JP5062518B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は燃料電池スタックの出力電圧を昇降圧するDC/DCコンバータを用いて燃料電池スタックの交流インピーダンスを計測する燃料電池システムに関する。
燃料電池スタックは、燃料ガス及び酸化ガスを膜−電極接合体に供給することにより電気化学反応を起こし、化学エネルギーを電気エネルギーに変換するためのエネルギー変換システムである。なかでも、固体高分子膜を電解質として用いる固体高分子電解質型燃料電池スタックは、低コストでコンパクト化が容易であり、しかも高い出力密度を有することから、車載電源としての用途が期待されている。
燃料電池スタックの運転状態を最適に制御するための指標の一つとして、燃料電池スタックの交流インピーダンスが用いられている。この交流インピーダンスの値は、電解質膜の湿潤状態と相関関係を有しているので、交流インピーダンスの値を計測することで、電解質膜の湿潤状態を検出できる。電解質膜が水分過剰や水分不足の状態にあると、フラッディング現象やドライアウト現象により、燃料電池スタックの出力低下を招くので、電池運転を最適に制御するためには、電解質膜の湿潤状態を最適に維持する必要がある。特開2005−332702号公報には、燃料電池スタックに接続するDC/DCコンバータを用いて燃料電池スタックに交流信号を印加し、その周波数を変化させながら電圧応答を検出することで、交流インピーダンスを計測する方法が提案されている。
特開2005−332702号公報
しかし、燃料電池スタックの出力電圧を、スイッチング素子によるスイッチング動作によって昇降圧制御するDC/DCコンバータには、通過パワーの値によってデットタイム補正値が大きく変動する動作範囲が存在する。デッドタイム補正値が大きく変動する動作範囲(以下、便宜上、応答性能低下領域と称する。)では、DC/DCコンバータの応答性能が低下することが知られている。このような応答性能低下領域で燃料電池スタックの交流インピーダンスを計測すると、DC/DCコンバータによる燃料電池スタックへの高周波信号の重畳精度が低下するので、インピーダンス計測精度が著しく低下してしまうという不都合が生じる。
そこで、本発明は、上述の問題を解決し、燃料電池スタックの交流インピーダンスを精度よく計測できる燃料電池システムを提案することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係わる燃料電池システムは、複数のセルを積層してなる燃料電池スタックの出力電圧を昇降圧するためのDC/DCコンバータを備える燃料電池システムであって、DC/DCコンバータを駆動して燃料電池スタックに交流信号を印加する交流信号印加手段と、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるか否かを判別し、DC/DCコンバータの通過パワーが所定範囲外にあるときには、燃料電池スタックに交流信号を印加したときのセルの応答電圧を検出することによりセルの交流インピーダンスを計測する一方、DC/DCコンバータの通過パワーが所定範囲にあるときには、セルの交流インピーダンスの計測を禁止する交流インピーダンス計測手段と、を備える。
DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときには、DC/DCコンバータによる燃料電池スタックへの交流信号の重畳精度が低下するので、交流インピーダンスの計測を禁止するのが好ましい。
本発明の他の側面に係わる燃料電池システムにおいては、DC/DCコンバータは、多相コンバータである。交流インピーダンス計測手段は、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときに、交流インピーダンス計測要求があるときには、DC/DCコンバータの駆動相数を切り換えてセルの交流インピーダンスを計測する。
DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあり、交流インピーダンスの計測精度が低下する場合には交流インピーダンス計測を禁止し、DC/DCコンバータの相切り替えを実施して、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲から外れるようにすることで、交流インピーダンスの計測精度を高めることができる。
本発明の更に他の側面に係わる燃料電池システムにおいては、交流インピーダンス計測手段は、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときに、交流インピーダンス計測要求があるときには、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲から外れるように、DC/DCコンバータの通過パワーをシフトさせてセルの交流インピーダンスを計測する。
DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあり、交流インピーダンスの計測精度が低下する場合には交流インピーダンス計測を禁止し、DC/DCコンバータの通過パワーをシフトさせて、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲から外れるようにすることで、交流インピーダンスの計測精度を高めることができる。
本発明の更に他の側面に係わる燃料電池システムにおいては、交流インピーダンス計測手段は、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときに、交流インピーダンス計測要求があるときには、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲から外れるようにDC/DCコンバータのスイッチング動作を制御する制御信号のキャリア周波数を変更してセルの交流インピーダンスを計測する。
DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときに、交流インピーダンス計測要求があるときには、DC/DCコンバータのスイッチング動作を制御する制御信号のキャリア周波数を変更して、DC/DCコンバータの通過パワーがDC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲から外れるようにすることで、交流インピーダンスの計測精度を高めることができる。
本発明によれば、燃料電池スタックの交流インピーダンスを精度よく計測することができる。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る燃料電池システム10の主要構成を示している。燃料電池システム10は、燃料電池車両の電力供給系統に搭載される車載電源システムである。燃料電池システム10は、燃料電池スタック20、FC補機21、セル電圧検出器22、トラクションインバータ30、トラクションモータ40、二次電池50、DC/DCコンバータ60、車両補機70、コントローラ80、及びセンサ類90を備えている。
燃料電池スタック20は、固体高分子電解質を挟んで一対の電極(アノード極、カソード極)を配置してなる複数のセルを直列に接続してなるスタック構造を有する発電装置である。触媒反応によりアノード極で発生した水素イオンは、固体高分子電解質膜を通過してカソード極まで移動し、カソード極において酸化ガスと電気化学反応を起こして発電する。
FC補機21は、燃料電池スタック20のアノード極に燃料ガス(水素ガス)を供給するための燃料ガス供給系統(水素貯蔵タンク、水素遮断弁、水素供給圧調整レギュレータなど)と、燃料電池20スタックのカソード極に酸化ガス(空気)を供給するための酸化ガス供給系統(エアコンプレッサなど)と、その他の補機類(燃料ガス及び酸化ガスを加湿するための加湿モジュール、燃料電池冷却装置など)を備える。
燃料電池20スタックは、FC補機21から燃料ガス及び酸化ガスの供給を受けることにより、電気化学反応を利用して電気エネルギーを出力する。
トラクションモータ40は、走行推進力を得るための電動モータであり、例えば、三相同期モータから構成されている。
トラクションインバータ30は、例えば、6個のパワートランジスタにより構成される3相ブリッジ回路を備えており、燃料電池スタック20又は二次電池50から供給される直流電力をパワートランジスタのスイッチング動作によって交流電力(三相交流)に変換し、トラクションモータ40に供給する。コントローラ80は、トラクションインバータ30の電力変換動作を制御する機能を有しており、例えば、スイッチング指令として、U相、V相、及びW相の各交流電圧指令値をトラクションインバータ30に出力し、トラクションモータ40の出力トルク及び回転数を制御する。
二次電池50は、電力の蓄電及び放電が可能な蓄電装置であり、ブレーキ回生時の回生エネルギー貯蔵源、燃料電池車両の加速又は減速に伴う負荷変動時のエネルギーバッファとして機能する。二次電池50としては、例えば、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池、リチウム二次電池等が好適である。
尚、二次電池50に替えて、キャパシタ(電気二重層コンデンサ、電解コンデンサなど)の蓄電装置をDC/DCコンバータ60の1次側に接続してもよい。
DC/DCコンバータ60は、燃料電池スタック20又は二次電池50の出力電圧を昇圧降圧制御するための電圧変換手段である。DC/DCコンバータ60は、入力電圧(直流電圧)を交流電圧に変換するインバータ類似の回路と、その交流を整流して出力電圧(直流電圧)に変換する回路とが組み合わされた多相コンバータの回路構成を有している。具体的には、DC/DCコンバータ60は、12個のIGBT素子Tr1〜Tr12と、12個のダイオード素子D1〜D12と、3個のリアクトルL1〜L3と、2個の平滑コンデンサC1〜C2とから成る三相フルブリッジコンバータの回路構成を有している。
DC/DCコンバータ60の通過パワーが低いときには、三相運転よりも単相運転の方がスイッチング損失は少ないので、単相運転が実施される。単相運転のときには、IGBT素子Tr1,Tr10のペア、及びIGBT素子Tr4,Tr7のペアが動作する。一方、DC/DCコンバータ60の通過パワーが高いときには、単相運転よりも三相運転の方がスイッチング損失は少ないので、三相運転が実施される。三相運転のときには、IGBT素子Tr1,Tr10のペア、及びIGBT素子Tr4,Tr7のペアと、IGBT素子Tr2,Tr11のペア、及びIGBT素子Tr5,Tr8のペアと、IGBT素子Tr3,Tr12のペア、及びIGBT素子Tr6,Tr9のペアとがそれぞれ120度の位相差で動作する。
DC/DCコンバータ60の一次側には、二次電池50が接続される一方、DC/DCコンバータ60の二次側には、燃料電池スタック20、トラクションインバータ30、及び車両補機70がそれぞれ並列に接続される。
例えば、DC/DCコンバータ60は、二次電池50の出力電圧を昇降圧することにより、燃料電池スタック20の運転ポイント(出力電圧、出力電流)を制御する。DC/DCコンバータ60は、燃料電池車両がトラクションモータ40により力行走行するときには、二次電池50の出力電圧を昇圧してトラクションインバータ30に直流電力を供給する一方、燃料電池車両がトラクションモータ40により回生制動するときには、回生した直流電圧を降圧して二次電池50を充電する。DC/DCコンバータ60は、燃料電池スタック20の余剰発電力を蓄電するために、燃料電池スタック20の出力電圧を降圧して二次電池50を充電する機能も有する。
車両補機70は、例えば、酸化ガスを加圧するためのコンプレッサモータ、加湿モジュールに純水を供給するためのポンプ駆動モータ、燃料電池スタック20を冷却するための冷却水ポンプ駆動モータ、ラジエータファンモータなどの各種補機類である。
コントローラ80は、中央処理装置(CPU)、記憶装置(ROM,RAM)、入出力インタフェース等を備える制御手段である。コントローラ80は、センサ類90から出力される各種信号等を基に、燃料電池車両を制御する。センサ類90として、例えば、イグニッションスイッチ91、車速センサ92、アクセルセンサ93などがある。
例えば、コントローラ80は、イグニッションスイッチ91から出力される起動信号を受信すると、燃料電池システム10の運転を開始し、アクセルセンサ93から出力されるアクセル開度信号や、車速センサ92から出力される車速信号などを基にシステム全体の要求電力を求める。システム全体の要求電力は、車両走行電力と補機電力との合計値である。補機電力には、例えば、車載補機類(加湿器、エアコンプレッサ、水素ポンプ、及び冷却水循環ポンプ等)で消費される電力、車両走行に必要な装置(変速機、車輪制御装置、操舵装置、及び懸架装置等)で消費される電力、乗員空間内に配設される装置(空調装置、照明器具、及びオーディオ等)で消費される電力などが含まれる。
そして、コントローラ80は、燃料電池スタック20と二次電池50の出力電力の配分を決定し、燃料電池スタック20の発電量が目標電力に一致するようにFC補機21を制御して、燃料電池スタック20への反応ガス供給量を調整するとともに、DC/DCコンバータ60を制御して、燃料電池スタック20の出力電圧を調整することにより、燃料電池スタック20の運転ポイント(出力電圧、出力電流)を制御する。更に、コントローラ80は、アクセル開度に応じた目標車速が得られるように例えば、スイッチング指令として、U相、V相、及びW相の各交流電圧指令値をトラクションインバータ30に出力し、トラクションモータ40の出力トルク、及び回転数を制御する。
DC/DCコンバータ60は、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを計測する目的で、燃料電池スタック20に交流信号を印加する交流信号印加手段として機能することもできる。セル電圧検出器22は、燃料電池スタック20に交流信号が印加されたときの各セルの応答電圧を計測する。コントローラ80は、DC/DCコンバータ60を制御し、燃料電池スタック20に印加される交流信号の周波数を変化させながら、各セルの応答電圧の変化をセル電圧検出器22によって検出し、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを算出する。
燃料電池スタック20に交流信号を印加したときの燃料電池スタック20の応答電圧をE、応答電流をI、交流インピーダンスをZとすると、以下の関係式が成立することが知られている。
E=E0expj(ωt+Φ)
I=I0expjωt
Z=E/I=(E0/I0)expjΦ=R+jχ
ここで、E0は応答電圧の振幅を示し、I0は応答電流の振幅を示す。ωは角周波数を示し、Φは初期位相を示す。Rは抵抗成分(実数部分)を示し、χはリアクタンス成分(虚数部分)を示す。jは虚数単位を示し、tは時間を示す。
図2はDC/DCコンバータ60の通過パワーとデッドタイム補正値との関係を示すグラフである。実線は三相運転のときのグラフを示し、点線は単相運転のときのグラフを示す。三相運転では、−5kW付近(例えば−5kW±2kW)の動作範囲と、5kW付近(例えば5kW±2kW)の動作範囲とにおいて、デッドタイム補正値が大きく変動するので、これら二つの動作範囲はそれぞれ応答性能低下領域である。一方、単相運転では、−2.5kW付近(例えば−2.5kW±2kW)の動作範囲と、2.5kW付近(例えば2.5kW±2kW)の動作範囲とにおいて、デッドタイム補正値が大きく変動するので、これら二つの動作範囲はそれぞれ応答性能低下領域である。
尚、デッドタイムとは、DC/DCコンバータ60内の上アーム側のIGBT素子と下アーム側のIGBT素子との間(例えば、IGBT素子Tr1とIGBT素子Tr7との間)に短絡電流が流れないように設定された短絡防止期間である。
次に、図3を参照しながら燃料電池スタック20の交流インピーダンスを計測するための第一の方法について説明する。この第一の方法では、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60を制御することにより、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを一定周期間隔で計測し、交流インピーダンスの値を定期的に更新することを前提とする。
コントローラ80は、交流インピーダンスの値が定期的に更新されているか否かをチェックする(ステップ301)。
交流インピーダンスの値が定期的に更新されている場合には(ステップ301;YES)、交流インピーダンスの計測が正常に行われていることを示しているので、本処理ルーチンを抜けて終了する。
一方、交流インピーダンスの値が一定時間以上更新されていない場合には(ステップ301;NO)、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるために、交流インピーダンスの計測が正常に行われていない可能性がある。
そこで、このような場合には、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるときの交流インピーダンス計測を禁止し、相切り替えの指令をDC/DCコンバータ60に出力する(ステップ302)。例えば、単相運転をしているDC/DCコンバータ60の動作点が−2.5kW付近にある場合には、DC/DCコンバータ60の運転方式を単相運転から三相運転に切り換えることで、DC/DCコンバータ60の動作点を応答性能低下領域から外すことができる。また例えば、三相運転をしているDC/DCコンバータ60の動作点が−5kW付近にある場合には、DC/DCコンバータ60の運転方式を三相運転から単相運転に切り換えることで、DC/DCコンバータ60の動作点を応答性能低下領域から外すことができる。
DC/DCコンバータ60の相切り替えが完了したならば、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60を制御して燃料電池スタック20に交流信号を印加し、そのときのセル電圧検出器22のセンサ出力を基に、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを算出する(ステップ303)。
交流インピーダンスの計測完了後、コントローラ80は、当初の運転方式に復帰させるための相切り替えの指令をDC/DCコンバータ60に出力する(ステップ304)。例えば、単相運転をしているDC/DCコンバータ60の運転方式を、交流インピーダンス計測期間だけ三相運転に切り換えたならば、交流インピーダンス計測完了後は、当初の単相運転に復帰させるための指令を出力する。また例えば、三相運転をしているDC/DCコンバータ60の運転方式を、交流インピーダンス計測期間だけ単相運転に切り換えたならば、交流インピーダンス計測完了後は、当初の三相運転に復帰させるための指令を出力する。
このように、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあり、交流インピーダンスの計測精度が低下する場合には、応答性能低下領域での交流インピーダンス計測を禁止し、DC/DCコンバータ60の相切り替えを実施して、DC/DCコンバータ60の動作点を応答性能低下領域から外すことで、交流インピーダンスの計測精度を高めることができる。
尚、コントローラ80及びセル電圧検出器22は、交流インピーダンス計測手段(DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域外にあるときには、燃料電池スタック20に交流信号を印加したときのセルの応答電圧を検出することにより、セルの交流インピーダンスを計測する一方、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるときには、セルの交流インピーダンスの計測を禁止し、DC/DCコンバータ60の駆動相数を切り換えてセルの交流インピーダンスを計測する手段)として機能する。
次に、図4を参照しながら燃料電池スタック20の交流インピーダンスを計測するための第二の方法について説明する。この第二の方法では、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60を制御することにより、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを一定周期間隔で計測し、交流インピーダンスの値を定期的に更新することを前提とする。
コントローラ80は、交流インピーダンスの値が定期的に更新されているか否かをチェックする(ステップ401)。
交流インピーダンスの値が一定時間以上更新されていない場合には(ステップ401;NO)、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるために、交流インピーダンスの計測が正常に行われていない可能性がある。
そこで、このような場合には、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるときの交流インピーダンス計測を禁止し、DC/DCコンバータ60の動作点を応答性能低下領域から外すためのパワーシフト量を算出する(ステップ402)。動作点を応答性能低下領域から外すためのパワーシフト量としては、動作点を応答性能低下領域から外すために最低限必要な正方向のパワーシフト量と、負方向のパワーシフト量のうち何れか小さい方を目標値として、正方向又は負方向にパワーシフトすればよい。
例えば、三相運転をしているDC/DCコンバータ60の動作点が6kWである場合を考察する。三相運転では、5kW±2kWの動作範囲が応答性能低下領域であるため、動作点を応答性能低下領域から外すには、正方向に1kW以上のパワーシフト、又は負方向に3kW以上のパワーシフトが必要である。正方向に1kWのパワーシフトを実施する方が負方向に3kWのパワーシフトを実施するよりもパワーシフト量が少なくてすむので、正方向に1kW以上のパワーシフトを実施するのが好ましい。
一方、交流インピーダンスの値が定期的に更新されている場合には(ステップ401;YES)、交流インピーダンスの計測が正常に行われていることを示しているので、DC/DCコンバータ60の動作点は、応答性能低下領域以外の動作範囲にあることが推定できる。このような場合には、DC/DCコンバータ60の動作点をシフトする必要がないので、パワーシフト量を0に設定する(ステップ403)。
コントローラ80は、DC/DCコンバータ60にパワーシフト指令を出力し、ステップ402又はステップ403で設定されたパワーシフト量の分だけ、DC/DCコンバータ60の通過パワーをシフトさせる(ステップ404)。このとき、正方向にパワーシフトする場合は、余剰電力を二次電池50に蓄電したり、車両補機70で消費したり、或いは熱エネルギーに変換して大気に放出すればよい。負方向にパワーシフトする場合は、不足電力を二次電池50から補充すればよい。
DC/DCコンバータ60のパワーシフトが完了したならば、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60を制御して燃料電池スタック20に交流信号を印加し、そのときのセル電圧検出器22のセンサ出力を基に、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを算出する(ステップ405)。
交流インピーダンスの計測完了後、コントローラ80は、当初の通過パワーに復帰させるためのパワーシフト指令をDC/DCコンバータ60に出力する(ステップ406)。例えば、6kWの動作点で三相運転しているDC/DCコンバータ60の動作点を、交流インピーダンス計測期間だけ正方向に1kWパワーシフトしたならば、交流インピーダンス計測完了後は、当初の動作点に復帰させるために、負方向への1kWのパワーシフト指令を出力する。
このように、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあり、交流インピーダンスの計測精度が低下する場合には、応答性能低下領域での交流インピーダンス計測を禁止し、DC/DCコンバータ60の動作点をパワーシフトさせて、DC/DCコンバータ60の動作点を応答性能低下領域から外すことで、交流インピーダンスの計測精度を高めることができる。
尚、コントローラ80及びセル電圧検出器22は、交流インピーダンス計測手段(DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域外にあるときには、燃料電池スタック20に交流信号を印加したときのセルの応答電圧を検出することにより、セルの交流インピーダンスを計測する一方、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるときには、セルの交流インピーダンスの計測を禁止し、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域から外れるようにDC/DCコンバータ60の通過パワーをシフトさせて、セルの交流インピーダンスを計測する手段)として機能する。
図5はDC/DCコンバータ60の通過パワーとデッドタイム補正値との関係を示すグラフである。実線はキャリア周波数fNの制御信号でDC/DCコンバータ60をスイッチング制御するときのグラフを示しており、通過パワーが+P2付近の動作範囲と、−P2付近の動作範囲とにおいて、デッドタイム補正値が大きく変動する応答性能低下領域が見られる。点線はキャリア周波数fMの制御信号でDC/DCコンバータ60をスイッチング制御するときのグラフを示しており、通過パワーが+P1付近の動作範囲と、−P1付近の動作範囲とにおいて、デッドタイム補正値が大きく変動する応答性能低下領域が見られる。このグラフによれば、応答性能低下領域の位置は、キャリア周波数によって異なることが理解できる。その理由は、デッドタイムの値は、キャリア周期とは無関係に一定値であるため、キャリア周波数が変わると、キャリア周期に占めるデッドタイムの割合が変わることになり、その割合の変化に応じてデッドタイム補正値も変わるためである。
図6はDC/DCコンバータ60内のIGBT素子Tr1〜Tr12をスイッチング制御するための制御信号と、リアクトルL1〜L3を流れるリップル電流との関係を示す。説明の便宜上、単相運転の場合を例に説明すると、時間Tnは、IGBT素子Tr1,Tr10がオンする時間を示し、時間Tpは、TGBT素子Tr4,Tr7がオンする時間を示す。キャリア周期は、Tn+Tpに等しい。リップル電流の極大値をIn,極小値をIpとすると、リップル電流幅はIn−Ipに等しい。ZPは、リップル電流がゼロクロスするポイント(以下、ゼロクロスポイントと称する。)を示す。
ゼロクロスポイントZPが存在すると、リップル電流の向き(符号)が頻繁に反転するので、DC/DCコンバータ60の電圧制御性能が著しく低下する。そのため、ゼロクロスポイントZPは、デッドタイム補正値が大きく変動する領域、即ち、応答性能低下領域として現れる。一方、極大値Inが負の値である場合や、又は極小値Ipが正の値である場合には、ゼロクロスポイントZPは存在しないので、DC/DCコンバータ60の電圧制御性能は良好である。更に、ゼロクロスポイントZPがリップル電流幅の中央にある場合には、ゼロクロスポイントZPに対してリップル電流の符号は対称的に反転するので、DC/DCコンバータ60の電圧制御性能は良好である。
同図に示すように、キャリア周波数を高くすると、時間Tn,Tpは短くなるので、リップル電流幅は短くなることが理解できる。これとは反対に、キャリア周波数を低くすると、時間Tn,Tpは長くなるので、リップル電流幅は長くなる。リップル電流幅を変化させると、リップル電流がゼロクロスするポイントも変化するので、キャリア周波数を変更することで、DC/DCコンバータ60の動作点を応答性能低下領域から外すことができる。
次に、図7を参照しながら燃料電池スタック20の交流インピーダンスを計測するための第三の方法について説明する。この第三の方法では、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60を制御することにより、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを一定周期間隔で計測し、交流インピーダンスの値を定期的に更新することを前提とする。
コントローラ80は、交流インピーダンスの値が定期的に更新されているか否かをチェックする(ステップ701)。
交流インピーダンスの値が定期的に更新されている場合には(ステップ701;YES)、交流インピーダンスの計測が正常に行われていることを示しているので、本処理ルーチンを抜けて終了する。
一方、交流インピーダンスの値が一定時間以上更新されていない場合には(ステップ701;NO)、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるために、交流インピーダンスの計測が正常に行われていない可能性がある。
そこで、このような場合には、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるときの交流インピーダンス計測を禁止し、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域から外れるようにキャリア周波数を変更するための指令をDC/DCコンバータ60に出力する(ステップ702)。
キャリア周波数の切り替えが完了したならば、コントローラ80は、DC/DCコンバータ60を制御して燃料電池スタック20に交流信号を印加し、そのときのセル電圧検出器22のセンサ出力を基に、燃料電池スタック20の交流インピーダンスを算出する(ステップ703)。
交流インピーダンスの計測完了後、コントローラ80は、当初のキャリア周波数に復帰させるための指令をDC/DCコンバータ60に出力する(ステップ704)。例えば、交流インピーダンスを計測する期間だけキャリア周波数をfNからfMに一時的に変更したならば、交流インピーダンス計測完了後は、当初のキャリア周波数fNに復帰させるための指令をDC/DCコンバータ60に出力する。
このように、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあり、交流インピーダンスの計測精度が低下する場合には、応答性能低下領域での交流インピーダンス計測を禁止し、DC/DCコンバータ60のスイッチング動作を制御する制御信号のキャリア周波数を変更することにより、DC/DCコンバータ60の動作点を応答性能低下領域から外すことで、交流インピーダンスの計測精度を高めることができる。
尚、コントローラ80及びセル電圧検出器22は、交流インピーダンス計測手段(DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域外にあるときには、燃料電池スタック20に交流信号を印加したときのセルの応答電圧を検出することにより、セルの交流インピーダンスを計測する一方、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域にあるときには、DC/DCコンバータ60の動作点が応答性能低下領域から外れるようにDC/DCコンバータ60のスイッチング動作を制御する制御信号のキャリア周波数を変更してセルの交流インピーダンスを計測する手段)として機能する。
本実施形態に係わる燃料電池システムの主要構成図である。 DC/DCコンバータの通過パワーとデッドタイム補正値との関係を示すグラフである。 交流インピーダンスを計測するための第一の方法を示すフローチャートである。 交流インピーダンスを計測するための第二の方法を示すフローチャートである。 DC/DCコンバータの通過パワーとデッドタイム補正値との関係を示すグラフである。 DC/DCコンバータをスイッチング制御するための制御信号と、リアクトルを流れるリップル電流との関係を示す説明図である。 交流インピーダンスを計測するための第三の方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10…燃料電池システム 20…燃料電池スタック 21…FC補機 22…セル電圧検出器 30…トラクションインバータ 40…トラクションモータ 50…二次電池 60…DC/DCコンバータ 70…車両補機 80…コントローラ

Claims (5)

  1. 複数のセルを積層してなる燃料電池スタックの出力電圧を昇降圧するためのDC/DCコンバータを備える燃料電池システムであって、
    前記DC/DCコンバータを駆動して前記燃料電池スタックに交流信号を印加する交流信号印加手段と、
    前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記DC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるか否かを判別し、前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記所定範囲外にあるときには、前記燃料電池スタックに交流信号を印加したときの前記セルの応答電圧を検出することにより前記セルの交流インピーダンスを計測する一方、前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記所定範囲にあるときには、前記セルの交流インピーダンスの計測を禁止する交流インピーダンス計測手段と、
    を備える燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記DC/DCコンバータは、多相コンバータであり、
    前記交流インピーダンス計測手段は、前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記DC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときに、交流インピーダンス計測要求があるときには、前記DC/DCコンバータの駆動相数を切り換えて前記セルの交流インピーダンスを計測する、燃料電池システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システムであって、
    前記交流インピーダンス計測手段は、前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記DC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときに、交流インピーダンス計測要求があるときには、前記通過パワーが前記所定範囲から外れるように前記DC/DCコンバータの通過パワーをシフトさせて前記セルの交流インピーダンスを計測する、燃料電池システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記交流インピーダンス計測手段は、前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記DC/DCコンバータの応答性能低下を招く所定範囲にあるときに、交流インピーダンス計測要求があるときには、前記通過パワーが前記所定範囲から外れるように前記DC/DCコンバータのスイッチング動作を制御する制御信号のキャリア周波数を変更して前記セルの交流インピーダンスを計測する、燃料電池システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のうち何れか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記交流インピーダンス計測手段は、計測された交流インピーダンスの値が定期的に更新されているか否かをチェックし、前記計測された交流インピーダンスの値が定期的に更新されている場合には、前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記所定範囲から外れていると判別する一方、前記計測された交流インピーダンスの値が一定時間以上更新されていない場合には、前記DC/DCコンバータの通過パワーが前記所定範囲にあると判別する、燃料電池システム。
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