JP5059815B2 - 建具 - Google Patents

建具 Download PDF

Info

Publication number
JP5059815B2
JP5059815B2 JP2009185447A JP2009185447A JP5059815B2 JP 5059815 B2 JP5059815 B2 JP 5059815B2 JP 2009185447 A JP2009185447 A JP 2009185447A JP 2009185447 A JP2009185447 A JP 2009185447A JP 5059815 B2 JP5059815 B2 JP 5059815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
finding
screen door
engaging
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009185447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011038282A (ja
Inventor
智 真鍋
望 中西
弘希 戸根
温 三田
Original Assignee
Ykk Ap株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ykk Ap株式会社 filed Critical Ykk Ap株式会社
Priority to JP2009185447A priority Critical patent/JP5059815B2/ja
Publication of JP2011038282A publication Critical patent/JP2011038282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5059815B2 publication Critical patent/JP5059815B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、枠体と、この枠体に支持される網戸とを備える建具に関する。
従来、各種窓などの建具において、別体の枠部材を窓枠に取り付け、この枠部材によって網戸を支持する縦枠の構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された縦枠の構造は、クランク状に形成した補助縦枠を縦枠の屋外側に取り付け、この補助縦枠に網戸のタイト材を当接させることで、網戸と縦枠とに隙間ができないようにして、これにより虫の侵入が防止できるように構成されている。
実公平02−6236号公報
ところで、特許文献1に記載されたような従来の構造では、補助縦枠を縦枠にビス止め固定したり、屋外側からのネジで締め付けて固定したりしている。このため、縦枠にビス孔が形成されて止水性が損なわれたり、屋外側からのネジ止め作業が発生して作業性が低下したりなどの不都合がある。
本発明の目的は、止水性を損なうことなく良好な作業性で網戸支持部を取り付けることができる建具を提供することにある。
本発明の建具は、枠体と、この枠体に支持される網戸とを備える建具であって、前記枠体は、見付け方向に延びる第1見付け片と、この第1見付け片の屋外側に対向して見付け方向に延びる第2見付け片とを有するとともに、これらの第1および第2の見付け片に保持されて前記網戸を支持する網戸支持部を備えて構成され、前記網戸支持部は、前記第1および第2の見付け片間に挿入されて当該第1見付け片に係合される第1係合片および当該第2見付け片に係合される第2係合片と、前記第2見付け片の先端部が挿入されて当該先端部と係合する係合凹部と、前記第2見付け片よりも屋外側にて見付け方向内方に延びる網戸支持片と、当該網戸支持部に固着されることで前記第1および第2の係合片間に位置して当該係合片の移動を制限する移動制限手段とを備えて構成されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、枠体における第1および第2の見付け片に網戸支持部を保持させる際に、第1および第2の係合片を見付け片間に挿入して係合させてから、第1および第2の係合片間に移動制限手段を位置させて当該係合片の移動を制限することで、係合片と見付け片との係合が外れにくくなり、枠体に対して網戸支持部を強固に保持することができる。また、第1および第2の係合片を見付け片に係合させることで網戸支持部が取り付けられるので、枠体自体にビス孔等を形成する必要がなく、建具の止水性を損なうことがない。さらに、第1および第2の見付け片間に第1および第2の係合片を挿入することから、網戸支持部の取付作業を見付け片に対して見付け方向内側から実施することができるとともに、これらの係合片間に移動制限手段を位置させる設置作業も、見付け方向の内側から実施することができる。従って、屋外側からのネジ止め作業等が不要にでき、屋内側からの取付作業によって網戸支持部を取り付けることができるので、取付作業の作業性を向上させることができる。
この際、本発明の建具では、前記第1係合片および第2係合片は、それぞれ前記第1見付け片および第2見付け片に沿って見付け方向に延びて対向する対向面部と、これらの対向面部先端から前記第1見付け片および第2見付け片に向かって各々延びる係合部とを有して形成され、前記移動制限手段は、前記第1係合片および第2係合片の対向面部間に挿入されて当該対向面部に当接することで、当該対向面部同士の接近方向への移動を規制する規制挿入部を有して構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、移動制限手段の規制挿入部を第1および第2の係合片の対向面部間に挿入することで、第1および第2の係合片の全長に対して移動制限手段と当接した対向面部の長さ分だけ可動長さを短くすることにより、残りの部分である係合部の移動量を制限することができ、これらの係合片と見付け片とを強固に係合させることができる。一方、移動制限手段の規制挿入部を対向面部間から外すことで、第1および第2の係合片の全長分の可動長さとなることから、これらの係合片が撓みやすくなって網戸支持部の取り付けおよび取り外しを容易に実施することができる。
また、本発明の建具では、前記移動制限手段は、前記網戸支持部に螺合されるビスで構成され、このビスの軸部によって前記規制挿入部が構成され、当該軸部の径寸法が前記対向面部同士の間隔寸法よりも大きく設定されていることが好ましい。
このような構成によれば、ビスの軸部を対向面部間にねじ込むことで、対向面部の移動を拘束することができ、逆にビスを緩めることで、対向面部の拘束を解除して係合片の全長を可動長さとすることができる。また、ビスの軸部の径寸法を対向面部同士の間隔寸法よりも大きく設定することで、ビスのねじ込みに伴って対向面部が開く方向に付勢されることとなり、係合部と第1および第2の見付け片との係合を強めるように付勢力を作用させることができ、網戸支持部の取付強度を高めることができる。
また、本発明の建具は、枠体と、この枠体に支持される網戸とを備える建具であって、
前記枠体は、見付け方向に延びる第1見付け片と、この第1見付け片の屋外側に対向して見付け方向に延びる第2見付け片とを有するとともに、これらの第1および第2の見付け片に保持されて前記網戸を支持する網戸支持部を備えて構成され、前記網戸支持部は、前記第1および第2の見付け片間に挿入されて当該見付け片に係合される係合片が形成された第1支持部材と、前記第2見付け片の先端部が挿入されて当該先端部と係合する係合凹部および当該第2見付け片よりも屋外側にて見付け方向内方に延びる網戸支持片が形成された第2支持部材と、この第2支持部材を第1支持部材に螺合して固着する固着手段とを備えて構成されたものでもよい。
このような本発明によっても、枠体における第1および第2の見付け片に網戸支持部を保持させる際に、第1支持部材の係合片を見付け片間に挿入して係合させてから、第2支持部材の係合凹部を第2見付け片の先端部に係合させつつ、この第2支持部材を固着手段によって第1支持部材に螺合して固着することで、螺合による反力を第1支持部材に作用させて係合片と見付け片との係合が外れにくくでき、枠体に対して網戸支持部を強固に保持することができる。また、第1および第2の支持部材を固着手段で螺合するだけで、枠体自体にビス孔等を形成する必要がないため、建具の止水性を損なうことがない。さらに、第1および第2の見付け片間に第1支持部材の係合片を挿入することから、網戸支持部の取付作業を見付け片に対して見付け方向内側から実施することができるとともに、第1支持部材に第2支持部材を固着手段で固着する作業も、見付け方向の内側から実施することができる。従って、屋外側からのネジ止め作業等が不要にでき、屋内側からの取付作業によって網戸支持部を取り付けることができるので、取付作業の作業性を向上させることができる。
この際、本発明の建具では、前記第1支持部材および第2支持部材の一方に当接部が設けられ、他方に前記当接部が当接する被当接部が設けられ、前記固着手段の螺合に伴って前記当接部が前記被当接部を付勢することで、当該被当接部を前記第1見付け片に押圧可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1支持部材に対して第2支持部材を固着手段で螺合する際に、当接部と被当接部とを当接させて被当接部を付勢し、被当接部を第1見付け片に押圧することで、屋外側の係合凹部と屋内側の被当接部との2点間で網戸支持部を支持することができ、網戸支持部の取付強度を高めて回転を防止することができる。
以上において、本発明の建具では、前記係合凹部には、当該係合凹部の見込み方向の溝幅寸法が漸次小さくなるように傾斜した傾斜面部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、枠体に対して網戸支持部を取り付ける際に係合凹部の傾斜面部を第2見付け片の先端部に当接させることで、第2見付け片の先端部が傾斜面部でガイドされながら係合凹部内にその先端部を挿入することができるため、網戸支持部の取り付け作業をより簡単にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具を示す横断面図である。 前記建具の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記縦枠における網戸支持部の取り付け手順を示す横断面図である。 前記網戸支持部の端部キャップを示す斜視図である。 前記網戸支持部および端部キャップを示す横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る建具の縦枠部分を示す横断面図である。 前記第2実施形態の変形例に係る縦枠部分を示す横断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。また、各図においては、図面を見やすくするために、主要な構成部材については、その断面部分のハッチングを省略することがある。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る建具としての上げ下げ窓1について、図1〜図6に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、上げ下げ窓1は、図示しない建物外壁に固定される枠体としての窓枠2と、この窓枠2内部に上下開閉自在に支持される室外障子3と、この室外障子3よりも室内側にて窓枠2に上下開閉自在に支持される室内障子4と、室外障子3よりも室外側(屋外側)にて窓枠2に移動不能に支持される網戸5とを備えて構成されている。
窓枠2は、それぞれアルミ押出形材製の上枠21、下枠22および左右の縦枠23を四周枠組みして構成されている。
窓枠2の縦枠23は、図2に示すように、見込み方向に延びる見込み面部231と、この見込み面部231の室内側端部近傍から見付け方向内方に延びる室内側見付け片232と、この室内側見付け片232の室外側に対向し見込み面部231の中間位置から見付け方向内方に延びる中間見付け片233と、この中間見付け片233の室外側に対向し見込み面部231から見付け方向内方に延びる第1見付け片としての第1室外側見付け片234(以下では、第1片234と呼ぶ)と、この室外側見付け片234の室外側に対向し見込み面部231の室外側端部から見付け方向内方に延びる第2見付け片としての第2室外側見付け片235(以下では、第2片235と呼ぶ)とを有して形成されている。このような縦枠23には、見込み面部231と室内側見付け片232と中間見付け片233とで三方が囲まれて見付け方向内方に開口した第1溝部236と、見込み面部231と中間見付け片233と第1片234とで三方が囲まれて見付け方向内方に開口した第2溝部237と、見込み面部231と第1片234と第2片235とで三方が囲まれて見付け方向内方に開口した第3溝部238とが形成されている。
網戸5は、それぞれアルミ押出形材製の上框51、下框52および左右の縦框53を四周框組みした内部に、左右の縦框53に渡って中桟54を架設するととともに、中桟54の室外側にて上框51、下框52および左右の縦框53に防虫ネット55を張り渡して構成されている。網戸5の上框51は、防虫材を介して上枠21に当接し、下框52は防虫材を介して下枠22に当接するようになっている。一方、網戸5の左右の縦框53は、図2に示すように、網戸支持部としての縦枠アタッチメント6を介して縦枠23に支持され、縦框53に取り付けた防虫材531を縦枠アタッチメント6に当接させることで、虫等の侵入が防止できるようになっている。以下、縦枠アタッチメント6の構造および縦枠23に対する取付構造について、図3〜図6も参照して説明する。
縦枠アタッチメント6は、アルミ押出形材製の長尺一体成形部材であるアタッチメント本体61と、このアタッチメント本体61の長手方向に沿った複数箇所に設けられる移動制限手段としての長ビス62と、アタッチメント本体61の上下端部に取り付けられる端部キャップ63(図6、7参照)とを有して構成されている。
アタッチメント本体61は、室内外一対の第1係合片611および第2係合片612と、これらの係合片611,612の基端部を連結して見込み方向室外側に延びる見込み面部613と、この見込み面部613の室外側端部から見付け方向内方に折れ曲がって延びる網戸支持片614と、この網戸支持片614と反対側の見付け方向外方に向かって見込み面部613から突出する突出片部615とを有して形成されている。
第1係合片611および第2係合片612は、それぞれ薄板状に形成され、互いに見込み方向に接近、離隔するように弾性変形可能に構成されるとともに、それらの見付け方向長さ寸法が縦枠23の第2片235と略同一に形成されている。また、一対の係合片611,612は、縦枠23の第1片234および第2片235間の第3溝部238に挿入されるようになっており、これらの係合片611,612の先端部(見付け方向外側端部)には、それぞれ係合部611A,612Aが形成されている。そして、第1係合片611の係合部611Aは、第1片234の基端部に形成された係合突起234Aに係合され、第2係合片612の係合部612Aは、第2片235の基端部に形成された係合突起235Aに係合されるようになっている。また、一対の係合片611,612における見込み面部613側には、第2片235の略半分の見付け方向長さに渡って、互いに略平行に対向する対向面部611B,612Bが形成されている。
アタッチメント本体61において、第2係合片612と突出片部615との間には、縦枠23の第2片235の先端部を受け入れて当該先端部に係合される係合凹部616が形成されている。また、係合凹部616の内面における第2係合片612側には、第2片235の先端部に当接可能でかつ見付け方向内方に向かうにしたがって室外側に傾斜した傾斜面部617が形成されている。このような係合凹部616を第2片235に係合させる際には、第2片235の先端部に傾斜面部617が当接することで、アタッチメント本体61が室内側に引き寄せられるとともに、突出片部615が第2片235の室外側面に当接することで、アタッチメント本体61の見込み方向への移動が規制されるようになっている。また、網戸支持片614は、第2片235よりも室外側に位置するとともに、第2片235の先端部および第1片234の先端部よりも見付け方向内側まで延びて設けられ、この網戸支持片614の先端部に網戸5の縦框53が係止されて支持されるようになっている。なお、網戸5は、左右けんどん式で網戸支持片614に取り付けられ、図示しない係止具によって位置決めされて脱落しないようになっている。
以上の縦枠アタッチメント6の縦枠23への取付手順としては、先ず、図4(A)に示すように、アタッチメント本体61を縦枠23の第3溝部238に対し、見付け方向内方かつ若干室外側に片寄った位置から、第1係合片611および第2係合片612を第3溝部238に挿入する。この際、第1係合片611先端の係合部611Aを第1片234に当接させ、かつ傾斜面部617を第2片235の先端部に当接させるとともに、アタッチメント本体61の網戸支持片614側を室内側に回転させつつ、当該アタッチメント本体61を第3溝部238に押し込むことで、第1係合片611が第2係合片612側つまり室外側に弾性変形するようになっている。そして、アタッチメント本体61をさらに押し込むことで、第1係合片611の係合部611Aが第1片234の係合突起234Aを乗り越えて係合し、第2係合片612の係合部612Aが第2片235の係合突起235Aを乗り越えて係合するとともに、係合凹部616が第2片235の先端部に係合することで、アタッチメント本体61が縦枠23に仮止めされるようになっている。
次に、図4(B)に示すように、アタッチメント本体61の見込み面部613を貫通して長ビス62を螺合する。ここで、第1係合片611および第2係合片612の対向面部611B,612B間の間隔寸法Aは、長ビス62の軸部621(規制挿入部)の径寸法Bよりも小さく設定されており、長ビス62を螺合することで、軸部621のねじ山が対向面部611B,612Bに食い込みつつ螺合されるとともに、この軸部621に押された係合片611,612が互いに拡がる方向(離隔する方向)に付勢されるようになっている。これにより、係合片611,612先端の係合部611A,612Aがそれぞれ係合突起234A,235Aに対して見込み方向に強く係合されるようになっている。さらに、長ビス62の軸部621が対向面部611B,612B間に挿入されることで、対向面部611B,612B同士の接近方向への移動が規制され、第1係合片611および第2係合片612の可動長さが短くなって弾性変形しにくくなり、すなわち係合片611,612の移動が制限され、係合部611A,612Aがそれぞれ係合突起234A,235Aから外れにくくできるように構成されている。
さらに、長ビス62を見付け方向に締め込み、図3に示すように、その先端を縦枠23の見込み面部231に当接させて押圧することで、その反力によってアタッチメント本体61が見付け方向内方に付勢されるようになっている。これにより、係合部611A,612Aがそれぞれ係合突起234A,235Aに対して見付け方向に強く係合され、アタッチメント本体61のがたつきが抑制されるようになっている。以上のようにして取り付けられたアタッチメント本体61は、第1係合片611および第2係合片612の係合部611A,612Aがそれぞれ係合突起234A,235Aに係合されるとともに、係合凹部616が第2片235の先端部に係合されることで、縦枠23の第1片234および第2片235に保持され、このアタッチメント本体61の網戸支持片614に網戸5が支持されるようになっている。
次に、端部キャップ63は、樹脂製の一体成形部品であって、図5、図6に示すように、アタッチメント本体61の網戸支持片614端縁を覆う上面部631と、この上面部631よりも一段下がって室内側に延び見込み面部613の端縁を覆う交差部632と、上面部631から垂下されて網戸支持片614の室内側面に沿う第1挟持片633と、この第1挟持片633の室外側に対向して上面部631から垂下される第2挟持片634とを有して形成されている。そして、第1挟持片633と第2挟持片634との間には、網戸支持片614が挿入される溝部635が形成されており、この溝部635に挿入された網戸支持片614が第1挟持片633と第2挟持片634とで挟持されるようになっている。さらに、第1挟持片633には、上下に延びる2本のリブ部633Aが形成されている。また、上面部631には、第2挟持片634に連続してアタッチメント本体61の見込み面部613および突出片部615の室外側に沿う第3挟持片636と、交差部632に対向して見込み面部613の見付け方向外側面に沿う第4挟持片637とが垂下され、第4挟持片637は、第1係合片611と第2係合片612との間に挿入される。そして、交差部632と第3挟持片636および第4挟持片637とで見込み面部613を挟持するようになっている。
以上のようにしてアタッチメント本体61に取り付けられた端部キャップ63は、その上面部631が上枠21の屋外側垂下片211下端面に当接するとともに、第3挟持片636が縦枠23の第2片235室外面に当接するようになっている。従って、アタッチメント本体61の網戸支持片614が第2片235よりも室外側に位置して、この網戸支持片614と上枠21の屋外側垂下片211との間に隙間が形成されていたとしても、この隙間を端部キャップ63によって塞ぐことで、虫等の侵入が防止できるように構成されている。なお、端部キャップ63として、ここではアタッチメント本体61の上端部に取り付けられるものを例示して説明したが、アタッチメント本体61の下端部にも、端部キャップ63と同様かつ上下対称に形成された端部キャップが取り付けられており、この端部キャップが下枠22に当接可能に構成されている。
以上の本実施形態によれば、縦枠23の第1片234および第2片235にアタッチメント本体61が係合されて縦枠アタッチメント6が保持され、長ビス62によってアタッチメント本体61の係合片611,612の移動が制限されて係合が強固になることで、縦枠アタッチメント6が外れにくくなり縦枠23に確実に保持することができる。また、係合片611,612の係合により縦枠アタッチメント6が取り付けられるので、縦枠23にビス孔等を形成する必要がなく、上げ下げ窓1の止水性を損なわないようにできる。さらに、縦枠23に対してアタッチメント本体61を挿入する作業や長ビス62の螺合作業が見付け方向内側から実施できるので、屋外側からのネジ止め作業等が不要にでき、屋内側からの取付作業によって縦枠アタッチメント6を取り付けることができ、取付作業の作業性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図7および図8に基づいて説明する。
本実施形態における建具としての上げ下げ窓1は、前記第1実施形態と同様の窓枠2、室外障子3、室内障子4および網戸5を備えて構成され、縦枠アタッチメントの構成が第1実施形態と相違するものであり、以下、相違点について詳しく説明する。
図7において、第2実施形態の縦枠アタッチメント7は、アルミ押出形材製の長尺一体成形部材である第1支持部材71および第2支持部材72と、これらの第1および第2の支持部材71,72を螺合して固着する固着手段としてのビス73とを備えて構成されている。なお、縦枠アタッチメント7の材質をアルミ製としたが、縦枠アタッチメント7の材質については、第1支持部材71がアルミ製で、第2支持部材72が樹脂製であってもよく、その逆の組み合わせあるいは、同一素材であってもよいし、また、アルミ、樹脂以外の素材を用いてもよい。
第1支持部材71は、縦枠23の第1片234および第2片235間の第3溝部238に挿入されるようになっており、室内外一対の第1係合片711および第2係合片712と、これらの係合片711,712の基端部を連結して見付け方向内方に開口しビス73が螺合可能な螺合部713と、係合片711,712の基端部から室内側に延びる当接片部(当接部)714とを有して形成されている。第1係合片711および第2係合片712は、見付け方向外方に向かって互いに開く方向に延びて形成され、これらの係合片711,712の先端部には、それぞれ係合部711A,712Aが形成され、係合部711Aは、第1片234の係合突起234Aに係合され、係合部712Aは、第2片235の係合突起235Aに係合されるようになっている。なお、第1支持部材71は長尺ものに限らず、2つ以上に分割して適宜な箇所に設けてもよい。
第2支持部材72は、第1支持部材71の螺合部713に対向して見込み方向に延びる見込み面部721と、この見込み面部721の室外側端部から見付け方向内方に折れ曲がって延びる網戸支持片722と、この網戸支持片722と反対側の見付け方向外方に向かって見込み面部721から突出する2つの突出片部723,724と、見込み面部721の室内側端部から見付け方向外方かつ室内側に傾斜して延びる被当接片部(被当接部)725とを有して形成されている。2つの突出片部723,724間には、縦枠23の第2片235の先端部を受け入れて当該先端部に係合される係合凹部726が形成され、この係合凹部726が第2片235に係合することで、第2支持部材72の見込み方向への移動が規制されるようになっている。また、網戸支持片722は、第2片235よりも室外側に位置するとともに、第2片235の先端部および第1片234の先端部よりも見付け方向内側まで延びて設けられ、この網戸支持片722の先端部に網戸5の縦框53が係止されて支持されるようになっている。
以上の縦枠アタッチメント7の縦枠23への取付手順としては、先ず、第1支持部材71と第2支持部材72とをビス73によって緩く仮止めした状態で、縦枠23の第3溝部238に対して見付け方向内方かつ若干室外側に片寄った位置から、第1支持部材71を第3溝部238に斜めに挿入し、第2支持部材72側を室内側に回転させつつ、第1支持部材71を第3溝部238にさらに押し込む。これにより第1係合片711の係合部711Aが第1片234の係合突起234Aを乗り越えて係合し、第2係合片712の係合部712Aが第2片235の係合突起235Aを乗り越えて係合することで、縦枠アタッチメント7が縦枠23に仮止めされるようになっている。
次に、ビス73を第1支持部材71の螺合部713に締め込むことで、図7に仮想線で示す位置から実線で示す位置まで第2支持部材72が移動し、これにより係合凹部726が第2片235の先端部に係合する。さらに、第2支持部材72の被当接片部725が第1支持部材71の当接片部714に当接され、室内側に付勢されることで、被当接片部725の先端が第1片234の室外側面に当接し、その反力によって第2支持部材72が室外側に押圧され、縦枠アタッチメント7の回転が防止できるようになっている。また、ビス73を締め込むことで、係合凹部726が第2片235の先端部に当接し、その反力によって第1支持部材71が見付け方向内方に付勢され、係合部711A,712Aがそれぞれ係合突起234A,235Aに対して見付け方向に強く係合され、縦枠アタッチメント7のがたつきが抑制されるようになっている。以上のように、2箇所の係合部711A,712A、係合凹部726および被当接片部725の4箇所において、第1支持部材71および第2支持部材72が縦枠23に支持されることで、縦枠23の第1片234および第2片235に対して縦枠アタッチメント7が強固に保持されるようになっている。
なお、本実施形態の縦枠アタッチメント7は、図8に示す構造のものでもよい。
図8において、縦枠アタッチメント7Aは、長尺一体成形部材である第1支持部材71Aと、前述と同様の第2支持部材72およびビス73とを備えて構成され、第1支持部材71Aにおける当接部の構成が前記縦枠アタッチメント7と相違している。すなわち、第1支持部材71Aでは、前記当接片部714が省略され、これに替えて当接部材(当接部)715が第1係合片711に設けられ、この当接部材715に被当接片部725が当接されて室内側に付勢されるようになっている。従って、ビス73の締め込みに伴って、被当接片部725の先端が第1片234の室外側面に当接し、その反力によって第2支持部材72が室外側に押圧され、縦枠アタッチメント7Aの回転が防止できるようになっている。
以上の本実施形態によっても、前記第1実施形態と略同様の効果を得ることができる。
すなわち、第1支持部材71の係合片711,712を第1片234および第2片235に係合させてから、第2支持部材72をビス73によって第1支持部材71に螺合することで、その反力によって付勢された係合部711A,712Aがそれぞれ係合突起234A,235Aに対して見付け方向に強く係合され、縦枠23に対して縦枠アタッチメント7を確実に保持することができる。また、係合片711,712を第1片234および第2片235に係合させ、第1支持部材71と第2支持部材72とをビス73で螺合するだけで、縦枠23にビス孔等を形成する必要がないため、上げ下げ窓1の止水性を損なわないようにできる。縦枠23に対して縦枠アタッチメント7を挿入する作業やビス73の螺合作業が見付け方向内側から実施できるので、屋外側からのネジ止め作業等が不要にでき、屋内側からの取付作業によって縦枠アタッチメント7を取り付けることができ、取付作業の作業性を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、建具としての上げ下げ窓1を例示したが、本発明の建具は、上げ下げ窓1に限らず、引違い窓や片引き窓、内倒し窓など、任意の開閉形式を有した窓や、その他の出入り口等に利用される建具であってもよい。
また、上げ下げ窓としては、前記実施形態で説明したような室内外一対の可動障子(室外障子3および室内障子4)を備えたものに限らず、室内障子4のみが上下開閉可能に設けられ、室外障子3または室外面材が窓枠2に固定されて開閉不能に構成されたものでもよい。この場合には、網戸5は、窓枠2の開口全体を覆うものに限らず、室外障子3または室外面材の下側に形成される開口を覆うサイズに形成されていてもよい。さらに、網戸が縦枠アタッチメント6,7,7Aの網戸支持片614,722に対して、上下スライド開閉可能に支持されていてもよい。
さらに、前記実施形態では、網戸支持部として、左右一対の縦枠アタッチメント6,7,7Aについて説明したが、これに限らず、網戸支持部が上枠21および下枠22に取り付けられて上下一対で設けられてもよいし、上下左右の枠材のうちのいずれか1つに設けられてもよいし、上下左右の各枠材に取り付けられて網戸の四周を囲んで設けられてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…上げ下げ窓(建具)、2…窓枠(枠体)、3…室外障子(面材)、4…室内障子(面材)、5…網戸、6,7,7A…縦枠アタッチメント(網戸支持部)、234…第1室外側見付け片(第1見付け片である第1片)、235…第2室外側見付け片(第2見付け片である第2片)、62…長ビス(移動制限手段)、71…第1支持部材、72…第2支持部材、73…ビス(固着手段)、611…第1係合片、611A…係合部、611B…対向面部、612…第2係合片、612A…係合部、612B…対向面部、614…網戸支持片、616…係合凹部、617…傾斜面部、621…軸部(規制挿入部)、711…第1係合片、712…第2係合片、714…当接片部(当接部)、715…当接部材(当接部)、722…網戸支持片、725…被当接片部(被当接部)、726…係合凹部。

Claims (6)

  1. 枠体と、この枠体に支持される網戸とを備える建具であって、
    前記枠体は、見付け方向に延びる第1見付け片と、この第1見付け片の屋外側に対向して見付け方向に延びる第2見付け片とを有するとともに、これらの第1および第2の見付け片に保持されて前記網戸を支持する網戸支持部を備えて構成され、
    前記網戸支持部は、前記第1および第2の見付け片間に挿入されて当該第1見付け片に係合される第1係合片および当該第2見付け片に係合される第2係合片と、前記第2見付け片の先端部が挿入されて当該先端部と係合する係合凹部と、前記第2見付け片よりも屋外側にて見付け方向内方に延びる網戸支持片と、当該網戸支持部に固着されることで前記第1および第2の係合片間に位置して当該係合片の移動を制限する移動制限手段とを備えて構成されている建具。
  2. 前記第1係合片および第2係合片は、それぞれ前記第1見付け片および第2見付け片に沿って見付け方向に延びて対向する対向面部と、これらの対向面部先端から前記第1見付け片および第2見付け片に向かって各々延びる係合部とを有して形成され、
    前記移動制限手段は、前記第1係合片および第2係合片の対向面部間に挿入されて当該対向面部に当接することで、当該対向面部同士の接近方向への移動を規制する規制挿入部を有して構成されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記移動制限手段は、前記網戸支持部に螺合されるビスで構成され、このビスの軸部によって前記規制挿入部が構成され、当該軸部の径寸法が前記対向面部同士の間隔寸法よりも大きく設定されている請求項2に記載の建具。
  4. 枠体と、この枠体に支持される網戸とを備える建具であって、
    前記枠体は、見付け方向に延びる第1見付け片と、この第1見付け片の屋外側に対向して見付け方向に延びる第2見付け片とを有するとともに、これらの第1および第2の見付け片に保持されて前記網戸を支持する網戸支持部を備えて構成され、
    前記網戸支持部は、前記第1および第2の見付け片間に挿入されて当該見付け片に係合される係合片が形成された第1支持部材と、前記第2見付け片の先端部が挿入されて当該先端部と係合する係合凹部および当該第2見付け片よりも屋外側にて見付け方向内方に延びる網戸支持片が形成された第2支持部材と、この第2支持部材を第1支持部材に螺合して固着する固着手段とを備えて構成されている建具。
  5. 前記第1支持部材および第2支持部材の一方に当接部が設けられ、他方に前記当接部が当接する被当接部が設けられ、前記固着手段の螺合に伴って前記当接部が前記被当接部を付勢することで、当該被当接部を前記第1見付け片に押圧可能に構成されている請求項4に記載の建具。
  6. 前記係合凹部には、当該係合凹部の見込み方向の溝幅寸法が漸次小さくなるように傾斜した傾斜面部が設けられている請求項1から請求項5のいずれかに記載の建具。
JP2009185447A 2009-08-10 2009-08-10 建具 Expired - Fee Related JP5059815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009185447A JP5059815B2 (ja) 2009-08-10 2009-08-10 建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009185447A JP5059815B2 (ja) 2009-08-10 2009-08-10 建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011038282A JP2011038282A (ja) 2011-02-24
JP5059815B2 true JP5059815B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=43766309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009185447A Expired - Fee Related JP5059815B2 (ja) 2009-08-10 2009-08-10 建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5059815B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6999431B2 (ja) * 2018-01-19 2022-01-18 Ykk Ap株式会社 スクリーン固定ユニット、及び、スクリーンユニット

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS638396U (ja) * 1986-07-03 1988-01-20

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011038282A (ja) 2011-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4993763B2 (ja) 建物用庇
JP5946869B2 (ja) 外壁取付部材及び外壁構造
JP5059815B2 (ja) 建具
JP2009079414A (ja) サッシの網体取付構造
JP4531781B2 (ja) 建具
JP4093417B2 (ja) 改装サッシ
JP2010150910A (ja) サッシ
JP5015096B2 (ja) 建具
JP2011026797A (ja) 補助建具付き建具
JP4928393B2 (ja) 端部キャップおよび建具
JP4160551B2 (ja) 網戸枠の取付構造
JP6498909B2 (ja) 方立
JP2007031992A (ja) 樹脂サッシ
KR200355664Y1 (ko) 미닫이 문틀 및 창문틀의 조립구조
JP3110681U (ja) ドア用防護パネル装置
JP2006316510A (ja) 扉装置
JP6518812B2 (ja) 面材の保持構造及び障子
JP6203073B2 (ja) 小窓枠材、これを備える建具および建物壁
KR101566931B1 (ko) 커튼월 공틀일체형 구조
KR200144934Y1 (ko) 창문의 프레임 고정장치
JP4519771B2 (ja) 建具
JP5000953B2 (ja) 開口部周り構造、開口部周り施工方法および開口部周り化粧部材
JP5529326B2 (ja) シャッター装置
JP2022133518A (ja) 建具
JP3657092B2 (ja) 換気扇のウェザーカバー取付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5059815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees