JP7439625B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等に使用される電子写真方式の画像形成装置及びプログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置において、高カバレッジ画像の印刷によりトナーが消費されトナーが大量に補給されると、トナーの帯電量が低くなり、濃度が薄くなったり濃度むらが発生する。
そこで、特許文献1には、画像のカバレッジの印字率に応じて現像器の攪拌を行い、低帯電トナーの帯電量を上げてから印字を行うことで、濃度が薄くなるのを防止しあるいは濃度むらの発生を防止する方法が提案されている。
特開2005-25040号公報
ところで、文字画像や線画像ではエッジ効果により低帯電トナーを消費することができるため、実際には、高カバレッジの文字画像や線画像を印字しても攪拌を行う必要はない。
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、画像が文字画像や線画像であっても高カバレッジの時はトナーの攪拌が行われることになる。このため余分な攪拌時間が生じることになり、その分生産効率の低下を招いていた。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、高カバレッジの文字画像や線画像であってもトナーの攪拌は不要であり、しかも濃度が薄くなったり濃度むらが発生するという不都合を防止できる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的は以下の手段によって達成される。
(1)画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、前記画像情報の属性から、画像情報がベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別手段と、前記ベタ画像判別手段によりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出手段と、ベタ比率算出手段により算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、前記ベタ印字率試算手段により試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ベタ画像判別手段によりベタ画像ではないと判別されたときは、ベタ画像であると判別されたときよりも現像バイアスを高く設定することを特徴とする画像形成装置。
(2)画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、前記画像情報の属性から、画像情報がベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別手段と、前記ベタ画像判別手段によりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出手段と、ベタ比率算出手段により算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、前記ベタ印字率試算手段により試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御手段と、を備え、前記ベタ比率算出手段は、前記画像情報の属性が文字である場合、文字のドット数から文字比率を求め、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正することを特徴とする画像形成装置。
(3)画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、前記画像情報の属性から、画像情報がベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別手段と、前記ベタ画像判別手段によりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出手段と、ベタ比率算出手段により算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、前記ベタ印字率試算手段により試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御手段と、を備え、前記ベタ画像判別手段によるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出手段によるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算手段によるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われ、前記所定値は画像を形成する色毎に設定されることを特徴とする画像形成装置。
)画像情報の前記属性として文字、図形、写真があり、前記ベタ画像判別手段は、前記図形と写真の属性からベタ画像かどうかを判別する前項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
)前記ベタ画像判別手段は、前記画像情報におけるドット数をカウントし、そのカウント数が閾値を超えた時にベタ画像と判別する前項1~4のいずれかに記載の画像形成装置。
)前記ベタ比率算出手段によって算出されるベタ比率は、前記ベタ画像のA4サイズ当たりのベタ比率である前項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
)前記ベタ印字率試算手段によって試算される前記ベタ印字率は、一定の印字枚数当たりのベタ比率の平均値である前項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
)前記ベタ印字率が所定値を超え、前記攪拌手段でトナーを一定時間攪拌したときは、前記印字枚数とベタ印字率のデータはリセットされる前項に記載の画像形成装置。
(9)前記ベタ比率算出手段は、ページ毎に、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正する前項8に記載の画像形成装置。
(10)前記ベタ画像判別手段によるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出手段によるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算手段によるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われる前項1、2、4~9のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)前記所定値は画像を形成する色毎に設定される前項10に記載の画像形成装置。
(12)1色について前記ベタ印字率が所定値を超えた場合、前記制御手段は、ベタ印字率が所定値を超えた色のトナーの攪拌と同時に、所定値を超えていない他の色のトナーの攪拌を行わせる前項3または10または11に記載の画像形成装置。
(13)画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、前記画像情報の属性から、ベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別ステップと、前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出ステップと、ベタ比率算出ステップにより算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算ステップと、前記ベタ印字率試算ステップにより試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御ステップと、を実行させ、前記制御ステップでは、前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像ではないと判別されたときは、ベタ画像であると判別されたときよりも現像バイアスを高く設定する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
(14)画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、前記画像情報の属性から、ベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別ステップと、前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出ステップと、ベタ比率算出ステップにより算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算ステップと、前記ベタ印字率試算ステップにより試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御ステップと、を実行させ、前記ベタ比率算出ステップでは、前記画像情報の属性が文字である場合、文字のドット数から文字比率を求め、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
(15)画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、前記画像情報の属性から、ベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別ステップと、前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出ステップと、ベタ比率算出ステップにより算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算ステップと、前記ベタ印字率試算ステップにより試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御ステップと、を実行させ、前記ベタ画像判別ステップによるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出ステップによるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算ステップによるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われ、前記所定値は画像を形成する色毎に設定されるプログラム
16)画像情報の前記属性として文字、図形、写真があり、前記ベタ画像判別ステップでは、前記図形と写真の属性からベタ画像かどうかを判別する処理を前記コンピュータに実行させる前項13~15のいずれかに記載のプログラム。
17)前記ベタ画像判別ステップでは、前記画像情報におけるドット数をカウントし、そのカウント数が閾値を超えた時にベタ画像と判別する処理を前記コンピュータに実行させる前項13~16のいずれかに記載のプログラム。
18)前記ベタ比率算出ステップによって算出されるベタ比率は、前記ベタ画像のA4サイズ当たりのベタ比率である前項13~17のいずれかに記載のプログラム。
19)前記ベタ印字率試算ステップによって試算される前記ベタ印字率は、一定の印字枚数当たりのベタ比率の平均値である前項13~18のいずれかに記載のプログラム。
20)前記ベタ印字率が所定値を超え、前記攪拌手段でトナーを一定時間攪拌したときは、前記印字枚数とベタ印字率のデータをリセットする処理を前記コンピュータに実行させる前項19に記載のプログラム。
(21)前記ベタ比率算出ステップでは、ページ毎に、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正する処理を前記コンピュータに実行させる前項20に記載のプログラム。
(22)前記ベタ画像判別ステップによるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出ステップによるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算ステップによるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われる前項13、14、16~21のいずれかに記載のプログラム。
(23)前記所定値は画像を形成する色毎に設定される前項22に記載のプログラム。
(24)1色について前記ベタ印字率が所定値を超えた場合、前記制御ステップでは、ベタ印字率が所定値を超えた色のトナーの攪拌と同時に、所定値を超えていない他の色のトナーの攪拌を行わせる処理を前記コンピュータに実行させる前項15または22または23に記載のプログラム。
前項(1)及び(13)に記載の発明によれば、画像情報の属性からベタ画像かどうかが判別され、ベタ画像と判別された場合、ベタ画像のベタ比率が算出され、算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率が試算される。そして、試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で、現像器内に残留する低帯電トナーをトナーの帯電量を上げるために一定時間攪拌する処理が行われる。
つまり、ベタ画像が連続的に印字されている場合に、低帯電トナーの攪拌が行われるから、濃度が薄くなったり濃度むらが発生するのを防止できるとともに、高カバレッジの文字画像や線画像の場合はトナーの攪拌は行われないから、余分な攪拌処理による生産性の低下を防止できる。
また、ベタ画像ではないと判別されたときは、ベタ画像であると判別されたときよりも現像バイアスが高く設定される。
前項(2)及び(14)に記載の発明によれば、画像情報の属性が文字である場合、文字のドット数から文字比率を求め、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正するから、より適正なタイミングでトナーの攪拌を行うことができる。
前項(3)及び(15)に記載の発明によれば、ベタ画像かどうかの判別、ベタ比率の算出、ベタ印字率の試算、ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及びトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われるから、カラー画像であっても各色毎に、高カバレッジの文字画像や線画像の場合のトナーの攪拌を防止しながら、濃度が薄くなったり濃度むらが発生するのを防止できる。また、ベタ印字率と比較される所定値は画像を形成する色毎に設定されるから、色毎に適切なタイミングで、トナーの攪拌を行うことができる。
前項()及び(16)に記載の発明によれば、画像情報の属性として文字、図形、写真があり、図形と写真の属性からベタ画像かどうかを判別するから、ベタ画像かどうかを容易に判別できる。
前項()及び(17)に記載の発明によれば、画像情報におけるドット数をカウントし、そのカウント数が閾値を超えた時にベタ画像と判別するから、ベタ画像かどうかをより確実に判別できる。
前項()及び(18)に記載の発明によれば、ベタ比率はベタ画像のA4サイズ当たりのベタ比率であるから、使用頻度の高い用紙について、高カバレッジの文字画像や線画像の場合のトナーの攪拌を防止しながら、濃度が薄くなったり濃度むらが発生するのを防止できる。
前項()及び(19)に記載の発明によれば、一定の印字枚数当たりのベタ比率の平均値であるベタ印字率が所定値を超えた時に、トナーの一定時間の攪拌が行われる。
前項()及び(20)に記載の発明によれば、印字率が所定値を超えトナーを一定時間攪拌したときは、トナーの帯電量は上がっているから、印字枚数とベタ印字率のデータをリセットすることで、無駄な攪拌を防止できる。
前項(9)及び(21)に記載の発明によれば、文字比率に基づくベタ比率の補正がページ毎に行われる。
前項(10)及び(22)に記載の発明によれば、ベタ画像かどうかの判別、ベタ比率の算出、ベタ印字率の試算、ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及びトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われるから、カラー画像であっても各色毎に、高カバレッジの文字画像や線画像の場合のトナーの攪拌を防止しながら、濃度が薄くなったり濃度むらが発生するのを防止できる。
前項(11)及び(23)に記載の発明によれば、ベタ印字率と比較される所定値は画像を形成する色毎に設定されるから、色毎に適切なタイミングで、トナーの攪拌を行うことができる。
前項(12)及び(24)に記載の発明によれば、1色についてベタ印字率が所定値を超えた場合、ベタ印字率が所定値を超えた色のトナーの攪拌と同時に、所定値を超えていない他の色のトナーの攪拌を行わせることで、攪拌処理を色毎に別々に行う場合に較べて、攪拌のための処理を簡素化できる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 現像器ユニットの構成の一例を示す断面図である。 (A)は感光体と現像スリーブの位置関係を示す図、(B)は現像部でのトナーにかかる電界を示す図である。 (A)(B)はトナーの帯電量とトナーに付加される力の関係を示す図である。 ベタ画像印字や文字画像印字でのトナー帯電量分布の変化を示す図である。 画像情報の属性について説明するための図である。 1ページ毎のベタ画像の比率であるベタ比率を算出して、トナーの攪拌を行うかどうかを制御する処理を示すフローチャートである。 1ページ毎のベタ画像の比率であるベタ比率を算出して、トナーの攪拌を行うかどうかを制御する処理の他の例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置100の概略構成図である。画像形成装置100がプリント、もしくはスキャナー部114により複写の要求を受け付けると、記録媒体が給紙カセット102または手差しトレイ116から給紙ローラ103により搬送される。そして記録媒体の搬送タイミングを制御するタイミングローラ109により搬送タイミングが制御され、記録媒体通紙搬送経路120へ供給される。
画像形成装置100は、画像を形成するための画像形成部101を備えている。画像形成部101は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色のイメージングユニットを備え、各イメージングユニットは、それぞれ感光体ユニット106Y、106M、106C、106Kと、現像器ユニット105Y、105M、105C、105Kと、トナー補給ボトル107Y、107M、107C、107K等から構成される。感光体ユニット106Y、106M、106C、106Kは、光導電性を有する円筒状の感光体の周囲に帯電装置やクリーナ装置、除電装置が配置されている。帯電装置は回転駆動される感光体を帯電させるためのもので、この帯電装置により感光体の表面電位は所定の帯電電位となる。
画像形成部101における露光装置104は、帯電装置により所定の帯電電位に帯電された感光体に対してプリント、もしくは複写要求のあった画像情報に基づいた露光用ビームを照射する。
感光体表面のビームが照射された部分の表面電位は、感光体が有する光導電性により所定のレベルまで減少する。この感光体表面の表面電位が変化することにより、露光装置104によって露光がなされた感光体表面には、プリント、もしくは原稿の画像を読み取るスキャナー部114から複写要求のあった画像に基づいた静電潜像が形成される。感光体表面に形成された静電潜像は、現像器ユニット105Y、105M、105C、105Kにより現像され、中間転写ベルト108上に1次転写された後、中間転写ベルト108へ圧接された2次転写ローラ111部において、記録媒体通紙搬送経路120に沿って通紙されてきた記録媒体へY、M、C、K4色を一括して転写される。
トナー画像が転写された記録媒体は、定着部112によりトナー画像を定着され、排紙トレイ113に排出される。
現像器ユニット105Y、105M、105C、105Kにより現像され消費されたトナーは、トナー補給ボトル107Y、107M、107C、107Kから現像器ユニット105Y、105M、105C、105Kに補給され、トナー量は一定に保たれる。
画像形成装置100は、装置全体を統括的に制御する制御部130を備えている。制御部130は、CPU131と、動作プログラム等が格納されたROM132と、CPU131の作業領域を提供するRAM133を備えている。
図2に、画像形成装置100の現像器ユニット105Y、105M、105C、105Kの構成の一例を示す。図2では、いずれかの現像器ユニットを代表して、符号105で示す。また、符号106は感光体ユニットである。
現像器ユニット105は、現像スリーブ1と、現像スリーブ1に現像剤を供給する供給スクリュー2と、補給されたトナーをキャリアと攪拌し、供給スクリュー2に搬送する攪拌スクリュー3で構成されており、攪拌スクリュー3で攪拌されたトナーとキャリアの比率を検出するトナー濃度センサ4が配置されている。
感光体ユニット106には、現像スリーブ1と一定の距離で配置された感光体9と感光体9上の廃トナーをクリーニングするクリーニングブレード7が配置され、クリーニングブレード7で回収された廃トナーは廃トナースクリュー8にて回収される。また、感光体9に近接して帯電ローラ6が配置されており、帯電ローラ6には廃トナーをクリーニングする帯電ローラクリーニングローラ5が配置されている。
図3(A)は、感光体9と現像スリーブ1の位置関係を示す図、同図(B)は現像部でのトナーにかかる電界を示す図である。
感光体9の表面は帯電ローラ6により帯電されたV0=-500Vが存在し、現像スリーブ1には現像バイアスVdc=-300Vが印加されており、現像スリーブ1の表面に存在するマイナス極性に帯電したトナーは現像スリーブ1から感光体9には飛ばない。
露光装置104により感光体9表面に露光用ビームが照射され、感光体9の表面電位がVi=-100Vに低下すると、現像スリーブ1の表面に存在するマイナス極性に帯電したトナーは、現像スリーブ1から感光体9に飛翔する。トナーに印加される電界としては△=200Vとなる。
また、画像のエッジ部のV0=-500VからVi=-100Vに変わるところでは、V0=-500Vからの反発する力が加わり、より電界が強くトナーにかかるエッジ効果が存在する。
図4(A)(B)にトナーの帯電量とトナーに付加される力の関係を示す。
現像ローラ1上のトナーは,クーロン力Feと、付着力Faとを受ける。クーロン力Feは,現像電圧Vdcによる電界、すなわち現像電界Eによりトナーの電荷に対して作用する力である。クーロン力Feの大きさは,トナーの帯電量をqとして、
Fe = q・E …………(1)
で表される。
つまりクーロン力Feは、トナーの帯電量qに比例する。クーロン力Feの向きは、負に帯電しているトナーであれば、現像ローラ1から感光体9へ向かう向きである。
トナーの付着力Faは、鏡像力Fiと機械的付着力Fvとの和である。これらはいずれも、トナーの現像ローラ1からの離脱を阻止する向きの力である。機械的付着力Fvの主要な成分はファンデルワールス力であり,他に液架橋力等がある。以下、付着力Faを全付着力Faという。
トナーが現像ローラ1に付着しているときの鏡像力Fiは,
Fi = (ε-1)・q2/{4π・(ε+1)・ε0・D2} ……(2)
ε:現像ローラの比誘電率
ε0:空気の誘電率
D:トナーの平均粒径
で表される。ここでε、ε0、Dは既知の定数である。よって,(2)式の右辺のうちq2の係数の部分
(ε-1)/{4π・(ε+1)・ε0・D2
も定数である。これを「a」で表すと(2)式は,
Fi=a・q2 …………(3)
となる。つまり鏡像力Fiはトナーの帯電量qの2乗に比例する。鏡像力Fiは、トナーと現像ローラ1との間の距離の2乗にほぼ比例して弱まる。つまり,トナーが現像ローラ1から一度離れてしまえば,この力は極めて弱い。
機械的付着力Fvは実験的に測定することができる。この測定に、KONICA MINOLTA TECHNOLOGY REPORT VOL.1(2004)p15「トナー付着力と電界飛翔性の粒径依存性」に記載の測定装置を用いた。これは,振動子を振動させ、静電力で付着しているトナーに振動加速度を与えることによりFvを測定するものである。その際、振動加速度を徐々に大きく与えることにより、付着しているトナーが離脱するときの振動加速度を求める。この値からFvを求めることができる。
測定の結果Fvは,トナーや現像ローラ1の種類、環境等に左右されるが、5~数十[nN]程度の範囲内であり、トナーの帯電量qに依存しないことが分かった。むろんFvは現像電界Eにも依存しない。よって定数とみなせる。機械的付着力Fvは、実質的にトナーが現像ローラ1に付着している場合にのみ働く。つまり、トナーが現像ローラ1から一度離れてしまえば、この力は事実上働かない。
以上より、現像ローラ1に付着しているトナーが現像電界Eを受けているときに受ける力の合力Fは、クーロン力Feから鏡像力Fiおよび機械的付着力Fvを差し引いたものであるから、
F = -a・q2+E・q-Fv …………(4)
と,トナーの帯電量qの2次関数で表される。(4)式において、第1項が鏡像力Fi、第2項がクーロン力Fe、第3項が機械的付着力Fv、である。(4)式では、トナーが現像ローラ1から感光体9へ向かう向きを正としている。
ここで、(2)式において登場したパラメータについて、
ε> 1
ε0> 0
2> 0
なので、aは正である。ゆえに、Fは上に凸の2次関数であり、ある帯電量qの値で最大値をとる。この、Fが最大となる帯電量qが、トナーが現像ローラ1から最も離脱しやすい帯電量である。
ここで、図4にトナーの帯電量qとトナーに働く各々の力の関係を示す。まず、図4の上段に、合力Fと、クーロン力Feと、鏡像力Fiと、機械的付着力Fvと、全付着力Faとのグラフを示す。横軸はトナーの帯電量であり、縦軸はトナーに働く力である。縦軸において、上方が離脱側であり下方が付着側である。
図4を見ると,現像電界Eに依存しない力について、次のことが理解できる。
・機械的付着力Fv(破線)が負の一定値であること。
・鏡像力Fi(一点鎖線)が、帯電量と力とがともにゼロである原点を頂点として下に開く放物線状であること。
・このためこれらの合計である全付着力Fa(細実線)が、鏡像力Fiの放物線を下向きに平行移動した放物線であること。その移動量は機械的付着力Fvの値に等しい。
現像電界Eに依存する力については、次のことが分かる。
・クーロン力Fe(二点鎖線)が、原点を通る左上がりの直線状であること。
・このため、すべての力の合計である合力F(太実線)が、下に開く放物線状であること。その頂点Tの位置は、全付着力Faの頂点に比して左上に移動した位置である。また、合力Fの放物線は、全付着力Faの頂点を通過している。
図4(A)(B)の上段におけるクーロン力Feおよび合力Fは、現像電界Eをある適当な値に設定したときのものである。ここにおける合力Fは、帯電量が負の側の一定の範囲で正の値となり、その両外側で負の値となっている。合力Fが正である範囲が、トナーが現像ローラ1から離脱して飛翔する帯電量の範囲である。合力Fが負である範囲が、トナーが現像ローラ1から離脱できない帯電量の範囲である。
図4(A)(B)の下段にトナーの帯電分布を示す。その縦軸はトナーの粒子数である。横軸はトナーの帯電量であり、上段の横軸と同じである。上段より導かれた、トナーが飛翔する帯電量の範囲(ハッチングの範囲)のトナーが、現像電界Eにより現像ローラ1から離脱して飛翔するのである。この範囲は、トナーの大多数が分布している帯電量の範囲とほぼ一致する。正規帯電トナーとされるトナーの帯電量の範囲も、ほぼこれと一致する。この範囲の両外側の帯電量のトナーは、現像電界Eを受けても現像ローラ1から離脱できずにそのまま付着し続けることになる。
ところで前述のように、クーロン力Feは現像電界Eに依存し、そのために合力Fも現像電界Eに影響される。図4(B)は、現像電界Eを同図(A)における現像電界より強くした場合のグラフである。2つを比較すると、次の点が異なっており,それ以外は同じである。
・クーロン力Fe(二点鎖線)の傾斜が、より急峻になっていること。
・合力F(太実線)の放物線の頂点Tが、図4(B)の中の頂点Tよりさらに左上に移動した位置であること。
・これにより、合力Fが正である範囲、すなわち飛翔する範囲が、現像電界を強くすると広くなっている。
現像電界を強くすると低帯電トナーも飛びやすくなり、文字画像や線画像はエッジ効果により現像電界が強く低帯電量トナーが消費されやすい事がわかる。また、文字画像や線画像は現像電界を更に強くしても、画像に影響しにくく、露光装置104の光量や画像の線幅処理などによりチューニングが可能である。
図5は、ベタ画像印字や文字画像印字でのトナー帯電量分布の変化を示す。ベタ画像印字では図4で説明したように、低帯電トナーが消費されにくく、帯電量分布としては、右側にシフトしていく(トナーの帯電はマイナス極性)、文字画像印字では、現像電界が高いため低帯電トナーが消費されて、帯電量分布としては左側にシフトしていく。また、攪拌するときは低帯電トナーが帯電するので、帯電量分布は文字画像印字同様に左側にシフトしていき、濃度が薄くなることや濃度ムラが発生しなくなる。
図6は画像情報の属性について説明するための図である。画像情報には属性として、写真、図形、文字があり、図6のように、写真、図形、文字は1ページ内で独立して存在している。その中で、ベタ画像として存在するのは図形と写真で、文字にはほとんど存在しないことから、図形と写真のドット数からベタ画像かどうかを判別する。
図7は、1ページ毎のベタ画像の比率であるベタ比率を算出して、トナーの攪拌を行うかどうかを制御する処理を示すフローチャートである。図7及び図8のフローチャートに示される制御処理は、画像形成装置1の制御部130のCPU131がROM132等の記録媒体に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS101では、1ページ内の画像情報について、属性が図形もしくは写真か、を判断する。属性が図形もしくは写真の画像情報が存在する場合は(ステップS101でYES)、ステップS102で、図形もしくは写真における255階調のドットの数をカウントする。
ステップS103では、カウントしたドット数が300万個(A4サイズで10%程度の印字量)を超えたかどうかを判断する。ドット数が300万個を超えていれば(ステップS103でYES)、ベタ画像と判断する。こうして1ページ内の各画像情報について、ベタ画像かどうかを判断した後、ステップS105で、1ページ当たりのベタ比率を算出するとともに、印字を行う。この例ではベタ比率は使用頻度の高いA4サイズ1ページ当たりのベタ比率とする。
次にステップS106で、ページ数の変数であるnをカウントするカウンターを1つ繰り上げ、ステップS107では、算出したベタ比率を対応するnページのベタ比率として記憶する。
ステップS101で、属性が図形もしくは写真の画像情報が存在しない場合や(ステップS101でNO)、ステップS103で、ドット数が300万個を超える図形もしくは写真が存在しない場合は(ステップS103でNO)、画像情報は文字であると判断し、トナーの攪拌は必要ないから、ステップS104に進む。そしてステップS104で、現像バイアスを画像がベタ画像の場合よりも相対的に高く設定して印字を行ったのち、ステップS106に進む。この場合はステップS107で、ベタ比率0を対応するnページのベタ比率として記憶する。また、光量や線幅処理も設定する。
次に、ステップS108ではn数が5かどうか判断し、5未満の場合(ステップS108でNO)、ステップS101に戻り、n数が5になるまで印字を繰り返す。つまり印字枚数が5(5ページ)毎に判断する。
n数が5の時は(ステップS108でYES)、ステップS109でベタ印字率として、ベタ印字率=ベタ比率の総和(n=5)/5を試算する。つまり、1ページ当たりのベタ比率の平均値とする。
ステップS110では、試算したベタ印字率が50%を超えたかどうかを判断する。ベタ印字率が50%を超えた時は(ステップS110でYES)、ベタ画像が複数ページにわたって連続的に印字されていると判断できるから、ステップS111で、画像形成を停止した状態で現像器を一定時間(例えば100秒)攪拌する。攪拌後はステップS112で、n数値と記憶しているベタ比率データをリセットして、処理を終了する。
ステップS110で、ベタ印字率が50%を超えない時は(ステップS110でNO)、ステップS101に戻り、次ページの印字を行うとともに次ページのデータを取得し、ベタ比率をメモリする。ベタ比率は直近の5ページ分を残し、直近から6個目の古いデータは消去し、ベタ印字率を判断する。以後は、上記処理を繰り返しで印字を行っていく。
このように、この実施形態では、画像情報の属性が文字の場合は、トナーの攪拌は行われない。また、ベタ画像と判別された場合、ベタ画像のベタ比率が算出され、算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表す、所定枚数(この例では5ページ)のベタ比率の平均値がベタ印字率として試算され、試算されたベタ印字率が所定値である50%を超えた時は、画像形成動作を停止した状態で、現像器内に残留する低帯電トナーをトナーの帯電量を上げるために一定時間攪拌する処理が行われる。
つまり、ベタ画像が連続的に印字されている場合に、低帯電トナーの攪拌が行われるから、濃度が薄くなったり濃度むらが発生するのを防止できるとともに、高カバレッジの文字画像や線画像の場合はトナーの攪拌は行われないから、余分な攪拌処理による生産性の低下を防止できる。
また、写真または図形におけるドット数をカウントし、そのカウント数が閾値を超えた時にベタ画像と判別するから、ベタ画像かどうかをより確実に判別できる。さらに、印字率が50%を超えトナーを一定時間攪拌したときは、トナーの帯電量は上がっているから、印字枚数とベタ印字率のデータをリセットすることで、無駄な攪拌を防止できる。
図8は、1ページ毎のベタ画像の比率であるベタ比率を算出して、トナーの攪拌を行うかどうかを制御する処理の他の例を示すフローチャートである。
この例では、ステップS101で画像情報の属性が文字の時は(ステップS101でNO)、ステップS104で、現像バイアスを画像がベタ画像の場合よりも相対的に高く設定して印字を行ったのち、ステップS113に進む。
ステップS113では、文字のドット数から1ページ(この例ではA4サイズ)当たりの文字比率を求め、文字比率に基づいてベタ比率をマイナス符号で補正する。具体的には文字比率が高いほど、ベタ比率をマイナスする。図5で説明したように、文字比率が高いほど低帯電トナーが消費されるから、トナーの帯電量分布としては図5において左側にシフトしていき、攪拌したのと同じ効果が得られる。このため、無駄な攪拌を抑制しながらより適正なタイミングでトナーの攪拌を行うことができる。
なお、ステップS105でベタ比率が算出された場合は、文字比率はゼロであるから、ベタ比率は補正されない。
図8のフローチャートにおいて、ステップS101~S105、ステップS106~S112はね図7のフローチャートに示した処理と同じであるので、同一のステップ番号を付し、説明は省略する。
なお、1ページ内でベタ画像と文字画像が存在する場合、文字比率に基づくベタ比率の補正を1ページ内で行っても良い。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、図7及び図8のフローチャートで説明した制御処理は、カラー画像の場合には各色毎に行うことも可能である。これにより、各色毎に、高カバレッジの文字画像や線画像の場合のトナーの攪拌を防止しながら、濃度が薄くなったり濃度むらが発生するのを防止できる。この場合、ベタ印字率と比較される、攪拌を行う閾値(図7及び8の場合は50%)は、色毎で異なる値に設定することも可能である。また、いずれかの色についてのベタ印字率が閾値を超えた場合、対応する色のトナーのみを攪拌しても良いし、ベタ印字率が閾値を超えていない他の色のトナーの攪拌も同時に行っても良い。同時に行うことで、攪拌処理を色毎に別々に行う場合に較べて、攪拌のための処理を簡素化できる。
1 現像スリーブ
2 供給スクリュー
3 攪拌スクリュー
4 トナー濃度センサ
6 帯電ローラ
7 クリーニングブレード
9 感光体
100 画像形成装置
101 画像形成部
105、105Y、105M、105C、105K 現像器ユニット
106、106Y、106M、106C、106K 感光体ユニット
107Y、107M、107C、107K トナー補給ボトル
108 中間転写ベルト
109 タイミングローラ
111 2次転写ローラ
112 定着部
113 排紙トレイ
130 制御部
131 CPU
132 ROM
133 RAM

Claims (24)

  1. 画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    前記画像情報の属性から、画像情報がベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別手段と、
    前記ベタ画像判別手段によりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出手段と、
    ベタ比率算出手段により算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算手段と、
    現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、
    前記ベタ印字率試算手段により試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記ベタ画像判別手段によりベタ画像ではないと判別されたときは、ベタ画像であると判別されたときよりも現像バイアスを高く設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    前記画像情報の属性から、画像情報がベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別手段と、
    前記ベタ画像判別手段によりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出手段と、
    ベタ比率算出手段により算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算手段と、
    現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、
    前記ベタ印字率試算手段により試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御手段と、
    を備え、
    前記ベタ比率算出手段は、前記画像情報の属性が文字である場合、文字のドット数から文字比率を求め、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正することを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    前記画像情報の属性から、画像情報がベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別手段と、
    前記ベタ画像判別手段によりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出手段と、
    ベタ比率算出手段により算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算手段と、
    現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、
    前記ベタ印字率試算手段により試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御手段と、
    を備え、
    前記ベタ画像判別手段によるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出手段によるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算手段によるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われ、前記所定値は画像を形成する色毎に設定されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像情報の前記属性として文字、図形、写真があり、前記ベタ画像判別手段は、前記図形と写真の属性からベタ画像かどうかを判別する請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ベタ画像判別手段は、前記画像情報におけるドット数をカウントし、そのカウント数が閾値を超えた時にベタ画像と判別する請求項1~4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ベタ比率算出手段によって算出されるベタ比率は、前記ベタ画像のA4サイズ当たりのベタ比率である請求項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記ベタ印字率試算手段によって試算される前記ベタ印字率は、一定の印字枚数当たりのベタ比率の平均値である請求項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記ベタ印字率が所定値を超え、前記攪拌手段でトナーを一定時間攪拌したときは、前記印字枚数とベタ印字率のデータはリセットされる請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ベタ比率算出手段は、ページ毎に、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正する請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ベタ画像判別手段によるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出手段によるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算手段によるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われる請求項1、2、4~9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記所定値は画像を形成する色毎に設定される請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 1色について前記ベタ印字率が所定値を超えた場合、前記制御手段は、ベタ印字率が所定値を超えた色のトナーの攪拌と同時に、所定値を超えていない他の色のトナーの攪拌を行わせる請求項3または10または11に記載の画像形成装置。
  13. 画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、
    前記画像情報の属性から、ベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別ステップと、
    前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出ステップと、
    ベタ比率算出ステップにより算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算ステップと、
    前記ベタ印字率試算ステップにより試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御ステップと、
    を実行させ
    前記制御ステップでは、前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像ではないと判別されたときは、ベタ画像であると判別されたときよりも現像バイアスを高く設定する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、
    前記画像情報の属性から、ベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別ステップと、
    前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出ステップと、
    ベタ比率算出ステップにより算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算ステップと、
    前記ベタ印字率試算ステップにより試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御ステップと、
    を実行させ、
    前記ベタ比率算出ステップでは、前記画像情報の属性が文字である場合、文字のドット数から文字比率を求め、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手段と、現像器内に残留する低帯電トナーを攪拌し、トナーの帯電量を上げるための攪拌手段と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、
    前記画像情報の属性から、ベタ画像かどうかを判別するベタ画像判別ステップと、
    前記ベタ画像判別ステップによりベタ画像と判別された場合、前記ベタ画像のベタ比率を算出するベタ比率算出ステップと、
    ベタ比率算出ステップにより算出されたベタ比率に基づいて、ベタ画像が連続的に印字されているかどうかを表すベタ印字率を試算するベタ印字率試算ステップと、
    前記ベタ印字率試算ステップにより試算されたベタ印字率が所定値を超えた時は、前記画像形成手段による画像形成動作を停止した状態で前記攪拌手段にトナーを一定時間攪拌させたのち、画像形成動作を再開させる制御ステップと、
    を実行させ、
    前記ベタ画像判別ステップによるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出ステップによるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算ステップによるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われ、前記所定値は画像を形成する色毎に設定されるプログラム。
  16. 画像情報の前記属性として文字、図形、写真があり、前記ベタ画像判別ステップでは、前記図形と写真の属性からベタ画像かどうかを判別する処理を前記コンピュータに実行させる請求項13~15のいずれかに記載のプログラム。
  17. 前記ベタ画像判別ステップでは、前記画像情報におけるドット数をカウントし、そのカウント数が閾値を超えた時にベタ画像と判別する処理を前記コンピュータに実行させる請求項13~16のいずれかに記載のプログラム。
  18. 前記ベタ比率算出ステップによって算出されるベタ比率は、前記ベタ画像のA4サイズ当たりのベタ比率である請求項13~17のいずれかに記載のプログラム。
  19. 前記ベタ印字率試算ステップによって試算される前記ベタ印字率は、一定の印字枚数当たりのベタ比率の平均値である請求項13~18のいずれかに記載のプログラム。
  20. 前記ベタ印字率が所定値を超え、前記攪拌手段でトナーを一定時間攪拌したときは、前記印字枚数とベタ印字率のデータをリセットする処理を前記コンピュータに実行させる請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記ベタ比率算出ステップでは、ページ毎に、文字比率に基づいてベタ比率をマイナスに補正する処理を前記コンピュータに実行させる請求項20に記載のプログラム。
  22. 前記ベタ画像判別ステップによるベタ画像かどうかの判別、前記ベタ比率算出ステップによるベタ比率の算出、前記ベタ印字率試算ステップによるベタ印字率の試算、前記ベタ印字率が所定値を超えたかどうかの判断、及び前記攪拌手段によるトナーの攪拌は、画像を形成する色毎に行われる請求項13、14、16~21のいずれかに記載のプログラム。
  23. 前記所定値は画像を形成する色毎に設定される請求項22に記載のプログラム。
  24. 1色について前記ベタ印字率が所定値を超えた場合、前記制御ステップでは、ベタ印字率が所定値を超えた色のトナーの攪拌と同時に、所定値を超えていない他の色のトナーの攪拌を行わせる処理を前記コンピュータに実行させる請求項15または22または23に記載のプログラム。
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