JP5061890B2 - 電子機器筐体 - Google Patents
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所定の第1部品と、
上記第1部品とは異なる第2部品と、
上記第1部品と上記第2部品を互いに接着した接着性樹脂とを備え、
上記接着性樹脂は、有機材料で形成された殻の内部に温度上昇により膨張する有機溶剤が封入され、その殻がさらに、その有機溶剤の膨張を高温側に遷移させる被覆体で被覆されたマイクロカプセルが分散してなるものであることを特徴とする。
「上記被覆体は、上記有機材料が軟化を始める第1の温度と上記有機溶剤が気化を始める第2の温度との両方よりも高い第3の温度を上記マイクロカプセルの温度が超えるまではその有機溶剤の気化に伴うそのマイクロカプセルの内圧に耐え、その第3の温度をそのマイクロカプセルの温度が超えるとその内圧によって割れる厚みを有するものである」という応用形態は好適である。
「上記被覆体は、0.01μm以上10μm以下の厚みを有するものである」という応用形態も好適である。
「上記殻は、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、およびメタクリル酸エステルからなる群の中から選択されたいずれか1つ以上を含む熱可塑性樹脂で形成されたものである」という応用形態も好適である。
「上記有機溶剤は、イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサン、オクタン、イソオクタン、およびブタンからなる群の中から選択されたいずれか1つ以上を含む有機溶剤である」という応用形態も好適である。
「上記被覆体は、金、銀、アルミニウム、銅、ニッケル、鉛、半田、錫、二酸化珪素、酸化ジルコニウム、および酸化アルミニウムからなる群の中から選択されたいずれか1つ以上を含む物質で形成されたものである」という応用形態も好適である。
「上記被覆体は、フェノール樹脂とエポキシ樹脂との一方または両方を含む熱硬化性樹脂で形成されたものである」という応用形態も好適である。
「上記接着性樹脂は、ニトリルゴムとクロロプレンゴムとの一方または両方を含むゴム系接着剤に上記マイクロカプセルが分散してなるものである」という応用形態も好適である。
「上記第1部品が、金属製の板状の部品であって、
上記第2部品は、上記接着性樹脂が未硬化状態で塗布された上記第1部品が内部に配置された金型に溶融状態の樹脂を流し込み硬化させることで、その第1部品にその接着性樹脂で接着された状態で成形された樹脂製の部品である」という応用形態も好適である。
所定の第1部品と、
前記第1部品とは異なる第2部品と、
前記第1部品と前記第2部品を互いに接着した接着性樹脂とを備え、
前記接着性樹脂は、有機材料で形成された殻の内部に温度上昇により膨張する有機溶剤が封入され、該殻がさらに、該有機溶剤の膨張を高温側に遷移させる被覆体で被覆されたマイクロカプセルが分散してなるものであることを特徴とする電子機器筐体。
前記被覆体は、前記有機材料が軟化を始める第1の温度と前記有機溶剤が気化を始める第2の温度との両方よりも高い第3の温度を前記マイクロカプセルの温度が超えるまでは該有機溶剤の気化に伴う該マイクロカプセルの内圧に耐え、該第3の温度を該マイクロカプセルの温度が超えると該内圧によって割れる厚みを有するものであることを特徴とする付記1記載の電子機器筐体。
前記被覆体は、0.01μm以上10μm以下の厚みを有するものであることを特徴とする付記1又は2記載の電子機器筐体。
前記殻は、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、およびメタクリル酸エステルからなる群の中から選択されたいずれか1つ以上を含む熱可塑性樹脂で形成されたものであることを特徴とする付記1から3のうちいずれか1項記載の電子機器筐体。
前記有機溶剤は、イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサン、オクタン、イソオクタン、およびブタンからなる群の中から選択されたいずれか1つ以上を含む有機溶剤であることを特徴とする付記1から4のうちいずれか1項記載の電子機器筐体。
前記被覆体は、金、銀、アルミニウム、銅、ニッケル、鉛、半田、錫、二酸化珪素、酸化ジルコニウム、および酸化アルミニウムからなる群の中から選択されたいずれか1つ以上を含む物質で形成されたものであることを特徴とする付記1から5のうちいずれか1項記載の電子機器筐体。
前記被覆体は、フェノール樹脂とエポキシ樹脂との一方または両方を含む熱硬化性樹脂で形成されたものであることを特徴とする付記1から5のうちいずれか1項記載の電子機器筐体。
前記接着性樹脂は、ニトリルゴムとクロロプレンゴムとの一方または両方を含むゴム系接着剤に前記マイクロカプセルが分散してなるものであることを特徴とする付記1から7のうちいずれか1項記載の電子機器筐体。
前記第1部品が、金属製の板状の部品であって、
前記第2部品は、前記接着性樹脂が未硬化状態で塗布された前記第1部品が内部に配置された金型に溶融状態の樹脂を流し込み硬化させることで、該第1部品に該接着性樹脂で接着された状態で成形された樹脂製の部品であることを特徴とする付記1から8のうちいずれか1項記載の電子機器筐体。
110 第1部品
120 第2部品
130 接着性樹脂
140 マイクロカプセル
141 殻
142 気化剤
143 被覆体
200 金型
210 型部分
211 窪み
212 通路
220 台座部分
300 射出成形機
Claims (3)
- 所定の第1部品と、
前記第1部品とは異なる第2部品と、
前記第1部品と前記第2部品を互いに接着した接着性樹脂とを備え、
前記接着性樹脂は、有機材料で形成された殻の内部に温度上昇により膨張する有機溶剤が封入され、該殻がさらに、該有機溶剤の膨張を高温側に遷移させる被覆体で被覆されたマイクロカプセルが分散してなるものであり、
前記被覆体は、前記有機材料が軟化を始める第1の温度と前記有機溶剤が気化を始める第2の温度との両方よりも高い第3の温度を前記マイクロカプセルの温度が超えるまでは該有機溶剤の気化に伴う該マイクロカプセルの内圧に耐え、該第3の温度を該マイクロカプセルの温度が超えると該内圧によって割れる厚みを有するものであり、
前記第1部品が、金属製の板状の部品であって、
前記第2部品は、前記接着性樹脂が未硬化状態で塗布された前記第1部品が内部に配置された金型に溶融状態の樹脂を流し込み硬化させることで、該第1部品に該接着性樹脂で接着された状態で成形された樹脂製の部品であり、
前記第3の温度が、前記溶融状態の樹脂からの熱によって前記マイクロカプセルが達する温度よりも高い温度であることを特徴とする電子機器筐体。 - 前記被覆体は、0.01μm以上10μm以下の厚みを有するものであることを特徴とする請求項1に記載の電子機器筐体。
- 前記接着性樹脂は、ニトリルゴムとクロロプレンゴムとの一方または両方を含むゴム系接着剤に前記マイクロカプセルが分散してなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器筐体。
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