JP5058906B2 - カメラモジュールを備えた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラモジュールを備えた電子機器に関する。より詳細には、本発明は、電子機器本体の基板上に、非加熱状態でカメラモジュールを実装することが可能な電子機器に関する。
カメラ付き携帯電話やディジタルスチルカメラ等の電子機器には、レンズおよび固体撮像素子を備えたカメラモジュールが搭載されている。カメラモジュールは、電子機器本体の基板(例えば、中継接続基板(プリント回路基板)やマザーボード等)上に実装される。通常、基板上へのカメラモジュールの実装は、半田接合により行われる。
半田接合を行うためには、半田を溶融させるために、半田の加熱が不可欠である。例えば、鉛フリー半田を用いた半田接合では、ピーク時の加熱温度が、245℃程度必要になる。鉛フリー低温半田を用いたとしても、ピーク時の加熱温度が、200℃程度必要になる。
しかし、カメラモジュールは、レンズ、および、赤外線カットフィルタ等の熱に弱い光学部品を備えている。例えば、レンズの温度耐性は、90℃程度である。このため、抵抗,コンデンサ等の電子部品を半田接合により実装する通常のリフローの条件で、カメラモジュールを基板に実装すると、光学部品が熱に耐えられない。従って、光学部品に熱をかけずに、カメラモジュールを基板上に実装する必要がある。
そこで、半田接合によりカメラモジュールを基板上に実装するために、例えば、下記の2つの方法が採用される。
第1の方法は、レンズを除いたカメラモジュールをリフローにより基板上に実装した後にレンズを嵌め込む方法である。この方法では、リフロー後にレンズを嵌め込むため、通常のリフローの条件でも、レンズ等の光学部品が熱の影響を受けない。
一方、第2の方法は、カメラモジュールを基板に載置し、半田接合部を局所的に加熱する方法である。この方法では、半田接合部を局所加熱するため、レンズ等の光学部品が熱の影響を受けない。
カメラモジュールを基板に実装する上では、カメラモジュールと基板との位置関係が、特に重要である。半田接合を行うと、加熱により溶融した半田の表面張力と粘度とを利用して、カメラモジュールと基板との位置合わせが可能となる。このような溶融半田による位置合わせは、セルフアライメントと称される。このようなセルフアライメントを利用できることが、基板上へのカメラモジュールの実装が、半田接合によって行われる最大の理由である。
ところで、特許文献1には、半田接合を行わずに(熱をかけずに)、2つの回路基板を、2つのコネクタを用いて電気的に接続する方法が開示されている。ただし、特許文献1はコネクタに関する発明であって、カメラモジュールの技術分野には属さない。
図10は、特許文献1の基板接続構造を示す斜視図である。図10のように、特許文献1では、雄コネクタ202および雌コネクタ203によって、回路基板204と回路基板205とが互いに電気的に接続されている。具体的には、雄コネクタ202に一列に配置されたバンプ211が、雌コネクタ203に形成された係止孔231を貫通している。そして、この貫通状態で、雄コネクタ202と雌コネクタ203とが係止される。これにより、回路基板204と回路基板205とが電気的に接続される。
特開2007−134169号公報(2007年5月31日公開)
しかし、半田接合による基板上へのカメラモジュールの実装は、製造工程が複雑になったり、専用設備が必要になる上、生産効率も低い。
具体的には、第1の方法では、レンズを搭載しない状態で、リフローにより、カメラモジュールを基板上に実装し、リフロー後にレンズを嵌め込む。このため、第1の方法の製造工程が増えてしまう。また仮に、レンズなしのカメラモジュールを搬送すると、カメラモジュール内にゴミが入ってしまう。従って、実際には、レンズを嵌め込んだカメラモジュールを基板に実装した状態で、ユーザに販売しなければならない。
一方、第2の方法は、第1の方法とは異なり、レンズを搭載した状態で、カメラモジュールを基板に実装できる。このため、第1の方法のような、レンズを嵌めこむ工程は不要である。
しかし、第2の方法では、半田接合部を局所的に加熱するために特殊な専用設備が必要となる。このため、設備投資にかける費用が膨大になる。さらに、第2の方法では、複数のカメラモジュールの半田接合部を、同時に加熱することはできない。つまり、同時に複数の電子機器を製造できない。このため、単一のカメラモジュールごとに基板に実装することになる。さらに、カメラモジュールを押さえながらの実装になるため、基板に対するカメラモジュールの位置ズレが生じやすい。
また、いずれの方法でも、溶融した半田が冷えて固まるまで冷却する必要があるため、時間がかかる。
このように、半田接合による基板上へのカメラモジュールの実装は、製造工程数が増加したり、専用設備が必要になるため、複雑になる。また、このような半田実装では、半田量(予備半田の厚さ)加熱時間、および冷却時間条件を、カメラモジュールの機種ごとに設定しなければならず、非常に時間がかかる。このため、生産効率も低い。
一方、上述のように、カメラモジュールを基板に実装する上では、カメラモジュールと基板との位置関係が、特に重要である。
しかし、上述のように、特許文献1は、2つの回路基板204,205間を、電気的に接続するためのコネクタ(雄コネクタ202および雌コネクタ203)に関する発明である。このため、特許文献1では、2つの回路基板204,205間が電気的に接続されさえすればよく、厳密な位置合わせは必要ない。また、特許文献1では、ボス220とガイド孔239により、雄コネクタ202と雌コネクタ203とが位置決めされている。つまり、雄コネクタ202および雌コネクタ203自体に、位置決め機能はない。
また、特許文献1では、一方向にのみ(一列のみ)、バンプ211が配置されている。このため、バンプ211の配列方向に作用する力に対する強度(引っ張り強度)は、比較的高い。しかし、バンプ211の配列方向に対して垂直方向に作用する力に対する強度は弱い。このため、強度の弱い方向の力がかかると、雄コネクタ202と雌コネクタ203とが、ずれたり、離れたりしてしまう。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、半田接合を行わずに、基板上にカメラモジュールを簡便に実装することのできる電子機器を提供することにある。
本発明の電子機器は、上記の課題を解決するために、基板上にカメラモジュールが実装された電子機器において、
カメラモジュールの裏面に、複数の突起電極が形成されており(ただし、全ての突起電極は、同一直線上に配置されてない)、
基板に、厚さ方向に貫通した貫通孔が、各突起電極に対応して形成され、
各貫通孔の周囲に端子が形成されており、
突起電極が、貫通孔に挿入され、かつ、基板の裏面に係止されており、
突起電極が基板の裏面に係止された状態で、突起電極と端子とが互いに接触すると共に、カメラモジュールが基板上に位置合わせされており、上記突起電極は、非対称に配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、カメラモジュールの裏面に形成された突起電極が、基板に形成された貫通孔に挿入されると共に、基板の裏面に係止されている。また、この係止状態で、突起電極と、貫通孔の周囲に形成された端子とが互いに接触する。これにより、カメラモジュールと基板とが、互いに電気的に接続される。さらに、この係止状態で、カメラモジュールが基板上に位置合わせされる。
また、上記の構成によれば、全突起電極が、同一直線上に配置されないように、点在して配置されている。例えば、突起電極が、カメラモジュールの裏面にマトリク状または環状に配置されたり、カメラモジュールの裏面の外縁部に沿って配置されたりすることが挙げられる。これにより、このような突起電極が基板の裏面に係止されることによって、カメラモジュールを基板上に強固に実装することができる。
このように、上記の構成によれば、突起電極を貫通孔に挿入し、突起電極を基板の裏面に係止させることによって、カメラモジュールと基板とを互いに電気的に接続すると共に、基板上の適切な位置にカメラモジュールが実装される。従って、半田接合を用いることなく、カメラモジュールを基板上に簡便に実装することができる。
さらに、上記の構成によれば、突起電極が非対称に配置されているため、基板とカメラモジュールとの配置関係が特定方向に規定される。つまり、貫通孔と突起電極とが、特定の配置関係にあるときにのみ、突起電極が基板の裏面に係止される。このため、カメラモジュールが基板に誤装着されるのを防止することができる。
本発明の電子機器では、上記突起電極は、貫通孔に挿入される挿入部と、挿入部より外径が大きく基板の裏面に係止される係止部とを有し、
上記貫通孔は、互いに連通した、係止部よりも外径の大きい大径部と、係止部よりも外径の小さい小径部とを有し、
上記係止部が小径部に配置されたときに、突起電極が基板の裏面に係止されることが好ましい。
上記の構成によれば、突起電極は挿入部と係止部とを有する一方、貫通孔は互いに連通した大径部と小径部とを有している。また、係止部の外径は、貫通孔の大径部よりも小さく、貫通孔の小径部よりも大きい。これにより、突起電極を貫通孔の大径部に挿入し、小径部まで移動させると、突起電極を基板の裏面に係止することができる。従って、より簡便に、基板上にカメラモジュールを実装することができる。
本発明の電子機器では、上記基板上に実装されたカメラモジュールの周囲に、樹脂が塗布されていることが好ましい。
上記の構成によれば、カメラモジュールの周囲に設けられた樹脂部によって、カメラモジュールが基板上に固定される。しかも、この樹脂部によって、突起電極が基板の裏面に係止された状態が維持される。従って、基板上へのカメラモジュールの実装強度を高めることができる。
本発明の電子機器では、上記基板が、フレキシブルプリント回路基板であることが好ましい。
上記の構成によれば、カメラモジュールが、フレキシブル印刷回路基板(FPC(Flexible printed circuit board))に実装される。これにより、柔軟性を有するため反りが大きいFPCであっても、突起電極を基板の裏面に係止することによって、カメラモジュールとFPCとを信頼性高く、電気的に接続することができる。
本発明の電子機器では、上記基板が、フレキシブルプリント回路基板であってもよい。
上記の構成によれば、カメラモジュールが、フレキシブル印刷回路基板(FPC(Flexible printed circuit board))に実装される。これにより、柔軟性を有するため反りが大きいFPCであっても、突起電極を基板の裏面に係止することによって、カメラモジュールとFPCとを信頼性高く、電気的に接続することができる。
本発明の電子機器は、突起電極が基板の裏面に係止された状態で、突起電極と端子とが互いに接触すると共に、カメラモジュールが基板上に位置合わせされており、上記突起電極は、非対称に配置されている構成である。それゆえ、半田接合を用いることなく、カメラモジュールを基板上に簡便に実装することができるという効果を奏する。さらに、カメラモジュールが基板に誤装着されるのを防止することができるという効果も奏する。
以下、本発明の実施の一形態について、図1〜図9に基づいて説明する。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の電子機器は、カメラモジュールの裏面に形成されたバンプ(突起電極)が、電子機器本体の基板に形成された貫通孔に係止された状態で、カメラモジュールと基板とが互いに電気的に接続されている。これにより、非加熱状態でカメラモジュールを基板上に実装することが可能となる。
本発明の電子機器は、カメラ付き携帯電話,ディジタルスチルカメラ,セキュリティカメラなどの撮影可能な各種携帯端末として好適である。本実施形態では、電子機器として、カメラ付き携帯電話機を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態にかかるカメラ付き携帯電話機において、カメラモジュールが基板に実装された状態を示す側面図である。
図1のように、本実施形態のカメラ付き携帯電話機100は、カメラ付き携帯電話機100内に搭載された基板1上に、撮像用のカメラモジュール2が実装された構成である。また、本実施形態では、基板1上のカメラモジュール2の周囲には、樹脂3が塗布されている。なお、カメラ付き携帯電話機100の外観は、公知の携帯電話機と同様であるため説明を省略する。
基板1は、カメラ付き携帯電話機100本体に搭載されており、カメラモジュール2が実装される。例えば、基板1は、カメラ付き携帯電話機100のマザーボード、中継接続基板などである。カメラ付き携帯電話機では、特定の位置にカメラモジュール2を配置するために、基板1として、フレキシブルプリント回路基板(FPC)が適用される場合が多い。基板1は、カメラ付き携帯電話機100の機種に応じた種々の形状となる。
カメラモジュール2は、カメラ付き携帯電話機100に搭載された撮像装置である。カメラモジュール2の裏面には、複数の突起電極24が形成されている。この突起電極24によって、基板1とカメラモジュール2とが互いに電気的に接続される。
樹脂3は、基板1上へのカメラモジュール2の実装を補強するものである。この樹脂3によって、カメラモジュール2が基板1上に確実に固定される。
なお、図示しないが、基板1上には、カメラモジュール2以外にも、抵抗,コンデンサ,カメラモジュール2で撮影した画像データを別の部材に送信するコネクタ等の各種電子部品も実装されている。
より具体的には、図2は、カメラモジュールの断面図である。図3は、カメラモジュール2の裏面図である。
図2のように、カメラモジュール2は、撮像部21とレンズ部22とから構成される。撮像部21は、図示しないが、ベース基板23上に、外部の情景情報(絵)を電気信号に変換する固体撮像素子(例えばCCDセンサまたはCMOSセンサ)、固体撮像素子に入射する赤外線をカットするIRカットフィルター、および固体撮像素子からの信号を処理するDSP、DSP周辺部品等が搭載されている。
一方、レンズ部22は、撮像部21に設けられた固体撮像素子上に、像を結ぶレンズを備えている。
また、図2のように、カメラモジュール2の裏面(ベース基板23の裏面)には、複数の突起電極24が形成されている。突起電極24は、導電性材料からなり、基板1と電気的に接続するものである。この突起電極24は、後述のように、基板1に形成された貫通孔に挿入される。突起電極24の形状は、基板1の裏面に係止されるような形状であれば特に限定されるものではない。本実施形態では、突起電極24は、係止部24aと、挿入部24bとから構成されている。係止部24aは、基板1に係止される部分である。係止部24aの断面は、ドーム形状となっている。一方、挿入部24bは、係止部24aより外径が小さくなっており、基板1の貫通孔に挿入される。
突起電極24の配置状態は、全ての突起電極24が同一直線上に配置されないように点在していれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、図3のように、突起電極24が、カメラモジュール2の裏面(ベース基板23の裏面)に、マトリクス状に配置されている。突起電極24の数は、カメラモジュール2が機能すれば、特に限定されるものではない。例えば、突起電極24は、図3のように、16個以上であることが好ましい。通常の24個以上であることがより好ましい。
一方、図4は、基板1の裏面を示す平面図である。基板1の裏面には、基板1を厚さ方向に貫通する貫通孔11が複数形成されている。貫通孔11は、突起電極24に対応する位置に設けられている。本実施形態では、貫通孔11は、係止部24aよりも外径の大きい大径部11aと、係止部24aよりも外径の小さい小径部11bとを有している。大径部11aおよび小径部11bは、互いに連通している。また、全ての貫通孔11は、大径部11aおよび小径部11bの配列方向が、同一である。
また、各貫通孔11の周囲(外縁)には、端子12が形成されている。端子12と突起電極24とが接触すると、基板1とカメラモジュール2とが互いに電気的に接続される。
図5は、基板1への突起電極24の係止状態を示す平面図である。大径部11aの外径は、突起電極24の係止部24aよりも大きい。このため、係止部24aおよび挿入部24bは、大径部11aに挿入される。一方、小径部11bの外径は、突起電極24の係止部24aよりも小さい。このため、突起電極24を大径部11aから小径部11bまで移動させると、突起電極24が基板1に係止される。この係止状態で、係止部24aと小径部11bの周囲に形成された端子12とが接触する。つまり、突起電極24と端子12とが互いに接触するため、カメラモジュール2と基板1とが互いに電気的に接続される。同時に、この係止状態で、基板1に対して、カメラモジュール2が位置合わせされる。
なお、突起電極24は、貫通孔11に挿入され、基板1の裏面に係止されているため、基板1への突起電極24の係止状態の確認が容易である。また、図5の例では、突起電極24の係止状態は、解除可能である。つまり、小径部11bで係止させた突起電極24を再度、大径部11aに移動させることも可能である。このため、例えば、突起電極24が折れた場合には、カメラモジュール2の交換が可能である。
以上のように、本実施形態のカメラ付き携帯電話機100によれば、カメラモジュール2の裏面に形成された突起電極24が、基板1に形成された貫通孔11に挿入されると共に、基板1の裏面に係止されている。また、この係止状態で、突起電極24と、貫通孔11の周囲に形成された端子12とが互いに接触する。これにより、カメラモジュール2と基板1とが、互いに電気的に接続される。さらに、この係止状態で、カメラモジュール2が基板1上に位置合わせされる。
さらに、全ての突起電極24が、同一直線上に配置されないように、点在して配置されている。これにより、突起電極24が基板1の裏面に係止されることによって、カメラモジュール2を基板1上に強固に実装することができる。従って、どの方向から力が作用しても、基板1からカメラモジュール2がずれたり、離れたりしない。
このように、本実施形態のカメラ付き携帯電話機100によれば、突起電極24を貫通孔11に挿入し、突起電極24を基板1の裏面に係止させることによって、カメラモジュール2と基板1とを互いに電気的に接続すると共に、基板1上の適切な位置にカメラモジュール2が実装される。従って、半田接合を用いることなく、カメラモジュール2を基板1上に簡便に実装することができる。
また、本実施形態では、突起電極24は、貫通孔11に挿入される挿入部24bと、挿入部24bより外径が大きく基板1の裏面に係止される係止部24aとを有している。一方、貫通孔11は、係止部24aよりも外径の大きい大径部11aと、係止部24aよりも外径の小さい小径部11bとを有している。そして、大径部11aと小径部11bとが、互いに連通している。さらに、係止部24aが小径部11bに配置されたときに、突起電極24が基板1の裏面に係止される。これにより、突起電極24を貫通孔11の大径部11aに挿入し、小径部11bまで移動させると、小径部11bで突起電極24が係止される。従って、より簡便に、基板1上にカメラモジュール2を実装することができる。
また、本実施形態では、基板1上に実装されたカメラモジュール2の周囲に、樹脂3が塗布されている。このため、カメラモジュール2の周囲に設けられた樹脂3によって、カメラモジュール2が基板1上に固定される。このため、樹脂3によって、突起電極24が基板1の裏面に係止された状態が維持される。従って、基板1上へのカメラモジュール2の実装強度を高めることができる。
なお、樹脂3を、例えば、紫外線硬化性接着剤から構成すれば、カメラモジュール2を基板1に係止した状態で、接着部14に紫外線を照射することにより、カメラモジュール2を基板1に確実に実装することができる。また、樹脂3としては、硬化温度の低い熱硬化性接着剤を用いることもできる。例えば90℃以下で硬化する熱硬化性樹脂を用いれば、レンズ等の光学部品にも影響しない。
また、本実施形態では、基板1が柔軟性を有するため反りが大きいフレキシブル印刷回路基板であっても、突起電極24を基板1の裏面に係止することによって、カメラモジュール2と基板1とを信頼性高く、電気的に接続することができる。
また、基板1に形成される貫通孔11の形状は、以下のようにすることも可能である。図6〜図8は、別の貫通孔11を示す平面図である。
上述した図4等の貫通孔11は、大径部11aと小径部11bとが一部重なった構成であった。これに対し、図6および図7の貫通孔11は、大径部11aと小径部11bとが互いに独立している。また、大径部11aと小径部11bとは、直線状の経路11cによって、連通されている。図6の経路11cは直線上(帯状)である一方、図7の経路11cは、大径部11aから小径部11bに向かうにつれて次第に狭くなっている。突起電極24の係止部24aは、経路11cを移動できないが、挿入部24bは経路11cを移動できるようになっている。つまり、図6および図7の構成では、いったん係止部24aを基板1に係止させると、係止状態を解除しにくい(嵌め殺しに近い)構成となっている。従って、より強固に基板1上にカメラモジュール2を実装できると共に、カメラモジュール2の位置ずれを防止できる。
一方、図8の構成では、貫通孔11の形状が、鍵穴状である。この場合も、図6および図7の構成と同様に、いったん係止部24aを基板1に係止させると、係止状態を解除しにくい(嵌め殺しに近い)構成となっている。従って、より強固に基板1上にカメラモジュール2を実装できると共に、カメラモジュール2の位置ずれを防止できる。
なお、図6では、大径部11aと小径部11bとを結ぶ経路11cが直線形状である。しかし、この経路11cを、非直線状に形成することもできる。図9は、非直線状の経路11cを有する貫通孔11を示す平面図である。この場合、非直線状の経路11cによって、大径部11aと小径部11bとが、非直線状の経路11cを介して連通される。これにより、いったん、係止部24aが小径部11bに配置され、突起電極24が基板1の裏面に係止されると、その係止状態が解除されにくくなる。従って、基板1へのカメラモジュール2の実装強度を高めることができる。
なお、本実施形態では、突起電極24が、カメラモジュール2の裏面にマトリクス状に配置されている。また、突起電極24は、線対称に点在して配置されている。しかし、突起電極24は、非対称に配置されていてもよい。図10は、カメラモジュール2の裏面図である。例えば、図10では、ベース基板23の裏面に、25個の突起電極24がマトリクス状に配置されている。この場合、中央の突起電極24以外のいずれか1つを失くせば、突起電極24が非対称に配置される。また、塗りつぶされた突起電極24のいずれか1つを失くすことが好ましい。これにより、突起電極24を失くしても、接続強度を維持することが可能となる。
このように突起電極24が非対称に配置されていると、基板1とカメラモジュール2との配置関係が特定方向に規定される。つまり、貫通孔11と突起電極24とが、特定の配置関係にあるときにのみ、突起電極24が基板1の裏面に係止される。このため、カメラモジュール2が基板1に誤装着されるのを防止することができる。
本発明の電子機器は、以上のように、基板上にカメラモジュールが実装された電子機器において、カメラモジュールの裏面に、複数の突起電極が形成されており(ただし、全ての突起電極は、同一直線上に配置されてない)、基板に、厚さ方向に貫通した貫通孔が、各突起電極に対応して形成され、各貫通孔の周囲に端子が形成されており、突起電極が、貫通孔に挿入され、かつ、基板の裏面に係止されており、突起電極が基板の裏面に係止された状態で、突起電極と端子とが互いに接触すると共に、カメラモジュールが基板上に位置合わせされている構成であってもよい。
上記の構成によれば、カメラモジュールの裏面に形成された突起電極が、基板に形成された貫通孔に挿入されると共に、基板の裏面に係止されている。また、この係止状態で、突起電極と、貫通孔の周囲に形成された端子とが互いに接触する。これにより、カメラモジュールと基板とが、互いに電気的に接続される。さらに、この係止状態で、カメラモジュールが基板上に位置合わせされる。
また、上記の構成によれば、全突起電極が、同一直線上に配置されないように、点在して配置されている。例えば、突起電極が、カメラモジュールの裏面にマトリク状または環状に配置されたり、カメラモジュールの裏面の外縁部に沿って配置されたりすることが挙げられる。これにより、このような突起電極が基板の裏面に係止されることによって、カメラモジュールを基板上に強固に実装することができる。
このように、上記の構成によれば、突起電極を貫通孔に挿入し、突起電極を基板の裏面に係止させることによって、カメラモジュールと基板とを互いに電気的に接続すると共に、基板上の適切な位置にカメラモジュールが実装される。従って、半田接合を用いることなく、カメラモジュールを基板上に簡便に実装することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明によれば、突起電極を基板の裏面に係止することによって、カメラモジュールと基板との電気的な接続と共に、基板上へのカメラモジュールの位置合わせが可能となる。このため、半田接合を行うことなく、カメラモジュールを基板上に簡便に実装することができる。従って、特殊な設備を用いることなく、非加熱状態でのカメラモジュールの実装が可能となる上、製造プロセスも簡素化される。それゆえ、海外への展開も容易となり、安価な製造が可能となる。
本発明の電子機器の側面図である。 図1の電子機器に搭載されたカメラモジュールの断面図である。 図2のカメラモジュールの裏面図である。 図1の電子機器のカメラモジュールが実装される基板の裏面図である。 図4の基板への突起電極の係止状態を示す平面図である。 本発明の電子機器において、カメラモジュールに形成された突起電極が、基板に形成された貫通孔に係止される状態を示す平面図である。 本発明の電子機器における別の貫通孔を示す平面図である。 本発明の電子機器における別の貫通孔を示す平面図である。 本発明の電子機器における別の貫通孔を示す平面図である。 別のカメラモジュールの裏面図である。 特許文献1の基板接続構造を示す斜視図である。
1 基板(フレキシブルプリント回路基板)
2 カメラモジュール
3 補強樹脂(樹脂)
11 貫通孔
11a 大径部
11b 小径部
11c 経路
12 端子
21 レンズ部
22 撮像部
23 ベース基板
24 突起電極
24a 係止部
24b 挿入部
100 カメラ付き携帯電話機(電子機器)

Claims (4)

  1. 基板上にカメラモジュールが実装された電子機器において、
    カメラモジュールの裏面に、複数の突起電極が形成されており(ただし、全ての突起電極は、同一直線上に配置されていない)、
    基板に、厚さ方向に貫通した貫通孔が、各突起電極に対応して形成され、
    各貫通孔の周囲に端子が形成されており、
    突起電極が、貫通孔に挿入され、かつ、基板の裏面に係止されており、
    突起電極が基板の裏面に係止された状態で、突起電極と端子とが互いに接触すると共に、カメラモジュールが基板上に位置合わせされており、
    上記突起電極は、非対称に配置されていることを特徴とする電子機器。
  2. 上記突起電極は、貫通孔に挿入される挿入部と、挿入部より外径が大きく基板の裏面に係止される係止部とを有し、
    上記貫通孔は、互いに連通した、係止部よりも外径の大きい大径部と、係止部よりも外径の小さい小径部とを有し、
    上記係止部が小径部に配置されたときに、突起電極が基板の裏面に係止されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記基板上に実装されたカメラモジュールの周囲に、樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 上記基板が、フレキシブルプリント回路基板であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器。
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