JP5058387B2 - 水面清掃装置、およびこの水面清掃装置を用いた水面清掃方法 - Google Patents
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Description
この構成によれば、より簡便に瓦礫等を掴み上げることができるようになる。また、掴み取った水をバケット内部に留めたままクラムシェルバケットを引き上げることがなくなる。さらに、油圧を利用してより確実に瓦礫等を掴むことができるようになると共に、作業現場である水面に近い岸辺で作業者が油圧ユニットを操作できるようになる。また、移動式クレーンのワイヤーロープの操作によって、クラムシェルバケットを開閉させる作業が不要になる。
この構成によれば、瓦礫等の除去作業に合わせて、公道を利用して適宜クレーンを移動させることができる。
この構成によれば、瓦礫等を掴み上げた状態で、格子穴から水のみを排出し、略格子状の縦梁および横梁で瓦礫等をそのまま保持することができるようになる。
この構成によれば、クラムシェルバケットの幅寸法を超える長い瓦礫等を、バケット部の両端の開口からはみ出させた状態で掴み上げることができるようになる。
この構成によれば、瓦礫等の重量などによって縦梁または横梁が変形したり歪んだりすることを防止することができる。
この構成によれば、より簡便に瓦礫等を掴み上げることができるようになる。また、掴み取った水をバケット内部に留めたままクラムシェルバケットを引き上げることがなくなる。さらに、油圧を利用してより確実に瓦礫等を掴むことができるようになる。また、瓦礫等が堆積している水面に近い岸辺で作業者が油圧ユニットを操作することができるようになる。さらには、移動式クレーンのワイヤーロープの操作によって、クラムシェルバケットを開閉させる作業が不要になる。
さらに、作業現場である水面に近い岸辺で作業者が油圧ユニットを操作できるようになるので、作業者が瓦礫等を目視で確認しながら作業を行うことができる。そのため、より効率的に水面清掃作業を行うことができる。さらにまた、移動式クレーン或いはバックホーの操縦者は、水面清掃用クラムシェルバケットを上下に移動させる操作のみを行うだけで良くなり、操作が軽減される。
図2は、水面清掃用クラムシェルバケットの側面図であって、左右のバケット部を閉じた状態を示したものである。また、図3は、図2の状態から左右のバケット部を開いた状態を示す側面図、図4は、水面清掃用クラムシェルバケットの正面図である。さらに、図5は、水面清掃用クラムシェルバケット20で瓦礫等3を掴み、水面2よりも上方に引き上げた状態を示している。
なお、以下で使用する「前後」「左右」の方向は、図2の紙面手前側から見た方向をいい、「幅方向」とは、図2の紙面奥行き方向(図4の紙面左右方向)をいうものとする。
一方、図2の状態から作動油を解放すると、油圧シリンダ21は、シリンダロッド22を下側(図2の矢印DN方向)へと押し下げる。これにより、図3に示すように、開閉アーム24、24が上側へと引き上げられ、左側バケット部23Lおよび右側バケット部23Rが、リンク機構によって左右のバケット部回動軸27L、27Rを中心に回動し、図2の矢印L方向および矢印R方向へと開くようになる。
さらに、図3の状態から再度、作動油を供給すると、上述した開動作と逆の動作でバケット部23L、23Rが閉じるようになる。
また、掴み取った水2を左右のバケット部23L、23R内部に留めたまま水面清掃用クラムシェルバケット20を引き上げることがないので、瓦礫等3のみを水面上から効率よく除去・回収することができる。そのため、水面清掃作業を効率的に行うことができる。
さらに、瓦礫等3のみを引き上げることができるので、掴み取った水2と一緒に引き上げる場合と比較して、無駄な動力を必要としない。
これらから、従来に比べて作業を効率よく行うことができ、作業期間(工期)を短縮することができる。
また、水面2に近い位置で油圧ユニット40を操作できるので、作業者が瓦礫等3を目視で確認しながら作業を行うことができる。そのため、より効率的に水面清掃作業を行うことができる。さらに、ラフテレーンクレーン10の操縦者は、水面清掃用クラムシェルバケット20を上下に移動させる操作のみ(1本のワイヤーロープ13の操作のみ)を行うだけで良くなる。そのため、ワイヤーロープ13の操作を容易に行うことができる。
また、ラフテレーンクレーン10のクレーン性能としては、水面清掃用クラムシェルバケット20と瓦礫等3のみを引き上げるだけの定格を備えていればよく、掴み上げた水2を一緒に引き上げる場合と比較して、必要動力が小さくなる。そのため、小型のラフテレーンクレーン10を使用することができる。
さらに、ラフテレーンクレーン10の操縦者は、水面清掃用クラムシェルバケット20の上下動の操作のみを行うだけでよく、熟練した操縦技術を必要とせず、容易に操作することができる。
さらに、移動式クレーン10と水面2との距離が近い場合(長いアームを必要としない場合)には、油圧でアームの屈曲を操作する、いわゆる「バックホー」のような移動式車両に水面清掃用クラムシェルバケット20を取り付けて使用することもできる。この場合には、本実施の形態で説明した油圧ユニット40を岸辺6に設けて作動油を供給する方法も使用できるが、その他に、移動式クレーン10に装備された油圧ユニットを用いて左右のバケット部23L、23Rの開閉を行うようにしてもよい。水面2までの距離が近いため、操縦者が瓦礫等3を目視で確認し易いためである。
これらの構成によっても、水面2上に浮かぶ瓦礫等3を効率よく除去することで、除去の作業期間を短縮することができる。
2 湖面(水面)、水
3 瓦礫等
3a 流木
4 湖岸壁
4a 湖岸
5 高台
6 岸辺
10 ラフテレーンクレーン(移動式クレーン)
10a 車輪
10b アウトリガ
11 ブーム
12 ブームの先端
13 ワイヤーロープ
14 ホイストウインチ
15 運転席
16 フック
20 水面清掃用クラムシェルバケット
21 油圧シリンダ
22 シリンダロッド
23L 左側バケット部
23R 右側バケット部
24 開閉アーム
25a、25b 回動軸
26 開閉座部
27L、27R バケット部回動軸
28L、28R 上側支持梁
29 上梁
30 外枠
30a 縦梁の先端部
31 横梁
32 補強縦梁
33 内側縦梁
34 格子穴
35 側部開口
40 油圧ユニット
41 注油管
L1 バケット部の幅寸法
L2 掴み上げた瓦礫等の全長寸法
L3 水面清掃用クラムシェルバケットの左右寸法
L4 水面清掃用クラムシェルバケットの高さ寸法
S 下端部
Claims (6)
- 水面上に浮かぶ瓦礫等を除去するための水面清掃装置であって、
移動式クレーン或いはバックホーに、左右のバケット部を開閉するための油圧シリンダを有し、前記瓦礫等と一緒に掴み取った水を、掴んだ状態で外側に排水可能な水面清掃用クラムシェルバケットを取り付け、
前記油圧シリンダに作動油を供給するための油圧ユニットを、前記移動式クレーン或いはバックホーよりも水面に近い岸辺に配置したことを特徴とする水面清掃装置。 - 前記バケット部の幅方向における側端部が開口していることを特徴とする請求項1に記載の水面清掃装置。
- 前記水面清掃用クラムシェルバケットの左右に開閉するバケット部が複数の縦梁および横梁によって構成され、これらの縦梁および横梁を略格子状に組み合わせて形成された格子穴から前記水を排水することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水面清掃装置。
- 掴み上げた前記瓦礫等の重量などによって前記縦梁に押圧力が作用したときに、前記縦梁が前記横梁に対して幅方向へずれて前記押圧力を逃がすように構成したことを特徴とする請求項3に記載の水面清掃装置。
- 前記移動式クレーン或いはバックホーは、公道を自走可能なホイールクレーン、トラッククレーン、ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーン、または車両積載型トラッククレーンであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の水面清掃装置。
- 水面上に浮かぶ瓦礫等を除去するための水面清掃方法であって、
移動式クレーン或いはバックホーに、左右のバケット部を開閉するための油圧シリンダを有し、前記瓦礫等と一緒に掴み取った水を、掴んだ状態で外側に排水可能な水面清掃用クラムシェルバケットを取り付け、前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ユニットを前記移動式クレーン或いはバックホーよりも水面に近い岸辺に配置した水面清掃装置を用いて、
前記水面上に浮かぶ前記瓦礫等を前記水面清掃用クラムシェルバケットを用いて油圧操作によって掴み取り、
掴んだ状態で前記水面清掃用クラムシェルバケットの内部から排水された後の前記瓦礫等を前記移動式クレーン或いはバックホーで引き上げることを特徴とする水面清掃方法。
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