JP5062119B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
Vmin 現像電圧
Vmax 回収電圧
Vb 背景部電位
Vi 画像部電位
Vdc 現像バイアスの直流成分
Frq 現像バイアスの周波数
Vave 現像バイアスの時間平均
Duty 現像電圧Vminの時間占有率
Fe = q・E …………(1)
で表される。つまりクーロン力Feは,トナーの帯電量qに比例する。クーロン力Feの向きは,負に帯電しているトナーであれば,現像ローラ140から感光体110へ向かう向きである。
Fi = (ε−1)・q2/{4π・(ε+1)・ε0・D2} ……(2)
ε 現像ローラの比誘電率
ε0 空気の誘電率
D トナーの平均粒径
で表される。ここでε,ε0,Dは既知の定数である。よって,(2)式の右辺のうちq2の係数の部分
(ε−1)/{4π・(ε+1)・ε0・D2}
も定数である。これを「a」で表すと(2)式は,
Fi=a・q2 …………(3)
となる。つまり鏡像力Fiは,トナーの帯電量qの2乗に比例する。鏡像力Fiは,トナーと現像ローラ140との間の距離の2乗にほぼ比例して弱まる。つまり,トナーが現像ローラ140から一度離れてしまえば,この力は極めて弱い。
F = −a・q2+E・q−Fv …………(4)
と,トナーの帯電量qの2次関数で表される。(4)式において,第1項が鏡像力Fi,第2項がクーロン力Fe,第3項が機械的付着力Fv,である。(4)式では,トナーが現像ローラ140から感光体110へ向かう向きを正としている。
ε > 1
ε0 > 0
D2 > 0
なので,aは正である。ゆえに,Fは上に凸の2次関数であり,ある帯電量qの値で最大値をとる。この,Fが最大となる帯電量qが,トナーが現像ローラ140から最も離脱しやすい帯電量である。
・機械的付着力Fv(破線)が負の一定値であること。
・鏡像力Fi(一点鎖線)が,帯電量と力とがともにゼロである原点を頂点として下に開く放物線状であること。
・このためこれらの合計である全付着力Fa(細実線)が,鏡像力Fiの放物線を下向きに平行移動した放物線であること。その移動量は機械的付着力Fvの値に等しい。
・クーロン力Fe(二点鎖線)が,原点を通る左上がりの直線状であること。
・このため,すべての力の合計である合力F(太実線)が,下に開く放物線状であること。その頂点Tの位置は,全付着力Faの頂点に比して左上に移動した位置である。また,合力Fの放物線は,全付着力Faの頂点を通過している。
・クーロン力Fe(二点鎖線)の傾斜が,より急峻になっていること。
・合力F(太実線)の放物線の頂点Tが,図3中の頂点Tよりさらに左上に移動した位置であること。
・これにより,合力Fが正である範囲,すなわち飛翔する範囲が,図3と比較して広くなっていること。主として左向きに広がっている。
・クーロン力Fe(二点鎖線)の傾斜が,より緩やかになっていること。
・合力F(太実線)の放物線の頂点Tが,図3中の頂点Tより右下に移動した位置であること。この位置は,力がゼロである横線上にある。すなわち,この頂点位置においてすら,合力Fは正にならない。
・これにより,合力Fが正である範囲,すなわち飛翔する範囲の幅がゼロになっていること。すなわち,現像電界Eを弱めたことにより,飛翔できるトナーがほとんど存在しなくなっているのである。
・クーロン力Fe(二点鎖線)の傾斜が,さらに緩やかになっていること。
・合力F(太実線)の放物線の頂点Tが,図5中の頂点Tよりさらに右下に移動した位置であること。すなわち,この頂点位置においてすら,合力Fは負である。よって,飛翔できるトナーが全く存在しないのである。
Vpump = Epump・d …………(5)
で表される。
F = −a・q2+Epump・q−Fv …………(6)
となる。そして,図5中の頂点Tの帯電量(qtとする)を持つトナーが受ける合力Fは,ゼロである。よって(6)式より,
0 = −a・qt2+Epump・qt−Fv
Epump = a・qt+Fv/qt …………(7)
となる。
2a・qt = Epump …………(8)
となる。(7)式および(8)式から,
qt2 = Fv/a …………(9)
となる。
ε0 = 8.85×10-12[F/m]
である。残る2つについて,本形態の画像形成装置100では,
ε = 3
D = 6[μm]
であった。これにより,(9)式中の「a」が決まる。さらに,[0029]で説明した機械的付着力Fvは15[nN]であった。これによりqtを,
qt = 1.1×10-14[C]
と計算できる。
Epump = 2.8[MV/m]
と求められる。ここで間隔dを130[μm]とすれば,(5)式より,
Vpump = 364[V]
となる。
360[V] 0.52
650[V] 2.36
感光体110上のカブリの代用値である色味ΔC*は,Vpumpを超えない現像電圧Vminにより,Vpumpを超える現像電圧Vmin,すなわち従来から多用されている条件より4〜5倍程度改善することが確認された。
|Vmin−Vi| > Vpump …………(10)
|Vmin−Vb| ≦ Vpump …………(11)
の両式が満たされなければならない。(10)式の左辺が画像部の有効現像電圧であり,(11)式の左辺が背景部の有効現像電圧である。
|Vmin−Vi| > Vpump …………(12)
|Vmin−Vb| > Vpump …………(13)
となるように設定される。(12)式は(10)式と同じである。ただし,(13)式が成り立てば(12)式も必ず成り立つ。(12)式の左辺は,(13)式の左辺より必ず大きいからである(図2参照)。このため実際には(13)式だけ考えればよい。
必要パッチ量 = 1.2−印字率×3.9 [mg/頁] …………(14)
(14)式の右辺の第1項の「1.2」とは,通常モードで全面背景部である白ベタ画像を1枚印刷することにより発生する必要パッチ量[mg]である。これは,1枚の印刷により発生する劣化トナーの量から,カブリにより排出されるトナー量を差し引いたものであり,通常モードの場合の基準必要パッチ量である。第2項中の「3.9」とは,全面画像部である黒ベタ画像を1枚印刷することにより排出されるトナーの量である。印刷により自然に排出されるトナー量は,印字率に比例するからである。
必要パッチ量 = 4.2−印字率×3.9 [mg/頁] …………(15)
(15)式の右辺の第1項の「4.2」とは,カブリ防止モードで白ベタ画像を1枚印刷することにより必要となる基準必要パッチ量[mg]である。これは,カブリによる排出がない分,通常モードの場合の値より大きくなっている。つまり,通常モードでは1枚あたり3[mg]程度の排出があったのである。第2項は通常モードの場合と同じである。
110 感光体(像担持体)
140 現像ローラ
190 電圧印加部
200 総合制御部(強制排出制御部)
Claims (6)
- 像担持体と,前記像担持体に非磁性1成分のトナーを付与する現像ローラと,前記像担持体と前記現像ローラとの間に現像バイアスを印加する電圧印加部とを有する非接触現像方式の画像形成装置において,
非画像形成時に前記現像ローラから前記像担持体へのトナーの強制排出を行う強制排出制御部を有し,
前記電圧印加部は,
前記現像ローラから前記像担持体へトナーを飛翔させる方向の電界を形成する現像電圧と,
前記像担持体から前記現像ローラへトナーを飛翔させる方向の電界を形成する回収電圧とを交互に繰り返して印加するものであるとともに,
前記現像電圧として,
前記像担持体の静電潜像の画像部における電界強度が,トナーが前記現像ローラから前記像担持体へ飛翔するのに十分であり,かつ,
前記像担持体の静電潜像の背景部における電界強度が,トナーが前記現像ローラから前記像担持体へ飛翔するに至らない値を用いるカブリ防止モードと,
前記像担持体の静電潜像の画像部および背景部における電界強度がいずれも,トナーが前記現像ローラから前記像担持体へ飛翔するのに十分である値を用いる通常モードとを使い分けるものであり,
前記強制排出制御部は,
前記現像電圧がカブリ防止モードにあるときのトナーの強制排出量を,前記現像電圧が通常モードにあるときのトナーの強制排出量より多くするものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において,前記強制排出制御部は,
画像形成により発生するトナーの必要排出量を1枚の画像形成ごとに算出し,その算出値に基づいてトナーの強制排出を行うとともに,
前記現像電圧がカブリ防止モードにあるときに,前記現像電圧が通常モードにあるときよりも,算出されるトナーの必要排出量を多くするものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において,前記強制排出制御部は,
トナーの必要排出量の算出を,1枚の画像形成による基準必要排出量から,印字率に応じて画像形成により排出されるトナー量を差し引くことで行うとともに,
前記現像電圧がカブリ防止モードにあるときに,前記現像電圧が通常モードにあるときよりも,前記基準必要排出量として大きい値を用いるものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において,前記強制排出制御部は,
トナーの必要排出量の算出値を積算するとともに,
トナーの強制排出を,その積算値があらかじめ定めた値以上となったときに一連の画像形成を一旦中断して行うものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において,前記強制排出制御部は,
トナーの必要排出量の算出値を積算するとともに,
その積算値があらかじめ定めた値に満たない場合には,一連の画像形成を中断しないで排出可能な範囲内でのトナーの強制排出を紙間で行い,
その積算値があらかじめ定めた値以上となったときに,一連の画像形成を一旦中断して,その積算値と同量のトナーを排出するようにトナーの強制排出を行うものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4または請求項5に記載の画像形成装置において,前記強制排出制御部は,
一連の画像形成の終了後に,その時点での積算値と同量のトナーを排出するようにトナーの強制排出を行うものであることを特徴とする画像形成装置。
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