JP3788480B1 - 傾斜地用土木作業設備及び傾斜地に対する土木作業方法 - Google Patents

傾斜地用土木作業設備及び傾斜地に対する土木作業方法 Download PDF

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Abstract

【課題】土木作業面の略全体に対して作業車により土木作業を可能となし傾斜地用土木作業設備及び傾斜地に対する土木作業方法を提供する。
【解決手段】遠隔操作可能な自走式の作業車2と、傾斜地の土木作業面3の上側へ作業車2を助勢する助勢装置4とを備え、ウィンチ6から繰り出した昇降用ワイヤ9の途中部を、少なくとも土木作業面3の第1側3aに設けた複数の定滑車8により、土木作業面3の外縁に沿って着脱可能に案内し、昇降用ワイヤ9の先端部を土木作業面3の外縁における第2側3bに設置の固定点7に固定し、第1側3aの定滑車8と、昇降用ワイヤ9の先端部を固定した固定点7又は第2側3bに設置の定滑車8との間に張設される昇降用ワイヤ9を土木作業面3側へ繰り出して、その途中部に作業車2の動滑車5を引っ掛けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、山の斜面などの傾斜地における土木作業に好適に利用可能な傾斜地用土木作業設備及び傾斜地に対する土木作業方法に関する。
山の斜面などの傾斜地における土木作業に好適な土木作業設備として、土木作業面よりも上方位置(山側)に左右1対の固定点を設け、ブルドーザーやバックホウ等の作業車に左右1対のウィンチを設置して、両ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤを前記固定点にそれぞれ固定し、作業車の上下移動や左右移動に応じて両ウィンチにより昇降用ワイヤを巻き取ったり、繰り出したりすることで、作業車の移動を助勢するように構成したものが提案され、実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、前記土木作業設備では、作業車の上部旋回体にウィンチを固定している関係上、上部旋回体に組み付けたバケットアームを旋回させると、上部旋回体とともにウィンチが旋回し、昇降用ワイヤが引っ張られるので、これを防止するためバケットアームを常時下側へ向けて作業する必要があり、土木作業の作業性が大変悪かった。そこで、これを防止すため、作業車の下部走行体に環状部材を固定し、環状部材に沿って移動自在に連結部材を設け、左右1対の滑車を連結部材に固定し、両滑車に昇降用ワイヤを巻き掛けて、昇降用ワイヤをそれぞれ巻き取ったり、繰り出したりすることで、作業車の向きを変えたときでも、環状部材に沿って連結部材が回動することで、両滑車が作業車の山側に常時位置するように構成したものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平4−120319号公報 特開2003−27520号公報
ところで、土砂崩れなどを復旧するための現場における土木作業面は、通常裾広がりに形成される関係上、そのような土木作業面の全面を前記特許文献1記載の土木作業設備で行う場合には、土木作業面よりも上側において土木作業面の最大幅の両側に固定点を設ける必要がある。しかし、このような場所には樹木が生育していおり、しかも場合によっては45°以上の急傾斜の斜面での作業となるので、固定点の施工作業が大変煩雑なものとなる。また、前記特許文献1記載の土木作業設備では、作業車の上下方向への移動に伴って、昇降用ワイヤが固定点を中心とした一定角度の扇状領域内で移動する関係上、このような昇降用ワイヤの移動が阻害されないように、この扇状領域内に生育している樹木を伐採する必要があるが、伐採作業が煩雑であるだけでなく、樹木の所有者に承諾を得る必要があるなど、実際問題としてこのような作業を行うことは不可能であった。このため、通常は、土木作業面の高さ方向の途中部における土木作業面の外縁に固定点を設置して作業を行っているが、この場合には作業車を移動させることのできない領域、即ち固定点よりも上側の領域と、左右の固定点よりも外側の領域に関しては、人手により土木作業を行う必要があった。
本発明の目的は、土木作業面の略全体に対して作業車により土木作業を可能となし傾斜地用土木作業設備及び傾斜地に対する土木作業方法を提供することである。
本発明に係る傾斜地用土木作業設備は、遠隔操作可能な自走式の作業車と、傾斜地の土木作業面の上側へ前記作業車を助勢する助勢装置とを備えた傾斜地用土木作業設備であって、前記助勢装置は、前記作業車に設けた動滑車と、前記土木作業面の外縁における第1側の下側に設置したウィンチと、前記土木作業面の外縁付近の傾斜地に、土木作業面の外縁に沿って相互に間隔をあけて設けた複数の固定点と、少なくとも土木作業面の第1側における複数の固定点にそれぞれ取り付けた複数の定滑車とを備え、前記ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤの途中部を、複数の定滑車により、土木作業面の外縁に沿って着脱可能に案内し、昇降用ワイヤの先端部を土木作業面の外縁における第2側に設けた固定点に固定し、第1側の定滑車と、昇降用ワイヤの先端部を固定した固定点又は第2側に設置の定滑車との間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛けたものである。
この傾斜地用土木作業設備を用いて傾斜地の土木作業面に対して土木作業を行う場合には、先ず土木作業面の外縁に沿って間隔をあけて複数の固定点を設け、土木作業面の第1側における複数の固定点に定滑車を取り付けるとともに、土木作業面の第1側の下側にウィンチを設置する。次に、ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤを複数の定滑車により土木作業面の第1側に沿って案内し、昇降用ワイヤの先端部を土木作業面の第2側における最上部の固定点に固定する。次に、第1側の上部の定滑車と第2側の最上部の固定点間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛け、傾斜地用土木作業設備を土木作業面にセットする。但し、土木作業面の第1側及び第2側の固定点に定滑車をそれぞれ取り付ける場合には、複数の定滑車により昇降用ワイヤを第1側から第2側へ案内し、昇降用ワイヤの先端部を第2側の下端の固定点に固定し、第1側及び第2側の最上部の定滑車間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛け、傾斜地用土木作業設備を土木作業面にセットすることになる。
こうして、傾斜地用土木作業設備を土木作業面にセットした状態で、無線などの遠隔操作により、作業車及びウィンチを操作し、昇降用ワイヤで作業車を上側へ助勢して、作業車の横転を防止しながら、作業車により土木作業面の上部に対して土木作業を行うことになる。そして、土木作業面の上部に対する土木作業の完了後、バケットアームを作業車の下側の土木作業面に押し付けるなどして、作業車の横転を防止した状態で、昇降用ワイヤが掛けられている最上部の定滑車から昇降用ワイヤを取り外す作業と、昇降用ワイヤの先端部の固定位置を第2側の最上部の固定点から、その下側の固定点へ切り替える作業の一方又は双方の作業を行ってから、昇降用ワイヤの緩みをウィンチで巻き取り、次の段の土木作業面に対して土木作業を行い、以降、昇降用ワイヤの最上部の位置を下側へ切り替える作業と、作業車による土木作業とを交互に行って、土木作業面に対して上側から段階的に土木作業を施すことになる。但し、第1側及び第2側の固定点に定滑車を取り付ける場合には、最上部の定滑車から順番に昇降用ワイヤを取り外して、土木作業面に対して上側から段階的に土木作業を施すことになる。
ここで、前記動滑車と作業車とを連結する連結用ワイヤを設け、前記動滑車を作業車から離れた位置に取り付けることが、好ましい実施の形態である。このように構成すると、作業車の上側の土木作業面に対して土木作業を行うときに、昇降用ワイヤや動滑車が邪魔にならないので、作業車の操作性を向上できる。
前記動滑車を作業車に対して上下方向の軸心周りに回動自在に連結する連結手段を設けることも、好ましい実施の形態である。この場合には、作業車の上部旋回体を旋回させたときや、作業車の向きを変えるために下部走行体を旋回させたときにおいても、作業車に対する動滑車の連結位置を連結手段により山側に常時調整できるので、平地で操作する場合と同様に作業車を操縦することが可能となり、作業車による作業性を格段に向上できる。
前記固定点は、傾斜地に生育する樹木を用いて構成することもできるし、1対のアンカーボルトを一定間隔をあけて傾斜地に埋設状に設け、両アンカーボルトの上端部を連結する連結板を傾斜地に略平行に設け、この連結板の途中部に昇降用ワイヤの先端部又は定滑車を連結するように構成した固定点を採用することもできる。また、前記昇降用ワイヤによる固定点の引っ張り側とは反対側に生育する樹木を補強点として用い、固定点と補強点間に補強用ワイヤを張設すると、昇降用ワイヤの支持強度を一層向上できる。
本発明に係る第1の傾斜地に対する土木作業方法は、傾斜地の土木作業面の外縁における第1側に沿って複数の定滑車を相互に間隔をあけて固定し、ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤを複数の定滑車により土木作業面の外縁に沿って案内するとともに、昇降用ワイヤの先端部を土木作業面の第2側の上部に固定し、第1側の最上部の定滑車と昇降用ワイヤの先端部との間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛けるセッティング工程と、ウィンチにより作業車を上側へ助勢しながら、作業車により土木作業面に対して土木作業を行う作業工程と、昇降用ワイヤが掛けられている最上部の定滑車から昇降用ワイヤを取り外す作業と、昇降用ワイヤの先端部の固定位置を第2側の上部よりも下側へ移動させる作業との一方又は双方の作業を行ってから、昇降用ワイヤの緩みをウィンチで巻き取るワイヤ掛替え工程とを備え、セッティング工程の後、作業工程とワイヤ掛替え工程とを交互に繰り返し、土木作業の作業領域を土木作業面の上部から下部側へ段階的に切り替えて土木作業を行うものである。
本発明に係る第2の傾斜地に対する土木作業方法は、土木作業面の外縁における両側に沿って複数の定滑車を相互に間隔をあけて固定し、ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤを複数の定滑車により土木作業面の外縁に沿って第1側から第2側へ案内するとともに、昇降用ワイヤの先端部を土木作業面の第2側に固定し、第1側及び第2側の最上部の定滑車間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛けるセッティング工程と、ウィンチにより作業車を上側へ助勢しながら、作業車により土木作業面に対して土木作業を行う作業工程と、昇降用ワイヤが掛けられている第1側の最上部の定滑車から昇降用ワイヤを取り外す作業と、昇降用ワイヤが掛けられている第2側の最上部の定滑車から昇降用ワイヤを取り外す作業の一方又は双方の作業を行ってから、昇降用ワイヤの緩みをウィンチで巻き取るワイヤ掛替え工程とを備え、セッティング工程の後、作業工程とワイヤ掛替え工程とを交互に繰り返し、土木作業の作業領域を土木作業面の上部から下部側へ段階的に切り替えて土木作業を行うものである。
本発明に係る傾斜地用土木作業設備及び傾斜地に対する土木作業方法によれば、作業車を遠隔操作して土木作業を行うので、例えば45°以上の急勾配の傾斜地であっても、作業者の安全性を確保しつつ土木作業を行うことができる。また、作業車に取り付けた滑車が、動滑車となるように昇降用ワイヤを張設するので、2倍の力で作業車を助勢することが可能となり、ウィンチとして出力の小さい小型なものを採用して、設備経済的な負担を軽減できる。更に、土木作業面の外縁に沿って定滑車を設置するので、樹木の生い茂った場所に設置する場合と比較して、定滑車の設置作業が容易で、しかも作業車の上下方向などの移動に伴う、固定点を中心とした昇降用ワイヤの移動領域の樹木を伐採する必要もない。更にまた、定滑車に対して昇降用ワイヤを着脱可能に掛けているので、昇降用ワイヤが掛けられている最上部の定滑車から順番に昇降用ワイヤを取り外したり、昇降用ワイヤの先端部の固定点を順番に下側へ移動させたりするという簡単な作業により、土木作業の実施領域を土木作業面の上側から下側へ段階的に移動させて、土木作業面の略全体の土木作業を作業車により行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、傾斜地用土木作業設備1は、遠隔操作可能な自走式の作業車2と、傾斜地の土木作業面3の上側へ作業車2を助勢する助勢装置4とを備え、助勢装置4は、作業車2に設けた動滑車5と、土木作業面3の外縁における第1側3aの下側に設置したウィンチ6と、土木作業面3の外縁付近の傾斜地に、土木作業面3の外縁に沿って相互に間隔をあけて設けた複数の固定点7と、少なくとも土木作業面3の第1側3aにおける複数の固定点7にそれぞれ取り付けた複数の定滑車8とを備え、ウィンチ6から繰り出した昇降用ワイヤ9の途中部を、複数の定滑車8により、土木作業面3の外縁に沿って着脱可能に案内し、昇降用ワイヤ9の先端部を土木作業面3の外縁における第2側3bに設置の固定点7に固定し、第1側3aの定滑車8と、昇降用ワイヤ9の先端部を固定した固定点7又は第2側3bに設置の定滑車8との間に張設される昇降用ワイヤ9を土木作業面3側へ繰り出して、その途中部に作業車2の動滑車5を引っ掛けたものである。尚、第1側3aの下端に設置されている定滑車8は、昇降用ワイヤ9をウィンチ6側へ単に案内するためのもので、省略することも可能であるし、1つ以上設けることも可能である。
作業車2は、土木作業面3に対して土木作業を実施可能なものであれば、油圧ショベルやブルドーザーなど、任意の構成の作業機械を採用することができる。図2に示す作業車2は、クローラ式の下部走行部10と、下部走行部10に旋回可能に設けた上部旋回部11とを備えた油圧ショベルで、上部旋回部11に回動自在に取り付けたブーム12と、ブーム12に回動自在に取り付けたアーム13とを介してバケット14を回動自在に支持するとともに、複数の油圧シリンダ15によりバケット14を操作可能となした周知の構成のものである。尚、バケット14に代えて、アーム13の先端部に削岩機等を着脱自在に取り付けることも可能である。
ウィンチ6は、図1に示すように、昇降用ワイヤ9を巻装したドラム16と、ドラム16を正方向と逆方向とに切り替え可能に回転駆動する駆動手段17とを備え、昇降用ワイヤ9を繰り出したり、巻き取ったりできるようになした周知の構成のものである。作業車2及びウィンチ6は、無線による遠隔操作で操縦可能に構成され、作業者の安全性が担保されるように構成されている。
動滑車5及び定滑車8は、異種構成のものを採用することも可能であるが、図3、図4に示すように、同じ構成のものを採用することが、滑車5、8の製作コストを低減できるので好ましい。両滑車5、8について説明すると、図3〜図5に示すように、昇降用ワイヤ9が掛けられる滑車本体20が設けられ、滑車本体20の上下両側には上面板21と下面板22とが設けられている。上面板21及び下面板22は、滑車本体20よりもやや大きな平面サイズの取付板23と、それを補強する前後方向に細長い補強板24とで構成され、上面板21及び下面板22はその先端部間に設けたスペーサ板25で連結されている。上面板21及び下面板22の略中央部には回転軸26が架設状に設けられ、滑車本体20は上面板21及び下面板22間において回転軸26に回転自在に支持されている。
上面板21は本体部21aと開閉体21bとに分割構成され、開閉体21bは、本体部21aの端部に設けた枢支ピン27を中心に、図5(a)に実線で図示の閉鎖位置と、仮想線で図示の開放位置とにわたって回動自在に支持され、開閉体21bを開放位置に回動させた状態で、滑車本体20に対して昇降用ワイヤ9を着脱できるように構成されている。開閉体21bを閉鎖位置に保持するため、下側の取付板23の後端部には連結ブロック28が固定され、連結ブロック28には上方へ突出する連結ピン29が植設され、開閉体21bの後端部には連結ピン29が挿通可能なピン孔30が形成され、開閉体21bを閉鎖位置に回動させて、連結ピン29をピン孔30に装着した状態で、連結ピン29の先端部に図示外のピン部材を装着することで、開閉体21bを閉鎖位置に保持できるように構成されている。連結ブロック28には後方へ延びる連結具32が取り付けられ、定滑車8及び動滑車5は、連結具32の後端部に着脱自在に取り付けたシャックル33を介して固定点7及び作業車2の連結手段40にそれぞれ取り付けられている。
連結手段40は、作業車2に対して動滑車5を回動自在に連結するためのものである。連結手段40について説明すると、図2、図3に示すように、作業車2の下部走行部10と上部旋回部11間において下部走行部10には円板状の支持板41が略水平に設けられ、支持板41の外周部にはリング状部材42が全周にわたって設けられ、リング状部材42には支持板41の上下両側へ突出する案内部42aが形成されている。支持板41の外周部には側面視コ字状の可動部材43が外嵌状に設けられ、可動部材43にはリング状部材42の案内部42aの内周面及び外周面に当接する複数のローラ44と、リング状部材42の上面及び下面に当接する複数のローラ45が設けられ、可動部材43は、これら複数のローラ44、45により、リング状部材42に沿った方向にのみ回動自在に案内されている。可動部材43の前面には1対のブラケット46が固定され、両ブラケット46には略水平な枢支軸47を中心に連結部材48が回動自在に支持され、連結部材48には略鉛直方向の連結軸49が設けられ、動滑車5はシャックル33により連結軸49に掛け止めされて、可動部材43とともにリング状部材42に沿って回動自在に作業車2に取り付けられている。また、動滑車5を、枢支軸47を中心に上下方向に回動自在に支持するとともに、連結軸49を中心に左右方向に回動自在に支持することで、凸凹な土木作業面3での土木作業時における作業車2の揺動等を吸収して、動滑車5と昇降用ワイヤ9とが常時適正な位置関係に維持できる。尚、図6に示すように、連結軸49に対して連結用ワイヤ70を用いて動滑車5を連結することもできる。この場合には、連結用ワイヤ70の長さをバケット14の移動範囲よりも長く設定することで、動滑車5や昇降用ワイヤ9に邪魔されることなく、作業車2の上側の土木作業面3に対して土木作業を施すことができるので好ましい。
図4に示すように、固定点7は、土木作業面3の外縁の適所に生育する樹木で構成され、定滑車8は、ワイヤロープや繊維ロープなどからなるロープ50を固定点7としての樹木に巻き掛けて、ロープ50の両端部に形成したアイに定滑車8のシャックル33を掛け止めすることにより、固定点7に固定設置されている。
傾斜地に対する固定点7の設置強度を高めるため、昇降用ワイヤ9による固定点7の引っ張り側とは反対側には、該反対側へ固定点7を引っ張って固定点7の横倒れを防止する補強手段51が設けられている。この補強手段51について説明すると、固定点7に対する昇降用ワイヤ9の引っ張り側とは反対側に生育する1乃至複数本の樹木が補強点52として設けられ、固定点7及び補強点52としての樹木にはロープ54がそれぞれ巻き掛けられている。両ロープ54の両端部のアイにはシャックル55、56がそれぞれ取り付けられ、一方のシャックル55にはターンバックル57の一端部が連結され、他方のシャックル56には補強用ワイヤ53の一端が連結されている。ターンバックル57の他端部と補強用ワイヤ53の他端部とはシャックル58で連結され、ターンバックル57を回転操作して、固定点7と補強点52間に一定の引っ張り力を作用させ、昇降用ワイヤ9の張力による固定点7の横倒れを防止できるように構成されている。但し、この補強手段51は、任意の個数設けることができるし、固定点7の設置強度を十分に確保できる場合には省略することも可能である。
尚、本実施の形態では、土木作業面3付近の傾斜地に生育する樹木を固定点7及び補強点52として利用したが、適当な樹木が生育していない場合には、図7に示すように、固定点7の施工位置における傾斜地に、一定間隔をあけて深さ2〜3mの1対の孔60を左右に間隔をあけて形成して、該孔60にアンカーボルト61をセットした状態で、コンクリート62を流し込んで、1対のアンカーボルト61を相互に一定間隔をあけて傾斜地に埋設状に固定し、両アンカーボルト61の上端部を連結する連結板63を傾斜地に略平行に固定して、固定点7及び補強点52を設けることができる。この場合には、この連結板63の途中部に形成した取付孔64にロープ50を挿通させ、このロープ50の両端部に形成のアイにシャックル33を用いて定滑車8を連結したり、昇降用ワイヤ9の先端部を固定したりすることになる。尚、固定点7及び補強点52としては、図7に例示した以外の任意の構成のものを採用することができる。
次に、前記傾斜地用土木作業設備1を用いた土木作業方法について説明する。
先ず、セッティング工程において、図1に実線で示すように、土木作業面3の外縁に沿って間隔をあけて複数の固定点7に設け、これら複数の固定点7に定滑車8を取り付けるとともに、土木作業面3の第1側3aの下側にウィンチ6を設置する。次に、ウィンチ6から繰り出した昇降用ワイヤ9を複数の定滑車8により土木作業面3の外縁に沿って第1側3aから第2側3bへ案内するとともに、昇降用ワイヤ9の先端部を土木作業面3の第2側3bにおける最上部の固定点7に固定する。次に、第1側3aの最上部の定滑車8と昇降用ワイヤ9を固定した固定点7間に張設される昇降用ワイヤ9を土木作業面3側へ繰り出して、その途中部に作業車2の動滑車5を引っ掛けて、傾斜地用土木作業設備1を土木作業面3にセットする。また、土木作業現場の下側へ土砂等が落下しないように、予め土木作業面3の下端縁に沿ってフェンスFを設置する。尚、固定点7の個数は、土木作業面の高さや形状に応じて任意に設定できる。
次に、作業工程において、作業車2を目視可能な安全な場所においてウィンチ6及び作業車2を遠隔操作して、昇降用ワイヤ9が弛まないようにウィンチ6を操作しながら、作業車2を土木作業面3の上部まで移動させて、土木作業面3の上部に対して土木作業を行う。このとき、作業車2の土木作業面3の上側への移動は、作業車2のクローラによる走行と、ウィンチ6による昇降用ワイヤ9の巻き上げ力によりなされ、また左右方向及び下方への移動は、昇降用ワイヤ9に一定の張力を作用させて作業車2の横転を防止しつつ、平地での移動と同様に、進む方向へ作業車2を旋回させて、走行することになる。作業車2の移動可能な範囲は、昇降用ワイヤ9が掛けられている定滑車8のうち、土木作業面3の第1側3a及び第2側3bの最上部における1対の定滑車8間の領域内で、しかもV字状に張設される動滑車5に至る昇降用ワイヤ9の角度θが120°を超えると、昇降用ワイヤ9に大きな張力が作用するので、角度θが120°以下となるような、最上部の定滑車8よりも下側の範囲に設定されるので、この範囲内で作業を行うことになる。
こうして、土木作業面3の上部に対する土木作業を完了した後、次のワイヤ掛替え工程において、バケット14を作業車2の下側の土木作業面3に押し付けるなどして、作業車2の横転を防止した状態で、図1に仮想線で示すように、昇降用ワイヤ9が掛けられている第1側3aの最上部の定滑車8から昇降用ワイヤ9を取り外す作業と、昇降用ワイヤ9の先端部が固定されている固定点7を第2側3bの最上部の固定点7から、その下側の固定点7へ切り替える作業の一方又は双方の作業を行ってから、ウィンチ6により昇降用ワイヤ9の弛みを巻き取って、作業車2を下側へ移動させ、前記作業工程と同様に、次の段の土木作業面3に対して土木作業を行い、以降、昇降用ワイヤ9の最上部の位置を下側へ切り替える作業と、作業車2による土木作業とを交互に行って、土木作業面3に対して上側から段階的に土木作業を施すことになる。図1では、作業車2により土木作業を行う土木作業面3を、最上部の第1段目からその下側の第2段目へ移行させるときには、最上部の定滑車8から昇降用ワイヤ9を取り外し、第2段目からその下側の第3段目へ移行させるときには、上から2つ目の定滑車8から昇降用ワイヤ9を取り外し、第3段目からその下側の第4段目へ移行させるときには、上から3つ目の定滑車8から昇降用ワイヤ9を取り外すとともに、昇降用ワイヤ9の固定点7を第2側3aの途中部の固定点7に移動させることになる。
尚、図8に示すように、セッティング工程において、土木作業面3の第1側3a及び第2側3bの固定点7に定滑車8をそれぞれ取り付け、複数の定滑車8により昇降用ワイヤ9を第1側3aから第2側3bへ案内し、昇降用ワイヤ9の先端部を第2側3bの下端の固定点7に固定し、第1側3a及び第2側3bの最上部の定滑車8間に張設される昇降用ワイヤ9を土木作業面3側へ繰り出して、その途中部に作業車2の動滑車5を引っ掛け、傾斜地用土木作業設備1を土木作業面3にセットすることもできる。この場合には、ワイヤ掛替え工程において、昇降用ワイヤ9が掛けられている第1側3aの最上部の定滑車8から昇降用ワイヤ9を取り外す作業と、昇降用ワイヤ9が掛けられている第2側3bの最上部の定滑車8から昇降用ワイヤ9を取り外す作業の一方又は双方の作業を行ってから、昇降用ワイヤ9の緩みをウィンチ6で巻き取って、土木作業面3に対して上側から段階的に土木作業を施すことになる。
傾斜地用土木作業設備の正面図 作業車の側面図 動滑車及び連結手段の平面図 定滑車の設置構造の説明図 (a)は定滑車の平面図、(b)は定滑車の側面図 動滑車と連結手段との他の連結構造の説明図 固定点及び補強点の設置構造の説明図 昇降用ワイヤの張り方を変更した傾斜地用土木作業設備の正面図
符号の説明
1 傾斜地用土木作業設備 2 作業車
3 土木作業面 3a 第1側
3b 第2側 4 助勢装置
5 動滑車 6 ウィンチ
7 固定点 8 定滑車
9 昇降用ワイヤ 10 下部走行部
11 上部旋回部 12 ブーム
13 アーム 14 バケット
15 油圧シリンダ 16 ドラム
17 駆動手段
20 滑車本体 21 上面板
21a 本体部 21b 開閉体
22 下面板 23 取付板
24 補強板 25 スペーサ板
26 回転軸 27 枢支ピン
28 連結ブロック 29 連結ピン
30 ピン孔
32 連結具 33 シャックル
40 連結手段 41 支持板
42 リング状部材 42a 案内部
43 可動部材 44 ローラ
45 ローラ 46 ブラケット
47 枢支軸 48 連結部材
49 連結軸 50 ロープ
51 補強手段 52 補強点
53 補強用ワイヤ 54 ロープ
55 シャックル 56 シャックル
57 ターンバックル 58 シャックル
60 孔 61 アンカーボルト
62 コンクリート 63 連結板
64 取付孔 70 連結用ワイヤ

Claims (8)

  1. 遠隔操作可能な自走式の作業車と、傾斜地の土木作業面の上側へ前記作業車を助勢する助勢装置とを備えた傾斜地用土木作業設備であって、
    前記助勢装置は、
    前記作業車に設けた動滑車と、
    前記土木作業面の外縁における第1側の下側に設置したウィンチと、
    前記土木作業面の外縁付近の傾斜地に、土木作業面の外縁に沿って相互に間隔をあけて設けた複数の固定点と、
    少なくとも土木作業面の第1側における複数の固定点にそれぞれ取り付けた複数の定滑車と、
    を備え、前記ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤの途中部を、複数の定滑車により、土木作業面の外縁に沿って着脱可能に案内し、昇降用ワイヤの先端部を土木作業面の外縁における第2側に設けた固定点に固定し、第1側の定滑車と、昇降用ワイヤの先端部を固定した固定点又は第2側に設置の定滑車との間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛けた、
    ことを特徴とする傾斜地用土木作業設備。
  2. 前記動滑車と作業車とを連結する連結用ワイヤを設け、前記動滑車を作業車から離れた位置に取り付けた請求項1記載の傾斜地用土木作業設備。
  3. 前記動滑車を作業車に対して上下方向の軸心周りに回動自在に連結する連結手段を設けた請求項1又は2記載の傾斜地用土木作業設備。
  4. 前記固定点として、傾斜地に生育する樹木を用いた請求項1〜3のいずれか1項記載の傾斜地用土木作業設備。
  5. 前記固定点として、1対のアンカーボルトを一定間隔をあけて傾斜地に埋設状に設け、両アンカーボルトの上端部を連結する連結板を傾斜地に略平行に設け、この連結板の途中部に昇降用ワイヤの先端部又は定滑車を連結した請求項1〜3のいずれか1項記載の傾斜地用土木作業設備。
  6. 前記昇降用ワイヤによる固定点の引っ張り側とは反対側に生育する樹木を補強点として用い、固定点と補強点間に補強用ワイヤを張設した請求項1〜5のいずれか1項記載の傾斜地用土木作業設備。
  7. 傾斜地の土木作業面の外縁における第1側に沿って複数の定滑車を相互に間隔をあけて固定し、ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤを複数の定滑車により土木作業面の外縁に沿って案内するとともに、昇降用ワイヤの先端部を土木作業面の第2側の上部に固定し、第1側の最上部の定滑車と昇降用ワイヤの先端部との間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛けるセッティング工程と、
    前記土木作業面の上側へウィンチにより作業車を助勢しながら、作業車により土木作業面に対して土木作業を行う作業工程と、
    昇降用ワイヤが掛けられている最上部の定滑車から昇降用ワイヤを取り外す作業と、昇降用ワイヤの先端部の固定位置を第2側の上部よりも下側へ移動させる作業との一方又は双方の作業を行ってから、昇降用ワイヤの緩みをウィンチで巻き取るワイヤ掛替え工程と、
    を備え、セッティング工程の後、作業工程とワイヤ掛替え工程とを交互に繰り返し、土木作業の作業領域を土木作業面の上部から下部側へ段階的に切り替えて土木作業を行う、
    ことを特徴とする傾斜地に対する土木作業方法。
  8. 土木作業面の外縁における両側に沿って複数の定滑車を相互に間隔をあけて固定し、ウィンチから繰り出した昇降用ワイヤを複数の定滑車により土木作業面の外縁に沿って第1側から第2側へ案内するとともに、昇降用ワイヤの先端部を土木作業面の第2側に固定し、第1側及び第2側の最上部の定滑車間に張設される昇降用ワイヤを土木作業面側へ繰り出して、その途中部に作業車の動滑車を引っ掛けるセッティング工程と、
    前記土木作業面の上側へウィンチにより作業車を助勢しながら、作業車により土木作業面に対して土木作業を行う作業工程と、
    昇降用ワイヤが掛けられている第1側の最上部の定滑車から昇降用ワイヤを取り外す作業と、昇降用ワイヤが掛けられている第2側の最上部の定滑車から昇降用ワイヤを取り外す作業の一方又は双方の作業を行ってから、昇降用ワイヤの緩みをウィンチで巻き取るワイヤ掛替え工程と、
    を備え、セッティング工程の後、作業工程とワイヤ掛替え工程とを交互に繰り返し、土木作業の作業領域を土木作業面の上部から下部側へ段階的に切り替えて土木作業を行う、
    ことを特徴とする傾斜地に対する土木作業方法。
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