号を送信することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、メディア中継サーバ300が、ユーザ端末400Cからのメディアパケットを予め定められた一定時間だけ受信しない場合、ユーザ端末400Cが切断したと判断し、切断を検知したことを会議サーバ200に通知するようにしてもよい(ステップS410B)。
<3−5.主催者権限を有するユーザが切断した際の処理>
Web会議システム1で提供するWeb会議から、主催者権限を行使していたユーザが退出又はユーザ端末400が通信切断した際の処理について説明する。ここでは、Web会議の開催中に、優先順位が「1」であるユーザAが切断するものとする。以下では、ユーザAが切断した後に、優先順位の異なる2人のユーザB,Cそれぞれが管理専用ページにアクセスする場合を分けて説明する。
≪3−5−1.ユーザA切断時にユーザBが主催者権限を要求する場合≫
まず、ユーザA切断時にユーザBが主催者権限を要求する場合について図10を参照して説明する。なお、図10に示すステップS510〜ステップS540は、図9に示すステップS410〜ステップS440においてユーザCをユーザAに読み換えたものと同様なので説明を省略する。
管理用Webサーバ100がユーザAのセッションIDを削除する処理(ステップS540)に続いて、優先順位が「2」であるユーザBが次期主催者になるために管理用Webサーバ100へアクセスする操作をすると、ユーザ端末400Bは、主催者権限の行使を要求し、管理専用ページにアクセス時、Cookie上に保持されるセッションIDを通知する(ステップS550)。
そして、管理用Webサーバ100は、ユーザ端末400Bから管理専用ページへのURLを含むHTTPリクエストを受信した契機でそのリクエスト信号上のセッションIDを取得する(ステップS560)。
そして、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、アクセス可否判定処理(S570)を行う。この処理は、S330の処理(図8参照)と同様である。
前記したように、管理用Webサーバ100がユーザAのセッションIDを削除する処理(ステップS540)を行った後においては、優先順位が「2」であるユーザBは、優先順位が当該Web会議に現在参加中のユーザの中で最も高い。よって、この場合、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、アクセス許容時の画面を提示するので(ステップS580)、アクセスしたユーザ端末400Bは管理専用ページを表示することができる(ステップS590)。
≪3−5−2.ユーザA切断時にユーザCが主催者権限を要求する場合≫
次に、ユーザA切断時に、ユーザBよりも早くユーザCが主催者権限を要求する場合について図11を参照して説明する。ここで、図11の上側に示すステップS510〜ステップS540は、図10に示すものと同様である。また、図11の中央に示すステップS550C〜ステップS570Cは、図10に示すものと同様であるが、ユーザCに係る処理であることを区別するため、さらにCを付した。なお、図11に示すステップS600は後記する第1変形例において説明する。
管理用Webサーバ100の権限判定手段120によるアクセス可否判定処理(S570C)において、ユーザCの優先順位「3」よりも高い優先順位「2」のユーザID「bbbb」が存在していることから、ユーザCの管理専用ページへのアクセスは拒否される。よって、この場合、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、アクセス拒否時の画面を提示するので(ステップS580C)、アクセスしたユーザ端末400Cはエラー画面を表示する(ステップS590C)。その後、ユーザCよりも優先順位が高いユーザBが次期主催者になるための操作をすれば(図10参照)、主催者権限をユーザBに委譲することができる。
以上説明したように、Web会議システム1によれば、管理用Webサーバ100に主催者権限管理テーブル130を設けたので、主催者権限を与えるユーザとその優先順位を事前に設定することができる。また、Web会議システム1によれば、会議サーバ200と連携した管理用Webサーバ100においてユーザの会議参加や退出(又は切断)に合わせて、セッションIDを更新できるので、このセッションIDと主催者権限管理テーブル130とを用いて、主催者権限付与の可否を判定することができる。
また、ユーザがWeb会議の主催者権限を行使したい場合、ユーザが、その要求と、事前に受け取っていたセッションIDとを管理用Webサーバ100に送信すれば、管理用Webサーバ100が、要求を送信したユーザの優先順位が最も高いと判定した場合、要求を送信したユーザに対して、主催者権限を委譲することができる。
さらに、Web会議システム1によれば、Web会議中に主催者権限を持つ主催者が切断された場合でも、次に優先度が高いユーザに主催者権限が円滑に委譲できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。例えば、Web会議システム1が備える管理用Webサーバ100と、会議サーバ200と、メディア中継サーバ300とは、それぞれ専用サーバによって実現することも可能であるし、一般的なコンピュータを、管理用Webサーバ100、会議サーバ200又はメディア中継サーバ300として機能させるそれぞれのプログラムにより動作させることで実現することも可能である。
また、一般的なコンピュータを、管理用Webサーバ100及び会議サーバ200として機能させるプログラム(Web会議システムプログラム)、あるいは、管理用Webサーバ100、会議サーバ200及びメディア中継サーバ300として機能させるプログラム(Web会議システムプログラム)により動作させることで実現することも可能である。これらのプログラムは、通信回線を介して提供することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
以下、2つの変形例について図面を参照して説明する。
[4.第1変形例]
前記3−5−2節で説明したケース(ユーザA切断時にユーザCが主催者権限を要求する場合)の変形例(第1変形例)について説明する。
ユーザAの切断時に、ユーザBよりも優先順位の低いユーザCだけが次期主催者に立候補した場合、つまり、ユーザCよりも優先順位が高いユーザBが会議サーバ200へアクセスすることを失念していた場合、主催者権限の委譲が遅れてしまうことが考えられる。一方で、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、このとき、アクセスしたユーザCのセッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザID(ユーザB)が存在することが分かっている。そこで、権限判定手段120の側から次期主催者候補であるユーザBに対してアクセスを促すようにしてもよい。
そのようにする場合、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、ユーザA切断時に、ユーザBよりも優先順位が低いユーザCから主催者権限の行使を要求するアクセスを受けたとき、ユーザBのユーザ端末400Bに対して次期主催者権限の受諾を要請する。つまり、図11のステップS590Cの処理に続いて、破線の枠で示す処理(ステップS600)を追加実行すればよい。
この場合、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、ユーザCをアクセス拒否した後、予め定められた時間が経過しても、次期主催者候補のユーザBから主催者権限の行使要求のアクセスがないと判断した場合、当該ユーザIDで識別されるユーザ端末400(上記例ではユーザ端末400B)に対して主催者権限の受諾を要請する(ステップS610)。
そして、ユーザBが次期主催者になることを受諾し、ユーザ端末400Bがその旨を管理用Webサーバ100へ通知すると、権限判定手段120は、アクセス許容時の画面を提示し(ステップS630)、ユーザ端末400Bは管理専用ページを表示することができる(ステップS640)。
これによれば、ユーザBが、自分がユーザCよりも優先順位が高いことを失念していたり、ユーザAが退出した場合に主催者権限の行使を行うこと自体を失念していたりした場合であっても、主催者権限の委譲を速やかに実行することが可能である。
[5.第2変形例]
前記3−5節で説明したケース(ユーザA切断時にユーザB又はユーザCが主催者権限を要求する場合)の変形例(第2変形例)について図12を参照して説明する。ここで、図12の上側に示すステップS510〜ステップS530は、図10に示すものと同様であり、ステップS540Dは同様の処理に加えて後記する判定処理が追加されている。また、図12の下側に示すステップS600は、図11に示すものと同様である。
主催者権限を有するユーザAの退出後、いずれのユーザからも主催者権限の行使要求のアクセスがない場合、つまり、例えばユーザB,Cが互いに優先順位を誤解していた場合、主催者権限の委譲が遅れてしまうことが考えられる。一方で、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、このとき、切断したユーザAのセッションIDを削除済みであり、その時点で最も優先順位が高いユーザIDを検索することが可能である。そこで、権限判定手段120の側から次期主催者候補であるユーザBに対してアクセスを促すようにしてもよい。
この場合、管理用Webサーバ100の権限判定手段120は、ユーザ切断時に、主催者権限管理テーブル130上において削除対象のセッションIDに対応付けられたユーザがWeb会議の主催者権限を有するユーザ(ユーザA)であった場合、その時点で当該Web会議に参加中のユーザの中で優先順位が最も高いユーザID(ユーザB)で識別されるユーザ端末400に対して次期主催者権限の受諾を要請する。
そして、この場合、主催者権限管理テーブル130(図3(a)参照)には、会議ID毎にユーザIDに対応付けて、主催者権限を行使中であるユーザの情報を追加格納するようにしておく。そして、権限判定手段120は、図12のステップS540Dの処理において、図10のステップS540の処理と同じ処理に加えて、さらに、セッションID欄に設定された情報を削除したユーザが、主催者権限を行使中であったか否かを判定する。そして、管理用Webサーバ100は、セッションIDの情報を削除したユーザが主催者権限行使中であった場合、続いて、ステップS700の処理と、それに続くステップS600の処理を追加実行する。
ここで、ステップS700(アクセス可否判定処理)では、権限判定手段120は、ユーザAに係るセッションIDを削除した後、予め定められた時間が経過しても、いずれのユーザからも主催者権限の行使要求のアクセスがない場合、その時点の主催者権限管理テーブル130において、ステップS540で削除したセッションIDに対応する会議IDが設定され、かつ接続中(セッションID欄に値が設定されている)である全てのレコードの中で優先順位が最も高い(値が最も小さい)レコードに対応したユーザIDを抽出する。
これによれば、前任の主催者権限を有するユーザAの退出後、予め定められた時間が経過してもいずれのユーザからも主催者権限の行使要求のアクセスがない場合であっても、次期主催者候補を自動探索して主催者権限の委譲を速やかに実行することが可能である。
1 Web会議システム
100 管理用Webサーバ
110 主催者権限管理テーブル作成手段
120 権限判定手段
130 主催者権限管理テーブル
200 会議サーバ
210 セッションID生成手段
220 セッションID更新手段
230 セッション情報管理テーブル
300 メディア中継サーバ
400,400A,400B,400C ユーザ端末

Claims (8)

  1. Web会議に関して主催者権限を有するユーザのみが設定を行うことのできる管理専用ページを提供する管理用Webサーバと、前記Web会議に参加するユーザのユーザ端末の呼制御及び接続状態管理を行う会議サーバと、を備えるWeb会議システムであって、
    前記会議サーバは、
    ユーザ端末が前記会議サーバに接続を行ったときにそのセッションに対する一意な識別子としてセッションIDを生成して当該ユーザ端末へ通知するセッションID生成手段と、
    前記セッションIDを、前記Web会議に参加するユーザの識別子であるユーザIDと、ユーザが参加する会議の識別子である会議IDとに対応付けたレコードを作成してセッション情報管理テーブルに格納して記憶すると共に、当該ユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した際に当該ユーザの前記セッションIDを含むレコードを更新するセッションID更新手段と、を備え、
    前記管理用Webサーバは、
    前記管理専用ページにおいて前記Web会議の主催者権限を与えるユーザに関する事前設定をする際に、ユーザ端末から、会議ID、ユーザID及びユーザの優先順位を受け付けて主催者権限管理テーブルを設定すると共に、ユーザが前記Web会議に参加する際に前記セッションID更新手段から前記セッションIDを含む当該ユーザの前記レコードを受け付け、前記主催者権限管理テーブル上において当該セッションIDを、会議ID、ユーザID及び優先順位に対応付けて格納して記憶する主催者権限管理テーブル作成手段と、
    前記Web会議の開催中に、前記主催者権限管理テーブルに記憶された優先順位に基づいて当該Web会議の主催者権限の委譲先を判定する権限判定手段と、を備え、
    前記主催者権限管理テーブル作成手段は、前記ユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した際に前記セッションID更新手段から該当のユーザIDに対応付けられた前記セッションIDを受け付け、前記受け付けたセッションIDを前記主催者権限管理テーブルから削除することを特徴とするWeb会議システム。
  2. 前記権限判定手段は、
    前記Web会議の開催中にユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けた場合、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得し、前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位が、当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高い場合、アクセスしたユーザ端末に対して前記管理専用ページの表示を許可することを特徴とする請求項1に記載のWeb会議システム。
  3. 前記権限判定手段は、
    前記主催者権限を有するユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した後に、ユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けたとき、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得し、前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザIDが存在する場合、当該優先順位が高いユーザIDで識別されるユーザ端末に対して次期主催者権限の受諾を要請することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のWeb会議システム。
  4. 前記権限判定手段は、前記主催者権限管理テーブル上において削除対象のセッションIDに対応付けられたユーザが前記Web会議の主催者権限を有するユーザであった場合、その時点で当該Web会議に参加中のユーザの中で優先順位が最も高いユーザIDで識別されるユーザ端末に対して次期主催者権限の受諾を要請することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のWeb会議システム。
  5. Web会議に関して主催者権限を有するユーザのみが設定を行うことのできる管理専用ページを提供する管理用Webサーバと、前記Web会議に参加するユーザのユーザ端末の呼制御及び接続状態管理を行う会議サーバと、を備えるWeb会議システムの主催者権限の委譲方法であって、
    前記管理用Webサーバが、
    前記管理専用ページにおいて前記Web会議の主催者権限を与えるユーザに関する事前設定をする際に、ユーザ端末から、会議ID、ユーザID及びユーザの優先順位を受け付けて主催者権限管理テーブルを設定するステップを実行し、
    前記会議サーバが、
    ユーザ端末が前記会議サーバに接続を行ったときにそのセッションに対する一意な識別子としてセッションIDを生成するステップと、
    前記セッションIDを当該ユーザ端末へ通知するステップと、
    前記セッションIDを、前記Web会議に参加するユーザの識別子であるユーザIDと、ユーザが参加する会議の識別子である会議IDとに対応付けたレコードを作成してセッション情報管理テーブルに格納して記憶するステップと、
    前記セッションIDを含む当該ユーザのレコードを前記管理用Webサーバへ通知するステップと、を実行し、
    前記管理用Webサーバが、
    前記会議サーバから前記セッションIDを含む当該ユーザのレコードを受け付け、前記主催者権限管理テーブル上において当該セッションIDを、会議ID、ユーザID及び優先順位に対応付けて格納して記憶するステップを実行し、
    前記会議サーバが、
    前記Web会議に参加中のユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した際に当該ユーザの前記セッションIDを含むレコードを削除するステップと、
    前記削除したレコードにおけるセッションIDを前記管理用Webサーバへ通知するステップと、を実行し、
    前記管理用Webサーバが、
    前記会議サーバから前記削除したレコードにおけるセッションIDを受け付け、前記主催者権限管理テーブルから当該セッションIDを削除するステップと、
    前記Web会議の開催中に、前記主催者権限管理テーブルに記憶された優先順位に基づいて当該Web会議の主催者権限の委譲先を判定するステップと、
    を実行することを特徴とするWeb会議システムの主催者権限の委譲方法。
  6. 前記管理用Webサーバが、
    前記Web会議の開催中にユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けた場合、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得するステップと、
    前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位が、当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高いか否かを判別するステップと、
    前記優先順位が当該Web会議に参加中のユーザの中で最も高い場合、アクセスしたユーザ端末に対して前記管理専用ページの表示を許可するステップと、
    を実行することを特徴とする請求項5に記載のWeb会議システムの主催者権限の委譲方法。
  7. 前記管理用Webサーバが、
    前記主催者権限を有するユーザが前記Web会議から退出又は前記ユーザ端末が通信切断した後に、ユーザ端末から主催者権限の行使を要求するアクセスを受けたとき、当該ユーザ端末から前記セッションIDを取得するステップと、
    前記主催者権限管理テーブルにおいて、前記取得したセッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザIDが存在するか否かを判別するステップと、
    前記セッションIDから特定される優先順位よりも優先順位が高いユーザIDが存在する場合、当該優先順位が高いユーザIDで識別されるユーザ端末に対して主催者権限の受諾を要請するステップと、
    を実行することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のWeb会議システムの主催者権限の委譲方法。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載のWeb会議システムの主催者権限の委譲方法をWeb会議システムとしてコンピュータに実行させるためのWeb会議システムプログラム。
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