JP5059656B2 - 分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラム - Google Patents

分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5059656B2
JP5059656B2 JP2008046605A JP2008046605A JP5059656B2 JP 5059656 B2 JP5059656 B2 JP 5059656B2 JP 2008046605 A JP2008046605 A JP 2008046605A JP 2008046605 A JP2008046605 A JP 2008046605A JP 5059656 B2 JP5059656 B2 JP 5059656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
wire
branch
branch point
route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008046605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009205402A (ja
Inventor
信治 土屋
功樹 長倉
洋輔 杉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2008046605A priority Critical patent/JP5059656B2/ja
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to CN2009801139235A priority patent/CN102016853B/zh
Priority to PCT/JP2009/053340 priority patent/WO2009107622A1/ja
Priority to EP09714902A priority patent/EP2249270A4/en
Priority to AU2009218266A priority patent/AU2009218266B2/en
Priority to US12/735,917 priority patent/US8397203B2/en
Priority to EP12196669.1A priority patent/EP2570949B1/en
Publication of JP2009205402A publication Critical patent/JP2009205402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5059656B2 publication Critical patent/JP5059656B2/ja
Priority to US13/757,048 priority patent/US8499275B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

Description

本発明は、立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネスを平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラムに関するものである。
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線の端部などに取りつけられかつ該電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ端子金具を収容する。
ワイヤハーネスを組み立てる際には、まず電線を所定の長さに切断した後、該電線の端部などに端子金具を取り付ける。必要に応じて電線同士を接続する。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。
ワイヤハーネスの設計は、該ワイヤハーネスが配索される車両等の設計進行と平行して準備される。通常、ワイヤハーネスの経路レイアウトは車両等のメーカ(単に、カーメーカとよぶ)から要望が出され、これを受けた部品メーカがその要望を満たすワイヤハーネスを製造治具を用いて製造する。そして、頻繁に発生する設計変更に的確に対応し、布線板レイアウト及びこれにともなう経路レイアウト案の設計効率を向上させるワイヤハーネスの設計支援システム等が特許文献1に記載されている。
また、図9は、従来のワイヤハーネスの製造治具の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この製造治具41は、長方形の幅広の基板42と、基板42上に立設された複数の布線治具43と、基板42に隣接して配置された部品棚44と、部品棚44上の部品ケース45とを少なくとも備えたものである。基板42と複数の布線治具43とで布線板46が構成されている。
布線板46は脚部47で傾斜状に支持されている。これは、作業者が奥行きの広い布線板46に対して電線48の布線作業を容易に且つ効率良く行えるようにするためである。布線板46を傾斜させない場合には奥側の布線治具43まで手が届かず、布線作業性が悪い。なお、奥行きの狭い布線板については傾斜状でなく水平に配置する。
布線とは電線48を一本づつ各布線治具43に沿って所要形状に配線することである。布線された複数本の電線48には保護チューブ49やプロテクタ等の部品が装着される。各電線48の端末には端子(図示せず)が圧着されており、各端子はコネクタハウジング内に挿入され、コネクタハウジングと端子とでコネクタ50が構成される。さらに、複数本の電線48がビニルテープ51で集束されて、ワイヤハーネス52が完成する。
特開2004−46815号公報
上述したワイヤハーネスを設計する場合、CAD(computer aided design)等のアプリケーション・ソフトウェアを用いると、図10に示すように、ワイヤハーネスWは束の状態で表現されていたため、電線(回路)の本数を考慮することができず、経験の浅い設計者等は幹線Wmから分岐する枝線Wbの分岐角度θを適切な角度に設計することが困難であった。
そのため、分岐角度θがストレスの多い角度に設計されると、その部分が曲げにくくなり、組み付け性を低下させるという問題が生じていた。また、ワイヤハーネスWがストレスの多い角度で設計されていると、その分岐部分はストレスがかかった状態となり、ワイヤハーネスWの耐久品質が低下してしまうという問題があった。さらに、ワイヤハーネスWにおける分岐角度θがストレスの多い角度であるか否かは、実際に製造するまで判断することが困難であったため、製造段階で設計変更が生じることが多くなり、製造開始がスケジュールから遅れてしまうという問題があった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、ワイヤハーネスの組み付け性及び耐久品質を向上することができる分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の分岐角度設計支援装置は、図1の基本構成図に示すように、立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネスを平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援装置であって、前記ワイヤハーネスの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段11aと、前記ワイヤハーネスの回路を示す回路情報を取得する回路情報取得手段11bと、前記複数の電線の各々の端末に基づいて、前記経路情報取得手段11aが取得した経路情報と前記回路情報取得手段11bが取得した回路情報とを関連付け、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける前記複数の電線の各々の電線経路を計算する電線経路計算手段11cと、前記電線経路計算手段11cが計算した複数の電線経路に基づいて、前記ワイヤハーネスの分岐点における前記電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成する分岐点情報作成手段11dと、
前記分岐点情報作成手段11dが作成した分岐点情報を、前記分岐角度の設計を支援するために出力する分岐点情報出力手段11eと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の平面製造図作成支援装置によれば、ワイヤハーネスに対応する経路情報及び回路情報が経路情報取得手段11a及び回路情報取得手段11bによって取得されると、電線経路計算手段11cによって複数の電線の各々の端末に基づいて経路情報と回路情報とが関連付けられ、該関連付けられた情報から平面レイアウトにおける複数の電線の各々の電線経路が計算される。そして、分岐点情報作成手段11dによってワイヤハーネスの分岐点における電線の各々の流れを表示するための分岐点情報が、複数の電線情報に基づいて作成されると、分岐点情報出力手段11eによって分岐角度の設計を支援するために、例えば表示装置、プリンタ等に出力される。
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の分岐角度設計支援装置において、前記複数の電線の各々に対応した電線情報を収集する電線情報収集手段11fを有し、前記分岐点情報作成手段11dが、前記電線情報と前記電線経路とに基づいて、前記電線の各々の流れ及び太さを目視可能に表示するための前記分岐点情報を作成する手段であることを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の分岐角度設計支援装置によれば、電線情報収集手段11fによって複数の電線の各々に対応した例えば太さ、剛性等を示す電線情報が収集されると、分岐点情報作成手段11dによってそれらの電線情報と電線経路とに基づいて電線の各々の流れ及び太さを目視可能に表示するための分岐点情報が作成される。
請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項2に記載の分岐角度設計支援装置において、前記電線情報収集手段11fが収集した電線情報と前記電線経路情報と前記分岐点情報とに基づいて、前記分岐点に対応した幹線又は該幹線から分岐する枝線の少なくとも一方の断面形状を示す断面形状情報を作成する断面形状情報作成手段11gと、前記断面形状情報作成手段11gが作成した断面形状情報を、前記分岐角度の設計を支援するために出力する断面形状情報出力手段11hと、を有することを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の分岐角度設計支援装置によれば、断面形状情報作成手段11gによって分岐点に対応した幹線又は該幹線から分岐する枝線の少なくとも一方の断面形状を示す断面形状情報が、電線情報と電線経路情報と分岐点情報とに基づいて作成されると、該断面形状情報は断面形状情報出力手段11hによって分岐角度の設計を支援するために出力される。
請求項4記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1〜3の何れか1項に記載の分岐角度設計支援装置において、前記分岐点における分岐角度を取得する分岐角度取得手段11iを有し、前記分岐点情報作成手段11dが、前記分岐角度取得手段11iによって取得した分岐角度と前記電線情報と前記電線経路とに基づいて、前記分岐角度に対応して分岐する電線群のインコース又はアウトコースの少なくとも一方を算出し、当該コースを示すコースデータを有する前記分岐点情報を作成する手段であることを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の分岐角度設計支援装置によれば、分岐角度取得手段11iによって分岐角度が取得されると、分岐点情報作成手段11dによって分岐角度と電線情報と電線経路とに基づいて、分岐角度に対応して分岐する電線群のインコース又はアウトコースの少なくとも一方が算出され、当該コースを示すコースデータを有する分岐点情報が作成される。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項記載の分岐角度設計支援プログラムは、図1の基本構成図に示すように、立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネスを平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援装置のコンピュータを、前記ワイヤハーネスの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段11a、前記ワイヤハーネスの回路を示す回路情報を取得する回路情報取得手段11b、前記複数の電線の各々の端末に基づいて、前記経路情報取得手段11aが取得した経路情報と前記回路情報取得手段11bが取得した回路情報とを関連付け、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける前記複数の電線の各々の電線経路を計算する電線経路計算手段11c、前記電線経路計算手段11cが計算した複数の電線経路に基づいて、前記ワイヤハーネスの分岐点における前記電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成する分岐点情報作成手段11d、前記分岐点情報作成手段11dが作成した分岐点情報を、前記分岐角度の設計を支援するために出力する分岐点情報出力手段11e、として機能させるための分岐角度設計支援プログラムである。
上記請求項に記載した本発明の分岐角度設計支援プログラムによれば、コンピュータは、ワイヤハーネスに対応する経路情報及び回路情報を取得すると、複数の電線の各々の端末に基づいて経路情報と回路情報とを関連付け、該関連付けた情報から平面レイアウトにおける複数の電線の各々の電線経路を計算する。そして、ワイヤハーネスの分岐点における電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を、複数の電線情報に基づいて作成すると、分岐角度の設計を支援するために例えば表示装置、プリンタ等に出力する。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項記載の分岐角度設計支援方法は、請求項5の分岐角度設計支援プログラムを実行することにより、コンピュータを経路情報取得手段、回路情報取得手段、電線経路計算手段、分岐点情報作成手段及び分岐点情報出力手段として機能させて行う分岐角度設計支援方法であって、立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネスを平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援方法において前記経路情報取得手段によって、前記ワイヤハーネスの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得工程と、前記回路情報取得手段によって、前記ワイヤハーネスの回路を示す回路情報を取得する回路情報取得工程と、前記電線経路計算手段によって、前記複数の電線の各々の端末に基づいて、前記取得した経路情報と前記取得した回路情報とを関連付け、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける前記複数の電線の各々の電線経路を計算する電線経路計算工程と、前記分岐点情報作成手段によって、前記計算した複数の電線経路に基づいて、前記ワイヤハーネスの分岐点における前記電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成する分岐点情報作成工程と、前記分岐点情報出力手段によって、前記分岐角度の設計を支援するために、前記作成した分岐点情報を出力する分岐点情報出力工程と、を有することを特徴とする。
上記請求項に記載した本発明の分岐角度設計支援方法によれば、ワイヤハーネスに対応する経路情報及び回路情報が取得されると、複数の電線の各々の端末に基づいて経路情報と回路情報とが関連付けられ、該関連付けられた情報から平面レイアウトにおける複数の電線の各々の電線経路が計算される。そして、ワイヤハーネスの分岐点における電線の各々の流れを表示するための分岐点情報が、複数の電線情報に基づいて作成されると、分岐角度の設計を支援するために例えば表示装置、プリンタ等に出力される。
以上説明したように請求項1,5,6に記載した本発明によれば、取得した経路情報と回路情報とを関連付けて、複数の電線の各々の平面レイアウトにおける電線経路を計算し、ワイヤハーネスの分岐点における電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成して出力するようにしたことから、設計者等はワイヤハーネスの分岐点における各電線の流れ及び分岐させる電線の本数を確認することができるため、分岐させる電線束のストレスの少ない分岐角度の設計を支援することができる。従って、ワイヤハーネスの製造時に生じる設計変更を減少させ、且つ、ワイヤハーネスを組み付けやすく、その耐久品質を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、複数の電線の各々に対応した電線情報を収集し、それらの電線情報と電線経路とに基づいて電線の各々の流れ及び太さを目視可能に表示するための分岐点情報を作成するようにしたことから、設計者等はワイヤハーネスの分岐点における各電線の流れ、分岐させる電線束の本数に加え、その電線の太さを確認することができるため、分岐角度をより現実的な角度に設定することができる。従って、ワイヤハーネスの製造時に生じる設計変更をより一層減少させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、分岐点に対応した幹線又は該幹線から分岐する枝線の少なくとも一方の断面形状を示す断面形状情報を、電線情報と電線経路と分岐点情報とに基づいて作成して分岐角度の設計を支援するために出力するようにしたことから、設計者等は分岐させる電線束の断面形状を確認することができるため、その断面形状を考慮して分岐角度をより現実的な角度に設定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明の効果に加え、分岐点の分岐角度を取得し、その分岐角度に対応して分岐する電線群のインコース又はアウトコースの少なくとも一方を算出し、当該コースを示すコースデータを有する分岐点情報を作成するようにしたことから、設計者等は分岐する電線群のインコース又はアウトコースを確認することができるため、分岐角度をより現実的な角度に設定することができる。また、同じ経路を通る電線に対して、分岐点におけるコース取りを考慮することができるため、各電線の長さをより正確に計算することが可能となり、電線使用量の削減に貢献することができる。
以下、本発明に係る分岐角度設計支援装置を用いて、立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネス(W/H)を平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する場合の実施形態を、図2〜図8の図面を参照して以下に説明する。
図2において、立体構造物2は、図5に示す複数の電線(電線束)3からなるワイヤハーネスW1と、該ワイヤハーネスW1の端部等に設けられたコネクタW2と、を有している。なお、前記電線3は、公知であるように、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを有して構成している。コネクタW2は、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを有している。なお、図2においては、波線が1つの電線(例えば、幹線)の電線経路Rを示しており、1又は複数の電線3に着目して電線経路Rが設定される。
図3において、分岐角度設計支援装置10は、公知であるコンピュータを用いており、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11を有している。このCPU11には、バスBを介してCPU11のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM12、CPU11の処理作業に必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM13が接続されている。
CPU11には、記憶装置14がバスBを介して接続されており、この記憶装置14にはハードディスク装置、大容量のメモリなどが用いられる。記憶装置14は、図4に示すように、分岐角度設計支援プログラムP、回路情報D1、経路情報D2、電線情報D3、製造要件情報D4、電線経路情報D5、分岐点情報D6等の各種プログラム、各種情報を記憶する記憶領域を有している。そして、それらは、CD−ROM等からインストールされたり、ネットワークを介してダウンロードされて記憶装置14に適時記憶される。
分岐角度設計支援プログラムPは、立体構造物2を形成する複数の電線3を束ねたワイヤハーネスW1を平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスW1における分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援装置10のCPU(コンピュータ)11を、前記ワイヤハーネスW1の経路を示す経路情報D2を取得する経路情報取得手段11a、前記ワイヤハーネスW1の回路を示す回路情報W2を取得する回路情報取得手段11b、前記複数の電線3の各々の端末に基づいて、前記経路情報取得手段11aが取得した経路情報D2と前記回路情報取得手段11bが取得した回路情報D1とを関連付け、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける前記複数の電線3の各々の電線経路を計算する電線経路計算手段11c、前記電線経路計算手段11cが計算した複数の電線経路に基づいて、前記ワイヤハーネスW1の分岐点における前記電線3の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成する分岐点情報作成手段11d、前記分岐点情報作成手段11dが作成した分岐点情報を、前記分岐角度の設計を支援するために出力する分岐点情報出力手段11e、として機能させるための分岐角度設計支援プログラムとなっている。つまり、CPU11は、分岐角度設計支援プログラムPを実行することで、上述した各種手段として機能することになる。
回路情報D1の一例としては、ワイヤハーネスW1の品種、電線3の構成、サイズ、ワイヤハーネスW1の接続先(From−To)、端部に装着されるコネクタW2の名称(例えばクーラー、ドア窓等)等の各種データを有して構成しており、記憶装置14等に回路情報データベース(DB)として記憶されている。
経路情報D2の一例としては、立体構造物2を形成するワイヤハーネスW1の3次元又は2次元の形状、経路等を示すための各種データを有して構成している。そして、経路情報D2は、前記回路情報D1と接続される電線3の名称データを有し、その端末部分の名称をキーにして、回路情報D1と経路情報D2とをリンクさせている。このような経路情報D2は、立体構造物2の品番等によって前記回路情報D1に関連付けられて記憶装置14等に経路情報データベース(DB)として記憶されている。
電線情報D3は、電線3の種類、品番等に対応して設けられており、例えば電線3の太さ、材質、剛性、表面(被覆部)の色等の各種データを有して構成している。この電線情報D3は、回路情報D1が示す電線3の構成等によって関連付けられて記憶装置14等に電線情報データベース(DB)として記憶されている。
なお、本実施形態では、説明を簡単化するために、上述した回路情報D1、経路情報D2、電線情報D3を記憶装置14に予め記憶しておく場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、インターネット、LAN等を介してアクセス可能な外部のハードディスク装置等にデータベースとして構築するなど種々異なる実施形態とすることができる。
製造要件情報D4は、ワイヤハーネスW1の製造に用いる上述した布線板46(図9参照)、治具等を示す製造治具データや、その布線板上46で製造したときのワイヤハーネスW1、立体構造物2の剛性、製造要件等を考慮するための製造要件データ等を有して構成している。このように製造要件情報D4は、カーメーカ側の出図前に、製造を指示する立体構造物2の製造要件やワイヤハーネスW1の剛性を考慮するための各種データを有する構成となっている。
電線経路情報D5は、上述した回路情報D1と経路情報D2とを複数の電線3の各々の端末に基づいて関連付けて、平面レイアウトにおける複数の電線3の各々の電線経路を計算した結果を示す情報となっている。なお、平面レイアウトとは、立体構造物2を前記布線板46上に平面展開したときのレイアウトを意味している。
分岐点情報D6は、ワイヤハーネスW1の分岐点Pにおける電線3の各々の流れを表示するための情報となっており、例えば、図5に示すように、1又は複数の分岐点Pを拡大した部分的な情報、平面レイアウト全体を示す情報などその構成は任意に定めることができる。
図5は布線板46を部分的に拡大した図であり、該布線板46上には立体構造物2の平面レイアウト形状に対して配置された複数の布線治具43が設けられており、それらの布線治具43によって保持させた状態でワイヤハーネスW1が製造される。即ち、平面レイアウト形状は、立体構造物2を布線板46に布線して平面展開したときのレイアウト形状となっている。なお、図5に示すワイヤハーネスW1の表示形態については、ワイヤハーネスW1を構成する電線3の各々の被覆材の色もリアルに表示することで、電線3の流れをより一層的確に利用者に認識させることができる。
また、ワイヤハーネスW1は、幹線Wmと、該幹線Wmから分岐する枝線Wbとを有している。該枝線Wbは、幹線Wm上の分岐点Pで分岐角度θで曲げられている。即ち、分岐角度設計支援装置10は、その分岐角度θの設計を支援するための装置となっている。
上述したCPU11には、入力装置15、通信装置16、表示装置17等がバスBを介して接続されている。入力装置15は、キーボード、マウス等を有しており、利用者の操作に応じた入力データをCPU11に出力する。通信装置16は、LANカード、携帯電話用モデム等の通信機器を用いている。そして、通信装置16は、受信した情報をCPU11に出力するとともに、CPU11から入力された情報を指示された送信先に送信する。
表示装置17は、周知である液晶ディスプレイ、CRT等の各種表示器が用いられる。そして、表示装置17は、CPU11の制御によって各種情報を表示する。つまり、表示装置17は、それらの各種情報に基づいて、分岐点情報16等を示す各種画面を表示することで、設計者等に対して分岐角度θの設計を支援する。なお、分岐点情報16の出力方法については、例えばCPU11からプリンタに出力することで、分岐点情報16を用紙に印字するなど種々異なる実施形態とすることができる。
次に、上述したCPU11が上述した分岐角度設計支援プログラムPを実行したときの分岐角度設計支援処理の一例を、図6のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU11によって分岐角度設計支援プログラムPが実行されると、ステップS11(経路情報取得手段に相当)において、設計者等から指定された立体構造物2に対応した経路情報D2が記憶装置14から取得されてRAM13に記憶され、ステップS12(回路情報取得手段に相当)において、その立体構造物2に対応した回路情報が記憶装置14から取得されてRAM13に記憶され、その後ステップS13に進む。
ステップS13(電線情報収集手段に相当)において、取得した経路情報D2と回路情報D1に基づいて、複数の電線3の各々に対応した電線情報D3が記憶装置14から収集されてRAM13に記憶され、ステップS14(電線経路計算手段に相当)において、複数の電線3の各々の端末に基づいて、RAM13に記憶している経路情報D2と回路情報とD1が関連付けられ、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける複数の電線3の各々の電線経路が計算され、該計算結果が電線経路情報D5として記憶装置14に記憶され、その後ステップS15に進む。
ステップS15(分岐角度取得手段に相当)において、経路情報D2と回路情報D1に基づいて所定の経路における前記分岐点Pの各々の分岐角度θが取得され、前記分岐点Pに関連付けられてRAM13に記憶され、ステップS16において、分岐点Pの各々に対応させて、分岐点Pを通る電線3の各々の流れを回路情報D1に基づいて特定されるとともに、電線情報D3に基づいて電線3の各々の太さ、形状等が特定され、分岐点Pの分岐角度θに対応して分岐する電線3の各々が通るコースが特定されてコースデータが作成され、その後ステップS17に進む。
なお、分岐する電線3のコースの特定方法としては、電線3の径(太さ)、剛性等と分岐角度θに対応して予め定められた変換テーブルとに基づいて、電線3の各々のコースを特定している。より具体的には、変換テーブルに電線3の太さに対応した分岐ポイントからの相対距離等を設定しておき、太い電線3がアウトコースを通り、細い電線3ほどインコースを通るというように特定している。
ステップS17(分岐点情報作成手段に相当)において、特定された電線3の流れ、太さ、形状等と計算した複数の電線経路に基づいて、ワイヤハーネスW1の分岐点Pにおける複数の電線3の各々の流れをリアルに表示するための分岐点情報D6が、前記コースデータを重畳表示させるように作成されて記憶装置14に記憶され、その後ステップS18に進む。なお、分岐点情報D6としては、例えば図7に示すように、分岐点Pに対して幹線Wmから分岐する枝線Wbを通る電線3を束ねた状態で表示し、その画面の視点変更機能により幹線Wm及び枝線Wbを所望の方向から目視可能に表示している。
ステップS18(断面形状情報作成手段に相当)において、分岐点情報D6における分岐点Pに対して任意に定められた部分に対し、幹線Wm又は枝線Wbの各電線束の断面形状を示す断面形状情報D7(図8参照)が作成されて記憶装置14に分岐点情報D6に関連付けられて記憶され、その後ステップS19に進む。
ステップS19(分岐点情報出力手段に相当)において、上述した分岐点情報D6が表示装置17に出力されることで、表示装置17に分岐点情報D6が表示され、ステップS20(断面形状情報出力手段に相当)において、表示している分岐点情報D6に関連付けられた断面形状情報D7が表示装置17に出力されることで、表示装置17の分岐点情報D6上の所望の位置に断面形状情報D7が重畳表示され、設計者等からの終了要求に応じて表示装置17に表示停止が要求されて処理を終了する。
なお、上述した分岐点情報D6と断面形状情報D7は、同時に表示装置17に表示させたり、分岐点情報D6と断面形状情報D7を一体に作成して表示装置17に表示させるなど種々異なる実施形態とすることができる。
次に、上述した分岐角度設計支援装置10の動作(作用)の一例を図5,7,8等の図面を参照して以下に説明する。
分岐角度設計支援装置10は、自動車等の立体構造物2の設計時等に設計者等によって起動されると、立体構造物2に対応した回路情報D1及び経路情報D2を記憶装置14等から取得し、そこで用いられるワイヤハーネスW1を構成する複数の電線3に対応した電線情報D3を記憶装置14等から収集する。
回路情報D1及び経路情報D2を複数の電線3の各端末に基づいて関連付け、該関連付けた情報から平面レイアウトにおける複数の電線3の各々の電線経路を算出すると共に、経路情報D2と回路情報D1に基づいて所定の経路における前記分岐点Pの各々の分岐角度θを取得し、電線情報D3等に基づいて分岐角度θで分岐する際の各電線3のコースを算出し、各分岐点Pにおける電線3の各々の流れを表示するための分岐点情報D6を作成し、表示装置17に出力する。
これにより、表示装置17に図5に示す分岐点情報D6が表示されると、幹線Wmから分岐角度θで分岐する枝線Wbは、矢印Aに向かって分岐する電線3の本数と、矢印Bに向かって分岐する電線3の本数を比較し、図5中の波線矢印方向Cへ分岐角度θを変更すれば、分岐点Pのストレスを減らせることを、設計者等は目視により認識することができる。
また、表示装置17に図7に示す分岐点情報D6が表示されると、幹線Wm1と該幹線Wm1から分岐する枝線Wb1に着目すると、分岐点Pに対する電線群のインコースCiとアウトコースCoを示す波線が重畳表示されているため、設計者等はインコースCiに細い電線3、アウトコースCoに太い電線3が位置付けられていると認識できるため、そのコース取りから分岐角度θが適しているか否かを推測することができる。これにより、分岐角度θをより一層正確に設計することができる。
さらに、表示装置17に図8に示す分岐点情報D6と断面形状情報D7が表示されると、分岐点情報D6が示す幹線Wmと枝線Wbの各々に対応するように複数の断面形状情報D7が重畳表示されるため、設計者等はその断面形状情報D7を参照することで、中心部に隠された電線3も容易に目視することができる。また、分岐点情報D6として、幹線Wmと枝線Wbの各電線3の被覆材の色がリアルに表示される。これらにより、分岐角度θをより一層正確に設計することができる。
以上説明した分岐角度設計支援装置10によれば、取得した経路情報D2と回路情報D1とを関連付けて、複数の電線3の各々の平面レイアウトにおける電線経路を計算し、ワイヤハーネスW1の分岐点Pにおける電線3の各々の流れを表示するための分岐点情報D6を作成して出力するようにしたことから、設計者等はワイヤハーネスW1の分岐点Pにおける各電線3の流れ及び分岐させる電線3の本数を確認することができるため、分岐させる電線束のストレスの少ない分岐角度の設計を支援することができる。従って、ワイヤハーネスW1の製造時に生じる設計変更を減少させ、且つ、ワイヤハーネスを組み付けやすく、その耐久品質を向上させることができる。
また、複数の電線3の各々に対応した電線情報D3を収集し、それらの電線情報D3と電線経路とに基づいて電線3の各々の流れ及び太さを目視可能に表示するための分岐点情報D6を作成するようにしたことから、設計者等はワイヤハーネスW1の分岐点Pにおける各電線3の流れ、分岐させる電線束の本数に加え、その電線3の太さを確認することができるため、分岐角度θをより現実的な角度に設定することができる。従って、ワイヤハーネスW1の製造時に生じる設計変更をより一層減少させることができる。
さらに、分岐点Pに対応した幹線Wm又は該幹線Wmから分岐する枝線Wbの少なくとも一方の断面形状を示す断面形状情報D7を、電線情報D3と電線経路と分岐点Pとに基づいて作成して分岐角度θの設計を支援するために出力するようにしたことから、設計者等は分岐させる電線束の断面形状を確認することができるため、その断面形状を考慮して分岐角度θをより現実的な角度に設定することができる。
また、分岐点Pの分岐角度θを取得し、その分岐角度θに対応して分岐する電線群のインコースCi又はアウトコースCoの少なくとも一方を算出し、当該コースを示すコースデータを有する分岐点情報D6を作成するようにしたことから、設計者等は分岐する電線群のインコースCi又はアウトコースCoを確認することができるため、分岐角度θをより現実的な角度に設定することができる。また、同じ経路を通る電線3に対して、分岐点θにおけるコース取りを考慮することができるため、各電線3の長さをより正確に計算することが可能となり、電線使用量の削減に貢献することができる。
なお、上述した実施形態では、分岐点情報D6によって電線3をリアルに表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、複数の電線3の太さや剛性等を色で変化させて実線で表現するなど種々異なる実施形態とすることができる。
このように前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る分岐角度設計支援装置の基本構成を示す構成図である。 立体構造物とワイヤハーネスの一例を説明するための図である。 分岐角度設計支援装置の概略構成を示す構成図である。 図3の記憶装置が記憶するプログラム及び各種情報の一例を説明するための図である。 分岐角度の設計支援の一例を説明するための図である。 図3のCPUが実行する分岐角度設計支援処理の一例を示すフローチャートである。 分岐角度の設計支援の他の一例を説明するための図である。 分岐点情報と断面形状情報の表示例を説明するための図である。 従来の布線治具を用いた布線装置の一形態を示す図である。 従来のワイヤハーネスの問題点を説明するための図である。
符号の説明
2 立体構造物
3 電線
10 分岐角度設計支援装置
11a 経路情報取得手段(CPU)
11b 回路情報取得手段(CPU)
11c 電線経路計算手段(CPU)
11d 分岐点情報作成手段(CPU)
11e 分岐点情報出力手段(CPU)
11f 電線情報収集手段(CPU)
11g 断面形状情報作成手段(CPU)
11h 断面形状情報出力手段(CPU)
11i 分岐角度取得手段(CPU)
W1 ワイヤハーネス
W2 コネクタ
Wm 幹線
Wb 枝線

Claims (6)

  1. 立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネスを平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援装置であって、
    前記ワイヤハーネスの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記ワイヤハーネスの回路を示す回路情報を取得する回路情報取得手段と、
    前記複数の電線の各々の端末に基づいて、前記経路情報取得手段が取得した経路情報と前記回路情報取得手段が取得した回路情報とを関連付け、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける前記複数の電線の各々の電線経路を計算する電線経路計算手段と、
    前記電線経路計算手段が計算した複数の電線経路に基づいて、前記ワイヤハーネスの分岐点における前記電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成する分岐点情報作成手段と、
    前記分岐点情報作成手段が作成した分岐点情報を、前記分岐角度の設計を支援するために出力する分岐点情報出力手段と、
    を有することを特徴とする分岐角度設計支援装置。
  2. 前記複数の電線の各々に対応した電線情報を収集する電線情報収集手段を有し、
    前記分岐点情報作成手段が、前記電線情報と前記電線経路とに基づいて、前記電線の各々の流れ及び太さを目視可能に表示するための前記分岐点情報を作成する手段であることを特徴とする請求項1に記載の分岐角度設計支援装置。
  3. 前記電線情報収集手段が収集した電線情報と前記電線経路情報と前記分岐点情報とに基づいて、前記分岐点に対応した幹線又は該幹線から分岐する枝線の少なくとも一方の断面形状を示す断面形状情報を作成する断面形状情報作成手段と、
    前記断面形状情報作成手段が作成した断面形状情報を、前記分岐角度の設計を支援するために出力する断面形状情報出力手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の分岐角度設計支援装置。
  4. 前記分岐点における分岐角度を取得する分岐角度取得手段を有し、
    前記分岐点情報作成手段が、前記分岐角度取得手段によって取得した分岐角度と前記電線情報と前記電線経路とに基づいて、前記分岐角度に対応して分岐する電線群のインコース又はアウトコースの少なくとも一方を算出し、当該コースを示すコースデータを有する前記分岐点情報を作成する手段であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の分岐角度設計支援装置。
  5. 立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネスを平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援装置のコンピュータを、
    前記ワイヤハーネスの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段、
    前記ワイヤハーネスの回路を示す回路情報を取得する回路情報取得手段、
    前記複数の電線の各々の端末に基づいて、前記経路情報取得手段が取得した経路情報と前記回路情報取得手段が取得した回路情報とを関連付け、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける前記複数の電線の各々の電線経路を計算する電線経路計算手段、
    前記電線経路計算手段が計算した複数の電線経路に基づいて、前記ワイヤハーネスの分岐点における前記電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成する分岐点情報作成手段、
    前記分岐点情報作成手段が作成した分岐点情報を、前記分岐角度の設計を支援するために出力する分岐点情報出力手段、
    として機能させるための分岐角度設計支援プログラム。
  6. 請求項5の分岐角度設計支援プログラムを実行することにより、コンピュータを経路情報取得手段、回路情報取得手段、電線経路計算手段、分岐点情報作成手段及び分岐点情報出力手段として機能させて行う分岐角度設計支援方法であって、立体構造物を形成する複数の電線を束ねたワイヤハーネスを平面レイアウト形状に平面展開するときに、前記ワイヤハーネスにおける分岐点の分岐角度の設計を支援する分岐角度設計支援方法において
    前記経路情報取得手段によって、前記ワイヤハーネスの経路を示す経路情報を取得する経路情報取得工程と、
    前記回路情報取得手段によって、前記ワイヤハーネスの回路を示す回路情報を取得する回路情報取得工程と、
    前記電線経路計算手段によって、前記複数の電線の各々の端末に基づいて、前記取得した経路情報と前記取得した回路情報とを関連付け、該関連付けた情報から前記平面レイアウトにおける前記複数の電線の各々の電線経路を計算する電線経路計算工程と、
    前記分岐点情報作成手段によって、前記計算した複数の電線経路に基づいて、前記ワイヤハーネスの分岐点における前記電線の各々の流れを表示するための分岐点情報を作成する分岐点情報作成工程と、
    前記分岐点情報出力手段によって、前記分岐角度の設計を支援するために、前記作成した分岐点情報を出力する分岐点情報出力工程と、
    を有することを特徴とする分岐角度設計支援方法。
JP2008046605A 2008-02-27 2008-02-27 分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラム Active JP5059656B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046605A JP5059656B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラム
PCT/JP2009/053340 WO2009107622A1 (ja) 2008-02-27 2009-02-25 平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、平面製造図作成支援プログラム、及び、分岐角度設計支援装置
EP09714902A EP2249270A4 (en) 2008-02-27 2009-02-25 TWO-DIMENSIONAL MANUFACTURING PLANE FORMING SUPPORT DEVICE, METHOD FOR SUPPORTING TWO-DIMENSIONAL MANUFACTURING PLAN FORMATION, PROGRAM FOR SUPPORTING TWO-DIMENSIONAL MANUFACTURING PLAN FORMATION, AND DEVIATION OF DERIVATIVE ANGLE DESIGN SUPPORTING DEVICE
AU2009218266A AU2009218266B2 (en) 2008-02-27 2009-02-25 Two-dimensional manufacturing drawing formation support device, method for supporting formation of two-dimensional manufacturing drawing, program for supporting formation of two-dimensional manufacturing drawing and branch angle design support device
CN2009801139235A CN102016853B (zh) 2008-02-27 2009-02-25 平面制造图制作支援装置、平面制造图制作支援方法、以及分支角度设计支援装置
US12/735,917 US8397203B2 (en) 2008-02-27 2009-02-25 Planar manufacturing drawing production support device, planar manufacturing drawing production support method, planar manufacturing drawing production support program and branch angle design support device
EP12196669.1A EP2570949B1 (en) 2008-02-27 2009-02-25 Device for designing a branch angle at a branch point of a wire harness
US13/757,048 US8499275B2 (en) 2008-02-27 2013-02-01 Planar manufacturing drawing production support device, planar manufacturing drawing production support method, planar manufacturing drawing production support program and branch angle design support device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046605A JP5059656B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009205402A JP2009205402A (ja) 2009-09-10
JP5059656B2 true JP5059656B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=41147600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008046605A Active JP5059656B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5059656B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10676178B2 (en) 2013-09-05 2020-06-09 Airbus Operations Limited Landing gear drive system flexible interface
US10864984B2 (en) 2013-09-05 2020-12-15 Airbus Operations Limited Landing gear drive system flexible interface

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5880816B2 (ja) * 2011-09-28 2016-03-09 ミツミ電機株式会社 レンズ駆動装置
JP5897912B2 (ja) * 2012-01-19 2016-04-06 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス解析装置、ワイヤハーネス解析方法、及びワイヤハーネス解析プログラム
JP5897911B2 (ja) 2012-01-19 2016-04-06 矢崎総業株式会社 電線長出力方法及び電線長出力プログラム
KR102417169B1 (ko) * 2019-12-30 2022-07-06 주식회사 유라코퍼레이션 버스바 전개 시스템, 방법 및 컴퓨터 프로그램

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4164784B2 (ja) * 2000-03-02 2008-10-15 マツダ株式会社 線条材の配線設計支援装置及び配線設計支援方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2002231074A (ja) * 2001-01-26 2002-08-16 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤーハーネスの設計方法およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP4886477B2 (ja) * 2006-11-14 2012-02-29 矢崎総業株式会社 布線レイアウト設計支援装置、布線レイアウト設計支援方法、及び、布線レイアウト設計支援プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10676178B2 (en) 2013-09-05 2020-06-09 Airbus Operations Limited Landing gear drive system flexible interface
US10864984B2 (en) 2013-09-05 2020-12-15 Airbus Operations Limited Landing gear drive system flexible interface

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009205402A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009107622A1 (ja) 平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、平面製造図作成支援プログラム、及び、分岐角度設計支援装置
JP5059656B2 (ja) 分岐角度設計支援装置、分岐角度設計支援方法、及び、分岐角度設計支援プログラム
US6842173B2 (en) Wiring harness designing method, computer program and system
JP4199076B2 (ja) ワイヤーハーネスの経路設計支援装置,支援方法、支援プログラム、及びそのプログラムが格納されている記憶媒体
US20190118741A1 (en) Total supporting method and total supporting system of wire harness
JP4818242B2 (ja) 配線表示装置
JP2002231074A (ja) ワイヤーハーネスの設計方法およびこの方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP4199096B2 (ja) ワイヤーハーネスの設計支援装置、支援方法、支援プログラム、及びその支援プログラムが格納されている記憶媒体
JP5113676B2 (ja) 制御盤設計支援システム
JP4886477B2 (ja) 布線レイアウト設計支援装置、布線レイアウト設計支援方法、及び、布線レイアウト設計支援プログラム
WO2010023988A1 (ja) 断面レイアウト計算装置、断面レイアウト計算方法、及び、断面レイアウト計算プログラム
JP4886478B2 (ja) ワイヤハーネス2次元展開装置、ワイヤハーネス2次元展開方法、及び、ワイヤハーネス2次元展開プログラム
JP5059654B2 (ja) 平面製造図作成支援装置、平面製造図作成支援方法、及び、平面製造図作成支援プログラム
JP2003022720A (ja) ワイヤーハーネス組立作業台の設計方法及びプログラム
JP5303385B2 (ja) 分岐レイアウト設計支援装置、分岐レイアウト設計支援方法、及び、分岐レイアウト設計支援プログラム
JP2010252603A (ja) 配線処理方法、配線処理プログラム、および、配線処理装置
JP2016206871A (ja) ワイヤーハーネス設計装置及び設計方法
KR20150131004A (ko) 전기 시스템의 전기 회로도를 도식적으로 생성할 목적으로 후속적으로 이용될 데이터의 세트를 처리하기 위한 방법
JP2003132102A (ja) ワイヤーハーネスの設計方法
JP5373575B2 (ja) クランプ製作方向調整支援装置、クランプ製作方向調整支援方法、及び、クランプ製作方向調整支援プログラム
JP5059655B2 (ja) 配索経路算出装置、配索経路算出方法、及び、配索経路算出プログラム
AU2011254087B2 (en) Branch angle design support device
JP2018067104A (ja) ジョイント位置決定支援方法
TWI468966B (zh) 電線束的製品工程設計系統及其方法
JP2020087010A (ja) 配索状態提示方法および配索状態提示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5059656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250