JP5060367B2 - ガス供給監視機能付きガスメータ - Google Patents
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Description
また、この文献に開示の技術では、標準的な安全継続使用時間の系列(図11の右上の数表に「通常」と記載され、階段状の実線で示す)と、この系列に対して、それぞれのガス消費量区分に対して制限時間が長い側に設定される系統(図11の右上の数表に「延長」と記載され、階段状の破線で示す)とが用意されている。この「延長」側の系列は、例えば、「通常」の系列で、安全継続使用時間の運用を図った場合に、ガス遮断が頻繁に起こる等の状況が発生した場合に、「延長」側の系列を選択して運用するためのものである。
従って、この特許文献1に開示の技術を使用することで、各発生流量に関して、ガスを消費しているガス機器毎に、その発生、継続、停止までを、ガス流量の変化を監視しながら、判別して監視することができる。ここで、継続には、ガス機器がコンロである場合の火力調整も含む。
この技術を採用すると、これまでより短い時間で警報が発せられたり、ガスメータ側でガス供給が遮断されることとなる。結果、遮断があまりに頻繁に起こるとコンロの使用者がわずらわしく思うこととなり易い。
前記ガス機器によるガスの使用が継続される使用時間を計時する計時手段と、
前記計時手段により計時される使用時間が制限時間を超えた場合に、ガスの供給遮断情報あるいは供給警報情報を発生する情報発生手段を備えたガス供給監視機能付きガスメータの特徴構成は、
前記使用機器判別手段が、コンロと他のガス機器との使用を判別可能に構成され、
前記制限時間として、コンロの使用が単独で継続される状態に対応する制限時間である第一制限時間前までのガス流量を経時的に記憶するガス流量記憶手段と、前記コンロの使用開始から当該コンロの継続使用を計時する第一計時手段とを備え、
前記第一計時手段により計時されるコンロの使用時間が前記第一制限時間を超えた場合に、前記ガス流量記憶手段に記憶されたガス流量の変化から、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されているか否かを判別する単独使用判別手段を備え、
前記単独使用判別手段により、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別された場合に、前記情報発生手段が、前記ガスの供給遮断情報あるいは供給警報情報を発生する構成を採用することにある。
さて、本願では、コンロの使用状態を問題とするため、使用機器判別手段の機能としては、コンロとコンロ以外のガス機器とを判別できればよい。そして、コンロと判別した場合は、その使用の開始から使用が継続している時間を第一計時手段で計時する。一方、ガス流量記憶手段は、上記計時時間中のガス流量を経時的に記憶する。そして、単独使用判別手段は、記憶されたガス流量の状態から、コンロが単独使用状態とみなすべき状態にあるか否かを判別し、単独使用状態と見なすべき状態で使用されていると判別された場合に、情報発生手段で情報発生が行われる。従って、単独使用状態と見なせない場合は、情報発生を行うことはなく、例えば、ガスの遮断等は行われない。ここで、採用している基本的な考えかたは、「他のガス機器を使用している場合に、安易に警報を発したり、ガス供給をメータ側で遮断することは好ましくない。換言すると単独使用状態とみなせるのであれば、使用者がコンロの管理を怠っている可能性もあるため情報発生が好ましい」とするものである。一方、「単独使用状態と見なせない場合は、使用者が在宅等し、他のガス機器も使用している可能性が高いため、第一制限時間で必ずしも情報を発生する必要はなく、より長い時間を制限時間としてもよいと考えられる。」との考えである。
よって、上記のようなガス供給監視機能を設けることで、ガス供給遮断情報あるいはガス供給警報情報の発生を、コンロが単独使用状態と見なせる状態で使用されている場合は第一制限時間で行い、見なせない場合は、少なくとも情報を短い側の時間である第一制限時間で発生しないようにすることができる。
(1)ガス流量記憶手段に経時的に記憶されたガス流量に基づいて、第一制限時間前からコンロが単独使用されていると判別した場合に、単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別する。
この状態は、実際に第一制限時間にわたってコンロしか使用されていない状態に対応するものであり、確実に第一制限時間の単独使用があった場合に、必要な情報を発生できる。
この状態は、第一制限時間の完了から過去に辿って、第一制限時間にわたってコンロの使用がされ、その間に、他のガス機器の使用があり、且つ、同じく、第一制限時間の完了から過去に辿って、直近の第二制限時間前からはコンロしか使用されていない場合に相当する。この状態では、他のガス機器へのガスの供給を確保する必要がなく、且つ、コンロの管理が怠られている可能性もあるため、必要な情報を発生するのが好ましいとするものである。
この状態は、前記(2)の二つの判別要件を択一的なものとした場合であり、より安全側で、必要な情報を発生することができる。
この判別要件は、他のガス機器の使用が第一制限時間内における総ガス流量からみて実質的にガス流量が所定量未満であることに基づいて判別するものであり、コンロにより使用されるガス流量の確定が十分でない場合、あるいは変動が見込まれる場合にも、的確に対応しようとするものである。従って、この手法に従っても、コンロの単独使用状態を適切に判別でき、第一制限時間の単独使用があった場合に、必要な情報を発生できる。
この状態は、先に説明した(2)の状態に対応するが、コンロの単独使用を他のガス機器により使用される第一制限時間内の総ガス流量に基づいも判別するものである。
この状態は、先に説明した(3)の状態に対応するが、コンロの単独使用を他のガス機器により使用される第一制限時間内の総ガス流量に基づいても判別することができる。
図1は、ガス供給監視モジュール1を備えたガスメータ2が設備された家庭3(ガス使用施設の一例)の概略構成を示している。図2は、ガスメータ2の主要機能部の構成を示す説明図である。
各家庭3には引き込み管を介して都市ガスが引き込まれており、その各家庭3への入口位置にガスメータ2が設備される。ガスメータ2は、各家庭3に供給されるガス量の計測の用に供されるとともに、コンロ4の異常連続使用に対しては、これまで説明してきた制限時間に基づいて、コンロ4の使用状況の監視を行うように構成されている。そして、コンロ4が異常連続使用状態にあると判断した場合は、警報器5から警報を発したり、ガスメータ2において家庭3内へのガスの供給を停止するように構成されている。
図2は、上記のガスメータ2の機能を簡略化して示したものである。
ガスメータ2には、都市ガスの流入部位に緊急遮断弁12が備えられるとともに、その下流側にガス計量部13が設けられている。前記緊急遮断弁12は、ガス供給監視モジュール1により発生されるガス供給遮断情報により遮断作動し、下流側へのガスの供給を遮断する。一方、各家庭の台所6には警報用の警報器5が備えられており、ガスメータ2からガス供給警報情報が発生された場合は、この警報情報がガス供給事業者の運営するセンター(図外)に報知され、このセンターから各家庭に何らかの警報を発することができる構成されている。ただし、ガスメータ2或いは警報器5に付属して設けられる選択スイッチ7により(図2は、警報器5側に選択スイッチ7を設けた例である)、上記のガス供給遮断情報あるいはガス供給警報情報が発生された場合にあっても、それら情報に連動した連動動作を行わないようにも選択できるように構成されている。即ち、選択スイッチ7において、動作を許容する選択が成されている状況では、ガス供給遮断情報の発生は遮断動作に繋がり、ガス供給警報情報の発生は警報動作に繋がるが、動作を禁止する選択が成されている場合は、いずれの動作も実行されることはない。
上記のような、比較的短い間隔で瞬間的なガス流量を検出することができるガス流量計を使用することにより、時間に対するガス流量の波形をより正確に検出することができ、流量パターンを基準にしたガス機器の判定を可能にする。
ガス供給監視モジュール1はマイクロコンピュータから構成されており、その構成は、制御プログラムが格納されたROMと、一時的にデータを記憶するRAMと、制御プログラムを実行する演算装置とからなる(図示せず)。従って、ハードウェアとそれに格納されるソフトウェアとの共働により、一定の機能を発揮できるように構成されている。
ガス供給監視モジュール1には、記憶部1a、流量積算部1b、監視部1c及び情報発生部1dが備えられている。
以下、流量積算に関与する部位とガス供給遮断情報あるいはガス供給警報情報の生成に関する部位の順に説明する。
先にも説明したように、ガス計量部13からは瞬時的なガス流量がガス供給監視モジュール1に入力される。図3は、横軸に時間tを、縦軸に、それぞれ流量Q(a)及び、流量Q(b)を示している。ここで、(a)は発生流量の説明のための図であり、(b)は実際にガス計量部13を通過しているガス流量を示す図である。
監視部1cには、図2に示すように発生流量検出手段X1、使用機器判別手段X2、単独使用判別手段X3及び計時手段X4が備えられている。
記憶部1aには、図2に示すように、使用機器判別に使用するための情報である使用機器判別情報I1,I2、コンロが単独使用されていると判別するために必要となる制限時間情報である制限時間情報I3、コンロが単独使用と判別するために必要となる第一制限時間内に他のガス機器での使用があるか否かを判別するための総ガス流量の閾値情報である所定量情報I4が記憶されている。上記使用機器判別情報としては、後に詳細に説明するようにガス流量パターン情報I1、部分流量パターン情報I2(点火時パターン(A),初期過渡期パターン(B),安定期パターン(C),及び流量制御パターン(D))が含まれている。一方、制限時間情報としては、第一制限時間情報、第二制限時間情報及び第三制限時間情報が含まれる。
さらに、記憶部1aには、現在から第一制限時間前までのガス流量を記憶するガス流量メモリmが設けられている。このガス流量メモリmは、所定間隔(先に説明した例では分間隔)で入力されるガス流量に関して、第一制限時間にわたり各ガス流量を記憶できる数のメモリ領域(第一制限時間が2Hr、所定間隔が1分の場合、120)を確保したものであり、時間の経過に従って、各ガス流量を、順次、先入れ先出し方式でメモリ領域に記憶することで、現在から第一制限時間前までのガス流量を記憶できるように構成されている。本願で示す例では、ガス流量としては、監視部1cに入力されるガス流量が記憶の対象となるとともに、各ガス機器別にそれらガス機器が使用しているガス流量も逐次、記憶するように構成されている。
この発生流量検出手段X1は、入力されてくる所定期間毎の流量を経時的にモニターしており、発生流量の発生を監視する。図3に示す例に基づいて説明すると、この例における流量変化は、ガスの使用がない(流量がない)状態から、最初、流量Q1の発生があり、その後、しばらくこの流量が継続された後、流量がQ2に増加し、再度流量がQ1に減少している。したがって、この状況は、流量Q1=ΔQ1を消費するガス機器4、4´が作動した後、そのガス機器4、4´が働いている状態で、流量Q2−Q1=ΔQ2を消費するガス機器4、4´が新たに作動を開始したか、ガス機器4、4´の火力調整が成されたことを示している。
従って、この発生流量検出手段X1では、最初のガス機器の作動開始を第一の発生流量として検出し、次に、発生するガス流量の変化を第二の発生流量として検出する。第二の発生流量に関しては、新たなガス機器の作動が開始された場合と、作動しているガス機器の火力調整が成された場合がある。これら場合の判別に関しては、流量増変化時の判別の説明で詳述する。
この使用機器判別手段X2は、ガスメータに対して、その下流側、即ちガス供給側において使用されているガス機器4、4´を、入力されてくるガス流量の変化パターンから判別するように構成されている。さらに具体的には、ガス機器4、4´の使用を判別可能に構成されるとともに、一のガス機器4の使用状態において、他のガス機器4´の使用が開始されたか否か、さらにそのガス機器が停止されたかをもガス流量から判別するように構成されている。
前記記憶部1aには、使用機器判別情報として、図4に示すガス流量パターン情報I1、部分流量パターン情報I2(点火時パターン(A),初期過渡期パターン(B),安定期パターン(C),及び流量制御パターン(D))が記憶されている。
ここで、部分流量パターンは、燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量パターンを分割した部分流量パターンを、制御ステップ毎に分類して格納したものであり、可能性のあるできるだけ多くのまたは全てのガス機器の部分流量パターンが、あらかじめ分析され、それらの部分流量パターンが、制御ステップ毎に分類され、格納されている。即ち、点火時(A),初期過渡期(B),安定期(C),及び流量制御(D)に分類されている。
ガス機器(特にコンロ)の使用状態において流量増変化又は流量減変化が起こった場合は、ガス機器が、安定期Cの状態で稼働されている場合、ガス流量は必ずしも一定ではない。この場合、安定期Cの条件を満足する範囲内での流量変化と、その範囲外の流量変化(人の操作をトリガーにした流量変化やガス機器の稼働開始又は稼働停止による流量変化など)とを区別する必要がある。そのために、流量変化量ΔQとして、ΔQ=Q−Qaveを求め、Qaveに対するΔQの変化割合が例えばn(例えば3)%以上の場合、流量変化ありと判定する。もちろん、ΔQがプラスの場合は、流量増変化であって、ΔQがマイナスである場合は、流量減変化である。なお、Qaveは、今回のサンプリングタイミングにおける流量Qの前m(例えば3〜5)回のサンプリングタイミングにおける各流量Qの平均値である。
このようにして求められる各ガス機器毎の使用流量が、先に説明したガス流量メモリに記憶されるのである。
この単独使用判別手段X3は、ガス流量メモリmに記憶されたガス流量から、現在使用中のコンロにおいて、その使用が単独使用とみなすべき状態にあるか否かの判別を行う。この手段における判別の最も簡単な例は、コンロが、点火、初期過渡期を経て、安定期に至った後、その後、ガス流量の変化が認められない場合に、コンロは単独で継続的にその火力で使用されている(即ち、単独使用状態にある)と判別できる。火力調整が認められる場合も同一のコンロが継続使用され、単独使用状態にあると判別する。
以下、この判別手段における判別の要件を、図9に基づいて説明する。
図9の横軸は時間を、縦軸は、他のガス機器のガス流量を示している。本願において、現在使用中のコンロの使用が単独使用とみなすべき状態にあると判別する6要件について、以下、箇条書きして説明する。横軸右端が現在である。
要件1 現在から第一制限時間前まで他のガス機器のガス使用がない(ガス流量が0)場合
要件2 現在から第二制限時間前まで他のガス機器のガス使用がなく(ガス流量が0)、現在から第一制限時間前まで他のガス機器のガス使用時間が第三制限時間未満である場合
要件3 現在から第二制限時間前まで他のガス機器のガス使用がないか(ガス流量が0)、現在から第一制限時間前まで他のガス機器のガス使用時間が第三制限時間未満である場合
要件4 現在から第一制限時間前までの他のガス機器が使用する総ガス流量が所定量未満である場合
要件5 現在から第二制限時間前まで他のガス機器のガス使用がなく(ガス流量が0)、現在から第一制限時間前までの他のガス機器が使用する総ガス流量が所定量未満である場合
要件6 現在から第二制限時間前まで他のガス機器のガス使用がないか(ガス流量が0)、現在から第一制限時間前までの他のガス機器が使用する総ガス流量が所定量未満である場合
計時手段X4には第一計時手段X4aが備えられており、使用機器判別手段X2によりコンロ4の使用が有ると始めて判定された場合に、この使用開始時点を起点として使用時間を計時する。この使用時間が本願における第一使用時間である。
この情報発生手段として働く情報発生部1dは、第一計時手段X4aにより計時される使用時間が制限時間を超えた場合で、先に説明した単独使用時間判別手段X3により、コンロ4が単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別された場合に、ガス供給警報情報もしくはガス供給遮断情報を発生する。
図10に示されるように、流量積算部1bから逐次、所定時間間隔のガス流量が取り込まれる(#1)。このようにして取り込まれたガス流量からガス流量に変化が発生しているか否かが、発生流量検出手段X1により判別される(#2)。発生流量の発生が認められない場合(#2:no)、ガス流量の監視を継続する。一方、発生流量の発生が確認された場合(#2:yes)、使用が開始されたガス機器が使用機器判別手段X3により判別される(#3)。
コンロの使用が認められない場合(#3:no)、ガス流量の監視を継続する。一方、コンロの使用が確認された場合(#3:yes)、計時手段による第一計時が開始される(#4)。そして、少なくとも他のガス機器に対応するガス流量メモリーmが全て0にリセットされる(#5)この状態で、順次、ガス流量が監視される(#6)。
この監視状態では、使用状態監視手段X2aでコンロが継続使用にあるか否かが監視され(#7)、コンロの継続使用が認められなくなった場合(#7:no)、ステップ#1のガス流量の監視に戻る。一方、使用状態監視手段X2aで、コンロの継続使用が確認されると(#7:yes)、第一計時手段X4aによる計時を継続する。この状態では、これまで説明してきたように、別途、他のガス機器の使用が発生・継続・停止される場合もある。
第一計時手段X4aにより計時されている第一計時時間が、第一制限時間を超えているか否かが判断される(#9)。第一制限時間を超えていない場合(#9:no)、ステップ#6のガス流量の監視に戻る。監視の継続状態で、ガス流量メモリのデータ更新を、単一ステップ分だけ行う(#8)。従って、処理が、このステップに到達する毎に、先入れ先出し方式で更新が単一回づつ進む。一方、第一制限時間を超えている場合(#9:yes)、情報発生要件、即ち、コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されているか否かが判別される(#10)。単独使用状態とみなすべき状態で使用されていない場合(#10:no)、情報の発生を伴うことなく単独使用状態とみなすべき状態に関する判定を終える。一方、使用されている場合(#10:yes)、ガス供給警報情報又はガス供給遮断情報が発生される(#11)。
1a 記憶部
1b 流量積算部
1c 監視部
1d 情報発生部
2 ガス供給監視機能付きガスメータ
4 コンロ
4´ 他のガス機器
7 選択スイッチ
12 緊急遮断弁
13 ガス計量部
X1 発生流量検出手段
X2 使用機器判別手段
X2a 使用状態監視手段
X3 単独使用判別手段
X4 計時手段
X4a 第一計時手段
Claims (8)
- 下流側に供給するガス流量の変化パターンから、下流側で使用されるガス機器の種類を判別する使用機器判別手段と、
前記ガス機器によるガスの使用が継続される使用時間を計時する計時手段と、
前記計時手段により計時される使用時間が制限時間を超えた場合に、ガスの供給遮断情報あるいは供給警報情報を発生する情報発生手段を備えたガス供給監視機能付きガスメータであって、
前記使用機器判別手段が、コンロと他のガス機器との使用を判別可能に構成され、
前記制限時間として、コンロの使用が単独で継続される状態に対応する制限時間である第一制限時間前までのガス流量を経時的に記憶するガス流量記憶手段と、前記コンロの使用開始から当該コンロの継続使用を計時する第一計時手段とを備え、
前記第一計時手段により計時されるコンロの使用時間が前記第一制限時間を超えた場合に、前記ガス流量記憶手段に記憶されたガス流量の変化から、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されているか否かを判別する単独使用判別手段を備え、
前記単独使用判別手段により、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別された場合に、前記情報発生手段が、前記ガスの供給遮断情報あるいは供給警報情報を発生するガス供給監視機能付きガスメータ。 - 前記ガス流量記憶手段に経時的に記憶されたガス流量に基づいて、
前記第一制限時間前から前記コンロが単独使用されていると判別した場合に、
前記単独使用判別手段が、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別する請求項1記載のガス供給監視機能付きガスメータ。 - 前記ガス流量記憶手段に経時的に記憶されたガス流量に基づいて、
前記第一制限時間より短い第二制限時間前から前記コンロが単独使用され、且つ、前記第一制限時間前からの他のガス機器の使用時間が第三制限時間未満であると判別した場合に、
前記単独使用判別手段が、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別する請求項1記載のガス供給監視機能付きガスメータ。 - 前記ガス流量記憶手段に経時的に記憶されたガス流量に基づいて、
前記第一制限時間より短い第二制限時間前から前記コンロが単独使用され、或いは、前記第一制限時間前からの他のガス機器の使用時間が第三制限時間未満であると判別した場合に、
前記単独使用判別手段が、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別する請求項1記載のガス供給監視機能付きガスメータ。 - 前記ガス流量記憶手段に経時的に記憶されたガス流量に基づいて、
前記他のガス機器により使用される前記第一制限時間内の総ガス流量が所定量未満であると判別した場合に、前記単独使用判別手段が、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別する請求項1記載のガス供給監視機能付きガスメータ。 - 前記ガス流量記憶手段に経時的に記憶されたガス流量に基づいて、
前記第一制限時間より短い第二制限時間前から前記コンロが単独使用され、且つ、前記他のガス機器により使用される前記第一制限時間内の総ガス流量が所定量未満であると判別した場合に、
前記単独使用判別手段が、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別する請求項1記載のガス供給監視機能付きガスメータ。 - 前記ガス流量記憶手段に経時的に記憶されたガス流量に基づいて、
前記第一制限時間より短い第二制限時間前から前記コンロが単独使用され、或いは、前記他のガス機器により使用される前記第一制限時間内の総ガス流量が所定量未満であると判別した場合に、
前記単独使用判別手段が、前記コンロが単独使用状態とみなすべき状態で使用されていると判別する請求項1記載のガス供給監視機能付きガスメータ。 - 前記供給遮断情報あるいは供給警報情報が発生された場合に、これら情報に従って所定の動作を実行するか否かを選択可能な選択スイッチを備えた請求項1〜7の何れか一項記載のガス供給監視機能付きガスメータ。
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